説明

健康アドバイス装置

【課題】健康を維持し、健康状態を向上させることを望む個人に、与えるアドバイスを少ない質問項目で確実適切に選択することができる健康アドバイス装置を提供する。
【解決手段】個人の身体計測データを入力する身体計測データ入力手段6A,6Bと、入力された身体計測データに応じたアドバイスを表示するアドバイス表示手段8とを備えた健康アドバイス装置1であって、身体計測データに基いて当該個人の属する健康状態を決定する健康状態決定手段P,2,3と、決定された健康状態をさらに分類するための生活状態分類用質問項目を健康状態毎に記憶する生活状態分類用質問項目データベース20と、生活状態分類用質問項目に関連付けてアドバイスデータを記憶するアドバイス情報データベース30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康を維持し、健康状態を向上させることを望む個人に、その生活を改善する方向を示すアドバイスを提供する健康アドバイス装置および健康アドバイスプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、健康について、生活改善などをするアドバイスを、コンピュータシステムを用いて提供するための健康アドバイス装置が種々提案されている。
【0003】
従来の健康アドバイス装置には、アドバイスを求める個人の健康状態の情報に基き、個人をグループ分けして、当該グループに応じたアドバイスをするものがある。しかし、このような装置は、結果としての健康状態のみに着目しているので、アドバイスが多項目に亘る場合がある。これを解消するため単純にアドバイス項目を減らすと、アドバイスが生活状況に合わず不適切となる。
【0004】
そこで、健康状態に加えて生活状況を質問するなどして、健康状態と生活状況の双方を用いてグループ分けし、グループごとにアドバイスをするものが提案されている。しかし、グループ単位でなされるアドバイスは同じなので、個人のニーズに応じたきめ細かいものとはなっていない。きめ細かく行おうとすると、質問項目が増加することとなり、実用的ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010―170534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の発明者らは、先に、かかるグループ分けを改善する方法として、グループ分けを一定のタイミングで更新することを提案した(特許文献1参照)。しかしながら、グループ分けを更新しつつ質問項目を減らすことで、きめ細かさは増すものの、解析の手順によってグループ分けが不安定となるという問題が発生した。
【0007】
すなわち、集合のメンバーや配列が異なることで、当該個人に関連付けられる項目、例えば「時間が不規則である」が「生活時間が規則的である」に変化し、結果としてなすべきアドバイスが逆転するという現象が生じた。
【0008】
本発明は、かかる状況に鑑みて、健康を維持し、健康状態を向上させることを望む個人に、与えるアドバイスを少ない質問項目で確実適切に選択する健康アドバイス装置および健康アドバイスプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の発明者は、健康状態に応じたグルーピングをした健康状態グループの各々が、さらに生活状況に応じた小グループに細分化されうることを見出し、どの小グループに属するかは健康状態グループに応じた少数の簡単な質問に対する回答で判別できるはずであるとの着想のもとで本発明を想到するに至った。
【0010】
本発明は、すなわち、健康診断(以下、本明細書では健診と略す)で得られた特定の個人の数値などの身体計測データをはじめとする身体状態を計測した身体計測データを、システム外から入力する身体計測データ入力手段と、入力された身体計測データに応じたアドバイスを表示するアドバイス表示手段とを備えた健康アドバイス装置であって、前記身体計測データに基づいて当該個人の属する健康状態を決定する健康状態決定手段と、決定された健康状態をさらに分類するための生活状態分類用質問項目を健康状態毎に記憶する生活状態分類用質問項目データベースと、前記生活状態分類用質問項目に関連付けてアドバイスデータを記憶するアドバイス情報データベースとを備えた健康アドバイス装置を提供する。
【0011】
また、本発明では、上記構成に加えて、前記健康状態決定手段により決定された健康状態に対応する生活状態分類用質問項目を前記生活状態分類用質問項目データベースから抽出する質問項目抽出手段と、抽出された生活状態分類用質問項目の好ましくは全てを表示する質問項目表示手段と、表示された生活状態分類用質問項目を選択するか否かの入力を操作者に促し、操作者により入力された選択結果を受領する質問項目選択手段と、該質問項目選択手段により受領した操作者の選択結果に応じたアドバイスデータを前記アドバイス情報データベースから抽出するアドバイス抽出手段とを備え、アドバイス抽出手段により抽出されたアドバイスデータを前記アドバイス表示手段により表示する健康アドバイス装置を提供する。
【0012】
さらに、本発明では、上述の健康アドバイス装置を用いた健康アドバイス方法であって、身体計測データを用いて健康状態を決定するステップと、決定された健康状態に対応する生活状態分類用質問項目を前記生活状態分類用質問項目データベースから抽出するステップと、抽出された生活状態分類用質問項目を表示するステップと、表示された生活状態分類用質問項目を選択するか否かの入力を操作者に求めるステップと、操作者が選択した生活状態分類用質問項目に応じたアドバイスデータを抽出するステップと、抽出されたアドバイスデータから、重複するアドバイスデータを除くステップと、除かれた残りのアドバイスデータを表示するステップとを有する健康アドバイスプログラムを提供する。
【0013】
本発明で用いる質問項目やアドバイスデータは、一定の期間毎に更新することが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の健康アドバイス装置または健康アドバイスプログラムによれば、健康を維持し、健康状態を向上させることを望む個人に、与えるアドバイスを少ない質問項目で確実適切に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の健康アドバイス装置を実現するパーソナルコンピュータシステムのシステム構成図である。
【図2】生活状態分類用質問項目データベースの具体的構造の説明図である。
【図3】アドバイス情報データベースの具体的構造の説明図である。
【図4】健康アドバイス装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態における制御およびデータの流れを表したブロックダイヤグラムである。
【図6】(a)〜(f)は、健康アドバイス装置を用いた健康アドバイスプログラムの動作について説明する液晶ディスプレイ装置の画面表示である。
【図7】(g)〜(l)は、健康アドバイス装置を用いた健康アドバイスプログラムの動作について説明する液晶ディスプレイ装置の画面表示である。
【図8】(a)〜(c)は、第2実施形態における質問項目データベースおよびアドバイス情報データベースの内容を示す説明図である。
【図9】アドバイス情報データベースを用いたアドバイス抽出ステップのフローチャートである。
【図10】(a)〜(g)は、第3実施形態において用いる遠隔操作用端末の画面表示である。
【図11】第3実施形態の構成図である。
【図12】第1実施形態において、同じアドバイスが複数表示されるアドバイス情報データベースの具体例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい第1実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0017】
本発明に係る健康アドバイス装置は、図1に示すハードウエア構成のパーソナルコンピュータシステム1を用いて実現することができる。パーソナルコンピュータシステム1は、図1に示すように、システム全体を制御する制御装置2と、電子回路を介して制御装置2と論理的に接続された、主記憶装置3及び外部記憶装置4と、キャラクタなどを入力するためのキーボードである第1入力装置6A及び画面表示と関連付けて画面の位置を指定するためのマウス装置である第2入力装置6Bと、後述するメモリ素子を接続するためのデータ端子5と、その内容が表示制御回路8により表示装置である液晶ディスプレイ装置9に表示されるスクリーンメモリ7とを備える。
【0018】
制御装置2はマイクロプロセッサやバスコントローラなどを一体にして構成されたLSI素子および周辺回路で構成されている。主記憶装置3はDRAM素子を主たる構成要素とする周知の回路ブロックである。外部記憶装置4は、本第1実施形態ではハードディスク装置であり、本発明に係る健康アドバイス提案プロセスを実現するための健康アドバイスプログラムPを内蔵記憶するとともに、その一部が生活状態分類用質問項目データベース(以下、質問項目データベースと略す)20およびアドバイス情報データベース30のデータ記憶領域を構成する。データ端子5は、具体的には周知のUSB規格の接続口(USBポート)で実現され、後述するように不揮発性メモリ10が挿入され、他のシステムからの身体計測データを受け入れるのに用いられる。
【0019】
スクリーンメモリ7も主記憶装置3と同様にDRAM素子で構成される。本第1実施形態では操作者に対するメッセージなどの表示を行う表示手段は、液晶ディスプレイ装置9、スクリーンメモリ7、表示制御回路8および外部記憶装置4に内蔵された図示しない表示制御プログラム(ディスプレイドライバ)で構成される。表示手段に転送されたデータは、スクリーンメモリ7に一旦記憶され表示制御回路8を介して液晶ディスプレイ装置9に表示される。
【0020】
制御装置2が各部へのデータの書き込みおよび読み出しを行うほか、主記憶装置3、外部記憶装置4、スクリーンメモリ7相互間では図示しないDMA回路を用いて直接データ転送が行われることで、大量のデータの取り扱いを容易にする構成となっている。
【0021】
本発明の特徴である生活状態分類用質問項目データベース20およびアドバイス情報データベース30の具体的構造について、図2および図3を参照して説明する。
【0022】
生活状態分類用質問項目データベース20は、図2に示すように、BOF(ファイル開始部)21とEOF22(ファイル終了部)とに挟まれた複数のデータレコード23、23で構成される。
【0023】
各データレコード23はレコードヘッダ231と図中、甲・乙・丙で示す各基本健康状態に応じて表示される複数の質問項目を記録したデータ部232とで構成される。レコードヘッダ231には、甲・乙・丙の各健康状態に割り当てられたコード(1バイト)と質問数(2バイト)とが記録されている。図中では健康状態甲に対応するヘッダを「甲ヘッダ」、乙に対応するそれを「乙ヘッダ」のように示した。データ部232は1質問につき128バイトの領域が割り当てられて、質問内容がテキスト形式で記録されている。図中ではデータ構造が把握し易いように「質問甲1」「質問甲2」のように健康状態と質問番号とを並べて表しているが、実際のメモリの内容は上述したように質問内容であり、後述するように操作者ないし利用者が読み取れるように液晶ディスプレイ装置9に表示される。
【0024】
なお、質問項目は、一定期間毎に、具体的には毎年一回表現などが見直され、必要に応じて変更される。
【0025】
アドバイス情報データベース30は、ラベル部32とデータ部33とからなるアドバイスレコード31を複数含む。本実施例において、アドバイス情報データベース30は一定期間毎に、具体的には毎年一回更新可能とされ、アドバイスの追加や削除が行われているので、ファイルの始まりや終わりを示すBOFやEOFは存在せず、図示しない管理領域にファイルの範囲が記録されている。ラベル部32は4バイトの長さで、第1バイトが健康状態のコード、第2バイトが質問番号、第3および第4バイトがアドバイス番号を示す。ラベル部32に連続して256バイトのデータ部33が割り当てられ最大128文字のアドバイスがテキスト形式で記録されている。
【0026】
図4の健康アドバイス装置1の動作を示すフローチャートおよび図6、図7に示す液晶ディスプレイ装置9の画面を表す図を参照しながら、健康アドバイス装置1を用いた健康アドバイスプログラムPの動作について説明する。なお、本第1実施形態は、定期健診の結果をもとに健康アドバイスを提供するシステムであるが、以下の説明で容易に理解できるように、定期健診の結果以外の身体計測データを用いても本第1実施形態の装置は動作する。
【0027】
操作者すなわち本アドバイス装置を用いて健康に関するアドバイスを得たい操作者(利用者)が外部記憶装置4に記憶された健康アドバイスプログラムPを起動する操作を第1入力装置6若しくは第2入力装置7を用いて行うと、ID確認ステップS1が開始され図6(a)に示すようにID入力を求める画面が液晶ディスプレイ装置9に表示される。画面の指示に従って、操作者がIDおよびパスワードを第1入力装置から正しく入力すると(図6(b))、外部記憶装置4に記憶された図示しない利用者リストを参照して制御装置2上で動作するプログラムが、以後の操作を許可するかどうかの判定を行う。このとき、プログラムPのID確認ステップS1と制御装置2、主記憶装置3、表示手段および第1入力装置6で操作者が正当な利用者であるかを確認する利用者確認手段が実現されている。
【0028】
ID確認ステップS1において、操作者が正当な利用者であると判定されると、身体計測データ取り込みステップS2に制御が移り、液晶ディスプレイ装置9に、データ端子5に過去の健診データが記録されたメモリ素子10を挿入するよう促すメッセージが図6(c)に示すように表示される。表示に従って操作者がメモリ素子10をデータ端子5に挿入すると、挿入を検知した制御装置2がメモリ素子10内の健康診断データを読み出し、主記憶装置3に書き込む。このとき、プログラムPの身体計測データ取り込みステップS2と制御装置2、データ端子5および主記憶装置3とで、本発明の身体計測データ入力手段が実現され、装置外部のメモリ素子10より健康アドバイス装置1に身体計測データが取り込まれる。
【0029】
身体計測データ取込みステップS2が正常に終了すると、取り込まれた健診データに基いて健康に関する基本属性を決定するための健康状態決定ステップS3が実行される。このとき、プログラムPの健康状態決定ステップS3と制御装置2、主記憶装置3とで、健診データに基づいて個人の属する健康状態を決定する健康状態決定手段が実現されている。ステップS3すなわち健康状態決定手段では、メモリ素子10から主記憶装置3に転送され記憶された健診データに含まれる情報を用いて、どの基本健康状態に利用者が属するか判断され、決定される。
【0030】
ここで、健康状態とは、操作者がどのような健康状態であるかを区分する属性であって、例えば体重、血糖値などの身体計測データで分類されるメタボリック症候群、糖尿病予備群など一般に健康になるためのあるいは健康を維持するためのアドバイス(健康アドバイス)が必要とされる属性はもちろん、一般には健康アドバイスが必要とされないものも含むことができる。
【0031】
ここでの判断は、具体的には、予め身体計測データの数値に応じて健康状態を分類しておき、健診の数値がどの分類に属するかで行う。この分類は各データ毎に行う、例えば高血圧や低血圧のような分類のほか、複数の数値、例えば身長、体重、胴回り、性別の組み合わせで分類するメタボリック症候群などがある。また、一つの分類に該当しても、同時に他の分類に該当する場合もある。具体的には高血圧に該当しかつ高血糖値に該当する場合などである。複数の分類に該当する場合は、各分類に対応する質問がそれぞれなされる。また、年齢や性別に応じ分類を変えることを行ってもよい。その場合は、ID確認ステップS1において入力された年齢および性別を利用しても、健診データと一緒に取り込まれた個人属性情報を用いても良い。
【0032】
このように、健康状態決定ステップS3では種々の判断を行うが、本実施例は汎用のパソコンで実現しているので、演算が遅いため時間を要する。そこで、本第1実施形態では図6(d)のようにプロセスが進行中である旨を表示している。
【0033】
ここで、何れの分類にも属さない、すなわち極めて健康でアドバイス不要と判断された場合は、分岐判定J1で健康表示ステップS10に遷移し、「タイプ分析完了。あなたのタイプは、健康体です。この状態が維持されるようこれまでの生活を維持してください。」との表示がされるアドバイス不要メッセージ表示ステップS11を経由してプログラムを終了(TE)する。
【0034】
なんらかのアドバイスが必要な健康状態に該当すると判定されると、健康状態の判定結果すなわちタイプ分析の結果が表示される健康状態表示ステップS4に移行する。「小太り」と判定された場合の表示例を図6(e)に示す。本第1実施形態では複数の基本健康状態に該当すると判定されると、全てが同一画面において表示される。なお、ここでの「同一画面」とは、表示手段において画面の画素数が少なくそれを補うためにスクロールなどにより表示されうるよう構成された場合も含む。
【0035】
本第1実施形態では図6(e)に示すようにアドバイスの要否を問い合わせ、操作者が不要としたときは不要判定ステップで分岐し、プログラムを終了する(TE)ように構成されている。このようにタイプ分類の表示と同時にアドバイスの要否を確認することが、すでに医師の管理下で改善のための治療を実施していてアドバイスを受ける必要が無い場合などに、直ちに本プログラムを終了させることができるので好ましい。
【0036】
次に、判断された結果該当するとされた健康状態に応じた生活状態分類用質問項目が質問項目データベース20から読み出される(質問項目読み出しステップ:S5)。例えば、基本健康状態が「小太り」であると判断されると、制御装置2はレコードヘッダ231に記録された健康状態「小太り」に該当するコードをキーにしてレコード「小太り」を検索し、次にレコード「小太り」のレコードヘッダ231に記録された質問数に応じた記憶容量のデータ領域を主記憶3に確保する。そして、データ部232に記録された生活状態分類用質問の内容を、主記憶3の確保したデータ領域に転送する。ここでは、プログラムPの質問項目読み出しステップS5と制御装置2とで質問項目抽出手段が実現され、外部記憶装置4の質問項目データベース20より健康状態に応じた質問項目が抽出されている。
【0037】
読み出された質問内容は、スクリーンメモリ7に転送され図6(f)に示すように1画面内に表示される(質問項目表示ステップ:S6)。プログラムPの質問項目表示ステップS6と制御装置2、主記憶装置3および前述の表示手段で、質問項目表示手段が実現されている。本実施例では、質問項目表示ステップS6において生活状態分類用質問項目の内容がその右側にチェックボックスを伴い表示されるが、チェックボックスは次の質問項目選択ステップS7で表示されるよう構成しても良い。
【0038】
次に、質問項目選択ステップS7が実行される。この質問項目選択ステップは、健康アドバイスを得ようとしている個人にあてはまる項目を選択入力するステップである。従って、生活状況選択ステップと称してもよい。ここで、操作者が利用者即ちアドバイスを得ようとしている個人であることが、選択がより適切に行えるので好ましい。
【0039】
具体的には、図6(f)に示すように、「あてはまるところを全てチェックした後、右のボタンをクリックしてください」との入力を促す文言が表示され、それに応じて、利用者が第2入力装置7を操作して、チェックを入力する。チェックされたボックスは、図7(g)に示すように表示されるとともに、主記憶装置3の該当する領域にチェックされた旨が記憶される。ここに示す例では「憂鬱なときには食べ過ぎる」「一日中お腹がすいているような気がする」「食事をよく噛まない」「自分は洞察力があると思う」にチェックがされていて、これらの項目を利用者が該当するとして選択し入力したことがわかる。
【0040】
チェック即ち選択入力が完了したら、操作者が第2入力装置7を操作して図示しないカーソルをボタンg1に移動させ、第2入力装置7に設けられた図示しないスイッチを押す操作、いわゆるクリックを行う。クリックされると、制御装置2がチェックされたボックスが何れであるかを主記憶装置3の該当する領域を読み出すことで判定し、チェックされたボックスに相当する質問の番号あるいはコードを主記憶装置3などを介して次のアドバイス読み出しステップS8へ渡す。
【0041】
ここでは、プログラムPの質問項目選択ステップS7と制御装置2、主記憶装置3および第2入力手段7とで、質問項目選択手段が実現され、外部記憶4のアドバイス情報データベース30より選択された質問に応じたアドバイスが抽出されている。
【0042】
本第1実施形態では、図7(h)のようなチェックされた項目が何れであるかの確認の画面表示を質問項目選択ステップS6の最後に表示し、「了解」のボタン(入力完了ボタン)h1がクリックされたら、次のアドバイス読み出しステップS8へ移り、「やり直す」のボタンh2がクリックされたらステップS6の最初に戻り、再度図7(g)の画面が表示される。
【0043】
アドバイス読み出しステップS8では、チェックされた質問項目に応じたレコード31がラベル部32の第1バイトおよび第2バイト、すなわち健康状態のコードと質問番号とをキーにしてアドバイス情報データベース30より検索され抽出されて、抽出されたレコードのアドバイス内容33が主記憶装置3に順次転送される。アドバイス情報データベース30の検索が完了し、チェックされた質問項目全てについてのアドバイス内容が主記憶装置3に転送されると、アドバイス読み出しステップS8は終了し、アドバイス表示ステップS9に移行する。
【0044】
本第1実施形態では、プログラムPのアドバイス読み出しステップS8と制御装置2、主記憶装置3で、アドバイス抽出手段が実現され、質問項目選択手段により選択された質問に対応するアドバイスが、外部記憶装置4のアドバイス情報データベース30から抽出されている。
【0045】
アドバイス表示ステップS9では、読み出されたアドバイスが図7(i)〜図7(j)に示すようにチェックボックスとともに表示される。
【0046】
ここで、利用者が第2入力装置7を用いて、画面の指示に従って、やってみたいと思うアドバイスのチェックボックスのチェックを行い、その後、画面上の仮想ボタンを押す操作、すなわちポインタを仮想ボタン上に移動させた後にクリック操作を行うと、図7(k)のように、確認の画面が表示される。ここで、仮想ボタンを押す操作がされると、次に、図7(l)のように各アドバイスに応じたサポートメニューが表示される。選択されたサポートメニューのうち、「決心一覧」の印刷は図1に示す印刷装置11へ制御信号を送ることで行われるが、その他の項目については図示しない通信回線を通じて、選択したアドバイスとともにサポートセンターへ送信され、項目に応じたサポートがコンピュータシステムにより、あるいはサポートオペレータにより実施される。
【0047】
本第1実施形態の要部について、図5に示す制御およびデータの流れを表したブロックダイヤグラムで説明する。
【0048】
本システムでは、身体計測データ入力手段531により外部から健診データなどを受け取る。受け取った身体計測データに基づき、健康状態決定手段532が、利用者の健康状態を判定する。判定した健康状態に対応する必要な質問項目を質問項目データベース20から質問項目抽出手段534が抽出し、抽出された質問項目は全て質問項目表示手段533で操作者に対して表示される。表示された全ての質問項目の中から該当する質問項目を操作者が選択した結果である質問項目選択結果を、質問項目選択入力手段535で操作者が入力する。操作者により入力された質問項目選択結果に従ってアドバイス抽出手段536がアドバイス情報データベース30より対応するアドバイスを抽出する。抽出されたアドバイスはアドバイス表示手段537で表示される。
【0049】
ここで、本発明の好ましい第2実施形態を、図8、図9、および図12を用いて説明する。
【0050】
上記第1実施形態においては、同一のアドバイスが複数の質問に関連付けられている場合、同じアドバイスが複数表示されてしまうという問題があった。すなわち、図12に示すように、「常に空腹感がある」という質問項目に対しての第2のアドバイスと「食生活が不規則」との質問項目に対しての第1のアドバイスが何れも「朝食をしっかりとりましょう」である場合、「常に空腹感がある」という項目と「食生活が不規則」という項目との双方を選択した場合は、「朝食をしっかりとりましょう」が2回表示されることとなる。
【0051】
本第2実施形態例では、かかる場合にも適切な表示が可能となるよう、図8(b)に示す関連付け情報記憶領域29をアドバイス情報データベース30に設け、選択された質問に対応するアドバイス情報をアドバイス番号を用いて抽出する手段を有する。アドバイス情報をアドバイス番号を用いて抽出する手段を設けることで、同一のアドバイス番号がすでに抽出されている場合は、抽出は行わないように本発明の装置を構成することができる。
【0052】
以下、本第2実施形態について詳細に説明するが、以下に説明するデータベースの構造および内容や健康アドバイスプログラムP’を除き、装置及びプログラムの何れも第1実施形態と同一の構成である。
【0053】
即ち、図2において、健康アドバイスプログラムPは以下に説明する健康アドバイスプログラムP’に置き換えられ、質問項目データベース20およびアドバイス情報データベース30はその内容が図2および図3に示すものから図8(a)ないし(c)に示すものに置き換えられている。
【0054】
図8(a)は質問項目テーブルである。質問毎に、質問の内容(a1列)と各質問項目に対応するアドバイス番号テーブルの先頭アドレス(a2列)が連続する領域に記憶されている。なお、質問項目テーブルの先頭アドレスは健康アドバイスプログラムP内の図示しないアドレス参照テーブルに保存されている。
【0055】
図8(b)は、質問項目毎のアドバイス番号を示すアドバイス番号テーブルである。各質問項目ごとに、図8(a)の質問項目テーブルのa2列に記憶されたアドレスから始まる領域に、対応するアドバイスのアドバイス番号がテキスト形式で、例えば「アドバイス3」のように記憶されている。なお、質問項目毎に1レコードとしてアドバイス番号が記憶されている。そして、質問項目毎の区切り、すなわちある質問項目に対応するアドバイス番号のうち最後のものの直後には、EORコード、具体的には16進表示でEF(2進表示で11101111)が記憶されている。EORコードは後述するアドバイス抽出ステップの制御において用いられるが、その値はここに示すものである必要はない。
【0056】
図8(c)はアドバイスの内容、すなわち表示されるアドバイスが記憶されたアドバイステーブルである。図8(c)のアドバイステーブルにはテキスト形式のアドバイス番号とアドバイス内容とが組となって順次記憶されている。なお、図8(c)のアドバイステーブルの先頭位置は、健康アドバイスプログラムP’のアドバイス抽出ステップS8に組み込まれている。
【0057】
図8(a)に示す質問項目データベースおよび図8(b)ならびに図8(c)に示すアドバイス情報データベースを用いたアドバイス抽出ステップについて、図9のフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。図9は、図4に示すプログラムのうちアドバイス読み出しステップS8の詳細を示すものである。すなわち、本第2実施形態においても、健康アドバイスプログラムP’の全体は図4に示すところと変わらず以下に説明するアドバイス読み出しステップS8のみその手順が異なるものである。
【0058】
本第2実施形態では、アドバイス読み出しステップS8が開始される前に、操作者により選択された質問項目を示すアドレス(ラベル名甲1、甲2などで示されるアドレス)が主記憶装置3の図示しない被選択質問項目領域に転送される。選択された質問項目は一つの場合も複数の場合もある。なお、被選択質問項目領域は、可変長領域であって、領域の最後にデリミタコードが記憶されている。
【0059】
選択された最初の質問項目を示すアドレスが被選択質問項目領域より読み出され(S20)、対応するアドバイス参照テーブルのアドレスが質問項目テーブル(図8(a))の質問内容対応アドバイス参照アドレス記憶領域a2から読み出される(S22)。アドバイス検索プログラムは読み出されたアドバイス参照アドレスを用いて質問項目に対応するアドバイス番号を一つ、図8(b)のアドバイス番号領域b1から読み出す。ここで、本第2実施形態では読み出されたアドバイス番号が表示アドバイスコード領域に書き込み済みか、即ち重複しているかのチェックが行われるステップS23を設けた。重複している場合は書き込みステップS24をスキップして質問項目内終了チェックS25へ移る。重複していないときは、表示用アドバイス番号記憶領域(表示制御領域)にS22で読み出したアドバイスコードを書き込み(S24)アドバイス一覧完了チェックS25へ移る。
【0060】
アドバイス一覧完了チェックS25では、選択された質問項目に対応する全てのアドバイスの読み出しが完了したかをチェックする。具体的には、読み出すアドレスの値を1レコード分(本第2実施形態では8バイト相当)だけ増やして、内容がEORかを確認し、EORであれば完了、そうでなければ未完了とする。
【0061】
未完了であれば、次のアドバイスコードを読み出すために再びS22へ戻る。完了していれば、全選択質問が完了しているかのチェックを行う。具体的には被選択質問項目領域を示すポインタのアドレスを一レコード分増加させてその内容を読み出し、読み出された内容がデリミタなら完了する(S26)。読みだされた内容がデリミタでないときは、再びS21に戻り次の選択質問項目についてのアドバイス抽出を行う。
【0062】
S23のアドバイス番号の重複の有無をアドバイス抽出において確認するステップを設けることで、同一のアドバイスが複数表示されることはなく、アドバイスへの操作者の信頼が高まることになる。
【0063】
本発明の好ましい第3実施形態の構成を図11に示す。
【0064】
本第3実施形態では、利用者端末120が通信回線を介して健康アドバイス装置本体130と接続され、一方、健康アドバイス装置本体130が健康管理組合などの健診データサーバと通信回線を介して接続されている。通信回線を経由した情報のやりとりは図11中の二重線で示されている。
【0065】
また、以下で説明する各々の「手段」は本装置のハードウエアとプログラムとを組み合わせることにより実現され、機能するものであることは、当業者であれば容易に理解できるであろう。
【0066】
本第3実施形態においては、アドバイスを受ける者(利用者)が遠隔地よりパソコン(PC)や携帯電話(ケータイ)などの利用者端末を操作して通信回線を介して本発明の健康アドバイス装置本体110に接続する。通信回線を介して接続されることで、利用者の操作するPCやケータイなどの利用者端末も本発明の健康アドバイス装置100の一部を構成することになる。また、後述するように身体計測データは利用者の属する健康保険組合の健診データサーバ110において管理され、必要な身体計測データのみが通信回線を介して健康アドバイス装置本体130に送られる構成となっている。
【0067】
本第3実施形態では、PCあるいはケータイなどの利用者端末を通じて、利用者がアドバイス装置本体130がインターネット上において提供する図示しないウエブサイトにアクセスし、健康アドバイスプログラムの起動操作を行う。以下、遠隔操作用端末がPC120である場合について、図11および画面の例である図10を参照しつつ操作方法および本第3実施形態の健康アドバイス装置の動作を説明する。なお、画面の字数に制限があるケータイの場合であっても、スクロール操作などで同様の操作を実現できるのは当業者であれば容易に理解できるであろう。
【0068】
利用者が、インターネットを介してアドバイス装置本体130が提供するウエブサイトにアクセスすると、利用者認証画面である図10(a)が表示される。本第3実施形態では、このアクセスは、利用者が加入する健康保険組合のホームページを経由してされるので、健康保険組合名を入力しないが、直接ウエブサイトにアクセスする場合は、健康保険組合名も入力するよう構成されていてもよい。図10(a)に示す利用者認証画面の指示に従って、利用者がPC120の図示しないキーボードなどを操作して自己の健康保険証の番号やパスワードなどを入力する。
【0069】
入力が完了すると、健康アドバイスプログラムの利用者認証プロセスが動作し、正当な利用者であるかの確認が行われる。正当な利用者であると利用者認証プロセスが判定すると、認証ID転送手段125が、通信回線を介して利用者のIDである健康保険加入者番号を健診データ問い合わせ符号とともに所定のデータ形式で健康保険組合の健診データサーバ110に送信する。健診データサーバ110は健康保険証番号を基本健康状態問い合わせ符号とともに受信すると、当該健康保険証番号に該当する被保険者の健診データを読み出し、アドバイス装置本体130に送信する。
【0070】
アドバイス装置本体130は、本発明における身体計測データ入力手段である健診データ受領手段131により、健康保険組合の健診データサーバ110から送られた利用者の身体計測データを受領する。
【0071】
受領したデータは、健康状態決定手段に送られ、健康状態が判定され、決定される。健康状態決定手段の構成や機能、動作は上記第1実施形態または第2実施形態と同じであるので、詳細は省略する。
【0072】
決定された基本健康状態は、健康アドバイス装置本体130の健康状態転送手段が、表示プロセスを生成してPC120へ送信する。PC120は、受信したプロセスを実行し、受信した基本健康状態を例えば図10(b)のように表示し、アドバイスの要否入力を利用者に促す。
【0073】
ここで、利用者がアドバイス不要と入力すれば、その情報が健康アドバイス装置本体に送信され、プログラムは終了する。このとき、アドバイスを行わなかった旨が身体計測データサーバに送られ、身体計測データサーバの図示しない管理情報記憶領域に利用者がアドバイスを受けなかった旨が日付とともに記録される。
【0074】
利用者がアドバイス必要と入力しその旨が健康アドバイス装置本体130に送信されると、質問項目抽出手段134が質問項目データベース138より質問項目を抽出する。
【0075】
抽出された質問項目は、質問項目転送手段135aによりPC120へ転送されPC120にて図10(c)のように表示される。利用者がPC120の図示しないキーボードやマウスなどを操作して当てはまると思う項目をチェックしボタンをクリックすると、健康アドバイス装置本体130の選択質問受領手段135bがチェックされた項目が何れであるかをPC120と通信して受領する。質問項目転送手段135aと質問項目受領手段135bおよびこれら2つの手段と通信をするPC120とで、質問項目選択手段を構成する。
【0076】
アドバイス抽出手段136は質問に応じたアドバイスを抽出する。本第3実施形態のアドバイス抽出手段は、上記第1実施形態と同じアルゴリズムのプログラムで実現されている。従って、質問項目データベース138およびアドバイス情報データベース139のデータ構造は上記第1実施形態1と同一である。
【0077】
アドバイス抽出手段136により抽出されたアドバイスデータはアドバイス転送手段によりPC120へ送信され、PC120が受信した表示データを表示することで、図10(d)および図10(e)の画面が表示される。
【0078】
本第3実施形態について、図11および図5に示すブロックダイヤグラムを用いて、制御およびデータの流れを説明する。
【0079】
本第3実施形態では、身体計測データ入力手段531に相当する健診データ受領手段131により外部から健診データなどを受け取る。受け取った身体計測データに基づき、健康状態決定手段532(132)が、利用者の健康状態を判定する。判定した健康状態に対応する必要な質問項目を質問項目データベース20(138)から質問項目抽出手段534(134)が抽出し、抽出された質問項目は全て質問項目表示手段533に相当する健康状態転送手段133及び利用者端末(PC120)で操作者に対して表示される。表示された全ての質問項目の中から該当する質問項目を操作者が選択した結果である質問項目選択結果が、質問項目選択入力手段535に相当する利用者端末(PC120)と選択質問受領手段135bとで操作者により入力される。操作者により入力された質問項目選択結果に従ってアドバイス抽出手段536(136)がアドバイス情報データベース30(139)より対応するアドバイスを抽出する。抽出されたアドバイスはアドバイス転送手段137と利用者端末(PC120)とで構成されるアドバイス表示手段537で表示される。
【0080】
本実施例では図10(d)および図10(e)のように、質問毎に表示する構成としているが、質問毎に表示する必要は必ずしもなく、全ての質問に対するアドバイスをまとめて表示しても良い。まとめて表示するときは、上記第2実施形態のように、複数の質問に共通するアドバイスは一度しか表示しないようにするのが好ましい。以下図10(f)、図10(g)のように、実行するかどうかの確認を行い。サポートを選択して終了する。
【0081】
終了時には、選択したアドバイスが何れであるかが健康保険組合の健診データサーバ110に送られ、健診データサーバ110の図示しない管理情報記憶領域に利用者が選択したアドバイスが日付とともに記録される。本第3実施形態では、選択されたアドバイス及びサポートも健康保険組合の健診データサーバに送られ、以後のサポートは健康保険組合で行うよう構成されている。
【0082】
また、送信が完了すると、受信した健診データは全て消去されるので個人情報がアドバイス装置本体に残ることはない。
【符号の説明】
【0083】
1 パーソナルコンピュータシステム(健康アドバイス装置)
2 制御装置(健康状態決定手段)
3 主記憶装置(健康状態決定手段)
4 外部記憶装置
5 データ端子
6A 第1入力装置(身体計測データ入力手段)
6B 第2入力装置(身体計測データ入力手段)
7 スクリーンメモリ
8 表示制御回路(アドバイス表示手段)
9 液晶ディスプレイ装置
10 不揮発性メモリ
20 生活状態分類用質問項目データベース
30 アドバイス情報データベース
531 身体計測データ入力手段
532 健康状態決定手段
533 質問項目表示手段
534 質問項目抽出手段
535 質問項目選択入力手段
536 アドバイス抽出手段
537 アドバイス表示手段
P 健康アドバイスプログラム(健康状態決定手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人の身体計測データを入力する身体計測データ入力手段と、入力された身体計測データに応じたアドバイスを表示するアドバイス表示手段とを備えた健康アドバイス装置であって、
前記身体計測データに基いて当該個人の属する健康状態を決定する健康状態決定手段と、
決定された健康状態をさらに分類するための生活状態分類用質問項目を健康状態毎に記憶する生活状態分類用質問項目データベースと、
前記生活状態分類用質問項目に関連付けてアドバイスデータを記憶するアドバイス情報データベースとを備えた健康アドバイス装置。
【請求項2】
前記健康状態決定手段により決定された健康状態に対応する生活状態分類用質問項目を前記生活状態分類用質問項目データベースから抽出する質問項目抽出手段と、
抽出された生活状態分類用質問項目を表示する質問項目表示手段と、
表示された質問項目を選択するか否かの入力を操作者に促し、操作者により入力された選択結果を受領する質問項目選択手段と、
前記質問項目選択手段により操作者が選択した生活状態分類用質問項目に応じたアドバイスデータを抽出するアドバイス抽出手段とを備え、
抽出されたアドバイスデータを前記アドバイス表示手段により表示する請求項1記載の健康アドバイス装置。
【請求項3】
質問項目抽出手段により抽出された生活状態分類用質問項目の全てを質問項目表示手段が表示する請求項1または2記載の健康アドバイス装置。
【請求項4】
請求項1記載の健康アドバイス装置を用いた健康アドバイス方法であって、
身体計測データを用いて健康状態を決定するステップと、決定された健康状態に対応する生活状態分類用質問項目を前記生活状態分類用質問項目データベースから抽出するステップと、抽出された生活状態分類用質問項目を表示するステップと、表示された生活状態分類用質問項目を選択するか否かの入力を操作者に求めるステップと、操作者が選択した生活状態分類用質問項目に応じたアドバイスデータを抽出するステップと、抽出されたアドバイスデータから、重複するアドバイスデータを除くステップと、除かれた残りのアドバイスデータを表示するステップとを有する健康アドバイスプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−88909(P2013−88909A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−226815(P2011−226815)
【出願日】平成23年10月14日(2011.10.14)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)