説明

光学センサおよびその製造方法

液体生体試料に含まれる分析物を光学的に測定するための、特に血液のグルコース含量をグルコース計内で測定するためのセンサ(10)。好ましい実施形態のセンサ(10)はスノーブーツの形状を有する。すなわち、そのセンサは、エアベント(160)を含む上部と、センサを挿入し、グルコース計のスロットからセンサを取り出すために使用者がつかむ領域(18)とを有する。センサの下部ないしつま先領域はグルコース計から延び、計器に血液試料を導入するための毛細管チャネル(120)への入口を提供する。血液試料はそこで試薬(140)と接触して、光学的応答を提供する。計器内の光学部品は、試薬(140)の光学的応答を読み取り、それを、試料のグルコース含量と相関させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に医療装置の分野に関する。詳細には、医療専門家よりもむしろ患者によって使用される装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、体の化学的状態を決定するために個人によって実施される血液、尿などの生体試料の分析に関する。医療検査機関に試料を提出する必要なしに自宅または他の場所で頻繁に検査を実施することができる機器が開発された。例えば、本発明は、食事および投薬を調節できるようにするために、血液を頻繁に検査してグルコース含量を決定しなければならない糖尿病患者に関係する。本発明は、血液中のグルコースの測定に関して記述されるが、コレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド、フルクトサミンなど、他の分析物の測定にも本発明を使用することができる。
【0003】
使用される方法は一般に、光学的方法と電気化学的方法に分けられる。どちらのタイプのセンサを使用するにしても、液体生体試料を試薬と接触させ、次いで、その応答を測定する必要があり、その応答は、色、蛍光などの光学的応答、または試薬と接触した電極に電位を印加することによって生み出される電流である。一実施形態では本発明が、血液試料を乾燥試薬と接触させ、グルコース計内に提供された光学部品によって検出される応答を生み出す光学的方法を対象とする。電気化学システムよりも正確な結果を生み出すことができ、電気化学システムよりも安価なこのような光学システムは、血中グルコース含量を頻繁に監視するための特に魅力的な方法である。
【0004】
検査ごとに新しいセンサが必要であり、したがって、そのようなセンサは安価でなければならず、それにもかかわらず正確な結果を提供することができなければならない。センサは、安価ではあっても、精密な装置でなければならないことを理解されたい。分析物によって生成される色の量を制御する全てのパラメータは、製造中に慎重に制御されなければならない。それぞれのセンサの中の試薬の量は同じでなければならず、グルコースまたは他の分析物の存在に対するセンサの応答は均一でなければならない。したがって、センサは製造時に試験されなければならず、正確な結果が患者に報告されるように、センサとともに使用される機器に、それぞれのセンサの特性が提供されなければならない。
【0005】
血液中のグルコースとの化学反応によって発現した色の変化は、拡散反射率、透過率、吸光度、拡散透過率、全透過率などを含むいくつかのタイプの機器によって光学的に測定することができる。例えば、拡散反射率は、米国特許第5611999号および6181417号に記載された方法で使用される。全血と接触し、光学的に測定可能な応答を発現させた基板上に、発光ダイオード(LED)からの光が導かれる。反射光は光検出器に導かれ、そこで、受け取られた光量が測定され、血液試料中のグルコースの量と相関される。
【0006】
光学機器によって検出可能な変化を生じさせるために、いくつかのタイプの化学反応が使用された。これらは、グルコースをグルコースオキシダーゼまたはグルコースデヒドロゲナーゼと反応させて、検査試料中のグルコースの量を指示する色を発現させることを含む。例えば米国特許第4689309号を参照されたい。試料中のグルコースに対する応答が光学機器によって検出可能なものである限り、本発明は、全血中のグルコースの量を決定するために使用される化学反応のタイプによって限定されないと考えられる。本発明はグルコース測定だけに限定されず、液体生体試料中の他の分析物の量の決定にも使用することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の発明者らは、安価に製造、使用されるが、専門家でない人の手によって正確で信頼性の高い結果が提供されるセンサを開発したいと考えた。1つの方法は、使用者の手によって扱われない包装、例えばBayer社のAutoDiscシステムの中にセンサを提供する方法であった。対照的に、本発明の発明者らは、一群のセンサを包装し、必要に応じてそれらを分配する煩雑さを避けたかった。その代わりに、本発明の発明者らは、使用者が、それぞれのセンサをつかみ、光学計器にそれを挿入し、検査を実行し、次いで使用済みのセンサを取り出し、廃棄することを可能にしたいと考えた。しかし、個々のセンサを手で扱うことには、機器を汚染し、センサの性能を低下させる恐れがある。これらの問題は、後述される新しいセンサにおいて解決された。
【0008】
計器とともに使用される検査片または検査センサは、日本国特許出願1997−284880に記載されている。計器にセンサが挿入されると、試料の投入口および隆起した保持部分が計器の外側に延びる。この投入口に加えられた試料は、毛管作用によって計器内に移動して、その試料に応答する試薬に到達する。本発明はこれらの特徴の一部を使用するが、本発明の以下の要約に見られるように、本発明は多くの点で異なり、利点を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のセンサは、液体生体試料に含まれる分析物、特に全血のグルコース含量を光学的に測定する際に使用される。計器に挿入されると、センサの一端が計器から延びる。液体試料は、使用者によって、センサのアクセス可能な端部に供給される。液体試料は、毛管作用によって計器内へ移動し、そこで試料中の分析物に対する光学的応答を発する試薬と接触する。この応答は計器によって読み取られ、使用者に報告される。試薬は、毛細管チャネル内に置かれた薄い層の中に含まれる。本発明のセンサは、試薬の下流に位置する毛細管チャネルからのエアベントを含み、これは、毛管作用による液体試料の計器内への移動を促進する。さらに、ハンドリング部分ないしハンドリングタブがグルコース計の外側に延び、これは、使用者がセンサを取り扱うこと、すなわち、センサを計器に挿入し、使用後にセンサを取り出すことを容易にする。いずれもセンサの計器内へ延びる部分にある、センサの片面のバーコードによって、またはセンサ上にプリントされたレーザマークされた導電性パッドによって、センサの較正が計器に提供される。センサおよび計器上のマークによって、ならびに計器の凹みと係合するタブによって、センサの適当なアライメントが保証される。
【0010】
本発明のセンサは、多数のセンサを生産することができるウェブ(web)ベースのプロセスによって製造することができる。基材が打ち抜かれて、センサのトラクションホール(traction hole)および他の特徴が提供される。次いで、基材に張りつけられた接着ストリップ(strip)間に毛細管チャネルが形成され、毛細管チャネルの所望の領域に試薬が配置され、所望ならば導電性パッドがプリントされ、最後に、センサを完成させるために、透明または不透明な材料ストリップが取り付けられる。次いでセンサの特性が試験され、適当な較正情報が追加され、その後、個々のセンサが基材から切断される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
光学的方法によるグルコースの検出
次に、重要な一応用に関して、すなわち光学的方法による全血のグルコース含量の測定に関して本発明を説明する。光学的方法によってグルコースが検出されるときには一般に、グルコースオキシダーゼ、グルコースデヒドロゲナーゼなどの酵素が使用される。これらの方法は似ているがが、異なる酵素、媒介物質および指示薬を使用する。
【0012】
グルコースオキシダーゼが使用されたときには、血液試料中のグルコースが酸化されてグルコン酸となり、過酸化水素を放出する。過酸化水素は、ペルオキシダーゼの存在下で指示薬を酸化して、試料中のグルコースの量を指示する測定可能な光学応答、例えば色を生み出すと言われている。最近のいくつかの特許は、グルコースは最初にグルコン酸に変換され、次いでグルコノラクトンに変換されると提唱し、他の特許は、グルコノラクトンが最初に形成され、次いでグルコン酸に加水分解されると提唱している。どちらのプロセスシーケンスが正しいかということとは無関係に、グルコースオキシダーゼ酵素は、血液のグルコース含量を測定するための乾燥検査ストリップとして広く使用されている。
【0013】
グルコースデヒドロゲナーゼ酵素が使用されるときには、補因子、例えばNADまたはPQQ、指示薬、およびジアホラーゼ酵素または類似体などの媒介物質が含まれる。この補因子は、この酵素の存在下で還元され、グルコースは、前述のとおり、グルコン酸またはグルコノラクトンに酸化される。その後、還元された補因子は、ジアホラーゼまたはその類似体によって酸化される。この過程において、テトラゾリウム塩などの指示薬が還元されて、有色誘導体を生成する。この誘導体を測定し、検査試料中のグルコースの量と相関させることができる。
【0014】
本発明は、光学測定を実施する際に使用されるセンサの設計を対象としており、そのセンサで使用される化学物質を対象としているわけではないため、本発明では、これらのどちらの方法も使用することができ、または他の化学物質を使用することもできる。
【0015】
図1に本発明のセンサ10が示されている。その特徴には、その一端に含まれる試薬14まで血液試料を導く短い毛細管チャネル12、および血液が試薬14まで移動するときに毛細管チャネル12から追い出された空気を逃がすために必要な1つまたは複数のベント(vent)16が含まれる。使用者が、この毛細管チャネルまたはエアベント(air vent)に触れることなくグルコース計にセンサを挿入することができるように、ハンドリング領域18が提供される。グルコースセンサがとったグルコースの読みに対する必要な補正をそのセンサが提供することができるように、較正情報が提供される。最後に、グルコース計内にセンサが適切に配置されることを保証するために、タブ20などのアライメント特徴が提供される。一態様では、本発明が、後述されるこのセンサの製造方法を含む。
【0016】
一実施形態では、グルコース計が、センサを受け取るためのスロットを備える。センサがグルコース計内に配置されたときには、図2a〜cに示されているように、センサの部分が計器の外側に延びる。センサが適切に配置されたときには、計器本体の外側からハンドリング領域の一部を見ることができる。ハンドリング領域は、使用者が計器にセンサを挿入すること、およびグルコースの読みがとられた後でセンサを取り出すことを容易にする。使用者が毛細管の端に血液滴を置くことができるように、毛細管チャネルは計器の外側に延びる。血液は、毛管作用によって計器内に移動し、そこで試薬と接触し、試薬は、計器内の光学部品によって読み取られる光学応答を提供する。空気は、計器の外側に延びることが好ましいエアベントを通して追い出される。図2bに示されているように、スロットは、計器の平面に対してセンサが垂直になるように配置される。図2aでは、このスロットが計器の平面に対して水平である。他の実施形態が図2cに示されている。スロットはなく、その代わりに、計器の端にセンサが置かれ、クリップ、スロットなどによって適所に保持される。
【0017】
毛細管を十分に満たすことにまつわる問題を最小化し、使用者が供給しなければならない血液の量をできるだけ少なくするため、毛細管通路はできる限り短く保たれる。一実施形態では、毛細管の長さが約0.4インチ(10.2mm)、断面積が約0.074mm2であり、したがってこの毛細管は約0.8μLの血液試料を収容する。グルコース計内に配置されたときには、毛細管の約半分が計器の外側に延びる。この実施形態では、計器から約0.2インチ(5.1mm)突き出し、この長さは、使用者が毛細管の入口に血液を付着させるときに計器の汚染を防ぐのに十分な長さである。
【0018】
先に論じられたとおり、試薬は、毛細管の端に、計器の光学部品と適切に整列する位置に試薬がくるように置かれる。試薬は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネートなどの適当な基板内に置くことができる。一実施形態では試薬がPETの表面にプリントされる。したがって、試薬は、毛細管通路の中に、薄いストリップの形態で封入されており、この薄いストリップの厚さは、約0.0002インチ(5μm)から0.001インチ(25μm)とすることができる。
【0019】
本発明のセンサは、センサの設計および性能に関する重要ないくつかの点で、日本国特許出願1997−284880に開示された設計とは異なる。この日本国特許出願のセンサ設計は、吸収パッドで満たされた入口を提供するが、本発明は吸収パッドを使用せず、試料を直接に導入する。この方法は、上記日本国特許出願の設計においては一代替法としてしか提案されていない方法である。さらに、上記日本国特許出願のセンサ設計では、液体試料が、試薬を含む別の吸収パッドに移される。そのパッドはセンサ内で露出しており、本発明では毛細管チャネルで囲われる試薬を含む薄層に比べ、信頼できる検査結果を提供する能力で劣っている。全般的に、吸収パッドはいくつかの理由から劣っていることが本発明の発明者らによって見出されており、その結果として、本発明では吸収パッドが使用されない。試薬が囲われているため、計器の汚染が防止される。追い出された空気を、計器の外側に延びることが好ましいベントを通して排出することも、計器の汚染を防止することを助ける。
【0020】
「スノーブーツ」グルコースセンサ
本発明の他のセンサが図3に示されている。示された構成では、センサ100が、その形状から「スノーブーツ(snow−boot)(雪靴)」センサと呼ばれている。図1のセンサなどの他の実施形態はスノーブーツのようには見えないかもしれないが、必須の特徴はそのまま残っている。それらの特徴には、その一端に含まれる試薬140まで血液試料を導く短い毛細管チャネル120、および血液が試薬まで移動するときに毛細管チャネルから追い出された空気を逃がすために必要な1つまたは複数のベント160が含まれる。このスノーブーツセンサは、試料入口と同一線上の端部にハンドリング領域18が位置するのではなしに、ハンドリング領域18がセンサの側面に位置する点が異なる。図1のセンサと同様に、使用者は、毛細管チャネルまたはエアベントに触れることなく、グルコース計にセンサを挿入することができる。グルコースセンサがとったグルコースの読みに対する必要な補正をセンサが提供することができるように、ハンドリング領域の下側に較正情報210が提供される。最後に、グルコース計内にセンサが適切に配置されることを保証するために、アライメントタブ200が提供される。図4には、グルコース計内に配置されたスノーブーツセンサが示されている。一態様では、本発明が、後述されるこのスノーブーツセンサの製造方法を含む。これらの方法を、図1に示されたセンサなどの同じタイプの他のセンサを製造するように適合させることができる。
【0021】
スノーブーツセンサの製造
図5aに示されたスノーブーツセンサを製造する一方法では、PETなどの基材30が打ち抜かれて、さまざまな製造ステップの全体を通じてこの基材を移動させ、センサの諸特徴の位置合せを維持するために使用されるトラクタホール(tractor hole)32があけられる。より長い縦の溝穴34は後にエアベントを形成し、より短い縦の溝穴36は、血液試料が通過する毛細管の開口部となる。台形の穴38は、グルコース計にセンサが挿入されたときに試薬が適切に配置されることを保証する図3に示されたタブの前駆体である。毛細管チャネル(図3の120)は、2本の両面テープリボン40aおよびb(図5b)を、図5Cに示されているように基材上に置くことによって形成される。この2本のリボン間の空間が毛細管チャネルの幅を画定し、この幅は希望に応じて変更することができる。一実施形態では、2本のテープリボンの間隔が約0.080インチ(2mm)である。チャネルの高さはテープの厚さによって決定され、例えば0.004インチ(0.1mm)であるが、他の厚さを使用することもできる。あるいは、毛細管チャネルを2本の接着テープ間の空間とする代わりに、両面接着テープに毛細管チャネルを打ち抜いてもよい。組み付けられたテープが図5Cに示されている。
【0022】
図5dに示されているように、エアベントとは反対側のスペーサリボン上に、導電性ラベル42(任意)をプリントすることができる。このラベルは、グルコース計に較正情報を提供するために使用される。
【0023】
次いで、エアベントへの入口にあたるチャネルの端に、試薬44が置かれる(図5C)。露出したセンサの諸特徴が、PETのふたストリップ(5f)に積層され、ふたストリップが5gに示されているようにスペーサリボンを覆うと、毛細管チャネルは完成である。センサが急速に満たされることを保証するため、ふたストリップは親水性であるように処理されることが好ましい。この時点でセンサは完成しており、前記ラベル上に符号化される較正パラメータを決定するために、このセンサを試験することができる。この試験は、試験センサを、血液または他の適当な較正溶液と反応させることを含むことができる。この符号化は、後に詳細に論じられるように、レーザで、またはバーコードをプリントすることによって、線分をカットすることを含むことができる。符号化が完了した後、トラクションホールを位置合せに使用して、このウェブから個々のセンサ(5hに示されている)が切断される。患者の皮膚との接触によって毛細管チャネルが閉じられることを防ぐため、ふたストリップは、毛細管チャネルの端をわずかに越えて延びるように切断されることが好ましい。これは図3に示されている。
【0024】
スノーブーツセンサを組み立てる他の方法が図6に示されている。この方法では、容易に取外し可能な一時担体に積層された基板内に試薬がストライプ塗りされる(6a)。この試薬およびその基板は、毛細管チャネルがエアベントと交わる毛細管チャネルの端部の基材に打ち抜かれた穴に挿入されるようにサイズが決められたセグメント50に切断される(6b)。次いで、試薬および基板を含むセグメントが、この基材の穴と位置合せされ(6c)、一時担体が引き剥がされ、毛細管チャネル内のその基板上に試薬が残る(6d)。次いで、前述のとおりにふたストリップを配置することができる。
【0025】
前述のとおり、導電性ラベルを使用して、グルコースセンサに較正情報を載せることができる。処理条件および原料の通常の製造公差により、生産されるそれぞれのセンサセットは、試薬の変動によって異なる読みを生じやすいため、較正情報は、グルコースの読みの正確さをさらに向上させるために必要である。ブランク(blank)ラベルは、DuPont 7102などの炭素系の導電性インクを使用して、基材上にプリントされることが好ましい。あるいは、DuPont 5089(炭素−銀導電性インク)を使用することもできる。
【0026】
較正情報を符号化する2つの方法が図7に示されている。1つの方法では、センサが組み立てられ、試験された後で、U.S.Standard Bar−Code symbologyまたは適当な他の体系に従ったバーコード60がプリントされる。この方法では、先に論じたように導電性ラベルを塗布する必要がない。導電性ラベルが使用されるときには、絶縁線が垂直にレーザカットされる62。この計器は、ラベル上のコードを読み取るための接点を含む。この後者の方法は米国特許第5856196号に記載されている。
【0027】
センサの使用
一般に、使用者には、容器に入れられた一群のセンサが供給され、その中でセンサは、汚染から保護され、乾燥剤によって周囲の湿気から保護される。血液のグルコース含量を検査する準備が整ったら、使用者は、ハンドリングタブを使用してセンサを取り出し、グルコース計のスロットまたは他の保持手段にセンサを挿入し、センサを適切に整列させる。これは、センサ上に押印された矢印と計器上の矢印とを一致させることによって、容易に実行することができる。センサの底辺のタブはさらに、計器内の光学部品に対して試薬領域が適切に配置されることを保証する。センサが適切に配置された後、使用者は自分の指に刺し傷をつけて、血液滴を生み出し、毛細管チャネルの露出した端部に血液滴をつける。血液は毛管作用によってチャネル内へ流れ、試薬と反応する。計器によって比色応答が測定され、この応答は、適当なアルゴリズムによって、血液試料のグルコース含量の読みに、mg/dLとして変換される。
他の応用
全血のグルコース含量を測定する際に使用するほかに、本発明のセンサは、これらに限定されないが尿、血漿または唾液を含む液体生体試料がセンサに加えられ、関連計器内に導かれ、試薬と接触して、光学応答を提供する他の使用に適合させることもできる。
【0028】
代替実施形態A
液体生体試料中に含まれる分析物を計器内で光学的に測定する際に使用するためのセンサであって、使用中に前記計器の外に延びる部分を有し、
(a)前記計器の外側に延びる毛細管チャネルであって、前記液体生体試料を受け入れ、前記液体生体試料を毛細管チャネルを通して前記グルコース計内に移動させるためのチャネルと、
(b)前記毛細管チャネル内に配置された試薬であって、前記液体生体試料と反応し、光学的応答を提供するための試薬と、
(c)前記試薬の下流に配置された少なくとも1つのエアベントであって、前記液体生体試料によって前記毛細管チャネルから追い出された空気を逃がすためのエアベントと、
(d)前記計器の外側に延びる、前記エアベントに隣接したハンドリング領域であって、前記センサを挿入し、前記計器から前記センサを取り出すためのハンドリング領域と、
(e)符号化された情報を前記計器に提供するための手段と、
(f)前記センサを前記計器と整列させるための手段と
を含むセンサ。
【0029】
代替実施形態B
実質的に平らであり、前記計器のスロットに挿入されるようになされており、前記毛細管チャネル、前記エアベントおよび前記ハンドリング領域の部分が前記スロットから外側に延びる、実施形態Aのセンサ。
【0030】
代替実施形態C
実質的に平らであり、前記計器のスロットに挿入されるようになされたスノーブーツの形状を有し、前記毛細管チャネル、前記エアベントおよび前記ハンドリング領域の部分が前記スロットから外側に延びる、実施形態Bのセンサ。
【0031】
代替実施形態D
実質的に平らであり、前記計器に隣接して配置されるようになされており、前記毛細管チャネル、前記エアベントおよび前記ハンドリング領域の部分が前記スロットから外側に延びる、実施形態Aのセンサ。
【0032】
代替実施形態E
符号化された情報を提供するための前記手段がバーコードである、実施形態Aのセンサ。
【0033】
代替実施形態F
符号化された情報を提供するための前記手段が、レーザ符号化された導電性パッドである、実施形態Aのセンサ。
【0034】
代替実施形態G
前記センサを前記計器と整列させるための前記手段が、前記センサの基部に配置され、前記計器と係合する少なくとも1つのタブを含む、実施形態Aのセンサ。
【0035】
代替実施形態H
基材と、前記基材に積層され、前記毛細管チャネルを画定する一対の接着リボンと、外ぶたとを含む、実施形態Aのセンサ。
【0036】
代替実施形態I
前記外ぶたが透明である、実施形態Hのセンサ。
代替実施形態J
前記外ぶたが、前記毛細管チャネルの端を越えて延びる、実施形態Hのセンサ。
【0037】
代替実施形態K
前記分析物がグルコースであり、前記液体生体試料が全血である、実施形態Aのセンサ。
【0038】
代替実施形態L
実施形態Aのセンサの使用方法であって、
(a)前記センサのハンドリング領域を持ち、前記計器のスロットに前記センサを挿入するステップであって、前記スロットが、前記試薬の光学的応答を読み取るための前記計器内の光学部品への前記センサ内の前記試薬のアクセスを提供するステップと、
(b)前記毛細管チャネルの入口に液体生体試料を配置するステップと、
(c)前記試料と前記試薬とを反応させるために所定の時間放置し、光学的応答を生じさせるステップと、
(d)前記計器の前記光学部品によって提供される前記試料の分析物含量を読み取るステップと
を含む方法。
【0039】
代替実施形態M
前記分析物がグルコースであり、前記液体生体試料が全血である、実施形態Lの方法。
代替プロセスN
液体生体試料中に含まれる分析物を計器内で光学的に測定する際に使用するためのセンサを製造する方法であって、
(a)前記センサの第1の面の役目を果たす連続ストリップ基板を用意するステップと、
(b)前記基板ストリップに穴を打ち抜くステップであって、前記穴が、前記ストリップの位置合せを維持するためのトラクションホールと、前記グルコース計内に前記センサを配置するために使用されるタブのための前駆体穴と、空気を排出するためのチャネルを画定する穴とを含むステップと、
(c)前記トラクションホール間の前記基板ストリップの領域の接着ストリップ間に毛細管チャネルを形成するステップであって、前記接着ストリップ間の間隔が、血液試料を移動させるための前記毛細管チャネルの幅を画定し、前記毛細管チャネルが空気を排出するための前記穴と交わるステップと、
(d)任意で、前記接着ストリップ上に導電性インクパッドをプリントし、前記導電性インクを乾燥させるステップと、
(e)前記毛細管チャネルと空気を排出するための前記穴との交点に、血液試料中のグルコースと反応させるための試薬を配置するステップと、
(f)前記接着ストリップ、前記試薬および前記任意の導電性パッドの上にストリップを、前記センサの第2の面として配置するステップと、
(g)ステップ(f)の後、前記連続基板ストリップから、完成したセンサを切断するステップと
を含む方法。
【0040】
代替プロセスO
(c)の前記毛細管チャネルが、前記毛細管チャネルの前記幅によって分離された一対の接着ストリップを配置することによって形成される、プロセスNの方法。
【0041】
代替プロセスP
(c)の前記毛細管チャネルが、単一の接着ストリップを配置し、前記接着ストリップから前記毛細管チャネルを切り取ることによって形成される、プロセスNの方法。
【0042】
代替プロセスQ
前記完成したセンサを試験し、前記センサの前記試験から得られた較正情報を符号化するステップをさらに含む、プロセスNの方法。
【0043】
代替プロセスR
前記符号化が、前記センサ上にプリントされたバーコードによって提供される、プロセスQの方法。
【0044】
代替プロセスS
前記センサが前記任意の導電性パッドを含み、前記符号化が、前記導電性パッドのレーザカットによって提供される、プロセスQの方法。
【0045】
代替プロセスT
液体生体試料中に含まれる分析物を計器内で測定する際に使用するためのセンサを製造する方法であって、
(a)前記センサの第1の面の役目を果たす連続ストリップ基板を用意するステップと、
(b)前記基板ストリップに穴を打ち抜くステップであって、前記穴が、前記ストリップの位置合せを維持するためのトラクションホールと、前記計器内に前記センサを配置する際に使用されるタブのための前駆体穴と、空気を排出するためのチャネルを画定する穴と、担体上の試薬を受け取るための穴とを含むステップと、
(c)前記トラクションホール間の前記基板ストリップの領域の接着ストリップ間に毛細管チャネルを形成するステップであって、前記接着ストリップ間の間隔が、血液試料を移動させるための前記毛細管チャネルの幅を画定し、前記毛細管チャネルが空気を排出するための前記穴と交わるステップと、
(d)任意で、前記接着ストリップ上に導電性インクパッドをプリントし、前記導電性インクを乾燥させるステップと、
(e)リリース可能な裏当てストリップを有する担体ストリップに試薬を塗布するステップと、
(f)前記リリース可能な裏当てストリップを切断することなしに、前記試薬を含む前記担体ストリップをセグメントに切断するステップと、
(g)試薬を含む前記担体ストリップのセグメントを、担体上の試薬を受け取るための前記穴に挿入し、前記リリース可能な裏当てストリップを取り外すステップと、
(h)前記接着ストリップ、前記試薬および前記任意の導電性パッドの上にストリップを、前記センサの第2の面として配置するステップと、
(i)ステップ(h)の後、前記連続基板ストリップから、完成したセンサを切断するステップと
を含む方法。
【0046】
代替プロセスU
(c)の前記毛細管チャネルが、前記毛細管チャネルの前記幅によって分離された一対の接着ストリップを配置することによって形成される、プロセスTの方法。
【0047】
代替プロセスV
(c)の前記毛細管チャネルが、単一の接着ストリップを配置し、前記接着ストリップから前記毛細管チャネルを切り取ることによって形成される、プロセスTの方法。
【0048】
代替プロセスW
前記完成したセンサを試験し、前記センサの前記試験から得られた較正情報を符号化するステップをさらに含む、プロセスTの方法。
【0049】
代替プロセスX
前記符号化が、前記センサ上にプリントされたバーコードによって提供される、プロセスWの方法。
【0050】
代替プロセスY
前記センサが前記任意の導電性パッドを含み、前記符号化が、前記導電性パッドのレーザカットによって提供される、プロセスTの方法。
【0051】
本発明は、さまざまな変更および代替形態を受け入れることができるが、本発明の特定の実施形態が図面に例として示されており、それらは、本明細書において詳細に説明される。しかし、本発明を開示された特定の形態に限定することは意図されておらず、それどころか、その意図は、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の趣旨および範囲に含まれる全ての変更、等価物および代替物をカバーすることにあることを理解されたい。
【0052】
本発明は、さまざまな変更および代替形態を受け入れることができるが、本発明の特定の実施形態および方法が図面に例として示されており、それらは、本明細書において詳細に説明される。しかし、本発明を開示された特定の形態および方法に限定することは意図されておらず、それとは反対に、その意図は、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の趣旨および範囲に含まれる全ての変更、等価物および代替物をカバーすることにあることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明のセンサの平面図である。
【図2】図2aは、計器内の定位置にある図1のセンサを示す代替図である。 図2bは、計器内の定位置にある図1のセンサを示す代替図である。 図2cは、計器内の定位置にある図1のセンサを示す代替図である。
【図3】スノーブーツセンサの平面図である。
【図4】図4aは、計器および図3のセンサを示す図である。 図4bは、計器および図3のセンサを示す図である。
【図5】図5aは、本発明のスノーブーツセンサを製造するためのプロセスを示す図である。 図5bは、本発明のスノーブーツセンサを製造するためのプロセスを示す図である。 図5cは、本発明のスノーブーツセンサを製造するためのプロセスを示す図である。 図5dは、本発明のスノーブーツセンサを製造するためのプロセスを示す図である。 図5eは、本発明のスノーブーツセンサを製造するためのプロセスを示す図である。 図5fは、本発明のスノーブーツセンサを製造するためのプロセスを示す図である。 図5gは、本発明のスノーブーツセンサを製造するためのプロセスを示す図である。 図5hは、本発明のスノーブーツセンサを製造するためのプロセスを示す図である。
【図6】図6aは、本発明のスノーブーツセンサを製造するための第2のプロセスを示す図である。 図6bは、本発明のスノーブーツセンサを製造するための第2のプロセスを示す図である。 図6cは、本発明のスノーブーツセンサを製造するための第2のプロセスを示す図である。 図6dは、本発明のスノーブーツセンサを製造するための第2のプロセスを示す図である。
【図7】較正データを関連計器に伝える2つの方法を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体生体試料中に含まれる分析物を計器内で光学的に測定する際に使用するためのセンサであって、使用中に前記計器の外に延びる部分を有し、
(a)前記計器の外側に延びる毛細管チャネルであって、前記液体生体試料を受け入れ、前記液体生体試料を毛細管チャネルを通して前記グルコース計内に移動させるためのチャネルと、
(b)前記毛細管チャネル内に配置された試薬であって、前記液体生体試料と反応し、光学的応答を提供するための試薬と、
(c)前記試薬の下流に配置された少なくとも1つのエアベントであって、前記液体生体試料によって前記毛細管チャネルから追い出される空気を逃がすためのエアベントと、
(d)前記計器の外側に延びる、前記エアベントに隣接したハンドリング領域であって、前記計器へと前記センサを挿入したり、前記計器から前記センサを取り出すためのハンドリング領域と、
(e)符号化された情報を前記計器に提供するための手段と、
(f)前記センサを前記計器と整列させるための手段と
を含むセンサ。
【請求項2】
実質的に平らであり、前記計器のスロットに挿入されるようになされており、前記毛細管チャネル、前記エアベントおよび前記ハンドリング領域の部分が前記スロットから外側に延びる、請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
実質的に平らであり、前記計器のスロットに挿入されるようになされたスノーブーツの形状を有し、前記毛細管チャネル、前記エアベントおよび前記ハンドリング領域の部分が前記スロットから外側に延びる、請求項2に記載のセンサ。
【請求項4】
実質的に平らであり、前記計器に隣接して配置されるようになされており、前記毛細管チャネル、前記エアベントおよび前記ハンドリング領域の部分が前記スロットから外側に延びる、請求項1に記載のセンサ。
【請求項5】
符号化された情報を提供するための前記手段がバーコードである、請求項1に記載のセンサ。
【請求項6】
符号化された情報を提供するための前記手段が、レーザ符号化された導電性パッドである、請求項1に記載のセンサ。
【請求項7】
前記センサを前記計器と整列させるための前記手段が、前記センサの基部に配置され、前記計器と係合する少なくとも1つのタブを含む、請求項1に記載のセンサ。
【請求項8】
基材と、前記基材に積層され、前記毛細管チャネルを画定する一対の接着リボンと、外ぶたとを含む、請求項1に記載のセンサ。
【請求項9】
前記外ぶたが透明である、請求項8に記載のセンサ。
【請求項10】
前記外ぶたが、前記毛細管チャネルの端を越えて延びる、請求項8に記載のセンサ。
【請求項11】
前記分析物がグルコースであり、前記液体生体試料が全血である、請求項1に記載のセンサ。
【請求項12】
請求項1に記載のセンサの使用方法であって、
(a)前記センサのハンドリング領域を把持し、前記計器のスロットに前記センサを挿入するステップであって、前記スロットが、前記試薬の光学的応答を読み取るための前記計器内の光学部品への前記センサ内の前記試薬のアクセスを提供するステップと、
(b)前記毛細管チャネルの入口に液体生体試料を配置するステップと、
(c)前記試料と前記試薬とを反応させるために所定の時間放置し、光学的応答を生じさせるステップと、
(d)前記計器の前記光学部品によって提供される前記試料の分析物含量を読み取るステップと
を含む方法。
【請求項13】
前記分析物がグルコースであり、前記液体生体試料が全血である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
液体生体試料中に含まれる分析物を計器内で光学的に測定する際に使用するためのセンサを製造する方法であって、
(a)前記センサの第1の面の役目を果たす連続ストリップ基板を用意するステップと、
(b)前記基板ストリップに穴を打ち抜くステップであって、前記穴が、前記ストリップの位置合せを維持するためのトラクションホールと、前記グルコース計内に前記センサを配置するために使用されるタブのための前駆体穴と、空気を排出するためのチャネルを画定する穴とを含む、ステップと、
(c)前記トラクションホール間の前記基板ストリップの領域の接着ストリップ間に毛細管チャネルを形成するステップであって、前記接着ストリップ間の間隔が、血液試料を移動させるための前記毛細管チャネルの幅を画定し、前記毛細管チャネルが空気を排出するための前記穴と交わる、ステップと、
(d)任意で、前記接着ストリップ上に導電性インクパッドをプリントし、前記導電性インクを乾燥させるステップと、
(e)前記毛細管チャネルと空気を排出するための前記穴との交点に、血液試料中のグルコースと反応させるための試薬を配置するステップと、
(f)前記接着ストリップ、前記試薬および前記任意の導電性パッドの上にストリップを、前記センサの第2の面として配置するステップと、
(g)ステップ(f)の後、前記連続基板ストリップから、完成したセンサを切断するステップと
を含む方法。
【請求項15】
前記(c)のステップにおける前記毛細管チャネルが、前記毛細管チャネルの前記幅によって分離された一対の接着ストリップを配置することによって形成される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記(c)のステップにおける前記毛細管チャネルが、単一の接着ストリップを配置し、前記接着ストリップから前記毛細管チャネルを切り取ることによって形成される、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記完成したセンサを試験し、前記センサの前記試験から得られた較正情報を符号化するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記符号化が、前記センサ上にプリントされたバーコードによって提供される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記センサが前記任意の導電性パッドを含み、前記符号化が、前記導電性パッドのレーザカットによって提供される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
液体生体試料中に含まれる分析物を計器内で測定する際に使用するためのセンサを製造する方法であって、
(a)前記センサの第1の面の役目を果たす連続ストリップ基板を用意するステップと、
(b)前記基板ストリップに穴を打ち抜くステップであって、前記穴が、前記ストリップの位置合せを維持するためのトラクションホールと、前記計器内に前記センサを配置する際に使用されるタブのための前駆体穴と、空気を排出するためのチャネルを画定する穴と、担体上の試薬を受け取るための穴とを含む、ステップと、
(c)前記トラクションホール間の前記基板ストリップの領域の接着ストリップ間に毛細管チャネルを形成するステップであって、前記接着ストリップ間の間隔が、血液試料を移動させるための前記毛細管チャネルの幅を画定し、前記毛細管チャネルが空気を排出するための前記穴と交わる、ステップと、
(d)任意で、前記接着ストリップ上に導電性インクパッドをプリントし、前記導電性インクを乾燥させるステップと、
(e)リリース可能な裏当てストリップを有する担体ストリップに試薬を塗布するステップと、
(f)前記リリース可能な裏当てストリップを切断することなしに、前記試薬を含む前記担体ストリップをセグメントに切断するステップと、
(g)試薬を含む前記担体ストリップのセグメントを、担体上の試薬を受け取るための前記穴に挿入し、前記リリース可能な裏当てストリップを取り外すステップと、
(h)前記接着ストリップ、前記試薬および前記任意の導電性パッドの上にストリップを、前記センサの第2の面として配置するステップと、
(i)ステップ(h)の後、前記連続基板ストリップから、完成したセンサを切断するステップと
を含む方法。
【請求項21】
(c)の前記毛細管チャネルが、前記毛細管チャネルの前記幅によって分離された一対の接着ストリップを配置することによって形成される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
(c)の前記毛細管チャネルが、単一の接着ストリップを配置し、前記接着ストリップから前記毛細管チャネルを切り取ることによって形成される、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記完成したセンサを試験し、前記センサの前記試験から得られた較正情報を符号化するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記符号化が、前記センサ上にプリントされたバーコードによって提供される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記センサが前記任意の導電性パッドを含み、前記符号化が、前記導電性パッドのレーザカットによって提供される、請求項20に記載の方法。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図5d】
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【図5e】
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【図5f】
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【図5g】
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【図5h】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図6d】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−513791(P2008−513791A)
【公表日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−532611(P2007−532611)
【出願日】平成17年9月19日(2005.9.19)
【国際出願番号】PCT/US2005/033653
【国際公開番号】WO2006/034272
【国際公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(503106111)バイエル・ヘルスケア・エルエルシー (154)
【Fターム(参考)】