説明

側溝蓋等の上に簡易的に車止め、表札、郵便ポスト等のポールを設置する方法

【課題】 側溝蓋等の上に車止め、表札、郵便ポスト等のポールを容易に設置する方法がない。
【解決手段】 側溝蓋側面の手掛部の凹部へ図1の支軸1と下からの押え付け部2とからなる物を垂直に差込後、90度回転させ、予め貫通させてある円盤状の上からの押え付け部6とで挟み込みます。支軸1には、ネジ山3と取っ手4等を付けているので、取っ手4等を手で持ち上げ、ナット状の機具8で締め付けるようにする。円盤状の上からの押え付け部6の側面7にはネジ山を設け、外側カバー9で、図1の取っ手4、ネジ山3、ナット状の機具8を覆い隠すように被せた後、外側カバー9を回転させて押え付け部側面のネジ山7と外側カバー下側裏のネジ山10とで接合させる

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、側溝蓋等の上に簡易的に設置する為の車止め、表札、郵便ポスト等のポールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車止め、表札、郵便ポスト等のポールは地中に埋め込むタイプがほとんどで、(例えば、非特許文献1参照。)取り外し可能で簡易的なポールを設置する方法がない。
【非特許文献1】「エクステリア総合カタログ2004」,東洋エクステリア株式会社
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の車止め、表札、郵便ポスト等のポールは地中に埋め込むタイプがほとんどで、部材、技術者の手配など設置の為の時間や費用がかかる。また、側溝蓋上に取り外し可能で簡易的なポールを設置する方法がない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
側溝蓋側面の手掛部の凹部へ図1の支軸1と下からの押え付け部2とからなる物を垂直に差込後、90度回転させ、予め貫通させてある円盤状の上からの押え付け部6とで挟み込みます。支軸1には、ネジ山3と取っ手4等を付けているので、取っ手4等を手で持ち上げ、手掛部の凹部へ支軸の角状個所5を填め込み、支軸がぶれないようにした上でナット状の機具8で締め付けるようにする。
【0005】
ナット状の機具8には円形状の取っ手などを付け特別な工具がなくても回せるように配慮する。下からの押え付け部2は、側溝蓋側面の手掛部の凹部へ差し込める程度の大きさ(縦10センチメートル、横2センチメートル、厚さ1センチメートル)程で、上面には滑り止め用の素材を付加している。同様に円盤状の上からの押え付け部6の下面には滑り止め用の素材を付加している。
【0006】
円盤状の上からの押え付け部6の側面7にはネジ山を設けている。また、図2の通り、円盤状の押え付け部6の下面には角状の突起物11がついており、側溝蓋側面の手掛部の凹部にはまるようになっている。用途により樹脂素材、鋳物、アルミ等で作られた図3の外側カバー9下側の裏10にはネジ山を設けているので、図1の取っ手4、ネジ山3、ナット状の機具8を覆い隠すように被せた後、外側カバー9を回転させて、押え付け部側面のネジ山7と外側カバー下側裏のネジ山10とで接合させる。その際、角状の突起物11が側溝蓋側面の手掛部の凹部にはまっている為、円盤状の上からの押え付け部6はぶれないようになっている。
【0007】
簡易ポールの具体的な設置手順については図4の通りであり、側溝蓋12側面の手掛部の凹部13へ、下からの押え付け部2が通るように向きを合わせ、支軸1を垂直に差込み後、支軸を90度回転させ、手掛部の凹部へ支軸の角状個所5を填め込むように持ち上げ、円盤状の上からの押え付け部6とで側溝蓋を挟み込んだ状態で、ナット状の機具8で締め付け、設置した支軸1へ外側カバー9を覆い被せ取り付ける。
【発明の実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施の形態は図5、および、図6の通り。側溝蓋側面の手掛部の凹部へ、支軸1を取り付け後、外側カバー9や表札や郵便ポストが付いた外側カバー16を支軸1に覆い被せ取り付ける。尚、図5の外側カバー9の上部につけたリング状の突起物14は、簡易ポール取り付け後にチェーン等を引っ掛ける為のものです。
【発明の効果】
【0009】
従来の車止め、表札、郵便ポスト等のポールは、地中へ埋め込むタイプで部材や専門技術者を手配しなければならない。また、側溝蓋上へ車止め、表札、郵便ポスト等のポールを簡単に設置する方法が無い。本発明だと特別な工具を必要とせず、工事中やセキュリティ上の理由から敷地内への進入を一時的に制限させたい時など、側溝蓋等の上へ簡単に車止め等のポールを取り付ける事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】側溝蓋を挟み込む装置部分の外観斜視図
【図2】支軸に予め貫通させてある円盤状の押え付け部の下方からの斜視図
【図3】側溝蓋を挟み込む装置部分を覆うカバーの外観斜視図
【図4】車止め等、簡易ポールの設置手順の説明図
【図5】車止め等、簡易ポールの設置例を示した図
【図6】表札や郵便ポスト等、簡易ポールの設置例を示した図
【符号の説明】
【0011】
1 支軸
2 支軸に溶接されている下からの押え付け部
3 ネジ山
4 取っ手
5 側溝蓋側面の手掛部の凹部にはめ込む為の角状個所
6 支軸に予め貫通させてある円盤状の上からの押え付け部
7 支軸に予め貫通させてある円盤状の上からの押え付け部側面のネジ山
8 支軸に予め貫通させてあるナット状の機具
9 支軸上部を覆い隠すように被せる外側カバー
10 外側カバー下側の裏のネジ山
11 円盤状の上からの押え付け部裏側にある角状の突起物
12 側溝蓋
13 側溝蓋側面の手掛部の凹部
14 外側カバー上部につけたリング状の突起物
15 表札や郵便ポストが付いた外側カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
側溝蓋の手掛部等へ支軸等を差込み90度回転させ側溝蓋等を挟み込む、もしくは、圧着させる事で容易に取り外しが可能な車止め、表札、郵便ポスト等の簡易ポール設置方法

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−113370(P2007−113370A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−330791(P2005−330791)
【出願日】平成17年10月18日(2005.10.18)
【出願人】(505423715)
【Fターム(参考)】