説明

光反射及び光学意匠創出塗料

【課題】 被着体表面に塗着し、被着体の保護と危険予知及び光学意匠を創出しえる光反射及び光学意匠創出塗料を提供する。
【解決手段】 被着体表面に透光性塗膜を形成させる塗料において、透光性合成樹脂素材からなるビヒクル及び透光性溶媒全体量に対し、透光性素材からなりその形状が正三角錐若しくは二等辺三角錐で且その底辺から頂部までの長さが30μm以下に形成された微細プリズム粉体が5乃至30重量%割合で配合分散された構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は移動若しくは固定被着体に塗着させることにより、光再帰並びに乱反射による危険予知、及び光照射により被着体に特有の光学意匠を創出しえる、光反射及び光学意匠創出塗料に関する。
【背景技術】
【0002】
我が国では都市化に伴う極度の人口集中と且自動車社会化とにより、都市部では慢性的交通渋滞に見舞われ、これが回避のため裏道や路地に至るまで頻繁な車輛の従来がなされている。
加えて高齢化社会とともに思考や行動に不自由な多くの高齢者の該裏道や路地での歩行も増大し、更には核家族化や少子化とともに子供達の夜間の塾通いやスポーツクラブ通いも増大化している。
【0003】
そしてこれら裏道や路地では道路照明等も不完備であるから、専ら車輛運転者の安全確認に委ねられているものの、危険確認も至難なため悲惨な交通事故が再々に渡って発生している。
加えて近年では健康指向の高まりから自転車の利用も急増しつつあるが、主要路においては過密な車輛に独占されてなるから歩道歩行が尋常化し、これにより歩行者との小事故発生は激増の一途にある。
【0004】
これがため車輛運転者の僅かなヘッドライトの照射光でも拡散させずに再帰反射をさせて危険認識を高めるうえから、合成樹脂板材やガラス板材面にピラミッド型の突起を形成させた光再帰反射材が路側視線誘導標識(デニリータ)や車輛の後部反射板として採用されるに至っている。
しかしながら交通事故における悲惨な事故は、車輛運転者と歩行との間における場合が多く、これがためには車輛運転者の安全確認とともに歩行者、とりわけ道路作業者や交通整理関係者等からも危険の存在を積極的に知らしめることが、交通事故防止のうえで大きく寄与することが提唱されるに至っている。
【0005】
これがため発明者は、合成樹脂フィルムの一側面に三角錐形状の微細且膨大数の光再帰性加工を施した光再帰性反射シート材を、道路作業者や交通整理関係者の作業衣に縫着若しくは貼着使用させ、以って車輛運転者に早期の危険予知をなさしめ交通事故の低減に大きな結果を挙げるに至っている。
加えて近年に至っては、該光再帰性反射シート材を児童のランドセルや帽子、靴等の一部に縫着若しくは貼着或いは接着させ交通事故防止の軽減化が著しく向上するに至っている。
【0006】
そして交通事故は、道路作業者や交通整理関係者のみならず国民全体に係わるものであって、国民の交通手段としては徒歩及び交通機関の利用を初め、自家用車やバイク、自転車等が使用され、且歩行行動に際してもバッグやカバン、ポーチェ、アタッシュケース、携帯電話、ラップトップパソコン或いはカート等も携行される。従って交通事故防止のうえからは、これら自家用車、バイク、自転車はもとより携行品に対しても光再帰性反射シート材を使用し危険予知を高めることも提案されるに至っている。
【0007】
然るに、今日の如く生活水準の向上による高級化指向や個性化指向の高まりの中においては、自動車やバイク、自転車等の選択にもデザインや色調等の外観へのこだわりは極めて強く、且携行品においてはそのデザインや色調に加えてファッション性も強く求められるものであるから、仮令危険予知が可能であるにせよ光再帰性反射シート材の縫着や貼着若しくは接着は、デザインや色調ばかりかファッション性を根底から滅失させ到底採用できない問題を抱えている。
【0008】
発明者はかかる状況に鑑み更なる研究を重ねた結果、再帰性反射シートのプリズム加圧成形技術を応用して、透光性合成樹脂素材により微小三角錐形状の透光性プリズム微粉体が形成しえることを解明するとともに、該透光性プリズム微粉体の透光性を初め耐候性、耐熱性、耐磨耗性及び強靭性を保持させ、而も透光性プリズム微粉体と略比重の近似する合成樹脂素材からなるビヒクルに所要の重量割合で且透光性プリズム微粉体を均質に分散させる分散剤とにより塗料となしたうえ、危険予知の必要な被着体に塗着させることにより、被着体のデザインや色調を何等変化させることなく、且ヘッドライト等の光線照射により再帰性反射並びに乱反射とによる危険予知と、而も塗膜内に分散配位された透光性プリズム微粉体の立体感に溢れる特異の光学意匠が創出されることを究明し本発明に至った。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は被着体表面に塗着することにより、被着体の保護はもとより照射光の照射により再帰性反射及び乱反射による危険予知と、且立体感に溢れる特異の光学意匠を創出しえる、光反射及び光学意匠創出塗料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題を解決するために本発明が採用した技術的手段は、被着体表面に強靭で透光性塗膜を形成させる塗料において、透光性合成樹脂素材からなるビヒクルと透光性溶媒からなり、且透光性合成樹脂素材を用いてその形状が正三角錐若しくは二等辺三角錐で、而も底辺から頂部までの長さが30μm以下に形成された微細プリズム粉体が5乃至30重量%割合で配合され、且該微細プリズム粉体の分散性を高めるための分散剤が0.2乃至2.0重量%割合で配合されてなることを特徴とする、光反射及び光学意匠創出塗料に存し、更には微細プリズム粉体の底辺及び頂部に亘る三側面に金属蒸着膜が蒸着されてなる構成に存する。
【発明の効果】
【0011】
本発明は上述の如き構成からなるもので、塗料の形成素材たるビヒクルが透光性合成樹脂素材からなり、且5乃至30重量%割合で配合される微細プリズム粉体も透光性合成樹脂素材からなり、而も水性塗料として溶媒に水が用いられても、塗着形成される塗膜は透光性を保持するとともに被着体表面に強固に塗着され、被着体の保護はもとより被着体のデザインや色調も損なわれることが無い。
【0012】
そしてこの塗着形成される塗膜内には透光性合成樹脂素材からなり正三角錐若しくは二等辺三角錐の形成で、且その底辺から頂部までの長さが30μm以下の微細プリズム粉体が不定形状に分散配位されるため、該微細プリズム粉体の底面より直交入射する照射光線に対しては、該微細プリズム粉体のプリズム屈折角度と反射角度とにより光再帰性反射がなされ、更に該微細プリズム粉体に適宜入射角度で入射する照射光線においては、その入射角度に対するプリズムの屈折角度とにより多方向に一次反射され、且この一次反射光線の一部が隣接する微細プリズム粉体に適宜角度で入射されたうえ、その屈折角度で多方向へと二次乱反射され、夜間における車輛運転者には再帰性反射と乱反射とにより高い視認性を以って危険予知がなされ、而も該微細プリズム粉体は透光性の塗膜内に分散配位されてなるから、外部摩擦を受けても長期に亘って再帰性反射や乱反射機能が保護され且保持される。
【0013】
加えて特筆すべきは、昼間における該塗膜面には太陽光線の直接光並びに間接光等高照度の背景であるから、該塗膜面からの再帰性反射光や乱反射光も相対的照度差により減殺され、従って被着体のデザインや色調も透過視認される。
そして背景照度が低照度時において照射光線が照射されると、塗膜内には微細プリズム粉体が多量に分散配位され、且その大きさも底辺から頂部までの長さが30μm以下と微小なため、再帰性反射光や一次反射光及び該一次反射光による二次乱反射光も点反射光として立体感と分散に伴う広がりを持つ発光模様を呈し、而もプリズムはスペクトル分散作用も保持するため、白色光線の照射ではスペクトル色光を含む色光発光模様が創出され携行品等には新たな美的価値も付加される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
透光性合成樹脂素材からなるビヒクル及び透光性溶媒と、透光性合成樹脂素材からなりその形状が正三角錐若しくは二等辺三角錐で、且底辺から頂部までの長さが30μm以下に形成された微細プリズム粉体が5乃至30重量%割合で分散混合された構成。
【実施例1】
【0015】
以下に本発明実施例を図とともに詳細に説明すれば、図1は本発明の配合分散状態の説明図であって、本発明光反射及び光学意匠創出塗料1の塗膜形成に係わるビヒクル1Aは、今日の如く環境汚染に対する配慮から、従来の溶媒として速乾性を保持する有機溶剤を使用したものから水系塗料や無溶剤塗料(有機溶剤低減を含む)、ハイソリッド塗料、粉体塗料、照射硬化塗料等への開発変化し、これとともに塗装手段や乾燥手段も変化するため、使用するビヒクル1A及び溶媒1Bも最適なものが選択されることとなる。
【0016】
そしてこの選択されるビヒクル1A及び溶媒1Bは、形成される塗膜に透光性を保持させるうえからは透光性を保持する素材に限定される。
これがため水系塗料としての場合の組成例として、ビヒクル1Aには水溶性アルキド樹脂ワニスや水溶性メラミン樹脂ワニスが挙げられ、溶媒1Bとしては水と且望ましくは補助溶媒としてイソプロピルアルコールやブチルセロソルブ等の配合が好適である。かかる場合のビヒクル1A及び溶媒1Bの組成割合としては、ビヒクル1Aとして略25乃至35重量%に水が40乃至50重量%及び補助溶媒が15乃至25重量%が目処となる。
更に他の水系塗料の組成例としては、ビヒクル1Aに水溶性アルキド樹脂液55乃至65重量%に溶媒としての水20乃至25重量%及び補助溶媒としてブチルセロソルブ5乃至10重量%が挙げられる。
【0017】
他方無溶剤塗料やハイソリッド塗料としての場合のビヒクル1Aとしては、ヒマシ油フタル酸樹脂液並びにメラミン樹脂液を略70乃至95重量%割合で使用し、若しくはフタル酸樹脂ワニスとメラミン樹脂ワニス及びエポキシ樹脂ワニスを略55乃至85重量%に、補助溶媒としてイソブチルアルコール及びキシレンを略5乃至10重量%の組成として用いるものや、アクリル樹脂ワニスとメラミン樹脂ワニス及びエポキシ樹脂ワニスをビヒクル1Aとして略55乃至65重量%に補助溶媒としてキシレン及びブチルアルコールを略15乃至25重量%の組成のものが挙げられる。
【0018】
かくして本発明においての最大の特徴は、照射光線による再帰性反射と乱反射による危険予知と且光学意匠創出を図ることにあり、これが実現のためには微細プリズム粉体1Cが5乃至30重量%割合で配合分散されることにある。
この微細プリズム粉体1Cはプリズムによる屈折作用並びにスペクトル分散作用を活用するものであるから、透光性合成樹脂素材はもとより溶媒1Bにより溶解され若しくは変形変色のない合成樹脂素材が望まれることから、具体的な素材としてはエポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂或いはアクリル樹脂等が選択される。
そして該微細プリズム粉体1Cは、照射光線に対しその屈折作用による再帰性反射と、スペクトル分散作用によるスペクトル色光の創出を図るうえから、その形状は正三角錐若しくは二等辺三角錐に形成されるとともに、塗着形成される塗膜厚さもせいぜい60乃至100μm以下に形成されるため、その大きさとしては底辺10Cから頂部11Cまでの長さにおいても30μm以下、望ましくは10乃至20μmに形成される。
【0019】
図2は微細プリズム粉体1Cの拡大説明図であって、該微細プリズム粉体1Cはその製造方法により図2のAに示す無垢構造体10Dと、同図2のBに示す中空構造体11Dが提案されるが、照射光線に対する再帰性反射と一次反射及び該一次反射の入射に伴う乱反射による視認性を高め危険予知効果を期待するうえからは、無垢構造体10Dが好適であって、他方中空構造体11Dは照射光線に対し複雑な屈折による一次照射並びに乱反射がなされることから、光学意匠創出の目的への使用が望ましい。
【0020】
かくしてなる微細プリズム粉体1Cは、本発明を形成する透光性合成樹脂素材からなるビヒクル1A並びに透光性溶媒1Bの全体量に対して5乃至30重量%割合で混合分散がなされる。
この微細プリズム粉体1Cの配合割合は、該微細プリズム粉体1Cの大きさが、その底辺10Cから頂部11Cまでの長さで30μm以下と極めて微細であるから、その配合割合が5重量%以下では、照射光線に対する再帰性反射並びに乱反射量が少なく、視認性と危険予知効果が十分発揮されぬ恐れが生ずる。
【0021】
反面その配合割合が30重量%を超えると、形成塗膜内に微細プリズム粉体1Cが積層状に分配配位されることとなり、照射光線の照射背面側に分散配位される微細プリズム粉体1Cからの一次反射光L2、及び該一次反射光L2の入射による二次散乱光L3が、その上層に分散配位される微細プリズム粉体1Cに入射され再散乱され減衰されるため視認性の低下はもとより、スペクトル分散された色光も滅失され光学意匠創出効果も阻害されることによる。
【0022】
而して路側視線誘導標識や交通標識或いは危険標識等においては、微細プリズム粉体1Cからの再帰性反射を高めて視認性の向上と確実な危険予知を図ることが強く要請される。これがためには図2のCに示すように微細プリズム粉体1Cの底辺10Cから頂部11Cを結ぶ3側面に、アルミニウム、銅、ニッケル、銀等の金属蒸着膜11Eを蒸着せしめて蒸着無垢構造体12Dとなし入射する照射光線を高い再帰率を以って再帰性反射させることが提案される。
【0023】
図3は塗着形成された透光性塗膜2に分散配位された微粉プリズム粉体1Cの照射光線L0に対する再帰性反射光L1、一次反射光L2及び二次散乱光L3の説明図であって、透光性塗膜2内の微細プリズム粉体1Cは適宜配位方向を以って分散されている。従って分散配位される微細プリズム粉体1Cの底面に直交入射する照射光線L0に対しては、その反射角に沿って再帰性反射がなされるが、照射光線L0が点線に示す角度を以って入射された場合には、一次反射光L2として該微細プリズム粉体1Cより外部に放射され、更に隣接する微細プリズム粉体1Cに入射に、再反射されて二次散乱光L3として放射される。無論入射角度によっては隣接する微細プリズム粉体1Cによる再帰性反射光L1として再帰されるが、その再帰反射光は減衰されたものとなる。
そして当然のことながら、照射光線L0が白色光線の場合には微細プリズム粉体1Cのスペクトル分散作用も働き、スペクトル色光として放射される。
【0024】
ところで微細プリズム粉体1Cは透光性合成樹脂素材が用いられ且その形状が正三角錐若しくは二等辺三角錐で、而もその大きさも底辺10Cから頂部11Cまでの長さでも30μm以下の極めて微粉状であるから、ブロッキングを防止し且ビヒクル1A並びに溶媒1B内に可能な限り均等に分散させる必要上から分散剤1Dの配合が望まれる。
【0025】
この分散剤1Dは本発明光反射及び光学意匠創出塗料1に対して0.2乃至2.0重量%程度の配合使用で十分であって、その配合量は微細プリズム粉体1Cの配合量の多少に合せて使用すれば良い。そして具体的分散剤1Dとしては本発明光反射及び光学意匠創出塗料1の組成によって選択使用することが好適であって、溶媒1Bに水が使用されるものでは、ポリオキシエチレンアルキルエーテルやポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル等の非イオン系界面活性剤が良好である。
反面溶媒1Bが水以外の組成からなる場合には、ポリアクリル酸塩やオレフィン−マレイン酸塩コポリマーが挙げられる。
【0026】
本発明光反射及び光学意匠創出塗料1は上述の如き組成からなるため、道路施設や建造物はもとより車輛、バイク、自転車、乳母車、セートの他、携帯電話、CDプレイヤー、携帯パソコン、バッグ、ポーチェ等の携行品に至る広範囲に亘る被着体に簡便に塗着しえるとともに、被着体の表面保護はもとより再帰性反射による視認性の向上と早期の危険予知、及び特異な光学意匠創出により新たな価値観の付与も可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
使用する被着体に要請される性能に合せて、透光性合成樹脂素材からなるビヒクル1Aと透光性溶媒1Bと微細プリズム粉体1Cの配合割合を以って組成することにより、即時使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】 本発明の配合分散状態の説明図である。
【図2】 微細プリズム粉体の拡大説明図である。
【図3】 透光性塗膜内の再帰性反射光、一次反射光、二次反射光の説明図である。
【符号の説明】
【0029】
1 光反射及び光学意匠創出塗料
1A ビヒクル
1B 溶媒
1C 微細プリズム粉体
1D 分散剤
10C 微細プリズム粉体の底辺
11C 微細プリズム粉体の頂部
10D 無垢構造体の微細プリズム粉体
11D 中空構造体の微細プリズム粉体
11E 金属蒸着膜
12D 蒸着無垢構造体からなる微細プリズム粉体
2 透光性塗膜
L0 照射光線
L1 再帰性反射光
L2 一次反射光
L3 二次散乱光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被着体表面に透光性塗膜を塗着形成する塗料において、ビヒクルが透光性合成樹脂素材及び溶媒が透光性素材からなるとともに、且透光性合成樹脂素材でその形状が正三角錐若しくは二等辺三角錐で、而もその底辺から頂部まで長さが30μm以下に形成された微細プリズム粉体が5乃至30重量%割合で配合され、且分散剤が0.2乃至2.0重量%割合で配合分散された組成からなる光反射及び光学意匠創出塗料。
【請求項2】
ビヒクルを形成する透光性合成樹脂素材が、水溶性アルキド樹脂ワニス、水溶性メラミン樹脂ワニス、水溶性樹脂液、ヒマシ油フタル酸樹脂液、メラミン樹脂液、エポキシ樹脂ワニス、若しくはアクリル樹脂ワニスからなる、請求項1記載の光反射及び光学意匠創出塗料。
【請求項3】
溶媒が水、イソプロピルアルコール、ブチルセロソルブ若しくはキシレンからなる、請求項1若しくは請求項2記載の光反射及び光学意匠創出塗料。
【請求項4】
微細プリズム粉体を形成する透光性合成樹脂素材が、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂若しくはアクリル樹脂からなる、請求項1乃至請求項3記載の光反射及び光学意匠創出塗料。
【請求項5】
微細プリズム粉体の底辺及び頂部に亘る三側面に金属蒸着膜が蒸着されてなる、請求項1乃至請求項4記載の光反射及び光学意匠創出塗料。
【請求項6】
分散剤がポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリアクリル酸塩、若しくはオレフィン−マレイン酸塩コポリマーである請求項1乃至請求項5記載の光反射及び光学意匠創出塗料。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−235369(P2009−235369A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−113160(P2008−113160)
【出願日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願人】(504330568)有限会社アイドウ (9)
【Fターム(参考)】