説明

光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板及び画像表示装置

【課題】本発明の目的は、斜め延伸フィルム上にハードコート層を有する光学フィルムにおいて、耐久試験後の可とう性に優れ、フィルムとハードコート層との密着性に優れる光学フィルムを提供する。更に、該光学フィルムを用いた視認性やコントラストに優れる画像表示装置、クロストークが改善された立体画像表示装置、入力時のペン摺動による表面の傷つきや剥がれに優れるタッチパネルを含む画像表示装置を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂からなるフィルムを、フィルムの長手方向に対して斜交する方向に該フィルムを延伸させることにより作製された斜め延伸フィルム上に活性線硬化型樹脂を含有するハードコート層を有する光学フィルムにおいて、該ハードコート層が長手方向に周期を持たない不規則な突起形状を有し、かつ当該ハードコート層が微粒子及び前記活性線硬化型樹脂に対し非相溶性である樹脂を実質的に含有しないことを特徴とする光学フィルム。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱可塑性樹脂からなるフィルムを、フィルムの長手方向に対して斜交する方向に該フィルムを延伸させることにより作製された斜め延伸フィルム上に活性線硬化型樹脂を含有するハードコート層を有する光学フィルムにおいて、該ハードコート層が長手方向に周期を持たない不規則な突起形状を有し、かつ当該ハードコート層が微粒子及び前記活性線硬化型樹脂に対し非相溶性である樹脂を実質的に含有しないことを特徴とする光学フィルム。
【請求項2】
前記熱可塑性樹脂が、セルロースエステル樹脂、セルロースエステル樹脂とアクリル系重合体の混合物を含有することを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項3】
前記活性線硬化型樹脂の25℃における粘度が20〜3000mPa・sの範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学フィルム。
【請求項4】
前記ハードコート層上に、直接または他の層を介して低屈折率層が積層されていることを特徴とする請求項1〜3項のいずれか1項に記載の光学フィルム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学フィルムを製造する光学フィルムの製造方法であって、前記25℃における粘度が20〜3000mPa・sの範囲内にある活性線硬化型樹脂を含有するハードコート層を、少なくとも塗布工程、乾燥工程及び硬化工程を経由して形成し、かつ該乾燥工程における減率乾燥区間の温度を90〜160℃の範囲内に維持した条件下で乾燥することを特徴とする光学フィルムの製造方法。
【請求項6】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学フィルムを一方の面に用いたことを特徴とする偏光板。
【請求項7】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学フィルムを含むことを特徴とする画像表示装置。
【請求項8】
前記画像表示装置が、請求項6に記載の偏光板を液晶セルの少なくとも一方の面に備えることを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
【請求項9】
前記画像表示装置が立体画像表示装置であることを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
【請求項10】
前記画像表示装置がタッチパネル付き画像表示装置であって、該タッチパネルの構成部材に請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学フィルムが用いられていることを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−163652(P2012−163652A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−22406(P2011−22406)
【出願日】平成23年2月4日(2011.2.4)
【出願人】(303000408)コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】