説明

優良イベントEE−GM3及び生物学的試料におけるそのようなイベントを識別するための方法及びキット

本発明は製品がダイズゲノム中の特定の箇所において特定の除草剤耐性形質転換イベントを保有することを特徴とする特定のトランスジェニックのダイズ植物、植物性物質又は種子を提供する。生物学的試料中のイベントの迅速かつ明確な識別を可能にするツールも提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は2010年7月23日に出願された米国仮特許出願61/367,227号;2009年11月23日に出願された米国仮特許出願61/263,690号;及び2009年11月23日に出願された欧州特許出願EP09014564.0号の優先権を主張し、これらの開示内容は参照により全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、ダイズゲノムの特定の箇所において、特定の形質転換イベントを保有することにより、特に、除草剤耐性を付与する蛋白をコードする遺伝子の存在により特徴付けられる、トランスジェニックダイズ植物、植物性物質及び種子に関する。本発明のダイズ植物は除草剤の非存在下における非形質転換ダイズ系統と同等の種々異なる遺伝子的背景における作物学的性能、遺伝子的安定性及び機能に除草剤耐性表現型を組み合わせている。本発明は更に生物学的試料中に形質転換イベントEE−GM3を特に含む植物性物質の存在を識別するための方法及びキットを提供する。
【背景技術】
【0002】
植物におけるトランスジーンの表現型発現は遺伝子そのものの構造及び植物ゲノム中のそれらの箇所の両方により決定される。同時に、ゲノム中の種々異なる箇所におけるトランスジーン、即ち「外来性DNA」の存在が種々異なる態様において植物の全体的表現型に影響することになる。遺伝子操作による植物中の商業的価値のある特質の作物学的又は工業的に成功する導入は種々異なる要因に依存する長い手順となる場合がある。遺伝子的に形質転換された植物の実際の形質転換及び再生は、広範な遺伝子特性化、交配、及び圃場試験における評価を包含し、そして最終的には優良イベントの選択に至る一連の選択工程の最初のものに過ぎない。
【0003】
優良イベントの明確な識別はNovel Food/Feedにおける考察、GMOと非GMO産物の分離、及び専売物質の識別を鑑みれば、よりいっそう重要になりつつある。理想的には、そのような識別方法は迅速かつ簡素であり、広範な実験設備を必要としない。更に又、方法は専門的な解釈を要せず優良イベントの明確な測定を可能にするが、必要に応じて専門的な精査検討の下にあり続ける結果をもたらすはずである。生物学的試料中の優良イベントEE−GM3の識別において使用するための特定のツールを本明細書に記載する。
【0004】
本明細書において、EE−GM3は、4−ヒドロキシフェニルピルベートジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害剤に対する耐性を付与する遺伝子と組み合わせてグリホセート耐性をコードする遺伝子を共に植物発現可能なプロモーターの制御下に含む除草剤耐容ダイズ(Glycine max)の開発において、トランスジェニックダイズ植物の集団から優良イベントとして識別されている。
【0005】
除草剤耐性遺伝子を含むダイズ植物は当該分野で開示されている。しかしながら従来技術の開示の何れも本発明を教示又は示唆するものではない。
【0006】
許容できる作物学的性能を有し、収量を障害せず、そして確実に2種の異なるクラスの除草剤に対して十分な除草剤耐性をもたらすダイズ植物における商業的除草剤耐容優良形質転換イベントを得ることは決して単純ではない。
【0007】
実際、除草剤耐性を有する市販の最初のダイズイベント(イベント40−3−2は(近)同遺伝子系の系統と比較して顕著な収量障害があることが報告されている(Elmore et.al.,(2001)Agron.J.93:408-412)。
【0008】
更に又、最適なGAT(TM)ダイズはグリホセートへの耐性をALS除草剤に対する耐性と組み合わせるように作成されているが、その開発者によれば、これらのダイズはそれ自体ではグリホセート耐性に関する基準に合致しないと報告されている(イベント40−3−2のような別のグリホセート耐性ダイズイベントと組み合わせない場合(例えばwww.bloomberg.com/apps/news?pid=newsaixhive&sid=ad4L0hH9MKWE参照))。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Elmore et.al.,(2001)Agron.J.93:408-412
【発明の概要】
【0010】
本発明は2mEPSPS遺伝子のコーディング配列を含む除草剤耐性遺伝子及びHPPD−PfW336のコーディング配列を含む別の除草剤耐性遺伝子(共に本明細書の実施例1.1において記載されており、そして配列番号1において示される通りである)を含む発現カセットを、自身のゲノム内に安定に組み込まれた状態で含んでいる、トランスジェニックダイズ植物、又はその種子、細胞又は組織に関し、これは、グリホセート及びHPPD阻害剤除草剤、例えばイソキサフルトールに対して耐性であり、そして、除草剤の非存在下においては、非トランスジェニック同遺伝子系の系統と実質的に同等の作物学的性能を有する。付与された耐性の対象となる除草剤1つ以上の適用の後、植物は非トランスジェニック植物と比較して優れた作物学的表現型を有することになる。
【0011】
本発明によれば、ダイズ植物又はその種子、細胞又は組織は優良イベントEE−GM3を含む。
【0012】
より特定すれば、本発明は、それぞれEE−GM3の5’又は3’フランキング領域及び除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAに指向されたプライマー2つを用いながら本明細書に記載したPCR Identification Protocolにおいて分析した場合に、EE−GM3に特異的なフラグメントを与えるという事実により自身のゲノムDNAが特徴付けられる、トランスジェニックのダイズ植物、その種子、細胞又は組織に関する。プライマーは配列番号2内部の5’フランキング領域及び除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAにそれぞれ指向させて良い。プライマーは又配列番号3内部の3’フランキング領域及び除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAにそれぞれ指向されて良く、例えばプライマーはそれぞれ配列番号5及び配列番号4又は配列番号7のヌクレオチド配列を含むか、(実質的に)それらよりなり、そして100〜800bpのDNAフラグメント、例えば約263bp又は706bpのフラグメントをもたらす。
【0013】
本発明の優良イベントを含むレファレンス種子はアクセッション番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されている。本発明の1つの実施形態はアクセッション番号NCIMB41659として寄託されている優良イベントEE−GM3を含む種子であり、これは除草剤に対して耐容である、特にグリホセート及び/又はHPPD阻害剤、例えばイソキサフルトールに対して特に耐容であるダイズ植物に成長することになる。NCIMB寄託番号NCIMB41659の種子は、成長して除草剤耐性植物となるはずの本発明の優良イベントを含む転移DNAに対してホモ接合のトランスジェニック種子少なくとも約95%よりなる種子ロットであり、これにより植物はグリホセート及び/又はイソキサフルトール耐性となる。寄託した種子から得ることが可能か得られている種子又は子孫種子(例えば異なる遺伝子的背景を有する他のダイズ植物との交雑の後)を播種することができ、そして成長中の植物に本明細書に記載する通りグリホセート又はイソキサフルトールで処理することにより本発明の優良イベントを含む100%グリホセート又はイソキサフルトール耐容植物を得ることができる。本発明は更にアクセッション番号NCIMB41659を有するNCIMBに寄託された種子から成長した本発明の優良イベントを含む植物に由来する細胞、組織、子孫、及び後継物に関する。本発明は更に本発明の優良イベントを含むダイズ植物(例えばアクセッション番号NCIMB41659を有するNCIMBに寄託された種子から成長した植物)から(例えばその増殖及び/又はそれとの交配によって)得ることが可能な植物に関する。本発明は又優良イベントEE−GM3を含むダイズ植物に関する。
【0014】
本発明は更に優良イベントEE−GM3を含むトランスジェニック植物、又はその細胞又は組織を識別するための方法に関し、その方法は、トランスジェニック植物、細胞又は組織における、特色的DNA配列又はそのようなDNAによりコードされるアミノ酸の存在を識別することに基づいている。本発明の好ましい実施形態によれば、そのような特色的DNA配列は、15bp又は少なくとも15bp、好ましくは20bp又は少なくとも20bp、最も好ましくは30bp以上の配列であり、これはイベントの挿入部位、即ち除草剤耐性遺伝子を含む挿入された外来性DNAの一部及びそれに近接するダイズゲノムの一部(5’又は3’フランキング領域の何れか)の両方を含み、これにより優良イベントの特異的識別が可能になる。本発明は又本明細書において識別されるとおり、イベントEE−GM3を含む植物にも関する。
【0015】
本発明は更に、生物学的試料中の優良イベントEE−GM3を識別するための方法に関し、その方法はEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’及び/又は3’フランキング配列を特異的に認識するプライマー又はプローブに基づいている。
【0016】
より特定すれば、本発明はプライマー少なくとも2つによるポリメラーゼ連鎖反応を用いて生物学的試料中に存在する核酸の配列を増幅することを含む方法に関し、プライマーのうちの1つはEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を認識し、もう1つは除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列を認識し、これにより好ましくは100bp〜800bpのDNAフラグメントが得られる。プライマーはEE−GM3の5’フランキング領域内部(配列番号2、1位から1451位まで)又はEE−GM3の3’フランキング領域内部(241位から1408位までの配列番号3の相補体)の配列及び除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列(1452から1843位までの配列番号2又は1位から240位までの配列番号3の相補体)をそれぞれ認識してよい。3’フランキング領域を認識するプライマーは配列番号5のヌクレオチド配列を含んでよく、そして、除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列を認識するプライマーは本明細書に記載する配列番号4又は配列番号7のヌクレオチド配列を含んでよい。本発明は又、特異的プライマー及び本明細書に記載する通りこのようなプライマーを用いて増幅した特異的DNAにも関する。
【0017】
本発明は生物学的試料中の優良イベントEE−GM3を識別するための方法により特定的に関連しており、その方法は、約263bpのDNAフラグメントを得るためのそれぞれ配列番号4及び配列番号5のヌクレオチド配列を含むかそれより(本質的に)なるプライマー2つによるか、又は約706bpのDNAフラグメントを得るためのそれぞれ配列番号5及び配列番号7のヌクレオチド配列を含むかそれより(本質的に)なるプライマー2つによるポリメラーゼ連鎖反応を用いながら生物学的試料中に存在する核酸の配列を増幅することを含む。このようにして識別された優良イベントEE−GM3を含む植物もまた本発明に包含される。
【0018】
本発明は更に生物学的試料中のEE−GM3に対する特異的識別方法を開発するために使用できる本明細書に記載したEE−GM3の特定のフランキング配列に関する。そのような特定のフランキング配列は識別アッセイにおいてレファレンス対照物質として使用してよい。より特記すれば、本発明は本明細書において更に記載する特異的プライマー及びプローブの開発のために使用できるEE−GM3の5’及び/又は3’フランキング領域に関する。レファレンス物質として同様に適するものは、配列番号7及び配列番号5又は配列番号4及び配列番号5のヌクレオチド配列を含むかそれより(本質的に)なるプライマーにより増幅できる配列を含む、好ましくは約150〜850bpの核酸分子である。
【0019】
本発明は更にこのような特異的プライマー又はプローブの使用に基づく生物学的試料中のEE−GM3の存在に対する識別方法に関する。プライマーは、配列番号2のヌクレオチド配列から選択される17から約200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、例えばヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体から選択される17から約200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列を含むか、それよりなるか、又はそれより本質的になるプライマーと組み合わせられた、ヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列から選択される17から約200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又はヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体を含むか、それよりなるか、又はそれより本質的になる。プライマーは又、それらの最3’末端に所在するこれらのヌクレオチド配列を含んでよく、そして更に無関係の配列又は記載したヌクレオチド配列から誘導されるが、ミスマッチを含む配列を含む。
【0020】
本発明は更に生物学的試料中の優良イベントEE−GM3を識別するためのキットに関し、該キットはEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識するプライマー又はプローブ少なくとも1つを含む。
【0021】
本発明のキットは、PCR Identification Protocolにおける使用のために、EE−GM3の5’又は3’フランキング領域を特異的に認識するプライマーに加えてEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列を特異的に認識する第2のプライマーを含んでよい。本発明のキットは特異的プライマー少なくとも2つを含んでよく、その1つはEE−GM3の5’フランキング領域内部の配列を認識し、そして他方は除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列を認識する。3’フランキング領域を認識するプライマーは配列番号5のヌクレオチド配列を含んでよく、そしてトランスジーン即ち除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAを認識するプライマーは配列番号4又は7のヌクレオチド配列を含んでよく、或いは、本明細書に記載する何れかの他のプライマー又はプライマーの組み合わせも包含される。
【0022】
本発明は更に、本明細書に記載したEE−GM3PCR Identification Protocolにおける使用のための配列番号5又は配列番号4のヌクレオチド配列を含むかそれより(本質的に)なるPCRプライマーをキットが含んでいる、生物学的試料中の優良イベントEE−GM3を識別するための該キットに関する。
【0023】
本発明は又、EE−GM3の特定の領域との配列同一性80%〜100%を有する配列に相当する(又はそれに相補な)配列を含むかそれより(本質的に)なる特異的プローブをキットが含む、生物学的試料中の優良イベントEE−GM3を識別するための該キットに関する。好ましくは、プローブの配列はEE−GM3の5’又は3’フランキング領域の部分を含む特定の領域に相当する。より好ましくは、特異的プローブは配列番号2のヌクレオチド1431から1472の配列と80%〜100%の配列同一性を有する配列又は配列番号3のヌクレオチド220から260の配列と80%〜100%の配列同一性を有する配列含むかそれより(本質的に)なる(又はそれに相補である)。
【0024】
本発明によれば、イベントの挿入部位、及び、ダイズゲノムDNA及び除草剤耐性遺伝子(トランスジーン)を含む外来性DNAの両方のポリヌクレオチドの十分な長さを含み、これにより、EE−GM3の検出のためのプライマーとして有用であり、そしてイベントEE−GM3を含む植物を特性化するためのDNA配列が開示される。そのような配列はダイズゲノムDNAのヌクレオチド少なくとも9つ、及び、ジャンクション部位の各側においてEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAのヌクレオチドの同数を、それぞれジャンクション部位の各側に含んでよい。最も好ましくは、そのようなDNA配列はダイズゲノムDNAのヌクレオチド少なくとも9つ、及び、配列番号2又は配列番号3の挿入部位に近接する除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAのヌクレオチドの同数を含む。本発明の1つの側面において、このような特異的DNA配列を含むダイズ植物が提供される。
【0025】
本発明により包含される方法及びキットは種々の目的、例えば限定しないが、植物、植物性物質又は製品、例えば限定しないが、植物性物質を含むかこれより誘導された食品又は飼料製品(生鮮品又は加工品)の中のEE−GM3の存在を識別するかその(下限)閾値を決定するために使用することができ;追加的又は代替的に、本発明の方法及びキットはトランスジェニック及び非トランスジェニックの物質の間の分離を目的としてトランスジェニック植物を識別するために使用することができ;追加的又は代替的に、本発明の方法及びキットはEE−GM3を含む植物性物質の品質(即ちパーセンテージ純物質)を測定するために使用できる。
【0026】
本発明は更に、EE−GM3の5’及び/又は3’フランキング領域並びにEE−GM3の5’及び/又は3’フランキング配列から開発された特異的プライマー及びプローブに関する。
【0027】
本発明は又、優良イベントEE−GM3を含む植物から得られるゲノムDNAに関する。そのようなゲノムDNAは本明細書に記載する識別アッセイにおけるレファレンス対照物質として使用してよい。
【0028】
ここで同様に提供されるものは、優良イベント少なくとも1つを各々が含むトランスジェニックの除草剤耐容ダイズ植物、又はその細胞、部分、種子又は子孫であり、該優良イベントは下記:
i)植物発現可能なプロモーターの制御下にグリホセート耐容EPSPS酵素をコードするZea maysに由来する修飾されたepsps遺伝子を含む第1のキメラ遺伝子;及び、
ii)植物発現可能なプロモーターの制御下にHPPD阻害剤除草剤耐容酵素をコードするPseudomonas fluorescensに由来する修飾されたhppd遺伝子を含む第2のキメラ遺伝子;
を含む外来性DNAを含む。
【0029】
1つの実施形態において、該優良イベントは該外来性DNAの直近上流にありそれに近接している配列番号2のヌクレオチド1から1451及び該外来性DNAの直近下流に有りそれに近接している配列番号3のヌクレオチド241から1408を含む。その他の実施形態においては、寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されている該イベントを含むレファレンス種子から生育させたダイズ植物と交配することにより得ることができる。
【0030】
別の実施形態において、該ダイズ植物、又はその細胞、部分、種子又は子孫のゲノムDNAは、それぞれ配列番号4及び配列番号5のヌクレオチド配列を含むプライマー2つにより該優良イベントに関する優良イベント識別プロトコルを用いて分析した場合に、(約)263bpのDNAフラグメントを与える。
【0031】
ここで同様に提供されるものは、生物学的試料中のグリホセート及び/又はHPPD阻害剤、例えばイソキサフルトールに対して耐容なトランスジェニックダイズ植物、又はその細胞、部分、種子又は子孫を識別するための方法であり、該方法はプライマー少なくとも2つを用いたポリメラーゼ連鎖反応を用いて生物学的試料中に存在する核酸から100〜500bpのDNAフラグメントを増幅することを含み、該プライマーの一方は上記特定した優良イベントの5’フランキング領域、ここで該5’フランキング領域はヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列を含むもの、又は該優良イベントの3’フランキング領域、ここで該3’フランキング領域はヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列を含むもの、を認識し、該プライマーの他方のプライマーはヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体のヌクレオチド配列、又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列を含む外来性DNAの配列を認識する。
【0032】
ここで同様に提供されるものは、生物学的試料中のグリホセート及び/又はHPPD阻害剤、例えばイソキサフルトールに対して耐容なトランスジェニックダイズ植物、又はその細胞、部分、種子又は子孫を識別するためのキットであり、該キットは上記特定した優良イベントの5’フランキング領域を認識するプライマー1つ、ここで該5’フランキング領域はヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列を含むもの、又は上記優良イベントの3’フランキング領域を認識するプライマー1つ、ここで該3’フランキング領域はヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列を含み、そして及び外来性DNA内部の配列を認識するプライマー1つ、ここで該外来性DNAはヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体のヌクレオチド配列、又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列を含む。
【0033】
本発明の1つの実施形態においては、本明細書で使用する場合、優良イベントEE−GM3の外来性DNAは、ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体を含むか、又は、ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列との配列同一性少なくとも95、98、99、又は99.5%を有する配列又はその相補体を含む。
【0034】
ここで同様に提供されるものは、ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体との配列同一性少なくとも97、98又は少なくとも99%を有するヌクレオチド配列、又は配列番号11又はその相補体との配列同一性少なくとも97、98又は少なくとも99%を有するヌクレオチド配列を含む核酸分子を自身のゲノム中に含む、ダイズ植物、植物細胞、組織又は種子である。
【0035】
本発明の1つの実施形態は、配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズするか、又は、ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズするか、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズする核酸分子を自身のゲノム中に含むダイズ植物、植物細胞、組織又は種子を提供する。
【0036】
ここで同様に提供されるものは、ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体との配列同一性少なくとも99%を有するヌクレオチド配列、又は配列番号11又はその相補体との配列同一性少なくとも99%を有するヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子、又は、ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズするか、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
以下の実施例は記載した特定の実施形態に本発明を限定する意図はなく、以下に示す参照により本明細書に組み込まれる添付の図面との関連において理解してよい。
【図1】図1は引用したヌクレオチド配列とプライマーの間の関係の模式図である。黒色バー:外来性DNA;線影バー:植物起源のDNA;チェーッカー柄の矢印(a):キメラHPPD PfW366コード遺伝子(キメラ遺伝子の組成については表1参照);線影矢印(b):キメラ2mEPSPSコード遺伝子(キメラ遺伝子の組成については表1参照);黒矢印:オリゴヌクレオチドプライマー、バー下の数字はヌクレオチド位置を示す;(c)は示したヌクレオチド配列の相補体を指す;注記:スキームは正確な縮尺で描かれていない。
【図2】図2はEE−GM3に関して開発されたPCR Identification Protocolにより得られた結果を示す。ゲルにロードした配列:レーン1:分子量マーカー(100bpラダー);レーン2及び3:トランスジェニックイベントEE−GM3を含むダイズ植物に由来するDNA試料;レーン4〜7:優良イベントEE−GM3を含まないが同じ除草剤耐性遺伝子を含む(他の形質転換イベント)トランスジェニックダイズ植物に由来するDNA試料;レーン8:野生型ダイズに由来するDNA試料;レーン9:無鋳型DNA対照;レーン10:分子量マーカー。
【図3】図3はEE−GM3に関して開発された接合生殖性採点PCRプロトコルにより得られた結果を示す。ゲルにロードした配列:レーン1:分子量マーカー(100bpラダー);レーン2及び5:ホモ接合型のトランスジェニックイベントEE−GM3を含むダイズ植物に由来するDNA試料;レーン3、8及び9:ヘテロ接合型のトランスジェニックイベントEE−GM3を含むダイズ植物に由来するDNA試料;レーン4、6及び7:不対のダイズ植物に由来する対照DNA試料;レーン10:無鋳型DNA対照;レーン11:分子量マーカー。
【発明を実施するための形態】
【0038】
植物ゲノム中の組み換えDNA分子の取り込みは典型的には細胞又は組織の形質転換から生じる。取り込みの特定の部位は通常はランダムな組み込みによる。
【0039】
組み換えDNA又は「形質転換DNA」による植物の細胞又は組織の形質転換の結果として植物ゲノム中に導入され、そしてそのような形質転換DNAを起源とするDNAを本明細書においては、以後、「トランスジーン」1つ以上を含む「外来性DNA」と少する。EE−GM3のトランスジーンはグリホセート及びHPPD阻害剤の除草剤耐性遺伝子である。本発明の文脈における「植物DNA」は形質転換された植物を起源とするDNAを指すことになる。植物DNAは通常は相当する野生型植物中の同じ遺伝子座に存在することになる。外来性DNAは植物ゲノム中の組み換えDNA分子の取り込みの部位における箇所及び配置により特徴付けることができる。組み換えDNAが挿入されている植物ゲノム中の部位はまた、「挿入部位」又は「標的部位」とも称される。「前挿入植物DNA」と称される植物ゲノムの領域内への組み換えDNAの挿入は、「標的部位欠失」と称される植物DNAの欠失に関連する場合がある。「フランキング領域」又は「フランキング配列」とは本明細書においては、導入されたDNAとは異なるDNA、好ましくは外来性DNAの直近上流にありそれに近接して、又は直近下流にありそれと近接して所在している植物ゲノム由来のDNAの少なくとも20bp、好ましくは少なくとも50bp、そして5000bpまでの配列を指す。外来性DNAのランダムな組み込みをもたらす形質転換操作法は各形質転換体に特徴的でありユニークな、異なるフランキング領域を有する形質転換体をもたらすことになる。組み換えDNAを伝統的な交雑を介して植物中に導入する場合、その植物ゲノム内の挿入部位、又はそのフランキング領域は一般的には変化しない。
【0040】
「単離された核酸(配列)」又は「単離されたDNA(配列)」とは、本明細書においては、既に天然環境にはない核酸又はDNA(配列)を指し、それは、例えば別の細菌宿主中、又は植物ゲノム中の核酸配列、又は別の起源のDNA又は核酸に融合された核酸又はDNAからは単離されている。
【0041】
イベントは遺伝子工学の結果として、目的の遺伝子のコピー又は目的の遺伝子少なくとも1つを含む外来性DNA又はトランスジーンを担持する(人工の)遺伝子座として定義される。イベントの典型的な対立遺伝子状態は外来性DNAの存在又は非存在である。イベントはトランスジーンの発現により表現型として特性化される。遺伝子レベルにおいては、イベントは植物の遺伝子メイクアップの部分である。分子レベルにおいては、イベントは制限地図(例えばサザンブロッティングにより決定される)により、トランスジーンの上流及び/又は下流のフランキング配列、分子マーカーの箇所及び/又はトランスジーンの分子配置により特徴付けることができる。通常は目的の遺伝子少なくとも1つを含む形質転換DNAを用いた植物の形質転換は各々がユニークである別個のイベントの多くを含む形質転換体の集団をもたらす。イベントは外来性DNA及び少なくとも1つのフランキング配列により特徴付けられる。
【0042】
優良イベントとは、本明細書においては、トランスジーンの発現及び安定性、及び、それを含む植物の最適な作物学的特性とのその適合性に基づいて、同じ形質転換DNAを用いた形質転換により得られるイベントの群から選択されるイベントである。即ち、優良イベント選択の基準は下記、即ち:
a)外来性DNAの存在が、植物の他の所望の特性、例えば作物学的性能又は商業的価値を犠牲にしないこと;
b)安定に受け継がれ、そしてそのアイデンティティーの管理のための適切なツールを開発することのできる十分定義された分子配置によりイベントが特徴付けられること;
c)イベントを担持する植物が通常の作物学的使用において曝露される可能性のある環境条件の範囲において商業的に許容できるレベルで、イベントのヘテロ接合(又は半接合)及びホモ接合条件の両方において、正確、適切及び安定な空間的及び時間的な表現型の発現を目的の遺伝子が示すこと;
の1つ以上、好ましくは2つ以上、好都合には全てである。
【0043】
外来性DNAは、所望の商業的遺伝子背景内への容易なイントログレッションを可能にする植物ゲノム中の位置に会合していることが好ましい。
【0044】
優良イベントとしてのイベントのステータスは種々異なる該当遺伝子背景における優良イベントのイントログレッション及び上記したa)、b)及びc)等の基準等の1つ、2つ又は全てへの準拠が見られることにより、確認される。
【0045】
即ち「優良イベント」は上記した基準に合致する外来性DNAを含む遺伝子座を指す。植物、植物性物質又は子孫、例えば種子は、そのゲノム中に優良イベント1つ以上を含むことができる。
【0046】
優良イベント又は優良イベントを含む植物又は植物性物質を識別するために開発されたツール、又は、優良イベントを含む植物性物質を含む製品は、優良イベントの特定のゲノム特性、例えば外来性DNA、分子マーカー又は外来性DNAのフランキング領域の配列を含むゲノムの領域の特定の制限地図に基づく。
【0047】
外来性DNAのフランキング領域の一方又は両方が配列決定された後、分子生物学的手法を用いて試料の核酸(DNA又はRNA)中のこの配列を特異的に認識するプライマー及びプローブを開発することができる。例えば、生物学的試料(例えば植物、植物性物質又は植物性物質を含む製品のような試料)中の優良イベントを識別するためにPCR法を開発することができる。そのようなPCRは、一方が優良イベントの5’又は3’フランキング領域内部の配列を認識し、そして他方が外来性DNA内部の配列を認識する少なくとも2つの特異的「プライマー」に基づく。プライマーは好ましくは、最適化されたPCR条件下において、優良イベントの5’又は3’フランキング領域内部の配列及び優良イベントの外来性DNAをそれぞれ「特異的に認識する」、15〜35ヌクレオチドの配列を有することにより、特定のフラグメント(「組み込みフラグメント」又は判別(discriminating)アンプリコン)が優良イベントを含む核酸試料から増幅される。このことは、ターゲティングされた組み込みフラグメントのみが、植物ゲノム又は外来性DNA中の如何なる他の配列をも排して、最適PCR条件下に増幅されることを意味している。
【0048】
本発明に適するPCRプライマーは以下の通りである。即ち:
− 自身の3’末端において5’フランキング配列(ヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2)における植物DNAから選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチド、好ましくは20個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む17ntから200ntまでの長さの範囲のオリゴヌクレオチド(5’フランキング配列を認識するプライマー);又は、
− 自身の3’末端において3’フランキング配列(ヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体)における植物DNAから選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチド、好ましくは20個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む17ntから200ntまでの長さの範囲のオリゴヌクレオチド(3’フランキング配列を認識するプライマー);又は、
− 自身の3’末端において挿入されたDNA配列(ヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体)から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチド、好ましくは20個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む17ntから200ntまでの長さの範囲のオリゴヌクレオチド(外来性DNAを認識するプライマー);又は、
− 挿入されたDNA配列(ヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3)から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチド、好ましくは20個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む17ntから200ntまでの長さの範囲のオリゴヌクレオチド;又は、
− 挿入されたDNAフラグメント又はその相補体(ヌクレオチド位置1452から16638までの配列番号1又は配列番号11)から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチド、好ましくは20個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む17ntから200ntまでの長さの範囲の適当なオリゴヌクレオチド。
【0049】
プライマーは当然ながら記載した17個の連続ヌクレオチドより長くてもよく、そして例えば20、21、30、35、50、75、100、150、200nt又は更に長くてもよい。プライマーはフランキング配列及び外来性DNAの配列の記載したヌクレオチド配列から選択されるヌクレオチド配列より完全になるものであってよい。しかしながら、自身の5’末端(即ち3’所在の17個の連続ヌクレオチドの外側)のプライマーのヌクレオチド配列の厳密性はより低い。即ち、プライマーの5’配列は、適宜、外来性DNAのフランキング配列から選択されるヌクレオチド配列を含むか、それよりなってよいが、数個(例えば1、2、5又は10個)のミスマッチを含んでよい。プライマーの5’配列は寧ろ完全に、外来性DNAのフランキング配列とは無関係のヌクレオチド配列、例えば制限酵素認識部位1つ以上を示すヌクレオチド配列であってよい。そのような無関係の配列又はミスマッチを有するフランキングDNA配列は好ましくは100を超えない、より好ましくは50、更には25ヌクレオチドより長くならないはずである。
【0050】
更に又、適当なプライマーは植物DNA由来配列と外来性DNA配列の間の接合領域(配列番号2のヌクレオチド1451〜1452及び配列番号3のヌクレオチド240〜241に所在する)に渡る自身の3’末端におけるヌクレオチド配列を含むかそれより(本質的に)なってよいが、ただし、記載した3’所在17個の連続ヌクレオチドは配列番号2又は3における外来性DNA又は植物由来配列の何れかからのみに由来するものではない。
【0051】
当業者には明らかであるが、適切に選択されたPCRプライマー対もまた相互に相補である配列を含んではならない。
【0052】
本発明の目的のためには「配列番号Xに示すヌクレオチド配列の相補体」とはChargaffの規則に従ってヌクレオチドをその相補ヌクレオチドと置き換えること(A⇔T;G⇔C)、及び、配列を5’から3’の方向に、即ち示されたヌクレオチド配列の逆方向に読むことにより、示されたヌクレオチド配列から誘導できるヌクレオチド配列である。
【0053】
適当なプライマーの例は、配列番号5(3’フランキング配列認識プライマー)、配列番号4(3’フランキング配列認識プライマーと共に使用するための外来性DNA認識プライマー)、又は配列番号7(3’フランキング配列認識プライマーと共に使用するための外来性DNA認識プライマー)のオリゴヌクレオチド配列である。
【0054】
適当なオリゴヌクレオチドプライマーの他の例は、自身の3’末端に開き配列を含むか、又はそのような配列より(本質的に)なるものである。
a.5’フランキング配列認識プライマー:
− ヌクレオチド264からヌクレオチド283までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド266からヌクレオチド285までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1240からヌクレオチド1259までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド265からヌクレオチド285までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド265からヌクレオチド283までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1239からヌクレオチド1259までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1241からヌクレオチド1259までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1244からヌクレオチド1263までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1248からヌクレオチド1267までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1250からヌクレオチド1269までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド262からヌクレオチド279までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド263からヌクレオチド279までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド264からヌクレオチド285までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド266からヌクレオチド283までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1238からヌクレオチド1259までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1242からヌクレオチド1259までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1243からヌクレオチド1263までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1245からヌクレオチド1263までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1247からヌクレオチド1267までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1249からヌクレオチド1269までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1249からヌクレオチド1267までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド263からヌクレオチド285までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド267からヌクレオチド283までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1242からヌクレオチド1263までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1243からヌクレオチド1259までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1246からヌクレオチド1267までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1246からヌクレオチド1263までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1248からヌクレオチド1269までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1250からヌクレオチド1271までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1250からヌクレオチド1267までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1241からヌクレオチド1263までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1245からヌクレオチド1267までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1247からヌクレオチド1269までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1247からヌクレオチド1263までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1249からヌクレオチド1271までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1242からヌクレオチド1261までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1241からヌクレオチド1261までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1243からヌクレオチド1261までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1240からヌクレオチド1261までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1244からヌクレオチド1261までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1239からヌクレオチド1261までの配列番号2のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド1245からヌクレオチド1261までの配列番号2のヌクレオチド配列
b.5’フランキング配列認識プライマーと共に使用するための外来性DNA配列認識プライマー
− ヌクレオチド1732からヌクレオチド1751までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1735からヌクレオチド1754までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1731からヌクレオチド1750までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1732からヌクレオチド1750までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1732からヌクレオチド1752までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1731からヌクレオチド1749までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1732からヌクレオチド1749までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1731からヌクレオチド1751までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1732からヌクレオチド1753までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1731からヌクレオチド1748までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1732からヌクレオチド1748までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1735からヌクレオチド1751までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1731からヌクレオチド1752までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1732からヌクレオチド1754までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1731からヌクレオチド1747までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1731からヌクレオチド1753までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1727からヌクレオチド1746までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1727からヌクレオチド1745までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1727からヌクレオチド1747までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1727からヌクレオチド1744までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1727からヌクレオチド1748までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1727からヌクレオチド1749までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1726からヌクレオチド1745までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1726からヌクレオチド1744までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1726からヌクレオチド1746までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1726からヌクレオチド1747までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1726からヌクレオチド1748までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1724からヌクレオチド1744までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1724からヌクレオチド1745までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1724からヌクレオチド1746までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1461からヌクレオチド1478までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1670からヌクレオチド1686までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1469からヌクレオチド1486までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1508からヌクレオチド1527までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1667からヌクレオチド1686までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1670からヌクレオチド1687までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1673からヌクレオチド1689までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1688からヌクレオチド1704までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1688からヌクレオチド1705までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1692からヌクレオチド1709までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1467からヌクレオチド1486までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1481からヌクレオチド1497までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1481からヌクレオチド1498までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1491からヌクレオチド1507までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1491からヌクレオチド1508までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1672からヌクレオチド1688までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1673からヌクレオチド1690までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1673からヌクレオチド1691までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1688からヌクレオチド1706までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1691からヌクレオチド1707までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1691からヌクレオチド1708までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1469からヌクレオチド1487までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1481からヌクレオチド1499までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1489からヌクレオチド1505までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1489からヌクレオチド1506までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1489からヌクレオチド1507までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1489からヌクレオチド1508までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1666からヌクレオチド1686までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1667からヌクレオチド1687までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1670からヌクレオチド1688までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1672からヌクレオチド1689までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1688からヌクレオチド1707までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1691からヌクレオチド1709までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1692からヌクレオチド1710までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1481からヌクレオチド1500までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1491からヌクレオチド1509までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1670からヌクレオチド1689までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1672からヌクレオチド1690までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1672からヌクレオチド1691までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1687からヌクレオチド1705までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1687からヌクレオチド1706までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1691からヌクレオチド1710までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1472からヌクレオチド1488までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1488からヌクレオチド1507までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1491からヌクレオチド1510までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1495からヌクレオチド1512までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1495からヌクレオチド1513までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1495からヌクレオチド1514までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1673からヌクレオチド1692までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1678からヌクレオチド1694までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1678からヌクレオチド1695までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1678からヌクレオチド1696までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1687からヌクレオチド1703までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1687からヌクレオチド1704までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1692からヌクレオチド1711までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1469からヌクレオチド1488までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1488からヌクレオチド1506までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1491からヌクレオチド1511までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1670からヌクレオチド1690までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1678からヌクレオチド1697までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1688からヌクレオチド1709までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1467からヌクレオチド1487までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1488からヌクレオチド1508までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1495からヌクレオチド1511までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1491からヌクレオチド1512までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1666からヌクレオチド1687までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1667からヌクレオチド1688までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1672からヌクレオチド1692までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1673からヌクレオチド1693までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1687からヌクレオチド1707までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1472からヌクレオチド1490までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1472からヌクレオチド1491までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1481からヌクレオチド1501までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1489からヌクレオチド1509までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1495からヌクレオチド1515までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1670からヌクレオチド1691までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1673からヌクレオチド1694までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1678からヌクレオチド1698までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1469からヌクレオチド1489までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1667からヌクレオチド1689までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1687からヌクレオチド1708までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1688からヌクレオチド1710までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1691からヌクレオチド1711までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1472からヌクレオチド1492までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1489からヌクレオチド1510までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1666からヌクレオチド1688までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1687からヌクレオチド1709までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1692からヌクレオチド1712までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1467からヌクレオチド1488までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1469からヌクレオチド1490までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1488からヌクレオチド1509までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1489からヌクレオチド1511までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1678からヌクレオチド1699までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1472からヌクレオチド1493までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1472からヌクレオチド1494までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1481からヌクレオチド1502までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1670からヌクレオチド1692までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1469からヌクレオチド1491までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1488からヌクレオチド1510までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1691からヌクレオチド1712までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1692からヌクレオチド1713までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1692からヌクレオチド1714までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1467からヌクレオチド1489までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1678からヌクレオチド1700までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1481からヌクレオチド1503までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド1691からヌクレオチド1713までの配列番号2のヌクレオチド配列の相補体
c.3’フランキング配列認識プライマー:
− ヌクレオチド828からヌクレオチド847までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド830からヌクレオチド849までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド828からヌクレオチド846までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド828からヌクレオチド848までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド830からヌクレオチド848までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド830からヌクレオチド850までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド828からヌクレオチド845までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド830からヌクレオチド847までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド828からヌクレオチド849までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド830からヌクレオチド851までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド828からヌクレオチド844までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド830からヌクレオチド846までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド828からヌクレオチド850までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド830からヌクレオチド852までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド992からヌクレオチド1009までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド731からヌクレオチド752までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド776からヌクレオチド795までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド731からヌクレオチド753までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド776からヌクレオチド794までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド776からヌクレオチド796までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド776からヌクレオチド793までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド776からヌクレオチド797までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド776からヌクレオチド792までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド776からヌクレオチド798までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド733からヌクレオチド752までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド733からヌクレオチド753までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド733からヌクレオチド754までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド733からヌクレオチド755までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド838からヌクレオチド854までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド246からヌクレオチド263までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド838からヌクレオチド855までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
− ヌクレオチド245からヌクレオチド264までの配列番号3のヌクレオチド配列の相補体
d.3’フランキング配列認識プライマーと共に使用するための外来性DNA配列認識プライマー
− ヌクレオチド173からヌクレオチド192までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド22からヌクレオチド41までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド172からヌクレオチド192までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド174からヌクレオチド192までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド191からヌクレオチド210までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド171からヌクレオチド192までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド175からヌクレオチド192までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド190からヌクレオチド210までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド192からヌクレオチド210までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド176からヌクレオチド192までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド189からヌクレオチド210までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド193からヌクレオチド210までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド188からヌクレオチド210までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド194からヌクレオチド210までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド199からヌクレオチド218までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド200からヌクレオチド218までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド197からヌクレオチド218までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド201からヌクレオチド218までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド201からヌクレオチド220までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド200からヌクレオチド220までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド199からヌクレオチド220までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド200からヌクレオチド221までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド199からヌクレオチド221までの配列番号3のヌクレオチド配列
− ヌクレオチド150からヌクレオチド172までの配列番号3のヌクレオチド配列
【0055】
本明細書においては、「X位からY位までの配列番号Zのヌクレオチド配列」とは両方のヌクレオチド終点を包含するヌクレオチド配列を指す。
【0056】
好ましくは、増幅されたフラグメントは50〜500ヌクレオチドの長さ、例えば100〜350ヌクレオチドの長さを有する。特異的プライマーはそれぞれ優良イベントの5’又は3’フランキング領域内部の配列及び優良イベントの外来性DNAと80〜100%同一である配列を有してよいが、ただし、ミスマッチはなお、最適なPCR条件下これらのプライマーによる優良イベントの特異的な識別を可能としなければならない。しかしながら許容可能なミスマッチの範囲は実験的に容易に決定でき、そして当該分野で知られている。
【0057】
組み込みフラグメントの検出は種々の態様において、例えばゲル分析後のサイズ推定を介して行うことができる。組み込みフラグメントは又直接配列決定してもよい。増幅されたDNAフラグメントの検出のための他の配列特異的方法も当該分野で知られている。
【0058】
プライマーの配列及びそれらのゲノム内の相対的箇所は優良イベントにユニークであるため、組み込みフラグメントの増幅は優良イベント(の核酸)を含む生物学的試料においてのみ起こることになる。好ましくは、未知試料中のEE−GM3の存在を識別するためのPCRを実施する場合、イベントの植物種の「ハウスキーピング遺伝子」内のフラグメントが増幅できるプライマーのセットの対照品を含める。ハウスキーピング遺伝子は大部分の細胞型内で発現され、そして全ての細胞に共通した基礎代謝活動に関与する遺伝子である。好ましくは、ハウスキーピング遺伝子から増幅されるフラグメントは増幅される組み込みフラグメントよりも大型のフラグメントである。分析すべき試料に応じて他の対照品も包含させる。
【0059】
標準PCRプロトコルは当該分野において、例えば「PCR Application Manual」(Roche Molecular Biochemicals, 2nd Edition, 1999)及び他の参考文献に記載されている。特異的プライマーの配列を包含するPCRのための最適条件は各優良イベントに関する「PCR(またはPolymerase Chain Reaction)Identification Protocol」中に特定されている。しかしながら、PCR Identification Protocol中のパラメーターの数は特定の実験室条件に対して調節する必要がある場合があり、そして、同様の結果を得るためには僅かに変更してよいと理解される。例えばDNAの調製のための異なる方法の使用は、例えばプライマーの量、ポリメラーゼ及び使用するアニーリング条件の調節を必要とする場合がある。同様に他のプライマーの選択はPCR Identification Protocolのための他の最適条件を支配する場合がある。しかしながらこれらの調節は当業者には明らかであり、そして上記引用したもののような現在のPCRアプリケーションマニュアルに更に詳述されている。
【0060】
或いは、生物学的試料中のEE−GM3を識別するための「特異的プローブ」として使用できる組み込みフラグメントを増幅するために特異的プライマーを用いることができる。生物学的試料中の核酸を、核酸中の相当するフラグメントとのプローブのハイブリダイゼーションを可能にする条件下でプローブに接触させることにより、核酸/プローブハイブリッドの形成がもたらされる。このハイブリッドの形成は検出可能であり(例えば核酸又はプローブの標識を介して)、これによりこのハイブリッドの形成がEE−GM3の存在を示す。特異的プローブとのハイブリダイゼーションに基づくこのような識別方法(固相担体上又は溶液中の何れか)は当該分野で知られている。特異的プローブは好ましくは、最適条件下、優良イベントの5’又は3’フランキング領域内部であり、そして好ましくはそれに近接する外来性DNAの部分も含んでいる領域に特異的にハイブリダイズする配列である。好ましくは、特異的プローブは特異的領域のヌクレオチド配列に対して少なくとも80%、好ましくは80〜85%、より好ましくは85〜90%、特に好ましくは90〜95%、最も好ましくは95%〜100%同一(又は相補)である50〜500bp、好ましくは100〜350bpの配列を含む。好ましくは、特異的プローブは優良イベントの特異的領域に同一(又は相補)である約15から約100の近接ヌクレオチドの配列を含むことになる。
【0061】
優良イベントEE−GM3の検出のためのPCRプライマーとして適するオリゴヌクレオチドもまた優良イベントを含有する植物の接合生殖性のステータスを決定するためのPCR系プロトコルを開発するために使用できる。この目的のために、組み込み前に野生型遺伝子座を認識する2つのプライマーを、それらが相互を指向し、そしてプライマー間に所在する挿入部位を有するような態様で設計する。これらのプライマーはそれぞれ配列番号2又は3内部に含有される5’及び3’フランキング配列を特異的に認識するプライマーであってよい。これらのプライマーは又5’及び3’フランキング配列を特異的に認識するプライマーであってよい。本発明のためには、組み込み前に野生型遺伝子座を認識する特に適するプライマーは配列番号4及び配列番号6のヌクレオチド配列を含むかそれより(本質的に)なるプライマーである。このセットのプライマーは、形質転換DNA配列に相補である第3のプライマー(例えば配列番号7のヌクレオチド配列を含むかそれより(本質的に)なるプライマー)と一緒になって、EE−GM3特異的遺伝子座並びに野生型遺伝子座の同時診断的PCR増幅を可能にする。トランスジェニックの遺伝子座又は相当する野生型の遺伝子座に関して植物がホモ接合である場合、診断的PCRはトランスジェニック又は野生型の遺伝子座の何れかに関して、典型的、好ましくは長さにおいて典型的な、単一のPCR産物をもたらすことになる。植物がトランスジェニックの遺伝子座に関して半接合である場合は、2つの遺伝子座に特異的なPCR産物が出現することになり、トランスジェニック及び野生型の遺伝子座の増幅の両方を反映している。
【0062】
更に又、PCR系増幅方法とは異なる優良イベントEE−GM3に特異的な検出方法間もまた本明細書に記載した優良イベント特異的配列情報を用いて開発できる。そのような代替的な検出方法はInvaderTMテクノロジーとしても知られている特定の核酸構造の侵襲的切断に基づくリニアシグナル増幅検出方法を包含する(例えば参照により本明細書に組み込まれる米国特許5、985、557号 "Invasive Cleavage of Nucleic Acids", 6、001、567号 "Detection of Nucleic Acid sequences by Invader Directed Cleavage"に記載)。この目的のために、標的配列はヌクレオチド1452からヌクレオチド1469までの配列番号2のヌクレオチド配列又はその相補体を含む標識された第1の核酸オリゴヌクレオチド、又はヌクレオチド223からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列又はその相補体を含む該標識核酸プローブにハイブリダイズされ、そして更に、ヌクレオチド1434からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列又はその相補体を含む標識された第2の核酸オリゴヌクレオチド、又はヌクレオチド241からヌクレオチド258までの配列番号3のヌクレオチド配列又はその相補体を含む該標識核酸プローブにハイブリダイズされ、ここで、第1及び第2のオリゴヌクレオチドはヌクレオチド少なくとも1つで重複する。このハイブリダイゼーションにより生じるデュプレックス又はトリプレックスの構造は標的配列を未損傷としたまま酵素(Cleavase(登録商標))による選択的プローブ切断を可能とする。切断された標識プローブはその後、潜在的には更なるシグナル増幅をもたらす中間的工程を介して検出される。
【0063】
「キット」とは本明細書においては、本発明の方法、より特記すれば生物学的試料中の優良イベントEE−GM3の識別、又はEE−GM3含有植物性物質の接合生殖性の測定を実施する目的のための試薬のセットを指す。より特記すれば、本発明のキットの好ましい実施形態は優良イベントの識別のための上記した少なくとも1つ又は2つの特異的プライマー、又は、接合生殖性ステータスの測定のための3つの特異的プライマーを含む。場合により、キットはPCR Identification Protocolにおいて本明細書に記載した何れかの他の試薬を更に含むことができる。あるいは、本発明の別の実施形態によれば、キットは生物学的試料の核酸に特異的にハイブリダイズしてその中の維持さの存在を識別する上記した特異的プローブを含むことができる。場合により、キットは更に、特異的プローブを用いる生物学的試料中のEE−GM3の識別のための何れかの他の試薬(例えば限定しないがハイブリダイゼーション緩衝液、標識)を含むことができる。
【0064】
品質管理(例えば種子ロットの純度)、植物性物質、又は例えば限定しないが食品又は飼料製品のような植物性物質を含むかそれより誘導された物質の中の優良イベントの存在又は非存在の検出を目的として、本発明のキットを使用することができ、そしてその成分を特別に調節することができる。
【0065】
本明細書においては、ヌクレオチド配列(DNA又はRNA)に関する「配列同一性」とは配列2つのうち短い方のヌクレオチドの数で同じヌクレオチドを有する位置の数を割ったものを指す。ヌクレオチド配列2つのアライメントはWilbur and Lipmannのアルゴリズム(Wilbur and Lipmann, 1983, Proc. Nat. Acad. Sci. USA 80:726)により、ウインドウサイズ20ヌクレオチド、ワードレングス4ヌクレオチド及びギャップペナルティー4を用いて実施される。上記した配列アライメントを包含する配列データのコンピューター支援の分析及び解釈は、例えばGenetics Computer Group (GCG, University of Wisconsin Biotechnology Center)の配列分析ソフトウエアパッケージを用いながら簡便に実施してよい。配列は、その配列が少なくとも約75%、特に少なくとも約80%、より特記すれば少なくとも約85%、非常に特記すれば少なくとも約90%、とりわけ少なくとも約95%、よりとりわけ少なくとも約98%、又は少なくとも約99%の配列同一性を有する場合に、「本質的に同様」と示される。RNA配列がDNA配列と本質的に同様であるか、又は特定の程度の配列同一性を有すると言われる場合、DNA配列中のチミジン(T)はRNA配列中のウラシル(U)と等しいと考えられる。更に又、僅かな相違又は突然変異は経時的にDNA配列中に生じる場合があること、そして、一部のミスマッチは本発明のイベント特異的プライマー又はプローブに関しては許容できることは明らかであり、そのため、本発明の何れかの3’又は5’フランキングDNAに関する、又は何れかのインサート又は外来性DNA又はプライマー又はプローブに関する本発明の何れかの実施形態において本明細書に示した何れかのDNA配列もまた、本明細書に提示した配列と本質的に類似の配列、例えば本発明の何れかの3’又は5’フランキングDNAについて、又は何れかのプライマー又はプローブについて、又は、何れかのインサート又は外来性DNAについて与えられる配列に、ハイブリダイズするか、又はそれと少なくとも90%、95%、96%、97%、98%又は少なくとも99%の配列同一性を有する配列も包含する。
【0066】
「プライマー」という用語は、本明細書においては、PCRのような鋳型依存性のプロセスにおいてナーセントな核酸の合成をプライミングすることができる如何なる核酸も包含する。典型的には、プライマーは10から30ヌクレオチドまでのオリゴヌクレオチドであるが、より長い配列も使用できる。プライマーは1本鎖型が好ましいが、2本鎖型で提供しても良い。
【0067】
プローブはプライマーとして使用できるが、標的DNA又はRNAに結合するように設計され、そして増幅プロセスにおいて使用しなくても良い。
【0068】
「認識する」という用語は本明細書においては、特異的プライマーが、方法において示される条件(PCR Identification Protocolの条件等)の下に、優良イベント中の核酸配列に特異的にハイブリダイズし、これにより陽性および陰性対照の存在により特異性を測定できるという事実を指す。
【0069】
「ハイブリダイズする」という用語は本明細書においては、特異的プローブに言及している場合は、プローブが、標準的なストリンジェンシー条件下に優良イベントの核酸配列中の特定の領域に結合するという事実を指す。標準的なストリンジェンシー条件とは、本明細書においては、本明細書に記載するハイブリダイゼーションのための条件、又は、Sambrook et.al.,1989 (Molecular Cloning: A Laboratory Manual, Second Edition, Cold Spring Harbor Laboratory Press, NY)により記載されるような従来のハイブリダイズ条件を指し、それは例えば以下の工程、即ち:1)フィルター上に植物ゲノムDNAフラグメントを固定化すること、2)1から2時間、42℃において、50%ホルムアミド、5×SSPE、2×Denhardt試薬及び0.1%SDS中、又は1から2時間、68℃において6×SSC、2×Denhardt試薬及び0.1%SDS中、フィルターを予備ハイブリダイズすること、3)標識してあるハイブリダイズプローブを添加すること、4)16から24時間インキュベートすること、5)20分間室温で1×SSC、0.1%SDS中でフィルターを洗浄すること、6)20分間、各々68℃において0.2×SSC、0.1%SDS中でフィルターを3回洗浄すること、及び、7)フィルターを24から48時間、×線フィルムに−70℃において増感紙を用いて露光することを含むことができる。
【0070】
本明細書においては、生物学的試料は植物、植物性物質又は植物性物質を含む製品の試料である。「植物」という用語は、何れかの段階の成熟度にあるダイズ(Glycine max)植物組織、並びに何れかのそのような植物から採取した、或いは誘導した何れかの細胞、組織、又は器官、例えば限定しないが、何れかの種子、葉、幹、花、根、単細胞、配偶子、細胞培養物、組織培養物又はプロトプラストを包含することを意図している。「植物性物質」とは、本明細書においては、植物から得られる、又は誘導される物質を指す。植物性物質を含む製品は、植物性物質を用いて生産されるか、又は植物性物質により汚染される場合がある食品、飼料又は他の製品に関する。本発明の文脈においては、そのような生物学的試料は試料中の核酸の存在を意味するEE−GM3に対して特異的な核酸の存在に関して試験される。即ち生物学的試料中の優良イベントEE−GM3を識別するための本明細書において言及する方法は、優良イベントを含む核酸の生物学的試料中の識別に関する。
【0071】
本明細書においては、「含む」とは、明示された特徴、整数、工程、試薬又は成分を示されるとおりに特定するものとして解釈されるべきであるが、1つより多い特徴、整数、工程又は成分、又はその群の存在又は追加を排除するものではない。即ち、例えば、ヌクレオチド又はアミノ酸の配列を含む核酸又は蛋白は実際に挙げられているものよりも多くのヌクレオチド又はアミノ酸を含んでよく、即ち、より大きい核酸又は蛋白に包埋されていて良い。機能的又は構造的に定義されているDNA配列を含むキメラ遺伝子は、追加的なDNA配列、例えばプロモーター及び転写終止配列を含んでよい。
【0072】
本発明は又、優良イベントEE−GM3を、このイベントを含むダイズ植物、これらの植物から得られる優良イベントEE−GM3を含む子孫の植物及び種子の中で発生させること、及び、このイベントを含む植物から誘導された植物細胞、又は植物性物質に関する。優良イベントEE−GM3を含む植物は実施例1に記載する通り得ることができる。本発明は又、寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されている優良イベントEE−GM3を含む種子、又は優良イベントEE−GM3を含むそれからの誘導物にも関する。「誘導物(種子の)」とは、本明細書においては、そのような種子から成長させることができる植物、交雑又は戻し交雑の結果生じる子孫、並びにその植物細胞、器官、部分、組織、細胞培養物、プロトプラスト、及び植物性物質を指す。
【0073】
EE−GM3を含むダイズ植物又は植物性物質は実施例2におけるEE−GM3に関して記載したPCR Identification Protocolに従って識別できる。簡潔に言えば、生物学的試料中に存在するダイズゲノムDNAを、配列番号5の配列番号を有するプライマーのようなEE−GM3の5’又は3’フランキング配列内部の配列を特異的に認識するプライマー及び配列番号4の配列番号を有するプライマーのような外来性DNAの配列を特異的に認識するプライマーを用いたPCRにより増幅する。内因性ダイズ配列の部分を増幅するDNAプライマーをPCR増幅のための陽性対照として使用する。PCR増幅時に物質が予測されたサイズのフラグメントをもたらす場合、物質は優良イベントEE−GM3を保有しているダイズ植物に由来する植物性物質を含有する。
【0074】
EE−GM3を保有している植物はそれらのグリホセート耐性並びにイソキサフルトールのようなHPPD阻害剤に対するそれらの耐性により特徴付けられる。EE−GM3を保有している植物は又、除草剤適用の非存在下でダイズの市販品種と同等の作物学的特性を有することにより特徴付けられる。本明細書に記載したダイズ植物ゲノムの挿入領域における外来性DNAの存在は、このイベントを含む植物に対して、特に有利な表現型及び分子の特性を付与する。
【0075】
本発明の1つの実施形態は、ダイズゲノム中の特定の箇所における2トランスジーンの挿入により得ることができるダイズ植物中の優良イベントをもたらし、その優良イベントはそのようなダイズ植物に対して、グリホセート及びイソキサフルトールのようなHPPD阻害剤除草剤に対する耐性を与え、そしてその場合、そのような優良イベントは同遺伝子系の系統と比較してそのようなダイズ植物の収量に悪影響するそのダイズの作物学的性能に対する如何なる作用も誘発しない(本明細書においては、「同遺伝子系の系統」又は「近同遺伝子系の系統」とは、同じ遺伝子的背景であるがトランスジーンを欠いているダイズの系統、例えば形質転換のために使用される植物と同じ遺伝子的背景の植物、又はトランスジーンを失っている分離姉系統である)。特に、本発明は、ダイズ植物のゲノム中の優良イベントの挿入又は存在が、同遺伝子系の系統と比較してそのようなダイズ植物において増大した易罹患性を誘発せず、収量障害を誘発せず、又は増大した倒伏を誘発しない、そのダイズ植物中の該優良イベントを提供する。従って、本発明は同遺伝子系の系統と比較してダイズ植物の収量に悪影響を及ぼすことなくグリホセート及びHPPD阻害剤除草剤の適用(同時又は別途)に耐容できるそのようなダイズ植物をもたらすEE−GM3と標記されるダイズ植物中の優良イベントを提供し、そのダイズ植物は同遺伝子系のダイズ植物とそれらの易罹患性又は倒伏性において統計学的有意差を有さない。これらの特性は本発明の優良イベントをダイズ圃場におけるグリホセート耐性雑草の抑制のために極めて有利なものとしており、そしてダイズ圃場における更なるグリホセート抵抗性の発生を防止又は遅延させる手法においても使用できる(例えばダイズ圃場に対して適用される作用2様式を確保するグリホセート及びイソキサフルトールの適用による)。
【0076】
本明細書において同様に提供されるものは、イベントEE−GM3を含む代表的なダイズ種子がアクセッション番号NCIMB41659の下に寄託されている、イベントEE−GM3を含むダイズ植物又はその部分である。本明細書において更に提供されるものは、そのようなイベントを含むそのような植物の種子、並びにそのような種子から生産されるダイズ製品であり、ここで該ダイズ製品はイベントEE−GM3を含む。そのようなダイズ製品は穀粉、粉砕種子、粉末食品、フレーク等であるか、それを含むことができる。特にそのようなダイズ製品はイベントEE−GM3に対して診断的又は特異的であるアンプリコンを生産する核酸を含み、そのようなアンプリコンは配列番号2又は3を含む。同様に本明細書において提供されるものはイベントEE−GM3を含むダイズ種子を得ること、及び、それからダイズ製品を生産することを含む、そのようなダイズ製品を製造するための方法である。同様に本明細書において提供されるものは上記ダイズ植物の何れかの子孫であり、そしてイベントEE−GM3を含む、ダイズ植物である。
【0077】
本明細書において更に提供されるものは、特に、イベントEE−GM3を欠いた第1の植物をEE−GM3を含むダイズ植物と交雑すること、及び、グリホセート及び/又はイソキサフルトールに対して耐容である子孫植物を選択することにより、イベントEE−GM3をダイズ植物のゲノム内に導入することを含む、グリホセート及び/又はイソキサフルトール除草剤に対して耐容であるそのような植物を製造するための方法である。
【0078】
同様に本明細書において提供されるものは、特に収量障害を伴わず、そして2mEPSPS及びHPPD蛋白を含む許容可能な作物学的特性を有し、そしてイベントEE−GM3に対して診断的なアンプリコンを生成することができるグリホセート及び/又はイソキサフルトール耐容植物である。同様に本明細書において提供されるものは、本明細書に記載する特異的検出ツールを用いながら得ることができる特異的な単離されたアンプリコン(DNA配列フラグメント)自体、特に自身の配列内に植物DNAを起源とするDNAフラグメント及び本明細書において定義する通り形質転換により植物ゲノム内に挿入されたDNAのようなそのような植物に対して外来性であるかヘテロ接合であるDNAフラグメントを包含するアンプリコンである。
【0079】
本明細書において更に提供されるものは、圃場をイソキサフルトール系除草剤の有効量で処理することを含むイベントEE−GM3を含むダイズ植物の圃場又はそのようなダイズ植物を植栽するべき圃場における雑草を抑制するための方法であり、この場合、そのような植物はそのような除草剤に対して耐容である。
【0080】
本明細書において更に提供されるものは、配列番号1の配列又はそれに本質的に同様な配列を含むDNA、及び、そのようなDNA配列を含む特にダイズの何れかの植物、細胞、組織又は種子、例えばEE−GM3を含む植物、細胞、組織、又は種子、特に配列番号1を含むかそれより(本質的に)なる隣接領域2つを含むDNA、又は一部のヌクレオチドが変化、欠失又は付加された配列番号1を含むかそれよりなる隣接領域2つを含むDNA、例えば4、6、8、又は10ヌクレオチドが欠失又は置き換えられるか、相互に接近して所在する(例えば200〜500nt、又は2000又は10000nt未満、分離している)配列番号1の重複を含むDNAである。1つの実施形態において、これは2、4、6、8、又は10ヌクレオチドが別のヌクレオチドにより置き換えられているか、2、4、6、8、又は10ヌクレオチドが欠失又は付加されているヌクレオチド位置2257からヌクレオチド位置16601の配列番号11のDNA、配列番号11のヌクレオチド位置2257からヌクレオチド位置16601までの配列番号11のDNA、並びに配列番号11のDNA、及びそのようなDNA配列の何れかを含む、特にダイズの何れかの植物、細胞組織又は種子を包含する。同様に本明細書において提供されるものは、配列番号11のDNA配列(従来のダイズ植物、種子、組織又は細胞に対してヘテロ接合又は外来性)を含むか、又はヌクレオチド位置2257からヌクレオチド位置16601の配列番号11のDNA配列を含むか、又は配列番号11の配列に対して少なくとも99%又は99.5%の配列同一性を有するDNA配列を含むか、又はヌクレオチド位置2257からヌクレオチド位置16601の配列番号11の配列に対して少なくとも99%又は99.5%の配列同一性を有するDNA配列を含む、何れかのダイズ植物、細胞、組織又は種子である。
【0081】
同様に本明細書において提供されるものは、ヌクレオチド1441からヌクレオチド1462まで配列番号2と本質的に同様なヌクレオチド配列を含む核酸分子及びヌクレオチド230から251まで配列番号3と本質的に同様なヌクレオチド配列、又は該配列の相補体を含む核酸分子により特徴付けられるイベントEE−GM3を自身のゲノム中に含むトランスジェニックのダイズ植物、植物細胞、組織、又は種子、並びに、配列番号2に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む核酸分子及び配列番号3と本質的に同様なヌクレオチド配列、又は該配列の相補体を含む核酸分子により特徴付けられるイベントEE−GM3を自身のゲノム中に含むダイズ植物、植物細胞、組織又は種子である。
【0082】
本明細書において更にまた提供されるものは、ヌクレオチド1431から1472までの配列番号2と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列及びヌクレオチド220から261の配列番号3と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列、又は該配列の相補体を自身の細胞のゲノム内に含むことにより特徴付けられる、ダイズ植物、細胞又は種子である。
【0083】
「イソキサフルトール」という用語は本明細書においては、除草剤イソキサフルトール[即ち(5-シクロプロピル−4−イソキサゾリル) [2-(メチルスルホニル)-4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン]、その活性代謝産物、ジケトニトリル、及び該化合物を含む何れかの混合物又は溶液を指す。本発明のイベントへの適用のために有用なHPPD阻害剤除草剤はジケトニトリル、例えば2−シアノ−3−シクロプロピル−1−(2−メチルスルホニル−4−トリフルオロメチルフェニル)−プロパン−1,3−ジオン及び2−シアノ−1−l4−(メチルスルホニル)−2−トリフルオロメチルフェニル]−3−(1−メチルシクロプロピル)プロパン−1,3−ジオン;他のイソキサゾール類;及びピラゾリネート類、例えばトプラメゾン[即ち[3−(4,5−ジヒドロ−3−イソキサゾリル)−2−メチル−4−(メチルスルホニル)フェニル](5−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)メタノン]、及びピラスルホトール[(5−ヒドロキシ−1,3−ジメチルピラゾル−4−イル(2−メシル−4−トリフルオロメチルフェニルフェニル)メタノン];又はピラゾフェン[2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾル−5−イルオキシ]アセトフェノン]である。
【0084】
本発明の1つの実施形態においてEE−GM3イベントを含有するダイズ植物を植栽するべき圃場は、ダイズ植物を植栽するか、又は種子を播く前に、イソキサフルトール(IFT)のようなHPPD阻害剤除草剤で処理することができ、これによりHPPD阻害剤により殺傷される雑草を圃場から駆逐し、これにより無耕作業が可能となり、続いて、同じ予備処理された圃場に後日ダイズを植栽するか播種できるようになる(HPPD阻害剤除草剤を用いたバーンダウン適用)。IFTの残存活性もまた早期生育段階において雑草による競合から出芽成長中のダイズ植物を保護することになる。ダイズ植物が特定のサイズを有し、そして雑草が再出現の傾向を見せるようになった後、グリホセート又はHPPD阻害剤−グリホセート混合物を植物の上面に出芽後除草剤として適用することができる。
【0085】
本発明の別の実施形態においては、EE−GM3イベントを含有する種子を播種する圃場を、ダイズ植物が出芽する前であるが種子を播種した後に、IFTのようなHPPD阻害剤除草剤で処理することができ(圃場は他の手段、典型的には鍬入れ、鋤き入れ、又は種子床作成のような従来の耕作作業を用いて播種前に無雑草とすることができる)、その場合、残存活性により圃場は除草剤により殺傷された雑草が存在しない状態に維持されることになり、これにより出芽成長中のダイズ植物は雑草と競合しない(HPPD阻害剤除草剤の出芽前適用)。ダイズ植物が特定のサイズを有し、そして雑草が再出現の傾向を見せるようになった後、グリホセート又はHPPD阻害剤−グリホセート混合物を植物の上面に出芽後除草剤として適用することができる。
【0086】
本発明の別の実施形態においては、EE−GM3イベントを含有するダイズ植物は播種された種子から出芽しているダイズ植物の上面にIFTのようなHPPD阻害剤除草剤で処理することができ、これによりHPPD阻害剤により殺傷される雑草を圃場から駆逐し、この適用は植物の上面への出芽後除草剤としてグリホセートの処理と共に(例えばスプレータンクミックス中で)、その後、又はそれに先立って行うことができる(HPPD阻害剤除草剤の出芽後適用(グリホセート併用又は無併用))。
【0087】
更に又本発明によれば、EE−GM3を保有するダイズ植物は以下の殺虫剤、除草剤又は殺カビ剤で処理してよく、或いは、EE−GM3を保有するダイズ種子は以下の殺虫剤、除草剤又は殺カビ剤を含むコーティング剤でコーティングして良い。
【0088】
ダイズ除草剤:
アラクロル、ベンタゾン、トリフラリン、クロリムロン−エチル、クロランスラム−メチル、フェノキサプロプ、フォメサフェン、フルアジホップ、グリフォセート、イマザモックス、イマザキン、イマゼタピル、(S)メトラクロル、メトリブジン、ペンジメタリン、テプラロキシジム、イソキサフルトール。
【0089】
ダイズ殺虫剤:
ラムダ−シハロスリン、メトミル、パラチオン、チオカルブ、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、アセタミプリド、ジネトフラン、フルベンジアミド、リナキシピル、シアジピル、スピノサド、スピノトラム、エマネクチン−ベンゾエート、フィプロニル、エチプロール、デルタメトリン、β−シフルスリン、ガンマおよびラムダシハロスリン、4-[[(6-クロルピリジン-3-イル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]フラン-
2(5H)-オン、スピロテトラマト、スピノジクロフェン、トリフルムロン、フロニカミド、チオジカルブ、ベータ−シフルスリン。
【0090】
ダイズ殺カビ剤:
アゾキシストロビン、シプロコナゾール、エポキシコナゾール、フルトリアフォル、ピラクロストロビン、テブコナゾール、トリフロキシストロビン、プロチオコナゾール、テトラコナゾール。
【0091】
以下の実施例は優良イベントEE−GM3の開発及び識別、このイベントを含む種々異なるダイズ系統の開発、及び、生物学的試料中の優良イベントEE−GM3の特異的識別のためのツールの開発を記載している。
【0092】
実施例においては、特段の記載が無い限り、全ての組み換え手法は「Sambrook 1 and Russell DW (eds.) (2001) Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 3rd Edition, Cold Spring Harbor Laboratory Press, New York" and in "Ausubel FA, Brent R, Kingston RE, Moore DD, Seidman JG, Smith JA and Struhl K (eds.) (2006) Current Protocols in Molecular Biology. John Wiley & Sons, New York」に記載されているような標準的なプロトコルに従って実施した。
【0093】
標準物質及びレファレンスは「Croy RDD (ed.) (1993) Plant Molecular Biology LabFax, BIOS Scientific Publishers Ltd., Oxford and Blackwell Scientific Publications, Oxford" and in "Brown TA, (1998) Molecular Biology LabFax, 2nd Edition, Academic Press, San Diego」に記載されている。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)のための標準物質及び方法は「McPherson MJ and M¢ller SG (2000) PCR (The Basics), BIOS Scientific Publishers Ltd., Oxford" and in "PCR Applications Manual, 3rd Edition (2006), Roche Diagnostics GmbH, Mannheim or www.roche-applied-science.com」に記載されている。
【0094】
以下の実施例におけるPCRプロトコルのようないずれかの実験室プロトコルにおける多くのパラメーターは特定の実験室条件に合わせることが必要な場合があり、そして同様の結果を得るために僅かに変更してよいと理解しなければならない。例えばDNAの調製のための異なる方法の使用又はPCR法における他のプライマーの選択が、PCRプロトコルに関する他の最適な条件を支配する場合がある。しかしながらこれらの調節は当業者には明らかであり、そして現在のPCR適用マニュアルに更に詳述されている。
【0095】
説明及び例においは以下の配列を参照する。
配列番号1:ベクターpSF10のSalIフラグメントヌクレオチド配列
配列番号2:EE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAにフランキングしている5’領域を含むヌクレオチド配列
配列番号3:EE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAにフランキングしている3’領域を含むヌクレオチド配列
配列番号4:プライマーSOY028
配列番号5:プライマーSOY029
配列番号6:プライマーSMP187
配列番号7:プライマーSTV019
配列番号8:アンプリコンのヌクレオチド配列
配列番号9:対照フラグメントの増幅のためのプライマー1(SOY01)
配列番号10:対照フラグメントの増幅のためのプライマー2(SOY02)
配列番号11:EE−GM3中の外来性DNA及び植物フランキング配列のヌクレオチド配列
配列番号12:プライマーSHA130
配列番号13:プライマーSHA178
【実施例】
【0096】
1. 除草剤耐性遺伝子によるGlycine maxの形質転換
1.1 2mEPSPS及びHPPD-Pf-W336キメラ遺伝子を含む外来性DNAの説明
プラスミドpSF10は約7,3kbのSalIフラグメント上に所在するキメラ2mepsps遺伝子及びキメラhppd-Pf-W336遺伝子を含有するpUC19由来クローニングベクターである。2つのSal1制限部位の間に含まれるDNAの完全な説明を以下の表1に示す。ヌクレオチド配列は配列番号1に示す。
【0097】
【表1】

【0098】
1.2 イベントEE−GM3
約7.3kbのHPLC精製SalI線状化pSF10フラグメント(2mEPSPSグリホセート耐性遺伝子及びHPPD阻害剤耐性遺伝子HPPD−Pf−W336を含有する)を用いてダイズJack種の細胞内への直接遺伝子転移(Nickell, C. D., G. R. Noel, D. J. Thomas, and R. Waller. Registration of 'Jack' soybean. Crop Sci 1365. 30.1990)、ついで、形質転換された植物細胞をトランスジェニック繁殖性ダイズ植物に再生することにより、形質転換されたダイズ植物を得た。
【0099】
優良イベントEE−GM3は除草剤耐性遺伝子の良好な発現及び安定性基づいて広範な選択手順に基づいて選択し、そして、植物の草丈、節までの高さ、起立性、活力、種子収量のような最適な作物学的特性とのその適合性を評価した。このイベントを含有するダイズ植物は同じキメラ遺伝子を用いて得られた種々異なる形質転換イベントの広範な範囲から選択した。本イベントの選択において使用したパラメーターは、以下の通り、即ち:a)圃場試験におけるイソキサフルトール除草剤適用への許容可能な耐性、b)圃場試験におけるグリホセート除草剤適用への許容可能な耐性、c)圃場試験におけるイソキサフルトール及びグリホセートの複合適用への許容可能な耐性、d)ベクター骨格の非存在下におけるダイズ植物ゲノムの単一の遺伝子座における除草剤耐性トランスジーンの挿入、e)形質転換のために使用する親植物と類似の全体的作物性(成熟性、倒伏性、易罹患性等)、及び、f)形質転換DNAの挿入により生じる顕著な収量障害が無いこと(同じ条件下に生育させた形質転換に使用した植物系統のようなイベントを有さない同遺伝子系の系統と比較して)とした。
【0100】
T3世代において、ダイズ形質転換優良イベントEE−GM3のホモ接合系統を種子生産用に選択した。多重箇所多連の作物学的圃場試験を親品種であるJackの順応の領域において実施した。圃場評価は除草剤耐性及び作物学的性能を包含させた。EE−GM3を含む植物の作物学的性能はJackに匹敵することがわかった(除草剤を適用しない場合)。圃場評価は又、EE−GM3イベントを担持する植物が以下のもの:
− Jackと比較して類似の植物形態及び種子特性、
− Jackと比較してダイズの病気に対して変化が無いこと、及び、
− Jackと比較して種子の発芽に変化が無いこと、
を有することを示していた。
【0101】
グリーンハウス中初回形質転換体(T0)植物(イベントEE−GM3を生産するようにコンストラクトで形質転換された植物)から収穫した種子(T1又はS1世代)を圃場に植栽した。3ブロックに植栽し、そして0、2又は4kg/haのグリホセートを噴霧した。除草剤グリホセートに対して所望のレベルの耐性を呈している植物から種子を収穫した。
【0102】
圃場に生育した自己受粉したT1植物から収穫した種子(T2世代)を「一個体一列(plant to row)」となるように播種した。列の分離データ(完全又は部分的に耐容)及び列内部の個体植物(耐容性又は感受性)のカイ自乗分析は、EE−GM3の単一の挿入の予測されたメンデル遺伝を示している。
【0103】
選択及び種子増大は、系統が形質転換イベントEE−GM3に関してホモ接合であると決定され、そして第4世代におけるコア種子生産のために選択されるまで継続した。次に、T5世代の種子を種々の品種の開発のための候補として使用した。第6世代(T6世代)の植物を、商業用ダイズ生殖質により広範にイベントを移動させるように設計されたイントログレッションプログラムにおいて従来のダイズ交配系統と交雑させた。F1雑種植物(EE−GM3系統x従来系統)を成熟するまで生育させ、そしてF2種子を植栽した。901F2植物の葉試料をEE−GM3インサートの接合生殖性を識別するために設計されたPCRプライマーにより分析した。メンデルの法則による単一挿入分離に関する1:2:1の予測比が観察された。
【0104】
選択されたイベントEE−GM3を種々異なる商業的遺伝子背景において導入し、そして種々異なる箇所における圃場試験の結果を比較した。種々異なる処理を用いながらグリホセート除草剤及び/又はイソキサフルトール除草剤で植物を攻撃した。植物は良好な除草剤耐性を示した。イベントEE−GM3を含有する数百種の異なるダイズ栽培品種を遺伝試験において使用し、そして除草剤を適用した。この試行から選択された系統を後に圃場で増大させ、そして同様に除草剤で処理した。その試行から、50の選択された系統を増大させ、そしてこれらもまた除草剤処理した。イソキサ フルトール及びグリホセートを噴霧した後者の系統に関する植物毒性評点は応答においてある程度の変動性を示したが、系統間の応答の範囲は同じ処理及び環境の条件下に生育させた元のJackの背景におけるEE−GM3イベントの4連に渡って観察されたとおり同様の変動性を示していた。従って広範な生殖質に渡る該当除草剤に対する耐性がEE−GM3を含む植物で観察された。
【0105】
更に又、イベントEE−GM3を含有する植物は正常な葉、花及び鞘の形態、優れた繁殖性を示し、そして多数の遺伝子的背景において疾患又は異常な昆虫への感受性を示さなかった。多数の遺伝子的背景内へのイントログレッションの間、異変の問題や異常は観察されなかった。
【0106】
1季節において、10箇所の試験を設計することにより、形質転換親品種Jack及び幾つかの非トランスジェニックのダイズ栽培品種への形質転換イベントEE−GM3を含む二重除草剤耐容ダイズの作物学的性能を比較した。無作為完全ブロック設計を用いながら、EE−GM3植物を従来の雑草抑制によるか、又は意図する除草剤であるグリホセート及びイソキサフルトールを用いながら、多連の区画において生育させた。形質転換イベントEE−GM3を含有するダイズ植物の区画にイソキサフルトール除草剤を目標比率70グラムai/Haで、そしてグリホセート除草剤を目標比率1060グラムai/Haで噴霧した。除草剤適用は、概ねV4−V5の植物成長段階において葉面噴霧としてこれらの植物に対して行った。作物学的観察は、季節の早期、中期及び後期の季節に実施した。植物密度(パラメーター;起立数)はJack及び非トランスジェニックの品種の区画のほうが、イベントEE−GM3区画よりも、1標準偏差分高値であった。早期の起立数の差は種子ロットの品質の結果であったと考えられ、その理由は、EE−GM3植栽種子は逆季節苗床において生産され、非トランスジェニック品種の種子は近接した合衆国通常生産季節に生産されたためである。しかしながら、50%出芽及び植物活力格付けを達成するための日数は同じであり、種子ロットがそれらの性能パラメーターに関しては同等であることを示していた。後期の季節の起立数においては、Jack及び非トランスジェニック品種はEE−GM3植物とは1標準偏差分異なったままであった。EE−GM3イベント植物の区画収量はやはり1標準偏差分Jackのものよりも低値であり、恐らくはEE−GM3イベント区画の低い植物密度の結果であると考えられた。非トランスジェニック品種の収量は、より最近の品種において観察される収穫力における進歩から予測される通り、Jackよりも高値であった。
【0107】
1つの試行において、植物健康状態格付けは3つの生育段階、即ちV4−5、R1及び完全成熟において行った。初回評価は意図する除草剤適用後、早期に実施した。最終植物健康状態評価の時点において、両方の除草剤を噴霧されたEE−GM3含有植物は未噴霧Jack植物、又はEE−GM3を含む未噴霧植物と同じ評点を有していた。作物学的担当者による格付けにおいて、除草剤噴霧植物はV4−5及びR1の植物生育段階において3〜4(中等度の傷害)の健康状態格付けを受けた。未噴霧の植物(未形質転換Jack又はEE−GM3含有ダイズ植物)は4.6〜4.8に格付けされた(格付け5は無傷害を意味する)。最終植物健康状態格付け時には、全ての区画が同じ格付け5(無傷害)を受けた。
【0108】
1試行季節は例外的降雨の季節であり、意図する除草剤適用の後のEE−GM3植物における作物傷害は他の季節で観察されたものより明白であった。圃場評価は又、健常性(繁殖、疾患抵抗性、肥沃度、種子分散性、休眠状態、永続性)のモニタリングを包含していた。繁殖特性、即ち出芽までの日数、50%開花までの日数、及び90%鞘成熟までの日数に関しては、EE−GM3及びJack植物は差がなかった。植物疾患及び害虫の天然の蔓延に対する反応においては差は観察されなかった。EE−GM3はJackより低値の究極的収量をもたらしたが、肥沃度(100種重量)における差は観察されなかった。種子分散パラメーターの検定(鞘崩壊及び植物倒伏)においては、EE−GM3及びJackは同じ鞘崩壊評点を有していたが、EE−GM3植物が倒伏しにくかった。10箇所から収穫された種子の評価では発芽又は休眠状態の試験により生じた懸念はなかった。
【0109】
例外的降雨のあった季節の間のこれらの試行の間、EE−GM3植物の最終収量は雑草抑制処理に関わらず1標準偏差分Jackより低値であった(恐らくはEE−GM3イベント区画のより低値の植物密度の結果)。例外的湿潤季節においては、作物傷害(作物区域の10〜30%において白化)がグリホセート及びイソキサフルトール除草剤の葉面適用後6週間までEE−GM3区画では報告された。しかしながら、成熟時までに、「無傷害」の植物の健康状態の格付けは全ての区画に割り付けられた。優良ダイズ栽培品種背景においてイントログレッションされたEE−GM3を用いた多連多数箇所圃場試行は、トランスジーンを含有しない近−同遺伝子系の姉系統と比較して、イベントEE−GM3を含有する植物と近−同遺伝子系の系統の間に収量の差がないことを示すと期待される(除草剤処理の非存在下)。
【0110】
更に又、多連圃場試行において、IFT(70グラムai/ha+0.5%NIS,Agridex)で出芽前又は出芽後に処理した場合に、顕著な作物耐性(10%未満の白化)がEE−GM3を含むダイズ植物で観察されたが、別のHPPD阻害剤除草剤であるピラスルフォトール(35グラムai/ha+0.5%NIS,Agridex)の出芽後適用により処理した場合に、
EE−GM3を含むダイズ植物で同様に顕著な作物耐性(10%未満の白化)が観察された。
【0111】
1.2.2 フランキング領域及び優良イベントEE−GM3の外来性DNAの識別
EE−GM3優良イベントにおける除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAにフランキングする領域の配列を以下の通り決定した。
【0112】
1.2.2.1. 右(5’)フランキング領域
5’フランキング領域を含むと識別されるフラグメントを配列決定し、 そしてそのヌクレオチド配列を配列番号2に示す。ヌクレオチド1〜1451の配列は植物DNAに相当し、ヌクレオチド1452〜1843の配列は外来性DNAに相当する。
【0113】
1.2.2.2. 左(3’)フランキング領域
3’フランキング領域を含むと識別されるフラグメントを配列決定し、 そしてそのヌクレオチド配列を配列番号3に示す。ヌクレオチド1〜240の配列は外来性DNAに相当し、ヌクレオチド241〜1408の配列は植物DNAに相当する。
【0114】
1.2.2.3. EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA
種々異なる分子手法を用いて除草剤耐性遺伝子を含む優良イベントEE−GM3の外来性DNAがヘッドトゥーヘッド方向の2つの部分的3’ヒストンAt配列とそれに続くヘッドトゥーテイル方向に配置したpSF10のSalIフラグメントの2つのほぼ完全なコピーを含有することが測定されている(図1参照)。
【0115】
即ち、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAは順次以下の配列を含有する。
−ヌクレオチド1からヌクレオチド199まで:nt6760からnt6958までの配列番号1のヌクレオチド配列の相補体に相当するヌクレオチド配列;
−ヌクレオチド200からヌクレオチド624まで:nt6874からnt7298までの配列番号1のヌクレオチド配列に相当するヌクレオチド配列;
−ヌクレオチド625からヌクレオチド7909まで:nt7からnt7291までの配列番号1のヌクレオチド配列に相当するヌクレオチド配列;
−ヌクレオチド7910からヌクレオチド15163まで:nt12からnt7265までの配列番号1のヌクレオチド配列に相当するヌクレオチド配列;及び、
−ヌクレオチド15164からヌクレオチド15187まで:nt217からnt240までの配列番号3のヌクレオチド配列に相当するヌクレオチド配列(この配列はpSF10プラスミドDNA又はwt植物DNAの何れにも相当せず、従ってフィラーDNAと標記する)。
本外来性DNAは、直近上流において外来性DNAと近接して、ヌクレオチド1から1451までの配列番号2の5’フランキング配列により先行されており、そして、直近下流において外来性DNAと近接して、ヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の3’フランキング配列により後続されている。
【0116】
EE−GM3中の外来性DNA及びフランキングDNA配列の確認された完全DNA配列決定によれば、配列番号11に報告されている配列が得られている。この配列において、挿入されたDNAはヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638であり、そしてヘッドトゥーテイル方向に配置したpSF10由来の2つのほぼ完全なコピーはヌクレオチド位置2257からヌクレオチド位置16601である。配列番号11の5’フランキングDNA配列は配列番号11のヌクレオチド位置1からヌクレオチド位置1451までの配列であり、配列番号11の3’フランキングDNA配列は配列番号11のヌクレオチド位置16639からヌクレオチド位置17806までの配列である。
【0117】
2.EE−GM3に関するポリメラーゼ連鎖反応Identification Protocolの開発
2.1. プライマー
優良イベント内部の配列を認識する特異的プライマーを開発した。
EE−GM3の3’フランキング領域内部の配列を認識するプライマーを開発した。次に第2のプライマーを、外来性DNAの配列内部において、プライマーが約263ヌクレオチドの配列に渡るように選択した。以下のプライマーがEE−GM3DNA上のPCR反応において特に明確で再現性のある結果をもたらすことがわかった。
SOY028: 5'-ATC.gCT.TTA.ACg.TCC.CTC.Ag -3 (配列番号 4)(標的:インサートDNA)
SOY029: 5' -CAA.ggC.CTC.gAg.A TT.A TC -3'(配列番号 5) (標的: 植物DNA)
内因性配列をターゲティングするプライマーは好ましく
はPCRカクテルに包含される。これらのプライマーは未知試料において、そしてDNA陽性対照において、内部対照として使用される。内因性プライマー対を用いた場合の陽性結果(413bpのPCR増幅フラグメントの存在)は発生させるべきPCR産物のためのゲノムDNA調製において十分な品質のアンプルDNAがあることを示している。内因性プライマーは以下の内因性アクチンダイズ遺伝子を認識するように選択した。
SOY01 5'-gTC.AgC.CAC.ACA.gTg.CCT.AT -3' (配列番号 9)
SOY02 5'-gTT.ACC.gTA.CAg.gTC.TTT.CC -3' (配列番号 10)
【0118】
2.2.増幅されるフラグメント
PCR反応で予測される増幅されるフラグメントは以下の通りである。
プライマー対SOY01-SOY02の場合:413bp(内因性対照)
プライマー対SOY028-SOY029の場合:263bp(EE−GM3優良イベント)
【0119】
2.3.鋳型DNA
鋳型DNAはEdwards et al. (Nucleic Acid Research, 19, p1349, 1991)に従ってリーフパンチ葉片から調製した。他の方法で調製したDNAを使用する場合、鋳型の種々異なる量を利用するテストランを実施しなければならない。通常はゲノム鋳型DNA50ngが最良の結果をもたらす。
【0120】
2.4.割り付ける陽性及び陰性対照
誤った陽性又は陰性を回避するためには以下の陽性及び陰性対照がPCRランに包含されなければならない。
− マスターミックス対照(DNA陰性対照)。これは反応にDNAを加えないPCRである。予測される結果であるPCR産物無しが観察される場合、これはPCRカクテルに標的DNAが混在していなかったことを指す。
− DNA陽性対照(トランスジェニック配列を含有することがわかっているゲノムDNA試料)。この陽性対照の増幅の成功は標的配列の増幅を可能にする条件下にPCRがランされたことを示す。
− 野生型DNA対照。これは与えられた鋳型DNAが非トランスジェニック植物から調製されたゲノムDNAであるPCRである。予測される結果であるトランスジェニックPCR産物の増幅無し、ただし内因性PCR産物の増幅有りが観察される場合、これはゲノムDNA試料中に検出可能なトランスジーンのバックグラウンド増幅が無いことを示している。
【0121】
2.5.PCR条件
最適な結果は以下の条件下に得られた(最適な結果のための種々の条件を記載する場合、そのような条件の例を与えることを意味する。当然ながら当業者は条件、試薬及びパラメーターを変更する場合があり、例えば他のTaqポリメラーゼを用いて所望の結果を達成しても良い)。
−25μl反応用PCRミックスは下記のものを含有する。
20ng鋳型DNA
2.5μLの10x増幅緩衝液(Taqポリメラーゼの製造元により供給)
0.5μLの10mMdNTP類
0.4μLのSOY01(10ピコモル/μL)
0.4μLのSOY02(10ピコモル/μL)
0.7μLのSOY028(10ピコモル/μL)
0.7μLのSOY029(10ピコモル/μL)
0.1μLのTaqDNAポリメラーゼ(5単位/μL)
25μL定容とする水
−最適な結果のために従うべき熱サイクリングプロファイルは以下の通りである。
95℃4分間
次いで: 95℃1分間
57℃1分間
72℃2分間
5サイクル
次いで: 92℃30秒
57℃30秒
72℃1分間
25サイクル
次いで: 72℃10分間
【0122】
2.6.アガロースゲル分析
PCRの結果を最適に可視化するために、PCR試料10〜20μLを適切な分子量マーカー(例えば100bpラダーPharmacia)と共に1.5%アガロースゲル(Trisホウ酸塩緩衝液)上にアプライしなければならないとした。
【0123】
2.7.結果のバリデーション
単一のPCRラン及び単一のPCRカクテルの内部におけるトランスジェニック植物DNA試料から得られたデータは、1)DNA陽性対照が予測されたPCR産物(トランスジェニック及び内因性のフラグメント)を示し、2)DNA陰性対照がPCR増幅に関して陰性(フラグメント無し)であり、そして3)野生型DNA対照が予測された結果(内因性フラグメント増幅)を示すことが成立しない限り許容してはならないとした。
上記したEE−GM3に関するPCR Identification Protocolに従った場合、予測されるサイズのトランスジェニック及び内因性PCR産物の目視可能な量を示すレーンは、ゲノム鋳型DNAの調製元の相当する植物がEE−GM3優良イベントを受け継いでいることを示している。トランスジェニックPCR産物の何れかの目視可能な量を示さず、そして内因性PCR産物の目視可能な量を示しているレーンは、ゲノム鋳型DNAの調製元の相当する植物が優良イベントを含まないことを示している。内因性およびトランスジェニックのPCR産物の目視可能な量を示さないレーンはゲノムDNAの質及び/又は量がPCR産物を発生させることができなかったことを示している。これらの植物は採点することができない。ゲノムDNA調製は反復しなければならず、そして適切な対照を用いながら新たなPCRランを実施しなければならない。
【0124】
2.8.EE−GM3を識別するための判別PCRプロトコルの使用
未知物のスクリーニングを試みる前に、全ての適切な対照を用いたテストランを実施する。開発されたプロトコルは実験室間で異なる場合がある要素(鋳型DNA調製、TaqDNAポリメラーゼ、プライマーの品質、dNTP類、サーモサイクラー等)。
内因性配列の増幅はプロトコルにおける重要な役割を果たす。1つは既知トランスジェニックゲノムDNA鋳型における内因性及びトランスジェニックの配列の両方の等モル量を増幅するPCR及び熱サイクリングの条件を得ることである。ターゲティングされる内因性フラグメントが増幅されない場合、又は、ターゲティングされる配列がアガロースゲル電気泳動で判断した場合に同じ臭化エチジウム染色強度で増幅されない場合は、PCR条件の最適化が必要な場合がある。
一部がEE−GM3を含む多くのダイズ植物に由来する葉材料を上記したプロトコルに従って試験した。優良イベントEE−GM3由来及びダイズ野生型由来の試料をそれぞれ陽性及び陰性対照として採取した。
図2は多くのダイズ植物試料上のEE−GM3に関して、優良イベントPCR Identification Protocolを用いて得られた結果を示す。レーン2及び3の試料は263bpのバンドが検出されていることから優良イベントEE−GM3を含有することがわかり、レーン4〜8の試料はEE−GM3を含んでいない。レーン6及び7は同じ除草剤耐性キメラ遺伝子を用いて得られた他のダイズ形質転換イベントに由来する試料を含み;レーン8は野生型ダイズ植物由来のDNAを含有し、そしてレーン9は陰性対照(水)試料を示し、レーン1及び10は分子量マーカー(100bpラダー)を示す。
【0125】
2.9.バルク化種子におけるEE−GM3検出のためのdPCRアッセイ
判別PCR(dPCR)アッセイをバルク化種子中のEE−GM3の低レベルの存在を検出するためにセットアップする。非トランスジェニック種子のバルク中のトランスジェニック種子の0.4%(w/w)の最低レベルが反復可能な条件下に良好に検出できた。従って検出限界を0.4%(w/w)と決定した。
以下のプライマーをこの標的PCR反応に適用する。
T−DNA配列にターゲティングされたフォワードプライマー:
SHA130 5'- CTA.TAT.TCT.ggT.TCC.AAT.TTA.TC -3' (配列番号l2)
3’フランキング配列にターゲティングされたリバースプライマー:
SMP178 5'- TgA.ggC.ACg.TAT.TgA.TgA.CC- 3'(配列番号13)
これらのプライマーからPCR反応において予測される増幅されたフラグメントは115bpである。
変更したGentra PuregeneDNA精製抽出キット(Qiagen)に従って粉砕バルク化種子から調製した鋳型DNA約200ngに対して標的PCR反応を実施した。他の方法で調製したDNAを使用する場合、EE−GM3の既知相対レベルを有する試料を用いたテストランを実施しなければならない。
内因性配列にターゲティングしたバリデーションされたレファレンス系のPCR反応は、理想的には、誤った陰性結果を回避するためにPCR分析に対するDNA試料の適性を検証するために、別個のPCRランにおいて実施しなければならない。
未知試験試料に関しては、PCR実験は理想的には適切な陽性及び陰性対照試料、即ち如何に記載するものを包含しなければならない。
− マスターミックス対照(DNA陰性対照)。これは反応にDNAを加えないPCRである。標的及びレファレンス系の反応の両方に関して予測される結果(PCR産物無し)が観察される場合、これはPCRカクテルに標的DNAが混在していなかったことを指す。
− DNA陽性対照(トランスジェニック配列を含有することがわかっているゲノムDNA試料)。この陽性対照の増幅の成功は標的配列の増幅を可能にする条件下にPCRがランされたことを示す。
− 同様に野生型DNA対照をこのPCRに加えることができる。これは与えられた鋳型DNAが非トランスジェニック植物から調製されたゲノムDNAであるPCRである。予測される結果であるトランスジェニックPCR産物の増幅無し、ただし内因性PCR産物の増幅有りが観察される場合、これはゲノムDNA試料中に検出可能なトランスジーンのバックグラウンド増幅が無いことを示している。
最適な結果は以下の条件下に得られる。
当然ながら、他のTaqポリメラーゼも使用することができ、そしてその場合、条件を供給元の推奨に従って変えることができる。
−25μl反応用PCRミックスは下記のものを含有する。
200ngの鋳型DNA
5μLの5x反応緩衝液
0.25μLの20mMdNTP類
0.7μLのSHA130(10ピコモル/L)
0.4μLのSMP178(10ピコモル/L)
0.1μLのGO−TaqDNAポリメラーゼ(5単位/L)
25μL定容とする水
−最適な結果のために従うべき熱サイクリングプロファイルは以下の通りである。
95℃4分間
次いで: 95℃1分間
57℃1分間
72℃2分間
5サイクル
次いで: 92℃30秒
57℃30秒
72℃1分間
30サイクル
次いで: 72℃10分間
PCRの結果を最適に可視化するために、PCR産物25μLを適切な分子量マーカー(例えば50bpラダー)と共に1.5%アガロースゲル(Trisホウ酸塩緩衝液)上にアプライしなければならないとした。
上記したPCR法に従う場合、予測されるサイズの標的及びレファレンス系のPCR産物の目視可能な量を示すレーンはゲノム鋳型DNAの調製元の被験試料が標的反応の検出限界より高いEE−GM3優良イベントのレベルを含有していたことを示す。
標的PCR産物の目視可能な量を示さないが、レファレンス系PCR産物の目視可能な量を示すレーンはゲノム鋳型DNAの調製元の被験試料が標的反応の検出限界より低いEE−GM3のレベル優良イベントを含有していたことを示す。
内因性及びトランスジェニックのPCR産物の目視可能な量を示さないレーンはゲノムDNAの質及び/又は量がPCR産物を発生させることができなかったことを示している。これらの植物は採点することができない。ゲノムDNA調製は反復しなければならず、そして適切な対照を用いながら新たなPCRランを実施しなければならない。
【0126】
3.EE−GM3を含む物質の検出のためのプローブとしての特異的組み込みフラグメントの使用
EE−GM3の特異的組み込みフラグメントは、配列番号8のヌクレオチド配列を有するアンプリコンをもたらす特異的プライマーSOY028(配列番号4)及びSOY029(配列番号5)を用いたPCR増幅によるか、又は、化学合成により得られ、そして標識される。この組み込みフラグメントを、生物学的試料中のEE−GM3の検出のための特異的プローブとして使用する。核酸は標準的操作法に従って試料から抽出される。次にこの核酸をハイブリッドの形成を可能にするように最適化されたハイブリダイゼーション条件下に特異的プローブと接触させる。次にハイブリッドの形成が検出され、試料中のEE−GM3核酸の存在を示す。場合により、試料中の核酸は、特異的プローブとの接触よりも前に特異的プライマーを用いて増幅される。或いは、組み込みフラグメントの代わりに特異的プローブと接触させる前に核酸を標識する。場合により試料との接触の前に特異的プローブを固体担体(例えば限定しないがフィルター、ストリップ又はビーズ)に結合させる。
【0127】
4.EE−GM3ダイズ植物物質の接合生殖性ステータスのPCR計測定のプロトコル
4.1.プライマー
優良イベントの挿入の前の野生型遺伝子座のヌクレオチド配列を認識する2つのプライマーを、それらが相互に指向し、そして除草剤耐性遺伝子を中間に含む外来性DNAの挿入部位を有するように設計した。このプライマーセットは、外来性DNA配列に相補でありフランキングDNAを指向している第3のプライマーと一緒になって、EE−GM3特異的配列並びに野生型配列の同時PCR増幅を可能とする。
以下のプライマーがEE−GM3DNA上の接合生殖性採点PCR反応において特に明確で再現性のある結果をもたらすことがわかった。
SMP187: 5'- ATA.TCA.ACC.CgT.AgC.TCg.AC-3'(配列番号6)
(標的:3’フランキング配列上流の野生型植物DNA)
SOY029 5' -CAA.ggC.CTC.gAg.ATT.ATC -3'(配列番号5)
(標的:3’フランキング配列の植物DNA)
5'- ggC.ATT.AAA.TTg.gTg.AAA.ATT.gC-3'(配列番号7)
(標的:インサートDNA)
【0128】
4.2.増幅されるフラグメント
PCR反応で予測される増幅されるフラグメントは以下の通りである。
プライマー対SMP187−SOY029の場合:319bp(野生型遺伝子座)
プライマー対STV019−SOY029の場合:706bp(EE−GM3遺伝子座)
【0129】
4.3.鋳型DNA
鋳型DNAはEdwards et al. (Nucleic Acid Research, 19, pl349, 1991)に従ってリーフパンチ葉片から調製した。他の方法で調製したDNAを使用する場合、鋳型の種々異なる量を利用するテストランを実施しなければならない。通常はゲノム鋳型DNA25又は50ngが最良の結果をもたらす。
【0130】
4.4.割り付ける陽性及び陰性対照
誤った陽性又は陰性を回避するためには以下の陽性及び陰性対照がPCRランに包含されなければならない。
− マスターミックス対照(DNA陰性対照)。これは反応にDNAを加えないPCRである。予測される結果であるPCR産物無しが観察される場合、これはPCRカクテルに標的DNAが混在していなかったことを指す。
− DNA陽性対照(トランスジェニック配列を含有することがわかっているゲノムDNA試料)。この陽性対照の増幅の成功は標的配列の増幅を可能にする条件下にPCRがランされたことを示す。
− 野生型DNA対照。これは与えられた鋳型DNAが非トランスジェニック植物から調製されたゲノムDNAであるPCRである。予測される結果であるトランスジェニックPCR産物の増幅無し、ただし内因性PCR産物の増幅有りが観察される場合、これはゲノムDNA試料中に検出可能なトランスジーンのバックグラウンド増幅が無いことを示している。
【0131】
4.5.PCR条件
最適な結果は以下の条件下に得られた。明らかに、他のTaqポリメラーゼ、例えばGO−Taqも使用することができ、そしてその場合、条件を供給元の推奨に従って変えることができる。
−25μl反応用PCRミックスは下記のものを含有する。
xμLの鋳型DNA(25ng)
2.5μLの10x増幅緩衝液(Taqポリメラーゼの製造元により供給)
0.5μLの10mMdNTP類
0.5μLのSNP187(10ピコモル/μL)
0.5μLのSOY019(10ピコモル/μL)
1μLのSOY029(10ピコモル/μL)
0.1μLのTaqDNAポリメラーゼ(5単位/μL)
25μL定容とする水
−最適な結果のために従うべき熱サイクリングプロファイルは以下の通りである。
95℃4分間
次いで: 95℃1分間
57℃1分間
72℃2分間
5サイクル
次いで: 92℃30秒
57℃30秒
72℃1分間
25サイクル
次いで: 72℃10分間
【0132】
4.6.アガロースゲル分析
PCRの結果を最適に可視化するために、PCR試料10〜20μLを適切な分子量マーカー(例えば100bpラダーPharmacia)と共に1.5%アガロースゲル(Trisホウ酸塩緩衝液)上にアプライしなければならないとした。
【0133】
4.7.結果のバリデーション
単一のPCRラン及び単一のPCRマスターミックスの内部におけるトランスジェニック植物DNA試料から得られたデータは、以下が成立しない限り許容してはならないとした。
−陽性対照が予測されたPCR産物を示す(トランスジェニック標的増幅);
−野生型陽性DNA対照が予測された結果を示す(野生型標的増幅);
−陰性対照がPCR増幅に関して陰性である(フラグメント無し)。
予測されたサイズのトランスジェニックPCR産物の目視可能な量を示し、そして野生型PCR産物の目視可能な量を示さないレーンは、ゲノムDNA鋳型の調製元の相当する植物がトランスジェニック遺伝子カセットに関してホモ接合であることを示している。
トランスジェニック及び野生型PCR産物の目視可能な量を示すレーンは、ゲノム鋳型DNAの調製元の相当する植物がトランスジェニック遺伝子カセットに関して半接合であることを示している。トランスジェニックPCR産物の目視可能な量を示さず、そして野生型PCR産物の目視可能な量を示しているレーンは、ゲノム鋳型DNAの調製元の相当する植物がアッセイ対象であるトランスジェニック配列を受け継いでおらず、従って野生型遺伝子座に関してホモ接合であることを示している。
トランスジェニック及び野生型のPCR産物の目視可能な量を示さないレーンはゲノムDNAの質及び/又は量がPCR産物を発生させることができなかったことを示している。これらの植物は採点することができない。ゲノムDNA調製は反復しなければならず、そして適切な対照を用いながら新たなPCRランを実施しなければならない。
【0134】
4.8.EE−GM3含有植物の接合生殖性ステータスの識別のための接合生殖性採点プロトコルの使用
図3は多くのダイズ植物試料上のEE−GM3に関する接合生殖性採点PCRを用いて得られた結果を示す。レーン2及び5中の試料は優良イベントEE−GM3に関して特徴的なPCRフラグメント(706bp)のみを含有していることがわかったのに対し、レーン4、6及び7の試料はwt遺伝子座の存在に関して特徴的なフラグメントのみを含有していた。レーン3,8及び9は両方のフラグメントを含有していた。従ってレーン2及び5はホモ接合型でEE−GM3を含有し、レーン3,8及び9は半接合型でEE−GM3を含有し、そしてレーン4、6及び7はホモ接合型でwt遺伝子座を含有している(EE−GM3については不対)。レーン10は陰性対照(水)試料を示し、そしてレーン1及び11は分子量マーカー(100bpラダー)を示す。
【0135】
5.好ましい栽培変種植物内へのEE−GM3のイントログレッション
優良イベントEE−GM3は反復逆交雑により、商業的なダイズ栽培品種、例えば限定しないがダイズ栽培品種(Soybean Cultivar)7631014 (US2009252860);ダイズ栽培品種 7431014 (US2009252859);ダイズ栽培品種 7925084 (US2009252858);ダイズ栽培品種 7311153 (US2009252857);ダイズ栽培品種 S070159 (US2009252856);ダイズ栽培品種 7535357 (US2009246353);ダイズ栽培品種 S070160 (US2009246352);ダイズ栽培品種 26074414 (US2009249508);ダイズ栽培品種7509171 (US2009249507);ダイズ栽培品種 S070158 (US2009246351);ダイズ栽培品種 7511119 (US2009249506);ダイズ栽培品種 7113111 (US2009238945);ダイズ栽培品種 S06-02RM018047 (US7592518);ダイズ栽培品種 7013345 (US2009232957);ダイズ栽培品種 7041461 (US2009235376);ダイズ栽培品種 7549450 (US2009232956);ダイズ栽培品種 7317090 (US2009232955);ダイズ栽培品種 2N2V58015 (US2009226597);ダイズ栽培品種 7243182 (US2009226596);ダイズ栽培品種 7143182 (US2009226595);ダイズ栽培品種 7043182 (US2009220673);ダイズ栽培品種 S070157 (US2009222950);ダイズ栽培品種 306924721 (US2009220672);ダイズ栽培品種 7614385 (US2009220671);ダイズ栽培品種 7925118 (US2009214750);ダイズ栽培品種 7821295 (US2009214749);ダイズ栽培品種 7811336 (US2009214748);ダイズ栽培品種 S070150 (US2009214747);ダイズ栽培品種 6214260 (US2009214746);ダイズ栽培品種 S070152 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【0136】
これらの栽培変種植物内への優良イベントのイントログレッションはこれらの栽培変種植物の所望の表現型又は作物学的な特性の何れにも大きく影響しない(収量障害無し)のに対し、グリホセート及び/又はイソキサフルトール耐性により測定されるトランスジーンの発現は商業的に許容できるレベルに合致していることがわかる。これらによりイベントEE−GM3のステータスが優良イベントであることが確認できる。
【0137】
優良イベントEE−GM3は市販されているその他のダイズイベント1つ以上、例えば限定しないが他の除草剤耐性イベント、例えばUSDA−APHIS申立書:09−349−01p、09−201−01p、09−183−01p、09−082−01p、09−015−01p、06−354−01p、06−271−01p、06−178−01p、98−238−01p、98−014−01p、97−008−01p、96−068−01p、95−335−01p、93−258−01pに記載のイベント(例えばwww.aphis.usda.gov/brs/not_reg.html参照)、又はUS2006−282915に記載のイベントMON89788(グリホセート耐性)、WO2008/054747に記載のイベントDP−305423−1(高オレイン酸/ALS阻害剤耐性)、WO20061108674又はWO20061108675にそれぞれ記載のイベントA2704−12及びA5547−127(グルフォシネート耐性)、US2009130071に記載のMON87701、US2009036308に記載のイベント3560.4.3.5、US2008312082に記載のイベントDP−305423−1、又はWO2010/080829のイベントBPS−CV127−9(Event127)と好都合に組み合わせてよい。
【0138】
以下の請求項において使用する場合、特段の記載が無い限り、「植物」という用語は何れかの成熟段階の植物組織、並びに何れかのそのような植物から採取されるか誘導された何れかの細胞、組織、又は器官、例えば限定しないが、何れかの種子、葉、幹、花、根、単細胞、配偶子、細胞培養物、組織培養物又はプロトプラストを包含することを意図している。
【0139】
優良イベントEE−GM3を含むレファレンス種子はNCIMBアクセッション番号NCIMB41659の下2009年10月12日にNCIMB(Ferguson Building, Craibstone Estate, Bucksburn, Aberdeen AB9YA, Scotland)に32−RRMM−0531として寄託されており、そしてその品種は確認されている。EE−GM3の別名はイベントFG−072、又はイベントMST−FGA72−3である。
【0140】
本発明の上記記載は例示であって、限定的なものではない。
【0141】
記載した実施形態における種々の変化又は変更は当業者が想到し得るものである。これらは本発明の精神又は範囲を逸脱することなく行うことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3を識別するための方法であって、方法がEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブを用いたEE−GM3特異的領域の検出を含む、上記方法。
【請求項2】
プライマー少なくとも2つを用いたポリメラーゼ連鎖反応を用いて該生物学的試料中に存在する核酸から5〜1000bpのDNAフラグメントを増幅することを含み、ここで、該プライマーの一方はEE−GM3中に存在する除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域、ここで該5’フランキング領域はヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列を含むもの、又はEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域、ここで該3’フランキング領域はヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列を含むもの、を認識し、該プライマーの他方のプライマーはヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体のヌクレオチド配列、又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列を含む外来性DNA内部の配列を認識するか、又は、該プライマーの他方のプライマーは配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体を含むか、又はヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体を含む、外来性DNA内部の配列を認識する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
5’フランキング領域を認識する該プライマーはヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列から選択される17から200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーはヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーは、ヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体のヌクレオチド配列、又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又はヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個の連続ヌクレオチドを含む、請求項2記載の方法。
【請求項4】
5’フランキング領域を認識する該プライマーがその最3’末端においてヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又はEE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーがその最3’末端においてヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、ヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体のヌクレオチド配列、又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又はヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記プライマーがそれぞれ配列番号5及び配列番号4の配列、又は、それぞれ配列番号7及び配列番号4の配列を含む請求項4記載の方法。
【請求項6】
EE−GM3PCR Identification Protocolを用いる約263又は706bpのフラグメントを増幅することを包含する、請求項5記載の方法。
【請求項7】
EE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域を認識するプライマー1つ、ここで該5’フランキング領域はヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列を含むもの、又はEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域を認識するプライマー1つ、ここで該3’フランキング領域はヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列を含むもの、及び外来性DNA内部の配列を認識するプライマー1つ、ここで該外来性DNAはヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体のヌクレオチド配列、又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又はヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体を含むもの、を含むキット。
【請求項8】
該プライマーはヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列から選択される17から200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーはヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、ヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体のヌクレオチド配列、又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又はヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個の連続ヌクレオチドを含む、請求項7記載のキット。
【請求項9】
5’フランキング領域を認識する該プライマーがその最3’末端においてヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又はEE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーがその最3’末端においてヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、ヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの配列番号2の相補体のヌクレオチド配列、又はヌクレオチド1からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又はヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までの配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、請求項7記載のキット。
【請求項10】
配列番号4の配列を含むプライマー及び配列番号5の配列を含むプライマー又は配列番号5の配列を含むプライマーおよび配列番号7の配列を含むプライマーを含む請求項7記載のキット。
【請求項11】
最適な検出条件下においてEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域内部の配列を特異的に認識する配列を含むEE−GM3特異的検出における使用に適するプライマーであって、該5’フランキング領域はヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列を含み、そして該3’フランキング領域はヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列を含む上記プライマー。
【請求項12】
該プライマーがヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列から選択される17から200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又はヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む請求項11記載のプライマー。
【請求項13】
該プライマーが、その最3’末端において、ヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又はヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む請求項11記載のプライマー。
【請求項14】
配列番号5の配列をその最3’末端に含むプライマー。
【請求項15】
配列番号5の配列をその最3’末端に含む第1のプライマー及び配列番号4の配列をその最3’末端に含む第2のプライマーを含むプライマー対。
【請求項16】
EE−GM3に対して特異的なプローブに生物学的試料の核酸をハイブリダイズさせることを含む請求項1記載の方法。
【請求項17】
該特異的プローブの配列が、EE−GM3の5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに近接する外来性DNAの配列の部分を含む配列と配列同一性少なくとも80%を有する請求項16記載の方法。
【請求項18】
該特異的プローブの配列がヌクレオチド1431から1472までの配列番号2又はヌクレオチド220〜261の配列番号3、又は該配列の相補体と配列同一性少なくとも80%を有する請求項17記載の方法。
【請求項19】
EE−GM3の特定の領域に特異的にハイブリダイズすることができる特異的プローブを含むキット。
【請求項20】
該特異的プローブの配列がEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列の部分及びそれに近接する外来性DNAの配列を含む配列と配列同一性少なくとも80%を有する請求項19記載のキット。
【請求項21】
該特異的プローブの配列がヌクレオチド1441から1462までの配列番号2又はヌクレオチド230から251までの配列番号3、又は該配列の相補体と配列同一性少なくとも80%を有するヌクレオチド配列を含む請求項20記載のキット。
【請求項22】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3の識別のための特異的プローブ。
【請求項23】
EE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに近接する外来性DNAの配列の部分の配列又はその相補体と配列同一性少なくとも80%を有するヌクレオチド配列を含む請求項22記載のプローブ。
【請求項24】
ヌクレオチド1441から1462までの配列番号2又はヌクレオチド230から251までの配列番号3、又は該配列の相補体と配列同一性少なくとも80%を有する請求項23記載のプローブ。
【請求項25】
ヌクレオチド1441から1462までの配列番号2又はヌクレオチド230から251までの配列番号3、又は該配列の相補体と本質的に類似のヌクレオチド配列を含む特異的プローブ。
【請求項26】
種子の純度を確認するための方法であって、方法が種子試料中のEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM3特異的領域の検出を含む上記方法。
【請求項27】
EE−GM3の存在に関して種子をスクリーニングするための方法であって、方法が種子ロットの試料中のEE−GM3中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM3特異的領域の検出を含む上記方法。
【請求項28】
優良イベントEE−GM3を含む植物、植物、植物性物質又は種子の接合生殖性を測定するための方法であって、該方法が、プライマー少なくとも3つによるポリメラーゼ連鎖反応を用いてこれら生物学的試料中に存在する核酸から100〜1000bpのDNAフラグメントを増幅することを包含し、ここで該プライマーの2つは配列番号5のヌクレオチド配列を含むプライマー又は配列番号6のヌクレオチド配列を含むプライマーのような予備挿入植物DNAを特異的に認識するものであり、該プライマーの3番目は配列番号7のヌクレオチド配列のような外来性DNA内部の配列を認識するものである、上記方法。
【請求項29】
標的核酸配列の再利用を介してプローブ:標的核酸の比を増幅する実質的に相補な標識された核酸とのハイブリダイゼーションを介して生物学的試料中の優良イベントEE−GM3の存在を検出するための方法であって、該方法が下記工程:
a)該標的核酸配列を、ヌクレオチド1452からヌクレオチド1469までの配列番号2のヌクレオチド配列又はその相補体を含む第1の核酸オリゴヌクレオチド、又は、ヌクレオチド223からヌクレオチド240までの配列3のヌクレオチド配列又はその相補体を含む該第1の核酸オリゴヌクレオチドにハイブリダイズさせること;
b)該標的核酸配列をヌクレオチド1434からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列又はその相補体を含む第2の核酸オリゴヌクレオチド、又はヌクレオチド241からヌクレオチド258までの配列番号3のヌクレオチド配列又はその相補体を含む該標識された核酸プローブにハイブリダイズさせること、ここで、該第1及び第2のオリゴヌクレオチドはヌクレオチド少なくとも1つで重複しており、そしてここで該第1又は該第2のオリゴヌクレオチドの何れかが標識されて該標識された核酸プローブとなるもの;
c)選択的プローブ切断を起こすことによりデュプレックス解離をもたらす酵素によりプローブ:標的核酸配列デュプレックス内部の標識されたプローブのみを切断し、標的配列は未損傷のままとすること;
d)工程(a)から(c)を反復することによる標的核酸配列の再使用;
e)切断された標識されたプローブを検出することにより、該標的核酸配列の存在を測定すること;
を含む上記方法。
【請求項30】
各々がそのゲノム内に優良イベントEE−GM3を含むトランスジェニックダイズ植物、又はその細胞、部分、種子又は子孫であって、該イベントを含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されている上記トランスジェニックダイズ植物、又はその細胞、部分、種子又は子孫。
【請求項31】
請求項30記載のトランスジェニックダイズ植物、種子、細胞、部分又は子孫であって、そのゲノムDNAが、それぞれ配列番号4及び配列番号5のヌクレオチド配列を含むプライマー2つでEE−GM3に関する優良イベントIdentification Protocolを用いながら分析した場合に、約263bpのDNAフラグメントを与える上記トランスジェニックダイズ植物、種子、細胞、部分又は子孫。
【請求項32】
寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されている優良イベントEE−GM3を含む種子又はそれからの誘導物。
【請求項33】
請求項32から得ることができる優良イベントEE−GM3を含むダイズ植物、植物部分、細胞又は組織、又は種子。
【請求項34】
寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託された種子から生育させたダイズ植物の増殖及び/又はそれとの交配により得ることができる、自身のゲノム内に優良イベントEE−GM3を各々が含んでいるダイズ植物、又はその種子、細胞又は組織。
【請求項35】
優良イベントEE−GM3を含むダイズ種子であって、該イベントを含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されている上記種子。
【請求項36】
請求項35記載の種子から得ることができる優良イベントEE−GM3を含むトランスジェニックダイズ植物、細胞又は組織。
【請求項37】
請求項30から36の何れか1項に記載の植物を別のダイズ植物と交雑させること、及び、該交雑から得られた種子を植えることを含む優良イベントEE−GM3を含むダイズ植物又は種子を生産するための方法。
【請求項38】
優良イベントEE−GM3を含むダイズゲノムDNA。
【請求項39】
ヌクレオチド1441からヌクレオチド1452の配列番号2又はヌクレオチド230からヌクレオチド251までの配列番号3又は該配列番号の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。
【請求項40】
ヌクレオチド1431からヌクレオチド1462の配列番号2又はヌクレオチド220から261までの配列番号3又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む請求項40記載の単離された核酸分子。
【請求項41】
下記のヌクレオチド配列:
a)ヌクレオチド1から1451までの配列番号2のヌクレオチド配列;
b)ヌクレオチド6760からヌクレオチド6958までの配列番号1のヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
c)ヌクレオチド6874からヌクレオチド7298までの配列番号1のヌクレオチド配列:
d)ヌクレオチド7からヌクレオチド7291までの配列番号1のヌクレオチド配列;
e)ヌクレオチド12からヌクレオチド7265までの配列番号1のヌクレオチド配列;
f)ヌクレオチド217からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列;及び、
g)ヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3のヌクレオチド配列;
を順次自身のゲノム内に含むダイズ植物。
【請求項42】
下記のヌクレオチド配列:
a)ヌクレオチド1から1451までの配列番号2のヌクレオチド配列;
b)ヌクレオチド6760からヌクレオチド6958までの配列番号1のヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
c)ヌクレオチド6874からヌクレオチド7298までの配列番号1のヌクレオチド配列:
d)ヌクレオチド7からヌクレオチド7291までの配列番号1のヌクレオチド配列;
e)ヌクレオチド12からヌクレオチド7265までの配列番号1のヌクレオチド配列;
f)ヌクレオチド217からヌクレオチド240までの配列番号3のヌクレオチド配列;及び、
g)ヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3のヌクレオチド配列;
を順次含むDNA分子。
【請求項43】
ヌクレオチド1441からヌクレオチド1462の配列番号2に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む核酸分子及びヌクレオチド230から251までの配列番号3に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む核酸分子又は該配列の相補体を含む、イベントEE−GM3を自身のゲノム内に含むトランスジェニックダイズ植物、植物細胞、組織又は種子。
【請求項44】
配列番号2と本質的に同様のヌクレオチド配列を含む核酸分子及び配列番号3と本質的に同様のヌクレオチド配列を含む核酸分子、又は該配列の相補体を含む、イベントEE−GM3を自身のゲノム内に含むダイズ植物、植物細胞、組織、又は種子。
【請求項45】
EE−GM3を含み、そして、ヌクレオチド1431から1472までの配列番号2と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列及びヌクレオチド220から261の配列番号3と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列、又は該配列の相補体を自身の細胞のゲノム内に含む、ダイズ植物、細胞又は種子。
【請求項46】
配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体との少なくとも99%の配列同一性、ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638の配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体との少なくとも99%の配列同一性、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体との少なくとも99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む核酸分子を自身のゲノム内に含む、ダイズ植物、植物細胞、組織、又は種子。
【請求項47】
配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズする、又はヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638の配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体とハイブリダイズする、又は、配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体とハイブリダイズする核酸分子を自身のゲノム内に含む、ダイズ植物、植物細胞、組織、又は種子。
【請求項48】
ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638の配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体と少なくとも99%の配列番号同一性を有するヌクレオチド配列、又は配列番号11又はその相補体に少なくとも99%の配列番号同一性を有するヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。
【請求項49】
ヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638の配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズするか、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−511293(P2013−511293A)
【公表日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−541170(P2012−541170)
【出願日】平成22年11月23日(2010.11.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/057869
【国際公開番号】WO2011/063411
【国際公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(512135126)バイエル・クロップサイエンス・エヌ・ヴェー (5)
【氏名又は名称原語表記】BAYER CROPSCIENCE N.V.
【出願人】(512135137)エムエス・テクノロジーズ・エルエルシー (2)
【氏名又は名称原語表記】MS TECHNOLOGIES LLC
【Fターム(参考)】