説明

光学シート積層体、バックライト装置及びそれらの製造方法

【課題】光学フィルムの表示領域の光学的特性を損なうことなく光学シート同士を接合する。
【解決手段】複数の光学シートを互いに積層してなる光学シート積層体であって、前記複数の光学シートはそれぞれ、シート本体41e、42e、43eと、前記シート本体の周縁部から面方向に突出して設けられる突出部41a、42a、43aと、41b、42b、43bと、41c、42c、43cと、41d、42d、43dとを有し、前記複数の光学シートは、前記突出部同士のみで接合されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置に用いられる光学シート積層体、バックライト装置及びそれらの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置のバックライト装置を構成する拡散シートやレンズシート等の光学シートは、従来、各シートの周縁部において互いに接合され、隙間の無い一つの部品として纏められていた(特許文献1参照)。こうすることで、シート間に埃などの異物が侵入したり、シート同士が擦れて傷ついたりするのを防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−225686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の接合方法では、光学シートの周縁部を接合部として用いていることから、溶着のために周縁部に加える熱や、接着のための接着剤等によって、光学シートが熱変形や接着剤のムラにより、光学シートの表示領域の光学的特性が損なわれる(輝度ムラの発生等)という問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、光学フィルムの表示領域の光学的特性を損なうことなく光学シート同士を接合することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、複数の光学シートを互いに積層してなる光学シート積層体であって、前記複数の光学シートはそれぞれ、シート本体と、前記シート本体の周縁部から面方向に突出して設けられる突出部と、を有し、前記複数の光学シートは、前記突出部同士のみで接合されていることを特徴とする光学シート積層体が提供される。
【0006】
好ましくは、前記突出部は溶着により接合されている。
好ましくは、前記シート本体の形状は四角形であり、前記突出部は第1の突出部及び第2の突出部を備え、前記第1の突出部は前記シート本体の何れか一辺に設けられ、前記第2の突出部はその辺の対辺に設けられる。
好ましくは、前記第1の突出部は前記第2の突出部と形状が異なる。
好ましくは、前記シート本体の形状は正方形又は長方形であり、前記第1の突出部及び前記第2の突出部は、前記シート本体の中心に関してほぼ点対称となる位置に配置される。
好ましくは、複数の前記光学シートには、拡散シート及びレンズシートが含まれる。
【0007】
本発明の他の態様によれば、複数のシート本体の各々の周縁部に面方向に突出する突出部を設け、前記シート本体を複数積層すると共に前記突出部を積層し、前記複数のシートを前記突出部同士のみで接合することを特徴とする光学シート積層体の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、突出部のみで接合を行うので、光学シートの表示領域に、接合に用いる熱や接着剤の影響を与えることがない。従って、光学シートの光学的特性を損なうことなく光学シートを接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態における液晶表示装置の構成を示した分解斜視図である。
【図2】同実施形態におけるバックライト装置の構成を示した分解斜視図である。
【図3】同実施形態における光学シート積層体を示した正面図である。
【図4】同実施形態における光学シート積層体を示した側面図である。
【図5】同実施形態におけるレンズシートを示した拡大図である。
【図6】同実施形態におけるLEDユニットを示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0011】
まず、液晶表示装置1の構成について説明する。
図1は、液晶表示装置1の分解斜視図である。この液晶表示装置1は、表示部ユニット21、上ケース22、下ケース23及びバックライト装置3を備える。表示部ユニット21は、長方形又は正方形の板状をした液晶ディスプレイパネル21aと、液晶ディスプレイパネル21aの矩形状表示領域の周囲部から延びる帯状のFPC(Flexible Printed Circuit)21bと、を有する。液晶ディスプレイパネル21aは、液晶ディスプレイパネル21aの表示領域とほぼ同形状の開口22aが形成された上ケース22と、同じく表示領域とほぼ同形状の開口23aが形成された下ケース23とによって挟まれている。液晶ディスプレイパネル21aの表示領域が開口22a及び開口23aから露出している。FPC21bの先端部は図示しない制御装置に接続されている。また、液晶ディスプレイパネル21aの背面には、バックライト装置3が取り付けられ、バックライト装置3を発光させると、その光が液晶ディスプレイパネル21aの表示領域を透過して画像が映し出されるようになっている。
【0012】
図2は、バックライト装置3の分解斜視図である。このバックライト装置3は、液晶ディスプレイパネル21aの表示領域に光を照射するものである。バックライト装置3は、下から順に、ケース31、反射シート32、LEDユニット33、導光板34、遮光テープ35、光学シート積層体4を備えている。
なお、LEDユニット33及び導光板34の代わりに、有機エレクトロルミネッセンス素子、無機エレクトロルミネッセンス素子といった面発光素子を光学シート積層体4の下に設けてもよい。また、LEDを2次元的に複数配列した面発光装置を用いてもよい。
【0013】
ケース31は、バックライト装置3の底部となる長方形又は正方形をした金属製の板状部材である。ケース31の4辺のうち何れか一辺には係合部である孔31a(図示せず)及び31cが形成されている。また、その辺の対辺には孔31b及び孔31dが形成されている。孔31bは、他の孔31a、31c、31dよりも幅広に設けられ、孔31a、31c及び31dの幅は互いに等しい。
【0014】
反射シート32は、ケース31の上面に敷かれ、導光板34の下面から洩れた光を反射させるものである。反射シート32としては、表面に金属蒸着反射層を有するプラスチックシート等を用いる。
【0015】
LEDユニット33は、反射シート32の上面端部に取り付けられる光源である。
【0016】
導光板34は、反射シート32の上面かつLEDユニット33の側方に取り付けられ、LEDユニット33から点状や線状で入射される光を、面状の光へと変換して液晶ディスプレイパネル21aの表示領域へと向けて射出するものである。導光板34にはアクリル等の透明樹脂系材料が用いられ、表面には光を反射・拡散させるための細かな凹凸が多数形成されている。導光板34の側部は、LEDユニットの形状とほぼ同じ形状の切り欠きとなっている。
【0017】
遮光テープ35は、LEDユニット33の上面に貼り付けられ、LEDユニット33から射出される光を導光板34にのみ向けるようにするものである。遮光テープ35は、光を透過しない薄い部材であればよい。
【0018】
図3は、光学シート積層体4の正面図であり、図4は、光学シート積層体4の側面図である。図中の斜線部は接合箇所を示す。導光板34の上方には、光学シート積層体4が取り付けられている。光学シート積層体4は、光学シートである拡散シート41、同じく光学シートであるレンズシート42、レンズシート43を互いに積層させたものである。
【0019】
光学シート積層体4を構成する各光学シート41〜43について説明する。拡散シート41は、導光板34の上面に配置され、光学シート積層体4の最下層を構成する。拡散シート41は、導光板34から面状に射出された光を更に拡散させて、レンズシート57へ射出する光の輝度を均一にするものである。拡散シート41はプラスチック樹脂でできており、シート本体41eは長方形又は正方形をしている。拡散シート41の表面には光を拡散させるための細かな突起が多数形成されている。シート本体41eの4辺のうち何れか一辺には、面方向に突出する第1の突出部である突出部41a及び突出部41cが形成され、その辺の対辺には面方向に突出する第2の突出部である突出部41b及び突出部41dが形成されている。突出部41bは、他の突出部41a、41c、41dよりも幅広に設けられ、突出部41a、41c、41dの幅は互いに等しい。また、突出部41aと突出部41dは、シート本体41eの重心に関して点対称の位置にあり、突出部41bと突出部41cは、シート本体41eの重心に関して点対称の位置にある。突出部41a〜41dは、ケース31の孔31a〜31dの位置に合わせて形成されている。
【0020】
レンズシート42は、拡散シート41の上面に重ね合わされ、光学シート積層体4の中間層を構成する。レンズシート42は、拡散シート41から射出される拡散光の指向性を高めるものである。レンズシート42は、拡散シート41はプラスチック樹脂でできており、シート本体42eはシート本体41eとほぼ同形状の長方形又は正方形をしている。レンズシート42の上面を拡大すると、図5に示すように、三角柱を複数本密に並べたようなプリズムパターン42fが形成されている。シート本体42eの4辺のうち何れか一辺には、面方向に突出する第1の突出部である突出部42a及び突出部42cが形成され、その辺の対辺には面方向に突出する第2の突出部である突出部42b及び突出部42dが形成されている。突出部42bは、他の突出部42a、42c、42dよりも幅広に設けられ、突出部42a、42c、42dの幅は互いに等しい。また、突出部42aと突出部42dは、シート本体42eの重心に関して点対称の位置にあり、突出部42bと突出部42cは、シート本体42eの重心に関して点対称の位置にある。突出部42a〜42dも、ケース31の孔31a〜31dの位置に合わせて形成されている。
【0021】
また、レンズシート43は、レンズシート42の上面に重ね合わされ、光学シート積層体4の最上層を構成する。レンズシート43は、レンズシート42と同様、拡散シート41から射出される拡散光の指向性を高めるものである。レンズシート43はプラスチック樹脂でできており、シート本体41eとほぼ同形状の長方形又は正方形をしている。レンズシート43の上面を拡大すると、図5に示すように、三角柱を複数本密に並べたようなプリズムパターン43fが形成されている。シート本体43eの4辺のうち何れか一辺には、面方向に突出する第1の突出部である突出部43a及び突出部43cが形成され、その辺の対辺には面方向に突出する第2の突出部である突出部43b及び突出部43dが形成されている。突出部43bは、他の突出部43a、43c、43dよりも幅広に設けられ、突出部43a、42c、42dの幅は互いに等しい。また、突出部43aと突出部43dは、シート本体43eの重心に関して点対称の位置にあり、突出部43bと突出部43cは、シート本体43eの重心に関して点対称の位置にある。突出部43a〜43dも、ケース31の孔31a〜31dの位置に合わせて形成されている。
【0022】
なお、シート本体41e〜43eに形成される突出部は必ずしも4つである必要はなく、形成する数を増減させてもよい。また、対辺にそれぞれ設けられる突出部の数が必ずしも同数である必要はない。
【0023】
光学シート積層体4を構成する各光学シートは41〜43は、突出部が互いに接合されている。すなわち、図4の斜線部で示すように、突出部41cの上面と突出部42cの下面が接合され、突出部42cの上面と突出部43cの下面が接合されている。同様に、突出部41d〜43dと、図示しない突出部41a〜43a及び突出部41b〜43bもそれぞれ接合されている。
なお、各光学シート41〜43は、突出部41a〜43a、41b〜43b、41c〜43c、41d〜41dのみで接合されており、シート本体41eの上面とシート本体42eの下面、シート本体42eの上面とシート本体43eの下面はそれぞれ接触しているだけとなっている。
【0024】
次に、液晶表示装置1の組み立て方法について説明する。
まず、光学シート積層体4の製造方法について説明する。図4に示すように、3枚の光学シート41〜43を下から拡散シート41、レンズシート42、レンズシート43の順で重ね合わせる。重ね合わせる際、他の突出部41a〜43a、41c〜43c、41d〜43dよりも幅広に形成されている突出部41b〜43bが目印となり、各光学シート41〜43の上下左右及び裏表を間違えることなく確実に重ね合わせることができる。各光学シート41〜43が重ね合わされると、突出部41a〜43aがぴったりと重なり合う。突出部41a〜43aと同様に、突出部41b〜43b、突出部41c〜43c、突出部41d〜43dもそれぞれぴったりと重なり合う。レンズシート42及びレンズシート43が重ね合わされると、図5に示すように、レンズシート42、43のプリズムパターン42fと43fとが互いに直交する。
【0025】
拡散シート41及びレンズシート42、43を重ね合わせたら、突出部41a〜43aを接合する。接合方法は、突出部41a〜43aに熱を加えることで溶着してもよいし、突出部41a〜43aのそれぞれ41の間を接着剤や両面テープ等で接着してもよい。突出部41a〜43aと同様に、突出部41b〜43b、突出部41c〜43c、突出部41d〜43dについてもそれぞれ接合する。接合は突出部41a〜43a、突出部41b〜43b、突出部41c〜43c、突出部41d〜43dでのみなされるので、シート本体41eの上面とシート本体42eの下面、シート本体42eの上面とシート本体43eの下面はそれぞれ接触しているだけである。このようにして光学シート積層体4が出来上がる。
なお、4箇所全ての突出部を接合する必要はなく、例えば、突出部41b〜43bの一箇所のみを接合することとしてもよい。また、突出部41b〜43b及び各シート本体の中心に関して突出部41b〜43bと点対称となる突出部41c〜43cの2箇所のみ、又は突出部41a〜43aと点対称となる突出部41d〜43dの2箇所のみを接合するようにしてもよい。このように2箇所で接合しておけば各光学シート41〜43が振動等で浮かび上がり、その隙間に埃などの異物が侵入するのを防ぐことができる。
【0026】
ケース31に、反射シート32、LEDユニット33及び導光板34を組み込み、遮光テープ35をLEDユニット33の上に貼り付ける。LEDユニット33及び導光板34をケース31へ取り付けると図6に示すようにLEDユニット33が導光板34の切り欠きに収まるようになっている。このように、導光板34にLEDユニット33を組み付けることで面発光装置36が出来上がる。
導光板34の上に光学シート積層体4を載せ、光学シート積層体4をケース31に取り付ける。取り付けの際にも、他の突出部41a〜43a、41c〜43c、41d〜43dよりも幅広に形成されている突出部41b〜43bが目印となり、前後左右及び裏表を間違えることなく光学シート積層体4を確実にケース31に取り付けることができる。光学シート積層体4がケース31へ取り付けられると、接合した突出部41a〜43aが爪となってケース31の孔31aに係合する。同様に、突出部41b〜43bが孔31bに、突出部41c〜43cが孔31cに、突出部41d〜43dが孔31dにそれぞれ係合する。このようにしてバックライト装置3が出来上がる。
【0027】
一方、表示部ユニット21に、上ケース22及び下ケース23を組み付け、それにバックライト装置3を組み付ける。このようにして液晶表示装置1が完成する。
【0028】
次に、バックライト装置3が液晶ディスプレイパネル22aの表示領域に光を照射する仕組みを説明する。
LEDユニット33を発光させると、その光は導光板34へ入射する。入射光は、導光板34の内部で反射を繰り返し、導光板34の上面全体が面発光して拡散シート41へと射出される。一部の光は、導光板の下面へと洩れるが、導光板34の下面に取り付けられている反射シート32によって反射されるので、再び導光板34を透過して、光学シート積層体4の拡散シート41へと射出される。
拡散シート41に入射した光は拡散されて、様々な方向を向く光となってレンズシート42へと射出される。
拡散シート41から射出された光は、レンズシート42の下面へ入射する。すると、拡散光はプリズムパターン42fで屈折し、拡散光からX方向の成分が除かれて射出される。
レンズシート42の上面から射出された光は、次にレンズシート43の下面へ入射する。すると、光はプリズムパターン43fで屈折し、光からY方向の成分が除かれて射出される。このようにして、拡散シート41から射出された拡散光は、XY平面に垂直な方向に指向性が高められた光となって液晶ディスプレイパネル21aの表示領域へと射出される。
【0029】
なお、本実施形態では、レンズシートを2枚用い、3枚重ねの光学シート積層体としたが、1枚で光に指向性を持たせることが可能なレンズシートを用いることによって、2枚重ねの光学シート積層体としてもよい。
なお、本実施形態では、突出部の一箇所のみを幅広に形成することで、前後左右及び裏表を間違えることなく光学シート積層体を確実にケースに取り付けるための目印としたが、これに限らず、突出部一箇所のみ切れ込みが入っている等、形状が異なれば良い。
【0030】
本実施形態によれば、突出部のみで接合を行うので、例えば、熱で溶着した場合でも変形するのは各突出部のみとなる。また、貼り合わせの際に接着剤が広がってもシート本体41e〜43eの表示領域にまで流れ込むことが無い。従って、各光学シート41〜43の光学的特性に影響を与えることなく各光学シートを積層することができる。また、従来よりも接合面積が減り、接合も容易になるので、接合作業の手間が軽減される。
また、従来3工程必要であった光学シート41〜43のケースへの取り付けを1工程で済ませることができ、歩留まりを高めることができる。更に、バックライト装置3の組み立て後、バックライト装置3を次工程の作業場所まで移動させる際などに、光学シートが振動等で浮かび上がることが無く、埃などの異物の侵入を防ぐことができる。
【符号の説明】
【0031】
1 液晶表示装置
21a 液晶ディスプレイパネル
3 バックライト装置
31 ケース
31a 孔(係合部)
32 反射シート
33 LEDユニット
34 導光板
35 遮光テープ
36 面発光装置
4 光学シート積層体
41 拡散シート(光学シート)
41a、41c 突出部(第1の突出部)
41b、41d 突出部(第2の突出部)
41e シート本体
42、43 レンズシート(光学シート)
42a、42c、43a、43c 突出部(第1の突出部)
42b、42d、43b、43d 突出部(第2の突出部)
42e、43e シート本体
42f、43f プリズムパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の光学シートを互いに積層してなる光学シート積層体であって、
前記複数の光学シートはそれぞれ、シート本体と、前記シート本体の周縁部から面方向に突出して設けられる突出部と、を有し、
前記複数の光学シートは、前記突出部同士のみで接合されていることを特徴とする光学シート積層体。
【請求項2】
前記突出部は溶着により接合されていることを特徴とする請求項1に記載の光学シート積層体。
【請求項3】
前記シート本体の形状は四角形であり、
前記突出部は第1の突出部及び第2の突出部を備え、前記第1の突出部は前記シート本体の何れか一辺に設けられ、前記第2の突出部はその辺の対辺に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学シート積層体。
【請求項4】
前記第1の突出部は前記第2の突出部と形状が異なることを特徴とする請求項3に記載の光学シート積層体。
【請求項5】
前記シート本体の形状は正方形又は長方形であり、前記第1の突出部及び前記第2の突出部は、前記シート本体の中心に関してほぼ点対称となる位置に配置されることを特徴とする請求項3又は4に記載の光学シート積層体。
【請求項6】
複数の前記光学シートには、拡散シート及びレンズシートが含まれることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の光学シート積層体。
【請求項7】
請求項1〜6の何れか一項に記載の光学シート積層体と、面発光装置と、係合部が周囲に形成されたケースと、を備え、
前記ケースの上面に前記面発光装置が載せられると共に、前記面発光装置の上面に前記光学シート積層体が載せられ、前記突出部が前記係合部に係合していることを特徴とするバックライト装置。
【請求項8】
複数のシート本体の各々の周縁部に面方向に突出する突出部を設け、前記シート本体を複数積層すると共に前記突出部を積層し、前記複数のシートを前記突出部同士のみで接合することを特徴とする光学シート積層体の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−197556(P2010−197556A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−40426(P2009−40426)
【出願日】平成21年2月24日(2009.2.24)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】