説明

光ディスク録画装置

【課題】光ディスク録画装置において、フォーマット処理の際のユーザによる手間を軽減する。
【解決手段】DVDレコーダは、予約録画開始ボタンが操作されると(S12)、DVDがフォーマット済みかを判定する(S13)。この判定の結果、フォーマット済みでないと判定された場合(S14でNO)、DVDの種類がDVD−R又はDVD−RWのいずれであるか否かを判定する(S15)。この判定の結果、いずれかである場合(S16でYES)、DVDレコーダは、録画を行うテレビ番組のEPG情報からCPRMの有無のコピー制限情報を取得する(S17)。そして、DVDレコーダは、テレビ番組にコピー制限が有る場合(S19でYES)、VRフォーマットでDVDをフォーマットし(S20)、コピー制限がない場合(S19でNO)、ビデオフォーマットでDVDをフォーマット(S21)した後、予約録画処理モードに移行する(S22)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスクのフォーマット処理が可能な光ディスク録画装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、著作権保護の観点から、CPRM(Content Protection for Recordable Media)のコピー制御が課されたテレビ番組が普及している。ところで、DVD(Digital Versatile Disc)のフォーマットの種類には、CPRMに非対応のビデオフォーマットや、CPRMに対応済のVR(Video Recording)フォーマット等があり、CPRMに対応したテレビ番組をDVDに録画する場合、そのDVDはVRフォーマットでなければならない。しかしながら、VRフォーマットよりもビデオフォーマットの方が、一般的に再生可能なAV機器が普及しているため、なるべくビデオフォーマットのDVDにテレビ番組を録画したいという要望がある。
【0003】
ところで、特許文献1には、DVD−RやDVD−RWを、VRフォーマットにフォーマット処理可能なDVDレコーダが開示されている。しかしながら、この種のDVDレコーダでは、ビデオフォーマットでフォーマット処理を行う場合、ユーザが手動でフォーマットを指定する必要があるため、ユーザにとって手間がかかるという問題がある。
【0004】
また、特許文献2には、複数種類の光ディスクの種類を判別し、その種類に応じて自動的にフォーマットを行うDVDレコーダが開示されている。この種のDVDレコーダでは、例えば、DVD−Rと判別した場合に、自動的にビデオフォーマットでフォーマット処理を行い、DVD−RWと判別した場合に、自動的にVRフォーマットでフォーマット処理を行う。しかしながら、この種のDVDレコーダでは、コピー制限のないTV番組を録画する場合であってもDVDディスクがVRフォーマットにフォーマットされてしまうので、コピー制限のないTV番組を録画するときにDVDディスクをビデオフォーマットでフォーマットするには、ユーザが手動でフォーマットを指定する必要があるため、上記問題を解決できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−50490号公報
【特許文献2】特開2003−78874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、フォーマット処理の際のユーザによる手間を軽減させることが可能な光ディスク録画装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、装置本体に装着された光ディスクがフォーマット済か否かを判定するフォーマット済判定手段と、前記光ディスクの種類が、DVD−R又DVD−RWであるか否かを判別するディスク種類判別手段と、前記光ディスクにテレビ番組の録画を行うための録画処理や、装置各部の制御処理を行う制御手段と、前記光ディスクのフォーマット処理を行うフォーマット手段とを備えるDVD録画装置において、コピー制限が有るテレビ番組を録画可能な光ディスクのフォーマットと、コピー制限がないテレビ番組を録画するときの光ディスクのフォーマットとを記憶するフォーマット記憶手段と、放送局から配信されるテレビ番組のコピー制限の有無を示す情報であるコピー制限情報を取得するコピー制限情報取得手段と、前記コピー制限情報取得手段により取得したコピー制限情報に基づき、前記テレビ番組のコピー制限の有無を判定するコピー制限判定手段とをさらに備え、前記制御手段は、テレビ番組の録画を行うときに、前記フォーマット済判定手段により前記光ディスクがフォーマット済でないと判定され、かつ、前記ディスク判別手段により前記光ディスクの種類がDVD−R又はDVD−RWのいずれかであると判定されたときに、前記コピー制限判定手段により前記テレビ番組のコピー制限の有無を判定し、上記判定の結果、前記テレビ番組にコピー制限が有る場合、前記フォーマット記憶手段に記憶された、コピー制限が有るテレビ番組を録画可能なフォーマットで、前記フォーマット手段を用いて、前記光ディスクをフォーマットし、上記判定の結果、前記テレビ番組にコピー制限がない場合、前記フォーマット記憶手段に記憶された、コピー制限がないテレビ番組を録画するときのフォーマットで、前記フォーマット手段を用いて、前記光ディスクをフォーマットするものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光ディスク録画装置において、前記コピー制限は、CPRM(Content Protection for Recordable Media)方式のコピー制限であり、前記コピー制限が有るテレビ番組を録画可能なフォーマットは、DVD−VRフォーマットであり、前記コピー制限がないテレビ番組を録画するときのフォーマットは、DVD−Videoフォーマットであるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、テレビ番組の録画を行うときに、光ディスクがフォーマット済でなく、かつ、光ディスクの種類がDVD−R又はDVD−RWのいずれかであると判定されたときに、テレビ番組のコピー制限の有無を判定する。そして、この結果、テレビ番組にコピー制限が有る場合、コピー制限が有るテレビ番組を録画可能なフォーマットで光ディスクをフォーマットし、コピー制限がない場合、コピー制限がないテレビ番組を録画するときのフォーマットで光ディスクをフォーマットする。そのため、コピー制限が有る番組を録画するときにのみ、コピー制限が有るテレビ番組を録画可能なフォーマットで自動的に光ディスクをフォーマットするので、ユーザがフォーマットを指定する必要がなく、ユーザの手間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係るDVDレコーダの概略構成図。
【図2】上記DVDレコーダのフォーマット設定モードの設定処理の手順を示すフローチャート。
【図3】上記DVDレコーダの自動モードにおける録画処理の手順の一例を示すフローチャート。
【図4】上記DVDレコーダの自動モードにおける録画処理の手順の別の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態に係るDVDレコーダ(光ディスク録画装置)について、図1を参照して説明する。図1は、DVDレコーダ1の内部構成を示す。DVDレコーダ1は、受信したテレビ番組をDVD−RやDVD−RW等の光ディスクに録画可能な機器である。
【0012】
DVDレコーダ1は、放送局から放送されるテレビ番組を受信するデジタルチューナ11と、ユーザによって操作される操作ボタン等を有する操作部12と、筐体外部に露出するように設けられたHDMI端子部等の端子部13と、リモコン装置4から送信されたリモコン信号を受信するリモコン信号受信部14とを備える。また、DVDレコーダ1は、各種情報が記憶されるメモリ15と、DVDディスクdが装着される光ディスクドライブ16と、DVDレコーダ2の装置各部の制御を行う制御用マイコン(制御手段)17とをさらに備える。
【0013】
リモコン装置4は、ユーザによって操作される、デジタルチューナ11によって受信中のテレビ番組の録画を指示するための録画開始ボタン(図示せず)や、予約録画を指示するための予約録画開始ボタン(図示せず)を含む複数の操作ボタンを有し、DVDレコーダ1に対して各種動作指示を行う。
【0014】
デジタルチューナ11は、テレビ番組に加えて、放送局から配信されるEPG(Electronic Program Guide)情報や、テレビ番組に課されたCPRM(Content Protection for Recordable Media)のコピー制限情報を受信する。
【0015】
端子部13には、テレビジョン受像機(以下、TV受像機という)2と接続された伝送ケーブル3の一端が接続される。メモリ15は、制御用マイコン17を動作させるためのプログラム15aと、放送局から受信したEPG情報15bと、フォーマット種類情報(フォーマット記憶手段)15cと、フォーマットモード設定情報15dと、予約録画を行うための各種情報を記憶する予約録画番組情報15eとが記憶される。
【0016】
フォーマット種類情報15cは、DVDディスクdのフォーマット形式を記憶する。具体的には、CPRM(Content Protection for Recordable Media)方式のコピー制限が有るテレビ番組を録画可能なフォーマットとしてDVD−VRフォーマット(以下、VRフォーマットという)を記憶し、CRPMがないテレビ番組を録画するときのフォーマットとしてDVD−Videoフォーマット(以下、ビデオフォーマットという)を記憶する。
【0017】
フォーマットモード設定情報15dは、DVDディスクdに対するフォーマット処理の動作モード(以下、フォーマット動作モード)を記憶する。フォーマット動作モードには、「VRフォーマットモード」と、「ビデオフォーマットモード」と、「自動モード」とがあり、ユーザによって任意の動作モードが設定される。
【0018】
「VRフォーマットモード」は、DVDディスクdの種類がDVD−R又はDVD−RWであれば、録画を行うテレビ番組のコピー制限の有無に係わらず、VRフォーマットでDVDディスクdのフォーマット処理を行うモードである。「ビデオフォーマットモード」は、DVDディスクdの種類がDVD−R又はDVD−RWであれば、コピー制限の有無に係わらず、ビデオフォーマットでDVDディスクdのフォーマット処理を行うモードである。「自動モード」は、制御用マイコン17が各種条件を判断して、VRフォーマット又はビデオフォーマットのいずれかでDVDディスクdのフォーマット処理を自動的に行うモードである。
【0019】
予約録画番組情報15eには、予約録画を行うテレビ番組のチャンネルや、録画開始時間等が記憶される。
【0020】
光ディスクドライブ16は、レーザ光を照射するレーザダイオード(図示せず)を有し、内部に装着されたDVDディスクdにレーザ光を照射することにより、DVDディスクdのフォーマット処理や、DVDディスクdからのTV番組の読み出しや、DVDディスクdに対するTV番組の書込みを行う。
【0021】
制御用マイコン17は、再生処理部17aと、録画処理部17bと、EPG情報取得部17cと、ディスク種類判別部(ディスク種類判別手段)17dと、フォーマット済判定部(フォーマット済判定手段)17eと、フォーマット処理部(フォーマット手段)17fと、コピー制限情報取得部(コピー制限情報取得手段)17gと、コピー制限判定部(コピー制限判定手段)17hとを有する。
【0022】
再生処理部17aは、デジタルチューナ11によって受信されたテレビ番組や、光ディスクドライブ16によってDVDディスクdから読み出されたテレビ番組の再生を行い、再生されたテレビ番組の映像信号及び音声信号を伝送ケーブル3を介してTV受像機2に出力する処理を行う。録画処理部17bは、ユーザによって予め設定された予約録画番組情報15eやユーザによる録画指示に基づいて、デジタルチューナ11から受信されたテレビ番組をDVDディスクdに録画する録画処理を行う。EPG情報取得部17cは、デジタルチューナ11によって受信されたEPG情報を取得する。
【0023】
ディスク種類判別部17dは、光ディスクドライブ16の内部に装着されたDVDディスクdの種類が、DVD−R又DVD−RWであるか否かを判別する。例えば、光ディスクドライブ16のレーザダイオード(図示せず)によってDVDディスクdに照射されるレーザ光の反射率に基づいて、DVDディスクdの種類を判別する。
【0024】
フォーマット済判定部17eは、光ディスクドライブ16に装着されたDVDディスクdがフォーマット済か否かを判定する。フォーマット処理部17fは、フォーマットモード設定情報15dに設定されたフォーマット動作モードに基づいて、光ディスクドライブ16に動作指示することにより、DVDディスクdのフォーマット処理を行う。
【0025】
コピー制限情報取得部17gは、放送局から配信されるテレビ番組のCRPMや、EPG情報に含まれるCPRM等のコピー制限情報の取得を行う。コピー制限判定部17hは、コピー制限情報取得部17gにより取得したコピー制限情報に基づき、テレビ番組のコピー制限の有無を判定する。
【0026】
次に、フォーマットモード設定情報15dの設定処理について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。ユーザがリモコン装置4を操作することにより、フォーマット動作モードの設定画面を表示する(S1)。そして、ユーザが「自動モード」「VRフォーマットモード」「ビデオフォーマットモード」の中から任意のモードを設定する(S2)。
【0027】
ユーザにより「自動モード」が設定された場合(S3でYES)、制御用マイコン17は、フォーマットモード設定情報15dとして「自動モード」を設定する(S4)。また、ユーザにより「VRフォーマットモード」が設定された場合(S3でNO、S5でYES)、制御用マイコン17は、フォーマットモード設定情報15dとして、「VRフォーマットモード」を設定する(S6)。また、ユーザにより「ビデオフォーマット」が設定された場合(S3でNO、S5でNO)、制御用マイコン17は、フォーマットモード設定情報15dとして、「ビデオフォーマットモード」を設定する(S7)。
【0028】
次に、フォーマット動作モードが自動モードの場合における録画処理の一例について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、テレビ番組の予約録画を行う場合についての録画処理について説明する。
【0029】
まず、ユーザが予約録画番組情報15eの各種情報の設定を行い(S11)、光ディスクドライブ16にDVDディスクdを装着して、リモコン装置4の予約録画開始ボタンを操作すると(S12)、制御用マイコン17は、フォーマット済判定部17eを用いて、DVDディスクdがフォーマット済みか否かを判定する(S13)。この判定の結果、フォーマット済みであると判定された場合(S14でYES)、予約録画処理モードに移行する(タイマースタンバイ状態になる)(S22)。
【0030】
一方、上記S13の判定の結果、フォーマット済みでないと判定された場合(S14でNO)、制御用マイコン17は、ディスク種類判別部17dを用いて、DVDディスクdの種類がDVD−R又はDVD−RWのいずれかであるか否かを判定し(S15)、この判定の結果、DVD−R、DVD−RWのいずれでもない場合(S16でNO)、予約録画処理モードに移行する(タイマースタンバイ状態になる)(S22)。
【0031】
一方、上記S15の判定の結果、DVDディスクdがDVD−R又はDVD−RWのいずれかである場合(S16でYES)、制御用マイコン17は、コピー制限情報取得部17gを用いて、コピー制限情報を取得する(S17)。具体的には例えば、予約録画を行うテレビ番組のEPG情報からCPRMの有無の情報(コピー制限情報)を取得する。
【0032】
そして、制御用マイコン17は、上記S17により取得したコピー制限情報に基づいてコピー制限判定部17hを用いて、コピー制限の有無を判定し(S18)、コピー制限が有る場合(S19でYES)、フォーマット処理部17fを用いて、VRフォーマットでDVDディスクdのフォーマット処理を行う(S20)。一方、コピー制限がない場合(S19でNO)、フォーマット処理部17fを用いて、ビデオフォーマットでDVDディスクdのフォーマット処理を行う(S21)。そして、制御用マイコン17は、上記S20、S21のフォーマット処理を行った後、予約録画処理モードに移行する(タイマースタンバイ状態になる)(S22)。
【0033】
次に、フォーマット動作モードが自動モードの場合における録画処理の別の一例について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、視聴中のテレビ番組の録画を行う場合について説明する。
【0034】
まず、ユーザがテレビ番組を視聴中に(S31)、視聴中のテレビ番組を録画するために光ディスクドライブ16にDVDディスクdを装着し、リモコン装置4の録画開始ボタンを操作すると(S32)、制御用マイコン17は、フォーマット済判定部17eを用いて、DVDディスクdがフォーマット済みであるか否かを判定する(S33)。この判定の結果、フォーマット済みであると判定された場合(S34でYES)、録画処理部17bを用いて、このDVDディスクdに視聴中のテレビ番組の録画を行う(S42)。
【0035】
一方、上記S33の判定の結果、フォーマット済みでないと判定された場合(S34でNO)、制御用マイコン17は、ディスク種類判別部17dを用いて、DVDディスクdの種類がDVD−R又はDVD−RWのいずれかであるか否かを判定し(S35)、この判定の結果、DVD−R、DVD−RWのいずれでもない場合(S36でNO)、上記S42の録画処理を行う。
【0036】
一方、上記S35の判定の結果、DVD−R又はDVD−RWのいずれかである場合(S36でYES)、制御用マイコン17は、コピー制限情報取得部17gを用いて、コピー制限情報を取得する(S37)。具体的には例えば、テレビ番組と同時に配信されるCPRM(コピー制御情報)の有無の情報を取得する。
【0037】
そして、制御用マイコン17は、上記S37で取得したCRPM(コピー制限情報)の有無の情報に基づいてコピー制限判定部17hを用いて、コピー制限の有無を判定し(S38)、コピー制限が有る場合(S39でYES)、フォーマット処理部17fを用いて、VRフォーマットでDVDディスクdのフォーマット処理を行う(S40)。一方、コピー制限がない場合(S39でNO)、フォーマット処理部17fを用いて、ビデオフォーマットでDVDディスクdのフォーマット処理を行う(S41)。そして、制御用マイコン17は、上記S40、S41によりフォーマット処理を行った後、DVDディスクdに視聴中のテレビ番組の録画を行う(S42)。
【0038】
上述したように、本実施形態に係るDVDレコーダ1によれば、テレビ番組の録画を行うときに、DVDディスクdがフォーマット済でなく、かつ、DVDディスクdの種類がDVD−R又はDVD−RWのいずれかであると判定されたときに、テレビ番組のコピー制限(CPRM)の有無を判定する。そして、この結果、テレビ番組にコピー制限が有る場合、VRフォーマットで光ディスクをフォーマットし、コピー制限がない場合、ビデオフォーマットで光ディスクをフォーマットする。そのため、ユーザは、リモコン装置4の予約録画開始ボタン、又は録画開始ボタンを1度押すだけで、コピー制限が有る番組を録画するときにはVRフォーマットで自動的に光ディスクをフォーマットした後に録画を行う。したがって、ユーザがフォーマットを指定する必要がなくなるので、ユーザによる手間を軽減することができ、ユーザにとって使い勝手が良くなる。
【0039】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記の実施形態において、上記自動モード処理では、コピー制御方式がCPRMである例を示したが、その他のコピー制御方式であり、このコピー制御方式を録画できないフォーマットと、録画できるフォーマットがある記録媒体に適用してもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 DVDレコーダ(光ディスク録画装置)
17 制御部(制御手段)
15c フォーマット種類情報(フォーマット記憶手段)
17g コピー制限情報取得部(コピー制限情報取得手段)
17e フォーマット済判定部(フォーマット済判定手段)
17d ディスク種類判別部(ディスク種類判別手段)
17f フォーマット処理部(フォーマット手段)
17h コピー制限判定部(コピー制限判定手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体に装着された光ディスクがフォーマット済か否かを判定するフォーマット済判定手段と、
前記光ディスクの種類が、DVD−R又DVD−RWであるか否かを判別するディスク種類判別手段と、
前記光ディスクにテレビ番組の録画を行うための録画処理や、装置各部の制御処理を行う制御手段と、
前記光ディスクのフォーマット処理を行うフォーマット手段とを備えるDVD録画装置において、
コピー制限が有るテレビ番組を録画可能な光ディスクのフォーマットと、コピー制限がないテレビ番組を録画するときの光ディスクのフォーマットとを記憶するフォーマット記憶手段と、
放送局から配信されるテレビ番組のコピー制限の有無を示す情報であるコピー制限情報を取得するコピー制限情報取得手段と、
前記コピー制限情報取得手段により取得したコピー制限情報に基づき、前記テレビ番組のコピー制限の有無を判定するコピー制限判定手段とをさらに備え、
前記制御手段は、
テレビ番組の録画を行うときに、前記フォーマット済判定手段により前記光ディスクがフォーマット済でないと判定され、かつ、前記ディスク判別手段により前記光ディスクの種類がDVD−R又はDVD−RWのいずれかであると判定されたときに、前記コピー制限判定手段により前記テレビ番組のコピー制限の有無を判定し、
上記判定の結果、前記テレビ番組にコピー制限が有る場合、前記フォーマット記憶手段に記憶された、コピー制限が有るテレビ番組を録画可能なフォーマットで、前記フォーマット手段を用いて、前記光ディスクをフォーマットし、
上記判定の結果、前記テレビ番組にコピー制限がない場合、前記フォーマット記憶手段に記憶された、コピー制限がないテレビ番組を録画するときのフォーマットで、前記フォーマット手段を用いて、前記光ディスクをフォーマットすることを特徴とする光ディスク録画装置。
【請求項2】
前記コピー制限は、CPRM(Content Protection for Recordable Media)方式のコピー制限であり、
前記コピー制限が有るテレビ番組を録画可能なフォーマットは、DVD−VRフォーマットであり、
前記コピー制限がないテレビ番組を録画するときのフォーマットは、DVD−Videoフォーマットであることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク録画装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−267344(P2010−267344A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−119060(P2009−119060)
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】