説明

光ディスクメディア

【課題】CDやDVD等の光ディスクメディアであって、RFID機能を備えても、通信距離が落ちず、情報の読取性能を向上させることが可能で、動作の安定性のある光ディスクメディアを提供する。
【解決手段】金属層を含む記録面に囲われ、中央穴周辺に非金属領域を持つ光ディスクメディアであって、前記光ディスクメディア表裏の、非金属領域にループ回路を持つRFIDモジュールを、表裏の両者間で、向きを30°以上90°以下の角度にずらして設け、前記RFIDモジュールのIC実装部位を、RFIDモジュール中心から半径8.5mm〜11.0mmの範囲に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、記録面と一体化された環状の金属層を有する板状の記録媒体、特に、CDやDVD等の光ディスクメディアであり、動作の安定性及び情報の読取性能を向上させることが可能なRFID(Radio Frequency IDentification)機能を備えた光ディスクメディアに関する。具体的には、金属層を有するため、RFIDモジュールを備えたとき生じる動作の安定性及び情報の読取性能に対する問題の無い、光ディスクメディアに関する。
【背景技術】
【0002】
CD等の光ディスクメディアに取付け可能なRFIDタグが提案されている。しかしながら、記録面につながる金属層の内径がCDの場合は、φ38mmであるが、DVDへの取付けを想定した場合、記録面につながる金属層の内径はφ25mmであるため、タグのアンテナをデザインできる領域が非常に狭くなってしまう。
【0003】
そのため、特にUHF帯の波長(λ=32cm)にマッチした放射素子を形成することは非常に困難であり、放射素子はグランドパターン又は媒体の記録面と一体化された金属面に近接するため、アンテナとしての放射利得が非常に低く、また給電部には通常1pF程度の入力容量を持つICチップが接続されるが、この容量分を打ち消し、アンテナと整合させるためのマッチング回路も形成できない。
【0004】
この方式の場合、基本的にRFIDモジュールをメディアに貼り付けた状況(角度)によってメディアの金属層に誘起される電流の方向が決まり、丁度その方向に、素子の向きを合わせたダイポールアンテナとしてモジュールとメディアは一体的に機能する。しかし、ダイポールアンテナは素子の延長方向に対してヌル点があり、この方式ではメディアの金属層に誘起される電流の方向からの読み取りが困難な状況にある(特許文献1)。
【0005】
公知ではないが、電磁界結合方式(HF[13.56MHz]又はUHF[953MHz])による巻き線をアンテナとし、ICチップのマッチング機能を有するRFIDモジュールを、光ディスクメディアであるCD・DVD中央の取付け穴部分に取り付ける方法について出願している(特許文献2)。
【0006】
電磁界結合方式のRFIDタグでは、巻き線アンテナが、全周に亘って、記録面と一体化された金属層に囲まれる構成となり、巻き線アンテナに誘起される電流が、金属層に発生する逆方向の電流によって打ち消されるため、RFIDタグの受信感度が低下することとなる。特に、DVDは、CDよりも、記録面と一体化された金属層の導体抵抗が低いため、RFIDタグの取付け対象がDVDである場合、受信感度の低下が著しくなる。
【0007】
また、特に、RFIDタグを金属層の内径が小さいDVDへ取り付ける場合、上述したように、CDへ取り付ける場合と比較して、RFIDタグのアンテナを形成可能な領域が非常に狭くなる。このため、HF帯のRFIDタグを用いる場合、この領域にアンテナ(数ターンの巻き線)を形成するのが困難となる。なお、金属層の内径が小さいDVDにおいては、一般的に、RFIDタグのアンテナを形成可能な領域は、外径25mmの円と内径15mmの円で囲まれた円環状の領域となる。
【0008】
更に、公知ではないがマッチング回路とRFIDチップを搭載したストラップを、金属層を含む記録面に対して電気的に結合する形で貼り付ける等の手法も出願している(特許文献3)。
【0009】
しかしながら、ストラップ方式の場合、ストラップは記録メディアの外周部には取付けスベースがないため、内周側に取り付けられるとこになるが、ストラップに形成されているマッチング用のループ回路は、アンテナとしての放射利得が非常に低く、給電部には通常1pF程度の入力容量を持つICチップが接続されるが、この容量分を打ち消し、アンテナと整合させるためのマッチング回路が形成されず、インピーダンスの低下が引き起こされる。
【0010】
また、ストラップと電気的に接続されている、記録面と一体化された金属面に電力を給電しても、給電された電力は金属面の内径側のループで短絡されてしまい、金属面全体には広がらず電力の放射が少なくなり、タグとしての通信性能は低下する。
【0011】
タグの巻き線アンテナは記録面と一体化された金属面に囲われてしまうので、巻き線に誘起される電流が金属面に発生する逆方向の電流によって打ち消されるため、タグの受信性能が低下してしまう。特にDVDの場合はCDよりも記録面と一体化された金属面の導体抵抗が低いため、受信性能の低下が著しい。
【0012】
一方、UHF帯のRFIDタグを用いる場合、DVDの中央に開口する中央孔(直径15mm程度)を囲む形で、アンテナ(1ターンの巻き線)を形成するのが通信的に有利である。しかしながら、中央孔を囲む形でアンテナを形成する場合、巻き線のインピーダンスの虚部が、RFIDチップの一般的な入力容量によるインピーダンスの虚部(例えば、150[jΩ]程度)の絶対値と比べて、2倍程度大きな値となってしまう。
【0013】
このため、中央孔を囲む形でアンテナを形成すると、インピーダンスの不整合損が大きくなり、RFIDタグとしての通信感度が低下して、RFIDタグに要求される、情報の読取性能を十分に発揮することが困難となるという問題が発生するおそれがある。また、上述したストラップ方式のRFIDタグでは、光ディスクメディアの外周部に、ストラップを取付け可能なスペースがないため、ストラップは、光ディスクメディアの内周側に取り付けられることになる。
【0014】
しかしながら、ストラップ方式のRFIDタグであっても、RFIDタグの取付け対象を、金属層の内径が小さいDVDとした場合、特許文献1に記載されているRFIDタグと同様、RFIDチップの入力インピーダンスを打ち消し、アンテナのインピーダンスと整合わさせるためのマッチング回路を形成することが困難であるため、インピーダンスの低下が引き起こされることとなる。
【0015】
また、ストラップと電気的に接続されている記録面と一体化された金属層に電力を給電しても、金属層に給電された電力は、金属層の内径側に形成されるループで短絡されてしまい、金属層全体には広がらず、電力の放射は殆ど発生しない。
【0016】
したがって、ストラップ方式のRFIDタグにおいても、磁界結合方式のRFIDタグと同様、RFIDタグとしての通信感度が低下して、RFIDタグに要求される、情報の読取性能を十分に発揮することが困難となるという問題が発生するおそれがある。
【0017】
また、特にDVDへのタグの取付けを考えた場合、タグのアンテナを形成できる範囲が非常に狭い(外径φ25mm内径15mmの範囲)ため、HF帯タグを適用する場合、この領域にアンテナ(数ターンの巻き線)を形成するのが困難となる。また、同様にUHF帯タグを適用する場合は、中央穴(φ15mm)を囲う形でアンテナ(1ターンの巻き線)を形成するのが通信的に有利である。
【0018】
しかしその場合、巻き線の虚部インピーダンスがRFIDチップの一般的な入力容量による虚部インピーダンス(例えば150jΩ)の絶対値と比べ2倍程度大きな値となってしまうため、インピーダンス不整合損が大きくなり、タグとしての通信性能は低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0019】
【特許文献1】特開2007―166573号公報
【特許文献2】特願2010―025182号公報
【特許文献3】特願2010―037116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
本発明は、かかる従来技術における、問題を解決するものであり、CDやDVD等の光ディスクメディアであって、RFID機能を備えても、通信距離が落ちず、情報の読取性能を向上させることが可能で、動作の安定性のある光ディスクメディアを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、金属層を含む記録面に囲われ、中央穴周辺に非金属領域を持つ光ディスクメディアであって、前記光ディスクメディア表裏の、非金属領域にループ回路を持つRFIDモジュールを、表裏の両者間で、向きを30°以上90°以下の角度にずらして設けたことを特徴とする光ディスクメディアである。ここで、RFIDモジュールの向きとはRFIDモジュールと光ディスクメディアの回転中心を結んだ線分の方向を意味する。
【0022】
また、請求項2に記載の発明は、前記RFIDモジュールのIC実装部位を、RFIDモジュール中心から半径8.5mm〜11.0mmの範囲に設けたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスクメディアである。
【0023】
また、請求項3に記載の発明は、前記金属層を含む記録面に囲われ、中央穴周辺に非金属領域を持つ光ディスクメディアと、前記ループ回路を持つRFIDモジュールとを一体成型体したことを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスクメディアである。
【0024】
また、請求項4に記載の発明は、前記ループ回路を持つRFIDモジュールを左右対称、若しくはその中心から各領域が同形状で等分できる形状とし、RFIDチップ実装部の回転中心からの対象部分に、ダミーRFIDチップ若しくはRFIDチップと質量が同等な金属箔パターンを設け、回転中心と重心を一致させたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光ディスクメディアである。
【0025】
また、請求項5に記載の発明は、光ディスクメディアの裏表に設けられたループ回路を持つRFIDモジュールのそれぞれのデータ記録エリアに、共通な認識コードを記録したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光ディスクメディアである。
【発明の効果】
【0026】
本発明により、RFID機能を持つ、CDやDVD等の光ディスクメディアであって、通信距離や、情報の読取性能の問題の無い、動作の安定性のあるRFID機能を備えた光ディスクメディアを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明のRFIDモジュール1の構成を示した平面及び断面概念図である。
【図2】本発明のRFIDモジュール1の機能を示した概念図である。
【図3】光ディスクメディア9であるDVDの外観を示した概念図である。
【図4】本発明のループ回路6を2個有するRFIDモジュール1の機能を示した概念図である。
【図5】本発明のループ回路6が1個のRFIDモジュール1の機能を示した概念図である。
【図6】CD・DVDプレーヤもディスク固定部
【図7】光ディスクメディア9取り付けられたRFIDモジュール1のRFIDチップ5実装箇所を示した概念図である。
【図8】CD・DVDプレーヤもディスク固定状況を示した概念図である。
【図9】本発明の重心調整用ダミーRFIDチップ19を設けた状態を示した金属対応RFIDタグの概念図である。
【図10】本発明の重心調整用金属箔パターン20を設けた状態を示した金属対応RFIDタグ1の概念図である。
【図11】本発明のRFIDモジュール1を樹脂等で一体成型して取り付けた光ディスクメディア9の断面概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下本発明を実施するための形態を、図面を用いて詳細に説明する。図1は本願発明のRFIDモジュール1の構成を示しており、基材2上に、パターン化された金属箔3が設けられており、粘着材4が積層されている。金属箔3はループ回路6をとなる様成形されており、RFIDチップ5が実装されている。
【0029】
図2はRFIDモジュール1の機能を示しており、第1の電流経路7と第2の電流経路8に誘起されて電流がながれる。
【0030】
図3は光ディスクメディア9であるDVDの外観であり、ドーナツ状の中心にメディア固定穴12があり、その回りに金属層非含有部11があり、その外側に反射層24である、金属層含有部10の構成となっている。
【0031】
図4は、ループ回路6を2個有するRFIDモジュール1が、光ディスクメディア9の中心にある穴とほぼ同等大きさの穴がモジュールの中央付近にも設けられており、この穴と光ディスクメディア9の中心にある穴を合わさる様に貼り付けられる。
【0032】
RFIDモジュール1は単独、又は電流の周回方向が異なる2つ又はそれ以上のループ回路6からなるマッチング回路と、それに電気的に接続されたRFIDチップ5から構成され、RFIDモジュールの少なくとも1つのループ回路6は貼り付けられる光ディスクメディア9の金属層含有部10の縁(特に金属体内に設けられた穴の縁)に対して電気的に接続される形で貼り付けられ、光ディスクメディア9とRFIDモジュールが一体となっている。
【0033】
またこの時、表裏でRFIDモジュール1と光ディスクメディア9の回転中心を結んだ線分の向き(以下、RFIDモジュールの向きと称する)が、真上から見て互いに直交、又は少なくとも30°以上の角度差に設定される。これによりRFIDモジュール1の読み取り出来ない方向であるヌル点方向13がことなり、実質的にはヌル点のない状態で機能する。
【0034】
図5は、ループ回路が1個のRFIDモジュール1が光ディスクメディア9の中心にある、金属層非含有部11の記録面(裏)22側、レーベル面(表)23に貼り付けられている。この時、表裏でRFIDモジュール1の向きが、真上から見て互いに直交、又は少
なくとも30°以上の角度差に設定される。これによりRFIDモジュール1の読み取り出来ない方向であるヌル点方向13がことなり、実質的にはヌル点のない状態で機能する。
【0035】
2つのRFIDモジュールが互いに干渉することなく独立して機能させることが可能となり、2つのRFIDモジュールと金属層を組み合わせた金属対応RFIDタグ1はあたかも放射素子の向きが互いに異なる独立したダイポールアンテナとして機能することとなり、結果、どの方向からでも少なくともどちらかのRFIDモジュール1を認識することが可能となる。
【0036】
光ディスクメディア9の裏と表にそれぞれ取り付けられるRFIDモジュール1は、そのデータ記録部分(メモリ)に共通の認識用コードが書き込むことで、どちらか一方のモジュールを読み取れば、光ディスクメディア9を特定することが可能となる。
【0037】
RFIDモジュール1のRFIDチップ5を除く金属箔3、粘着材4、基材2の総厚みを0.1mm以下に抑えることにより、既存のCD・DVDに対してそのまま、またはRFIDモジュール1貼り付け部に対して若干の研磨を施してからモジュールを貼り付けることにより、モジュール貼り付け後のCD・DVDの総厚みを規格で定められている1.2mm+0.3mm、−0.1mm以内に収めることが容易となる。
【0038】
図6は、CD・DVDプレーヤのディスク固定部16であり、光ディスクメディア9のメディア固定穴12がセットされ、プランジャ17でリング状ゴムストッパ18上に固定される。
【0039】
図7は光ディスクメディア9へのRFIDモジュール1及びモジュールへのRFIDチップ5の実装箇所を示しており、モジュールの中心からの距離Rが8.5mm以上11.0mm以内の領域の、パターン化されたループ回路6上に実装する。
【0040】
図8はCD・DVDプレーヤディスク固定部16の状況を示しており、光ディスクメディア9はリング状ゴムストッパ18上にセットされ、プランジァ17にて固定されるため、RFIDチップ5は光ディスクメディア9及びRFIDモジュール1の中心からの距離Rが8.5mm以上11.0mm以内の領域に実装することにより、プレーヤのリング状ゴムストッパ18及びプランジャ17とRFIDチップ5が干渉し、メディアの固定不足又は再生不良の発生を防止することが可能となる。
【0041】
図9及び図の10はRFIDモジュール1を示しており、基材2に設けられたRFIDモジュール1面に粘着材4が塗布されており、光ディスクメディア9に貼り付けられる。CD・DVDプレーヤ上で、光ディスクメディア9が高速回転するときに、RFIDモジュール1を取り付けることによる、重心バランスのずれを補正するための、ダミーICチップや、金属箔パターン化時に箔をパターン状に残すこともできる。RFIDモジュール1は左右対称、若しくはその中心から各領域が同形状で等分することができる形状とし、更にICが実装されない各分割領域において、RFIDチップ5実装部に相当する部分にダミーRFIDチップ19若しくはRFIDチップ5と質量が同等な金属箔パターンを設けることで、偏芯によるCD・DVD等の読取り・書込みエラーを低減させることが可能となる。
【0042】
図11はRFIDモジュール1を樹脂等で一体成型して取り付けた光ディスクメディア9の断面を示しており、RFIDモジュール1、反射層24、記録層25が、一体成型されており、タグの改ざん防止、モジュール取付けることにより、媒体の厚みが増えてしまい、規格から外れてしまうことを防ぐことができる。
【0043】
特にCD・DVD等の光ディスクメディア9において、金属層を含む記録面に囲われた中央穴周辺のごく狭い金属層非含有部11にマッチング回路を配置し、金属層を含む記録面を主に放射素子として機能させることで、タグとしての読取性能を向上させると共に、マッチング回路を金属層の裏と表に互いに30−90°の角度をつけてそれぞれ取り付けることにより、タグの読み取り指向性の偏りをなくし、どの方向からでも読み取り可能な光ディスクメディアを提供できる。
【符号の説明】
【0044】
1・・・RFIDモジュール
2・・・基材
3・・・金属箔
4・・・粘着材
5・・・RFIDチップ
6・・・ループ回路
7・・・第1の電流経路
8・・・第2の電流経路
9・・・光ディスクメディア
10・・・金属層含有部
11・・・金属層非含有部
12・・・メディア固定穴
13・・・ヌル点方向(読取り不可方向)
14・・・RFIDチップ実装部
15・・・メディアの金属層に誘起される電流
16・・・CD・DVDプレーヤディスク固定部
17・・・プランジャ
18・・・リング状ゴムストッパ
19・・・ダミーRFIDチップ
20・・・金属箔パターン
21・・・レーベル(光ディスクメディア表)
22・・・記録面(光ディスクメディア裏)
23・・・レーベル面
24・・・反射層
25・・・記録層
26・・・樹脂層
H・・・厚み
R・・・中心からの距離
X・・・断面線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属層を含む記録面に囲われ、中央穴周辺に非金属領域を持つ光ディスクメディアであって、前記光ディスクメディア表裏の、非金属領域にループ回路を持つRFIDモジュールを、表裏の両者間で、向きを30°以上90°以下の角度にずらして設けたことを特徴とする光ディスクメディア。
【請求項2】
前記RFIDモジュールのIC実装部位を、RFIDモジュール中心から半径8.5mm〜11.0mmの範囲に設けたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスクメディア。
【請求項3】
前記金属層を含む記録面に囲われ、中央穴周辺に非金属領域を持つ光ディスクメディアと、前記ループ回路を持つRFIDモジュールとを一体成型体したことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスクメディア。
【請求項4】
前記ループ回路を持つRFIDモジュールを左右対称、若しくはその中心から各領域が同形状で等分できる形状とし、RFIDチップ実装部の回転中心からの対象部分に、ダミーRFIDチップ若しくはRFIDチップと質量が同等な金属箔パターンを設け、回転中心と重心を一致させたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光ディスクメディア。
【請求項5】
光ディスクメディアの裏表に設けられたループ回路を持つRFIDモジュールのそれぞれのデータ記録エリアに、共通な認識コードを記録したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光ディスクメディア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−257081(P2012−257081A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−129088(P2011−129088)
【出願日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】