説明

光ディスク装置

【課題】光ディスク装置において、トレイを収納する際、少ない部品点数で安定したロック動作を行うこと。
【解決手段】収納されたトレイ3を筐体2に係合させるロック機構と、ロック機構を初期状態に復帰させるためにトレイ3に設けたリセットアーム14と、リセットアーム14と係合する筐体2に設けた係合ボス22を備え、トレイ3には、リセットアーム14と係合ボス22との係合位置を規制する突起部21を設ける。突起部21は、係合ボス22の背面に当接して、リセットアーム14と係合ボス22の係合量が一定になるように規制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスクに情報を記録再生する光ディスク装置に係り、特に光ディスクを載置したトレイを筐体に収納する際のロック機構に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に電子機器に搭載される光ディスク装置では、装置本体(筐体)に出入自在に保持されたトレイを備え、このトレイを筐体から引き出した状態で光ディスクを載置し、再びトレイを筐体に収納することで光ディスクを装置本体に装着する構造となっている。トレイには、光ディスクを回転させるスピンドルモータや、光ディスク半径方向に移動可能でディスク記録面にレーザ光を照射して情報を記録または再生する光ピックアップが取り付けられている。
【0003】
トレイを筐体に収納すると、トレイ側のロックアームが筐体側のロックシャフトに係合してロックされ、トレイは閉じた状態となる。また、イジェクトボタンを押すことによりロックアームとロックシャフトの係合は解除され、トレイが開いた状態となる。ここでロックアームを解除するために、ソレノイドに吸着されている可動片をソレノイドから離脱させる。しかし、可動片がソレノイドから一旦離脱すると、初期位置(リセット状態)に自己復帰ができないため、トレイを筐体に収納するときにはこの可動片を初期位置に戻す動作(復帰動作)が必要である。可動片の復帰動作のためにトレイには復帰用リセットアームを設け、筐体側に設けた突起部(ボス)がリセットアームの先端部と係合して回動させる。
【0004】
可動片の復帰動作を正常に行うためには、このボスとリセットアームの係合量(オーバーラップ量)は所定範囲内になるよう設定しなければならない。もしも係合量が少ないとトレイ収納時の可動片の復帰動作が不十分となり、トレイのロック動作が失敗することになる。しかしながら、トレイと筐体の間にはトレイ出し入れをスムーズに行うためにクリアランスを設けているので、ボスとリセットアームの係合量を管理するのは困難であった。
【0005】
これに関し特許文献1では、トレイと筐体の係合ミスを回避するための構成が開示される。ここでは、筐体とトレイを係合するイジェクトロック機構と、筐体とトレイを移動自在に保持するレールと、トレイに設けられレールを保持するレール保持部と、筐体に設けられレールを保持するレールガイドを備え、レールガイドは突起部を有し、その突起部が、トレイが筐体に収納されている時に、レールよりスピンドルモータ側で、かつスピンドルモータの回転中心よりトレイの収納方向側に位置するものである。
【0006】
特許文献1によればその効果として、トレイが筐体に収納される際の、トレイの収納方向に対して垂直方向でかつ筐体の主平面部と平行方向におけるトレイの可動領域を一定の範囲内でコントロールすることができるようになるため、イジェクトロック機構が設けられたトレイの収納条件を一定範囲でコントロールすることが可能となること、そのため、トレイを筐体に収納する際、トレイの収納条件に起因して発生するトレイと筐体の係合ミスを回避することが可能となることが述べられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−66485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ノートパソコンのように小型の電子機器に搭載する場合、筐体の厚みが薄くなりトレイ収納時のロック機構のスペースが限られるので、少ない部品で安定したロック動作を行う必要がある。
【0009】
特許文献1では、レールガイドに設けた突起部によりトレイの可動領域を一定の範囲内に規制する効果は、突起部の存在する近傍領域であるトレイの奥の部分(スピンドルモータの回転中心より奥方向)に限定される。一方、イジェクトロック機構は突起部から遠く離れたトレイの手前側(スピンドルモータの回転中心より手前)に存在するので、トレイの可動領域を規制する効果は小さくなり(ガタが残る)、トレイと筐体の係合ミスを十分に回避することはできないと考えられる。
【0010】
また、特許文献1では、筐体のレールガイドに設けた突起部からの規制効果は、レールやレール保持部を介してトレイのロック機構に伝達されるものである。よって、係合量(オーバーラップ量)を支配する部品数が多くなり、ノートパソコンのように薄型で部品点数の少ない構成で安定したロック動作は困難であると思われる。
【0011】
本発明の目的は、トレイを収納する際、少ない部品点数で安定したロック動作を行うための光ディスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、光ディスクが載置されたトレイを筐体に収納して該光ディスクに情報を記録再生する光ディスク装置において、収納された上記トレイを上記筐体に係合させるロック機構と、該ロック機構を初期状態に復帰させるために上記トレイに設けたリセットアームと、該リセットアームと係合する上記筐体に設けた係合ボスを備え、上記トレイには、上記リセットアームと上記係合ボスとの係合位置を規制する突起部を設けた構成とする。
【0013】
ここで前記トレイに設けた前記突起部は、前記リセットアームと前記係合ボスが係合するとき、前記係合ボスの背面に当接して、前記リセットアームと前記係合ボスの係合量が一定になるように規制する。また、前記突起部は前記トレイの内側面に一体的に形成し、該突起部の形状は、前記係合ボスとの当接面を平面状に、前記トレイの収納方向の端面を斜面状とした。
【0014】
また本発明は、光ディスクが載置されたトレイを筐体に収納して該光ディスクに情報を記録再生する光ディスク装置において、収納された上記トレイを上記筐体に係合させるロック機構と、該ロック機構を初期状態に復帰させるために上記トレイに設けたリセットアームと、該リセットアームと係合する上記筐体に設けた係合ボスを備え、上記トレイを収納したとき上記筐体に対する横方向の位置を規制するため、上記トレイの内側面には、上記係合ボスと当接する突起部を設けた構成とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、光ディスク装置のロック動作における係合ミスをなくし、安定したロック動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による光ディスク装置の一実施例を示す外観図。
【図2】トレイ2側のロック機構の構造を示す斜視図。
【図3】筐体2側のロック機構の構造を示す斜視図。
【図4】トレイ収納時のロック機構の復帰動作を示す斜視図。
【図5】リセットアーム14と係合ボス22との係合状態を模式的に示す平面図。
【図6】突起部21と係合ボス22との当接状態を示す断面図。
【図7】本実施例におけるロック動作の流れを示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明による光ディスク装置の一実施例を示す外観図であり、(a)は表面側、(b)は裏面側から見た斜視図である。図1において、1は光ディスク装置、2は筐体、2aは上部筐体部、2bは下部筐体部、3はトレイ、4は光ピックアップモジュール、5はレール、6はレール保持部、7はスピンドルモータ、8はカバー、8aは開口、8bは裏面カバー、9はキャリッジ、10はベゼル、11はイジェクトボタン、20は光ピックアップ、30はレールガイドである。
【0018】
光ディスク装置1は、筐体(シャーシ)2と、筐体2に出入自在に保持されたトレイ3を有している。筐体2は、金属製の上部筐体部2a、下部筐体部2bを組み合わせて袋状であり、筐体2の開口からトレイ3を収納する構成となっている。トレイ3の裏面カバー8bには、光ディスクにレーザ光を照射して情報の記録や再生を行う光ピックアップモジュール4が取り付けられている。
【0019】
光ピックアップモジュール4は、光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ7と、スピンドルモータ7から外周にかけて開口8aを設けたカバー8と、開口8aから一部が露出したキャリッジ9を有している。キャリッジ9は、光ピックアップモジュール4に設けられた複数の案内シャフトに移動自在に保持されており、図示しないフィードモータによって、スピンドルモータ7に近づいたり離れたりするように移動する。キャリッジ9には、光ディスクにレーザ光を照射するレーザーダイオード等の光源や対物レンズなどの各種光学部材を有する光ピックアップ20が搭載されている。
【0020】
トレイ3は筐体2に対して、レール5を介して収納及び引き出しの移動が行われる。トレイ3は、その側面に設けたレール保持部6によりレール5に保持される。また、レール5は、筐体2側面に設けられたレールガイド30により保持される。トレイ3の出入移動をスムーズに行わせるため、レール5、レール保持部6、レールガイド30の間には所定の間隙(クリアランス)を設けている。
【0021】
トレイ3を収納するときは、トレイ3の前面に設けられたベゼル10を筐体2側に押し込み、筐体2に設けられた係合部(後述するロックシャフト18)とトレイ3に設けられた係合部(後述するロックアーム16)とを係合させることで、トレイ3を筐体2内に固定(ロック)させる。一方トレイ3を引き出すときは、ベゼル10に設けられたイジェクトボタン11を押すことで、筐体2に設けられた係合部とトレイ3に設けられた係合部との係合を解除し、トレイ3を筐体2から前面側に引き出す。このロック機構は、トレイ3についてはイジェクトボタン11の背面側の符号40で示す部分に配置されている。筐体2については、符号40に対応する符号41の部分に配置されている。以下、これらのロック機構について説明する。
【0022】
図2は、トレイ2側のロック機構の構造を示す斜視図であり、図1における符号40の部分を裏面側から見て拡大したものである。なお、説明のために裏面カバー8bは除去している。図2において、12はソレノイド、13は可動片、14はリセットアーム、15はリリースアーム、16はロックアーム、17はイジェクトスプリング、18はロックシャフトである。なお、ソレノイド12、可動片13、イジェクトスプリング17については、これらをトレイ3から除去した状態を示す(搭載した状態は、後述の図7に示す)。
【0023】
ロックアーム16は筐体2側のロックシャフト18と係合することで、ロック状態を実現する。リリースアーム15はロック状態のロックアーム16を逆方向に回動させて、ロック状態を解除する。リリースアーム15は可動片13の移動に連動して回動し、可動片13はソレノイド12の吸着力とイジェクトスプリング17の吸引力を受け、いずれかの方向に移動する。リセットアーム14は、後述する筐体2側の係合ボス22と係合することで回動し、リリースアーム15を回動させ、イジェクトスプリング17により吸引されている可動片13をソレノイド12側に移動させて吸着させる。
【0024】
本実施例では、トレイ3の内側面に、内側に向けた突起部21を設けている。この突起部21は、筐体2側に設けた係合ボス22に当接して、トレイ3を収納したとき筐体2に対する横方向(トレイの載置面に平行で収納方向と垂直な方向)の位置を規制する。すなわちこの突起部21は、係合ボス22に当接して、係合ボス22とリセットアーム14の係合時の位置関係を規制する役目を有する。
【0025】
図3は、筐体2側のロック機構の構造を示す斜視図であり、図1における符号41の部分を表面側から見て拡大したものである。なお、説明のために上部筐体部2aは除去している。下部筐体部2bには円柱状の断面を有するロックシャフト18を設け、レールガイド30には当接部が角柱状の係合ボス22を設けている。ロックシャフト18は、図2におけるロックアーム16の先端部と係合し、係合ボス22は図2におけるリセットアーム14の先端部に係合する。当然ながら、これらの係合量を所定量とするために、ロックシャフト18や係合ボス22を、前記ロックアーム16やリセットアーム14の位置に合わせて配置する。
【0026】
トレイ3が収納されたロック状態では、トレイ3側のロックアーム16は、筐体側のロックシャフト18に係合している。そのとき可動片13はソレノイド12に吸着され、可動片13に連動するリリースアーム15はロックアーム16から離れ、ロックアーム16に作用しないようにしてロック状態を保持する。つまり、ロック状態とするには、可動片13をソレノイド12に吸着させておかなければならない。
【0027】
一方ロック解除時は、イジェクトボタン11を押すことにより可動片13とソレノイド12の吸着を解除し、可動片13はイジェクトスプリング17の吸引力を受けてソレノイド12から離脱する。これに連動してリリースアーム15が回動し、ロックアーム16を回動させる。その結果、ロックアーム16とロックシャフト18との係合が解除されることで、ロック状態を解除する。
【0028】
次にトレイ3を収納しロック状態に遷移するとき、ソレノイド12から一旦離脱した可動片13は、ソレノイド12を動作させてもソレノイド12側に移動できず、初期位置(リセット状態)に復帰ができない。よって、このままではロック状態を実現できないので、この可動片13をソレノイド12に対して初期位置に戻す動作が必要となる。そのため、トレイ3を筐体2に収納する動作と連動して、リセットアーム14を筐体2側の係合ボス22と係合させて回動させ、リリースアーム15を介して、可動片13を初期位置に復帰させる。その結果、ロック機構は初期状態に復帰する。
【0029】
図4は、トレイ収納時のロック機構の復帰動作を示す斜視図である。トレイ3側のロック機構に、筐体2側のレールガイド30を組み合わせた状態を裏面から見た図である。なお、筐体2側の下部筐体部2bとそれに設けたロックシャフト18は説明のために除去している。
【0030】
復帰動作に関連する部品として、トレイ3側のリセットアーム14、ロックアーム16、及び突起部21を示す。また筐体2側の、レールガイド30とこれに設けた係合ボス22を示す。トレイ3を収納し、リセットアーム14の先端がレールガイド30の係合ボス22に接触(係合)しようとする状態である。このときトレイ3に設けた突起部21は、係合ボス22の背面に当接しようとしている。従来、トレイ3とレールガイド30との間にはクリアランスが存在するので、リセットアーム14と係合ボス22との係合時の距離はばらついていた。本実施例では、トレイ3に設けた突起部21の側面を係合ボス22の背面に当接して、リセットアーム14と係合ボス22との距離を規制し、両者の係合量をほぼ一定となるように規制するものである。
【0031】
図5は、リセットアーム14と係合ボス22との係合状態を模式的に示す平面図である。
【0032】
トレイ3に設けた突起部21の側面(規制面)21aが係合ボス22の背面22aと当接して、リセットアーム14と係合ボス22の位置関係を規制する。リセットアーム14と係合ボス22との係合量(オーバーラップ量)Aは、係合ボス22の幅B、リセットアーム14の先端部の長さC、シャフト14aと突起部21の規制面21aとの距離Dとすると、A=B+C−Dで決まる。ここに、リセットアーム14のシャフト14aと突起部21はトレイ3上に一体で成形加工されているので、距離Dは精度良く実現できる。よって、係合量Aの精度は、係合ボス22の幅B、リセットアーム14の先端部の長さCの2部品の精度で決まる。
【0033】
従来は、寸法を管理すべき部品数はレールやレールガイドなどを含み5点ほど存在した。これに対し本実施例では、突起部21により係合部材である係合ボス22とリセットアーム14を直接的に規制するので、寸法を管理すべき部品数が2個に低減し、管理し易くばらつきが低減する。その結果、係合量(オーバーラップ量)Aのばらつきは大幅に低減し、従来の約1/3に抑えることができた。これにより、ロック動作時の係合ミスの発生をなくすることができる。
【0034】
なお、突起部21の形状は、係合ボス22との当接面21aを平面状に、トレイ3の収納方向の端面21cを斜面状とすることで、係合ボス22との当接動作をスムーズに行うことができる。
【0035】
図6は、突起部21と係合ボス22との当接状態を示す断面図であり、図5におけるX−X’断面を示す。(a)は本実施例の場合、(b)は比較のために従来の場合を示す。
(a)のように本実施例では、レールガイド30に設けた係合ボス22の背面22aは、トレイ3に設けた突起部21の規制面21aに当接し、トレイ3に対する係合ボス22の位置決め精度が向上する。これに対し(b)の従来構成では、係合ボス22とトレイ3との間の位置関係を規制するものがなく、レールガイド30とトレイ3との間に元々存在するクリアランスだけ変動可能で、よって位置決め精度が悪かった。
【0036】
図7は、本実施例におけるロック動作の流れを示す平面図で、裏面から見た図である。
(a)はロック動作開始状態で、使用者によりベゼル10を介してトレイ3がガイドレール30に沿って筐体2に収納される。ロックアーム16はロックシャフト18に係合する直前で、またリセットアーム14は係合ボス22に係合する直前の状態である。
【0037】
(b)はロック動作途中の状態で、ロックアーム16はロックシャフト18に係合を開始し、またリセットアーム14は係合ボス22に係合する。このとき、突起部21は係合ボス22の背面に当接してその位置を規制する。リセットアーム14の回動はリリースアーム15に伝達され、リリースアーム15が回動する。リリースアーム15に搭載した可動片13は、イジェクトスプリング17の吸引力に逆らって、ソレノイド12方向に移動し吸着される。
【0038】
(c)はロック動作が完了した状態で、ロックアーム16はロックシャフト18に係合している。また可動片13はソレノイド12内の初期位置(リセット状態)に復帰している。係合ボス22とリセットアーム14の係合は解除され、リセットアーム14は(a)と同じ位置に戻る。またリリースアーム15とロックアーム16の接触が解除され、ロック状態が保持される。
【0039】
以上のように、本実施例によればトレイ3側に突起部21を設けることで、トレイ収納の際ロック動作における係合ミスをなくし、ロック動作のマージンを大幅に向上させる効果がある。
【符号の説明】
【0040】
1…光ディスク装置、
2…筐体、
2a…上部筐体部、
2b…下部筐体部、
3…トレイ、
4…光ピックアップモジュール、
5…レール、
6…レール保持部、
7…スピンドルモータ、
8…カバー、
8a…開口、
8b…裏面カバー、
9…キャリッジ、
10…ベゼル、
11…イジェクトボタン、
12…ソレノイド、
13…可動片、
14…リセットアーム、
15…リリースアーム、
16…ロックアーム、
17…イジェクトスプリング、
18…ロックシャフト、
20…光ピックアップ、
21…突起部、
22…係合ボス、
30…レールガイド。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクが載置されたトレイを筐体に収納して該光ディスクに情報を記録再生する光ディスク装置において、
収納された上記トレイを上記筐体に係合させるロック機構と、
該ロック機構を初期状態に復帰させるために上記トレイに設けたリセットアームと、
該リセットアームと係合する上記筐体に設けた係合ボスを備え、
上記トレイには、上記リセットアームと上記係合ボスとの係合位置を規制する突起部を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
【請求項2】
請求項1に記載の光ディスク装置において、
前記トレイに設けた前記突起部は、前記リセットアームと前記係合ボスが係合するとき、前記係合ボスの背面に当接して、前記リセットアームと前記係合ボスの係合量が一定になるように規制することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の光ディスク装置において、
前記突起部は前記トレイの内側面に一体的に形成し、該突起部の形状は、前記係合ボスとの当接面を平面状に、前記トレイの収納方向の端面を斜面状としたことを特徴とする光ディスク装置。
【請求項4】
請求項1に記載の光ディスク装置において、
前記ロック機構は、前記筐体に設けたロックシャフトと、該ロックシャフトに係合する前記トレイに設けたロックアームと、該ロックアームの係合を解除するリリースアームを有し、
前記リセットアームは、上記リリースアームに連動する可動片を、該可動片を吸着するソレノイドに対して初期位置に戻すことで前記ロック機構を初期状態に復帰させることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項5】
光ディスクが載置されたトレイを筐体に収納して該光ディスクに情報を記録再生する光ディスク装置において、
収納された上記トレイを上記筐体に係合させるロック機構と、
該ロック機構を初期状態に復帰させるために上記トレイに設けたリセットアームと、
該リセットアームと係合する上記筐体に設けた係合ボスを備え、
上記トレイを収納したとき上記筐体に対する横方向の位置を規制するため、上記トレイの内側面には、上記係合ボスと当接する突起部を設けたことを特徴とする光ディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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