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個人認証媒体、個人認証媒体発行装置、個人認証媒体発行方法、個人認証媒体読取装置、個人認証媒体読取方法、及び個人認証システム
説明

個人認証媒体、個人認証媒体発行装置、個人認証媒体発行方法、個人認証媒体読取装置、個人認証媒体読取方法、及び個人認証システム

【課題】偽造、改ざんをより確実に防止し、容易に真偽判定を行なうことができる、個人認証媒体、個人認証媒体発行装置、個人認証媒体発行方法、個人認証媒体読取装置、個人認証媒体読取方法、及び個人認証システムを提供する。
【解決手段】個人認証媒体は、表示面17を有する本体8と、被認証者の識別情報を含み表示面に印刷された表示画像と、表示画像に混入された誤植14と、表示画像に電子透かし13として埋め込まれ誤植の情報を示す誤植情報15とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、媒体の所有者を証明する個人認証媒体、個人認証媒体発行装置及び個人認証媒体発行方法、個人認証媒体読取装置及び個人認証媒体読取方法、及び個人認証システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、免許証、パスポート、国民カード、IDカード、クレジットカードなどの、所持者の認証などに用いるセキュリティー用途の個人認証媒体が知られている。このような個人認証媒体では、その用途から偽変造防止の技術が不可欠である。個人認証媒体の不正使用を防止する為に、偽造が困難で、且つ真偽判定が容易な偽変造防止技術が要求されている。そこで、セキュリティパターンを用いて文字を印刷した印刷物及び印刷方法が提示されている。(たとえば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−52872号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記した従来の印刷物及び印刷方法では、偽造を防止する為の処理(偽造防止処理)は単独でしか施されていない。偽造防止処理の仕組みが見破られた場合、容易に偽造が行なわれる可能性がある。
【0004】
また、複数の偽造防止処理が施されている場合でも、個別に各偽装防止策の仕組みが見破られ、印刷物の偽造が行なわれる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、偽造、改ざんをより確実に防止し、容易に真偽判定を行なうことができる、個人認証媒体、個人認証媒体発行装置及び個人認証媒体発行方法、個人認証媒体読取装置及び個人認証媒体読取方法、及び個人認証システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成する為に、本発明の態様に係る個人認証媒体は、表示面を有する本体と、被認証者の識別情報を含み表示面に印刷された表示画像と、表示画像に混入された誤植と、表示画像に電子透かしとして埋め込まれ誤植の情報を示す誤植情報とを備える。
【0006】
また、本発明の態様に係る個人認証媒体発行装置は、表示画像を作成する券面画像作成部と、表示画像に誤植を混入する誤植混入部と、表示画像に誤植情報を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み部と、電子透かしの埋め込まれた表示画像を表示面に印刷し個人認証媒体を発行する印刷機とを備える。
【0007】
また、本発明の態様に係る個人認証媒体読取装置は、表示面を券面画像として光学的に読み取るイメージリーダと、イメージリーダにより読み取られた券面画像に埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽出部と、抽出された電子透かしを情報として認識し誤植情報を取得する誤植情報認識部と、券面画像上に誤植情報に基づいて処理を施した出力画像を作成する画像合成部と、出力画像を表示するディスプレイとを備える。
【発明の効果】
【0008】
上記構成により、偽造、改ざんをより確実に防止し、容易に真偽判定を行なうことができる、個人認証媒体、個人認証媒体発行装置及び個人認証媒体発行方法、個人認証媒体読取装置及び個人認証媒体読取方法、及び個人認証システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、この発明の第1実施形態に係る個人認証システムについて詳細に説明する。本実施形態に係る個人認証システムは、個人認証媒体と、個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行装置と、個人認証媒体から情報を読取る個人認証媒体読取装置と、を備えている。個人認証媒体読取装置は個人認証媒体に形成された情報の一部を特定して表示し、この表示を視認することにより個人認証媒体の真偽の判定を行なう。
【0010】
始めに、第1実施形態に係る証明書(個人認証媒体)について詳細に説明する。
図1は、本実施形態において発行された証明書10の一例を示す図である。証明書10は矩形状のカ−ド状の本体8を有している。本体8の一方の表面は矩形状の券面17(表示面)を形成している。券面17には、表示画像として、個人認証用の文字列である個人情報11、及び証明書申請者の顔画像12が印刷されている。
【0011】
個人情報11は、例えば申請者の氏名、住所、有効期限、及び証明書ID等を含んでいる。顔画像12は証明書申請者の顔写真であり、券面17内の所定の領域に印刷されている。顔画像12は矩形状に形成されている。顔画像12は各辺が券面17の各辺とそれぞれ平行となるように形成されている。
【0012】
券面17は、意図的に混入された誤植14を含んでいる。誤植14は例えば、顔画像12内に矩形状に形成されている。ここで、誤植14とは、肉眼で気にならない程度のサイズの濃色での塗りつぶしである。なお、誤植14の混入位置は券面17内のどこであってもよい。
【0013】
顔画像12は電子透かし13を含んでいる。電子透かし13は、券面17に形成されている誤植の箇所(位置及び範囲)を示す情報を含んでいる。また、電子透かし13は、誤植14を施す対象となる印刷の種類(誤植対象)を示す情報、及び誤植14の種類(誤植方法)を示す情報をさらに含んでいる。これらの誤植箇所、誤植対象、及び誤植方法は誤植情報15を構成している。
【0014】
なお、顔画像12内に誤植14が混入されている場合、電子透かし13は誤植14と重ならない位置で顔画像12内に埋め込まれる。
【0015】
ここで電子透かしとは、情報を肉眼で目視できない状態で券面に重畳された画像を示す。電子透かしを目視できる状態にするには、専用の読取装置で読取り画像処理を施す必要がある。電子透かしを埋め込む方法としては、例えば補色の関係を用いた方法がある。人間は輝度情報よりも色差情報の方が判別困難であるという視覚特性を有している。例えば、赤色とシアン色とが細かく配列されている場合、人間の目には判別しにくく無彩色に見える。この特性を利用し、補色の関係を有する複数色で画像を形成することにより、肉眼では見えない電子透かしを埋め込むことができる。
【0016】
誤植情報15は18桁の数字(コード)の羅列であり、それぞれの数字は既定の意味を持っている。本実施形態では「056007800010001017」というコードが電子透かし13として顔画像12に埋め込まれている。
【0017】
図2は、本実施形態に係る誤植情報15(コード)の構成例を示す説明図である。誤植情報15は18桁の数字(若しくは文字や記号)で形成されている。先頭の4桁「0560」は誤植14の左上の角の縦位置を示している。次の4桁「0780」は誤植14の左上の角の横位置を示している。
【0018】
また、次の4桁「0010」は誤植14の左上の角からの縦幅を示している。さらに次の4桁「0010」は誤植14の左上の角からの横幅を示している。次の1桁「1」は誤植対象(ここでは通常印刷)を示している。最後の1桁「7」は誤植方法(ここでは色ポツ)を示している。色ポツとは、濃色での塗りつぶしを示している。
誤植情報は18桁のコードとしたがこれに限定されない。必要最低限の情報が盛り込まれていれば、何桁のコードを用いてもよい。
【0019】
次に証明書10を発行する証明書(個人認証媒体)発行装置について説明する。
図3は、本実施形態に係る証明書発行装置の概略構成を示すブロック図である。証明書発行装置は入力機100と、ホストコンピュータ200と、印刷機300とを有している。入力機100、ホストコンピュータ200、及び印刷機300は、LANなどのネットワーク回線400を介して互いに接続されている。
【0020】
入力機100は証明書申請者の顔画像12と、個人情報11とを取得し券面画像を作成する。また、券面画像に誤植14を混入し、誤植情報15を電子透かし13として埋め込み印刷データを作成する。印刷機300は入力機100より印刷データを取得し、この印刷データに応じた券面画像を証明書10の券面17に印刷し、発行する。
【0021】
印刷機300は顔画像12、個人情報11を印刷する通常印刷の他に、セキュリティー画像を形成するゴースト印刷、蛍光印刷、及びパールインク印刷等の特殊印刷を行なうことができる。ゴースト印刷とは、肉眼では確認できないが、スキャン等を行なった場合に可視状態となる像、文字等を印刷する印刷方法である。蛍光印刷とは、肉眼では確認できないが、紫外線を当てることにより可視状態となる像、文字等を印刷する印刷方法である。パールインク印刷とは、印刷部分に当たる光の角度を変えることにより色が変化する特殊なインクを用いた印刷方法である。
【0022】
上記した入力機100、及び印刷機300の動作は、ホストコンピュータ200によって統括的に制御されている。ホストコンピュータ200は、証明書10の発行指示が入力された場合、その指示内容が装置に反映されるように各機器をそれぞれ制御している。
【0023】
図4は、図3に示した入力機100の構成を示すブロック図である。入力機100は、HDD110、メモリ120、ポート130、サウンドコントローラ140、ビデオアクセラレータ150、ネットワークI/F180、CPU190を有している。
【0024】
HDD110は、誤植14を混入し、電子透かし13を埋め込む為のアプリケーションを格納している。メモリ120はCPU190の作業領域として使用される。
ポート130はUSB等で構成される外部機器接続手段である。カメラ510、スキャナ520、キーボード530、及びマウス540はHUB500を介してポート130に接続されている。カメラ510及びスキャナ520は顔画像取得部を形成している。キーボード530及びマウス540は個人情報取得部を形成している。
【0025】
サウンドコントローラ140は外部に接続されているスピーカ160の動作を制御する。ビデオアクセラレータ150は外部に接続されているモニタ170の動作を制御する。
CPU190はHDD110に格納されている各種アプリケーションを実行する。CPU190は券面画像作成部191、誤植設定部192、誤植付与部193、及び電子透かし埋込部194を有している。券面画像作成部191は顔画像12、及び個人情報11を取得し券面画像を作成する。
【0026】
誤植設定部192はモニタ170に誤植印刷設定画面を表示させる。誤植印刷設定画面は誤植箇所、誤植対象、及び誤植方法を設定する為の画面である。各種設定はキーボード530及びマウス540を操作することにより変更可能である。設定が変更された場合、誤植設定部192は誤植情報15を更新する。誤植付与部193は誤植情報15を元に、券面画像に誤植14を混入する。
【0027】
電子透かし埋込部194は誤植情報15を電子透かし13として顔画像12に埋め込む。誤植設定部192と誤植付与部193とが誤植混入部を形成している。
入力機100はネットワークI/F180を介してLANなどのネットワーク回線400に接続されている。ネットワーク回線400を介して券面画像が印刷データとして印刷機300に送信される。
【0028】
図5は、モニタ170に表示された誤植印刷設定画面600の例を示す説明図である。誤植印刷設定画面600は設定項目610、プレビュー650、及びメニューボタン660から構成されている。またマウス540で操作可能なカーソル654が表示されている。カーソル654はマウス540によって操作することにより、各種設定の変更を行なうことができる。
【0029】
設定項目610は誤植の混入位置611、混入範囲612、誤植対象613、及び誤植方法614を有している。設定項目610で設定される内容は誤植情報15に直結している。
【0030】
混入位置611は誤植14を混入する位置を設定する為のものである。縦位置のセルは混入される誤植14の左上の角の縦位置を示し、横位置のセルは誤植14の左上の角の横位置を示している。
【0031】
混入範囲612は誤植14を混入する範囲を設定する為のものである。縦幅のセルは混入される誤植14の左上の角からの縦幅を示している。横幅のセルは混入される誤植14の左上の角からの横幅を示している。
【0032】
誤植対象613は誤植14を施す対象となる印刷の種類を設定する為のものである。通常印刷を選択した場合は「1」、ゴースト印刷を選択した場合は「2」、蛍光印刷を選択した場合は「3」、パールインク印刷を選択した場合は「4」が誤植情報15に挿入される。本実施形態では通常印刷が選択されている。
【0033】
誤植方法614は施す誤植14の種類を設定する為のものである。色抜けを選択した場合は「5」、退色を選択した場合は「6」、色ポツを選択した場合は「7」、印字欠けを選択した場合は「8」が誤植情報15に挿入される。色抜けとは、インクを塗抹しない誤植方法である。退色とは、本来より淡い色で印刷する誤植方法である。色ポツとは、濃色で塗りつぶす誤植方法である。印字欠けとは、文字印刷の一部を欠けさせる誤植方法である。本実施形態では色ポツが選択されている。
【0034】
誤植対象630及び誤植方法640の各項目は、マウス540でカーソル654を操作し、「□」をクリックすることによって選択される。選択された項目の「□」の中にはレ点がそれぞれ付される。
【0035】
プレビュー650はルーラー651、652、券面画像653、カーソル654、及び色ポツ655を表示する。
ルーラー651、652は券面画像653の左側と下側にそれぞれ表示されている。縦方向のルーラー651には0から768ピクセルの目盛りが付されている。横方向のルーラー652には0から1024ピクセルの目盛りが付されている。即ち、券面画像653は横1024×縦768ピクセルで構成されている画像である。券面画像653は個人情報11及び顔画像12を含んでいる。
【0036】
設定項目610で行なわれた各設定の反映された券面画像653がプレビュー650に表示される。混入位置611及び混入範囲612の各セルにはキーボード530によって数値が入力される。セル内の数値の単位はピクセルであり、プレビュー650内のルーラー651、652に対応している。
【0037】
即ち本実施形態では、券面画像653の左から780ピクセル、上から560ピクセルの位置から、縦幅、横幅共に10ピクセルの色ポツ655が設定されている。色ポツ655は印刷されることにより誤植14になる。それぞれの設定値が変更される度に誤植情報15は更新される。誤植情報15は電子透かし13として顔画像12に埋め込まれている。券面画像653は常に最新の誤植情報15を用いて表示される。
【0038】
メニューボタン660は「CLEAR」キー661、「CANCEL」キー662、及び「SAVE」キー663を有している。
上記の設定項目610はデフォルト値が設定されている。「CLEAR」キー661をクリックすることにより、各項目の設定値をデフォルト値に戻すことができる。「CANCEL」キー662をクリックすることにより、設定を保存せずに処理を中止することができる。「SAVE」キー663をクリックすることにより、最新の誤植情報15の反映された券面画像653を保存することができる。券面画像653は印刷データとして印刷機300へ送信される。
【0039】
混入位置611及び混入範囲612の各セルはキーボードによって数値が入力されるとしたがこれに限定されない。例えばプレビュー650上でカーソル654をドラッグすることにより自動的に混入位置611及び混入範囲612の各セルに対応する数値が入力される構成としてもよい。
【0040】
誤植方法614は単数選択としたがこれに限定されない。券面画像653内に複数且つ多種の誤植を混入する構成であってもよく、この場合、混入される複数の誤植にそれぞれ個別に誤植箇所の設定を行なう。
【0041】
図6は、図3及び図4に示した証明書発行装置における証明書10の発行動作を示すフローチャートである。入力機100にキーボード530及びマウス540によって個人情報11が入力される(ステップSA1)。カメラによって撮像された顔画像12.あるいはスキャナによって読み取られた顔画像12が入力機100にカメラ510若しくはスキャナ520によって顔画像12が入力される(ステップSA2)。
【0042】
券面画像作成部191は入力された個人情報11と顔画像12とデフォルトの誤植情報とを用いて券面画像653を作成する(ステップSA3)。誤植設定部192はモニタ170に誤植印刷設定画面600を表示させる(ステップSA4)。
【0043】
誤植設定部192は誤植印刷設定画面600上で誤植情報15が更新されたかどうか判断する(ステップSA5)。誤植情報15が更新された場合(ステップSA5、YES)、プレビュー650内の券面画像653を逐次更新する(ステップSA6)。
【0044】
誤植印刷設定画面600においてセーブキー663がクリックされた場合、最新の誤植情報15が券面画像653に反映される。即ち、誤植情報15が更新されたことにより券面画像に色ポツ655が混入される(ステップSA7)。電子透かし埋込部194は色ポツ655の混入された券面画像653に最新の誤植情報15を電子透かし13として埋め込む(ステップSA8)。
【0045】
入力機100は券面画像653を印刷データとして印刷機300へ送信する(ステップSA9)。印刷機300は受信した券面画像653を証明書10の券面17に印刷し、発行する(ステップSA10)。これにより、発行処理を終了する。
【0046】
上記構成により、誤植14を券面17に混入し、誤植情報15を電子透かし13として顔画像12に埋め込むことができる。
【0047】
図7は、図5に示した誤植印刷設定画面600のプレビュー650の他の例を示す説明図である。図5に示したプレビュー650と同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0048】
図5の誤植対象613において蛍光印刷が選択された場合、プレビュー650の券面画像653にはセキュリティー画像として蛍光印刷画像656が表示される。通常印刷画像である個人情報11及び顔画像12は本来より淡い色で表示されている。蛍光印刷画像656は、誤植として、色ポツ655、色抜け657、退色658、及び印字欠け659を含んでいる。
【0049】
また、色ポツ655、色抜け657、退色658、及び印字欠け659に対応する誤植情報15は通常印刷画像内の顔画像12に電子透かし(図示せず)として埋め込まれる。
ゴースト印刷、及びパールインク印刷が選択された場合も蛍光印刷の場合と同様に表示される。
【0050】
次に、証明書10を検査する証明書(個人認証媒体)読取装置、ここでは電子透かしビューワについて説明する。
図8は、電子透かしビューワ700の概略構成を示すブロック図である。電子透かしビューワ700は証明書10の読取部である原稿読取台710、各種処理を行う制御部720、パーソナルコンピュータ740と接続する為のUSBポート730、及び電源部760を有している。
【0051】
原稿読取台710にはイメージリーダ711が設置されている。イメージリーダ711は証明書10の券面17を読み取り、読取イメージを作成するものである。イメージリーダ711は電子透かし抽出部712、及び蛍光印刷画像読取部713をさらに有している。電子透かし抽出部712は証明書10の読取イメージから電子透かし13を抽出する。蛍光印刷画像読取部713は証明書10に印刷されている蛍光印刷画像656を読み取るものである。
【0052】
制御部720は誤植情報認識部721、及び確認画面作成部722を有している。誤植情報認識部721は画像データである電子透かし13を、数値として認識し、誤植情報15を取得する。確認画面作成部722は後述する確認画面(誤植箇所確認画面及び誤植情報確認画面)を作成する。誤植箇所確認画面は誤植情報15を用いて読取イメージの誤植箇所を特定して示すものである。
【0053】
本実施形態では、確認画面作成部722は誤植箇所に枠を組み付けて表示する、画像合成部としての機能を有している。また、誤植箇所確認画面には誤植情報確認画面を表示させる為の「INFO」キーが設置されている。誤植情報確認画面は電子透かし13より取得した誤植情報15をテンプレートに挿入し文字情報として示すものである。
【0054】
USBポート730はパーソナルコンピュータ740と電子透かしビューワ700とを接続する為のものである。パーソナルコンピュータ740はUSBポート730を介して電子透かしビューワ700と各種制御信号、及びデータの送受信を行なう。
【0055】
パーソナルコンピュータ740はディスプレイ750を有している。ディスプレイ750は、例えば液晶パネルなどで構成される表示装置である。電子透かしビューワ700にて作成された確認画面はUSBポート730を介しパーソナルコンピュータ740へ送信される。パーソナルコンピュータ740は制御部720の制御により受信した確認画面をディスプレイ750へ表示させる。電源部760は電子透かしビューワ700に電流及び電圧を供給する。
【0056】
上記したように、制御部720は、「INFO」キーがクリックされた場合、取得した誤植情報から、印刷位置および範囲を示す情報、誤植の種類を示す情報、及び誤植が印刷された誤植対象を示す情報をディスプレイ750へ表示させることができる。また、制御部720は、確認画面作成部722(画像合成部)によって枠の組み付けられた券面の画像をディスプレイ750へ表示させることができる
電子透かしビューワ700はUSBポート730を介してパーソナルコンピュータ740に制御される構成としたが、これに限定されない。パーソナルコンピュータ740及びディスプレイ750は電子透かしビューワ700に内蔵されてもよい。この場合、電子透かしビューワ700はポータブル機器として扱うことができる。
【0057】
図9は、図8に示した電子透かしビューワ700において、後述の確認画面を表示する動作を示すフローチャートである。まず、画像読取部710に証明書10がセットされると、イメージリーダ711は証明書10を光学的にスキャンし読取イメージを作成する(ステップSB1)。電子透かし抽出部712は読取イメージから電子透かし13を抽出する(ステップSB2)。
【0058】
誤植情報認識部721は抽出した電子透かし13を、数値として認識し、誤植情報15を取得する(ステップSB3)。誤植情報認識部721は取得した誤植情報15より誤植対象が蛍光印刷であるかどうか判断する(ステップSB4)。
【0059】
誤植対象が蛍光印刷でない場合(ステップSB4、NO)、確認画面作成部722は図10に示す誤植箇所確認画面を作成する。即ち、誤植情報15に基づき、読取イメージ中の誤植箇所に枠を設置する(ステップSB5)。ディスプレイ750は誤植箇所確認画面を表示する(ステップSB6)。
【0060】
確認画面作成部722は誤植情報確認画面を表示する操作入力があるかどうか判断する(ステップSB7)。誤植情報確認画面を表示する操作入力があった場合(ステップSB7、YES)、確認画面作成部722は誤植情報確認画面を作成する(ステップSB8)。ディスプレイ750は誤植情報確認画面を表示する(ステップSB9)。
【0061】
ステップSB4において誤植対象が蛍光印刷であると判断された場合(ステップSB4、YES)、蛍光印刷画像読取部713は証明書10蛍光印刷画像を光学的にスキャンし蛍光印刷読取イメージを作成する(ステップSB10)。確認画面作成部722は蛍光印刷読取イメージを用いて誤植箇所確認画面を作成する(ステップSB11)。ディスプレイ750は誤植箇所確認画面を表示する(ステップSB12)。
【0062】
図10は、電子透かしビューワ700により得られた、証明書10の誤植箇所確認画面800の表示例を示す図である。誤植箇所確認画面800はイメージ820、及びメニューボタン830を含んでいる。
【0063】
イメージ820は券面画像821、及び枠822を有している。券面画像821はイメージリーダ711によって作成された読取イメージである。
券面画像821は個人情報11及び顔画像12を含んでいる。また、券面画像821は、誤植情報認識部721により取得された誤植情報15に基づき読取イメージ中の誤植箇所に設置された枠822を含んでいる。さらに、券面画像821はスキャンにより可視状態となったゴースト印刷画像823を含んでいる。
【0064】
メニューボタン830は「READ」キー831、「INFO」キー832、「CLEAR」キー833、及び「END」キー834から構成されている。
「READ」キー831をクリックすることにより、本装置は証明書10の券面17の読取を開始する。「INFO」キー832をクリックすることにより、確認画面作成部722は誤植情報確認画面のウィンドウをポップアップする。「CLEAR」キー833をクリックすることにより、誤植情報認識部721は取得した誤植情報15を削除し、確認画面作成部722はイメージ820の表示を消す。「END」キー834をクリックすることにより、本装置は確認画面の表示を消し、処理を終了する。
ここで、誤植情報15の中に複数の誤植に関する情報が含まれている場合がある。その場合、混入される複数の誤植にそれぞれ個別に枠の設置を行なう。
【0065】
本実施形態では、イメージ820は証明書10の券面17全体を表示する構成となっているがこれに限定されない。枠を設置したその周辺箇所だけを表示する構成でも本旨を逸脱しない。
【0066】
図11は、図10において「INFO」キー832をクリックした際に表示される誤植情報確認画面840の表示例を示す図である。誤植情報確認画面840は、誤植情報850、及び「CLOSE」キー861を含んでいる。
【0067】
誤植情報850は、電子透かし13より取得した誤植情報15をテンプレートに挿入し文字情報として示したものである。誤植情報850は、誤植の混入位置851、混入範囲852、誤植対象853、及び誤植方法854を含んでいる。誤植情報850は図5に示した証明書発行装置の設定項目610と対応している。即ち、誤植の混入位置851、混入範囲852、誤植対象853、及び誤植方法854は混入位置611、混入範囲612、誤植対象613、及び誤植方法614と同様の意味を持っている。
【0068】
電子透かし13より取得した誤植情報15の18桁の数字の内、最初の4桁「0560」は混入位置851の縦位置のセルに挿入され、次の4桁「0780」は混入位置851の横位置のセルに挿入される。また、次の4桁「0010」は混入範囲852の縦幅のセルに挿入され、さらに次の4桁「0010」は混入範囲852の横幅のセルに挿入される。
【0069】
次の1桁「1」は誤植対象が通常印刷であることを示している。誤植対象853に「1.通常印刷」と表示される。最後の1桁「7」は証明書10の券面17に施されている誤植の種類が色ポツであることを示している。誤植方法854に「7.色ポツ」と表示される。
【0070】
「CLOSE」キー861は誤植情報確認画面のウィンドウを閉じる為のものである。
上記の構成により、証明書10に電子透かし13として埋め込まれている誤植情報15を認識し、誤植が混入されている範囲を強調して表示することができる。
【0071】
図12は、図10に示した誤植箇所確認画面800のイメージ820の他の例を示す説明図である。図10に示したイメージ820と同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0072】
誤植対象が蛍光印刷である場合、イメージ820の券面画像821には蛍光印刷画像画像824が含まれる。蛍光印刷画像824は蛍光印刷画像読取部712によって作成された蛍光印刷の読取イメージである。通常印刷の読取イメージである個人情報11及び顔画像12は本来より淡い色で表示されている。
【0073】
また、券面画像821は、誤植情報認識部721により取得された誤植情報15に基づき読取イメージ中の誤植箇所に設置された枠822、825、826及び827を含んでいる。枠822、825、826及び827はそれぞれ、色ポツ、色抜け、退色、及び印字欠けの誤植箇所に設置された枠である。
【0074】
誤植対象がゴースト印刷、及びパールインク印刷である場合も上記と同様に表示される。
上記構成によると、誤植箇所確認画面800を確認し、枠の中に正しく誤植14があるか否かによって真偽判定を行なうことができる。
【0075】
第1実施形態に係わる個人認証システムよると、証明書10に意図的に誤植を混入し、誤植の混入された位置、範囲の情報を電子透かしとして埋め込む。証明書10に電子透かし13として埋め込まれている誤植情報15を認識し、誤植が混入されている範囲を特定して表示する。この表示を視認することにより証明書10の真偽判定を行なうことができる。即ち、この特定された位置に誤植があるか否かを確認することにより、証明書10の真偽判定を行なうことができる。この為、偽造、改ざんをより確実に防止し、容易に真偽判定を行なうことができる。また、誤植、電子透かし、及び特殊印刷を組み合わせることで、より堅固な偽変造対策を実現することができる。
【0076】
上記構成により、偽造、改ざんをより確実に防止し、容易に真偽判定を行なうことができる、個人認証媒体、個人認証媒体発行装置及び個人認証媒体発行方法、個人認証媒体読取装置及び個人認証媒体読取方法、及び個人認証システムを提供することができる
本発明は上記の実施形態に限定されない。証明書10にIC(Integrated Circuit)を内蔵させ、各種情報を記憶させておくようにしてもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る証明書(個人認証媒体)について図面を参照して説明する。
図13は、本実施形態において発行された証明書10の一例を示す図である。第1実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。第2実施形態によれば、証明書10は、本体8に内蔵されたIC16を備えている。本体8の一方の表面は矩形状の券面17を形成している。券面17には個人情報11及び顔画像12が印刷され、また、誤植14及び電子透かし15が印刷されている。他の構成は、第1実施形態と同一である。
【0077】
IC16は非接触型記憶媒体であり、図示しない多数の素子(トランジスタ、コンデンサ、及び抵抗)から形成されている。IC16は、証明書10の縁部に埋め込まれているアンテナ19により、ICリーダ及びICライタと無線通信を行なうことができる。IC16は、券面17に印刷されている券面画像を記憶している。また、IC16は申請者の個人情報11(被認証者の識別情報)を証明書情報として記憶している。
【0078】
次に証明書10を発行する証明書発行装置について説明する。
図14は、第2実施形態に係る証明書発行装置の概略構成を示すブロック図である。証明書発行装置は入力機100と、ホストコンピュータ200と、印刷機300とを有している。入力機100、ホストコンピュータ200、及び印刷機300は、LANなどのネットワーク回線400を介して互いに接続されている。
【0079】
印刷機300はさらにICライタ310を有している。ICライタ310は証明書10に内蔵されているIC16に無線通信により情報を書き込む。即ち、ICライタ310は取得した印刷データと証明書情報をIC16に保存する。複数の印刷方法を用いて証明書10の印刷を行なう場合、ICライタ310は印刷方法毎に印刷データをIC16に保存する。
【0080】
図15は、図14に示した証明書発行装置における証明書10の発行時の動作を示すフローチャートである。入力機100にキーボード530及びマウス540によって個人情報11が入力される(ステップSC1)。入力機100にカメラ510若しくはスキャナ520によって顔画像12が入力される(ステップSC2)。
【0081】
券面画像作成部191は入力された個人情報11と顔画像12とデフォルトの誤植情報とを用いて券面画像653を作成する(ステップSC3)。誤植設定部192は図5に示した誤植印刷設定画面600をモニタ170に表示させる(ステップSC4)。
【0082】
誤植設定部192は誤植印刷設定画面600上で誤植情報15が更新されたかどうか判断する(ステップSC5)。誤植情報15が更新された場合(ステップSC5、YES)、プレビュー650内の券面画像653を逐次更新する(ステップSC6)。
【0083】
誤植印刷設定画面600においてセーブキー663がクリックされた場合、最新の誤植情報15が券面画像653に反映される。即ち、誤植情報15が更新されたことにより券面画像に色ポツ655が混入される(ステップSC7)。電子透かし埋込部194は色ポツ655の混入された券面画像653に最新の誤植情報15を電子透かし13として埋め込む(ステップSC8)。
【0084】
入力機100は券面画像653を印刷データとして印刷機300へ送信する(ステップSC9)。印刷機300は受信した券面画像653を証明書10に内蔵されているIC16に保存する(ステップSC10)。また、印刷機300は受信した券面画像653を証明書10の券面17に印刷し、発行する(ステップSC11)。そして処理を終了する。
上記の構成により、誤植14を券面17に混入し、誤植情報15を電子透かし13として顔画像12に埋め込み、券面画像653をIC16に保存することができる。
【0085】
次に、証明書10を検査する証明書(個人認証媒体)検査装置、ここでは電子透かしビューワについて説明する。
図16は、第2実施形態に係る電子透かしビューワ700の概略構成を示すブロック図である。第1実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。第2実施形態によれば、電子透かしビューワ700の原稿読取台710にはICリーダ714が設置されている。ICリーダ714は証明書10に内蔵されているIC16の情報を無線通信により読取ることができる。即ち、ICリーダ714はIC16に記憶されている証明書情報を読取る。読み取られた証明書情報は、確認画面作成部722により誤植箇所確認画面に組み込まれる。
【0086】
ここで、誤植対象が蛍光印刷である場合、ICリーダ714は蛍光印刷に対応する蛍光印刷券面画像をIC16より読取る。読み取られた蛍光印刷券面画像は、確認画面作成部722により、誤植箇所確認画面の作成に用いられる。
【0087】
図17は、図16に示した電子透かしビューワ700において、確認画面を表示する際の動作を示すフローチャートである。画像読取部710に証明書10がセットされると、イメージリーダ711は証明書10を光学的にスキャンし読取イメージを作成する(ステップSD1)。ICリーダ714はIC16より証明書情報を読取る(ステップSD2)。電子透かし抽出部712は読取イメージより電子透かし13を抽出する(ステップSD3)。
【0088】
誤植情報認識部721は抽出した電子透かし13を、数値として認識し、誤植情報15を取得する(ステップSD4)。誤植情報認識部721は取得した誤植情報15より誤植対象が蛍光印刷であるかどうか判断する(ステップSD5)。
【0089】
誤植対象が蛍光印刷でない場合(ステップSD5、NO)、確認画面作成部722は証明書情報、読取イメージ、及び誤植情報15を用いて誤植箇所確認画面を作成する。即ち、誤植情報15に基づき、読取イメージ中の誤植箇所に枠を設置する(ステップSD6)。ディスプレイ750は誤植箇所確認画面を表示する(ステップSD7)。
【0090】
確認画面作成部722は誤植情報確認画面を表示する操作入力があるかどうか判断する(ステップSD8)。誤植情報確認画面を表示する操作入力があった場合(ステップSD8、YES)、確認画面作成部722は誤植情報確認画面を作成する(ステップSD9)。ディスプレイ750は誤植情報確認画面を表示する(ステップSD10)。
【0091】
ステップSD5において誤植対象が蛍光印刷であると判断された場合(ステップSD5、YES)、ICリーダ714はIC16を読取り、蛍光印刷券面画像を取得する(ステップSD11)。確認画面作成部722は証明書情報、蛍光印刷券面画像、及び誤植情報15を用いて誤植箇所確認画面を作成する(ステップSD12)。ディスプレイ750は誤植箇所確認画面を表示する(ステップSD13)。
【0092】
図18は、図16に示した電子透かしビューワ700により得られた、証明書10の誤植箇所確認画面800の表示例を示す図である。第1実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。第2実施形態によれば、誤植箇所確認画面800は証明書情報810を含んでいる。
【0093】
証明書情報810は、証明書10の所有者の氏名、生年月日、及び性別等の個人情報と、証明書10固有の識別番号(ID)、及び有効年月日とを含んでいる。証明書情報810は証明書10に内蔵されているIC16に記憶されている。ICリーダ714により読取られた証明書情報810は確認画面作成部722によって図に示すように一覧表示される。
【0094】
本実施形態で、IC16に記憶する券面画像は蛍光印刷に関する券面画像であるとしたがこれに限定されない。通常のスキャンで読取ることのできない画像であれば如何なるものであってもよい。
【0095】
本発明の第2実施形態によると、証明書10に意図的に誤植を混入し、誤植の混入された位置、範囲の情報を電子透かしとして埋め込む。証明書10に電子透かし13として埋め込まれている誤植情報15を認識し、誤植が混入されている範囲を特定して表示する。この表示を視認することにより証明書10の真偽判定を行なうことができる。この為、偽造、改ざんをより確実に防止し、容易に真偽判定を行なうことができる。
【0096】
また、IC16に通常のスキャンで読取ることができない券面画像を記憶させることにより、証明書10を複数回スキャンする必要がなくなる。この為、処理時間の短縮を実現することができる。
【0097】
本発明は上記の実施形態に限定されない。サーバに誤植情報15を識別情報と共に格納し、証明書10の読取り時にサーバから誤植情報15を取得するようにしてもよい。
【0098】
次に、本発明の第3実施形態に係る証明書(個人認証媒体)について図面を参照して説明する。
図19は、本実施形態において発行された証明書10の一例を示す図である。第1実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。第3実施形態によれば、証明書10固有の識別番号18(識別子)が電子透かし13として顔画像12に埋め込まれている。
【0099】
次に証明書10を発行する証明書発行装置について説明する。
図20は、第3実施形態に係る証明書発行装置の概略構成を示すブロック図である。証明書発行装置は入力機100と、ホストコンピュータ200と、印刷機300とを有している。入力機100、ホストコンピュータ200、及び印刷機300は、LANなどのネットワーク回線400を介して互いに接続されている。さらに、電子透かしビューワ700がネットワーク回線400に接続されている。電子透かしビューワ700の構成、及び動作は後述する。
【0100】
ホストコンピュータ200にはサーバ210(情報処理装置)が接続されている。サーバ210は証明書10固有の識別番号18と、誤植情報15とを関連付けて記憶し、データベースを作成している。
【0101】
図21は、図20に示した証明書発行装置における証明書10の発行時の動作を示すフローチャートである。入力機100にキーボード530及びマウス540によって個人情報11が入力される(ステップSE1)。入力機100にカメラ510若しくはスキャナ520によって顔画像12が入力される(ステップSE2)。
【0102】
券面画像作成部191は入力された個人情報11と顔画像12とデフォルトの誤植情報15とを用いて券面画像653を作成する(ステップSE3)。電子透かし埋込部194は証明書10固有の識別番号18を設定し、券面画像653内の顔画像12に電子透かしとして埋め込む(ステップSE4)。誤植設定部192はモニタ170に券面画像653を用いて誤植印刷設定画面600を表示させる(ステップSE5)。
【0103】
誤植設定部192は誤植印刷設定画面600上で誤植情報15が更新されたかどうか判断する(ステップSE6)。誤植情報15が更新された場合(ステップSE6、YES)、プレビュー650内の券面画像653を逐次更新する(ステップSE7)。
【0104】
誤植印刷設定画面600においてセーブキー663がクリックされた場合、最新の誤植情報15が券面画像653に反映される。即ち、誤植情報15が更新されたことにより券面画像に色ポツ655が混入される(ステップSE8)。入力機100は証明書10固有の識別番号18と最新の誤植情報15とをサーバ210へ送信する(ステップSE9)。サーバ210は受信した識別番号18と誤植情報15とを関連付けてデータベースを作成する。
【0105】
入力機100は券面画像653を印刷データとして印刷機300へ送信する(ステップSE10)。印刷機300は受信した券面画像653を証明書10の券面17に印刷し、発行する(ステップSE11)。そして処理を終了する。
【0106】
上記の構成により、誤植14を券面17に混入し、証明書10固有の識別番号18を電子透かし13として顔画像12に埋め込み、誤植情報15と識別番号18とからデータベースを作成することができる。
【0107】
次に、証明書10を検査する証明書(個人認証媒体)検査装置、ここでは電子透かしビューワについて説明する。
図22は、図20に示した電子透かしビューワ700の概略構成を示すブロック図である。第1実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。第3実施形態によれば、電子透かしビューワ700の制御部720は識別情報認識部723、及び誤植情報抽出部724を有している。
【0108】
識別情報認識部723は画像データである電子透かし13を認識し、識別番号18を取得する。誤植情報抽出部724は取得した識別番号18に対応する誤植情報15をサーバ210より抽出する。
【0109】
パーソナルコンピュータ740はディスプレイ750及びネットワークI/F770を有している。ディスプレイ750は、例えば液晶パネルなどで構成される表示装置である。電子透かしビューワ700にて作成された確認画面はUSBポート730を介しパーソナルコンピュータ740へ送信される。パーソナルコンピュータ740は受信した確認画面をディスプレイ750へ表示させる。
【0110】
ネットワークI/F770はサーバ210内のデータベースへアクセスする為の接続部である。ホストコンピュータ740は誤植情報15を抽出する際、ネットワークI/F770、及びネットワーク400を介してサーバ210へアクセスする。
【0111】
図23は、図22に示した電子透かしビューワ700において、確認画面を表示する際の動作を示すフローチャートである。画像読取部710に証明書10がセットされると、イメージリーダ711は証明書10を光学的にスキャンし読取イメージを作成する(ステップSF1)。電子透かし抽出部712は読取イメージより電子透かし13を抽出する(ステップSF2)。
【0112】
誤植情報認識部721は抽出した電子透かし13を、数値として認識し、識別番号18を取得する(ステップSF3)。誤植情報抽出部724は取得した識別番号18に対応する誤植情報15をサーバ210より抽出する(ステップSF4)。誤植情報認識部721は抽出した誤植情報15より誤植対象が蛍光印刷であるかどうか判断する(ステップSF5)。
【0113】
誤植対象が蛍光印刷でない場合(ステップSF5、NO)、確認画面作成部722は誤植箇所確認画面を作成する。即ち、誤植情報15に基づき、読取イメージ中の誤植箇所に枠を設置する(ステップSF6)。ディスプレイ750は誤植箇所確認画面を表示する(ステップSF7)。
【0114】
確認画面作成部722は誤植情報確認画面を表示する操作入力があるかどうか判断する(ステップSF8)。誤植情報確認画面を表示する操作入力があった場合(ステップSF8、YES)、確認画面作成部722は誤植情報確認画面を作成する(ステップSF9)。ディスプレイ750は誤植情報確認画面を表示する(ステップSF10)。
【0115】
ステップSF5において誤植対象が蛍光印刷であると判断された場合(ステップSF5、YES)、蛍光印刷画像読取部713は証明書10蛍光印刷画像を光学的にスキャンし蛍光印刷読取イメージを作成する(ステップSF11)。確認画面作成部722は蛍光印刷読取イメージを用いて誤植箇所確認画面を作成する(ステップSF12)。ディスプレイ750は誤植箇所確認画面を表示する(ステップSF13)。
【0116】
本発明の第3実施形態によると、証明書10に意図的に誤植が混入され、証明書10固有の識別番号18が電子透かし13として埋め込まれている。サーバ210に識別番号18と誤植情報15とが関連付けられデータベースが作成されている。証明書10に電子透かし13として埋め込まれている識別番号18を認識し、サーバ210より識別番号18に対応する誤植情報15を抽出する。誤植情報15に基いて誤植が混入されている範囲を特定して表示する。この表示を視認することにより証明書10の真偽判定を行なうことができる。この為、偽造、改ざんをより確実に防止し、容易に真偽判定を行なうことができる。
【0117】
また、第3実施形態によると、証明書10固有の識別番号18を電子透かし13として顔画像12に埋め込むことにより、電子透かし13の情報の量を抑えることができる。この為、顔画像12の画像の劣化を防ぐことができる。
【0118】
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、第3実施形態において、第2実施形態に示した構成を組み合わせてもよい。
【0119】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0120】
本実施形態では個人認証媒体は証明書として説明した。しかし、個人認証媒体は、これに限らず、例えばパスポート、IDカード、運転免許証等、被認証者の識別情報を含むものであれば、本発明は適用され得る。識別情報は、顔画像、文字列に限らず、他の情報としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0121】
【図1】図1は、第1実施形態において発行された証明書の一例を示す図である。
【図2】図2は、図1に示した証明書に含まれる誤植情報の構成例を示す説明図である。
【図3】図3は、第1実施形態における証明書発行装置の概略構成の例を示すブロック図である。
【図4】図4は、図3に示した入力機の構成の例を示すブロック図である。
【図5】図5は、図4に示したモニタに表示された誤植印刷設定画面の例を示す説明図である。
【図6】図6は、図3及び図4に示した証明書発行装置における証明書の発行時の動作を示すフローチャートである。
【図7】図7は、図5に示した誤植印刷設定画面のプレビューの他の例を示す説明図である。
【図8】図8は、第1実施形態における電子透かしビューワの概略構成の例を示すブロック図である。
【図9】図9は、図8に示した電子透かしビューワにおいて、確認画面を表示する際の動作を示すフローチャートである。
【図10】図10は、図8に示したディスプレイに表示された誤植箇所確認画面の表示例を示す図である。
【図11】図11は、図10において「INFO」キーをクリックした際に表示される誤植情報確認画面の表示例を示す図である。
【図12】図12は、図10に示した誤植箇所確認画面のイメージの他の例を示す説明図である。
【図13】図13は、第2実施形態において発行された証明書の一例を示す図である。
【図14】図14は、第2実施形態における証明書発行装置の概略構成の例を示すブロック図である。
【図15】図15は、図14に示した証明書発行装置における証明書の発行時の動作を示すフローチャートである。
【図16】図16は、第2実施形態における電子透かしビューワの概略構成の例を示すブロック図である。
【図17】図17は、図16に示した電子透かしビューワにおいて、確認画面を表示する際の動作を示すフローチャートである。
【図18】図18は、図16に示したディスプレイに表示された誤植箇所確認画面の表示例を示す図である。
【図19】図19は、第3実施形態において発行された証明書の一例を示す図である。
【図20】図20は、第3実施形態における証明書発行装置の概略構成の例を示すブロック図である。
【図21】図21は、図20に示した証明書発行装置における証明書の発行時の動作を示すフローチャートである。
【図22】図22は、図20に示した電子透かしビューワの概略構成の例を示すブロック図である。
【図23】図23は、図22に示した電子透かしビューワにおいて、確認画面を表示する際の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0122】
11…個人情報、12…顔画像、13…電子透かし、14…誤植、15…誤植情報、16…IC、17…券面、191…券面画像作成部、192…誤植設定部、193…誤植付与部、194…電子透かし埋込部、210…サーバ、300…印刷機、310…ICライタ、510…カメラ、520…スキャナ、530…キーボード、540…マウス、711…イメージリーダ、712…電子透かし抽出部、714…ICリーダ、721…誤植情報認識部、722…確認画面作成部、723…識別情報認識部、724…誤植情報抽出部、750…ディスプレイ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
を備えた個人認証媒体。
【請求項2】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれた媒体固有の識別子と、
を備えた個人認証媒体。
【請求項3】
前記識別情報は、被認証者の顔画像を含んでいる請求項1又は2に記載の個人認証媒体。
【請求項4】
前記識別情報は、被認証者の個人情報を示す文字列を含んでいる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の個人認証媒体。
【請求項5】
前記誤植は、前記顔画像に施されている請求項3記載の個人認証媒体。
【請求項6】
前記誤植は、前記文字列に施されている請求項4記載の個人認証媒体。
【請求項7】
前記表示画像は、蛍光印刷、ゴースト印刷、パールインク印刷のいずれかにより印刷されたセキュリティー画像を含んでいる請求項1乃至6のいずれか1項に記載の個人認証媒体。
【請求項8】
前記誤植は、前記セキュリティー画像に施されている請求項7記載の個人認証媒体。
【請求項9】
前記誤植は、色抜け、退色、色ポツ、印字欠けのいずれかを含んでいる請求項1乃至8のいずれか1項に記載の個人認証媒体。
【請求項10】
前記誤植情報は、前記誤植の印刷位置および範囲を示す情報を含んでいる請求項1記載の個人認証媒体。
【請求項11】
前記誤植情報は、前記誤植の種類を示す情報を含んでいる請求項1記載の個人認証媒体。
【請求項12】
前記誤植情報は、前記誤植が印刷された誤植対象を示す情報を含んでいる請求項1記載の個人認証媒体。
【請求項13】
前記誤植情報は前記顔画像に重ねて埋め込まれている請求項3記載の個人認証媒体。
【請求項14】
前記表示画像を記憶している集積回路をさらに備えた請求項1乃至13のいずれか1項記載の個人認証媒体。
【請求項15】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
を備えた個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行装置であって、
前記表示画像を作成する券面画像作成部と、
前記表示画像に誤植を混入する誤植混入部と、
前記表示画像に前記誤植情報を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み部と、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する印刷機と、
を備えた個人認証媒体発行装置。
【請求項16】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
前記表示画像及び前記被認証者の識別情報を記憶する為の集積回路と、
を備えた個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行装置であって、
前記表示画像を作成する券面画像作成部と、
前記表示画像に誤植を混入する誤植混入部と、
前記表示画像に前記誤植情報を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み部と、
前記集積回路に前記表示画像と被認証者の識別情報とを格納するICライタと、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する印刷機と、
を備えた個人認証媒体発行装置。
【請求項17】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれた媒体固有の識別子と、
を備えた個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行装置であって、
前記表示画像を作成する券面画像作成部と、
前記表示画像に誤植を混入する誤植混入部と、
前記表示画像に媒体固有の識別子を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み部と、
前記表示画像に混入されている誤植の誤植情報と前記識別子とを関連付けて記憶する情報処理装置と、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する印刷機と、
を備えた個人認証媒体発行装置。
【請求項18】
被認証者の顔画像を取得する画像取得部をさらに備え、
前記券面画像作成部は、被認証者の顔画像を含めて前記表示画像を作成する請求項15乃至17のいずれか1項記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項19】
被認証者の個人情報を取得する個人情報取得部さらに備え、
前記券面画像作成部は、被認証者の個人情報を文字列として含めて前記表示画像を作成する請求項15乃至18のいずれか1項記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項20】
前記誤植混入部は、前記顔画像に誤植を施す請求項18記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項21】
前記誤植混入部は、前記文字列に誤植を施す請求項19記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項22】
前記券面画像作成部は、蛍光印刷、ゴースト印刷、パールインク印刷のいずれかで印刷する為のセキュリティー画像を作成する請求項15乃至21のいずれか1項記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項23】
前記誤植混入部は、前記セキュリティー画像に誤植を施す請求項22記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項24】
前記誤植混入部は、色抜け、退色、色ポツ、印字欠けのいずれかの方法で誤植を施す請求項15乃至23のいずれか1項に記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項25】
前記電子透かし埋め込み部は、前記誤植の印刷位置および範囲を示す情報を前記誤植情報として埋め込む請求項15又は16に記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項26】
前記電子透かし埋め込み部は、前記誤植の種類を示す情報を前記誤植情報として埋め込む請求項15又は16に記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項27】
前記電子透かし埋め込み部は、前記誤植が印刷された誤植対象を示す情報を前記誤植情報として埋め込む請求項15又は16に記載の個人認証媒体発行装置
【請求項28】
前記電子透かし埋め込み部は前記顔画像に重ねて前記誤植情報を埋め込む請求項18記載の個人認証媒体発行装置。
【請求項29】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
を備えた個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行方法であって、
前記表示画像を作成し、
前記表示画像に誤植を混入し、
前記表示画像に前記誤植情報を電子透かしとして埋め込み、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する、
個人認証媒体発行方法。
【請求項30】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
前記表示画像及び前記被認証者の識別情報を記憶する為の集積回路と、
を備えた個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行方法であって、
前記表示画像を作成し、
前記表示画像に誤植を混入し、
前記表示画像に前記誤植情報を電子透かしとして埋め込み、
前記集積回路に前記表示画像と被認証者の識別情報とを格納し、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する、
個人認証媒体発行方法。
【請求項31】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれた媒体固有の識別子と、
を備えた個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行方法であって、
前記表示画像を作成し、
前記表示画像に誤植を混入し、
前記表示画像に媒体固有の識別子を電子透かしとして埋め込み、
前記表示画像に混入されている誤植の誤植情報と前記識別子とを関連付けて記憶し、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する、
個人認証媒体発行方法。
【請求項32】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
を備えた個人認証媒体を読み取る個人認証媒体読取装置であって、
前記表示面を券面画像として光学的に読み取るイメージリーダと、
前記イメージリーダにより読み取られた券面画像に埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽出部と、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し誤植情報を取得する誤植情報認識部と、
前記誤植情報認識部によって取得された誤植情報を表示するディスプレイと、
を備えた個人認証媒体読取装置。
【請求項33】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
前記表示画像と被認証者の識別情報とを記憶している集積回路と、
を備えた個人認証媒体を読み取る個人認証媒体読取装置であって、
前記個人認証媒体の券面に埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽出部と、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し誤植情報を取得する誤植情報認識部と、
前記集積回路に格納されている前記表示画像及び前記被認証者の識別情報を読み取るICリーダと、
前記誤植情報認識部によって取得された誤植情報及び前記ICリーダによって読み取られた識別情報を表示するディスプレイと、
を備えた個人認証媒体読取装置。
【請求項34】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれた媒体固有の識別子と、
を備えた個人認証媒体を読み取る個人認証媒体読取装置であって、
前記個人認証媒体の前記表示画像に混入されている誤植の誤植情報を前記媒体固有の識別子と関連付けて記憶する情報処理装置と、
前記表示面を券面画像として光学的に読み取るイメージリーダと、
前記イメージリーダにより読み取られた券面画像に埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽出部と、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し前記個人認証媒体固有の識別子を取得する識別情報認識部と、
前記識別子に対応する誤植情報を前記情報処理装置から抽出する誤植情報抽出部と、
前記誤植情報抽出部によって抽出された誤植情報を表示するディスプレイと、
を備えた個人認証媒体読取装置。
【請求項35】
前記誤植情報が前記誤植の印刷位置および範囲を示す情報を含んでいる場合、前記ディスプレイに前記誤植の印刷位置および範囲を示す情報を表示する制御部をさらに備えた請求項32乃至34のいずれか1項に記載の個人認証媒体読取装置。
【請求項36】
前記誤植情報が前記誤植の種類を示す情報を含んでいる場合、前記ディスプレイに前記誤植の種類を示す情報を表示する制御部をさらに備えた請求項32乃至34のいずれか1項に記載の個人認証媒体読取装置。
【請求項37】
前記誤植情報が前記誤植が印刷された誤植対象を示す情報を含んでいる場合、前記ディスプレイに前記誤植が印刷された誤植対象を示す情報を表示する制御部をさらに備えた請求項32乃至34のいずれか1項記載の個人認証媒体読取装置。
【請求項38】
前記誤植情報が前記誤植の印刷位置および範囲を示す情報を含んでいる場合、前記券面画像上の前記誤植が施されている箇所に指標を組み付ける画像合成部と、前記画像合成部によって指標の組み付けられた券面画像をディスプレイに表示する制御部をさらに備えた請求項32又は34に記載の個人認証媒体読取装置。
【請求項39】
前記誤植情報が前記誤植の印刷位置および範囲を示す情報を含んでいる場合、前記集積回路に格納されている前記表示画像上の前記誤植が施されている箇所に指標を組み付ける画像合成部と、前記画像合成部によって指標の組み付けられた表示画像をディスプレイに表示する制御部をさらに備えた請求項33記載の個人認証媒体読取装置。
【請求項40】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
を備えた個人認証媒体を読み取る個人認証媒体読取方法であって、
前記表示面を券面画像として光学的に読み取り、
前記読み取られた券面画像に埋め込まれている電子透かしを抽出し、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し誤植情報を取得し、
前記取得した誤植情報を表示する、
個人認証媒体読取方法。
【請求項41】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
前記表示画像と被認証者の識別情報とを記憶している集積回路と、
を備えた個人認証媒体を読み取る個人認証媒体読取方法であって、
前記個人認証媒体の券面に埋め込まれている電子透かしを抽出し、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し誤植情報を取得し、
前記集積回路に格納されている前記表示画像及び前記被認証者の識別情報を読み取り、
前記取得した誤植情報及び前記読み取った識別情報を表示する、
個人認証媒体読取方法。
【請求項42】
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれた媒体固有の識別子と、
を備えた個人認証媒体を読み取る個人認証媒体読取方法であって、
前記個人認証媒体の前記表示画像に混入されている誤植の誤植情報と前記媒体固有の識別子とを関連付けて予め記憶し、
前記表示面を券面画像として光学的に読み取り、
前記読み取られた券面画像に埋め込まれている電子透かしを抽出し、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し前記個人認証媒体固有の識別子を取得し、
前記予め記憶した誤植情報と識別子との関連付けに基いて前記取得した識別子に対応する誤植情報を抽出し、
前記抽出した誤植情報を表示する、
個人認証媒体読取方法。
【請求項43】
前記誤植情報が前記誤植の印刷位置および範囲を示す情報を含んでいる場合、前記券面画像上の前記誤植が施されている箇所に指標を組み付け、前記指標を組み付けた券面画像をディスプレイに表示する請求項40又は42に記載の個人認証媒体読取方法。
【請求項44】
前記誤植情報が前記誤植の印刷位置および範囲を示す情報を含んでいる場合、前記集積回路に格納されている前記表示画像上の前記誤植が施されている箇所に指標を組み付け、前記指標を組み付けた表示画像をディスプレイに表示する請求項43記載の個人認証媒体読取方法。
【請求項45】
個人認証媒体と、前記個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行装置と、前記個人認証媒体を読み取り、前記個人認証媒体に含まれている誤植情報を表示する個人認証媒体読取装置と、を備えた個人認証システムであって、
前記個人認証媒体は、
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報とを有し、
前記個人認証媒体発行装置は、
前記表示画像を作成する券面画像作成部と、
前記表示画像に誤植を混入する誤植混入部と、
前記表示画像に前記誤植情報を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み部と、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する印刷機とを有し、
前記個人認証媒体読取装置は、
前記表示面を券面画像として光学的に読み取るイメージリーダと、
前記イメージリーダにより読み取られた券面画像に埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽出部と、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し誤植情報を取得する誤植情報認識部と、
前記誤植情報認識部によって取得された誤植情報を表示するディスプレイとを有する、
個人認証システム。
【請求項46】
個人認証媒体と、前記個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行装置と、前記個人認証媒体を読み取り、前記個人認証媒体に含まれている誤植情報を表示する個人認証媒体読取装置と、を備えた個人認証システムであって、
前記個人認証媒体は、
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれ前記誤植の情報を示す誤植情報と、
前記表示画像及び被認証者の識別情報を記憶している集積回路とを有し、
前記個人認証媒体発行装置は、
前記表示画像を作成する券面画像作成部と、
前記表示画像に誤植を混入する誤植混入部と、
前記表示画像に前記誤植情報を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み部と、
前記集積回路に前記表示画像と前記被認証者の識別情報とを格納するICライタと、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する印刷機とを有し、
前記個人認証媒体読取装置は、
前記個人認証媒体の券面に埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽出部と、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し誤植情報を取得する誤植情報認識部と、
前記集積回路に格納されている前記表示画像と前記被認証者の識別情報とを読み取るICリーダと、
前記誤植情報認識部によって取得された誤植情報と前記ICリーダによって読み取られた被認証者の識別情報とを表示するディスプレイと、
個人認証システム。
【請求項47】
個人認証媒体と、前記個人認証媒体を発行する個人認証媒体発行装置と、前記個人認証媒体を読み取り、前記個人認証媒体に含まれている識別子に対応する誤植情報を抽出し、前記抽出した誤植情報を表示する個人認証媒体読取装置と、を備えた個人認証システムであって、
前記個人認証媒体は、
表示面を有する本体と、
被認証者の識別情報を含み前記表示面に印刷された表示画像と、
前記表示画像に混入された誤植と、
前記表示画像に電子透かしとして埋め込まれた媒体固有の識別子とを有し、
前記個人認証媒体発行装置は、
前記表示画像を作成する券面画像作成部と、
前記表示画像に誤植を混入する誤植混入部と、
前記表示画像に媒体固有の識別子を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み部と、
前記表示画像に混入されている誤植の誤植情報と前記識別子とを関連付けて記憶する情報処理装置と、
前記電子透かしの埋め込まれた表示画像を前記表示面に印刷し前記個人認証媒体を発行する印刷機とを有し、
前記個人認証媒体読取装置は、
前記表示面を券面画像として光学的に読み取るイメージリーダと、
前記イメージリーダにより読み取られた券面画像に埋め込まれている電子透かしを抽出する電子透かし抽出部と、
前記抽出された電子透かしを情報として認識し前記個人認証媒体固有の識別情報を取得する識別情報認識部と、
前記識別情報に対応する誤植情報を前記情報処理装置から抽出する誤植情報抽出部と、
前記誤植情報抽出部によって抽出された誤植情報を表示するディスプレイとを有する、
個人認証システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2008−80745(P2008−80745A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−265863(P2006−265863)
【出願日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】