説明

傾斜構造の形成方法及び分散液

【課題】構造体を構成する、マイクロ粒子とナノ粒子の比率として表記される「組成」が、作製される構造体の膜厚方向、底面側から表面側へと変化している「傾斜組成」を示す「傾斜構造」の形成方法を提供する。
【解決手段】マイクロ粒子とナノ粒子を溶媒中に分散した分散液を基材上に塗布し、静置後、乾燥処理を施すことで、前記マイクロ粒子を分散液中で沈降させることにより、下層部にマイクロ粒子の層を形成し、上層部にナノ粒子の層を形成する傾斜構造の形成方法;及びその方法に使用する為の分散液であって、平均粒子径が1μm以上のマイクロ粒子と平均粒子径が1nm〜100nmのナノ粒子を溶媒中に分散した分散液。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロ粒子とナノ粒子を溶媒中に分散した分散液を基材上に塗布し、静置後、乾燥処理を施すことで、前記マイクロ粒子を分散液中で沈降させることにより、下層部にマイクロ粒子の層を形成し、上層部にナノ粒子の層を形成する傾斜構造の形成方法。
【請求項2】
マイクロ粒子は、金、銀、銅、白金、パラジウム、インジウム、ビスマス、チタン、スズ、ニッケル及びアルミニウムからなる群から選択される一種の金属また二種の金属からなる合金あるいは二種以上の金属の混合物からなる金属マイクロ粒子である請求項1記載の傾斜構造の形成方法。
【請求項3】
マイクロ粒子は、金、銀、銅、鉄、コバルト、ニッケル、アルミニウム、シリコン、チタン、バナジウム、マンガン、ジルコニウム、カルシウム、マグネシウム、スズ、アンチモン、セリウム、タンタル、タングステン、ネオジウム、ビスマス、ハフニウム、インジウム及びイッテルビウムからなる群から選択される金属を含む一種の金属酸化物または二種以上の合金酸化物あるいは二種以上の金属酸化物の混合物からなる金属酸化物マイクロ粒子である請求項1記載の傾斜構造の形成方法。
【請求項4】
ナノ粒子は、金、銀、銅、白金、パラジウム、インジウム、ビスマス、チタン、スズ、ニッケル及びアルミニウムからなる群から選択される一種の金属または二種以上の金属からなる合金あるいは二種以上の金属の混合物からなる金属ナノ粒子である請求項1記載の傾斜構造の形成方法。
【請求項5】
ナノ粒子は、金、銀、銅、鉄、コバルト、ニッケル、アルミニウム、シリコン、チタン、バナジウム、マンガン、ジルコニウム、カルシウム、マグネシウム、スズ、アンチモン、セリウム、タンタル、タングステン、ネオジウム、ビスマス、ハフニウム、インジウム及びイッテルビウムからなる群から選択される金属を含む一種の金属酸化物または二種以上の合金酸化物あるいは二種以上の金属酸化物の混合物からなる金属酸化物ナノ粒子である請求項1記載の傾斜構造の形成方法。
【請求項6】
ナノ粒子の平均粒子径は、1nm〜100nmである請求項1〜5の何れか一項記載の傾斜構造の形成方法。
【請求項7】
マイクロ粒子の平均粒子径は、1μm以上である請求項1〜6の何れか一項記載の傾斜構造の形成方法。
【請求項8】
金属ナノ粒子または金属マイクロ粒子より得られる傾斜構造を加熱焼成することにより金属膜を形成する請求項1に記載の傾斜構造の形成方法。
【請求項9】
請求項1記載の方法に使用する為の分散液であって、平均粒子径が1μm以上のマイクロ粒子と平均粒子径が1nm〜100nmのナノ粒子を溶媒中に分散した分散液。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−6150(P2013−6150A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−140609(P2011−140609)
【出願日】平成23年6月24日(2011.6.24)
【出願人】(000233860)ハリマ化成株式会社 (167)
【Fターム(参考)】