説明

健康管理支援装置

【課題】ユーザの意欲を高め、ユーザが継続して生活習慣の改善を行えるような健康管理支援装置を提供することを目的としている。
【解決手段】健康管理支援装置は、少なくとも自己管理情報取得部18と、目標達成率生成部19と、身体管理データベース20とを有し、上記自己管理情報取得部18は、体重,歩数等の日々の自己管理情報を取得し、身体管理データベース20には、少なくとも減量目標値及び身体情報が記憶されている。そして、上記目標達成率生成部19は、上記減量目標値及び身体情報、且つ、上記自己管理情報に基づいて減量目標値の達成率を生成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの健康管理を支援する健康管理支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、健康指向が高まり、ユーザの生活習慣の改善、すなわち、ユーザの健康管理を支援するため、ユーザ個人の健康情報を遠隔のサーバ装置(健康管理支援装置)で管理するシステムが知られている(例えば、特許文献1)。この従来の健康管理支援装置は、ユーザの健康管理を支援するため、ユーザの身体的特徴を表す身体情報を記録し、その記録した情報をグラフ化することができるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−227522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような健康管理支援装置は、単に、ユーザの身体的特徴を表す身体情報を記録し、その記録した情報をグラフ化するだけで、ユーザの意欲を高め、ユーザに生活習慣の継続改善を促すようなものではなかった。そのため、ユーザは、従来の健康管理支援装置を用いても、意欲がわかず、生活習慣の改善を途中であきらめてしまうという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、上記問題に鑑み、ユーザの意欲を高め、ユーザが継続して生活習慣の改善を行えるような健康管理支援装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明する。請求項1に係る健康管理支援装置は、ユーザより入力された当該ユーザの身体的特徴等を表す身体情報を取得する身体情報取得手段(身体情報取得生成部13)と、予め前記ユーザの身体の正常又は異常の別を判断するための判定基準が格納されている健康判定基準データベース15と、前記身体情報取得手段(身体情報取得生成部13)によって取得した身体情報と前記健康判定基準データベース15に格納されている判定基準に基づいて診断結果を生成する診断結果生成手段(診断結果生成部16)と、前記診断結果生成手段(診断結果生成部16)によって生成された診断結果に基づいて前記ユーザの減量目標値を生成すると共に、その減量目標値に前記ユーザが計画的に到達する方法を提案する目標設定支援手段(目標設定取得生成部17)と、前記ユーザの了承を得た前記目標設定支援手段(目標設定取得生成部17)によって提案された減量目標値及び前記身体情報取得手段(身体情報取得生成部13)によって取得した前記ユーザの身体情報が少なくとも記憶されている身体管理データベース20と、前記ユーザより入力された当該ユーザの体重,歩数等の日々の自己管理情報を取得する自己管理情報取得手段(自己管理情報取得部18)と、前記身体管理データベース20に記憶されている減量目標値及び身体情報、且つ、前記自己管理情報取得手段(自己管理情報取得部18)によって取得した自己管理情報に基づいて減量目標値の達成率を生成する目標達成率生成手段(目標達成率生成部19)とを有してなることを特徴としている。
【0007】
また、請求項2に係る健康管理支援装置は、上記請求項1に記載の健康管理支援装置において、前記身体管理データベース20には、複数のユーザの身体情報等が記憶されてなり、その記憶されている複数のユーザ情報を用いて、ユーザ間の身体情報等のランキングを生成するランキング生成手段(ランキング生成部21)をさらに有してなることを特徴としている。
【0008】
さらに、請求項3に係る健康管理支援装置は、上記請求項1又は2に記載の健康管理支援装置において、前記身体管理データベース20には、複数のユーザの身体情報等が記憶されてなり、その記憶されている複数のユーザ情報を用いて、ユーザ間の身体情報等の偏差値を生成する偏差値生成手段(偏差値生成部51)をさらに有してなることを特徴としている。
【0009】
そして、請求項4に係る健康管理支援装置は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の健康管理支援装置において、少なくとも前記自己管理情報取得手段(自己管理情報取得部18)にて取得したユーザの日々の自己管理情報を用いて、当該情報に対応するキャラクタを生成するキャラクタ生成手段(キャラクタ生成部102)をさらに有してなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。まず、請求項1の発明に係る健康管理支援装置では、ユーザより入力された当該ユーザの身体的特徴等を表す身体情報を身体情報取得手段(身体情報取得生成部13)にて取得し、診断結果生成手段(診断結果生成部16)にてその取得した身体情報の診断結果を健康判定基準データベース15に格納されている身体の正常又は異常の別を判断するための判定基準に基づいて生成する。そして、その生成した診断結果に基づいて目標設定支援手段(目標設定取得生成部17)にて上記ユーザの減量目標値を生成すると共に、その減量目標値に上記ユーザが計画的に到達する方法を提案する。それゆえ、本発明によれば、ユーザに科学的根拠に基づいた診断結果を提示することが可能となり、さらには、当該ユーザに対してその診断結果に基づいた有効な減量方法を提案することができる。
【0011】
また、本発明によれば、自己管理情報取得手段(自己管理情報取得部18)にて取得した体重,歩数等の日々の自己管理情報と身体管理データベース20に記憶されている減量目標値及び身体情報に基づいて目標達成率生成手段(目標達成率生成部19)にて減量目標値の達成率を生成することができる。それゆえ、本発明によれば、ユーザは減量目標値に対する達成率を確認することができるため、達成率を増加させようという意欲が高まり、それによって、ユーザは継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【0012】
一方、請求項2の発明によれば、上記健康管理支援装置は、さらにランキング生成手段(ランキング生成部21)を有している。そして、上記身体管理データベース20には、複数のユーザの身体情報等が記憶され、上記ランキング生成手段(ランキング生成部21)は、上記複数のユーザ情報を用いて、ユーザ間の身体情報等のランキングを生成することができる。それゆえ、ユーザはランキングを上げようという意欲が高まり、それによって、より継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【0013】
また、請求項3の発明によれば、上記健康管理支援装置は、さらに偏差値生成手段(偏差値生成部51)を有している。そして、上記身体管理データベース20には、複数のユーザの身体情報等が記憶され、上記偏差値生成手段(偏差値生成部51)は、上記複数のユーザ情報を用いて、ユーザ間の身体情報等の偏差値を生成することができる。それゆえ、ユーザは偏差値を上げようという意欲が高まり、それによって、より継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【0014】
そして、請求項4の発明によれば、上記健康管理支援装置は、さらにキャラクタ生成手段(キャラクタ生成部102)を有している。そして、そのキャラクタ生成部102は、少なくとも上記自己管理情報取得手段(自己管理情報取得部18)にて取得したユーザの日々の自己管理情報を用いて、当該情報に対応するキャラクタを生成することができる。それゆえ、ユーザは、より良いキャラクタを生成しようという意欲が高まり、それによって、さらに継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る健康康管理支援装置を用いて、健康管理支援システムを構築した場合の説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る健康管理支援装置のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る健康管理支援システムを用いて、ユーザが減量目標値を設定するまでの処理を説明するフローチャート図である。
【図4】同実施形態に係る健康管理支援システムを用いて、ユーザが自身のランキングを確認するまでの処理を説明するフローチャート図である。
【図5】同実施形態に係る健康管理支援システムを用いて、ユーザが自身の身体的特徴等を表す身体情報を入力する際の画面例を示す図である。
【図6】図5に示す画面例を用いてユーザが入力した情報に基づく当該ユーザの健康診断結果を表す画面例を示す図である。
【図7】同実施形態に係る健康管理支援システムを用いて、ユーザが自身の減量目標値を設定する際の画面例を示す図である。
【図8】同実施形態に係る健康管理支援システムを用いて、ユーザが日々の自己管理情報を入力する際の画面例を示す図である。
【図9】図8に示す画面例を用いてユーザが入力した情報に基づく当該ユーザの目標達成率を表す画面例を示す図である。
【図10】図8に示す画面例を用いてユーザが入力した情報に基づく当該ユーザの体重ランキングを表す画面例を示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係る健康管理支援装置のブロック図である。
【図12】同実施形態に係る健康管理支援装置を用いた健康管理支援システムを用いて、ユーザが図8に示す画面例を用いて入力した情報に基づく当該ユーザの目標達成率を表す画面例を示す図である。
【図13】同実施形態に係る健康管理支援装置を用いた健康管理支援システムを用いて、図8に示す画面例を用いてユーザが入力した情報に基づく当該ユーザの偏差値を表す画面例を示す図である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る健康管理支援装置のブロック図である。
【図15】同実施形態に係るキャラクタ生成基準データベースのテーブル図である。
【図16】(a)は同実施形態に係る身体データベースに格納されている一例を示す図、(b)は(a)に格納されている数値を用いて、同実施形態に係るキャラクタ生成部にて算出したキャラクタのパラメータ図である。
【図17】同実施形態に係る健康管理支援装置を用いた健康管理支援システムを用いて、図8に示す画面例を用いてユーザが入力した情報に基づく当該ユーザの目標達成率を表す画面例を示す図である。
【図18】同実施形態に係る健康管理支援装置を用いた健康管理支援システムを用いて、図8に示す画面例を用いてユーザが入力した情報に基づく当該ユーザのキャラクタを表す画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<第1実施形態>
以下、本発明に係る健康管理支援装置の第1実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る健康管理支援装置を用いて、健康管理支援システムを構築した場合の説明図である。健康管理支援システムは、図1に示すように、健康管理支援装置1と複数の端末2とがネットワークNを介して接続され、端末2は、PC(Personal Computer)や携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)等で構成されてなるものである。
【0017】
健康管理支援装置1は、図2に示すように、CPU等からなる中央制御部10と、個人情報取得生成部11と、個人情報データベース12と、身体情報取得生成部13と、身体情報演算部14と、健康判定基準データベース15と、診断結果生成部16と、目標設定取得生成部17と、自己管理情報取得部18と、目標達成率生成部19と、身体管理データベース20と、ランキング生成部21と、無線LAN,有線LAN,ダイヤルアップ等の通信手段でネットワークNに接続が可能な通信部22とで構成されている。
【0018】
個人情報取得生成部11は、図1に示す端末2を用いてユーザから入力されたメールアドレス,生年月日,性別,氏名あるいはニックネーム等を取得し、そのユーザに対して一意のIDとパスワードを発行するものである。一方、個人情報データベース12は、その個人情報取得生成部11により取得されたユーザのメールアドレス,生年月日等の個人情報を記憶し、さらにその個人情報に対応づけられた一意のIDとパスワードを記憶するものである。
【0019】
また一方、身体情報取得生成部13は、ユーザの身体的特徴等を表す身体情報を取得するものである。すなわち、身体情報取得生成部13は、図5に示す画面P1の内容を取得するものである。具体的には、身体情報取得生成部13は、図5に示すように、体重,身長,ウエスト径,体脂肪率等の基本データ(画面P1a参照)を取得し、中性脂肪,HDL−chol(HDL−cholesterol),血圧,空腹時血糖値等の健康診断データ(画面P1b参照)を取得する。さらに、日常運動量(画面P1c参照)及び一日の摂取カロリー量(画面P1d参照)を取得することができる。一方、身体情報取得生成部13は、ユーザが端末2を用いて、画面P1cに示す内容を選択し、「計算する」ボタンを選択した場合に、ユーザが選択した内容に応じた日常運動量を生成する。そして、ユーザが端末2を用いて、画面P1dに示す内容を選択し、「計算する」ボタンを選択した場合には、ユーザが選択した内容に応じた一日の摂取カロリー量を生成することができる。
【0020】
他方、身体情報演算部14は、上記身体情報取得生成部13より取得した身体情報に基づいて、BMI(Body Mass Index),基礎代謝量,一日に消費するカロリー量,一日に必要なカロリー量等を算出するものである。具体的には、身体情報演算部14は、BMIを体重及び身長から算出し、基礎代謝量を身長,年齢及び性別から算出し、一日に消費するカロリー量を日常生活運動量から算出し、一日に必要なカロリー量を基礎代謝量及び日常運動量から算出することができる。
【0021】
一方、健康判定基準データベース15は、ユーザの身体の正常又は異常の別を判断するための判定基準が予め格納されており、具体的には、適正なBMI、又は、メタボリックシンドローム判定基準等が格納されている。
【0022】
そして診断結果生成部16は、上記身体情報取得生成部13により取得した身体情報に基づき診断結果を生成するものである。すなわち、診断結果生成部16は、図6に示す画面P2の内容を生成するものである。具体的には、診断結果生成部16は、図6に示す、身体情報演算部14によって算出したBMIと健康判定基準データベース15に格納されている適正なBMIとを比較し、太り過ぎかやせ過ぎか等の診断結果を生成する(画面P2a参照)。また、診断結果生成部16は、身体情報取得生成部13によって取得したウエスト径,中性脂肪,HDL−chol,血圧,空腹時血糖値と、健康判定基準データベース15に格納されているメタボリックシンドローム判定基準とを比較し、メタボリックシンドローム(通称:メタボ)か否か等の診断結果を生成する(画面P2b参照)。さらに診断結果生成部16は、上記身体情報演算部14にて算出した一日に消費するカロリー量及び基礎代謝量、上記身体情報取得生成部13にて生成した一日の摂取カロリー量を取得し生成する(画面P2c参照)。そして、診断結果生成部16は、上記身体情報演算部14にて算出した一日に必要なカロリー量から上記身体情報取得生成部13にて生成した一日の摂取カロリー量を減算し、過剰摂取しているカロリー量を生成すると共に、その過剰摂取しているカロリー量に基づいて日々増加する脂肪量を生成するものである(画面P2d参照)。
【0023】
一方、目標設定取得生成部17は、上記診断結果生成部16によって生成された診断結果に基づいて上記ユーザの減量目標値を生成すると共に、その減量目標値に上記ユーザが計画的に到達する方法を提案するものである。すなわち、目標設定取得生成部17は、図7に示す画面P3の内容を生成するものである。具体的には、目標設定取得生成部17は、上記診断結果生成部16にて生成した診断結果に基づいて、どの程度減量すれば上記健康判定基準データベース15に格納されている判定基準に近づくかを判断した上で減量目標値を生成する(画面P3a参照)。そして、目標設定取得生成部17は、画面P3bに示す上記減量目標値の達成方法を生成すると共に、ユーザが端末2を用いて、画面P3bに示す内容を選択し、「計算する」ボタンを選択した場合に、ユーザが選択した内容に応じユーザが減量目標値を計画的に達成する方法を生成するものである(画面P3c参照)。
【0024】
他方、自己管理情報取得部18は、ユーザの日々の自己管理情報を取得するものである。すなわち、自己管理情報取得部18は、図8に示す画面P4の内容を取得するものである。具体的には、自己管理情報取得部18は、図8に示すようなユーザの日々の体重,体脂肪率,歩数,血圧等の自己管理情報を取得する。
【0025】
一方、目標達成率生成部19は、上記減量目標値及び身体情報、且つ、上記自己管理情報取得部18にて取得した自己管理情報に基づいて減量目標値の達成率を生成するものである。すなわち、目標達成率生成部19は、図9に示す画面P5の内容を生成するものである。具体的には、目標達成率生成部19は、上記目標設定取得生成部17にて取得した減量目標値及び上記自己管理情報取得部18にて取得したユーザの日々の体重より目標達成率及び減量目標値までの体重を生成し(画面P5a参照)、上記目標設定取得生成部17にて取得した減量目標値及び減量目標値を計画的に達成する方法を取得生成するものである(画面P5b参照)。
【0026】
他方、身体管理データベース20には、上記身体情報取得生成部13にて取得したユーザの身体的特徴等を表す身体情報、上記身体情報演算部14にて算出したBMI,基礎代謝量,一日に消費するカロリー量,一日に必要なカロリー量等、上記診断結果生成部16にて生成した診断結果、上記目標設定取得生成部17にて取得した減量目標値等、上記自己管理情報取得部18にて取得したユーザの日々の体重,体脂肪率,歩数,血圧等の自己管理情報、上記目標達成率生成部19にて生成された目標達成率及び減量目標値までの体重が記憶されている。さらに、この身体管理データベース20には、複数のユーザの情報が記憶されているため、上述の記憶情報は、上記個人情報データベース12に記憶されている個人情報に対応づけられている一意のIDと関連付けられて身体管理データベース20に記憶されている。
【0027】
そして、ランキング生成部21は、上記身体管理データベース20に記憶されている複数のユーザの身体情報等から、その身体情報等のユーザ間のランキングを生成してなるものである。具体的には、図10に示す画面P6の内容を生成するものである。すなわち、ランキング生成部21は、例えば、上記身体管理データベース20に記憶されているあるユーザの体重あるいはその体重の改善率と他のユーザの体重あるいはその体重の改善率とを比較検討し、あるユーザのランキングを生成するものである(画面P6a参照)。また、ランキング生成部21は、上記身体管理データベース20に記憶されている、あるユーザの日々の体重をグラフ化することもできる(画面P6b参照)。なお、前述と同様の手順により、画面P6cに示す、体脂肪率,BMI,歩数等のランキング又はグラフを生成することもできる。
【0028】
<健康管理支援システム使用例>
次に、上記説明した健康管理支援装置1を用いた健康管理支援システムの使用例を図3及び図4のフローチャート図に基づいて説明する。まず、図3を用いて、ユーザが自身の減量目標値を設定するまでの手順を説明する。
【0029】
ユーザが端末2を用いてネットワークNを介して健康管理支援装置1に接続すると、中央制御部10は、ユーザに個人情報の入力を促す画面(図示せず)を端末2に送信する。これにより、ユーザは端末2に送信されてきた画面に基づいて、メールアドレス,生年月日,性別,氏名あるいはニックネーム等を入力する(ステップS1)。そして、その入力された個人情報がネットワークNを介して通信部22に送信されると、個人情報取得生成部11は通信部22より送信されてきた個人情報を取得し、その個人情報を識別するための一意のID及びパスワードを発行する。それに伴い、中央制御部10は、ユーザが個人ページにログインするための画面(図示せず)を端末2に送信する(ステップS2)。
【0030】
上記ID及びパスワードを取得したユーザは、端末2に送信されてきた画面に当該ID及びパスワードを入力し個人ページにログインする(ステップS3)。そして、個人ページにロングインした情報がネットワークNを介して通信部22に送信されると、中央制御部10は、図5に示す画面P1を端末2に送信し、ユーザに身体情報の入力をするよう促す(ステップS4)。これにより、ユーザは端末2を用いて体重や身長等の基本データ(画面P1a参照)、中性脂肪等の健康診断データ(画面P1b参照)、日常運動量(画面P1c参照)及び一日の摂取カロリー量(画面P1d参照)を入力する。その際、ユーザが端末2を用いて日常運動量及び一日の摂取カロリー量を入力する際に、画面P1cに示すラジオボタンあるいは画面P1dに示すチェックボックスを用いて「計算する」ボタンを選択した時は、そのラジオボタンで選択した内容又はチェックボックスで選択した内容がネットワークNを介して通信部22に送信される。そして、その内容が通信部22に送信されると、身体情報取得生成部13は、その送信内容を取得し、ユーザが選択した内容に応じた日常運動量を生成すると共に、ユーザが選択した内容に応じた一日の摂取カロリー量を生成し、その生成内容を端末2に送信する(ステップS6)。これにより、その送信された日常運動量は画面P1c1に表示され、一日の摂取カロリー量は画面P1d1に表示される。なお、ユーザに身体情報の入力を促す方法としては、本実施形態にて例示した方法に限らず、例えば体重計や万歩計等の健康器具から出力されるCSV(Comma Separated Values)ファイルやXML(Extensible Markup Language)ファイル等を読み込めるようにしても良い。
【0031】
このように、ユーザが端末2を用いて画面P1に表示された内容すべての入力をし終えると、ユーザは画面P1に示す「診断する」ボタンを選択する(ステップS7)。これにより、画面P1に入力された全ての情報がネットワークNを介して身体情報取得生成部13に取得される。そして身体情報取得生成部13は、その取得した情報を身体情報演算部14、診断結果生成部16及び身体管理データベース20に送出する。身体情報演算部14は、上記身体情報取得生成部13にて取得した情報に基づきBMI,基礎代謝量,一日に消費するカロリー量,一日に必要なカロリー量を算出し、診断結果生成部16及び身体管理データベース20に送出する。診断結果生成部16は、上記身体情報取得生成部13にて取得した情報及び上記身体情報演算部14にて算出した情報と健康判定基準データベース15に格納されている内容とを比較し、適正なBMIか又はメタボリックシンドロームか否か、あるいは適正なカロリーを摂取しているか否かの診断結果を生成し、中央制御部10に送出すると共に、身体管理データベース20に送出する。そして、身体管理データベース20は、上記身体情報取得生成部13に取得した情報、身体情報演算部14にて算出した情報及び診断結果生成部16にて生成した診断結果を記憶する。これにより、中央制御部10は、上記生成された診断結果を組み込んだ画面P2(図6参照)を端末2に送信する(ステップS8)。
【0032】
ユーザは、端末2に送信された図6に示す画面P2の診断結果を確認し、端末2を用いて画面P2の「続いて目標設定」ボタンを選択する(ステップS9)。この「続いて目標設定」ボタンが選択されると、目標設定取得生成部17は、上記診断結果生成部16にて生成した診断結果に基づき、どの程度減量すれば上記健康判定基準データベース15に格納されている判定基準に近づくかを判断した上で減量目標値を生成し、さらにその減量目標値の達成方法を生成する。そして、中央制御部10は、この生成された減量目標値及び達成方法を組み込んだ画面P3a及びP3b(図7参照)を端末2に送信する(ステップS10)。
【0033】
次いでユーザは、端末2に送信された画面P3a及びP3bを確認し、画面P3bに示すラジオボタンの内容を適宜選択し、「計算する」ボタンを選択する(ステップS11)。これにより、その適宜選択された内容がネットワークNを介して通信部22に送信され、目標設定取得生成部17にて、上記ユーザが適宜選択した達成方法に対応した計画的な減量方法が生成される。中央制御部10は、この生成された計画的な減量方法を組み込んだ画面P3c(図7参照)を端末2に送信する(ステップS12)。そして、ユーザは端末2に送信された図7に示す画面P3cを確認し、「これで目標設定」ボタンを選択する(ステップS13)。これにより、中央制御部10は、目標設定取得生成部17にて生成した計画的な減量方法を記憶するよう身体管理データベース20に指令し、身体管理データベース20は、その指示内容に基づいて計画的な減量方法を記憶する(ステップS14)。
【0034】
次に、図4を用いて、ユーザの日々の体重,体脂肪率,歩数,血圧等の情報を記録し、ランキングが表示されるまでのフローを説明する。
【0035】
ユーザが、端末2を用いてネットワークNを介して健康管理支援装置1に接続すると、中央制御部10は、個人ページにログインする画面を端末2に送信する。これにより、ユーザは、端末2に送信された画面に基づいてID及びパスワードを入力し、個人ページにログインする(ステップS20)。
【0036】
そして、個人ページにログインした情報がネットワークNを介して通信部22に送信されると、中央制御部10は、図8に示す画面P4を端末2に送信し、ユーザに自己管理情報の入力を促す(ステップS21)。これにより、ユーザは端末2を用いて、図8に示す画面P4の内容に従い、日付、体重、体脂肪率、歩数、血圧等の日々の自己管理情報を入力し、その入力後「記録する」ボタンを選択する(ステップS22)。なお、ユーザに自己管理情報の入力を促す方法としては、本実施形態にて例示した方法に限らず、例えば体重計や万歩計等の健康器具から出力されるCSV(Comma Separated Values)ファイルやXML(Extensible Markup Language)ファイル等を読み込めるようにしても良い。
【0037】
そして、この「記録する」ボタンが選択されると、上記入力された自己管理情報の内容がネットワークNを介して通信部22に送信され、自己管理情報取得部18に取得される。これにより、中央制御部10は、その取得した内容を記憶するよう身体管理データベース20に指令し、その指令によって、身体管理データベース20は、その取得内容を記憶する。そして、身体管理データベース20に自己管理情報取得部18にて取得した内容が記憶されると、目標達成率生成部19は、上記身体管理データベース20に記憶されている上記目標設定取得生成部17にて取得した減量目標値及び上記自己管理情報取得部18にて取得した体重を読み出し、目標達成率を生成すると共に減量目標値までの体重を生成する。さらに、目標達成率生成部19は、身体管理データベース20に記憶されている上記目標設定取得生成部17にて取得した減量目標値を計画的に達成する方法を読み出すと共に、生成した目標達成率及び減量目標値までの体重を身体管理データベース20に送出する。そして、身体管理データベース20は、生成した目標達成率及び減量目標値までの体重を記憶する。これにより、中央制御部10は、上記目標達成率生成部19にて生成された目標達成率と身体管理データベース20より取得した減量目標値を計画的に達成する方法を組み込んだ画面P5(図9参照)を端末2に送信する(ステップS23)。
【0038】
ユーザは、その端末2に送信された画面P5(図9参照)を確認し、ランキングの生成を健康管理支援装置1に指示するために、図9に示す画面P5のヘッダ部分P5cに示す「ランキング」ボタンを選択する(ステップS24)。この「ランキング」ボタンが選択されると、中央制御部10は、ランキング生成部21にランキングを生成するように指令し、その指令を受けたランキング生成部21は、上記身体管理データベース20に記憶されている当該ユーザの身体情報等と上記身体管理データベース20に記憶されている他のユーザの身体情報等を比較検討し、当該ユーザの身体情報等のランキングを生成する。さらに、ランキング生成部21は、上記身体管理データベース20に記憶されている当該ユーザの身体情報等を読み出しグラフを生成する。これにより、中央制御部10は、上記生成されたランキング及びグラフを組み込んだ画面P6(図10参照)を端末2に送信する(ステップS25)。
【0039】
しかして、ユーザは、この端末2に送信された画面P6を確認することにより、自身のランキング及びグラフを確認することができる(ステップS26)。
【0040】
以上説明した本実施形態によれば、ユーザより入力された当該ユーザの身体的特徴等を表す身体情報を身体情報取得生成部13にて取得し、診断結果生成部16にてその取得した身体情報の診断結果を健康判定基準データベース15に格納されている身体の正常又は異常の別を判断するための判定基準に基づいて生成する。そして、その生成した診断結果に基づいて目標設定取得生成部17にて上記ユーザの減量目標値を生成すると共に、その減量目標値に上記ユーザが計画的に到達する方法を提案する。それゆえ、本実施形態によれば、ユーザに科学的根拠に基づいた診断結果を提示することが可能となり、さらには、当該ユーザに対してその診断結果に基づいた有効な減量方法を提案することができる。
【0041】
また、本実施形態によれば、自己管理情報取得部18にて取得した日付、体重、体脂肪率、歩数、血圧等の日々の自己管理情報と身体管理データベース20に記憶されている減量目標値及び身体情報に基づいて目標達成率生成部19にて減量目標値の達成率を生成することができる。それゆえ、本実施形態によれば、ユーザは減量目標値に対する達成率を確認することができるため、達成率を増加させようという意欲が高まり、それによって、ユーザは継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【0042】
一方、本実施形態によれば、身体管理データベース20には、複数のユーザの身体情報等が記憶され、ランキング生成部21は、その複数のユーザ情報を用いて、ユーザ間の身体情報等のランキングを生成することができる。それゆえ、ユーザはランキングを上げようという意欲が高まり、それによって、より継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【0043】
<第2実施形態>
次に、本発明に係る健康管理支援装置の第2実施形態について、図11〜図13を参照して具体的に説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。すなわち、第1実施形態に係る健康管理支援装置1と本実施形態に係る健康管理支援装置50との相違点は、図2と図11を比較すれば明らかなように、第1実施形態に係る健康管理支援装置1がランキング生成部21を有しているのに対し、本実施形態に係る健康管理支援装置50が偏差値生成部51を有している点である。そのため、以下では、その相違点について説明することとする。
【0044】
図11に示すように、健康管理装置支援装置50は偏差値生成部51を有しており、この偏差値生成部51は、上記身体管理データベース20に記憶されている複数のユーザの身体情報等から、その身体情報等のユーザ間の偏差値を生成してなるものである。具体的には、図13に示す画面P11の内容を生成するものである。すなわち、偏差値生成部51は、例えば、上記身体管理データベース20に記憶されているあるユーザの体重あるいはその体重の改善率と他のユーザの体重あるいはその体重の改善率とを比較検討し、あるユーザの偏差値を生成するものである(画面P11a参照)。また、偏差値生成部51は、上記身体管理データベース20に記憶されている、あるユーザの日々の体重をグラフ化することもできる(画面P11b参照)。なお、前述と同様の手順により、画面P11cに示す、体脂肪率,BMI,歩数等の偏差値又はグラフを生成することもできる。
【0045】
次に、このように構成される健康管理支援装置50を用いた健康管理支援システムの使用例を説明すると、このシステムの使用例は、第1実施形態で説明した図4のステップS24〜S26の内容が異なるのみでそれ以外は同一である。そのため、その異なる点のみを、図4のステップS24〜S26の内容に沿って説明することとする。
【0046】
具体的には、ユーザは、端末2に送信された画面P10(図12参照)を確認し、偏差値の生成を健康管理支援装置50に指示するために図12に示す画面P10のヘッダ部分P10cに示す「偏差値」ボタンを選択する(図4のステップS24参照)。この「偏差値」ボタンが選択されると、中央制御部10は、偏差値生成部51に偏差値を生成するように指令し、その指令を受けた偏差値生成部51は、上記身体管理データベース20に記憶されている当該ユーザの身体情報等と上記身体管理データベース20に記憶されている他のユーザの身体情報等とを比較検討し、当該ユーザの身体情報等の偏差値を生成する。そして、偏差値生成部51は、上記身体管理データベース20に記憶されている当該ユーザの身体情報等を読み出しグラフを生成する。これにより、中央制御部10は、上記生成された偏差値及びグラフを組み込んだ画面P11(図13参照)を端末2に送信する(図4のステップS25参照)。
【0047】
しかして、ユーザは、この端末2に送信された画面P11を確認することにより、自身の偏差値及びグラフを確認することができる(図4のステップS26参照)。
【0048】
以上説明した本実施形態によれば、身体管理データベース20には、複数のユーザの身体情報等が記憶され、偏差値生成部51は、その複数のユーザ情報を用いて、ユーザ間の身体情報等の偏差値を生成することができる。それゆえ、ユーザは偏差値を上げようという意欲が高まり、それによって、より継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【0049】
なお、本実施形態に係る健康管理支援装置に、第1実施形態にて説明したランキング生成機能を適用させても良いことは言うまでもない。
【0050】
<第3実施形態>
次に、本発明に係る健康管理支援装置の第3実施形態について、図14〜図18を参照して具体的に説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。すなわち、第1実施形態に係る健康管理支援装置1と本実施形態に係る健康管理支援装置100との相違点は、図2と図14を比較すれば明らかなように、第1実施形態に係る健康管理支援装置1がランキング生成部21を有しているのに対し、本実施形態に係る健康管理支援装置100がキャラクタ生成基準データベース101とキャラクタ生成部102を有している点である。そのため、以下では、その相違点について説明することとする。
【0051】
図14に示すように、健康管理装置支援装置100はキャラクタ生成基準データベース101とキャラクタ生成部102とを有している。キャラクタ生成基準データベース101は、年齢データベース101a,BMIデータベース101b,中性脂肪データベース101c等の身体情報の各項目に応じたデータベースが夫々格納されている。
【0052】
すなわち、年齢データベース101aには、年齢に応じたキャラクタ生成の際に必要な情報である体力,攻撃力,守備力,すばやさ,スタイル,LIFEの割合が格納され、BMIデータベース101bには、BMIの値に応じたキャラクタ生成の際に必要な情報(体力,攻撃力,守備力,すばやさ,スタイル,LIFE)の割合が格納されている。そして、中性脂肪データベース101cには、中性脂肪の値に応じたキャラクタ生成の際に必要な情報(体力,攻撃力,守備力,すばやさ,スタイル,LIFE)の割合が格納されている。
【0053】
一方、キャラクタ生成部102は、少なくとも自己管理情報取得部18にて取得したユーザの日々の自己管理情報が記憶されている上記身体管理データベース20よりキャラクタ生成に必要な情報のみを取り出し、上記キャラクタ生成基準データベース101よりその取り出した情報に該当する割合を検索する。そして、体力,攻撃力,守備力,すばやさ,スタイル,LIFE等の夫々の基準値(例えば100)にその検索した割合を乗算することで、体力,攻撃力,守備力,すばやさ,スタイル,LIFE等のパラメータを算出し、キャラクタを生成するというものである。さらに、キャラクタ生成部102は、上記身体管理データベース20に記憶されている、あるユーザの日々の体重をグラフ化することもできる(図18の画面P21b参照)。なお、図18の画面P21cに示すように、キャラクタ生成部102は、体脂肪率,BMI,歩数等のグラフを生成することもできる。
【0054】
ここで、キャラクタ生成部102のキャラクタ生成の処理内容をより分かりやすくするために、図16に示す具体例を用いてキャラクタ生成部102のキャラクタ生成の処理内容を説明する。
【0055】
キャラクタ生成基準データベース101に、例えば、図15に示す年齢データベース101a,BMIデータベース101b,中性脂肪データベース101cのみが格納され、上記身体管理データベース20に、例えば、図16(a)に示すような身体情報等が格納されていたとすると、キャラクタ生成部102は、上記身体管理データベース20よりキャラクタ生成に必要な情報である年齢,BMI,中性脂肪の情報のみを取り出す。そして、キャラクタ生成部102は、上記キャラクタ生成基準データベース101より取り出した情報に該当する割合を検索する。すなわち、年齢は「20」であるため、その年齢に対応した割合を検索すると、体力の割合は「100%」、攻撃力の割合は「100%」、守備力の割合は「70%」、すばやさの割合は「100%」、スタイルの割合は「100%」、LIFEの割合は「100%」となる。そして、BMIは「24」であるため、そのBMIに対応した割合を検索すると、体力の割合は「90%」、攻撃力の割合は「90%」、守備力の割合は「90%」、すばやさの割合は「90%」、スタイルの割合は「90%」、LIFEの割合は「90%」となる。さらに、中性脂肪は「300」であるため、その中性脂肪に対応した割合を検索すると、体力の割合は「100%」、攻撃力の割合は「100%」、守備力の割合は「50%」、すばやさの割合は「80%」、スタイルの割合は「100%」、LIFEの割合は「85%」となる。
【0056】
このように、キャラクタ生成部102は、キャラクタ生成基準データベース101より割合を検索した後、体力,攻撃力,守備力,すばやさ,スタイル,LIFE等の夫々の基準値(例えば100)にその検索した割合を乗算する。これにより、図16(b)に示すパラメータが生成される。すなわち、体力,攻撃力,守備力,すばやさ,スタイル,LIFE夫々の基準値を100とすると、体力のパラメータは、100×100/100(年齢の割合)×90/100(BMIの割合)×100/100(中性脂肪の割合)=90となる。また、攻撃力のパラメータは、100×100/100(年齢の割合)×90/100(BMIの割合)×100/100(中性脂肪の割合)=90となる。そして、守備力のパラメータは、100×70/100(年齢の割合)×90/100(BMIの割合)×50/100(中性脂肪の割合)=31.5となる。さらに、すばやさのパラメータは、100×100/100(年齢の割合)×90/100(BMIの割合)×80/100(中性脂肪の割合)=72となる。また、スタイルのパラメータは、100×100/100(年齢の割合)×90/100(BMIの割合)×100/100(中性脂肪の割合)=90となり、LIFEのパラメータは、100×100/100(年齢の割合)×90/100(BMIの割合)×85/100(中性脂肪の割合)=76.5となる。これにより、図16(b)に示すパラメータが生成される。
【0057】
そしてこのように、キャラクタ生成部102は、体力,攻撃力,守備力,すばやさ,スタイル,LIFEのパラメータを夫々生成することにより、図18に示す画面P21aに示すようなキャラクタを生成するというものである。
【0058】
次に、上記のように構成される健康管理支援装置100を用いた健康管理支援システムの使用例を示すと、このシステムの使用例は、第1実施形態で説明した図4のステップS24〜S26の内容が異なるのみでそれ以外は同一である。そのため、その異なる点のみを、図4のステップS24〜S26の内容に沿って説明することとする。
【0059】
具体的には、ユーザは、端末2に送信された画面P20(図17参照)を確認し、キャラクタの生成を健康管理支援装置100に指示するために図17に示す画面P20のヘッダ部分P20cに示す「キャラクタ」ボタンを選択する(図4のステップS24参照)。この「キャラクタ」ボタンが選択されると、中央制御部10は、キャラクタ生成部102にキャラクタを生成するように指令する。そしてその指令を受けたキャラクタ生成部102は、少なくとも自己管理情報取得部18にて取得したユーザの日々の自己管理情報が記憶されている上記身体管理データベース20よりキャラクタ生成に必要な情報のみを取り出し、上記キャラクタ生成基準データベース101よりその取り出した情報に該当する割合を検索し、その割合に応じたキャラクタを生成する。そしてさらに、キャラクタ生成部102は、上記身体管理データベース20に記憶されている当該ユーザの身体情報等を読み出しグラフを生成する。これにより、中央制御部10は、上記生成されたキャラクタ及びグラフを組み込んだ画面P21(図18参照)を端末2に送信する(図4のステップS25参照)。
【0060】
しかして、ユーザは、この端末2に送信された画面P21を確認することにより、自身のキャラクタ及びグラフを確認することができる(図4のステップS26参照)。
【0061】
以上説明した本実施形態によれば、少なくとも上記自己管理情報取得部18にて取得したユーザの日々の自己管理情報を用いて、キャラクタ生成部102によって当該情報に対応するキャラクタを生成することができる。それゆえ、ユーザは、より良いキャラクタを生成しようという意欲が高まり、それによって、さらに継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【0062】
一方、上述したように、キャラクタを生成するのみならず、その生成されたキャラクタを用いて、キャラクタ同士を戦わせたり、キャラクタに服を着せたり等、生成されたキャラクタを様々な方法で使用できるようにすれば、よりユーザの意欲が高まり、さらに継続して生活習慣の改善を行うことができる。
【0063】
なお、本実施形態にて示したキャラクタ生成方法は、あくまで一例であり、何ら限定されるものではなく、様々な方法を用いることができる。例えば、身体情報等の数値に応じたキャラクタ生成に必要なパラメータ(例えば、体力、攻撃力、守備力等)をキャラクタ生成基準データベース101のようなデータベースに予め格納しておき、その予め格納しておいたパラメータをキャラクタ生成部で読み出し、その読み出したパラメータに応じたキャラクタを生成するというような方法でも良い。
【0064】
また、本実施形態に係る健康管理支援装置に、第1実施形態にて説明したランキング生成機能及び/又は第2実施形態にて説明した偏差値生成機能を適用させても良いことは言うまでもない。
【0065】
一方、上記説明した第1実施形態〜第3実施形態に示した健康管理支援装置は、一台の健康管理支援装置で構築する例を示したが、勿論、処理を分散させ複数台で構築しても良い。
【0066】
また、上記説明した第1実施形態〜第3実施形態に示した健康管理支援装置は、ネットワークNを介して複数の端末2と接続する例を示したが、上記健康管理支援装置にキーボードやマウス等の入力部を設けて、ユーザが当該装置に直接入力するようにしても良い。
【0067】
さらに、上記説明した第1実施形態〜第3実施形態に示した健康管理支援装置を用いた健康管理支援システムの使用例は、あくまで一例であり、図3及び図4に示す使用例に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0068】
1,50,100 健康管理支援装置
2 端末
13 身体情報取得生成部(身体情報取得手段)
14 身体情報演算部
15 健康判定基準データベース
16 診断結果生成部(診断結果生成手段)
17 目標設定取得生成部(目標設定支援手段)
18 自己管理情報取得部(自己管理情報取得手段)
19 目標達成率生成部(目標達成率生成手段)
20 身体管理データベース
21 ランキング生成部(ランキング生成手段)
51 偏差値生成部(偏差値生成手段)
101 キャラクタ生成基準データベース
102 キャラクタ生成部(キャラクタ生成手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザより入力された当該ユーザの身体的特徴等を表す身体情報を取得する身体情報取得手段と、
予め前記ユーザの身体の正常又は異常の別を判断するための判定基準が格納されている健康判定基準データベースと、
前記身体情報取得手段によって取得した身体情報と前記健康判定基準データベースに格納されている判定基準に基づいて診断結果を生成する診断結果生成手段と、
前記診断結果生成手段によって生成された診断結果に基づいて前記ユーザの減量目標値を生成すると共に、その減量目標値に前記ユーザが計画的に到達する方法を提案する目標設定支援手段と、
前記ユーザの了承を得た前記目標設定支援手段によって提案された減量目標値及び前記身体情報取得手段によって取得した前記ユーザの身体情報が少なくとも記憶されている身体管理データベースと、
前記ユーザより入力された当該ユーザの体重,歩数等の日々の自己管理情報を取得する自己管理情報取得手段と、
前記身体管理データベースに記憶されている減量目標値及び身体情報、且つ、前記自己管理情報取得手段によって取得した自己管理情報に基づいて減量目標値の達成率を生成する目標達成率生成手段とを有してなることを特徴とする健康管理支援装置。
【請求項2】
前記身体管理データベースには、複数のユーザの身体情報等が記憶されてなり、
その記憶されている複数のユーザ情報を用いて、ユーザ間の身体情報等のランキングを生成するランキング生成手段をさらに有してなることを特徴とする請求項1に記載の健康管理支援装置。
【請求項3】
前記身体管理データベースには、複数のユーザの身体情報等が記憶されてなり、
その記憶されている複数のユーザ情報を用いて、ユーザ間の身体情報等の偏差値を生成する偏差値生成手段をさらに有してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の健康管理支援装置。
【請求項4】
少なくとも前記自己管理情報取得手段にて取得したユーザの日々の自己管理情報を用いて、当該情報に対応するキャラクタを生成するキャラクタ生成手段をさらに有してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の健康管理支援装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−128768(P2012−128768A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−281357(P2010−281357)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.万歩計
【出願人】(510333070)
【Fターム(参考)】