説明

光ディスクの再生または記録を行う装置

【課題】記録または再生動作を行う装置全体の起動を待つことなく、短時間で光ディスク装置のトレイを開放する装置を提供する。
【解決手段】ディスクトレイの開放要求を受付ける開放要求受付け部3と、ディスクトレイを設けた光ディスクドライブ2と、光ディスクドライブ2のドライブ制御を司るホスト1とを備え、開放要求受付け部3は、ホスト1に情報を伝達するライン1と、光ディスクドライブ2に情報を伝達するライン2とを有し、開放要求受付け部3がディスクトレイの開放要求を受付けた際、ホスト1が初期化を完了させていない場合は、開放要求受付け部3はライン2を用いて光ディスクドライブ2にディスクトレイを開放する指示を伝達する、装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、DVD等の光ディスクの記録または再生動作を行う装置に係り、特に、短時間でディスクトレイを開放できる開放手順を組み込んだ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
DVDやBDなどの光ディスクに情報を記録し、また記録情報を再生するデコーダは、通常、フロントパネルにディスクトレイが設けられており、トレイ搬送機構によってディスクの引き出し位置(オープン)と引き込み位置(クローズ)との間を移動するようになっている。
例えば、特許文献1には光ディスクを載置して出し入れするトレイがオープン状態で放置されるのを防止し得るディスクトレイ制御装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−146778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ユーザがディスクトレイの開放を要求してから開放されるまでの詳細手順は記載されていない。そこで本発明の課題を示すために、図4にディスクトレイ開放手順を示すとともに図3に光ディスク記録/再生装置の構成を示すブロック図を示す。
以下に、図3,図4を用いてディスクトレイが開放される手順の概略を説明する。
まず、ユーザが光ディスク装置2のディスクトレイ(不図示)を開放させるためにユーザインターフェイス装置3に設けられたOPEN/CLOSEスイッチ15を押下する(S101)と、ユーザI/Fコントローラ13は、この押下したことを示す情報をデータ記録・再生装置1のMainCPU(デコーダ制御コントローラ)4に通知する(S102)。
デコーダ制御コントローラ4はこの通知を受けると、電源ONの初期化が完了しているかの判断を行い(S103)、初期化が完了されていない場合は、初期化処理を行う(S104)。その後、デコーダ制御コントローラ4はディスクの排出禁止状態であるかを確認し(S105)、排出禁止状態であれば、排出禁止を示す表示処理を行う(S112)。
排出禁止状態でなければ、デコーダ制御コントローラ4はデータの記録/再生中であるかを判断し(S106)、そうであれば、光ディスクに対するデータの記録/再生中であるかを判断する(S107)。そうであれば、デコーダ制御コントローラ4は光ディスクに対するデータの記録/再生動作の停止指示を光ディスク装置内の光ディスク装置コントローラ10に出す(S108)。つぎに、光ディスク装置コントローラ10は、光ディスクの回転を止めるためのディスク停止処理を行う(S109)。
このディスク停止処理S109の完了後にデコーダ制御コントローラ4は、ディスクトレイの開放を光ディスク装置コントローラ10に指示する(S110)。これを受けて光ディスク装置コントローラ10はディスクトレイの開放する(S111)。
【0005】
上述したディスクトレイの開放手順であると、再生/記録動作を行っているか否かを確認してからでないとOPEN処理ができないため、ユーザがディスクトレイの開放を要求してから開放されるまでの待ち時間が長かった。
【0006】
したがって、本発明は、前記課題を解決するため、記録または再生動作を行う装置全体の起動を待つことなく、短時間で光ディスク装置のトレイを開放することで光ディスクの装着/排出を高速化できる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明は、ホストが再生/記録中他を確認してからでないとOPEN処理できないためディスクトレイの開放までが遅かったのを、ホストの初期化前なら再生/記録していないと判断して先回りすることにした。
具体的には、本発明は、光ディスクの再生または記録を行う装置であって、ディスクトレイの開放要求を受付ける開放要求受付け部と、前記ディスクトレイを設けた光ディスクドライブと、前記光ディスクドライブのドライブ制御を司るホストとを備え、
前記開放要求受付け部は、前記ホストに情報を伝達する第1ラインと、前記光ディスクドライブに情報を伝達する第2ラインとを有し、
前記開放要求受付け部がディスクトレイの開放要求を受付けた際、前記ホストが初期化を完了させていない場合は、前記開放要求受付け部は前記第2ラインを用いて前記光ディスクドライブにディスクトレイを開放する指示を伝達する、装置である。
また本発明は、光ディスクの再生または記録を行う装置であって、ディスクの記録または再生要求を受付ける記録または再生要求受付け部と、ディスクトレイを設けた光ディスクドライブと、前記光ディスクドライブのドライブ制御を司るホストとを備え、
前記記録または再生要求受付け部は、前記ホストに情報を伝達する第1ラインと、前記光ディスクドライブに情報を伝達する第2ラインとを有し、
前記記録または再生要求受付け部がディスクの記録または再生要求を受付けた際、前記ホストが初期化を完了させていない場合は、前記記録または再生要求受付け部は前記第2ラインを用いて前記光ディスクドライブにディスクを起動する(メディアの読み込み)指示を伝達する、装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、光ディスク再生/記録機器において、開放要求受付け部と光ディスクドライブを直接通信できるようにし、ホストが初期化を完了させていない場合は、初期化が完了されるまで待つことなく、光ディスクドライブにディスクトレイを開放する指示を伝達するので、短時間で光ディスク装置のトレイを開放し、またディスク読み込み開始までの時間を短縮することができる。また従来のディスクトレイの開放手順に対して、比較的容易な変更で、ディスクの装着/排出を高速化できる。
さらに本発明は、ホストが初期化を完了させていない場合は、初期化が完了されるまで待つことなく、光ディスクドライブにディスクを起動する(メディアの読み込み)指示を伝達するので、ディスク読み込み開始までの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施例における光ディスク記録/再生装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例におけるディスクトレイの開放手順を示すフローチャート
【図3】本発明の課題を示すための光ディスク記録/再生装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の課題を示すためのディスクトレイの開放手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
図1は本実施例の係る光ディスク記録/再生装置の構成を示すブロック図である。また図2は本実施例に係るディスクトレイ開放手順を示すフローチャートである。
本実施例では、光ディスク記録/再生装置として記録及び再生動作を行うことができるBDデコーダを例にしている。なお、本実施例は再生動作だけを行うBDプレーヤに適用してもよい。
まず、図1を用いて、BDデコーダの概略構成を説明する。
BDデコーダは、光ディスクドライブ2のドライブ制御を司るデータ記録・再生装置(ホスト)1と、ディスクトレイを設けた光ディスク装置(ドライブ)2と、ディスクトレイの開放要求を受付けるユーザインターフェイス装置(トレイ開放要求受付け部)3とを構成部材としている。
ユーザインターフェイス装置3は、ホスト1に情報を伝達するラインと、光ディスクドライブ2に情報を伝達するラインとを有している。具体的には、ライン1は、データ記録・再生装置1のデコーダ制御コントローラ4とユーザインターフェイス装置3のユーザI/Fコントローラ13とを接続するものであり、ライン2は、BDドライブ2の入出力装置(ATAPI)11と光ディスク装置2の入出力装置A(ATAPI)7とを接続するものであり、ライン3は、BDドライブ2の光ディスク装置コントローラ10とユーザインターフェイス装置3のユーザI/Fコントローラ13とを接続するものである。
ユーザインターフェイス装置3がディスクトレイの開放要求を受付けた際、ホスト1が初期化を完了させていない場合は、ユーザインターフェイス装置3はラインを用いて光ディスクドライブ2にディスクトレイを開放する指示を伝達する。
ユーザインターフェイス装置3は、ユーザI/Fコントローラ13と、電源スイッチ14と、OPEN/CLOSEスイッチ15を備えている。光ディスク装置2は、BDドライブに相当しており、光ディスク装置コントローラ10と、入出力装置(ATAPI)11を備え、図示していないが、光ディスク(BDディスクまたはDVDディスク)12を装着/排出するためのディスクトレイが設けられている。
【0011】
データ記録・再生装置1は、BDドライブに対してホストに相当しており、内部に、デコーダ制御コントローラ4、データデコーダLSI5を備え、他部材とのインターフェースである、モニタと接続される出画装置6、BDドライブ2の入出力装置(ATAPI)11とライン2を介して接続される入出力装置A(ATAPI)7、外部機器と接続される入出力装置B(LAN)8及び入出力装置C(USB)9を備えている。
ディスクトレイ開放制御は、ドライブ制御の1つである。ドライブ制御は、画面(FL)表示や他デバイス(SDなど)との連携も考慮する必要があるため、デコーダ制御コントローラ4がシステム全体の状況から判断して行う必要がある。その役割のため、デコーダ制御コントローラ4は、特に起動(電源OFF→ON)時において、複数のデバイス(ドライブ、HDD、デコーダなど)の状態情報を取得し、状態を確定させる必要があるため、初期化に長時間を要する必要性が高まってきている。そこで、本実施例では、電源OFF→ON時は初期状態であり、システムとして再生他の状態に移行していない場合は、トレイの開放やメディアの読み込みをデコーダ制御コントローラ4の詳細な判断なしに実行することにした。ここで、デコーダ制御コントローラ4がシステム状況を把握できた後は、ドライブ制御はデコーダ制御コントローラ4にて行う。
次に、図2を用いてディスクトレイが開放される手順の概略を説明する。
まず、ユーザが光ディスク装置2のディスクトレイを開放させるためにユーザインターフェイス装置3に設けられたOPEN/CLOSEスイッチ15を押下する(S201)と、ユーザI/Fコントローラ13は、ディスクの排出禁止状態であるかを確認し(S202)、そうであれば、開放処理を終了させる。そうでなければ、ユーザI/Fコントローラ13は、MainCPU(デコーダ制御コントローラ)4が初期化処理を完了させているかを判断する(S203)。デコーダ制御コントローラ4が初期化処理を完了させていない場合は、デコーダ制御コントローラ4は、ライン3を介してディスクトレイの開放を光ディスク装置コントローラ10に指示する(S211)。これを受けて光ディスク装置コントローラ10はディスクトレイの開放する(S210)。このように、デコーダ制御コントローラ4が初期化処理を完了させていない場合、つまりドライブ制御がデコーダ制御コントローラ4の支配下にない場合は、ユーザI/Fコントローラ13が代わりにドライブ制御を行うことで、高速にディスクトレイを開放することができる。
デコーダ制御コントローラ4が初期化処理を完了させている場合は、ユーザI/Fコントローラ13は、OPENスイッチ15が押下されたことを示す情報を、ライン1を介してデータ記録・再生装置1のMainCPU(デコーダ制御コントローラ)4に通知する(S204)。デコーダ制御コントローラ4はこの通知を受けると、光ディスクに対するデータの記録/再生中であるかを判断する(S205)。記録/再生中でなければ、デコーダ制御コントローラ4は、ディスクトレイの開放を光ディスク装置コントローラ10に指示する(S209)。記録/再生中であれば、デコーダ制御コントローラ4は、光ディスクに対するデータの記録/再生中であるかを判断する(S206)。そうでなければ、デコーダ制御コントローラ4は、ディスクトレイの開放を光ディスク装置コントローラ10に指示する(S209)。
光ディスクに対するデータの記録/再生中であれば、デコーダ制御コントローラ4は光ディスクに対するデータの記録/再生動作の停止指示をライン2を介して光ディスク装置内の光ディスク装置コントローラ10に出す(S207)。つぎに、光ディスク装置コントローラ10は、光ディスクの回転を止めるためのディスク停止処理を行う(S208)。このディスク停止処理S208の完了後にデコーダ制御コントローラ4は、ディスクトレイの開放を光ディスク装置コントローラ10に指示する(S209)。これを受けて光ディスク装置コントローラ10はディスクトレイの開放する(S210)。
以上のように、本実施例では、光ディスク再生/記録機器において、ユーザI/Fコントローラ13と光ディスク装置コントローラ10を直接通信できるようにし、本実施例におけるディスクトレイの開放手順であると、デコーダ制御コントローラ4がデコーダ等全体の起動などの初期化処理を完了させていない場合は、初期化処理が完了するまで待つことなく、OPEN処理するため、ユーザがディスクトレイの開放を要求してから開放されるまでの待ち時間を短縮することができる。
したがって、本実施例では、装置全体の起動を待つことなく、光ディスク装置のトレイを短時間で開放することで光ディスクの装着/排出を高速化できる装置を提供できる。
【0012】
なお、本実施例では、OPEN/CLOSEスイッチ15を押下することで、ディスクトレイの開放を開始させたが、開放要求受付け部がリモコンからの開放指令を受けてディスクトレイの開放を開始させる場合でも、本実施例のトレイ開放手順は適用できる。
【0013】
なお、本実施例では、デコーダ制御コントローラ4の初期化が完了していない場合について、ディスクトレイの開放を開始させたが、デコーダ制御コントローラ4が故障ほかで初期化できない、エマージェンシー対応の場合でも、本実施例のトレイ開放手順は適用できる。つまり、図2のS203においてユーザI/Fコントローラ13は、S203においてデコーダ制御コントローラ4が初期化処理を完了させているかを判断するが、上記コーダ制御コントローラ4が故障ほかで初期化できない場合も初期化未完了と判断して、デコーダ制御コントローラ4は、ライン3を介してディスクトレイの開放を光ディスク装置コントローラ10に指示(S211)すればよい。
【0014】
(実施例2)
実施例1では、トレイ開放(EJECT)手順について説明してきたが、本実施例では、光ディスクの再生または記録を行う装置(デコーダまたはプレーヤ)が、RECORD(記録)要求またはPLAY(再生)要求を受けて実行される記録または再生手順にも適用できることを示す。
今までは、例えばPLAY(再生)要求を受けた場合は、本体初期化(起動) → ディスク起動(READ) → 再生 となっていた。これを本実施例では、本体初期化(起動), ディスク起動(READ) → 再生と、本体初期化(起動)とディスク起動(READ)を並行処理することで再生開始を速く行うことができる。つまり、本実施例は、本体の初期化が完了されるまで待つことなく、光ディスクドライブにディスクを起動する(メディアの読み込み)指示を伝達するので、ディスク読み込み開始までの時間を短縮することができる。
【0015】
本実施例では、図1において、ユーザインターフェイス装置3はディスクの記録または再生要求を受付けるRECORD/ PLAY スイッチ(記録または再生要求受付け部)を設け、以下のように構成すれば良い。
つまり、光ディスクの再生または記録を行う装置であって、ディスクの記録または再生要求を受付ける記録または再生要求受付け部3と、ディスクトレイを設けた光ディスクドライブ2と、光ディスクドライブ2のドライブ制御を司るホスト1とを備え、記録または再生要求受付け部3は、ホスト1に情報を伝達する第1ラインと、光ディスクドライブ2に情報を伝達する第2ラインとを有し、記録または再生要求受付け部3がディスクの記録または再生要求を受付けた際、ホスト1が初期化を完了させていない場合は、記録または再生要求受付け部3は第2ラインを用いて光ディスクドライブ2にディスクを起動する(メディアの読み込み)指示を伝達する、装置に構成する。
なお、本実施例では、RECORD/ PLAY スイッチを押下することで、記録または再生要求を受付けせたが、記録または再生要求受付け部がリモコンからの記録または再生指令を受けてディスクの起動(メディアの読み込み)を開始させる場合でも、本実施例の記録または再生手順は適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
以上のように、本発明の光ディスク再生/記録機器は、光ディスク装置のトレイを短時間で開放または再生開始を行うものなので、ディスクトレイを設けた光ディスクドライブを含むデコーダ、プレーヤ、PCなどの機器等の用途に適用できる。
【符号の説明】
【0017】
1 データ記録・再生装置
2 光ディスク装置
3 ユーザインターフェイス装置
4 デコーダ制御コントローラ
5 データデコーダLSI
6 出画装置
7 入出力装置A(ATAPI)
8 入出力装置B(LAN)
9 入出力装置C(USB)
10 光ディスク装置コントローラ
11 入出力装置(ATAPI)
12 光ディスク
13 ユーザI/Fコントローラ
14 電源スイッチ
15 OPEN/CLOSEスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクの再生または記録を行う装置であって、
ディスクトレイの開放要求を受付ける開放要求受付け部と、前記ディスクトレイを設けた光ディスクドライブと、前記光ディスクドライブのドライブ制御を司るホストとを備え、
前記開放要求受付け部は、前記ホストに情報を伝達する第1ラインと、前記光ディスクドライブに情報を伝達する第2ラインとを有し、
前記開放要求受付け部がディスクトレイの開放要求を受付けた際、前記ホストが初期化を完了させていない場合は、前記開放要求受付け部は前記第2ラインを用いて前記光ディスクドライブにディスクトレイを開放する指示を伝達する、装置。
【請求項2】
前記開放要求受付け部がディスクトレイの開放要求を受付けた際、前記ホストが故障ほかで初期化できない場合は、前記開放要求受付け部は前記第2ラインを用いて前記光ディスクドライブにディスクトレイを開放する指示を伝達する、請求項1記載の装置。
【請求項3】
光ディスクの再生または記録を行う装置であって、
ディスクの記録または再生要求を受付ける記録または再生要求受付け部と、ディスクトレイを設けた光ディスクドライブと、前記光ディスクドライブのドライブ制御を司るホストとを備え、
前記記録または再生要求受付け部は、前記ホストに情報を伝達する第1ラインと、前記光ディスクドライブに情報を伝達する第2ラインとを有し、
前記記録または再生要求受付け部がディスクの記録または再生要求を受付けた際、前記ホストが初期化を完了させていない場合は、前記記録または再生要求受付け部は前記第2ラインを用いて前記光ディスクドライブにディスクを起動する(メディアの読み込み)指示を伝達する、装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−123930(P2011−123930A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−279171(P2009−279171)
【出願日】平成21年12月9日(2009.12.9)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】