説明

健康茶

【課題】アトピー性湿疹や喘息に有効であるだけでなく免疫力を高め、又美容効果があり、風味、色調も良くて飲みやすく、安定性にも優れた機能性を有する健康茶を提供する
【解決手段】乾燥、および焙煎したベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)を含有し、ベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)の、葉、茎の大きさとして2mm〜30mmにして、水蒸気流通させた後、乾燥して、遠赤外線焙煎して、これに通常の野草茶を混合して、健康茶にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はベンケイソウ科セダン草を用いた健康的な飲み物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ベンケイソウ科セダン草は、従来味、風味もすくなく、知名度も低くいものでありお茶として飲まれることは少ないものでした。
見た目の美しさを向上させるとともに美肌効果を向上させた美肌健康茶を提供されている(特許文献1参照)。
【0003】
また癌やウイルス感染症の予防に加えて、風邪やインフルエンザに対する効力を好適に発揮し得る健康食品及び健康茶も提案されている(特許文献2参照)。
【0004】
さらに飲み易く、薬効があり、健康増進に有効なお茶も提供されている(特許文献3参照)。現代病である不眠を改善するだけでなく肥満や糖尿病の改善、さらに各種栄養素を補給することで、免疫力を高め、美容と健康増進を補佐する製品が提供されている(特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−306892号公報
【特許文献2】特開2007−159511号公報
【特許文献3】特開2006−311815号公報
【特許文献4】特開2005−295972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上の現況に鑑み、本発明は、日本で容易にしかも安価に安定供給され、しかも通常の茶としての使用量の範囲で、セダン草はSOD様活性を有し、常用することによってアレルギー性疾患、特にアトピー性湿疹や喘息に有効であるだけでなく免疫力を高め、又美容効果があり、風味、色調も良くて飲みやすく、安定性にも優れた機能性を有する健康茶を提供することを目的とする。しかしながら、他の野草茶と混合して、飲みやすくかつ、豊富な栄養成分や健康機能性成分をそのまま維持して提供しようというものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
乾燥、および焙煎したベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)を含有している健康茶である。
ベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)の、葉、茎の混合物を、大きさとして2mm〜30mmにして、ベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)の葉、茎の混合物に、水蒸気を3分〜10分間流通させた後、常温で5時間〜24時間乾燥して、8〇℃〜200℃の温度で遠赤外線焙煎を1分〜10分間行っている。
【0008】
前記の乾燥・焙煎したベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)を、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ほうじ茶、麦茶、明日葉茶、甜茶、アロエ茶、イチョウ葉茶、ウコン茶、柿の葉茶、とうきび、ソバ茶、韃靼そば茶、ハトムギ茶、ハブ茶、マテ茶、メグスリノキ茶、ヨモギ茶、ルイボス茶、かりん、大豆、プーアル茶、ギムネマ茶、グァバ茶、玄米茶、ドクダミ茶、バナバ茶、ビワの葉茶、ベニ花茶などから1種以上に、1重量%〜80重量%含有されている健康茶である。
【0009】
ベンケイソウ科セダン草を乾燥、および焙煎して、味、風味を高め、なおかつで表示している野草から1種以上に、1%〜80重量%添加混合されていることにより、美味しく、豊富な栄養成分や健康機能性成分を得るものである。
【発明の効果】
【0010】
以上に述べたように、本発明の健康茶は、通常の茶としての使用量の範囲で、SOD様活性を有し、常用することによってアレルギー性疾患、特にアトピー性湿疹や喘息に有効であるだけでなく免疫力を高める。さらに、風味、色調も良くて飲みやすく、栄養素のバランスも保たれ極めて嗜好性の高い健康茶を提供することができた。
【0011】
ベンケイソウ科セダン草を乾燥、および焙煎したものを、他の茶葉と混合することにより、薬効と合わせて、美味しく、豊富な栄養成分や健康機能性成分を含むお茶にすることができた。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】焙煎セダン草茶葉の製造工程
【図2】焙煎セダン草茶葉状態の図
【図3】焙煎セダン草茶葉と混合ブレンド茶の状態の図
【図4】焙煎セダン草茶葉と混合ブレンド茶のパック袋入り状態の図
【図5】焙煎セダン草茶葉と混合ブレンド茶のパック袋入り状態の図
【発明を実施するための形態】
【0013】
ベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)の、葉、茎の混合物を、二日間、日陰で乾燥させた後、約5分間、水蒸気流通させた後、常温で1日乾燥して、遠赤外線焙煎する事により、セダン草茶を製作して、で表示している野草から1種以上に、1%〜80重量%添加混合するものである。
【実施例1】
【0014】
以下、本発明の詳細を実施例に基づき、焙煎セダン草茶葉原料の製造方法をさらに詳細に説明する。
図1の製造工程で示すように、栽培したセダン草の葉、茎の混合物を、二日間、日陰で乾燥させた後、大きさとして2mm〜30mmにしてステンレス製の籠にいれて回転させながら5分間水蒸気流通させた。その後、吸水性のある紙の上常温で1日乾燥させた。これをガスコンロの上に遠赤外線シートを敷いて、そのシート上4cm〜10cmの間隔で離して、ステンレス製の籠にいれて回転させながら3分〜6分間炙り、遠赤外線焙煎をした。これに野草茶葉を混合して撹拌機で十分に混ぜ合わせて、セダン草茶葉原料を製造した。
【実施例2】
【0015】
以下この発明の実施例について説明する。実施例1で調製したセダン草茶葉原料1と、韃靼そば茶を2、ほうじ茶を2の重量比の割合で混ぜ、そしてこれらの混合物の中から5g分を1パックとして袋に詰めて、セダン草入り健康茶のパックとした。
【0016】
このお茶のパックをカップに入れて、お湯約50mlを注ぎ、お茶湯として飲食したところ、香ばしい匂の味の良い健康茶を飲むことができた。この1パックは約一回分で、これを一日に3回飲食し、これにより1ケ月の飲食で、ダイエットの効果が若干見られた。
【実施例3】
【0017】
実施例1で調製したセダン草茶葉原料に対し、実施例2の韃靼そば茶の代わりにはと麦茶を混ぜた。これらの5g分を1パックとして袋に詰めて、セダン草入り健康茶のパックとした。
【0018】
このお茶のパックをカップに入れて、お湯約50mlを注ぎ、お茶湯として飲食したところ、香ばしい匂の味の良い健康茶を飲むことができた。この1パックは約一回分で、これを一日に3回飲食し、これにより1ケ月の飲食で、ダイエットの効果が若干見られた。
【実施例4】
【0019】
セダン草茶葉原料1に対し、紅茶を5の重量比の割合で混ぜ、そしてこれらの約6g分を1パックとして袋に詰め、セダン草入り紅茶のパックにした。このお茶のパックをカップに入れて、お湯約50mlを注ぎ、お茶湯として飲食したところ、紅茶の渋みに、深みが出て、こくが増すことにより、非常においしい紅茶を提供することが出来た。
【実施例5】
【0020】
セダン草茶葉原料1に対し、ベニ花茶2、紅茶を5の重量比の割合で混ぜ、これらの8g分を1パックとして袋に詰めて、セダン草入り健康茶のパックとした。これにより紅茶の渋い赤色とベニ花茶の鮮やかな赤色が混合することにより、従来のお茶にはない色を楽しむ事が出来て、心も癒され、非常におしゃれでおいしい健康茶を提供する事が出来る。これを一日に3回飲食し、3ケ月の飲食で、ニキビや出来物が良くできるの体質の若い女性がその症状が改善され、美容効果も若干見られた。
【実施例6】
【0021】
セダン草茶葉原料1に対し、ほうじ茶3、とうきび茶を3の重量比の割合で混ぜ、そしてこれらの7g分を1パックとして袋に詰め、セダン草入り健康茶のパックとした。これによりほうじ茶と、とうきび茶の強い香ばしさにより、セダン草茶の味と香りは薄れてしまう事により、飲みなれていないセダン草茶が苦手の人にも飲みやすい健康茶を提供する事が出来できる。
このお茶を、4カ月間、主たる水分補給として飲食して、軽度の腎臓病患者のタンパク尿が改善された。
このお茶は特に、食事中に飲む時も相性が良く、主たる水分補給と健康維持にも最適のブレンドであった。
【実施例7】
【0022】
セダン草茶葉原料5に対し、メグスリノキ茶を1の重量比の割合で混ぜ、そしてこれらの6g分を1パックとして袋に詰め、セダン草入り健康茶のパックとした。これにより本来のセダン草茶葉の味を損なうことなく、まろやかであって、また好みによりハチミツの甘味料を加えることにより子供から老人まで非常に飲みやすく、おいしい健康茶を提供する事が出来た。軽度の糖尿病患者が2カ月間、1日3回飲食しても血糖値は上がることなく肝機能にも改善が現れた。
【符号の説明】
【0023】
1.セダン草茶葉原料
2.紅花茶
3.ティーパック
4.韃靼そば茶
5.ほうじ茶

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乾燥、および焙煎したベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)を含有していることを特徴とする健康茶。
【請求項2】
ベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)の、葉、茎の混合物を、大きさとして2mm〜30mmにしていることを特徴とする請求項1に記載の健康茶
【請求項3】
ベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)の葉、茎の混合物を、水蒸気流通させた後、乾燥して、遠赤外線焙煎していることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の健康茶
【請求項4】
前記の乾燥・焙煎したベンケイソウ科セダン草(セダンデンドロイビン)を、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ほうじ茶、麦茶、明日葉茶、甜茶、アロエ茶、イチョウ葉茶、ウコン茶、柿の葉茶、とうきび、ソバ茶、韃靼そば茶、ハトムギ茶、ハブ茶、マテ茶、メグスリノキ茶、ヨモギ茶、ルイボス茶、かりん、大豆、プーアル茶、ギムネマ茶、グァバ茶、玄米茶、ドクダミ茶、バナバ茶、ビワの葉茶、ベニ花茶などから1種以上に、1重量%〜80重量%含有されていることを特徴とする健康茶。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−44982(P2012−44982A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−227927(P2010−227927)
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(310003728)有限会社 宮崎木材店 (3)
【Fターム(参考)】