説明

個人・骨暦情報を元に骨格治療の固定・矯正・前屈予防の医療器具を具備した胴衣型コルセット及び調節可能なコルセット。

【課題】 個人の骨格記録として骨歴ともいえる、成人後で、健常時のレントゲン写真、特に脊椎(以下脊柱とします)の中軸周辺の写真、骨密度他、健康診断時の記録を纏めたものを生涯保存して、万一の遭難・スポ−ツ時の又、転倒による骨折に際して、この情報を、治療・リハビリテ−ションの参考に、原骨格に近い復元、早期の回復を可能にし、又、脊柱の前屈予防の為に調節板による調節可能なコルセット、及び、調節可能な胴衣型コルセットにより、杖による生活、寝たきりや、車椅子・前屈の予防をも可能にする。
【解決手段】 何れも、医師の診断・指示により作成されるが、従来型のコルセット本体6、にもポケット5、を設け調節板8、を用い胴衣型コルセットにおいても着用時、左右、上下にずれが少なく、調節が可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は個人・骨暦情報を元に骨格治療の固定・矯正・前屈予防の医療機具を具備した胴衣型コルセット及び調節可能なコルセット、生涯保存の骨暦情報に関する。(以下胴衣型コルセットとします)
【背景技術】
【0002】
従来、医師の診断・指示により作成される骨折等治療時のコルセットにおいて、健常時・参考資料等無しに、重篤な複雑骨折等は入院時に、高度な骨折患部の撮影により石膏固定し骨折患部を重点に接骨。コルセットの着装は、回復が進みベッドから起き上がった段階で作成される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、在宅の、患者の場合、苦痛で就寝中は殆どコルセットの着用がされていない事例が多く、高齢者は回復を遅らせ、遂には寝たきりになるか、車椅子或は、生涯を杖に頼る生活になりがちである。又、直立・二足歩行は、立っているだけでも足や腰・脊柱等で上半身の重さを支えており、古から、農耕民族の我々は、農耕作業の機械が無かった時代、鋤・鍬で田・畑を耕し足腰が疲労により若くても農夫病といわれる腰椎前屈になることがあった。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
従来の医療用コルセットに加え、本発明は防弾胴衣・救命胴衣ならぬ、胴衣型コルセット・調節可能なコルセット請求項2を本体として、着用に際しては、骨折の状態も箇所も異なり、随って治療法も異なる、そのような事態には本件、上記、請求項1骨暦情報を参考に、又患者の症状に併せて治療・リハビリにもコルセットの選択を可能とする。又、前屈の兆候が出た場合、或は、軽度の、前屈なら調節可能なコルセットを用い、医師の診断指示により矯正も、授乳期間の女性において、骨折時も胴衣型コルセットを着用のまま、前身頃・乳房部、請求項3を左右に開き授乳を可能とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明は骨暦の情報を元に骨折時の治療・矯正・前屈を予防するコルセットに関して、在宅患者を含め、製作仕様としては、従来のコルセット同様の素材により、骨折患者の苦痛を和らげ、又、一日も早い回復を、車椅子や在宅の寝たきり、脊柱の前屈予防・矯正、授乳期間の骨折時は着用のまま左右両開き縫合ブラジャ−等を、医師の診断・指示により作成。胴衣型コルセットは、肌着の上に着用するもので、就寝中も着用可能とし、上下・左右にも大きなずれを起こさず、又、授乳期間の乳房の自重は、授乳する人が、肩の凝り・頭痛・等の症状を訴たえるが、本件、胴衣型コルセット〔図4〕1においては、両肩の前・後身頃に鎖等吊り具の、止め具〔図1〕4〔図4〕4を設け、左右両開きの、ブラジャ−を組み込んだ乳房部上部の吊り具に鎖で吊り、後身頃両肩の留め具にセットして乳房・上半身・両腕・頭部の負荷を軽減させる。
〔図2〕の胴衣型コルセット後身頃に、ポケット5調節可能なコルセットのポケット〔図3〕5に〔図3〕8調節板8を用いた、骨格治療の骨暦デ−タを元に固定・矯正・前屈予防の医療器具を具備した胴衣型コルセット及び調節可能なコルセット。
【発明を実施する為の最良の形態】
【0006】
本発明の胴衣型コルセット及び調節可能なコルセットは〔図1〕1に示されるように、胴衣型コルセット本体にコルセット中央軸心〔図1〕2〔図2〕2 前身頃・後身頃に固定縫合〔図1〕3ベルトを背面に縫合〔図2〕5は後身頃中央にポケットを設け調節板・保温具の出し入れを容易にする。
【実施例】
【0007】
又、胴衣型コルセットと同じく調節可能なコルセット〔図3〕6調節板・保温具の出し入れの為のポケットを中央部に設ける。以上、二種のタイプの胴衣型1調節可能型6を骨折時の症状、リハビリ、或は、脊柱の前屈予防に適材を適所に、総て医師の診断・指示による。就寝時の長い時間を、苦痛を感じさせず早期の、終日療法で改善・回復を計る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係わる胴衣型コルセット前面の概略図である。
【図2】本発明に係わる胴衣型コルセット背面の概略図である。
【図3】本発明の別種タイプ・調節可能なコルセットの概略図である。
【図4】本発明に係わる授乳期間タイプの胴衣型コルセットの概略図である。
【図5】本発明に係わる授乳期間タイプ〔図4〕1の背面概略図である。
【符号の説明】
【0009】
1 胴衣型コルセット本体
2 胴衣型コルセット前・背面の固定縫合中央・軸芯
3 ベルト
4 鎖・ベルト等吊り具
5 胴衣型・調節型コルセットの調節板・保温具ポケット
6 調節可能なコルセット本体
7 両面ファスナ−付きベルト
8 調節板
9 胴衣型コルセット両面開閉のブラジャ−部
10 左右に寄せたタイプのブラジャ−部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人の骨歴ともいえる、成人して健常な骨格形成のレントゲン写真等特に、からだの中軸・脊椎(以下脊柱とします)周辺の骨格写真及び骨密度等の、個人骨暦の情報を元に、骨折治療・リハビリ時の参考資料として、個々に生涯保存する方法。
【請求項2】
脊柱の前屈予防において、請求項1のレントゲン写真等を参考に、軽度の前屈なら矯正も可能な、調節板ポケット付き胴衣型コルセット及び、前屈予防の調節可能なコルセット。
【請求項3】
〔図4〕1 乳児への授乳期間中、ふいの骨折・捻挫等の際に、請求項2 に係わる胴衣型コルセットにおいては、乳房部に当たる箇所に縫合したブラジャ−部を設けることにより、着用のまま左右に開放、授乳を可能とし、更に、授乳期間は乳房の、自重・上肢・頭部の負荷が両肩にも負担となり、凝りや、頭痛・横隔膜の圧迫による、呼吸障害や、胃等消化器系の変調を起こすことも多々あり、本件は、鎖等で乳房部・ブラジャ−先端の止め具4 後身頃・肩の止め具4 に吊り上げる方法で、両肩合わせて、脊柱への重圧を軽減する。
【請求項4】
上記、請求項2請求項3の本体を、夏向き、冬場の保温タイプ等の素材により、作成、胴衣型コルセット及び、従来型コルセットに、前屈予防用・調節板・授乳期間のブラジャ−タイプに鎖等の吊り金具・吊り具通し、ポケットを設けてなる、脊柱等骨格の情報・骨暦を元に固定・矯正・治療・前屈予防の医療器具として胴衣型コルセット及び、調節可能なコルセットに具備してなる医療器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−234041(P2010−234041A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−103417(P2009−103417)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(391056952)
【Fターム(参考)】