説明

倍速コンベヤチェーン及び倍速コンベヤ

【課題】重量物の製品を搬送する場合であっても、ローラが撓むのを抑制して装置自体の耐久性を高めることができる。また、小型の駆動及び従動スプロケット(11a・11b、17a・17b)を使用して倍速コンベヤチェーン(19)を確実に搬送走行させることができ、装置自体を小型化及び軽量化することができる。
【解決手段】隣接する一方のチェーン単位部材(21)の軸受大径部(23a)の内側面側に他方のチェーン単位部材(21)の軸支部(23d)が位置するように配置すると共に一対の軸支部(23d)間に倍速ローラ(29)を配置した状態で一致する軸受孔(23b)及び軸支孔(23e、29a)内に連結ピン(31)を挿入してチェーン単位部材(21)相互を所要の長さで無端状に連結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、載置された被搬送物をコンベヤ搬送速度の倍速で搬送する倍速コンベヤチェーン及び倍速コンベヤに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に示す従来の倍速コンベヤは、内外リンクプレートを連結するピン に倍速ローラ が通された無端チェーン と、ガイドレールとを備え、倍速ローラ は、搬送用大径ローラ及びこれを挟むように配置されて該搬送用大径ローラに一体化されると共にガイドレール上にて転動可能に支持される一対の小径ローラにより構成される。また、無端チェーン のリターン側に駆動及び従動スプロケットが配置され、駆動及び従動スプロケットの歯間に搬送用大径ローラを係合し、回転駆動される駆動スプロケットにより無端チェーンに搬送駆動力を付与するように構成される。
【0003】
上記倍速コンベヤは、駆動スプロケットの回転駆動に伴って各小径ローラがガイドレール上を転動し、該小径ローラに一体化された大径ローラを小径ローラ径との外径比に応じた速度で回転させることにより無端チェーン の速度に大径ローラ の周速を加算した速度で製品を搬送するように構成される。
【0004】
上記倍速コンベヤにあっては、大径ローラの両側に小径ローラを一体化し、ガイドレール上にて各小径ローラを転動させることにより大径ローラを回転させて製品を無端チェーンの速度の倍速で搬送する構造であるため、重量物の製品を搬送する際には、大径ローラが製品の重量により撓のでローラが破損し易くなり、耐久性が悪くなる問題を有している。
【0005】
また、駆動スプロケットの歯間に搬送用大径ローラを係合して無端チェーに搬送駆動力を付与する構成であるため、駆動スプロケット及び従動スプロケットが大径化して装置自体が大型化及び重量化する問題を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平6−345233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、製品が重量物の場合には、ローラが製品重量により撓んで破損し易くなり、装置自体の耐久性が悪くなる点にある。また、駆動及び従動スプロケットが大型化することにより装置自体が大型化及び重量化する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1は、多数のチェーン単位部材相互を所要の長さに連結し、支持フレームの走行支持面上を製品の搬送方向へ走行可能に支持されると共に支持フレームの搬送方向上手側及び下手側端部に設けられた駆動スプロケット及び従動スプロケットに掛渡される倍速コンベヤチェーンにおいて、各チェーン単位部材は、リンク本体の搬送方向上手側又は下手側にて搬送直交方向外側へ所要の間隔をおいてそれぞれ突出し、駆動スプロケット及び従動スプロケットの各歯間に係合可能な外径で中心部に軸受孔を設けた一対の軸受大径部と、上記軸受大径部と反対側のリンク本体にて各軸受大径部の内側面にそれぞれ位置するように所要の間隔をおいて突出し、中心部に上記軸受孔と一致する軸支孔を設けた一対の軸支部と、上記一対の軸支部間に配置され、上記支持フレームの走行支持面に当接する外径からなると共に中心部に上記軸受孔及び軸支孔と一致する軸支孔を設けた倍速ローラとからなり、隣接する一方のチェーン単位部材の軸受大径部の内側面側に他方のチェーン単位部材の軸支部が位置するように配置すると共に一対の軸支部間に倍速ローラを配置した状態で一致する軸受孔及び軸支孔内に連結ピンを挿入してチェーン単位部材相互を所要の長さで無端状に連結したことを主要な特徴とする。
【0009】
請求項5は、搬送方向が所要の長さで、走行支持面を有した支持フレームと、該支持フレームの搬送方向上手側端部又は下手側端部にて回転可能に支持される駆動軸に搬送直交方向側へ所要の間隔をおいた平行状態で固定される一対の駆動スプロケットと、上記駆動軸を回転駆動する電動モータと、上記駆動軸と反対側の支持フレーム端部にて回転可能に支持される従動軸に搬送直交方向側へ所要の間隔をおいた平行状態で固定される一対の従動スプロケットとを備え、請求項1乃至4の何れかに記載の倍速コンベヤチェーンを、倍速ローラが走行支持面上に当接した状態で、かつ各チェーン単位部材における一対の軸受大径部が上記一対の駆動及び従動スプロケットに係合した状態で掛渡し、上記電動モータの駆動により倍速コンベヤチェーンが所要の方向へ搬送走行された際に、倍速ローラ上に載置された被搬送物を倍速コンベヤチェーンの搬送速度と倍速ローラの回転周速とにより搬送することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、重量物の製品を搬送する場合であっても、ローラが撓むのを抑制して装置自体の耐久性を高めることができる。また、小型の駆動及び従動スプロケットを使用して搬送コンベヤチェーンを確実に搬送走行させることができ、装置自体を小型化及び軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】倍速コンベヤの概略を示す斜視図である。
【図2】倍速コンベヤチェーンを構成するチェーン単位部材の分解斜視図である。
【図3】チェーン単位部材における軸受大径部個所の中央縦断面図である。
【図4】スプロケットに対する軸受大径部の係合状態を示す説明図である。
【図5】倍速搬送作用を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
隣接する一方のチェーン単位部材の軸受大径部の内側面側に他方のチェーン単位部材の軸支部が位置するように配置すると共に一対の軸支部間に倍速ローラを配置した状態で一致する軸受孔及び軸支孔内に連結ピンを挿入してチェーン単位部材相互を所要の長さで無端状に連結したことを最良の実施形態とする。
【実施例1】
【0013】
以下、実施例を示す図に従って本発明を説明する。
図1乃至図3に示すように、倍速コンベヤ1の支持フレーム3は、搬送方向(左右方向とする。)が所要の長さで、搬送直交方向(前後方向とする。)に対して被搬送物の搬送直交方向幅に応じた間隔をおいて相対配置される一対で構成され、各支持フレーム3の上面には、後述する倍速ローラが転動する走行支持面3aを有している。
【0014】
各支持フレーム3の搬出側端部には、搬送直交方向に軸線を有し、電動モータ5が連結された駆動軸7が回転可能に軸支される。該駆動軸7の両軸端部には、駆動円筒体9がそれぞれ固定され、各駆動円筒体9の軸線方向両端部には、外周に多数の歯を有した左右一対(2個)の駆動スプロケット11a・11bが軸線方向へ後述する倍速コンベヤチェーン19の搬送直交方向幅に応じた間隔をおいて設けられる。なお、駆動スプロケット11a・11bは、駆動円筒体9の軸線方向両端部にそれぞれ一体に形成した構成であってもよい。
【0015】
また、各支持フレーム3の搬入側端部には、搬送直交方向に軸線を有した従動軸13が回転可能に軸支される。該従動軸13の両軸端部には、従動円筒体15がそれぞれ固定され、各従動円筒体15の軸線方向両端部には、外周に多数の歯を有した左右一対(2個)の従動スプロケット17a・17bが軸線方向へ後述する倍速コンベヤチェーン19の搬送直交方向幅に応じた間隔をおいて設けられる。なお、従動スプロケット17a・17bは、従動円筒体15の軸線方向両端部にそれぞれ一体に形成した構成であってもよい。また、図中の符号4は、上記左右一対の支持フレーム3を搬送直交方向に対して所要の間隔をおいて固定するための固定バーである。
【0016】
上記駆動及び従動スプロケット11a・11b、17a・17bには、倍速コンベヤチェーン19が各支持フレーム3における走行支持面3aにそれぞれ支持された状態で走行するように掛渡される。各倍速コンベヤチェーン19は、駆動9及び従動スプロケット11a・11b、17a・17b間に掛渡可能な長さに応じた個数のチェーン単位部材21相互を無端状に連結して構成される。
【0017】
各チェーン単位部材21のリンク本体23は、搬送直交方向が上記駆動及び従動円筒体9・15の軸線方向長さより短い幅からなり、搬送直交方向両端部の搬送方向下手側には、左右一対の軸受大径部23aが上記駆動及び従動スプロケット11a・11b、17a・17bに相対するように搬送直交方向外側へ所要の長さで延出して形成される。従って左右一対の軸受大径部23aの相互間には、空隙25が設けられる。
【0018】
また、上記各軸受大径部23aは、上記駆動及び従動スプロケット11a・11b、17a・17bの歯間に噛合う外径に形成される。そして上記各軸受大径部23aには、搬送直交方向へ延出する軸受孔23bがそれぞれ形成される。一方の軸受孔23bの内側内周面には、後述する連結ピンに設けられた係合溝に係合する小径突部23cが一体形成される。
【0019】
リンク本体23における搬送直交方向両端部の搬送方向上手側には、左右一対の軸支部23dが上記軸受大径部23aの内側面に位置するように搬送方向へ所要の長さで突出してそれぞれ形成される。従って左右一対の軸支部23dの相互間には、空隙27が設けられる。また、上記各軸支部23dには、搬送直交方向へ延出し、連結ピン31が挿通される軸支孔23eがそれぞれ形成される。
【0020】
上記各軸支部23d間の空隙27には、倍速ローラ29が配置される。該倍速ローラ29は、軸支部23dの高さ幅より大きく、その下周面が支持フレーム3の走行支持面3aに当接する外径からなる。該倍速ローラ29の中心部には、搬送直交方向(軸線方向)へ延出し、軸支部23dの軸支孔23eと一致する軸支孔29aが形成される。
【0021】
上記大径軸受部23a及び軸支部23dを備えたリンク本体23と倍速ローラ29は、例えばポリアミド樹脂等のエンジニアリング樹脂により成形される。
【0022】
倍速コンベヤチェーン19は、上記したチェーン単位部材21相互を、例えば搬送方向下手側に位置するチェーン単位部材21の軸支部23dを搬送方向上手側に位置するチェーン単位部材21の軸受大径部23a間に配置すると共に左右一対の軸支部23d間の空隙27内に倍速ローラ29を配置した状態で搬送方向上手側に位置する一方の軸受大径部23aから互いに一致する軸受孔23b、軸支孔23e・29a及び他方の軸受大径部23aの軸受孔23b内に連結ピン31を挿通して連結して所要の長さに形成される。
【0023】
上記連結ピン31は、ポリアミド樹脂等の合成樹脂材又はステンレス、アルミニウム等の金属材で、一方の軸受大径部23aから他方の軸受大径部23aに至る軸線長さからなる。そして一方の軸受大径部23a側の軸端部には、軸受孔23b内に挿嵌される大径部31bが一体形成されると共に一方の軸受大径部23aの内側面側に応じた外周には、一方の軸受孔23b内に設けられた小径突部23cが係合する係合溝31aが周方向に形成される。
【0024】
上記のように構成された所要の長さの倍速コンベヤチェーン19を支持フレーム3の搬送方向下手側及び上手側に設けられた駆動スプロケット11a・11b及び従動スプロケット17a・17bにそれぞれ噛合わせた状態で一方の端部に位置するチェーン単位部材21の軸支部23dを他方の端部に位置するチェーン単位部材21の軸受大径部23a間に配置すると共に左右一対の軸支部23d間の空隙27内に倍速ローラ29を配置した状態で一方の軸受大径部23aから互いに一致する軸受孔23b、23e、29a及び他方の軸受大径部23aの軸受孔23b内に連結ピン31を挿通して無端状に連結して倍速コンベヤ1を組み立てる。
【0025】
このとき、駆動スプロケット11a・11b及び従動スプロケット17a・17bは、図4に示すように倍速コンベヤチェーン19における搬送直交方向の両側にて所要の間隔をおいてそれぞれ突出する軸受大径部23aに噛合わされる。
【0026】
上記のように組み立てられた倍速コンベヤ1において電動モータ5が回転駆動されると、図5に示すように倍速コンベヤチェーン19は、搬送直交方向両側の軸受大径部23aにそれぞれ噛合う駆動スプロケット11a・11bの回転に伴って所要の方向へ走行される。このとき、支持フレーム3の走行支持面3aに当接する倍速ローラ29は、倍速コンベヤチェーン19の走行に伴って所要の周速で回転される。
【0027】
上記のように走行する倍速コンベヤチェーン19に対して被搬送物としての製品が倍速ローラ29上にて支持されるように載置されると、該製品は、倍速コンベヤチェーン19の走行速度と倍速ローラ29の周速に応じて搬送速度で搬送される。
【0028】
本実施例は、チェーン単位部材21において搬送直交方向の両側へ突出する軸受大径部23aに対して駆動円筒体9に平行して固定された2個の駆動スプロケット11a・11bをそれぞれ噛合わせて倍速コンベヤチェーン19を搬送走行させるため、倍速コンベヤチェーン19に対して駆動軸7の回転力を確実に伝達して走行させることができる。
【0029】
また、支持フレーム3の走行支持面3aに当接する倍速ローラ29を倍速コンベヤチェーン19の走行に伴って回転させることができ、従来のようにガイドレール上にて転動する一対の小径ローラを介して搬送用大径ローラを回転する構成に比べて回転部分の軸線方向幅を短くすることができ、撓みによる破損を有効に防止して耐久性を向上することができる。
【0030】
更に、倍速ローラ29自体が走行支持面3a上にて支持されて転動する構成のため、該倍速ローラ29上に載置された製品重量を確実に受承して倍速ローラ29の転動を確実に行わせて倍速搬送することができる。
【0031】
上記説明は、倍速コンベヤ1を搬送直交方向の両側に設けられた2条の倍速コンベヤチェーン19により構成したが、小型の製品にあっては、1条の倍速コンベヤチェーン19により倍速コンベヤ1を構成してもよい。この場合にあっては、倍速コンベヤチェーン19の搬送直交方向幅を製品の搬送直交方向幅に応じた長さにして構成すればよい。
【0032】
また、倍速ローラ29を支持フレーム3の走行支持面3a上に当接して転動可能で、かつ駆動スプロケット11a・11b及び従動スプロケット17a・17b間に位置する駆動円筒体9及び従動円筒体15の外周面に当接して支持可能な外径としてもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 倍速コンベヤ
3 支持フレーム
3a 走行支持面
4 固定バー
5 電動モータ
7 駆動軸
9 駆動円筒体
11a・11b 駆動スプロケット
13 従動軸
15 従動円筒体
17a・17b 従動スプロケット
19 倍速コンベヤチェーン
21 チェーン単位部材
23 リンク本体
23a 軸受大径部
23b 軸受孔
23c 突部
23d 軸支部
23e 軸支孔
25 空隙
27 空隙
29 倍速ローラ
29a 軸支孔
31 連結ピン
31a 係合溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数のチェーン単位部材相互を所要の長さに連結し、支持フレームの走行支持面上を製品の搬送方向へ走行可能に支持されると共に支持フレームの搬送方向上手側及び下手側端部に設けられた駆動スプロケット及び従動スプロケットに掛渡される倍速コンベヤチェーンにおいて、
各チェーン単位部材は、
リンク本体の搬送方向上手側又は下手側にて搬送直交方向外側へ所要の間隔をおいてそれぞれ突出し、駆動スプロケット及び従動スプロケットの各歯間に係合可能な外径で中心部に軸受孔を設けた一対の軸受大径部と、
上記軸受大径部と反対側のリンク本体にて各軸受大径部の内側面にそれぞれ位置するように所要の間隔をおいて突出し、中心部に上記軸受孔と一致する軸支孔を設けた一対の軸支部と、
上記一対の軸支部間に配置され、上記支持フレームの走行支持面に当接する外径からなると共に中心部に上記軸受孔及び軸支孔と一致する軸支孔を設けた倍速ローラと、
からなり、
隣接する一方のチェーン単位部材の軸受大径部の内側面側に他方のチェーン単位部材の軸支部が位置するように配置すると共に一対の軸支部間に倍速ローラを配置した状態で一致する軸受孔及び軸支孔内に連結ピンを挿入してチェーン単位部材相互を所要の長さで無端状に連結した倍速コンベヤチェーン。
【請求項2】
請求項1において、上記チェーン単位部材及び連結ピンは、合成樹脂からなる倍速コンベヤチェーン。
【請求項3】
請求項1において、上記チェーン単位部材は、合成樹脂からなると共に連結ピンは、金属材からなる倍速コンベヤチェーン。
【請求項4】
請求項1において、少なくとも一方の軸受大径部の軸受孔内周面には、突部を周周りに形成すると共に該突部個所に対応する連結ピンの外周には、係合溝を形成し、上記軸受大径部内に連結ピンを挿入した際に、上記係合溝に対して突部を係合して抜け止め可能とした倍速コンベヤチェーン。
【請求項5】
搬送方向が所要の長さで、走行支持面を有した支持フレームと、
該支持フレームの搬送方向上手側端部又は下手側端部にて回転可能に支持される駆動軸に搬送直交方向側へ所要の間隔をおいた平行状態で固定される一対の駆動スプロケットと、
上記駆動軸を回転駆動する電動モータと、
上記駆動軸と反対側の支持フレーム端部にて回転可能に支持される従動軸に搬送直交方向側へ所要の間隔をおいた平行状態で固定される一対の従動スプロケットと、
を備え、請求項1乃至4の何れかに記載の倍速コンベヤチェーンを、倍速ローラが走行支持面上に当接した状態で、かつ各チェーン単位部材における一対の軸受大径部が上記一対の駆動及び従動スプロケットに係合した状態で掛渡し、
上記電動モータの駆動により倍速コンベヤチェーンが所要の方向へ搬送走行された際に、倍速ローラ上に載置された被搬送物を倍速コンベヤチェーンの搬送速度と倍速ローラの回転周速とにより搬送する倍速コンベヤ。
【請求項6】
請求項5において、支持フレームは、被搬送物の搬送直交方向幅に応じた間隔をおいて平行配置すると共に各支持フレームの搬送方向端部に駆動及び従動スプロケットをそれぞれ設け、各支持フレーム毎に請求項1乃至4の何れかに記載の倍速コンベヤチェーンを、倍速ローラが走行支持面上に当接した状態で、かつ各チェーン単位部材における一対の軸受大径部が上記一対の駆動及び従動スプロケットに係合した状態で掛渡した倍速コンベヤ。
【請求項7】
請求項5において、上記一対の駆動スプロケットは、駆動軸に固定され、軸線方向が倍速コンベヤチェーン幅に応じた長さからなる駆動円筒体の軸線方向両端部に固定してなると共に上記一対の従動スプロケットは、従動軸に固定され、軸線方向が倍速コンベヤチェーン幅に応じた長さからなる従動円筒体の軸線方向両端部に固定してなる倍速コンベヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−86927(P2013−86927A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−229313(P2011−229313)
【出願日】平成23年10月19日(2011.10.19)
【出願人】(506329292)スターテクノ株式会社 (45)
【Fターム(参考)】