説明

充電システム、キオスク、及び電力貯蔵装置に電流を供給する方法

【課題】電力貯蔵装置に電流を供給する際に使用するための充電システムを提供する。
【解決手段】充電システム(300)は、充電動作を遂行するために電力貯蔵装置(106)に結合されるように構成された充電装置(104)と、前記充電装置に結合されたキオスク(302)とを含む。前記キオスクは、前記充電装置から充電動作についての価格データを受け取り、前記価格データを表示し、前記価格データを容認できるようにし、そして前記価格データが容認された場合に充電動作を開始することを前記充電装置に許可するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、一般的に云えば、充電装置に関し、より詳しく云えば、充電システム、キオスク(kiosk) 、及び電力貯蔵装置に電流を供給する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気自動車及び/又はハイブリッド型電気自動車が広まるにつれて、それに関連して、このような電気自動車への電気エネルギの供給を管理する必要性が増大している。更に、このような電気自動車の使用の増大によって、安全で効率の良い充電装置又は充電ステーションを提供する必要性が生じている。
【0003】
少なくとも幾つかの既知の充電ステーションは、電気自動車に取外し可能に結合することのできる電力ケーブル又は他の導体を含んでいる。これらの充電ステーションは電気事業者の配電網又は別の電源から電気を受け取って、電力ケーブルを介して電気自動車に電気を供給する。
【0004】
駐車場のような公共の場所に複数の充電ステーションを配置することができる。このような充電ステーションは、電気自動車に供給された電気の料金をユーザーに請求するためにユーザーの1つ以上の銀行口座に請求書を送ることができる。しかしながら、このような状況では、各々の充電ステーションは、ユーザーの銀行口座に対する請求サービスを調整し及び/又は提供するために支払い処理装置への別々の接続を必要とすることがある。
【0005】
更に、ユーザーは、たとえあったとしても、どの充電ステーションが電気自動車を充電するのに利用可能であるか知らないことがある。例えば、1つ以上の充電ステーションが運転休止中であり及び/又は別の電気自動車に使用するために予約されていることがある。ユーザーが使用したい充電ステーションが利用できない場合、ユーザーは、他の充電ステーションが利用可能であるかどうか確認するために、駐車場内の他の場所へ移動しなければならないことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第7984852号
【発明の概要】
【0007】
一実施形態では、電力貯蔵装置に電流を供給する際に使用するための充電システムが提供される。本システムは、充電動作を遂行するために電力貯蔵装置に結合されるように構成された充電装置と、前記充電装置に結合されたキオスクとを含む。前記キオスクは、前記充電装置から充電動作についての価格データを受け取り、前記価格データを表示し、前記価格データを容認できるようにし、そして前記価格データが容認された場合に充電動作を開始することを前記充電装置に許可するように構成される。
【0008】
別の実施形態では、充電装置を含む充電システムに使用するためのキオスクが提供される。本キオスクは、前記充電装置から充電動作についての価格データを受け取って、前記価格データを表示するようにプログラムされたプロセッサを含む。前記プロセッサはまた、前記価格データを容認できるようにし、そして前記価格データが容認された場合に充電動作を開始することを前記充電装置に許可するようにプログラムされる。
【0009】
更に別の実施形態では、電力貯蔵装置に電流を供給する方法が提供されるる。本方法は、充電装置から充電動作についての価格データを受け取る段階、及び前記価格データを表示する段階を含む。本方法はまた、前記価格データを容認できるようにする段階、及び前記価格データが容認された場合に充電動作を開始することを前記充電装置に許可する段階を含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、電気自動車に充電するための模範的なシステムのブロック図である。
【図2】図2は、図1に示されたシステムに用いることのできる模範的な充電装置のブロック図である。
【図3】図3は、図2に示された充電装置に用いることのできる模範的な充電システムのブロック図である。
【図4】図4は、図3に示された充電システムに用いることのできる、電力貯蔵装置に電流を供給する模範的な方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本書に記載のように、充電システムは、キオスクと、複数の充電装置と、支払い処理システムと、サーバを含む。キオスクは、電力貯蔵装置について充電動作を遂行するのに利用可能である充電装置を決定し、また利用可能な充電装置のリストをユーザーに対して表示する。キオスクはまた、各充電装置についての価格データを表示して、ユーザーが充電動作を遂行する充電装置を選択できるようにする。ユーザーがキオスクに支払い情報を入力すると、キオスクは該支払い情報を支払い処理システムへ送って、充電動作についての支払いを事前承認するか又は充電動作について前払いするようにする。一実施形態では、ユーザーは充電動作のために用いる金額を選択することにより、充電動作の費用がユーザーによって選択した金額に達したとき充電動作が終了するようにすることができる。キオスクは、支払いが承認され又は事前承認された場合に充電動作を開始するように充電装置に信号を送る。充電装置は電力貯蔵装置にエネルギ(例えば、電流)を供給して、充電動作が終了したとき(例えば、充電動作が完了したとき及び/又は他の理由で停止されたとき)をキオスクに通知する。充電装置はまた、電力貯蔵装置に供給されたエネルギの費用又は充電動作の持続時間を含む充電データをキオスクへ送る。キオスクは、供給されたエネルギの費用を、ユーザーに請求するために支払い処理システムへ送る。従って、本書に記載のように、ユーザーは、どの充電装置が充電動作を遂行するのに利用可能であるかを素早く且つ効率よく決定することができ、また各充電装置が遂行することのできる充電動作の予想価格を決定することができる。
【0012】
実施形態によっては、用語「電気自動車」とは、一般に、1つ以上の電動機を含む車両を表す。電気自動車によって使用されるエネルギは、様々な供給源から、例えば、限定するものではないが、車載の再充電可能な畜電池及び/又は車載の燃料電池から得ることができる。一実施形態では、電気自動車はハイブリッド型電気自動車であり、これは、例えば、制動によって発生されたエネルギを取得して貯蔵する。ハイブリッド型電気自動車によっては、畜電池のような電源に貯蔵されたエネルギを使用して、アイドリング時に動作し続けて、燃料を節約する。ハイブリッド型電気自動車によっては、電源出力のような電源コンセントにフラグを差し込むことによって蓄電池を再充電することが可能である。従って、本書で用いられる用語「電気自動車」とは、例えば電力網を介して、電気エネルギを供給することのできるハイブリッド型電気自動車などの任意の車両を表すことができる。
【0013】
図1は、電気自動車102に充電する、すなわち、電気を供給する際に使用するための模範的なシステム100を例示する。模範的な実施形態では、システム100は、電気自動車102に結合された充電装置104を含む。電気自動車102は、電動機108に結合された(蓄電池及び/又は他の貯蔵装置のような)少なくとも1つの電力貯蔵装置106を含む。模範的な実施形態では、電気自動車102はまた、電力貯蔵装置106に結合された車両制御装置110を含む。
【0014】
模範的な実施形態では、充電装置104は、少なくとも1つの電力コンジット(conduit) 112によって電力貯蔵装置106と車両制御装置110とに取外し可能に結合される。この代わりに、充電装置104は、任意の他の1つ又は複数のコンジットによって電力貯蔵装置106及び/又は車両制御装置110に結合することができ、並びに/又は充電装置104は、コンジット112が何ら使用されないような、無線データ・リンク(図示せず)によって及び/又は誘導結合によって車両制御装置110に結合することができる。模範的な実施形態では、電力コンジット112は、電気自動車102内の電力貯蔵装置106及び/又は任意の他の構成要素に電気を供給するための少なくとも1つの導体(図示せず)を含むと共に、電気自動車102内の車両制御装置110及び/又は任意の他の構成要素へデータを伝送し且つそれらからデータを受け取る少なくとも1つの導体(図示せず)を含む。この代わりに、電力コンジット112は、電力及び/又はデータを送り及び/又は受け取る単一の導体を含むことができ、或いは、システム100が本書に記載のように機能できるようにする任意の数の導体を含むことができる。模範的な実施形態では、充電装置104は、電源114(例えば、電気事業者の電力網、発電機、蓄電池、及び/又は充電装置104に電気を供給する任意の他の装置又はシステム)に結合される。
【0015】
模範的な実施形態では、車両制御装置110は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリ装置を含む。プロセッサは任意の適当なプログラミング可能な回路を含み、これは、1つ以上のシステム及びマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、縮小命令セット回路(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理回路(PLC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、並びに本書で述べる機能を実行することのできる任意の他の回路を含むことができる。上記の例は模範的なものに過ぎず、従って、用語「プロセッサ」の定義及び/又は意味を制限しようとするものではない。メモリ装置は、コンピュータ読取り可能な記憶媒体、例えば、限定するものではないが、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュ・メモリ、ハードディスク駆動装置、固体駆動装置、ディスケット、フラッシュ駆動装置、コンパクト・ディスク、ディジタル・ビデオ・ディスク、並びに/又はプロセッサが命令及び/又はデータを保存、検索及び/又は実行するのを可能にする任意の適当なメモリ装置を含む。
【0016】
動作させる際、模範的な実施形態では、ユーザーが電力コンジット112により電力貯蔵装置106を充電装置104に結合する。充電装置104は、キオスク(図1に示していない)のような遠隔の装置と通信して、ユーザーを認証し、支払い情報を処理し、及び/又は電力貯蔵装置106への電力の供給を承認又は許可するように構成される。充電装置104が、電力貯蔵装置106へ電力を供給することの承認又は許可を表す信号を、遠隔の装置から受け取った場合、充電装置104は電源114から電力を受け取って、電力コンジット112を介して該電力を電力貯蔵装置106へ供給する。充電装置104は、無線で、及び/又は電力コンジット112を介して、及び/又は任意の他のコンジットを介して、車両制御装置110と通信して、電力貯蔵装置106への電力の供給を制御し及び/又は監視する。例えば、車両制御装置110は、電力貯蔵装置106の充電レベルを表す信号、並びに/又は充電装置104によって供給すべき所望の電力の量及び/又はレートを表す信号を充電装置104へ送る。更に、充電装置104は、電力貯蔵装置106に供給されている電気の量及び/又はレートを表す信号を車両制御装置110へ送る。これに加えて又はこの代わりに、充電装置104及び/又は車両制御装置110は、システム100が本書に記載のように機能できるようにする任意の他の信号又はメッセージを送り及び/又は受け取ることができる。電力貯蔵装置106が所望のレベルまで充電されたとき、充電装置104は電力貯蔵装置106へ電力を供給するの停止し、そこでユーザーは電力貯蔵装置106から電力コンジット112を取り外す。
【0017】
図2は、システム100(図1に示す)に使用することのできる模範的な充電装置104のブロック図である。模範的な実施形態では、充電装置104は制御装置200を含み、該制御装置200はプロセッサ202とメモリ装置204を含む。本書でより詳しく説明するように、制御装置200は、ネットワーク・インターフェース206、表示装置208、ユーザー入力装置210、メータ212及び電流制御装置214に結合される。
【0018】
プロセッサ202は、任意の適当なプログラミング可能な回路を含み、これは、1つ以上のシステム及びマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、縮小命令セット回路(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理回路(PLC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、並びに本書で述べる機能を実行することのできる任意の他の回路を含むことができる。上記の例は模範的なものに過ぎず、従って、用語「プロセッサ」の定義及び/又は意味を制限しようとするものではない。メモリ装置204は、コンピュータ読取り可能な記憶媒体、例えば、限定するものではないが、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュ・メモリ、ハードディスク駆動装置、固体駆動装置、ディスケット、フラッシュ駆動装置、コンパクト・ディスク、ディジタル・ビデオ・ディスク、並びに/又はプロセッサ202が命令及び/又はデータを保存、検索及び/又は実行するのを可能にする任意の適当な装置を含む。
【0019】
ネットワーク・インターフェース206は、模範的な実施形態では、制御装置200と遠隔の装置又はシステムとの間でデータを送り且つ受け取る。模範的な実施形態では、ネットワーク・インターフェース206は、任意の適当なデータ・コンジット(例えば、イーサーネット・ケーブル、勧告基準(RS)485準拠のケーブル、及び/又は充電装置104が本書に記載のように機能できるようにする任意の他のデータ・コンジット)を用いて遠隔の装置又はシステムと通信する。この代わりに、ネットワーク・インターフェース206は、任意の適当な無線プロトコルを用いて1つ以上の遠隔の装置又はシステムと無線通信する。
【0020】
模範的な実施形態では、表示装置208は、真空蛍光表示装置(VFD)及び/又は1つ以上の発光ダイオード(LED)を含む。これに加えて又はこの代わりに、表示装置208は、限定するものではないが、液晶表示装置(LCD)、陰極線管(CRT)、プラズマ表示装置、並びに/又は図形データ及び/又はテキストをユーザーに対して表示することのできる任意の適当な可視出力装置を含むことができる。模範的な実施形態では、電力貯蔵装置106(図1に示す)の充電状態、充電装置104とキオスク(図2に示していない)のような遠隔の装置との間の通信の状態、及び/又は任意の他の情報を、ユーザーに対して表示装置208で表示することができる。
【0021】
ユーザー入力装置210は、限定するものではないが、キーボード、キーパッド、接触感知スクリーン、スクロール・ホイール、ポインティング装置、バーコード読取り装置、磁気カード読取り装置、無線周波識別(RFID)カード読取り装置、非接触型クレジット・カード読取り装置、近距離場通信(NFC)装置読取り装置、音声認識ソフトウエアを用いる音声入力装置、並びに/又はユーザーが充電装置104にデータを入力し及び/又は充電装置104からデータを検索することを可能にする任意の適当な装置を含む。
【0022】
模範的な実施形態では、電流制御装置214は電力コンジット112及びメータ212に結合される。模範的な実施形態では、電流制御装置214は、制御装置200に結合されて、制御装置200によって制御される接触器214である。模範的な実施形態では、制御装置200は、電力コンジット112を通って流れる電流を遮断するように接触器214を作動すなわち開いて、電力貯蔵装置106が電源114(図1に示す)から電気的に切断されるようにする。また、制御装置200は、電流が電力コンジット112を通って流れることができるように接触器214を閉じて、電力貯蔵装置106が電源114に電気的に接続されるようにする。
【0023】
メータ212は、電源114から電力貯蔵装置106へ供給される電流、電圧及び/又は電力を測定及び/又は計算するのに使用するために、電力コンジット112及び制御装置200に結合される。メータ212は、測定された電流、電圧及び/又は電力を表すデータを、制御装置200へ送る。
【0024】
模範的な実施形態では、電流保護装置216がメータ212及び電源114に結合される。電流保護装置216は、電源114から受け取る電流が所定の閾値又は電流限界を超えた場合に、充電装置104を電源114から電気的に隔離又は切断する。模範的な実施形態では、電流保護装置216は回路遮断器である。この代わりに、電流保護装置216は、ヒューズ、継電器、及び/又は電流保護装置216が本書に記載のように機能できるようにする任意の他の装置とすることができる。
【0025】
図3は、1つ以上の電力貯蔵装置に充電する(すなわち、電流を供給する)のに使用するための模範的な充電システム300のブロック図である。模範的な実施形態では、充電システム300は、一台以上の電気自動車102の複数の電力貯蔵装置106に電流を供給する複数の充電装置104を含む。
【0026】
模範的な実施形態では、充電システム300は、1つ以上の充電装置104に通信結合されたキオスク302を含む。キオスク302は支払い処理システム304及び/又はサーバ306に通信結合される。模範的な実施形態では、サーバ306は、1つ以上の所定の条件が満たされたかどうかに基づいて、充電装置104とキオスク302との間の通信を選択的に有効及び無効にする。
【0027】
模範的な実施形態では、キオスク302及び充電装置104は駐車用構造物(立体駐車場)内又は駐車場内に配置される。充電装置104は複数の駐車スペース(図示せず)に近接して配置され、またキオスク302は1つ以上の充電装置104に近接して配置される。支払い処理システム304及びサーバ306は、駐車用構造物及び/又は駐車場から離れて配置される。この代わりに、充電装置104、キオスク302、支払い処理システム304、及び/又はサーバ306は、充電システム300が本書に記載のように機能できるようにする任意の配置構成及び/又は場所に設けることができる。
【0028】
キオスク302は、模範的な実施形態では、ユーザーがキオスク302にアクセスできるようにするスタンド、台又は別の構造物(図示せず)内に組み込まれているコンピュータ端末である。模範的な実施形態では、キオスク302は、少なくとも1つのプロセッサ308、少なくとも1つのメモリ装置310、少なくとも1つのユーザー入力装置312、少なくとも1つの表示装置314、及び少なくとも1つの通信インターフェース316を含む。
【0029】
プロセッサ308は、任意の適当なプログラム可能な回路を含み、これは、1つ以上のシステム及びマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、縮小命令セット回路(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理回路(PLC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、並びに本書で述べる機能を実行できるようにする任意の他の回路を含むことができる。上記の例は模範的なものに過ぎず、従って、用語「プロセッサ」の定義及び/又は意味を制限しようとするものではない。
【0030】
メモリ装置310は、コンピュータ読取り可能な記憶媒体、例えば、限定するものではないが、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュ・メモリ、ハードディスク駆動装置、固体駆動装置、ディスケット、フラッシュ駆動装置、コンパクト・ディスク、ディジタル・ビデオ・ディスク、及び/又は任意の適当なメモリ装置を含む。模範的な実施形態では、メモリ装置310は、プロセッサ308が本書で述べるキオスク302の機能を遂行できるようにする、プロセッサ308によって実行可能であるデータ及び/又は命令を含む(すなわち、プロセッサ30は命令によってプログラムされる)。
【0031】
ユーザー入力装置312は、限定するものではないが、キーボード、キーパッド、接触感知スクリーン、マウス、スクロール・ホイール、ポインティング装置、音声認識ソフトウエアを用いる音声入力装置、及び/又はユーザーがキオスク302にデータを入力できるようにする任意の適当な装置を含む。表示装置314は、限定するものではないが、液晶表示装置(LCD)、真空蛍光表示装置(VFD)、陰極線管(CRT)、プラズマ表示装置、発光ダイオード(LED)表示装置、1つ以上のLED、並びに/又は図形データ及び/又はテキストをユーザーに対して表示することのできる任意の適当な可視出力装置を含む。
【0032】
通信インターフェース316は、限定するものではないが、ネットワーク・インターフェース制御装置(NIC)、ネットワーク・アダプタ、トランシーバ、公衆交換電話網(PSTN)インターフェース制御装置、又はキオスク302が本書に記載のように動作できるようにする任意の他の通信装置を含む。模範的な実施形態では、通信インターフェース316は、有線イーサーネット・プロトコル及び/又は無線イーサーネット・プロトコルを使用して、キオスク302が充電装置104、支払い処理システム304及び/又はサーバ306と通信できるようにする。この代わりに、通信インターフェース316は、充電装置104、支払い処理システム304及び/又はサーバ306と通信するために、電力線通信プロトコル及び/又は任意の他の適当なプロトコルを使用する。
【0033】
模範的な実施形態では、支払い処理システム304及びサーバ306は、各々、少なくとも1つのプロセッサ308及び少なくとも1つのメモリ装置310を含む。更に、支払い処理システム304及びサーバ306は、各々、互いとの通信及び/又はキオスク302との通信に使用するために少なくとも1つの通信インターフェース316を含む。
【0034】
動作させる際、ユーザーは、例えば、電気自動車102の電力貯蔵装置106に充電動作を遂行できるように電気自動車102を充電装置104の近くに駐車させることによって、電力貯蔵装置を充電装置104の近くに位置決めする。本書で用いられる用語「充電動作」とは、電流を(例えば、充電装置104によって)電力貯蔵装置106へ供給する処理を表す。
【0035】
ユーザーはユーザー入力装置312を介してキオスク302にアクセスして、本書により詳しく説明されるように、1つ以上の充電装置104が充電のために利用可能であるかどうか決定する。ユーザーは、キオスク302によってユーザーに提示された利用可能な充電装置104のリストから一つの充電装置104を選択する。ユーザーはまた、充電動作の費用をユーザーに請求するためにキオスク302によって使用される支払い又は支払い情報を入力する。キオスク302は、支払い及び/又は支払い情報を表すデータを支払い処理システム304へ送る。
【0036】
模範的な実施形態では、支払い処理システム304は、支払い又は支払い情報を認証し、及び/又は充電処理の予想費用を支払うのに充分な資金がユーザーの支払い口座又はクレジット口座に存在するかどうか検証する。支払い処理システム304は、支払い又は支払い情報が認証され且つ充電動作についての支払いに充分な資金が存在する場合、支払い認証メッセージをキオスク302へ送る。
【0037】
キオスク302は支払い処理システム304から支払い認証メッセージをを受け取ったとき、キオスク302は、選択された充電装置104へ充電許可メッセージ又は信号を送る。その充電装置104は充電動作を開始して、電流が電力貯蔵装置106へ供給される。充電装置104が充電動作を完了したとき、充電動作の費用が充電装置104によって決定されて、キオスク302へ送られる。この代わりに、以下に述べるようにユーザーが充電動作について前払いしている場合、充電装置104は充電動作の費用をキオスク302へ送らない。
【0038】
模範的な実施形態では、キオスク302は、充電動作の費用を、ユーザーによって入力された支払い情報と共に、支払い処理システム304へ送って、充電動作費用をユーザー(すなわち、ユーザーの口座)に請求する。一実施形態では、キオスク302及び/又は充電装置104はまた、充電動作の費用をサーバ306へ送る。サーバ306は、支払い処理システム304から、完了した充電動作についてユーザーに請求された金額を表す領収書及び/又はデータを受け取る。サーバ306は、請求された金額と充電動作の費用とを比較することによって、支払い処理システム304によって請求された支払いの正確さを検証する。サーバ306は、請求された支払いが充電動作の費用に等しくない場合、充電システム300の所有者又はオペレータ、ユーザー、キオスク302、支払い処理システム304、及び/又は任意の他の装置又はシステムへ通知する。
【0039】
図4は、充電システム300(図3に示す)を用いることのできる電気自動車102の電力貯蔵装置106(共に図1に示す)のような電力貯蔵装置に充電する、すなわち、電流を供給する模範的な方法400の流れ図である。模範的な実施形態では、方法400は、メモリ装置310内に記憶された複数の命令で具現され、またキオスク302(図3に示す)のプロセッサ308によって少なくとも部分的に実行される。
【0040】
模範的な実施形態では、方法400は、電力貯蔵装置106について充電動作を遂行するために利用可能である充電装置104(以後、「利用可能な充電装置104」と呼ぶ)を決定する段階402を含む。より具体的に述べると、模範的な実施形態では、ユーザーがキオスク302のユーザー入力装置312を操作して、充電システム300内の利用可能な充電装置104を表示する要求を入力する。キオスク302は、各々の充電装置104が充電動作を遂行するために利用可能であるかどうかを決定するために、キオスク302に結合された各々の充電装置104に要求信号を送る。各々の充電装置104は、充電装置104の利用可能性(すなわち、各々の充電装置が充電動作を遂行するために利用可能であるかどうか)を表す応答をキオスク302へ送る。1つ以上の充電装置104が応答しない場合、キオスク302は、応答のない充電装置104を利用不可能なものとして決定する。
【0041】
一実施形態では、キオスク302から送られた要求信号は、各々の利用可能な充電装置104が、充電装置104の動作を要求している他のキオスク302又は他の装置にとっては利用不可能なものであるとして一時的に予約又は識別されるように作用する。従って、第1の装置(例えば、キオスク302)が充電装置104を利用可能なものとして識別するが、第2の装置が充電装置104を用いて充電動作を開始していて、充電装置104が新しく利用不可能な状態になったことが第1の装置に通知されていないような状況が、防止され易くなる。一実施形態では、各々の利用可能な充電装置104の一時的な予約は、所定の長さの時間が経過した後に消滅させることができ、及び/又は予約を取り消すメッセージをキオスク302から受け取ったときに消滅させることができる。例えば、ユーザーが複数の利用可能な充電装置104の内の1つを選択したとき、キオスク302は、全ての他の(選択されていない)充電装置104についての一時的な予約を取り消すメッセージを送る。
【0042】
このようにして、キオスク302は、充電装置104にアクセスしようとしている装置間及びユーザー間の「競合状態」を防止するのに役立つ。例えば、競合状態は、第1のユーザーがキオスク302をバイパスして(例えば、RFID装置、NFC装置、別のキオスク302、又は別の支払い又は認証装置を用いて)充電装置104にアクセスしているのに対し、第2のユーザーがキオスク302を介して同じ充電装置104にアクセスしようとしている結果として生じることがある。本書で用いられる用語「競合状態」とは、2つ以上の装置が(充電装置104のような)資源を獲得するために競争している状況を表しており、最初に資源にアクセスした装置が該資源を使用することができるが、その他の装置は該資源にアクセスするのが防止される。一実施形態では、競合状態は、資源が1つの装置によって使用されているときに、他の1つの装置に該資源が利用可能であると誤って指示させることがある。
【0043】
代りの実施形態では、キオスク302から送られた要求信号によって、各々の利用可能な充電装置104が一時的に予約されることがないようにする。むしろ、ユーザーにより1つの利用可能な充電装置104を選択して、キオスク302により該選択された充電装置104にメッセージ又は信号を送って、該充電装置104のみを予約する。しかしながら、ユーザーが充電装置104を選択した後に該選択された充電装置104が利用不可能になった場合、キオスク302は、別の充電装置104を選択するようにユーザーに通知する。
【0044】
模範的な実施形態では、キオスク302は各々の充電装置104に要求信号を送って、各々の充電装置104により遂行できる充電動作についての価格データを受け取る。模範的な実施形態では、各々の充電装置104には、充電動作についての価格データがプログラムされている。より具体的に述べると、各々の充電装置104についての価格データが充電システム300の所有者又はオペレータによってサーバ306に入力され、次いでサーバ306はシステム300内の各々の充電装置104へ価格データを送る。価格データは、限定するものではないが、充電動作が実行される時間の単位あたりの価格、及び/又は充電装置104によって(例えば電力貯蔵装置106へ)供給されるエネルギの単位あたりの価格を含む。一実施形態では、価格データはまた、使用時刻別の料金プログラムに基づいた、及び/又はピーク需要価格設定事象に基づいた、及び/又はユーザーの身元に基づいた、及び/又は方法400が本書に記載のように機能できるようにする任意の他の価格構成に基づいた、追加の価格率を含む。ユーザーの身元は、ユーザー入力装置312を介して入力されたユーザー名及び/又はパスワードに基づいて、及び/又はRFID装置、NFC装置又は別の装置からデータを受け取ることによって、及び/又はキオスク302が本書に記載のように機能できるようにする任意の他の識別データを受け取ることによって、キオスク302で決定することができる。これに加えて又はこの代わりに、ユーザーの身元は、キオスク302に関して述べたのと同様な態様で充電装置104によって決定することができる。
【0045】
模範的な実施形態では、各々の充電装置104についての価格データは、第1の充電装置104についての価格データが第2の充電装置104についての価格データから異なるように、相異なることができる。例えば、第1の充電装置104を第2の充電装置104よりも一層望ましい場所に位置決めして、第1の充電装置104によって遂行される充電動作の費用及び/又は価格が、第2の充電装置104によって遂行される充電動作の費用及び/又は価格よりも高くなるようにすることができる。別の例では、第1の充電装置104を、第2の充電装置104よりも短い時間で充電動作を遂行するように構成して、第1の充電装置104によって遂行される充電動作の費用及び/又は価格が、第2の充電装置104によって遂行される充電動作の費用及び/又は価格よりも高くなるようにすることができる。
【0046】
キオスク302は利用可能な充電装置104から価格データを受け取り(段階404)、次いで、ユーザーに対して利用可能な充電装置104のリストを表示装置314で表示する(段階406)。キオスク302はまた、各々の充電装置104について価格データ及び/又は充電動作の予想費用を表示して、ユーザーが装置104を選択する前に各々の充電装置104の充電動作費用及び/又は価格を比較できるようにする。キオスク302はまた、例えば、表示装置314上にユーザーに対してプロンプト(入力催促記号)を表示することによって、価格データを容認(又は拒絶)できるようにし、またユーザー入力装置312が価格データの容認又は拒絶を表すユーザー入力を受け取ることができるようにする。
【0047】
キオスク302は、表示されたリスト(段階406)から利用可能な充電装置104を選択するための入力を、ユーザーから受け取る(段階408)。キオスク302は、充電動作についての支払い情報を入力するようにユーザーに催促して、ユーザー入力装置312を介して支払い情報を受け取る(段階410)。この代わりに、支払い情報は、通信インターフェース316を介して、及び/又はキオスク302の任意の他のインターフェースを介して、受け取ることができる。
【0048】
模範的な実施形態では、キオスク302は、充電動作についての支払いが、支払い情報に基づいて、事前承認されているか又は以下に述べるように承認されているかどうか決定する(段階412)。より具体的に述べると、模範的な実施形態では、キオスク302は、支払い情報を支払い処理システム304へ送る。キオスク302はまた、充電動作の予想費用を支払い処理システム304へ送る。支払い処理システム304は、充電動作の予想費用を支払うための充分な資金及び/又はクレジットが、ユーザーに関する1つ以上の口座で利用可能であるかどうかを決定する。充電動作の予想費用を支払うための充分な資金及び/又はクレジットが存在しない場合、支払い処理システム304は支払い拒否メッセージをキオスク302へ送る。模範的な実施形態では、キオスク302は、支払いが拒否されたことをユーザー及び/又は充電装置104に通知する(段階414)。そこで、ユーザーは代替の支払い形式をキオスク302に入力することができる。ところで、充分な資金及び/又はクレジットが存在する場合は、支払い処理システム304は支払い事前承認メッセージをキオスク302へ送る。
【0049】
別の実施形態では、ユーザーは、充電動作について前払いするための支払い情報をキオスク302に入力する。このような実施形態では、ユーザーは、充電動作の持続時間、充電装置104から電力貯蔵装置106へ供給されるエネルギ量、及び/又は充電動作のために用いられる金額又はクレジットを選択することができる。キオスク302は、支払い情報が、充電処理の費用を前払いするために承認されるかどうかを決定する(段階412)。より具体的に述べると、キオスク302は、ユーザーの1つ以上の口座に、充電動作の費用を請求し又はユーザーによって確認された金額を請求するために、支払い情報を支払い処理システム304へ送る。支払いが支払い処理システム304によって承認された場合、キオスク302は、電力貯蔵装置106に供給すべきエネルギ量及び/又は充電動作の持続時間を決定して、供給するエネルギ量及び/又は充電動作の持続時間を充電装置104に通知する。充電装置104は以下に述べるように充電動作を開始する。
【0050】
模範的な実施形態では、価格データが容認された場合、且つ支払い情報が事前承認又は承認された場合、キオスク302は、充電動作を開始することを充電装置104に許可する。より具体的に述べると、キオスクが支払い処理システム304から支払い事前承認メッセージ又は支払い承認メッセージを受け取った場合、キオスク302は、充電動作を開始するように充電装置104に信号を送る(段階416)。一実施形態では、キオスク302は、キオスク302が充電動作の状態に関する更新又は通知をユーザーに送ることができるようにするために、ユーザー連絡先情報を受け取る(段階418)。ユーザー連絡先情報は、電子メール・アドレス、電話番号、及び/又はキオスク302が状態通知をユーザーへ送ることが出来るようにする任意の他の情報を含むことができる。別の実施形態では、ユーザーはまた、利用不可能な充電装置104が利用可能になった場合にキオスク302がユーザーに通知できるようにするために、ユーザー連絡先情報を入力することができる。
【0051】
キオスク302は、充電動作が完了したとき又は停止されたときに充電装置104から通知を受け取り(段階420)、また完了した充電動作に関するデータ(以後、「充電データ」と呼ぶ)を充電装置104から受け取る(段階422)。充電データには、充電動作の費用、充電動作の持続時間、電力貯蔵装置106に供給されたエネルギ(例えば、電流)の量、価格データ、及び/又は方法400が本書に記載のように機能できるようにする任意の他のデータが含まれる。
【0052】
模範的な実施形態では、ユーザーが充電動作のために前払いしていなかった場合、キオスク302は充電動作の費用を支払い処理システム304に送って、ユーザーに充電動作の費用を請求できるようにする(段階424)。キオスク302は、完了した充電動作について領収書を作成して(段階426)、該領収書をユーザーに送る。領収書は、完了した充電動作についての充電データを含み、該充電データは、充電動作の費用を含む。
【0053】
一実施形態では、サーバ306は、充電動作について支払い処理システム304によって請求された金額が充電動作の費用に等しいことを検証する。より具体的に述べると、サーバ306は、キオスク302から領収書を受け取り、並びに/又は充電装置104及び/又はキオスク302から充電動作の費用を受け取る。更に、サーバ306は、支払い処理システム304から、充電動作について支払い処理システム304によって請求された金額を受け取る。サーバ306は、充電動作の費用と請求された金額とを比較する。充電動作の費用が請求された金額に等しくない場合、サーバ306は充電システム300の所有者及び/又はオペレータ、ユーザー、キオスク302、及び/又は支払い処理システム304に通知する。一実施形態では、処理識別子(ID)を各々の充電動作に関連させて、充電装置104、キオスク302、支払い処理システム、及び/又はサーバ306の間のような、充電システム300の構成要素間の充電動作に関連したデータを調整し易くする。このような場合、処理IDは、支払い情報、充電データ、及び/又は充電動作に関連した任意の他のデータ、信号又はメッセージと共に送られる。
【0054】
本書で述べたシステム、装置及び方法の技術的効果は、(イ)充電装置から、充電動作についての価格データを受け取ること、(ロ)価格データを表示すること、(ハ)価格データを容認できるようにすること、及び(ニ)価格データが容認された場合に充電動作を開始することを充電装置に許可すること、の内の少なくとも1つを含む。
【0055】
以上、充電システム、キオスク、及び電力貯蔵装置に電流を供給する方法についての模範的な実施形態を詳しく説明した。これらの充電システム、キオスク及び方法は、本書で述べた実施形態に制限されず、むしろシステムの構成要素及び/又はキオスク及び/又は方法の諸段階を、本書で述べた他の構成要素及び/又は段階とは独立に且つ別々に利用することができる。例えば、キオスクは他の電力システム及び方法と組み合わせて用いることもでき、また本書で述べたような電気自動車及び/又は充電装置についてのみ実施することに制限されない。むしろ、模範的な実施形態は、多数の電力システム用途に関連して具現化し且つ利用することができる。
【0056】
本発明の様々な実施形態の特定の特徴は或る図面に示し且つ他の図面に示していないことがあるが、これは単なる便宜のために過ぎない。本発明の原理によれば、或る図面の任意の特徴を他の図面の任意の特徴と組み合わせて引用し請求することができる。
【0057】
本明細書は、最良の実施形態を含めて、本発明を開示するために、また当業者が任意の装置又はシステムを作成し使用し、任意の採用した方法を遂行すること含めて、本発明を実施することができるようにするために、様々な例を使用した。本発明の特許可能な範囲は「特許請求の範囲」の記載に定めており、また当業者に考えられる他の例を含み得る。このような他の例は、それらが「特許請求の範囲」の文字通りの記載から実質的に差異のない構造的要素を持つ場合、或いはそれらが「特許請求の範囲」の文字通りの記載から実質的に差異のない等価な構造的要素を含む場合、特許請求の範囲内にあるものとする。
【符号の説明】
【0058】
100 システム
102 電気自動車
104 充電装置
106 電力貯蔵装置
108 電動機
110 車両制御装置
112 電力コンジット
114 電源
200 制御装置
202 プロセッサ
204 メモリ装置
206 ネットワーク・インターフェース
208 表示装置
210 ユーザー入力装置
212 メータ
214 電流制御装置
216 電流保護装置
300 充電システム
302 キオスク
304 支払い処理システム
306 サーバ
308 プロセッサ
310 メモリ装置
312 ユーザー入力装置
314 表示装置
316 通信インターフェース
400 方法

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力貯蔵装置(106)に電流を供給する際に使用するための充電システム(300)であって、
充電動作を遂行するために電力貯蔵装置に結合されるように構成された充電装置(104)と、
前記充電装置に結合されていて、前記充電装置から充電動作についての価格データを受け取り、前記価格データを表示し、前記価格データを容認できるようにし、そして前記価格データが容認された場合に充電動作を開始することを前記充電装置に許可するキオスク(302)と、
を有する充電システム(300)。
【請求項2】
前記充電装置(104)は複数の充電装置の内の第1の充電装置であり、前記キオスク(302)は、前記第1の充電装置と前記複数の充電装置の内の第2の充電装置とに要求信号を送って、前記第1の充電装置及び前記第2の充電装置が充電動作を遂行するために利用可能であるかどうかを決定するように構成されている、請求項1記載の充電システム(300)。
【請求項3】
前記キオスク(302)は、充電動作を遂行するために利用可能である前記第1の充電装置(104)及び前記第2の充電装置を予約する、請求項2記載の充電システム(300)。
【請求項4】
前記キオスク(302)は、所定の時間が経過した後に前記予約を取り消す、請求項3記載の充電システム(300)。
【請求項5】
前記キオスク(302)は、前記第1の充電装置が充電動作を遂行するために選択された場合に前記第2の充電装置(104)の予約を取り消す、請求項3記載の充電システム(300)。
【請求項6】
前記キオスク(302)は、前記第2の充電装置によって充電動作を遂行するために前記第2の充電装置(104)から価格データを受け取るように構成されている、請求項2記載の充電システム(300)。
【請求項7】
前記キオスク(302)は、前記第1の充電装置(104)からの価格データ及び前記第2の充電装置からの価格データを表示するために表示装置(314)を有している、請求項6記載の充電システム(300)。
【請求項8】
前記キオスク(302)は、充電動作を遂行するために前記第1の充電装置(104)及び前記第2の充電装置の内の一方を選択する入力をユーザーから受け取るためのユーザー入力装置(312)を有している、請求項2記載の充電システム(300)。
【請求項9】
前記第1の充電装置(104)が選択されたとき、前記キオスク(302)は前記第1の充電装置を予約するが、前記第2の充電装置を予約しない、請求項8記載の充電システム(300)。
【請求項10】
前記キオスク(302)は、充電動作についての支払い情報を容認するように構成されている、請求項1記載の充電システム(300)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−99246(P2013−99246A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−233359(P2012−233359)
【出願日】平成24年10月23日(2012.10.23)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】