説明

光学的情報読取装置

【課題】 一次元コード及び二次元コードの双方の読取りを可能としたものにあって、一次元コードを読取る際の解像度を高める。
【解決手段】 矩形状の読取口を有する本体ケース内に、エリアセンサ、結像レンズ、照明部などからなる読取機構を設ける。このとき、ほぼ正方形状の撮像視野Fを有するエリアセンサを、読取口の縦横方向に対して、斜め方向本実施例ではほぼ45度傾斜した状態で実装する。バーコードBのデコード処理は、スタートキャラクタB1及びストップキャラクタB2を検出(デコード)し、それらの位置から、バーコードB全体を横切るような読取ラインLを設定し、その読取ラインLに沿って並ぶ各画素Pの明暗値を解析することにより行われる。画素Pが横方向に半ピッチずれた2本の読取ラインLを用いて読取り処理を行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、読取口を有するケース内に、多数の画素を縦横向に配列して構成されるエリアセンサを備え、一次元コード及び二次元コードの双方の読取りを可能とした光学的情報読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば商品販売や在庫の管理などを行うために、バーコードを用いたシステムが供されている。そのようなバーコードを読取るための光学的情報読取装置(バーコードリーダ)においては、バーコードの画像を取込むために、固体撮像素子としてのCCDラインセンサが用いられることが一般的であった(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平5−56218号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記バーコード(一次元コード)は、情報量や大きさ(小形化)等に限界があるといった事情がある。そこで、近年、小形で多量のデータを表現できるQRコードを代表とする二次元コードが普及してきており、現状では、一次元コード及び二次元コードの双方が共存するような環境となってきている。そのため、近年では、多数の画素を縦横(垂直及び水平)方向に配列して構成される例えばCCDイメージセンサからなるエリアセンサを備え、一次元コード及び二次元コードの双方の読取りを可能とした光学的情報読取装置が供されてきている。
【0004】
ところが、そのような光学的情報読取装置を用いて、バーコードなどの一次元コードを読取る場合には、その解像度は、エリアセンサの横方向の画素数によって決まるため、二次元コードを読取るには十分な精度が得られる画素数(例えば約30万画素)を有するエリアセンサを備えていても、一次元コードを読取る際の解像度が、ラインセンサを用いたバーコードリーダに比べて不足し、高い読取り精度が得られない傾向にあった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、一次元コード及び二次元コードの双方の読取りを可能としたものにあって、一次元コードを読取る際の解像度を高めることができる光学的情報読取装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の光学的情報読取装置は、読取口を有するケース内に、多数の画素を縦横方向に配列して構成されるエリアセンサを備え、一次元コード及び二次元コードの双方の読取りを可能としたものであって、前記エリアセンサを、前記読取口の縦横方向に対して、斜め方向に傾けて配置したところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0007】
これによれば、エリアセンサによって一次元コード及び二次元コードの双方の読取りが可能となるのであるが、エリアセンサを斜め方向に傾けて配置した、つまり、光軸あるいは光軸に平行な軸回りに回転させた状態で配置したことにより、本来縦横方向に整列状態にある画素が、縦方向に直線状に整列しているのではなく、画素が横にずれることになる。そのような横方向の画素のずれを利用することにより、一次元コードを読取る際に通常の配置状態に比べて、一次元コードの読取りに用いる横方向の画素数を多くすることが可能となり、その分、解像度ひいては読取りの精度を高めることが可能となる。また、通常の配置状態に比べて、エリアセンサの横方向の読取視野を広くできる。
【0008】
このとき、前記エリアセンサが、縦横方向に同数の画素を有して構成される正方形状のものであれば、ほぼ45度の傾斜角度で配置することが望ましい(請求項2の発明)。これによれば、エリアセンサの対角線方向が水平方向に一致するようになり、水平(横)方向に延びるラインを考えると、上下に隣り合うライン間で画素が横方向に半ピッチずれることになるので、横方向に並ぶ約2倍の画素を利用して一次元コードの読取りを行うことが可能となる。従って、一次元コードを読取る際の解像度を、約2倍に高めることが可能となり、より効果的となる。
【0009】
また、本発明においては、前記エリアセンサの各画素の信号値を読出す走査方向を、該エリアセンサの実際の配置状態における水平方向とするように構成することも可能であり(請求項3の発明)、これにより、一次元コードを読取る際の処理速度を高めることが可能となる。
【0010】
読取るべきコードが一次元コードである場合に、前記エリアセンサのうち、前記一次元コードの画像全体を横切るように画素が並ぶ複数の読取ラインを用いて読取り処理を行うように構成することにより(請求項4の発明)、水平方向に延びる各ラインにおいて、画素が水平方向にずれていることを利用して、一次元コードを読取る際の解像度をより一層高めることが可能となる。
【0011】
より具体的には、読取り処理を、画素の配置がほぼ半ピッチずれている2本の読取ラインを用いて行うことにより(請求項5の発明)、1つのラインを用いた場合の約2倍の解像度を得ることが可能となる。また、エリアセンサの中心部が、横方向に並ぶ画素数(読取視野)が最も多くなるので、読取り処理を、エリアセンサのほぼ中心に位置する読取ラインを用いて行うことにより(請求項6の発明)、読取りに用いる画素数を多くすることができ、一層効果的となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を、手持ち式(いわゆるガンタイプ)の光学的情報読取装置に適用した一実施例について、図面を参照しながら説明する。
まず、図3乃至図5を参照して、本実施例に係る光学的情報読取装置の全体構成について述べる。図3に示すように、光学的情報読取装置の本体ケース1は、丸みを帯びた薄型のほぼ矩形箱状をなす主部1aの下面側後部寄りに、ユーザが片手で把持して操作することが可能なグリップ部1bを一体的に有して構成されている。前記本体ケース1(主部1a)の先端面部には、矩形状をなし透光性を有する読取口1cが設けられている。また、前記グリップ部1bの上端部には、読取指示用のトリガスイッチ2が設けられている。
【0013】
前記本体ケース1(主部1a)内の先端側部分には、商品に付されたラベルやカタログ等の読取対象R(図5参照)に記録された各種の情報コードを読取るための読取機構3が設けられる。図4にも示すように、この読取機構3は、基板4に後述するように実装されるエリアセンサ5、このエリアセンサ5の前部に位置し鏡筒内に複数枚のレンズを配設して構成される結像レンズ6、画像取込み時の照明光源となる複数個の照明部7(図5にのみ図示)などから構成されている。
【0014】
これにて、前記照明部7により、読取口1cを通して読取対象Rに記された情報コードに照明光が照射され、情報コードからの反射光が読取口1cを通して入射され、前記結像レンズ6を介してエリアセンサ5上に結像され、以て、情報コードの画像が取込まれる(撮影される)ようになっているのである。尚、この場合、図1に示すように、前記情報コードとしては、バーコードB等の一次元コード(図1(a)参照)や、QRコードC等の二次元コード(図1(b)参照)があり、本実施例の光学的情報読取装置においては、前記エリアセンサ5により、それら双方の読取りが可能とされている。
【0015】
また、図3に示すように、本体ケース1(主部1a)内の後部側には、図5に示す各回路等が実装されている回路基板9が設けられている。さらに、図5に示すように、本体ケース1には、ユーザが各種入力指示を行うための操作スイッチ10、報知用のLED11、液晶表示器12などが設けられている。本体ケース1内には報知用のブザー13や外部との通信を行うための通信インタフェイス14、駆動電源となる二次電池15なども設けられている。
【0016】
図5は、本実施例の光学的情報読取装置の電気的構成を概略的に示しており、前記回路基板9には、マイコンを主体として構成され、全体の制御やデコード処理等を行う制御回路16が設けられている。この制御回路16には、前記トリガスイッチ2及び操作スイッチ10からの信号が入力されるようになっていると共に、制御回路16は、前記エリアセンサ5及び照明部7を制御するようになっており、以て、読取対象Rに記された情報コードの画像の取込み動作を実行するようになっている。
【0017】
また、この制御回路16は、前記LED11、ブザー13、液晶表示器12を制御し、通信インタフェイス14を介して外部(管理コンピュータ等)とのデータ通信を実行する。さらに、前記回路基板9には、増幅回路17、A/D変換回路18、メモリ19、特定比検出回路20、同期信号発生回路21、アドレス発生回路22などが実装され、これらも前記制御回路16により制御されるようになっている。
【0018】
これにて、エリアセンサ5による撮像信号が、増幅回路17にて増幅され、A/D変換回路18にてデジタル信号(各画素の明暗値のデータ)に変換されて画像データとしてメモリ19の画像メモリ19aに記憶される。またこのとき、特定比検出回路20にて画像データ中の特定パターン(情報コードの種類を判別するパターン)が検出されるようになっている。前記エリアセンサ3及び特定比検出回路20、アドレス発生回路22には、同期信号発生回路21から同期信号が与えられるようになっている。そして、前記制御回路16は、前記特定比検出回路20の検出に基づいて情報コードの種類を認識し、情報コードの解読(デコード)処理を実行するようになっている。
【0019】
さて、前記エリアセンサ5は、図2に示すように、多数個の画素(例えば約30万画素)を二次元(縦横)に配列して構成されたCCDエリアセンサから構成される。図2では、便宜上、各画素Pが格子状に並んだ様子を模式的(ごく大雑把)に示している。このエリアセンサ5は、この場合ほぼ正方形状の撮像視野F(図1参照)を有しているのであるが、前記読取口1cの縦横方向に対して、斜め方向本実施例ではほぼ45度傾斜した状態で、該読取口1cを向いて前記基板4に実装されている。つまり、エリアセンサ5は、図2(b)に示す通常の配置状態に対して、光軸回りにほぼ45度回転させた状態に(一方の対角線方向を実際の横方向にほぼ一致させた状態で)配置されているのである。尚、本実施例では、エリアセンサ5は、従来と同様に、水平走査線に沿うスキャンを垂直方向に順次行うことにより、全体(二次元)の画像信号を得るようになっている。
【0020】
次に、上記構成の作用について、図1も参照して述べる。今、ユーザが、本体ケース1を手に持って、読取口1cを情報コードが記された読取対象Rに向け、その状態で読取操作(トリガスイッチ2のオン操作)を行うと、読取機構3(エリアセンサ5)により読取対象Rの画像の取込み(露光)が行われる。エリアセンサ5から出力される画像信号は、増幅回路17によって増幅され、A/D変換回路18によってデジタル画像データに変換されて特定比検出回路20に与えられ、特徴パターンの検出がなされる。
【0021】
ここで、図1には、代表的な2種類の情報コード、つまり一次元コードとしてのバーコードB(図1(a))と、二次元コードとしてのQRコードC(同図(b))を、エリアセンサ5の撮像視野Fと併せて示している。まず、図1(b)に示すように、QRコードCは、正方形領域の3つの頂点にファインダパターン(切り出しシンボル)C1を有すると共に、その内側の領域に白黒のセル(マス目)を縦横に配列したデータ領域C2を設けて構成されている。この場合、ファインダパターンC1は、縦、横、斜めのいずれの方向から読取っても(走査線が通過しても)、黒、白のパターンの幅の比率が一定(1:1:3:1:1)となるように設定されており、検知が容易とされている。従って、特定比検出回路20が、このファインダパターンC1を検出することに基づいて、情報コードの種類がQRコードCであると判別されるのである。
【0022】
そして、情報コードの種類が判別されると、制御回路16を主体としたデコード処理が実行される。このQRコードCのデコード処理は、ファインダパターンC1の位置検出に基づいて、データ領域C2のタイミングパターンを検出し、各セルの中心画素の位置を求め、各セルの白黒を判別することに基づいて行われるようになっている。このとき、エリアセンサ5の撮像視野Fに対して、QRコードCが45度回転した如き形態で画像取込みが行われるが、二次元コードの読取りには何ら支障を及ぼすものではなく、この場合、エリアセンサ5の全体の画素数によって読取り精度(解像度)がほぼ決まってくる。
【0023】
一方、図1(a)に示すように、バーコードBは、横方向にバーとスペースとを交互(太さが2種類或いは4種類)に配列して構成され、また左右の端部に、スタートキャラクタB1及びストップキャラクタB2を有している。特定比検出回路20は、特徴パターンとして任意の位置における一定本数(例えば5本)のバー及びそれらの間隔を検出するようになっており、バー及びスペースの配置比率が許容範囲内であればバーコードBと判定される。
【0024】
このバーコードBのデコード処理は、例えばスタートキャラクタB1及びストップキャラクタB2を検出(デコード)し、それらの位置から、バーコードB全体を横切るような読取ラインLを設定する。そして、その読取ラインLに沿って並ぶ各画素Pの明暗値を解析することにより行われる。このとき、本実施例では、図2(a)に便宜上ハッチングを付して示すように、エリアセンサ5の中心(対角線方向)に位置し、画素Pが横方向(水平方向)に半ピッチずれた上下2本の隣り合う読取ラインを用いてデコード処理が実行されるようになっている。
【0025】
しかして、このバーコードBのような一次元コードを読取る場合、読取ラインLに沿う画素Pの数によって解像度(読取りの精度)が決定されるのであるが、本実施例では、エリアセンサ5を45度斜め方向に傾けて配置したことにより、通常の配置状態(図2(b)参照)に比べて、一次元コードの読取視野を広くすることができる。そして、画素Pが半ピッチずれた2つの読取ラインLを用いることにより、1つのラインを用いた場合の約2倍の画素数を用いて、約2倍の解像度を得ることが可能となる。
【0026】
このように本実施例によれば、エリアセンサ5によって一次元コード及び二次元コードの双方の読取りを可能としたものにあって、エリアセンサ5を45度斜め方向に傾けて配置したことにより、従来例で述べたと同等の画素数を有するエリアセンサ5を用いた場合でも、通常の配置状態に比べて、一次元コードの読取りに用いる画素数を十分に多くすることが可能となり、その分、解像度ひいては読取りの精度を高めることができるという優れた効果を奏する。特に本実施例では、一次元コードを読取る際に、画素Pが半ピッチずれた複数(2本)の読取ラインLを用いたことにより、解像度を約2倍に高めることが可能となるものである。
【0027】
尚、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張、変更が可能である。
即ち、本発明においては、エリアセンサの各画素の信号値を読出す走査方向を、該エリアセンサの実際の配置状態における水平(横)方向(図2(a)に矢印Aで示す方向)とするように構成することも可能であり、これにより、一次元コードを読取る際の処理速度を高めることが可能となる。
【0028】
また、上記実施例では、エリアセンサ5を45度の傾斜角度で傾けるように構成したが、傾斜角度は45度に限らず、15度、30度等であっても良く、少なくとも斜め方向に傾けて配置することにより、本来縦横方向に整列状態にある画素が、縦方向に直線状に整列しているのではなく、横にずれることになり、そのような横方向の画素のずれを利用することにより、一次元コードの読取りに用いる画素数を多くすることが可能となる。例えば、エリアセンサの撮像面が長方形状の場合には、その一方の対角線を水平(横)方向に一致するように配置することができる。
【0029】
その他、例えば本発明の光学的情報読取装置は、ガンタイプのものに限らず、ハンディタイプ(縦長形状の本体ケースを上から握って使用するタイプ)のもの等であっても良く、また、エリアセンサとしても、CCDエリアセンサに限らず、CMOSタイプなどの他の個体撮像素子を用いても良く、更には、二次元コードとしてQRコードを例示したが、スタック型二次元コードやデータマトリクスなどの、他の種類の二次元コードの読取りに適用することも可能である等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、バーコード(a)及びQRコード(b)の画像と撮像視野との関係を示す図
【図2】エリアセンサの配置状態(a)を通常の配置状態(b)と併せて示す図
【図3】光学的情報読取装置の構成を概略的に示す縦断側面図
【図4】読取機構部分の構成を示す側面図(a)及び正面図(b)
【図5】光学的情報読取装置の電気的構成を概略的に示すブロック図
【符号の説明】
【0031】
図面中、1は本体ケース、1cは読取口、3は読取機構、5はエリアセンサ、16は制御回路、Bはバーコード(一次元コード)、CはQRコード(二次元コード)、Rは読取対象、Fは撮像視野、Pは画素、Lは読取ラインを示す。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
読取口を有するケース内に、多数の画素を縦横方向に配列して構成されるエリアセンサを備え、一次元コード及び二次元コードの双方の読取りを可能とした光学的情報読取装置であって、
前記エリアセンサを、前記読取口の縦横方向に対して、斜め方向に傾けて配置したことを特徴とする光学的情報読取装置。
【請求項2】
前記エリアセンサは、縦横方向に同数の画素を有して構成され、ほぼ45度の傾斜角度で配置されていることを特徴とする請求項1記載の光学的情報読取装置。
【請求項3】
前記エリアセンサの各画素の信号値を読出す走査方向が、該エリアセンサの実際の配置状態における水平方向とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の光学的情報読取装置。
【請求項4】
読取るべきコードが一次元コードである場合に、前記エリアセンサのうち、前記一次元コードの画像全体を横切るように画素が並ぶ複数の読取ラインを用いて読取り処理を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光学的情報読取装置。
【請求項5】
前記読取り処理は、画素の配置がほぼ半ピッチずれている2本の読取ラインを用いて行われることを特徴とする請求項4記載の光学的情報読取装置。
【請求項6】
前記読取り処理は、前記エリアセンサのほぼ中心に位置する読取ラインを用いて行われることを特徴とする請求項4又は5記載の光学的情報読取装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−4353(P2006−4353A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−182622(P2004−182622)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(501428545)株式会社デンソーウェーブ (1,155)
【Fターム(参考)】