説明

健康見張り窓付き大便器

【課題】排泄物による自身の健康状態が容易に確認できる健康見張り窓付き大便器を提供すること。
【解決手段】便器本体2の後方側内側面に設けられた鏡33と、便器本体2の前方側壁に形成された窓穴5と、内側に反射鏡8が設けられている窓穴5を開閉するための扉6とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康見張り窓付き大便器に係り、より詳細には、座ったままで、大便器の便器本体の外側から便器本体の内側の排泄物が見えるようにした健康見張り窓付き大便器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
便座に座りながら、排泄物を見ることが出来る観察窓を付けた技術。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−285978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
今日の大便器には、多種多様の機能が付いている。しかし、自身の排泄物を確認すること無く、流している。何故か、それは、見にくいからである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、便器本体の後方側内側面に設けられた鏡と、
便器本体の前方側壁に形成された窓穴と、
内側に反射鏡が設けられている前記窓穴を開閉するための扉と、
を有する健康見張り窓付き大便器である。
洋式大便器に座ったままで、大便器の外側から、便器内側の排泄物が、見えて確認出来る窓が付いている便器である。これにより、便座に座りながら、排泄物を見ることが出来る観察窓を付けることによって、自身の排泄物を確認出来る。
【0006】
請求項2に係る発明は、前記窓穴が、スイッチによって、いつでも開くことも、閉じておくことも、出来る扉が付いている請求項1記載の健康見張り窓付き大便器である。
請求項3に係る発明は、前記窓穴は、電磁気、または、電動モーターを活用し、スイッチーつで、いつでも開くことも、閉じておくことも、自動開閉も出来、また、閉じたまま、使用することも出来る扉が付いている請求項1又は2記載の健康見張り窓付き大便器である。
請求項4に係る発明は、明るさの調整と消灯と点灯可能なランプを、大便器の中に付けることにより、便器内の排泄物をはっきり確認できる請求項1ないし3のいずれか1項記載の健康見張り窓付き大便器である。本発明によれば暗いところでも内部を、はっきりと見ることが出来るようになる。
【発明の効果】
【0007】
昔から、人は自身の排泄物からでも、健康状態を把握してきた。
【0008】
本発明の健康見張り窓付き大便器によって、排泄物による自身の健康状態が容易に確認できる、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】参考例に係る健康見張り窓付き大便器の、断面図である。
【図2】図1の窓取り付け部の拡大図である。
【図3】本発明の実施例に係る健康見張り窓付き大便器の、断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0010】
(参考例)
図1に基づき参考例を明記する。
【0011】
本参考例の便器は、洋式大便器2に座ったままで、大便器2の外側から、便器内側の排泄物7が、見えて確認出来る窓穴5と扉6とからなる見張り窓が前側面に付いている。
【0012】
洋式大便器2に座ったままで、大便器本体2の外側から、便器内側の排泄物7が、見えて確認できる窓穴5が、スイッチによって、いつでも開くことも、閉じておくことも出来、手動スイッチでもいいし、電動スイッチでもいい、窓穴5が便器の前に付いている。
【0013】
洋式大便器2に窓穴5を開けて、その窓穴5にプリズム4を装着し、開閉可能な蓋6の裏面に反射鏡8を取り付け、これにより排泄物7がプリズム4を介して、確認する為の鏡3に、光9が人に入射して写るようにしたことを特徴とする、健康見張り窓付き大便器。
【0014】
本参考例では、洋式大便器本体2の見張り窓は、電磁気、または、電動モーターを活用し、スイッチーつで、いつでも開くことも、閉じておくことも、自動開閉も出来、また、閉じたまま、使用することも出来る窓が付いている。
【0015】
手動の場合は外側に、とって11を設けておけばよい。
【0016】
電動の場合は、図2の拡大図の電動開閉作動ロット12に示すように、電動開閉作動ロット12が見張り窓を電気で動かす。
【0017】
本参考例では、明るさの調整と消灯と点灯可能なランプを、大便器の中にランプを付けることにより、便器内の排泄物7をはっきり確認できる。
【0018】
ランプの消灯と点灯は、手動で行ってもよいが、自動的に窓が開くと同時に点灯と、窓を閉じると同時に消灯するようにしてもよい。
【0019】
手動の場合はリモートコントロールで明るさの調整と点灯、消灯を行うようにしてもよい。
(実施例)
図3に基づき本発明の実施例を説明する。
参考例と同一部材は同一の符号を付し、また、参考例と同一の構成は説明を省略し、主に参考例との相違点を説明する。
本実施例の大便器は、便器本体2の後方側内側面に設けられた鏡33と、便器本体2の前方側壁に形成された窓穴5と、内側に反射鏡8が設けられている窓穴5を開閉するための扉6とを有する。
参考例においては、窓穴5にプリズム4を設けていたが、本例では、窓穴にはプリズムを設ける必要は無い。窓穴を介しての臭い拡散防止のためガラスなどを設けておいてもよい。
本例では、参考例における反射鏡8を設ける必要はない。
本例の便器本体2の前方側においては、参考例からプリズム4と反射鏡8を取り除いた構造となっている。
一方、本例の便器本体2の後方側においては、便器本体2のない側面に鏡33を設けてある。この鏡33は平面鏡でよい。凹面鏡あるいは凸面鏡を用いてもよい。
本例では、排泄物7の光の経路は、鏡33において反射し、次いで、窓穴5を介して鏡3に達し、鏡3において反射後に便器に座っている人間に達する。
この際、鏡3、鏡33の取り付け角度や鏡の種類を適宜調整することにより光が人間の目に達するようにすればよい。例えば、(1)鏡33の取り付け角度、すなわち、鏡面と水平方向とのなす角度を適宜変化させる、(2)扉6の開閉角度(図3におけるθ)を適宜変化させる、(3)鏡3や鏡33を凹面鏡あるいは凸面鏡とする、(4)前記(1)〜(3)を 組み合わせるなどを行えばよい。
本例の大便器では、プリズムや反射鏡を設ける必要がないため簡素な構造とすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0020】
特に、病院などの利用が増える。
【符号の説明】
【0021】
1 便器蓋
2 便器本体
3 鏡
4 プリズム
5 窓穴
6 扉
7 排出物
8 反射鏡
9 写体可視経路
10 ランプ
11 とって
12 電動開閉作動ロット
13 パッキン
14 床
33 鏡

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器本体の後方側内側面に設けられた鏡と、
便器本体の前方側壁に形成された窓穴と、
内側に反射鏡が設けられている前記窓を開閉するための扉と、
を有する健康見張り窓付き大便器。
【請求項2】
前記窓穴が、スイッチによって、いつでも開くことも、閉じておくことも、出来る扉が付いている請求項1記載の健康見張り窓付き大便器。
【請求項3】
前記窓穴は、電磁気、または、電動モーターを活用し、スイッチーつで、いつでも開くことも、閉じておくことも、自動開閉も出来、また、閉じたまま、使用することも出来る扉が付いている請求項1又は2記載の健康見張り窓付き大便器。
【請求項4】
明るさの調整と消灯と点灯可能なランプを、大便器の中に付けることにより、便器内の排泄物をはっきり確認できる請求項1ないし3のいずれか1項記載の健康見張り窓付き大便器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−23928(P2013−23928A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−160372(P2011−160372)
【出願日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(595040065)
【Fターム(参考)】