説明

健康診断ネットワークシステム

【課題】 健康診断ネットワークシステムにおいて、患者本人の意思に関係な関連情報を含むサイトを患者に閲覧させる。
【解決手段】 健康診断ネットワークシステムの患者端末101は、バイタルセンサー202〜203で測定した生体情報が予め定められた閾値を上回ると、その生体情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット200上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を自動的に実行するための検索制御手段211と検索情報受信手段212を備える。また、患者端末101は、検索情報受信手段212が接続したサイトを表示手段213に自動的に表示させる検索情報表示制御手段219を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医師や看護師などの医療関係者と、在宅あるいは医療機関内の患者との間で医療情報や生体情報の交信を行うことができる健康診断ネットワークシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の健康診断ネットワークシステムには、医療機関が提供するホームページないしはインターネット上のサイトに患者端末にからワンアクションで接続できる操作手段を備えたものがある(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2002−83066号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の健康診断ネットワークシステムでは、患者本人の意思で患者端末から医療機関が提供するサイトにワンアクションで接続できるものの、接続するか否かは患者本人の自主的な判断に委ねられるため、何か用がないと実際には患者がなかなかサイトを閲覧しないという問題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の問題を解決するためになされたもので、患者端末で測定された生体情報に異常が認められる場合には、本人の意思に関係なく、その生体情報の測定項目に関する情報を含むサイトを患者に閲覧させることのできる健康診断ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、生体情報を測定する患者端末と、医師が前記生体情報を閲覧するための医師端末と、通信ネットワークを介して前記患者端末及び前記医師端末に接続され、前記患者端末から受信した前記生体情報を前記医師端末が閲覧可能に蓄積するセンターサーバーとを備える健康ネットワークシステムにおいて、前記患者端末は、前記測定した生体情報が任意に設定した閾値を上回ると、当該測定した生体情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を自動的に実行する検索手段と、前記検索手段が接続したサイトを表示手段に自動的に表示させる検索情報表示制御手段とを備える健康診断ネットワークシステムを提供する。
【0007】
この構成により、例えば体温、血圧などの患者の生体情報の測定値がある閾値を超えると、患者本人が患者端末に対して何らの操作を行わない場合でも、患者端末は測定項目に関係するサイトへ自動接続して、表示手段に表示する。従って、患者本人の意思にかかわらず、異常が認められる生体情報の測定項目に関係する情報が記述されたサイトを、患者に閲覧させることができる。
【0008】
前記検索情報表示制御手段は、前記サイトの表示中に別の生体情報を測定する予定時刻になった場合には、当該別の生体情報の測定を優先させるために、前記サイトへの接続を中断してもよい。
【0009】
この構成により、事前に設定した測定時刻に遅れることなく生体情報の測定を行うように患者に促すことができる。
【0010】
また、前記検索情報表示制御手段は、前記別の生体情報の測定後、前記閾値を上回る生体情報の測定項目に関係する情報を含む前記サイトを前記表示手段にすべて順次表示させてもよい。
【0011】
この構成により、生体情報測定の予定時刻となったためにサイトの閲覧が途中で中断された場合でも、異常が認められた測定項目に関係する情報を含むサイトを患者に漏れなく閲覧させることができる。
【0012】
第2の発明は、測定した生体情報が任意に設定した閾値を上回ると、当該測定した生体情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を自動的に実行する検索手段と、前記検索手段が接続したサイトを表示手段に自動的に表示させる検索情報表示制御手段とを備える患者端末を提供する。
【0013】
この構成により、第1の発明と同様、患者の生体情報がある閾値を超えると、患者端末は測定項目に関係するサイトへ自動接続して表示手段に表示するので、患者本人の意思にかかわらず、測定項目に関係する情報が記述されたサイトを患者に閲覧させることができる。
【0014】
第3の発明は、測定された患者の生体情報を任意に設定した閾値と比較し、前記測定された生体情報が前記任意に設定した閾値を上回れば、前記測定された生体情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を自動的に実行し、かつ前記接続したサイトを表示手段に自動的に表示する、患者端末におけるサイトの表示方法を提供する。
【0015】
この構成により、第1の発明と同様、患者の生体情報の測定値がある閾値を超えると、患者端末は測定項目に関係するサイトへ自動接続し、測定項目に関係する情報が記述されたサイトを患者に閲覧させることが可能となる。
【0016】
第4の発明は、患者端末で測定された患者の生体情報と任意に設定した閾値を比較する手順と、前記測定された生体情報が前記任意に設定した閾値を上回れば、前記測定された生体情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を患者端末に自動的に実行させる手順と、前記接続したサイトを前記患者端末の表示手段に自動的に表示させる手順とをコンピューターに実行させるためのプログラムを提供する。このプログラムにより、CPU(マイコン)、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピューター、サーバー等のハードリソースを協働させて、本発明の健康診断ネットワークシステムを容易に実現することができる。また、記録媒体への記録や通信回線を用いて配信により、プログラムの配布やインストール作業を簡単に実行できる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、体温、血圧などの患者の生体情報の測定値がある閾値を上回ると、患者本人が患者端末に対して何らの操作を行わない場合でも、患者端末は測定項目に関係するサイトへ自動接続して、表示手段に表示する。従って、患者本人の意思にかかわらず、異常が認められる生体情報の測定項目に関係する情報が記述されたサイトを、患者に閲覧させることができる。例えば血圧が高い場合には、その対処方法や関係する健康情報を含むサイトを、患者本人の意思に関係なく日常生活において常に患者に閲覧させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態の健康診断ネットワークシステムについて、図面を用いて説明する。尚、下記実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0019】
本発明の実施の形態にかかる健康診断ネットワークシステムの構成図を図1に示す。図1において、健康診断ネットワークシステムは、生体情報を測定する患者端末101、医師が生体情報を閲覧するための医師端末102、センターサーバー103、通信ネットワーク104から構成される。センターサーバー103は通信ネットワーク104を介して患者端末101及び医師端末102に接続されている。また、センターサーバー103は、患者端末101から受信した生体情報を医師端末102から閲覧可能な形態で蓄積する。
【0020】
患者端末a、患者端末b、患者端末cなどは患者端末101の一例であり、これら患者の人数分の複数の患者端末101のすべてが通信ネットワーク104にてネットワーク接続されている。また、通信ネットワーク104にはインターネット200も含まれる。患者端末101は、前述のように通信ネットワーク104を介してセンターサーバー103へ接続され、測定した生体情報を伝送し、センターサーバー103に蓄積する。また、前述のようにセンターサーバー103に接続された医師端末102からセンターサーバー103に蓄積された生体情報の閲覧を行うことができる。逆に、医師端末102から通信ネットワーク104を介して生体情報の閲覧に基づく診断結果等の情報(医療情報)をセンターサーバー103に送信し、センターサーバー103に蓄積することができる。患者端末101は、このセンターサーバー103に蓄積された医療情報の閲覧を行うことができる。これら患者端末101、医師端末102、及びセンターサーバー103により、健康診断ネットワークシステムの機能が実現されている。
【0021】
図2に、健康診断ネットワークシステムの患者端末101内のブロック図を示す。バイタルセンサー群201は、体温計202、血圧計203、心電計204などの測定器の総称である。これら体温計202、血圧計203、及び心電計204はバイタルセンサーの一例であり、バイタルセンサーは血糖値計や体重計など、生体を測定できる他の測定器も含む。また、患者端末101はマウス、キーボード、タッチパネルなどの入力手段220と、液晶ディスプレイなどの表示手段213を備える。
【0022】
体温計202、血圧計203、心電計204などのバイタルセンサー群201によって各生体情報が測定されると測定検知手段205で検知され、測定された生体情報は生体情報記憶手段206に記憶される。生体情報記憶手段206に記憶された生体情報は、生体情報送信手段217によって、入力手段220から入力された指令や後述する測定スケジュール管理手段214に設定されているタイミングで、通信ネットワーク104を介してセンターサーバー103に送信される。
【0023】
一方、センターサーバー103に蓄積された医療情報は、医療情報受信手段218によって通信ネットワーク104を介して患者端末101によって受信される。医療情報受信手段218で受信した医療情報は、表示手段213で表示可能である。なお、医療情報には後述する生体情報の閾値が含まれる。
【0024】
患者端末101を使用する患者本人は、個々のバイタルセンサーで測定される測定値ないしは個々の測定項目の測定値について、限界値ないしは閾値を閾値設定手段207によって予め任意に設定できる。閾値設定手段207で設定された情報は、閾値記憶手段208に記憶される。また、医師端末102で個々の測定項目に関する閾値を任意に設定できる。この場合、前述の医療情報受信手段218によってセンターサーバー103を介して医師端末102で設定された閾値が受信され、閾値記憶手段208に記憶される。1台の患者端末101を複数の患者が使用する場合、閾値設定手段207と閾値記憶手段208は、使用者ごとに割り当てられ、個々の使用者が設定した閾値及びそれに関する情報は別々に管理されている。
【0025】
閾値比較手段209は、前記生体情報記憶手段206によって記憶された生体情報と、閾値記憶手段208によって記憶された生体情報とを比較する。
【0026】
閾値比較手段209による比較の結果、測定された生体情報が閾値以下で、正常であると判定されると、例えば表示手段213による測定値を表示する処理や、表示手段213を次の測定を促すガイダンス情報の表示画面に移行する処理が実行される。
【0027】
一方、閾値比較手段209による比較の結果、測定された生体情報が閾値を上回り、異常であると判定されると、閾値制御手段210が動作する。閾値制御手段210は、検索制御手段212に対して、閾値を上回った生体情報の測定項目に関する情報を含むインターネット200上のホームページないしはサイトの検索を指示する。検索制御手段2121は、閾値制御手段210からの指示に基づいて、通信ネットワーク104を介してインターネット200上での検索を実行する。インターネット200上から得られた測定項目に関する情報は、通信ネットワーク104経由で検索情報受信手段212によって受信ないしは取得される。また、検索情報受信手段212は、検索結果に基づいて測定項目に関連する情報を含むサイト(通常は複数ある。)にアクセスないしは接続する機能を有する。検索制御手段211及び検索情報受信手段212は、本発明の検索手段を構成する。
【0028】
検索情報表示制御手段219は、検索情報受信手段212で受信したサイトに関する情報を管理する。また、検索情報表示制御手段219は、入力手段220から入力される使用者の命令や後述する測定制御手段216からの指示に基づいて、検索情報受信手段212が接続したサイトを表示手段213に表示させる。
【0029】
検索制御手段212による生体情報に異常が認められた測定項目に関係する情報を含むサイトの検索、検索情報受信手段212による情報の受信、及び検索情報表示制御手段219による表示手段213へのサイトの表示は、患者が特段の命令を入力手段220などで入力しなくても、自動的に実行される。
【0030】
患者端末101は、さらに測定スケジュール管理手段214、計時手段215、及び測定制御手段216を備える。これらの機能については後述する。
【0031】
以上のように構成された健康診断ネットワークシステムの動作を、図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0032】
まず、ステップS01において、バイタルセンサー群201を用いて生体情報を測定するため、例えば、図4に示すようなグラフィカルユーザインターフェース(以下、GUIと略す)を含む患者選択画面401が表示手段213に表示される。この患者選択画面401を用いて、使用者の選択操作を行う。タッチパネル装置や、マウスによるポインタなどによって、画面上に表示された患者名のキーボタン402,403,404を押すことによって患者名が選択される。図4に示す例では、患者A、患者B、患者Cの3名の使用者が登録されており、これらの患者にそれぞれキーボタン402〜404が割り当てられている。キーボタン402〜404のいずれかを押すことによって、いずれかの使用者が選択される。使用者を選択すると、患者によって閾値設定手段207で設定され、または遠隔地の医師が医師端末102より通信ネットワーク104を介して設定され、閾値記憶手段208に記憶されている個々の使用者の閾値のうち、選択された使用者に関する閾値が閾値比較手段209に入力される。
【0033】
次に、ステップS02において、図5に示すようなGUIを含む測定項目選択画面501が表示手段213に表示される。この測定項目選択画面501は、個々のバイタルセンサーないしは測定項目が割り当てられたキーボタン502,503,504を含む。この例では、3つのキーボタン502〜503に体温計(体温)、血圧計(血圧)、及び心電計(心電図)がそれぞれ割り当てられている。ステップS01と同様に、表示されたキーボタン502〜504を押すことによって、体温、血圧、心電図などの測定項目が選択され、バイタルセンサー群201のうちの対応するバイタルセンサーによる測定が実行される。また、前記閾値比較手段209に入力された当該使用患者の閾値のうち、選択された測定項目に関する閾値が有効となる。
【0034】
ステップS03の測定検知処理において、測定検知手段205がバイタルセンサー群201から送信された生体情報を検知するまで待機状態となる。測定検知手段205が生体情報を検知すると、ステップS04の生体情報記憶処理において、生体情報記憶手段206に測定した生体情報が記憶される。
【0035】
次に、ステップS05において、生体情報記憶手段206に記憶された測定データが閾値比較手段209に入力され、既に閾値比較手段209に入力されている閾値との比較処理が行われる。この比較の結果、生体情報の測定値が閾値以下で、正常であると判定されると、ステップS06において1回の測定処理が終了する。この場合、例えば表示手段213にて測定値を表示(ステップS07)した後、再び次の測定を促すガイダンス情報を表示させる画面に移行する(ステップS02)。
【0036】
一方、ステップS05において、測定された生体情報が閾値を上回って(オーバー)異常であると判定されると、インターネット200上での情報の検索と取得が実行される。まず、ステップS08において、閾値制御手段210からの指示に基づき、検索制御手段212が、通信ネットワーク104を介して生体情報に異常が認められる測定項目に関する情報を含むインターネット200上のサイトを検索する。また、ステップS09において、通信ネットワーク104によってインターネット200上から得られた測定項目に関する情報を検索情報受信手段212が受信する。さらに、ステップS10において、検索情報受信手段212が測定項目に関する情報を含むサイトに接続し、そのサイトから情報を取得ないしは受信する。さらにまた、ステップS11において、検索情報受信手段212によって取得された情報を、検索情報表示制御手段219が表示手段213に表示する。表示手段213には、例えば図6に示すサイト例601のようなサイトの情報が表示される。複数のサイトに関連する情報がある場合、検索情報表示制御手段219は、例えば入力手段220により入力される使用者の命令に基づいて、表示手段213に表示されるサイトを順次切り換える。
【0037】
以上が一連の健康診断ネットワークシステムの動作であるが、この健康診断ネットワークシステムは、予め定められた測定時間になると患者本人にアラームなどで知らせるスケジュール管理機能を有する。図3のフローチャートでは、この測定スケジュール設定時の処理を符号301で示す。まず、ステップS12において、閾値設定情報207の場合と同様に、患者本人や医師端末102が、測定スケジュール管理手段214によって測定時間(スケジュール時刻)の設定を行う。ステップS13において測定スケジュール管理手段214によって設定されたスケジュール時刻と、時計機能の役割を有する計時手段215で計時中の時刻が一致した場合には、ステップS14に処理が移行する。
【0038】
ステップS14において関連情報を含むサイトから取得した情報を表示手段213に表示中であれば、ステップS15において測定制御手段216によって、表示手段213で表示して患者に閲覧させている情報の表示を中止する。その後、バイタルセンサー群201に含まれるバイタルセンサーのうち、測定スケジュール管理に登録されたバイタルセンサーを使用して測定を行うように促す旨を表す測定項目選択画面に表示手段13の画面表示が移行する(ステップS2)。ここで、計時手段215の時刻は、患者端末101本体から患者自身が設定しても、時刻に正確なセンターサーバー103から自動的に設定してもよい。
【0039】
もしサイト閲覧中に、測定時刻になってしまった場合に、検索情報制表示制御手段219は、優先された測定終了後に、改めて閲覧していたサイトのページをすべて順次表示手段213に表示させ、使用者に閲覧させる。この場合の、表示するサイトの切り換えも、例えば入力手段220から入力される命令に基づいて実行される。
【0040】
一方、ステップS14において、取得情報の表示中でない場合にはそのままステップS2に処理が移行する。
【0041】
このような本発明の実施の形態の健康診断ネットワークシステムによれば、患者に自分の測定したバイタルセンサーに関わる健康情報をインターネット上のサイトからランダムに情報を取得して閲覧させる機能を設けることにより、例えば高血圧だった場合にはどういうことに留意すれば通常の値に戻すことが可能かのアドバイスを患者に提供できる。また、患者が閲覧するのは医療機関が提供する特定のサイトのみではないので、毎回同じ情報ではない多種多様な情報を患者に提供できる。従って、本発明は医師や看護師などの医療関係者と、在宅あるいは医療機関内の患者との間で医療情報や生体情報の交信を行うことができる健康診断ネットワークシステムとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施の形態にかかる健康診断ネットワークシステムの構成図。
【図2】本発明の実施の形態にかかる健康診断ネットワークシステムが備える患者端末101のブロック図。
【図3】本発明の実施の形態にかかる健康診断ネットワークシステムの動作説明のためのフローチャート。
【図4】患者端末101の表示手段213の患者選択の操作表示画面を示す図。
【図5】患者端末101の表示手段213の測定項目選択表示画面を示す図。
【図6】患者端末101の表示手段213のサイト閲覧表示画面を示す図。
【符号の説明】
【0043】
101 患者端末
102 医師端末
103 センターサーバー
104 通信ネットワーク
200 インターネット
201 バイタルセンサー群
202 体温計
203 血圧計
204 心電計
205 測定検知手段
206 生体情報記憶手段
207 閾値設定手段
208 閾値記憶手段
209 閾値比較手段
210 閾値制御手段
211 検索制御手段
212 検索情報受信手段
213 表示手段
214 測定スケジュール管理手段
215 計時手段
216 測定制御手段
217 生体情報送信手段
218 医療情報受信手段
219 検索情報表示制御手段
220 入力手段
301 測定スケジュール設定時
401 患者選択画面
402,403,404 患者名
501 測定項目選択画面
502,503,504 バイタルセンサー
601 サイト例

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体情報を測定する患者端末と、医師が前記生体情報を閲覧するための医師端末と、通信ネットワークを介して前記患者端末及び前記医師端末に接続され、前記患者端末から受信した前記生体情報を前記医師端末が閲覧可能に蓄積するセンターサーバーとを備える健康ネットワークシステムにおいて、
前記患者端末は、
前記測定した生体情報が任意に設定した閾値を上回ると、当該測定した生体情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を自動的に実行する検索手段と、
前記検索手段が接続したサイトを表示手段に自動的に表示させる検索情報表示制御手段と
を備える健康診断ネットワークシステム。
【請求項2】
前記検索情報表示制御手段は、前記サイトの表示中に別の生体情報を測定する予定時刻になった場合には、当該別の生体情報の測定を優先させるために、前記サイトへの接続を中断する請求項1に記載の健康診断ネットワークシステム。
【請求項3】
前記検索情報表示制御手段は、前記別の生体情報の測定後、前記閾値を超えた生体情報の測定項目に関係する情報を含む前記サイトを前記表示手段にすべて順次表示させる請求項2に記載の健康診断ネットワークシステム。
【請求項4】
測定した生体情報が任意に設定した閾値を上回ると、当該測定した生体情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を自動的に実行する検索手段と、
前記検索手段が接続したサイトを表示手段に自動的に表示させる検索情報表示制御手段と
を備える患者端末。
【請求項5】
測定された患者の生体情報を任意に設定した閾値と比較し、
前記測定された生体情報が前記任意に設定した閾値を上回れば、前記測定された生体情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を自動的に実行し、かつ
前記接続したサイトを表示手段に自動的に表示する、
患者端末におけるサイトの表示方法。
【請求項6】
患者端末で測定された患者の生体情報と任意に設定した閾値を比較する手順と、
前記測定された生体情報が前記任意に設定した閾値を上回れば、前記測定された情報の測定項目に関係する情報を含むインターネット上のサイトの検索及び当該サイトへの接続を患者端末に自動的に実行させる手順と、
前記接続したサイトを前記患者端末の表示手段に自動的に表示させる手順と
をコンピューターに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−251872(P2006−251872A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−63732(P2005−63732)
【出願日】平成17年3月8日(2005.3.8)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】