光学的分取方法
【課題】所望の活性を有する遺伝子生成物をコードする核酸の濃度を増大させる方法の提供。
【解決手段】核酸分子濃度を増大させる方法であって、以下のステップ、すなわち、(a)核酸分子と、核酸を増幅するのに必要な成分を含んでなる水溶液とを含む水性の複数のマイクロカプセルを、油中水型エマルジョンから形成すること、及び(b)該核酸分子の増幅された複製物を形成するために、マイクロカプセル中で核酸分子を増幅させることを含む方法。
【解決手段】核酸分子濃度を増大させる方法であって、以下のステップ、すなわち、(a)核酸分子と、核酸を増幅するのに必要な成分を含んでなる水溶液とを含む水性の複数のマイクロカプセルを、油中水型エマルジョンから形成すること、及び(b)該核酸分子の増幅された複製物を形成するために、マイクロカプセル中で核酸分子を増幅させることを含む方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
核酸分子濃度を増大させる方法であって、以下のステップ:
(a)核酸分子と、核酸を増幅するのに必要な成分を含んでなる水溶液とを含む水性の複数のマイクロカプセルを、油中水型エマルジョンから形成すること;及び
(b)該核酸分子の増幅された複製物を形成するために、マイクロカプセル中で核酸分子を増幅させること;
を含む上記方法。
【請求項2】
核酸がQβレプリカーゼ増幅、リガーゼ連鎖反応、自己維持配列複製系又は鎖置換増幅によって増幅される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
核酸がポリメラーゼ連鎖反応を用いて増幅される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
油中水型エマルジョンが少なくとも1つの乳化剤を含む、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項5】
乳化剤が非イオン性界面活性剤である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
乳化剤がソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートから選択される、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
乳化剤がアニオン性界面活性剤である、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
乳化剤がコール酸ナトリウム、グリココール酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、及びデオキシコール酸ナトリウムから選択される、請求項4または7に記載の方法。
【請求項9】
エマルジョンが熱安定性である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
核酸分子がビオチンタグを有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
マイクロカプセルが前記核酸分子と結合可能な固相支持体を含み、前記方法が、(c)前記マイクロカプセル中で前記増幅された複製物を該固相支持体に補足するステップを含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
固相支持体がビーズである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ビーズがアビジンまたはストレプトアビジンでコートされている、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ビーズがポリスチレン、常磁性、及び磁性のビーズから選択される、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
核酸がポリメラーゼ連鎖反応により増幅され、エマルジョンが熱安定性である、請求項12〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
核酸分子がゲノムDNAまたはcDNAである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
複数のマイクロカプセルが形成されるときに、マイクロカプセル当たり平均で1またはそれより少数の核酸分子を含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
核酸を含む1以上の遺伝子エレメントから遺伝子産物を産生させる方法であって、以下のステップ:
(a)1以上の遺伝子エレメント及び該遺伝子エレメントから産生された遺伝子産物に連結するために改変された固相支持体と、該固相支持体に連結するために改変されたかつ核酸を含む1以上の遺伝子エレメントとを準備し、及び、該固相支持体と該固相支持体に連結する該遺伝子エレメントとを結合させること;
(b)固相支持体と結合した1以上の遺伝子エレメントを、1以上の遺伝子エレメントから遺伝子産物を産生するのに必要な成分とともに、油中水型エマルジョンから形成される水性マイクロカプセル内に区画化すること;及び
(c)該固相支持体に再び連結される各遺伝子産物を産生させるために、マイクロカプセル内で1以上の遺伝子エレメントを発現させること;
を含み、ただし、前記発現ステップが転写、逆転写、複製又は翻訳を含み、前記遺伝子産物がDNA、RNA又はタンパク質、あるいは非天然塩基を含む核酸又は非天然アミノ酸を含むタンパク質から選択される、上記方法。
【請求項19】
固相支持体がビーズである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
ビーズがポリスチレン、非磁性、磁性、または常磁性のビーズを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記1以上の遺伝子エレメントが、該マイクロカプセル内に区画化された遺伝子エレメントのライブラリーを含む、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
ビーズが、アビジンまたはストレプトアビジンといった、非常に高い親和力で遺伝子エレメントに結合する物質でコートされている、請求項18〜21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
増幅によりマイクロカプセル中の核酸濃度を増大させることを含む、請求項18〜22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記増幅が、RNAポリメラーゼによる転写、ポリメラーゼ連鎖反応、Qβレプリカーゼ増幅、リガーゼ連鎖反応、又は自己維持配列複製系及び鎖置換増幅を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
エマルジョンが熱安定性であり、増幅が熱サイクルを含む、請求項23または24に記載の方法。
【請求項26】
核酸がビーズに連結するためにビオチン化されている、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
5’-ビオチン化プライマーを用いたPCR増幅により核酸をビオチン化する、請求項26に記載の方法。
【請求項1】
核酸分子濃度を増大させる方法であって、以下のステップ:
(a)核酸分子と、核酸を増幅するのに必要な成分を含んでなる水溶液とを含む水性の複数のマイクロカプセルを、油中水型エマルジョンから形成すること;及び
(b)該核酸分子の増幅された複製物を形成するために、マイクロカプセル中で核酸分子を増幅させること;
を含む上記方法。
【請求項2】
核酸がQβレプリカーゼ増幅、リガーゼ連鎖反応、自己維持配列複製系又は鎖置換増幅によって増幅される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
核酸がポリメラーゼ連鎖反応を用いて増幅される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
油中水型エマルジョンが少なくとも1つの乳化剤を含む、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項5】
乳化剤が非イオン性界面活性剤である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
乳化剤がソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートから選択される、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
乳化剤がアニオン性界面活性剤である、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
乳化剤がコール酸ナトリウム、グリココール酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、及びデオキシコール酸ナトリウムから選択される、請求項4または7に記載の方法。
【請求項9】
エマルジョンが熱安定性である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
核酸分子がビオチンタグを有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
マイクロカプセルが前記核酸分子と結合可能な固相支持体を含み、前記方法が、(c)前記マイクロカプセル中で前記増幅された複製物を該固相支持体に補足するステップを含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
固相支持体がビーズである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ビーズがアビジンまたはストレプトアビジンでコートされている、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
ビーズがポリスチレン、常磁性、及び磁性のビーズから選択される、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
核酸がポリメラーゼ連鎖反応により増幅され、エマルジョンが熱安定性である、請求項12〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
核酸分子がゲノムDNAまたはcDNAである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
複数のマイクロカプセルが形成されるときに、マイクロカプセル当たり平均で1またはそれより少数の核酸分子を含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
核酸を含む1以上の遺伝子エレメントから遺伝子産物を産生させる方法であって、以下のステップ:
(a)1以上の遺伝子エレメント及び該遺伝子エレメントから産生された遺伝子産物に連結するために改変された固相支持体と、該固相支持体に連結するために改変されたかつ核酸を含む1以上の遺伝子エレメントとを準備し、及び、該固相支持体と該固相支持体に連結する該遺伝子エレメントとを結合させること;
(b)固相支持体と結合した1以上の遺伝子エレメントを、1以上の遺伝子エレメントから遺伝子産物を産生するのに必要な成分とともに、油中水型エマルジョンから形成される水性マイクロカプセル内に区画化すること;及び
(c)該固相支持体に再び連結される各遺伝子産物を産生させるために、マイクロカプセル内で1以上の遺伝子エレメントを発現させること;
を含み、ただし、前記発現ステップが転写、逆転写、複製又は翻訳を含み、前記遺伝子産物がDNA、RNA又はタンパク質、あるいは非天然塩基を含む核酸又は非天然アミノ酸を含むタンパク質から選択される、上記方法。
【請求項19】
固相支持体がビーズである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
ビーズがポリスチレン、非磁性、磁性、または常磁性のビーズを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記1以上の遺伝子エレメントが、該マイクロカプセル内に区画化された遺伝子エレメントのライブラリーを含む、請求項18〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
ビーズが、アビジンまたはストレプトアビジンといった、非常に高い親和力で遺伝子エレメントに結合する物質でコートされている、請求項18〜21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
増幅によりマイクロカプセル中の核酸濃度を増大させることを含む、請求項18〜22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記増幅が、RNAポリメラーゼによる転写、ポリメラーゼ連鎖反応、Qβレプリカーゼ増幅、リガーゼ連鎖反応、又は自己維持配列複製系及び鎖置換増幅を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
エマルジョンが熱安定性であり、増幅が熱サイクルを含む、請求項23または24に記載の方法。
【請求項26】
核酸がビーズに連結するためにビオチン化されている、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
5’-ビオチン化プライマーを用いたPCR増幅により核酸をビオチン化する、請求項26に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2011−206056(P2011−206056A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−105768(P2011−105768)
【出願日】平成23年5月11日(2011.5.11)
【分割の表示】特願2007−60980(P2007−60980)の分割
【原出願日】平成12年1月6日(2000.1.6)
【出願人】(597166578)メディカル リサーチ カウンシル (60)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年5月11日(2011.5.11)
【分割の表示】特願2007−60980(P2007−60980)の分割
【原出願日】平成12年1月6日(2000.1.6)
【出願人】(597166578)メディカル リサーチ カウンシル (60)
【Fターム(参考)】
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