説明

光ディスク再生装置および光ディスク再生方法

【課題】TOC情報の誤りを的確に検証することができる光ディスク再生装置および光ディスク再生方法を提供する。
【解決手段】管理データ取得部21は、光ディスク1の最内周に記録された管理データを取得し管理データ記憶部30に記憶させる。データトラック抽出部22は、管理データにおいてデータ領域の先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、管理データにおいてトラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを抽出する。トラック種別検証部23は、データトラック抽出部22により抽出されたトラックに対してデータ領域内の識別情報においてトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、このトラックに対してオーディオトラックである旨の情報が関連付けられるよう管理データ記憶部30に記憶された管理データを変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、光ディスク再生装置および光ディスク再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)やCD−DA(Compact Disc - Digital Audio)などの規格に従った光ディスクは、最内周に管理データ(以下、TOC(Table Of Contents)情報という)が記録されている。TOC情報には、少なくとも各トラックがデータトラックであるかオーディオトラックであるかのトラック種別情報が含まれる。
【0003】
光ディスク再生装置は一般に、光ディスクの再生にあたり、このTOC情報を用いて各トラックのトラック種別を判定する。このため、光ディスクへの情報記録時のエラーなどによりTOC情報のトラック種別が実際のトラック種別と異なってしまうと不具合が起きる場合がある。そこで従来、この種のTOC情報のトラック種別情報の誤りを克服するための種々の技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−346422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の技術では、実際の先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックであれば、以降のトラックを全てオーディオトラックとみなしてしまうようになっている。このため、実際の先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックであり、かつ途中のトラックにデータトラックが存在する場合、この途中のトラックがデータトラックであることを検出することが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置は、上述した課題を解決するために、管理データ取得部、データトラック抽出部、トラック種別検証部および再生処理部を備える。管理データ取得部は、光ディスクの最内周に記録された管理データを取得し管理データ記憶部に記憶させる。データトラック抽出部は、管理データにおいてデータ領域の先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、管理データにおいてトラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを抽出する。トラック種別検証部は、データトラック抽出部により抽出されたトラックに対してデータ領域内の識別情報においてトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、このトラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられるよう管理データ記憶部に記憶された管理データを変更する。再生処理部は、管理データ記憶部に記憶された管理データの情報にもとづいて光ディスクに記録されたオーディオトラックを再生する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置の一例を示す全体構成図。
【図2】CPUによる機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図。
【図3】光ディスクのデータ構造の一例を示す説明図。
【図4】リードイン領域に記録されたTOC情報がデータ領域に実際に記録されているトラック種別を誤って記録している場合の一例を示す図。
【図5】トラック種別検証部により光ディスクのTOC情報の正誤が検証される様子の一例を示す説明図。
【図6】トラック種別検証部により光ディスクのTOC情報の正誤が検証される様子の他の例を示す説明図。
【図7】図1に示す光ディスク再生装置のCPUにより、TOC情報において先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックである場合にTOC情報の誤りを的確に検証する際の手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に係る光ディスク再生装置および光ディスク再生方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置10の一例を示す全体構成図である。光ディスク再生装置10は、CD−ROM規格やCD−DA規格に準拠した光ディスク1に記録された圧縮ビデオ、圧縮オーディオファイルおよびオーディオトラックを再生するものである。
【0010】
光ディスク再生装置10は、表示部11、入力部12、CPU(Central Processing Unit)13、RAM(Random Access Memory)14、およびROM(Read Only Memory)15を有する。
【0011】
表示部11は、液晶ディスプレイなどの一般的な表示装置により構成され、光ディスク再生装置10のフロントパネル等に配設される。表示部11は、CPU13により制御されて光ディスク再生装置10の動作状態や現在時刻などの情報を表示する。
【0012】
入力部12は、たとえばキーボード、タッチパネル、テンキーなどの一般的な入力装置により構成され、光ディスク再生装置10のフロントパネル等に配設される。この入力部12は、ユーザの操作に対応した操作入力信号をCPU13に出力する。
【0013】
CPU13は、ROM15内に記憶されたプログラムにしたがって、光ディスク再生装置10の動作を制御する。CPU13は、ROM15内に記憶されたTOC情報検証プログラムおよびプログラムの実行のために必要なデータをRAM14へロードし、TOC情報検証プログラムに従って、TOC情報において先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックである場合にTOC情報の誤りを的確に検証する処理を実行する。
【0014】
RAM14は、CPU13が実行するプログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを提供する。
【0015】
ROM15は、光ディスク再生装置10の起動プログラム、TOC情報検証プログラムや、これらのプログラムを実行するために必要な各種データを記憶する。
【0016】
なお、ROM15は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどのCPU11により読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有し、ROM15内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。
【0017】
図2は、CPU13による機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図である。なお、この機能実現部は、CPU13を用いることなく回路などのハードウエアロジックによって構成してもよい。
【0018】
図2に示すように、CPU13は、TOC情報検証プログラムによって、少なくとも管理データ取得部21、データトラック抽出部22、トラック種別検証部23および再生処理部24として機能する。この各部21〜24は、RAMの所要のワークエリアを、データの一時的な格納場所として利用する。
【0019】
管理データ取得部21は、光ディスク1が光ディスク再生装置10に装填されると、光ディスク1の最内周に記録されたTOC情報(管理データ)を取得し、RAM14の所要のワークエリアとしての管理データ記憶部30に記憶させる。
【0020】
図3は、光ディスク1のデータ構造の一例を示す説明図である。なお、図3には光ディスク1に対してn個(ただしnは任意の自然数をあらわす)のトラックが記録されている場合の例について示した。
【0021】
光ディスク1は、ディスクの内周から外周に向かって、リードイン領域、データ領域およびリードアウト領域の各領域に分類することができる。
【0022】
リードイン領域は、光ディスク1の最内周に存在する領域であり、この領域にはTOC情報(管理データ)が記録されている。TOC情報には、少なくともトラックの種別がオーディオトラックであるかデータトラックであるかを示す情報が含まれる。
【0023】
データ領域には、再生されるデータがトラックごとに分けられて記録される。たとえば再生されるデータが音楽であれば、一般に1つのトラックに1曲分のデータが記録される。各トラックには、サブコード(識別情報)が記録される。サブコードのQチャンネルのコントロールデータには、少なくともトラックの種別がオーディオトラックであるかデータトラックであるかを示す情報が含まれる。
【0024】
リードイン領域からリードアウト領域までのまとまりをセッションという。規格上、同一セッション内に記録されるトラック種別には、トラック領域の先頭トラックがオーディオトラックである場合にはセッション内の全てのトラックがオーディオトラックであるという規定がある。一方、トラック領域の先頭トラックがデータトラックである場合には他のトラックはオーディオトラックおよびデータトラックのいずれであっても構わない。
【0025】
図4は、リードイン領域に記録されたTOC情報がデータ領域に実際に記録されているトラック種別を誤って記録している場合の一例を示す図である。図4には、データ領域のトラック2はオーディオトラックであるにもかかわらずリードイン領域に記録されたTOC情報においてトラック2がデータトラックである旨の情報が関連付けられている場合の例に着いて示した。
【0026】
リードイン領域に記録されたTOC情報において先頭トラックがオーディオトラックである旨の情報が関連付けられているにもかかわらず同一セッション内にデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックが存在する場合には、次の2つの場合が考えられる。
【0027】
第1の場合は、リードイン領域に記録されたTOC情報にのみ記録エラーが発生し、データ領域にはオーディオトラックのみが記録されている場合である(図4参照)。この場合、TOC情報は実際のデータ領域のトラック種別を正確に反映したものではない。
【0028】
第2の場合は、何らかの要因でデータ領域に実際にデータトラックが存在してしまった場合である。この場合、リードイン領域に記録されたTOC情報がトラック領域の情報を正確に記録していることになる。
【0029】
本実施形態に係る光ディスク再生装置10は、先頭トラックがオーディオトラックである旨の情報が関連付けられているにもかかわらず同一セッション内にデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックが存在する場合に、トラック領域の情報を正確に反映したTOC情報を的確に取得することができるものである。
【0030】
データトラック抽出部22は、管理データ取得部21により管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報においてデータ領域の先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、TOC情報においてトラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを抽出する。図4に示す例では、先頭トラックであるトラック1がオーディオトラックであるため、データトラック抽出部22は、TOC情報においてデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラック2を抽出する。
【0031】
図5は、トラック種別検証部23により光ディスクのTOC情報の正誤が検証される様子の一例を示す説明図である。また、図6は、トラック種別検証部23により光ディスクのTOC情報の正誤が検証される様子の他の例を示す説明図である。図5および図6には、光ディスク1が5つのトラック1〜5を記憶し、リードイン領域のTOC情報においてトラック1、4および5がオーディオトラックとされる一方トラック2および3がデータトラックとされる場合の例について示した。
【0032】
トラック種別検証部23は、データトラック抽出部22により抽出されたトラックのサブコード情報を取得する。トラック種別検証部23は、サブコード情報において抽出されたトラックに対してオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報のうち、このトラックに関連付けられたトラック種別をオーディオトラックに変更する(図5参照)。
【0033】
一方、トラック種別検証部23は、抽出されたトラックに対してサブコード情報においてデータトラックである旨の情報が関連付けられていると、管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報を変更せずそのままにする(図6参照)。
【0034】
すなわち、トラック種別検証部23は、TOC情報においてデータ領域の先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられており、かつTOC情報においてトラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックが抽出されると、抽出されたトラックのサブコードにもとづきTOC情報の正誤を検証し、管理データ記憶部30のTOC情報をサブコードの内容と一致させる。
【0035】
再生処理部24は、管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報にもとづいて光ディスク1に記録されたオーディオトラックを再生する。具体的には、再生処理部24は、管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報においてデータ領域の先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、セッションの再生を開始する。このとき、管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報においてデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックについては再生をスキップする。
【0036】
次に、本実施形態に係る光ディスク再生装置10の動作の一例について説明する。
【0037】
図7は、図1に示す光ディスク再生装置10のCPU13により、TOC情報において先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックである場合にTOC情報の誤りを的確に検証する際の手順を示すフローチャートである。図7において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。
【0038】
この手順は、光ディスク再生装置10に光ディスク1が装填された時点でスタートとなる。
【0039】
まず、ステップS1において、管理データ取得部21は、光ディスク1の最内周に記録されたTOC情報を取得し、管理データ記憶部30に記憶させる。
【0040】
次に、ステップS2において、データトラック抽出部22は、管理データ取得部21により管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報において、データ領域の先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられているか否かを判定する。先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられている場合はステップS3に進む。一方、先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていないと一連の手順は終了となる。
【0041】
次に、ステップS3において、データトラック抽出部22は、管理データ取得部21により管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報においてトラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックであってTOC情報の正誤を未検証のトラック(以下、未検証トラックという)があるか否かを判定する。未検証トラックがある場合は、データトラック抽出部22によりこの未検証トラックの情報がトラック種別検証部23に与えられてステップS4に進む。一方、未検証トラックがない場合は、一連の手順は終了となる。
【0042】
次に、ステップS4において、トラック種別検証部23は、データ領域のうちデータトラック抽出部22により抽出された未検証トラックが記憶された領域にアクセスする。
【0043】
次に、ステップS5において、トラック種別検証部23は、未検証トラックのサブコード情報を取得する。
【0044】
次に、ステップS6において、トラック種別検証部23は、未検証トラックのサブコード情報においてトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられているか否かを判定(検証)する。未検証トラックのサブコード情報においてトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、ステップS7に進む。一方、未検証トラックのサブコード情報においてトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていないと、ステップS8に進む。
【0045】
次に、ステップS7において、トラック種別検証部23は、管理データ記憶部30に記憶されたTOC情報のうち、未検証トラックに関連付けられたトラック種別をオーディオトラックに変更する(図5参照)。
【0046】
次に、ステップS8において、トラック種別検証部23は、未検証トラックが最終トラックであるか否か(ステップS1において管理データ取得部21により取得されたTOC情報に含まれる全トラックについて検証が終了したか否か)を判定する。未検証トラックが最終トラックでない場合は、ステップS3に戻る。一方、未検証トラックが最終トラックである場合は、一連の手順は終了となる。
【0047】
以上の手順により、TOC情報において先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックである場合にTOC情報の誤りを的確に検証することができる。
【0048】
本実施形態に係る光ディスク再生装置10は、TOC情報において先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックである場合に、TOC情報においてデータ種別がデータトラックであるトラックがあると、このトラックのサブコード情報と一致するようTOC情報を更新する。このため、本実施形態に係る光ディスク再生装置10によれば、TOC情報において先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックである場合にTOC情報の誤りを的確に検証することができる。
【0049】
また、TOC情報において先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックである場合に何らかの要因で規定から逸脱してしまいデータトラックが紛れ込んだ場合であっても、この紛れ込んだデータトラックを的確に判別することができる。さらに、光ディスク再生装置10は、このデータトラックをスキップしつつ、オーディオトラックのみ再生することができる。したがって、光ディスク再生装置10によれば、ユーザは、TOC情報において先頭トラックのトラック種別がオーディオトラックである場合に何らかの要因で規定から逸脱してしまいデータトラックが紛れ込んでしまった光ディスク1であっても、通常の光ディスク(セッションがオーディオトラックのみで構成された光ディスク)と同様にストレスなく再生を楽しむことができる。
【0050】
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0051】
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
【符号の説明】
【0052】
10 光ディスク再生装置
21 管理データ取得部
22 データトラック抽出部
23 トラック種別検証部
24 再生処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクの最内周に記録された管理データを取得し管理データ記憶部に記憶させる管理データ取得部と、
前記管理データにおいてデータ領域の先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、前記管理データにおいて前記トラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを抽出するデータトラック抽出部と、
前記データトラック抽出部により抽出されたトラックに対して前記データ領域内の識別情報において前記トラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、このトラックに対して前記トラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられるよう前記管理データ記憶部に記憶された前記管理データを変更するトラック種別検証部と、
前記管理データ記憶部に記憶された前記管理データの情報にもとづいて前記光ディスクに記録されたオーディオトラックを再生する再生処理部と、
を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
【請求項2】
前記トラック種別検証部は、
前記データトラック抽出部により抽出されたトラックに対して前記データ領域内の識別情報において前記トラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられていると、このトラックに関しては前記管理データ記憶部に記憶された前記管理データを変更しない、
請求項1記載の光ディスク再生装置。
【請求項3】
前記再生処理部は、
前記管理データ記憶部に記憶された前記管理データにおいて前記トラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを再生するとともに前記トラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを再生せずスキップする、
請求項1または2に記載の光ディスク再生装置。
【請求項4】
光ディスクの最内周に記録された管理データを取得し管理データ記憶部に記憶させるステップと、
前記管理データにおいてデータ領域の先頭トラックに対してトラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられていると、前記管理データにおいて前記トラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを抽出し、当該抽出されたトラックに対して前記データ領域内の識別情報からトラック情報を検証する検証ステップと、
前記検証ステップにおいて、前記トラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられている場合には、このトラックに対して前記トラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられるよう前記管理データ記憶部に記憶された前記管理データを変更する変更ステップと、
前記管理データ記憶部に記憶された前記管理データの情報にもとづいて前記光ディスクに記録されたオーディオトラックを再生するステップと、
を有することを特徴とする光ディスク再生方法。
【請求項5】
前記抽出されたトラックに対して前記データ領域内の識別情報において前記トラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられていると、このトラックに関しては前記管理データ記憶部に記憶された前記管理データを変更しないステップ、
をさらに有する請求項4記載の光ディスク再生方法。
【請求項6】
前記光ディスクに記録されたオーディオトラックを再生するステップは、
前記管理データ記憶部に記憶された前記管理データにおいて前記トラック種別がオーディオトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを再生するとともに前記トラック種別がデータトラックである旨の情報が関連付けられたトラックを再生せずスキップするステップである、
請求項4または5に記載の光ディスク再生方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−108984(P2012−108984A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−258099(P2010−258099)
【出願日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(504113008)東芝アルパイン・オートモティブテクノロジー株式会社 (110)
【Fターム(参考)】