説明

健康関連情報提供システム及び店舗

【課題】顧客に対して幅広い健康関連情報を提供し、経験が浅い販売員であっても、顧客に対して充分な健康関連情報を提供することができる健康関連情報提供システムを提供する。
【解決手段】健康関連商品の販売及び/又は健康関連サービスの提供における情報提供システムであって、顧客の体質情報を入力することによって、東洋医学に基づいた顧客の体質分析を行う体質分析手段、並びに、前記体質分析手段によって得られた体質情報に関連付けられた健康関連商品及び/又は健康関連サービスに関する健康関連情報を保存するデータベースを有することを特徴とする健康関連情報提供システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康関連情報提供システム及び店舗に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一般消費者の健康に対する意識の高まりとともに、健康維持・増進への欲求は高まっている。このため、医者による治療を必要とするような病気ではない状態の人であっても、健康維持・増進のための情報への要求は非常に高い。しかし、一般消費者がこのような健康関連情報を得ることは容易ではなく、テレビ、書籍、ネット情報等のメディアに頼ったり、専門家に相談したりすることが必要になる。
【0003】
このような相談をするための身近な専門家として、ドラッグストア等が期待されている。ドラッグストアにおいては、OTC医薬品、漢方薬、健康食品、サプリメント、特定保健薬品等の多くの種類の健康関連商品が販売されており、非常に幅広く多くの健康関連商品が存在する。よって、ドラッグストアにおいて高度な健康関連情報を提供することができれば、顧客は自分に合った健康関連商品を購入したり、健康関連サービスを受けたりすることができるため、非常に好ましいものである。
【0004】
更に、近年の薬事法改正によって、ドラッグストア等の医薬品を取り扱う店舗では、購入者への充分な情報提供が必要とされ、専門家による顧客への医薬品等の商品に関する情報の提供が重要性を増している。
【0005】
このようにドラッグストアにおける専門的な知識の提供が求められているが、現実には、医薬品を販売する販売者は長年の経験によって蓄積された知識に基づいて、顧客への情報提供を行っている。このため、販売者の知識・経験によって、顧客が得ることのできる情報の量や質は大きく左右されてしまい、安定して充分な情報を提供することは困難なのが実情である。
【0006】
通常、ドラッグストア等の販売店における健康関連商品の購入を行うのは、医師による診断は必要でない程度の軽い体調不良等の未病状態の顧客であることが多い。このような状態の顧客に対しても、従来は西洋医学的観点に基づいた対症療法的な対応によって健康関連商品の販売がなされることが多かった。例えば、風邪をひいた顧客に対して、咳がひどい症状であれば咳の症状を抑える効果がある風邪薬を紹介する程度の情報提供が行われていたにすぎない。
【0007】
一方、西洋医学的観点とは別に、いわゆる中医学と呼ばれるもの等のような、東洋医学的な観点による健康維持・増進という考えがある。これは、人間が本来有する抵抗力を高めることによって、健康を高めるという発想に基づく医学であり、顧客の体質を充分に分析した上で、体の機能が弱った部分を補うことを目的とする医学である。このような発想に基づいて漢方薬を処方したり、鍼灸師や整体を行ったりするような治療を行うことがなされている。
【0008】
しかし、東洋医学的な観点は漢方薬店、鍼灸院、整体師等の別個の専門家によって個別に商品の販売や施術がなされており、このような東洋医学的な観点に基づいて健康関連商品を網羅的に販売する試みはなされていなかった。更に、OTC医薬は西洋医学的観点に立つものとして、このような東洋医学的な論理の中には組み込まれていない。
【0009】
ドラッグストアにおいては未病状態の人が健康相談を行うことが非常に多いことから、西洋医学的観点よりも東洋医学的観点に基づく健康関連情報を提供するほうが、顧客の健康の維持・増進に寄与することができる。しかし、東洋医学の知識は経験等によって深めることが必要とされていることから、このような観点に基づいて顧客に健康関連情報を提供できる販売者は少ない。
【0010】
更に、末期がん等の末期症状にある患者や家族は、非常に大きな精神的負荷を感じることとなる。このような精神的負荷が高い状態にある患者のケアも社会的には重要な意義を持つこととなる。このような患者に対しても、漢方薬や鍼灸・整体等の東洋医学の観点に基づく治療を行うことによって、完治を図ることはできないまでも、多少なりとも元気で精神的にも安定した有意義な余生を過ごすことが望まれている。このような目的を達成するための健康関連情報を提供することは、極めて高度な知識が要求される。しかし、これからの高齢化社会においては特に重要な健康関連情報となるため、このような情報提供は重要な社会的な課題である。
【0011】
特許文献1には、医薬品選択のための補助システムが開示されているが、これは病状に合致した漢方薬を選択するためのシステムである。このようなシステムを用いた場合、顧客の対症療法的な治療に役立てることはできても、顧客の健康を維持・増進するためのより高いレベルでの情報を提供することはできない。
【0012】
特許文献2には、漢方薬支援システムが開示されているが、これは、漢方薬の調剤を支援するための方法であり、店舗で健康関連商品を販売するための情報提供に役立つシステムを開示するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2000−172769号公報
【特許文献2】特開平9−258803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は上記に鑑み、顧客に対して幅広い健康関連情報を提供し、経験が浅い販売員であっても、顧客に対して充分な健康関連情報を提供することができる健康関連情報提供システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、
健康関連商品の販売及び/又は健康関連サービスの提供に関する情報提供システムであって、
顧客の体質情報を入力することによって、東洋医学に基づいた顧客の体質分析を行う体質分析手段、並びに、
前記体質分析手段によって得られた体質情報に関連付けられた健康関連商品及び/又は健康関連サービスに関する健康関連情報を保存するデータベースを有することを特徴とする健康関連情報提供システムである。
【0016】
上記健康関連情報提供システムは、更に、操作者が上記体質分析手段及びデータベースを操作端末によって操作するための操作プログラムを有することが好ましい。
【0017】
上記東洋医学に基づいた顧客の体質分析は、気・血・水に基づいて分類されるものであることが好ましい。
上記健康関連商品は、OTC医薬品も含むことが好ましい。
本発明は、上述した健康関連情報提供システムを備えることを特徴とする店舗でもある。
【発明の効果】
【0018】
本発明の健康関連情報提供システムによって、顧客が自らの健康を改善・維持することを目的として、販売店を訪問した際に、適切かつ充分な健康関連情報を得ることができ、目的に合った商品を購入することができる。更に、店舗側としても、目的に合った多くの商品を販売することができるため、売上を向上することができる。更に、顧客が自らの健康を改善・維持することができる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の健康関連情報提供システムは、東洋医学の理論に基づいて、人間の体質及び体質改善のための種種の情報をデータベース化したものである。これによって、店舗における健康関連商品の販売、健康関連サービスの提供に際して必要とされる健康関連情報を簡単に提供することができる。
【0020】
本発明の健康関連情報提供システムは、第1に、顧客の体質情報を入力することによって、東洋医学に基づいた顧客の体質分析を行う体質分析手段を有する。当該手段によって、顧客の体質を把握し、以下に詳述するデータベースにおいて分類された体質パターンにあてはめるのである。
【0021】
上記顧客の体質分析は、東洋医学の理論に基づいた診断によって行われる。東洋医学においては、気・血・水という要素の総合的な働きによって生命活動が維持されていると考える。そして、これらのバランスが崩れた場合に体調を崩し、病気になりやすくなる。よって、このバランスを整えることによって、健康を維持・回復することが根本的な理論となる。
【0022】
より具体的には、気・血・水の要素について、それぞれが不足している状態であるか、過剰な状態であるかを判断する。更には、これらを五臓六腑と呼ばれる心・肺・腎・肝・脾(五臓)及び小腸・三焦・大腸・膀胱・胆・胃と関連づけることによって、どこが弱っているのかを明らかにして、顧客の体質を分類するものである。
【0023】
上記顧客の体質分析は、顧客の体型、体格、顔色、肌のつや、姿勢、歩き方などの全身の動き等の観察結果;問診;舌診またはこれらを組み合わせて、東洋医学の蓄積された知見に基づいて行うことができる。上記体質分析手段は、これらの要素を体質情報として入力することによって、顧客の体質について、気・血・水の要素についてどこが弱っているのかを明らかにするための手段である。
【0024】
上記体質分析手段は、例えば、端末として使用するコンピュータ画面上に、チェック項目を表示し、表示された内容に基づいて操作者が顧客の状態を観察、問診などを行い、その結果を端末に入力する。このような操作を複数の項目について行い、その結果に基づいて気・血・水の要素についての判断を行うことができる。
【0025】
本発明の健康関連情報提供システムは、顧客の体調に関する自覚症状のみからではなく、むしろ顧客の体質に関する情報を重視して健康関連情報を提供することに特徴を有する。すなわち、例えば、顧客の自覚症状が「風邪」であっても、風邪の具体的な症状だけではなく、例えば、上記観察結果、「風邪」とは直接関係のない事項も含めた問診によって、顧客の体質を明らかにすることを目的とするものである。
【0026】
顧客の体質分析は、上述したデータに基づいて顧客の体質を分類にあてはめるものである。すなわち、本発明は東洋医学に基づいて上述した気・血・水の要素に基づいて体質を幾つかのパターンに分類して、このパターンに応じた健康関連情報を提供するものである。当該目的を達成するため、体質分析手段においては、顧客がいずれのパターンの体質を有するものであるのかを分類する手段となる。
【0027】
本発明の健康関連情報提供システムは、更に、前記体質分析手段によって得られた体質情報に関連付けられた健康関連商品及び/又は健康関連サービスに関する健康関連情報を保存するデータベースを有するものである。上記データベースは、上記体質分析手段によって分類された体質に対応してそれぞれの健康関連情報を保存するものである。
【0028】
上記体質分析手段によって得られた体質情報に基づいて、上記データベース中に存在する健康関連情報を容易に抽出することができる。これによって、顧客に必要な健康関連情報を提供することができる。
【0029】
本発明の健康関連情報は、体質情報に基づいて抽出されたものであるから、単に顧客が自覚症状として感じている体調の不調のみから得られたものではないから、より正しく顧客の健康の維持・増進の目的に沿ったものとなる。例えば、「風邪」という自覚症状は同一であっても、顧客の体質によって提供すべき風邪薬の種類は異なる。本発明の健康関連情報は、このような体質情報に基づいて提供されるものであるから、単なる対症療法的なものにとどまらず、体の状態に合った適切な情報を提供することができるものである。
【0030】
上記情報としては、健康及び店舗において販売している商品、並びに、その他の健康関連サービスに関する広範な範囲の情報を含めることができる。この情報を多岐にわたるものとすることで、より高度の情報を顧客に提供することができる。
【0031】
具体的には、例えば、分類された体質において生じやすい体の不調の種類、顧客において現に生じている体調の不調を正常化するために好ましい薬品の他に、食生活の改善をアドバイスをするための情報(例えば、体質改善に好ましい食材、健康食品等)、病院,鍼灸院や整体に通院する場合の助言、好ましいストレッチ方法、好ましいスポーツ等の幅広い情報を挙げることができる。これらの幅広い情報を格納することによって、好適な情報提供を行うことができ、顧客の健康を維持・増進する上で大きな寄与をすることができる。
【0032】
例えば、顧客の体質が気の低下しやすい体質である場合、気との関連性が強い心臓・小腸・心包が弱っていると考えられ、小腸が弱っている場合には、食欲減退、下痢、胃痛、嘔吐、腹部膨張等の症状が生じやすい。そこで、このような顧客が胃痛を訴えている場合は、単に胃痛を抑える医薬品を販売するのではなく、気を亢進させる作用を有するための薬品、食品、運動、ストレッチ、鍼灸等の情報を総合的な健康関連情報をデータベース上に保存することが好ましい。これによって、顧客に対して総合的な健康関連情報を提供することができる。
【0033】
上記健康関連情報には、特定の体質の人に生じやすい症状も含めることが好ましい。これによって、例えば、風邪による体調不良で店舗を訪れた顧客に対して、同時にその他の症状の有無について店舗の従業員側から質問をすることができ、結果として対症療法ではなく、総合的な健康改善のための情報を提供することができる。
【0034】
これらの情報は、東洋医学の理論に基づく体質の分類によって分類されていれば、必ずしもすべてが東洋医学の蓄積に基づくものに限定されない。例えば、OTC医薬品の場合は、必ずしも東洋医学の確立された理論に組み込まれていない。このような場合でも、その医薬品に含まれる有効成分の種類、有効成分が有する生理活性等に基づいて、上述したような東洋医学の理論を合わせて判断すれば、上述した顧客の体質・健康状態と関連づけることができる。
【0035】
更に、本発明における「健康」は、「美容」をも包含するものである。従って、ダイエット方法や化粧料についての情報も上記体質情報と関連付けられた健康関連情報として保存するものであってもよい。すなわち、上記体質分析手段によって得られた顧客の体質に基づいて、皮膚が乾燥しやすい、脂性である等の分類をすることができることから、それらに基づいて適切なスキンケアについての情報を提供することができる。更に、肌の色質等についても体質に関連付けることができることから、顧客の肌の色に合ったファンデーション、口紅等のメイクアップ化粧料の色の傾向等についても、情報を提供することができる。
【0036】
また、ダイエットについても、メタボリック症候群などの脂質代謝異常のように肥満を生じている原因を顧客の体質と関連付けることによって、体質に合った適切なダイエット方法を示すことができる。
【0037】
更に、末期がん等の末期症状にある患者に対しては、体調が悪いなかで、体のバランスを少しでも正して、症状を和らげたり、元気で精神的に安定な状態を維持するために必要なケア、食事、運動、マッサージ等に関する健康関連情報を提供することができる。
【0038】
その他、食生活の改善をアドバイスをするための情報を含めることもできる。東洋医学においては、医食同源という考えがあり、食べ物もまた健康を維持・増進する上で重要な役割を果たす。このため、顧客の体質において、体質改善のために好適な役割を果たす食材の種類、適切な摂取量、調理方法等を情報として保存することが好ましい。更に、体質に合った健康食品、入浴剤、アロマテラピーについての情報も含めることができる。
【0039】
更に、健康関連情報としては、専門家情報を含むものであってもよい。すなわち、顧客の体質及び相談時の病状によっては、専門家の判断が必要になる場合がある。これに備えて、専門家情報を健康関連情報として有するものであってもよい。
【0040】
上記具体的な健康情報としては、内科医、外科医、アスレティックトレーナー、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、スポーツコーチ、栄養士などと提携した生活習慣病の改善や運動療法の推奨や、シニア層のスポーツの留意点の指導、スポーツ障害に陥らないようにするための運動メニューの策定や、成人病、ダイエットなどの栄養指導、栄養管理計画、社会福祉士や介護福祉士等による専門家を交えたリハビリ計画をはじめとする介護計画、トレーナーによる運動メニューの作成、医薬品の服薬指導や漢方薬の相談や、健康の維持等を挙げることができる。
【0041】
近年のコンピューター技術の進歩により、本発明の具体的実施においては、種々のバリエーションが考えられる。本発明の健康関連情報提供システムにおいては、周知のコンピューター関連技術を利用することによって、上述した構成を具体的に実施することができる。本発明の健康関連情報提供システムは、操作者が上記体質分析手段及びデータベースを操作端末によって操作するための操作プログラムを有するものであってもよい。
【0042】
本発明の実施に際しては、体質分析手段、データベース及び操作プログラムのすべてを単一のパソコンに保存し、当該パソコンによってすべての作業を行うものであってもよいし、体質分析手段、データベース部をサーバーに保存し、端末と通信回線を介してデータのやり取りをすることによって、作業を行うものであってもよい。
【0043】
更に、データの一部または全部をウェブ上で公開して、顧客が自らのパソコンにおいて操作を行い、必要な情報を取得することができるようにしてもよい。更には、ウェブ上の仮想店舗において情報提供を行うものであってもよい。
【0044】
上記操作プログラムをレジスターに設置した画面に基づいて行うものであってもよい。すなわち、レジスターの表示装置上に上記体質分析手段の操作画面を表示し、データベースによって抽出されたデータを表示してもよい。このようにすることで、顧客がリラックスした状態で会話しながら体質分析を行うことができるため、快適に情報提供を行うことができる。
【0045】
更に、上記健康関連情報提供システム中に顧客情報を保存するものであってもよい。顧客の健康関連情報を保存することによって、定期的に来客する得意客については、体調の変化や推移、種々のアドバイスを行うことによって生じた体調の改善等についての確認をすることができるから、より高いレベルで良好な健康関連情報を提供することができる。
【0046】
本発明は、上記健康関連情報提供システムを備えた店舗でもある。すなわち、上述した健康関連情報提供システムは、顧客に対して最も適した商品が何かという情報を提供するために使用される。上記健康関連情報提供システムによって、店舗に存在する実質的に全ての健康関連商品を管理すると、すべての健康関連商品について販売時に適切な情報を提供することができ、現在の薬事法の要請にも沿った販売を容易に行うことができる。
【0047】
更に、本発明の店舗において販売する商品を、上記健康関連情報提供システムに対応させてもよい。例えば、上記健康関連情報提供システムにスポーツ用品、食品等の情報も加えて、従来のドラッグストアにおいては取り扱われていなかった商品も販売することができる。
【0048】
また、スーパーマーケットのように総合的な販売店内に上記健康関連情報提供システムを導入すると、医薬品に限らず、食品、スポーツ用品、マッサージ器具等の幅広い商品についての販売情報を提供することができる。これによって、店舗全体で幅広い商品に関する情報を提供することができるため、より優れた情報提供及び販売促進を図ることができる。
【0049】
本発明の店舗は、更に、健康関連サービスを受けるためのスペースを有するものであってもよい。上記健康関連サービスとしては、テーピング、リハビリテーション、マッサージ等を挙げることができる。上記健康関連サービスを提供するためのコーナーを設置すると、上記健康関連情報の提供によって、このような健康関連サービスが好ましい消費者に対しては、その場で必要なサービスを提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明の健康関連情報提供システムは、消費者が健康を維持・増進するために必要な情報を極めて効率的にかつ複合的に提供することができる。これによって、店舗において効率よく多岐にわたる商品の購入やサービスの提供を受けることができる。更に、店舗における新人教育に使用して、新人が知識を蓄積することを助けることもできる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
健康関連商品の販売及び/又は健康関連サービスの提供における情報提供システムであって、
顧客の体質情報を入力することによって、東洋医学に基づいた顧客の体質分析を行う体質分析手段、並びに、
前記体質分析手段によって得られた体質情報に関連付けられた健康関連商品及び/又は健康関連サービスに関する健康関連情報を保存するデータベースを有することを特徴とする健康関連情報提供システム。
【請求項2】
更に、操作者が上記体質分析手段及びデータベースを操作端末によって操作するための操作プログラムを有する請求項1記載の健康関連情報提供システム。
【請求項3】
前記東洋医学に基づいた顧客の体質分析は、陰陽虚実、五臓六腑、気・血・水に基づいて分類されるものである請求項1又は2記載の健康関連情報提供システム。
【請求項4】
健康関連商品は、OTC医薬品も含む請求項1、2又は3記載の健康関連情報提供システム。
【請求項5】
請求項1,2,3又は4の健康関連情報提供システムを備えることを特徴とする店舗。