説明

光ディスク装置

【課題】 ブラケットを削減したとしてもディスク搬送の安定性を確保して、部品点数の削減及び薄型化を図る。
【解決手段】 光ディスク装置は、光ディスクを回転駆動し、前記光ディスクのデータを読み取る機構を持つ本体部と、本体部の光ディスクの挿入口上部に配置され、光ディスクを案内するディスクガイドと、ディスクガイドの下方に配置され、ディスクガイドとともに光ディスクを挟持して、ディスクガイドに対して光ディスクを押しつけて搬送する搬送ローラと、挿入口を遮る方向に延在する支持軸及びディスクガイドよりも上方に位置するように支持軸に設けられたディスクガイド押さえを有し、光ディスクの挿入または排出に伴い支持軸が移動するアーム部とを備えている。ディスクガイドは、アーム部を案内するため、アーム部の移動方向に沿って延在するアームガイド部を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光ディスク装置は映像信号及び音響信号の記録・再生に広く利用されている(例えば特許文献1参照)。図14,15は従来の光ディスク装置の概略構成を示す説明図であり、図14は光ディスク装置の上面図(部分)、図15は光ディスク装置の正面図である。これら図14,15に示すように光ディスク装置100は、光ディスクの回転駆動部や光ピックアップ装置等が搭載された本体部101と、本体部101の上部を覆うブラケット102とを備えている。
【0003】
図16は光ディスク装置100におけるブラケット102を省略し本体部101を示す上面図(部分)である。本体部101の上部には、光ディスクD(図18参照)を案内するディスクガイド103が設けられている。
【0004】
図17は本体部101におけるディスクガイド103を省略した状態を示す上面図(部分)である。本体部101には、光ディスクDを搬送する搬送ローラ104と、光ディスクDの挿入/排出にあわせて左右方向に開閉し、図示しない検出スイッチを押す一対の検出アーム106と、検出アーム106に対して内側に向かう力を付勢するアーム用バネ107とが設けられている。
【0005】
図18はディスクガイド103、搬送ローラ104及び光ディスクDの関係を示す正面図であり、図19はこれらの関係を模式的に示す模式図である。図18,19に示すように、ディスクガイド103の下面103aの両側部には、下方に向けて傾斜する傾斜部103cが形成されている。この傾斜部103cの稜線103bは本体部101の奥に向かって狭まるように形成されている(図16の点線参照)。また、図18,19に示すように、搬送ローラ104は、外側に向かって外径が大きくなるテーパ状に形成されている。また、搬送ローラ104は、光ディスクDに当接するため、図示しない圧着バネによって、上方に向かう付勢力が付与されている(図18の矢印P0参照)。この圧着バネの付勢力により、搬送ローラ104がディスクガイド103に光ディスクDを押し当て、搬送ローラ104の摩擦力により光ディスクDを搬送している。ここで、実用上、埃や塵などの粉塵が搬送ローラ104に付着していると、摩擦力が低下してしまうので、この低下分を考慮して圧着バネの付勢力は高く設定されている。
【0006】
図20はディスクガイド103の外側で光ディスクDが接触している状態を示す正面図(一部)であり、図21はディスクガイド103の中央部分で光ディスクDが接触している状態を示す正面図である。なお、図21では、光ディスクDを挿入した直後あるいは排出完了直前の状態を点線で示している。
図20に示すように検出アーム106が最も開いて、図における左右方向の外側でディスクガイド103の光ディスクDが接触していると、圧着バネによる付勢力はその接触部分P1に作用する。図21に示すように検出アーム106が僅かに開いて、ディスクガイド103の中央部分で光ディスクDが接触していると圧着バネによる付勢力はその接触部分P2に作用する。いずれにしろ、上方に向かう付勢力は光ディスクDを介してディスクガイド103に加わるので、ディスクガイド103が上方に向けて凸となるように撓むことになる。特に、ディスクガイド103の中央部分で光ディスクDが接触している場合にはモーメントも大きくなるため変形量も大きくなる。
【0007】
ディスクガイド103に撓みが生じてしまうと、ディスクガイド103の高さが変わってしまうために、他部品と光ディスクDとの干渉や、圧着バネの付勢力のロス等を誘発してしまい、結果的に搬送不良が発生するおそれがある。
このようなディスクガイド103の変形を防止するために、従来においてはディスクガイド103の上部にブラケット102が重ねられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2004−22040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、他の電子機器と同様に光ディスク装置においても部品点数の削減や薄型化が望まれている。
このため、本発明の課題は、ブラケットを削減したとしてもディスク搬送の安定性を確保して、部品点数の削減及び薄型化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係る光ディスク装置は、
光ディスクを回転駆動し、前記光ディスクのデータを読み取る機構を持つ本体部と、
前記本体部の前記光ディスクの挿入口上部に配置され、前記光ディスクを案内するディスクガイドと、
前記ディスクガイドの下方に配置され、前記ディスクガイドとともに前記光ディスクを挟持して、前記ディスクガイドに対して前記光ディスクを押しつけて搬送する搬送ローラと、
前記挿入口を遮る方向に延在する支持軸及び前記ディスクガイドよりも上方に位置するように前記支持軸に設けられたディスクガイド押さえを有し、前記光ディスクの挿入または排出に伴い前記支持軸が移動するアーム部と、を備え
前記ディスクガイドは、前記アーム部を案内するため、前記アーム部の移動方向に沿って延在するアームガイド部を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の光ディスク装置において、
前記アームガイド部は、前記移動方向に沿った長孔であり、
前記支持軸は前記長孔内に挿通されていることを特徴としている。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光ディスク装置において、
前記アームガイド部は前記挿入口の中心部分の高さが前記挿入口外側部分よりも高く形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ブラケットを削減したとしてもディスク搬送の安定性を確保して、部品点数の削減及び薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態の光ディスク装置の概略構成を示す上面図(部分)である。
【図2】図1の光ディスク装置の概略構成を示す正面図である。
【図3】図1の光ディスク装置の概略構成を示す下面図(部分)である。
【図4】図1の光ディスク装置に備わるディスクガイドと搬送ローラとの関係を模式的に示す正面図である。
【図5】図4のディスクガイドと搬送ローラと光ディスクとの関係を模式的に示す側面図である。
【図6】図5のディスクガイドと搬送ローラとが光ディスクを搬送している状態を模式的に示す側面図である。
【図7】図1の光ディスク装置に備わる一対のアーム部の概略構成を示す正面図である。
【図8】図1の光ディスク装置に備わるディスクガイドの中央部分で光ディスクが接触している状態での光ディスク装置の一部を示す正面図である。
【図9】図1の光ディスク装置に備わるディスクガイドの外側で光ディスクが接触している状態での光ディスク装置の一部を示す正面図である。
【図10】図7のアーム部の第一の変形例を示す斜視図である。
【図11】図7のアーム部の第二の変形例を示す斜視図である。
【図12】図1のディスクガイドに備わるアームガイド部の変形例を示す斜視図である。
【図13】図1のディスクガイドの変形例を示す正面図である。
【図14】従来の光ディスク装置の概略構成を示す上面図(部分)である。
【図15】図14の光ディスク装置の概略構成を示す正面図である。
【図16】図14の光ディスク装置からブラケットを省略し、本体部の概略構成を示す上面図(部分)である。
【図17】図16の本体部からディスクガイドを省略した状態を示す上面図(部分)である。
【図18】図14の光ディスク装置に備わるディスクガイド、搬送ローラ及び光ディスクの関係を示す正面図である。
【図19】図18の関係を模式的に示す模式図である。
【図20】図14の光ディスク装置におけるディスクガイドの外側で光ディスクが接触している状態を示す正面図(一部)である。
【図21】図14の光ディスク装置におけるディスクガイドの中央部分で光ディスクが接触している状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0016】
図1〜3は本実施形態の光ディスク装置の概略構成を示す説明図である。これら図1〜3に示すように光ディスク装置1は、光ディスクD1(図6参照)を回転駆動する回転駆動部(ターンテーブル)や、光ディスクD1のデータを読み取るための光ピックアップ装置等が設置された本体部2を備えている。
【0017】
本体部2における光ディスクD1の挿入口21の近傍には、光ディスクD1を案内するディスクガイド3と、当該ディスクガイド3とともに光ディスクD1を挟持して、ディスクガイド3に対して光ディスクD1を押しつけて搬送する搬送ローラ4とが設けられている。
【0018】
図4はディスクガイド3と搬送ローラ4との関係を模式的に示す正面図であり、図5はディスクガイド3と搬送ローラ4と光ディスクD1との関係を模式的に示す、図4を側面から見た側面図である。
図1、図4及び図5に示すように、ディスクガイド3の下面31の両側部には、下方に向けて傾斜する傾斜部34が形成されている。この傾斜部34の稜線32は、本体部2の奥に向かって狭まるように挿入口21内面に向かって形成されている。また、ディスクガイド3の挿入口21には、左右方向に沿って延在する一対の長孔33が形成されている。
【0019】
搬送ローラ4は、図示しない駆動モータ及び当該モータに接続されたギアからの動力が軸に伝わり回転駆動されるようになっている。搬送ローラ4は、左右方向に延在していて、ディスクガイド3の下方に配置されている。搬送ローラ4は、軸と外側に向かって外径が大きくなるテーパ部と、両端部とで形成されている。このテーパ部41は、光ディスクD1に接触するため、その表面がゴム等の弾性体により被覆されている。また、搬送ローラ4の両端部は、圧着バネ5を介して本体部2に支持されている。圧着バネ5は、搬送ローラ4がディスクガイド3を押圧するように、搬送ローラ4に付勢力(図5中、矢印Y)を付与している。そして、図6に示すように、光ディスクD1を搬送する際においても、圧着バネ5の付勢力によって搬送ローラ4が光ディスクD1をディスクガイド3に押しつけることになる。
【0020】
そして、光ディスクD1が挿入口21に挿入された直後であると、光ディスクD1は図4に示すように搬送ローラ4及びディスクガイド3の中央部付近で挟持されることになる(図4の点線D1参照)。その後、搬送が進むにつれて挟持位置B1は徐々に外側に移動することになる。つまり、圧着バネ5の付勢力がディスクガイド3に作用する挟持位置B1は、挿入直後では中央部分であり、搬送が進むにつれて外側に移動することになる。
【0021】
また、図1〜3に示すように、本体部2における挿入口21の近傍には、光ディスクD1の挿入又は排出に伴い左右方向に移動する一対のアーム部6が設けられている。
【0022】
図7は、一対のアーム部6の概略構成を示す正面図である。図7に示すように、アーム部6は、板状部61と、上下方向に延在し、下端部で板状部61を支持する支持軸62とを備えている。一対のアーム部6は、図示しないアーム用バネによってそれぞれ内側に向かう付勢力が付与されている。
【0023】
板状部61は左右方向に延在した略板状の部材であり、その外端部の上部に支持軸62が取り付けられている。支持軸62は、挿入口21を遮る方向に延在しており、その上端部がスライド自在となるように長孔33内に挿通されている。また、支持軸62の一部は、ディスクガイド3の直下部分は光ディスクD1の外周面に当接する。これにより、光ディスクD1が挿入されて当該光ディスクD1の外周面により支持軸62が押されると、支持軸62が長孔33に沿ってスライドすることになる。つまり、長孔33が、アーム部6を案内するため、当該アーム部6の開閉方向(左右方向)に沿って延在するアームガイド部である。
そして、支持軸62の上端部には、長孔33の幅よりも大きな外径を有する円板状のディスクガイド押さえ621が形成されている。これにより、ディスクガイド押さえ621は、支持軸62の軸方向に対して直交する方向に沿って側方に向かって延出し、ディスクガイド3の上面に対向しているので、ディスクガイド3の浮きを防止する。
【0024】
また、図3に示すように、本体部2には、駆動モータを駆動するためのスイッチ7が、一方のアーム部6の開閉軌道上に設置されている。一方のアーム部6が所定長さだけスライドすると、このスイッチ7が押されて、駆動ローラを駆動するようになっている。
【0025】
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、ユーザによって光ディスクD1が本体部2の挿入口21に挿入されると、その挿入動作によって一対のアーム部6が光ディスクD1によって外側へ押されスライドする。一対のアーム部6が所定長さ移動してスイッチ7を押下すると、駆動モータが駆動して搬送ローラ4が回転駆動する。この回転駆動にともなって、光ディスクD1は搬送ローラ4とディスクガイド3とによって挟持されながら本体部2の奥に向かって搬送される。ここで「本体部2の奥」とは、挿入口21から見て本体部2の回転駆動部が配置された側である。搬送の際、搬送ローラ4には圧着バネ5よる付勢力が付与されているので、搬送ローラ4が光ディスクD1をディスクガイド3に押しつけながら搬送している。
【0026】
図8はディスクガイド3の中央部分で光ディスクD1が接触している状態での光ディスク装置1の一部を示す正面図であり、図9はディスクガイド3の外側で光ディスクD1が接触している状態での光ディスク装置1の一部を示す正面図である。
図8に示すようにディスクガイド3の中央部分で光ディスクD1が接触していると圧着バネ5による付勢力はその接触部分P3に作用する。このため、ディスクガイド3には、上方に向けて凸に撓ませるモーメントが作用するが、その変形はディスクガイド押さえ621により規制される。
一方、図9に示すようにディスクガイド3の外側で光ディスクD1が接触していると、圧着バネ5による付勢力はその接触部分P4に作用する。この場合、中央部分で光ディスクD1が接触している場合と比べると小さいもののディスクガイド3を上方に向けて凸に撓ませるモーメントは作用する。この場合においてディスクガイド3の変形はディスクガイド押さえ621により規制される。これらのことにより、ディスクガイド3の変形が抑制される。
【0027】
以上のように、本実施形態の光ディスク装置1によれば、ディスクガイド押さえ621は、ディスクガイド3よりも上方に存在し、かつ当該ディスクガイド3の上面に対向するように配置されているので、ディスクガイド3が上方に向けて凸となる変形をディスクガイド押さえ621によって規制することができる。このように、ディスクガイド3の変形が抑えられれば、ディスクガイド3の高さが変わることに起因する他部品と光ディスクD1との干渉や、圧着バネ5の付勢力のロス等を防止することができ、光ディスクD1の搬送を安定化することができる。
このように、本実施形態の光ディスク装置1であると、従来必要であったブラケットを削減したとしてもディスク搬送の安定性を確保して、部品点数の削減及び薄型化を図ることが可能となる。
【0028】
また、ディスクガイド押さえ621は、長孔33に対してスライド自在に係合しているために、圧着バネ5による付勢力の作用点の移動に追従させることもでき、ディスクガイド3の変形を効果的に規制することができる。
【0029】
そして、アーム部を案内するアームガイド部が長孔33であり、その長孔33に対してアーム部6の支持軸62が挿通されているので、支持軸62がアームガイド部から離脱してしまうことを防止できる。
【0030】
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。以下の説明において上記実施形態と同一部分においては同一符号を付してその説明を省略する。
【0031】
例えば、本実施形態では、ディスクガイド押さえ621が円板状である場合を例示して説明したが、ディスクガイド3の浮きを防止できる形状であれば、如何なる形状でもよい。例えば、図10に示すアーム部6Aの通り、ディスクガイド3の上面に対向するように支持軸62aから一側方にのみ延出したディスクガイド押さえ621aや、図11に示すアーム部6Bの通り、ディスクガイド3の上面に対向するように支持軸62bを中心にして直線状に二側方に延出したディスクガイド押さえ621bなどが挙げられる。
【0032】
また、本実施形態では、アームガイド部が長孔33である場合を例示して説明したが、アームガイド部はアーム部6を案内するため、当該アーム部6の移動方向に沿って延在する形状であれば如何なる形状でもよい。例えば、図11に示すディスクガイド3Aのように、その挿入口21側の端部35aを移動方向に沿って延在させることで、当該端部35aをアームガイド部として用いることも可能である。この場合、長孔33を有するディスクガイド3よりも、ディスクガイド3を成型する金型等を簡素化することができる。
【0033】
また、図12に示すディスクガイド3Cのように、一対のアーム部6におけるディスクガイド押さえ621が当接する部分に対して、外側から内側に向かって徐々に高くなるテーパ面38cを形成することも好ましい。これによりディスクガイド3Cのアームガイド部は挿入口21の中心部分の高さが挿入口21外側部分よりも高く形成される。上述した通り、搬送ローラ4の両端部は、圧着バネ5を介して本体部2に支持されているため、ディスクガイド3Cの外側で光ディスクD1が接触している場合(図9参照)においては、ディスクガイド3Cに作用するモーメントは小さくなる。したがって、ディスクガイド3Cの変形を抑える力も小さくてよい。一方、ディスクガイド3Cの中央部分で光ディスクD1が接触している場合(図8参照)では、ディスクガイド3Cに作用するモーメントは大きいために、ディスクガイド3Cの変形を抑える力を大きくすることが望まれる。すなわち、図12に示すディスクガイド3Cのように、一対のアーム部6におけるディスクガイド押さえ621が当接する部分にテーパ面38cが形成されていると、一対のアーム部6が中央部分にある場合にはディスクガイド押さえ621がテーパ面38cの高い部分を押下することになり、ディスクガイド3Cの中央部を下方に向けて撓ませることになる。この変形によって圧着バネ5による付勢力を高めることができ、搬送の安定性をより高めることが可能となる。なお、ディスクガイド3Cの中央部を下方に向けて撓ませた場合、稜線32の角度が寝てしまうことになるが、この状態であると光ディスクD1はディスクガイド3Cの外側には接触していないために搬送上問題とならない。
【0034】
また、アーム部6がディスクガイド3の変形にともなって浮いてしまうと、ディスクガイド3に対する規制が弱まってしまうおそれがある。このため、アーム部6に対して移動方向のスライドを阻害しない範囲で、アーム部6の本体部2からの浮きを規制する規制機構を設けることが好ましい。
【符号の説明】
【0035】
1 光ディスク装置
2 本体部
3 ディスクガイド
4 搬送ローラ
5 圧着バネ
6 アーム部
7 スイッチ
21 挿入口
31 凹部
32 稜線
33 長孔(アームガイド部)
61 板状部
62 支持軸
621 ディスクガイド押さえ
D1 光ディスク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクを回転駆動し、前記光ディスクのデータを読み取る機構を持つ本体部と、
前記本体部の前記光ディスクの挿入口上部に配置され、前記光ディスクを案内するディスクガイドと、
前記ディスクガイドの下方に配置され、前記ディスクガイドとともに前記光ディスクを挟持して、前記ディスクガイドに対して前記光ディスクを押しつけて搬送する搬送ローラと、
前記挿入口を遮る方向に延在する支持軸及び前記ディスクガイドよりも上方に位置するように前記支持軸に設けられたディスクガイド押さえを有し、前記光ディスクの挿入または排出に伴い前記支持軸が移動するアーム部と、を備え
前記ディスクガイドは、前記アーム部を案内するため、前記アーム部の移動方向に沿って延在するアームガイド部を備えることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項2】
請求項1に記載の光ディスク装置において、
前記アームガイド部は、前記移動方向に沿った長孔であり、
前記支持軸は前記長孔内に挿通されていることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の光ディスク装置において、
前記アームガイド部は前記挿入口の中心部分の高さが前記挿入口外側部分よりも高く形成されていることを特徴とする光ディスク再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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