説明

光学活性トリフルオロメチル基含有化合物、その製造方法並びにそれを用いたトリフルオロメチル基含有光学活性アミン類の製造方法

【課題】トリフルオロメチル基を含有する新規な光学活性3−オキソピラゾリジン誘導体、及びそれを用いた光学活性アミン類の製造方法の提供。
【解決手段】一般式(1)


(式中、R及びRは、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Rは、炭素数1〜10のアルキル基、置換基を有してもよいフェニル基、置換基を有してもよい1−ナフチル基、置換基を有してもよい2−ナフチル基、置換基を有してもよいアリールエチレニル基又は置換基を有してもよいアリールアルキルを示す。)で表される光学活性3−オキソピラゾリジン誘導体、及び該オキソピラゾリジン誘導体を還元触媒で開環した後、酸で処理することによるトリフルオロメチル基を含有する光学活性アミン類の製造方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)
【化1】

(式中、R及びRはそれぞれ独立に水素原子又は、炭素数1〜4のアルキル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基、置換基を有しても良いフェニル基、置換基を有しても良い1−ナフチル基、置換基を有しても良い2−ナフチル基、置換基を有しても良いアリールエチレニル基又は置換基を有しても良いアリールアルキルを示す)
で表される光学活性3−オキソピラゾリジン誘導体。
【請求項2】
下記一般式(2)
【化2】

(式中R、R及びRは前記に同じ)
で表される3−オキソピラゾリジン N,N−ベタイン誘導体とトリメチルシリルトリフルオロメタンをキラル相間移動触媒及び塩基の存在下、反応させることを特徴とする請求項1に記載された一般式(1)で表される光学活性3−オキソピラゾリジン誘導体の製造方法。
【請求項3】
請求項2において、キラル相間移動触媒が下記一般式(3)
【化3】

(式中Rは水素原子またはメトキシ基、Rは水素原子または4−メチルフェニルスルホニルメチル基、Rはエチル基またはエチレニル基、R及びRは各々独立して、水素原子、メチル基、エチル基、iso−プロピル基、tert−ブチル基、メトキシ基、エトキシ基、iso−プロポキシ基、tert−ブトキシ基、フェニル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、1−ナフチル基を示し、Xは塩素原子または臭素原子を示す)
で表されることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
請求項1に記載された一般式(1)で表される光学活性3−オキソピラゾリジン誘導体を還元触媒で開環した後、酸で処理することを特徴とする下記一般式(4)
【化4】

(Rは前記に同じ)
で表される光学活性アミン類の製造方法。

【公開番号】特開2010−270065(P2010−270065A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−123457(P2009−123457)
【出願日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【出願人】(304021277)国立大学法人 名古屋工業大学 (784)
【出願人】(591180358)東ソ−・エフテック株式会社 (91)
【Fターム(参考)】