説明

光沢があり透明な麺類、及びその加工方法、及びその製造装置

【課題】熱湯の内部に漬けるだけで食べることが出来る棒状態の乾燥麺類の提供。
【解決手段】小麦粉と食塩に水分を加えて練り上げて製麺をし、生麺のソーメンCを高温・高圧のオートクレーブAの内部に入れて、オートクレーブの内部温度が、例えば温度が100℃以上又は126℃以上で、蒸気圧が0気圧以上から2気圧以上のオートクレーブの内部にて約5分間、生麺のソーメンを蒸して(D使用)加熱をした後、高圧釜の内部圧力をマイナス1気圧程度の真空状態(E使用)にしてから、オートクレーブの内部圧力を外気圧と同じ1気圧に戻して製造し、張力が強力な棒状態の乾燥麺類とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、棒状態の乾燥ソーメン、乾燥うどん、乾燥そば、乾燥チャンポン麺、乾燥ラーメン、乾燥スパゲテイ、及び乾燥マカロニ(以下、略して、乾燥ソーメンとする)を沸騰している熱湯の内部にて湯がくことなく、熱湯の内部に乾燥ソーメンを入れるだけで、乾燥ソーメンを食べることが出来る状態である乾燥ソーメンの原材料である小麦粉、及びでん粉である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた乾燥ソーメンを提供することにより、乾燥ソーメンを熱湯の内部に漬けるだけで食べることが出来る乾燥ソーメンを形成することを目的とする。
【0002】
また、本発明は、粟、稗、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下略して、穀類又は豆類とする)を炊飯するか、又は沸騰している熱湯の内部にて沸くことなく、熱湯の内部に穀類を入れるだけで穀類を食べることが出来る穀類を状態である、穀類を構成している炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させた穀類を形成することにより、穀類を熱湯の内部に穀類を漬けるか、又は穀類の上から熱湯を注ぐだけで食べることが出来る穀類を提供することを目的とする。
【背景技術】
【0003】
従来、乾燥ソーメンの原材料である小麦粉、及びでん粉である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた乾燥ソーメンは存在していないのが現状である。
【0004】
また、現在、製造販売されているインスタントうどんなどで、商品名が東洋水産が製造している「まるちゃん」、及び日清製粉の「どんべえ」の製造方法としては、うどんの原材料である小麦粉、及びでん粉などの原材料に水をくわえて練り上げて製麺した後、次に沸騰しているお湯の内部に入れて生麺を湯がいた後、乾燥手段としてはフリーズドライ製法(以下略して、凍結乾燥製法とする)を使用して乾燥しているのが現状である。

【0005】
さらに、現在、製造販売されているインスタントラーメンなどの製造方法としては、インスタントラーメンの原材料である小麦粉、及びでん粉などの原材料に水をくわえて練り上げて製麺した後のインスタントラーメンの原材料に加工した生麺を、次に170 ℃前後に加熱した食用油の内部に生麺を入れて、食用油の内部にて生麺が含有している水分を脱水して乾燥させることと、インスタントラーメンの原材料である小麦粉、及びでん粉である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させることを、170℃ 前後に加熱した食用油の内部にて脱水と、小麦粉及びでん粉である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)にするのと、脱水するために加熱した食用油の内部にて同時に一緒に行っているのがインスタントラーメンの製造方法である。

【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
棒状態の乾燥ソーメンを沸騰している熱湯の内部にて湯がくことなく、熱湯の内部に乾燥ソーメンを入れるだけで、乾燥ソーメンを食べることが出来る状態である乾燥ソーメンを形成することを目的とする。
【0007】
本発明は、粟、稗、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下略して、穀類又は豆類とする)を炊飯するか、又は沸騰している熱湯の内部にて沸くことなく、熱湯の内部に穀類を入れるだけで穀類を食べることが出来る穀類を状態である、穀類を構成している炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させた穀類を形成することにより、穀類を熱湯の内部に穀類を漬けるか、又は穀類の上から熱湯を注ぐだけで食べることが出来る穀類を提供することを目的として、すぐに食べることが出来る乾燥穀類を形成するのに、沸騰してるお湯を使用することなく、また乾燥手段として凍結乾燥製法などの乾燥手段を使用することなく、すぐに食べられる乾燥穀類を形成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前期目的を達成するために、乾燥ソーメンの原材料である小麦粉、食塩、食用植物油、及びでん粉に水を加えて練り上げて製麺した生麺状態のソーメン生麺を、高温・高圧、例えば温度が120℃摂氏前後で、一気圧、又は二気圧から三気圧程度の高温・高圧蒸気の高温高圧釜、例えば大阪府門真市四宮五丁目3-15にある(株)芦田製作所が製造販売している高温高圧釜(以下略して、オートクレーブとする)の内部に、生麺状態のソーメンを、図1及び図2に示しているように、オートクレーブの内部にアルミニウム製の棒、又は竹の棒を使用して垂直に吊り下げて、生麺状態のソーメンが、各々接触して接合して団子状態にならないように、生麺状態のソーメンを高温高圧のオートクレーブの内部、例えば温度が120℃摂氏前後で、一気圧、又は二気圧から三気圧程度の高温・高圧蒸気のオートクレーブの内部に生麺状態のソーメンを入れて高温高圧の蒸気圧にて蒸して、小麦粉及びでん粉である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させて、乾燥ソーメンを形成することを目的とする。
【0009】
また、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下、略して、穀類又は豆類とする)を、例えば、一昼夜、又は二昼夜、又は二昼夜以上、穀類、又は豆類を水に漬けこんで、穀類又は豆類に水分を飽和状態に吸収させた穀類又は豆類を、高温・高圧の高圧釜であるオートクレーブの内部に、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を入れた後、次に高圧釜の内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧から三気圧以上の蒸気圧を使用して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を加熱した後、さらに次に、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、例えば〇・六パーセント以下にすることにより、完全な乾燥状態に近い乾燥ソーメン又は穀類とした後、高圧釜の内部圧力を外部と同じ1気圧に戻した後、含有している水分量が〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類を高圧釜の内部から取り出し余熱を除去して、天日乾燥又は自然乾燥させて除湿すると、生麺のソーメン又は穀類を加熱して、生麺のソーメンの原材料又は穀類の炭水化物、又はソーメンの原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を乾燥させることとを同時に行うことなり、生麺のソーメン又は穀類を熱湯で湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメン又は穀類を同時に形成することにより、乾燥ソーメン又は穀類を熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメン又は乾燥穀類を提供することを解決手段とする。
また、生麺のソーメンを高温・高圧の高圧釜であるオートクレーブの内部に、生麺のソーメンをアルミニウム製の棒又は竹の棒を使用して、図1に示しているように、生麺のソーメンを上から下にぶら下げて吊るした状態にて、オートクレーブの内部に入れて、オートクレーブの内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧から三気圧以上の蒸気圧を使用して、生麺のソーメンの原材料である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた後、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、例えば〇・六パーセント以下にすることにより、完全な乾燥状態に近い乾燥ソーメン又は穀類とした後、高圧釜の内部圧力を外部の気圧と同じ一気圧に戻した後、含有している水分量が〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類を高圧釜の内部から取り出し余熱を除去して、生麺のソーメン又は水分を乾燥状態に吸収させた穀類を乾燥させることとを同時に行うこととなり、生麺のソーメン又は穀類を熱湯を使用して湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメン又は穀類を同時に形成することにより、乾燥ソーメン又は穀類を熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメン又は乾燥穀類を提供することを解決手段とする。
【発明の効果】
【0010】
乾燥ソーメンの原材料である小麦粉及びでん粉の性質を、高温・高圧にて蒸して、α(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた後、生麺ソーメンを乾燥させて、乾燥ソーメンを製造する製造工程とした乾燥ソーメンを、熱湯の内部に漬けるだけで食べることが出来る、極く簡便な棒状態の乾燥ソーメンを提供することができる。
【0011】
また、乾燥ソーメンの原材料である小麦粉、食塩、食用植物油、及びでん粉に水を加えて練り上げて製麺した生麺状態のソーメン生麺を、高温・高圧、例えば温度が120℃摂氏程度で、一気圧、又は二気圧程度の高温・高圧蒸気の高温・高圧釜の内部に生麺状態のソーメンを入れて、高温・高圧にて蒸す場合と、熱湯を使用して湯がいた場合との相違点は、熱湯を使用して湯がいた場合は生麺のソーメンが水分を吸収して膨張することにより粘度が強くなるので、生麺のソーメンを熱湯を使用して湯がいた生麺ソーメンはバラバラに解すことができなくて、ソーメン同士がくっついて団子状態になる欠点がある。
【0012】
けれども、生麺状態のソーメンを高温・高圧の蒸気で蒸すと生麺のソーメンが水分を吸収し、生麺のソーメンが水分を吸収することなく、逆に生麺のソーメンが含有している水分が脱水されて、生麺のソーメンは乾燥ソーメンの状態に近くなるので、ソーメン同士がくっついて団子状態にならない利点がある。生麺状態のソーメンを高温・高圧の蒸気で蒸す場合、高温・高圧の蒸気圧が、より一段と高い蒸気圧、及び高温の蒸気圧を使用して蒸したほうが、生麺のソーメンが含有している含水量をより一段と多く減少させて、生麺のソーメンはより一段と乾燥ソーメンの含水量に近くなるので、ソーメン同士がくっ付いて団子状態にならない効果がある。
【0013】
さらに、高温・高圧の高圧釜の内部に、生麺のソーメンを入れた後、次に高圧釜の内部温度を、例えば温度が 126℃ 以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧以上の蒸気を使用して生麺のソーメンを加熱した後、さらに次に、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、例えば〇・六パーセント以下にすることにより、完全な乾燥状態に近い乾燥ソーメン又は穀類とした後、高圧釜の内部圧力を外部と同じ1気圧に戻した後、含有している水分量が〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類を高圧釜の内部から取り出し余熱を除去して、天日乾燥又は自然乾燥させて除湿すると、生麺のソーメン又は穀類を加熱して、生麺のソーメンの原材料又は穀類の炭水化物、又はソーメンの原材料である小麦粉又はでん粉の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を乾燥させることとを同時に行うこととなり、生麺のソーメンを熱湯で湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメンを同時に形成することにより、乾燥ソーメンを熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメンを提供することを特徴とする、乾燥麺類の原材料である小麦粉又はでん粉の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を乾燥させるソーメンの原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化できる。生麺のソーメンはより一段と乾燥ソーメンの含水量に近くなるので、ソーメン同士がくっ付いて団子状態にソーメンを解すことが出来る効果がある。
【0014】
従来、インスタントラーメン、及びインスタントうどんなどの麺類、又はインスタント白米などは、白米を炊飯した白米を、お湯につけるか、又はお湯を注ぐだけで食べることが出来る場合の加工手段としては、まず、第一にインスタントラーメンの場合は高温の食用油の内部での脱水と、炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させている。また次に、インスタントうどんの場合の加工手段としては、生麺のうどんを沸騰しているお湯の内部にて、炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させている。次に乾燥手段としては、凍結乾燥製法を使用して乾燥させている。さらに、インスタント白米の場合の加工手段としては、白米を炊飯器を使用して炊飯して、炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させている。次に乾燥手段としては、インスタントうどんの場合と同じく、凍結乾燥製法を使用して乾燥させている。
【0015】
また、上記にて説明したように、インスタント食品を加工する場合の加工手段としては、高温の食用油の内部で脱水して乾燥させるか、又は凍結乾燥製法を使用して乾燥させるかの、2種類の乾燥方法しかないのが現状である。上記にて説明した、乾燥手段の欠点としては、下記の4つがある。
【0016】
(1) インスタントラーメンの場合の欠点としては、高温の食用油の内部で脱水して乾燥させので、食用油の酸化が起こる。また、カロリー過多となる。さらに、棒状態のインスタントラーメンの加工は出来ない欠点がある。
【0017】
(2) インスタントうどん及びインスタント白米の場合の欠点としては、凍結乾燥製法を使用して乾燥させているのでコストが高い。
【0018】
(3) 上記の(1)(2)にて説明した2種類の乾燥手段は、棒状態のインスタント乾燥ソーメン、棒状態のインスタント乾燥うどん、棒状態のインスタント乾燥そば、棒状態のインスタント乾燥チャンポン麺、棒状態のインスタント乾燥ラーメン、棒状態のインスタント乾燥スパゲッティ、及びインスタント乾燥マカロニ(以下略して、インスタント乾燥ソーメンとする)には適用できない。
【0019】
(4) 上記の(1)と(2)にて説明した2種類の乾燥手段は、インスタント穀類やインスタント豆類には適用できない。
【0020】
穀類や豆類は、水分を飽和状態にて吸水させるか、オートクレーブにて高温高圧で蒸すと、炭水化物の性質がα(アルファ)からβ(ベータ)に変化するので、特に白米は団子状態になる。この団子状態を防止するのには、下記の6項目がある。
【0021】
(1) 白米をオートクレーブの内部に、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を入れた後、次に高圧釜の内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧から三気圧以上の蒸気圧を使用して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を加熱した後、さらに次に、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、水分を飽和状態に吸収させるか、又は水分を一切吸収させていない白米を、常に躍らせる目的にて、バイブレーター又は変心モータを使用して白米に振動を与えて、白米が常に動いているようにして、オートクレーブの内部で蒸して、真空状態にすると団子状態にはならない。
【0022】
(2) 白米をオートクレーブの内部に、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を入れた後、高圧釜の内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧以上の蒸気を使用して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を加熱した後、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、水分を飽和状態に吸収させるか、又は水分を一切吸収させていない白米を、常に躍らせる目的にて、高圧の水蒸気を吹き込んで白米が常に動いている状態にして、オートクレーブの内部で蒸して、真空状態にすると団子状態にはならない効果がある。
【0023】
(3) 白米をオートクレーブの内部に、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を入れた後、高圧釜の内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧以上の蒸気圧を使用して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を加熱した後、さらに次に、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、水分を飽和状態に吸収させるか、又は水分を一切吸収させていない白米を、常に躍らせる目的にて、高圧の圧縮空気を吹き込んで白米が常に動いている状態にして、オートクレーブの内部で蒸して、真空状態にすると団子状態にはならない。
【0024】
(4) オートクレーブの内部に設置している、図3及び図4に示しているボールミル内部に白米を入れて、低速にて回転しながら、内部温度を例えば126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧以上の蒸気を使用して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を加熱した後、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、水分を飽和状態に吸収させるか、又は水分を一切吸収させていない白米を、常に躍らせる目的にて、オートクレーブの内部で蒸して、真空状態にすると白米は団子状態にはならない。
【0025】
(5) 白米の表面上を、例えば0.1mm 前後を300℃程度の高温にて、白米の表面上だけを瞬間的に加熱して、炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させる目的にて、例えば、フライパンで白米の表面上を0.1mm 前後だけ加熱をしてから、蒸気圧で蒸して、真空状態にすると白米は団子状態にはならない。
【0026】
(6) 白米、胚芽米、玄米(以下略して、白米とする)を加熱して膨張させたポン菓子で、商品名がポン菓子を製造販売している会社で、所在地が福岡県八女市豊福792 の江崎食品(有)が、ポン菓子を製造する目的にて使用している、例えば白米を入れて密封することが出来る鋳物製又は鉄でできている容器の内部に白米を入れて、密封容器を低速で回転しながら加熱して、密封容器の外側から平均的に加熱して、白米が含有している炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させる。この白米を一昼夜以上水に漬けるか、又は水分を一切吸収していない白米を、その炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させた白米を、オートクレーブの内部で蒸して、真空状態にして乾燥すると、ポン菓子が団子状態にはならないのと同様に、白米は接合して団子状態になることはない効果がある。
【0027】
(7) 白米、胚芽米、玄米(以下略して、白米とする)の表面上に、食用油として例えばサラダ油を噴霧するか、又はサラダ油を塗布した白米を、内部温度を例えば約126℃で、蒸気圧が〇気圧、一気圧、又は二気圧以上の蒸気を使用して加熱した後、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度に減圧して、真空状態にすると白米は団子状態にはならない。
【0028】
(8) 上記の(7)にて説明した、白米の表面上にサラダ油を塗布してから、白米の炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)に変化させて、蒸気圧で蒸して真空状態にすると、白米は団子状態にはならない効果があるので、インスタントチャーハンである焼き飯の主たる原材料としても使用できる。
【0029】
また、インスタント棒状態の乾燥ソーメンを形成するときに、生麺のソーメンが接合して団子状態になるのを防止することを目的にして、生麺のソーメンの原材料である小麦粉と食塩に、食用油(以下、略して、サラダ油とする)の割合を、小麦粉と食塩が97 % でサラダ油が 3 % 以上、又は小麦粉と食塩が95% でサラダ油が 5 % 以上を、生麺のソーメンの原料である小麦粉と食塩の内部にサラダ油を混入して、小麦粉と食塩とサラダ油に水を加えて練り上げて製麺する。この生麺のソーメンを沸騰している熱湯の内部にて、約3分間湯がいた後、天日乾燥すると、生麺のソーメンは団子状態に接合することなく、生麺のソーメンの主たる原材料である小麦粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させたインスタント棒状態の乾燥ラーメンを形成することが出来る。
【0030】
さらに、上記にて説明をした内容と同様に、インスタント棒状態の乾燥ソーメンを形成するときに、生麺のソーメンが接合して団子状態になるのを防止することを目的にして、生麺のソーメンの原材料である小麦粉と食塩を使用して、生麺のソーメンを製麺した後の、生麺のソーメンの表面上にサラダ油を使用して油膜を形成するか、又はサラダ油の内部に生麺のソーメンを漬けた後に遠心分離機を使用して、生麺のソーメンの表面上に付着しているサラダ油を除去したあとの生麺のソーメン、又は生麺のソーメンの表面上にサラダ油を噴霧した生麺のソーメンを沸騰している熱湯の内部に、約3分間程度湯がいた後、天日乾燥すると、生麺のソーメンは団子状態に接合することなく、生麺のソーメンの主たる原材料である小麦粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させたインスタント棒状態の乾燥ソーメンを形成することが出来る。
【0031】
また、所在地が長崎県南島原市北有馬町299の井村製麺(井村正保代表)が製麺した、島原手延素麺を使用して、下記の(1)、(2)、(3)、(4)及び(5)に記載の実験をした。
【0032】
(1) 井村製麺が製麺した、生麺状態の島原手延素麺(以下、略して、生麺の素麺、又は乾燥ソーメンとする)を沸騰している、お湯の内部にて約3分間湯がいた。生麺の素麺の長さは、約170cmで直径は約1. 5mmである。この生麺の素麺を沸騰している、お湯の内部にて湯がいて加熱をした生麺の素麺を、一番端の部分を掴んで垂直方向に持ち上げると、湯がいて加熱した生麺の素麺は自重で、一番上から切れる。
【0033】
(2) 上記の(1)にて説明をした生麺の素麺を、高温・高圧のオートクレーブの内部に入れて、オートクレーブの内部温度が、例えば温度が100℃以上又は126℃以上で、蒸気圧が0気圧以上又は二気圧以上のオートクレーブの内部にて、1分間、2分間、3分間、4分間、及び5分間の5種類の時間、生麺の素麺を蒸して加熱をした後、高圧釜の内部圧力をマイナス0.4気圧まで減圧してから、オートクレーブの内部から出した生麺の素麺は、オートクレーブの内部から出した生麺の素麺は、一番端の部分を掴んで垂直方向に持ち上げても、オートクレーブの内部にて1分間、2分間、3分間、4分間、及び5分間の5種類の時間、オートクレーブの内部で加熱した生麺の素麺は、自重に耐えて切断することがない。さらに、一番端の部分を持って振り回して、遠心力を加えても切断することが出来ないほど張力が強力な加熱をした生麺の素麺となることが判明した。
【0034】
(3) 上記の(2)にて説明をした原材料である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた高温高圧のオートクレーブの内部に入れて蒸して加熱をして、生麺の素麺の原材料である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた生麺の素麺を、上記の(1)にて説明をした内容と同じく、沸騰しているお湯の内部にて約3分間ていどの時間湯がいた。けれども、湯がいて加熱をした生麺の素麺を、上記の(2)にて説明をした内容と同じく、加熱した生麺の素麺の一番端の部分を持って振り回しても、切断することが出来ないほど張力が強力な加熱をした生麺の素麺であるインスタントソーメンになることが判明した。
【0035】
(4) 上記の(2)及び (3)にて説明をした、加熱した生麺の素麺の特長は、下記の(a)から (e)のような特長がある。
(a) 歯応えが強力である。
(b) 一度、沸騰しているお湯の内部にて湯がいて乾燥させているので、再度沸騰しているお湯の内部にて湯がいても、お湯が白濁して濁らない。
(c) パサパサしているので接合して団子状態にならない。
(d) ビーフン、緑豆はるさめ、及びデュラム小麦で出来ているスバゲティに極く類似の、腰が強力で、弾力性がある加熱した生麺の素麺である棒状態のインスタントソーメンに変化をする。
(e) 熱に強くて、長時間湯で手も煮崩れしない。
【0036】
(5) 上記の (3)にて説明をした、生麺の素麺を、高温高圧のオートクレーブの内部にて、蒸して減圧をした後、加熱をした生麺の素麺を沸騰しているお湯の内部にて、約3分間程度の時間湯がいた後、加熱をした生麺の素麺を垂直方向に吊るして、天日乾燥、熱風乾燥、凍結乾燥、又はその他の乾燥手段で乾燥させた生麺の素麺である棒状態のインスタントソーメンの戻し方は、
(a) 加熱をしない料理の場合(サラダ、酢の物など)は、熱湯で3分間から4分間ゆでるか、又は熱湯に5分間から6分間浸す。
(b) 加熱をする料理の場合(鍋物、スープ、炒め物など)は、熱湯で2分間から3分間ゆでるか、又は熱湯に4分間から5分間浸す。
【0037】
また、上記の(1)から (5)にて説明をした、生麺の素麺である棒状態のインスタントソーメン又は穀類又は豆類と同様に、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下略して、穀類又は豆類とする)を、例えば、一昼夜、又は二昼夜以上、白米、穀類又は豆類に水分を飽和状態に吸収させた白米、穀類又は豆類を使用するか、又は白米、穀類又は豆類に水分を一切吸収させていない白米、又は穀類又は豆類(以下略して、白米とする)を、高温高圧のオートクレーブの内部に、水分を飽和状態に吸収させた白米、又は水分を一切吸収させていない白米を入れて、高圧釜の内部温度を、例えば100℃以上又は126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧から三気圧以上の蒸気圧を使用して、白米を高温、高圧にて加熱をした後、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、一気圧に戻してから、白米を取り出して余熱を除去する。天日乾燥又は自然乾燥した白米を、電気釜で再度炊飯すると、従来の炊飯した白米とは全く異なった白米となる。その特長としては、上記の(1)から (5)にて説明をしたインスタントソーメンと同様に、下記の(a)から (e)のような特長がある。
(a) 歯応えが強力である。
(b) パサパサしているので、焼き飯やピラフなどに最適となる。
(c) 腰が強くて弾力性が強い白米となる。
(d) 熱に強くて、長時間湯いても煮崩れしない白米となる。
(e) 玄米を上記の白米と同様に、高圧釜で蒸してから一気圧に戻して、電気釜で再度炊飯すると、従来の玄米とは全く異なった玄米となるので、子供や老人も容易に食べられるようになる。
【0038】
さらに、上記の(1)から (5)にて説明をした、インスタントソーメン、又は穀類、又は豆類(以下、略して、穀類、又は豆類とする)を形成する手段としては、高温高圧のオートクレーブの内部に、水分を飽和状態に吸収させた白米、又は水分を一切吸収させていない白米を入れて、高圧釜の内部温度を、例えば100℃以上又は126℃以上で、蒸気圧が0気圧、又は一気圧、又は二気圧から三気圧以上の蒸気圧をかけた。高圧釜の内部圧力に穀類、又は豆類を高温高圧にて加熱する加熱手段を使用しなくても、例えばオーブン、又は電気炉、又は高温の熱風乾燥機(以下、略して、電気炉とする)の内部に、生麺のソーメン、又は乾燥させたソーメン、又は穀類、又は豆類を入れて、例えば100℃以上又は126℃以上で電気炉を使用して加熱をしても、高圧釜を使用して加熱をして、生麺のソーメン、又は乾燥させたソーメン、又は穀類、又は豆類か含有している蛋白質の混合物であるグルテン、又は炭水化物の性質を変化させることが出来るので、下記の(1)から (8)に記載の効果がある。
【0039】
(1)としては、インスタント棒状態のソーメンを形成するのに、生麺のソーメンを使用しなくても、乾燥させたソーメン(以下、略して、乾麺とする)を、電気炉の内部に入れて、例えば100℃以上又は126℃以上に加熱すれば、乾麺の主たる成分である小麦粉が含有している炭水化物、及び蛋白質の混合物であるグルテンの性質を変化させて、歯応えが強くて張力が極く強い乾麺を形成することが出来る。
【0040】
(2)としては、電気炉を使用して乾麺を乾燥するのであれば、生麺状態のソーメンでも、又は通常市販されている乾麺、又は乾燥させている穀類、又は豆類でも、電気炉の内部に入れて、例えば100℃以上又は126℃以上に加熱をすれば、麺類の原材料である小麦粉、又は乾燥させている穀類、又は乾燥させている豆類が含有している炭水化物、及びグルテンの性質を変化させることが出来るので、高圧釜を使用して加熱をする場合と比較すると、より一段と簡便である
【0041】
(3)としては、玄米に水分を飽和状態に吸収させるための目的にて、玄米を水の内部に、例えば1日間、又は2日間、又は3日間以上、水の中に玄米を漬けておくと、玄米は発芽(以下、略して、発芽玄米とする)をする。この発芽玄米を高圧釜又は電気炉の内部に入れて、例えば100℃以上又は126℃以上に加熱をして、真空状態にすると、第一に水分を飽和状態に吸収している発芽玄米を乾燥させることが出来る。第二に発芽玄米の成長を高温高圧状態にて停止をさせることが出来る。第三に発芽玄米を高温高圧状態にすることにより、玄米が含有している炭水化物、及びグルテン、及びその他の蛋白質の性質を、より一段と栄養価を強くして、歯応えが強くなる。第四に、発芽玄米の発芽部分に人体の成長に必要なギャバが発芽玄米に形成される。第五に、発芽玄米を主食とすることにより、玄米を精製して白米にする米糠が20%から30%発生をして、白米の表皮である米糠を捨てているので、食糧事情が悪い国々にとっては大変な問題である。
【0042】
(4)としては、従来、一般的に市販されている棒状態の乾燥ソーメン、棒状態の乾燥うどん、棒状態の乾燥そば、棒状態の乾燥チャンポン麺、棒状態の乾燥ラーメン、棒状態の乾燥スバゲティ、又は東洋水産が製造販売している商品名がまるちゃん、又は日清食品が製造販売している商品名がどんべぇなどの乾燥させた麺類、又は加と吉食品が製造販売している冷蔵冷凍うどん(以下、略して、生の状態の麺類、又は加熱をした麺類、又は乾燥した麺類、又は乾麺とする)を、例えば温度が100℃以上又は126℃以上で、蒸気圧が0気圧以上又は二気圧以上の高圧釜であるオートクレーブの内部にて、5分間、10分間、又は15分間以上、乾燥した麺類を蒸気圧を使用して加熱をした後、高圧釜の内部圧力をマイナス1気圧程度まで減圧してから、オートクレーブの内部圧力が大気圧に戻して、高圧釜から出した乾燥麺類の主たる成分である小麦粉の含有している蛋白質の混合物であるグルテンが、ウ音ウ圧の高圧釜の内部にて姦ウした麺類の性質が変化をして、第一に、1番端の部分を掴んで振り回して遠心力を加えても、切断することが出来ないほど張力が強力な乾燥した麺類とすることが出来る。第二に、上記にて説明をした、乾燥した麺類、又は乾麺を加熱する手段としては、高圧釜であるオートクレーブを使用して加熱をしなくても、オーブン又は電気炉、又は高温の熱風乾燥機、又はその他の加熱手段を使用して、生の状態の麺類、又は乾麺を加熱して、乾麺の主たる原材料である炭水化物、又は混合蛋白質のグルテンの性質を変化させてもよい。
【0043】
(5)としては、従来、一般的に、発芽玄米として製造販売されている発芽玄米の製造手段としては、30℃前後のお湯の内部に、約24時間前後を漬けこむと玄米は自然に発芽する。この発芽した玄米(以下、略して、発芽玄米とする)を、約1トン程度を入れることが出来る、大きい釜の内部に発芽玄米と水を入れて、大きい釜の内部に入れていると発芽玄米と水を100℃に沸騰させて炊飯をした後、炊飯をした発芽玄米が含有している水分を蒸発させる目的にて、熱風乾燥又はその他の乾燥手段を使用して発芽玄米を乾燥させて製造しているのが、従来一般的に、製造販売されている発芽玄米の製造方法である
【0044】
(6)としては、上記にて説明をした、従来一般的な発芽玄米の製造手段とは異なり、本発明の発芽玄米の製造手段としては、30℃前後のお湯の内部に、約24時間前後を漬けこんで玄米を発芽させた後、発芽した玄米が含有している水分を遠心分離器を使用して、水分を除去した後の発芽玄米を高温高圧の高圧釜であるオートクレーブの内部に入れて、0気圧以上、又は1気圧以上、又は2気圧以上、又は3気圧以上で、例えば温度が100℃以上又は126℃以上で、5分間、10分間、又は15分間以上の時間を、蒸気圧を使用して蒸した後、真空ポンプを使用して、高圧釜であるオートクレーブの内部圧力を減圧してオートクレーブの内部の蒸気を排出して、高圧釜であるオートクレーブの内部にて発芽玄米を乾燥させてから、オートクレーブの内部圧力を大気圧に戻した後、発芽玄米をオートクレーブの外部に取り出して、発芽玄米を外の空気にさらして、加熱された発芽玄米が有している高温を除去して冷却をすると、発芽玄米は乾燥状態となる。
【0045】
(7)としては、上記にて説明をした、従来一般的な発芽玄米として製造販売されている発芽玄米と、本発明の製造手段を使用して加工した発芽玄米との相違点は、第一としては、玄米を水に漬けこんで、玄米を発芽玄米としてから遠心分離器を使用して脱水した後、高温高圧の蒸気圧を使用して蒸すので、発芽玄米が含有している含水量が極く少量である。第二としては、高圧釜であるオートクレーブの内部にて、高圧の蒸気圧を使用して蒸すので、例えば温度が100℃以上、又は126℃以上、又は150℃以上、又は200℃以上と、種々異なる条件の高温高圧の蒸気圧を使用して蒸すので、発芽玄米を極く柔らかい状態に高圧の蒸気圧を使用して蒸しあげることが出来る。第三としては、高圧釜であるオートクレーブの内部圧力を真空状態にして、高圧釜であるオートクレーブの内部に存在している蒸気を外部に全て排出できるので、発芽玄米を高圧釜であるオートクレーブの外部に取り出した時には、発芽玄米が含有している高温を叙熱するだけで、発芽玄米は乾燥状態となる。第四としては、高圧釜であるオートクレーブの内部温度を121℃以上で、20分間以上高温高圧にて殺菌することが出来るので、全ての細菌類及びウィルスを死滅せることが出来る。
【0046】
(8)としては、上記の(1) から(7)にて説明をした、発芽玄米の加工手段の応用としては、麦、トウモロコシ、稗、及び粟等の穀類、又は大豆、小豆、エンドウ豆、ピーナッツ等の豆類(以下、略して、穀類、又は豆類とする)を、上記にて説明をした、発芽玄米の製造手段と同様に、例えば一昼夜、二昼夜、又は三昼夜以上、穀類、又は豆類に水分を飽和状態に吸収をさせて、穀類、又は豆類に発芽をさせて、発芽をさせた穀類、又は豆類を遠心分離器にかけて、発芽をした穀類、又は発芽をした豆類が含有している水分を除去した後、発芽玄米を高温高圧の高圧釜であるオートクレーブの内部に入れて、例えば0気圧以上、又は1気圧以上、又は2気圧以上、又は3気圧以上で、例えば温度が100℃以上又は126℃以上の蒸気圧を使用して、発芽をさせた穀類、又は豆類を蒸した後、真空ポンプを使用して、高圧釜であるオートクレーブの内部圧力を減圧してオートクレーブの内部の蒸気を排出して、高圧釜であるオートクレーブの内部からオートクレーブの内部から取り出して、発芽をさせた穀類、又は発芽をさせた豆類が含有している高温を除熱すると、発芽をさせた穀類、又は発芽をさせた豆類は、乾燥状態の発芽穀類、又は発芽豆類となる。
【0047】
また、所在地が長崎県佐世保市白岳町100番地4の、会社名が(株)永石エンシ゛ニアリンク゛が製造販売をしている、図6に示している、2重構造をした真空乾燥機を使用して、生麺のソーメン、又は乾燥させたソーメン、又は生麺のうどん、又は乾燥させたうどん、又は乾燥させた棒状態のラーメン、又は生麺のスパゲティ、又は乾燥させたスパゲッティ、又は生麺のそば、又は乾燥させた棒状態のそば、又は生麺のラーメン、又は乾燥させたラーメン、又は乾燥マカロニ、又は生のマカロニ(以下、略して、乾燥させたソーメン、又は生麺のソーメンとする)、又は発芽をさせた玄米、又は発芽をさせた大豆、又は発芽をさせた小豆、又は発芽をさせたエンドウ豆、又は発芽をさせたピーナッツ等の豆類(以下、略して、穀類、又は豆類とする)を、図6に示している、2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブを兼ねると同時に、真空乾燥機を兼ねた、2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブを使用すると、高温高圧釜であるオートクレーブの内部には一切蒸気がないので、簡便に乾燥したソーメン、又は発芽をさせた玄米、又は穀類、又は豆類を、高温高圧にて加熱すると同時に、マイナス一気までの真空状態にして、真空乾燥をさせることが出来る効果がある。
【0048】
さらに、上記にて説明をした、図6に示している、2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブの内部に生麺のソーメン、又は生麺のうどんを入れて、生麺のソーメンの場合であれば、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が2気圧から3気圧の蒸気を、図6の2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブの外側部分(A)と内側部分(P)の中間部分(Q)に、高温高圧の蒸気を循環させて、2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブの内部に生麺のソーメン又は生麺のうどんを入れて、第一にオートクレーブの外周から加熱をする。第二にオートクレーブの内部圧力を−1気圧の真空状態とすると同時に、生麺のソーメンの場合であれば、例えば温度が126℃以上で、加熱時間が5分間を真空状態で加熱すると、生麺のソーメンは透明な乾燥ソーメンとなる効果がある。また、生麺のうどんの場合であれば、温度が126℃以上で、加熱時間が20分間を真空状態で加熱すると、生麺のうどんは透明な乾燥うどんとなる効果がある。
【0049】
また、上記にて説明をした、図6に示している、2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブの内部に、生麺のうどんを沸騰している、お湯の内部にて加熱をして湯がいているうどん、例えば東洋水産が製造販売をしている、商品名がまるちゃん、又は日清食品が製造販売している、商品名がどんべぇなどの、生麺を加熱して乾燥させた麺類、又は加と吉食品が製造販売している、ゆでた後に凍結をしたゆでうどん、又は所在地が福岡県粕屋郡久山町3776-14の、会社名が一品香食品(株) が製造販売している、原材料が小麦粉、食塩、及び加工デンプンを使用して製造をした、名称が湯でうどん(以下、略して、湯がいた湯でうどん、又は加熱をしたうどん、又は湯でたうどん、又は湯でうどんとする)を、図1に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部に入れて、高温高圧の水蒸気を使用してゆでうどんを、再度加熱をして、ゆでうどんの主たる原材料である小麦粉、及び加工デンプンが含有している蛋白質のグルテン、又は炭水化物を高温高圧にて再度加熱をすると、ゆでうどんは、透明なゆでうどんになる効果がある。生麺のソーメン、又は生麺のうどん、又は乾燥棒状態のうどんを構成している、小麦粉に水を混入して捏ねて練り上げた小麦粉の密度容積が、極限値まで高くなり大となる現象を、発明・発見したことが、生麺のソーメン、又は生麺のうどん、又は乾燥棒状態のうどんが、光沢が出て、透明となり、腰が強力で、歯応えが強力で、遠心力を加えて振り回しても、切断することが出来ないことの理由である。
【0050】
また、図6に示している、2重構造をした高温高圧釜である真空乾燥機を兼ねたオートクレーブの内部に、上記にて説明をした、ゆでうどんを入れて、例えば、−90kPa前後の真空状態にて、図6に示している、2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブの外側部分(A)の高温高圧釜と、高温高圧釜であるオートクレーブの内部部分(P)の中間部分(Q)の内側に、高温高圧の水蒸気を循環させて、2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブの内部にゆでうどんを入れて、第一に、オートクレーブの外周から加熱をする。第二に、オートクレーブの内部圧力をー1気圧前後の真空状態とすると同時に、ゆでうどんの場合であれば、例えば、温度が126℃以上で、加熱時間が15分間を真空状態で加熱をすると、ゆでうどんは透明なゆでうどんとなる効果がある。
【0051】
また、上記の図1及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部にゆでうどんを入れて、再度、例えば、温度が126℃以上で加熱をしたゆでうどんの特徴は、第一に、一番端の部分を掴んで振り回して遠心力を加えても、切断することが出来ないほど張力が強力なゆでうどんとすることが出来る効果がある。第二に、歯応えが極く強力なゆでうどんとすることが出来る効果がある。
【0052】
さらに、上記の図1、及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部に、生麺のソーメン、生麺のうどん、生麺のそば、生麺のチャンポン(以下、略して、生麺のソーメン、生麺のうどんとする)を、図1、及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部に入れて、高温高圧、例えば温度が100℃以上、又は126℃以上で、蒸気圧が0気圧、又は一気圧、又は二気圧から三気圧以上の蒸気圧をかけて、高温高圧にて蒸している状態にて減圧するか、又は蒸した後、図1、及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部圧力をマイナス一気圧の真空状態に減圧をすると、生麺のソーメン、又は生麺のうどんの主たる原材料である小麦粉に水を混入して捏ねて練り上げると、生麺のソーメン、又は生麺のうどんの原材料の内部には、極く小さい空気の気泡が多量に混入する。この生麺のソーメン、又は生麺のうどんの
内部に混入している、極く小さい空気の気泡が、図1及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部圧力をマイナス一気圧の真空状態に減圧をするか、又は加熱をすることが第一で、第二にマイナス一気圧の真空状態に減圧を行うと、生麺のソーメン又は生麺のうどんが含有している、極く小さい空気の気泡が生麺のソーメン又は生麺のうどんが生麺のソーメン又は生麺のうどんの内部から高温高圧釜であるオートクレーブの内部に追い出されることになり、結果として、真空状態の高温高圧釜であるオートクレーブの内部にて、生麺のソーメン又は生麺のうどんを真空状態にして加熱をするか、又は生麺のうどんを真空状態にして加熱をするか、又は加熱をした後マイナス一気圧の真空状態にすると、乾燥棒状態のソーメン、又は乾燥棒状態のうどんの腰が強力で、歯応えが強力で、光沢が良くて、透明な乾燥棒状態のソーメン、又は透明な乾燥棒状態のうどんが出来上がる効果がある。
【0053】
また、上記にて説明をした、図1及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブを使用して、再度加熱をすると同時に、高温高圧釜であるオートクレーブの内部圧力をマイナス一気圧の真空状態に減圧をすると、ゆでうどんの主たる原材料である小麦粉に水を混入して捏ねて練り上げると、ゆでうどんの原材料の内部には、極く小さい空気の気泡が多量に混入する。このゆでうどんの内部に混入している、極く小さい空気の気泡が、図1及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部圧力をマイナス一気圧の真空状態に減圧をするか、又は加熱をすることが第一で、第二にマイナス一気圧の真空状態に減圧を行って、ゆでうどんが含有している、極く小さい空気の気泡がゆでうどんの内部から真空状態の高温高圧釜であるオートクレーブの内部に追い出すことにより、結果として、真空状態の高温高圧釜であるオートクレーブの内部にて、ゆでうどんを真空状態にして加熱をするか、又は加熱をした後マイナス一気圧の真空状態にすると、腰が強力で、歯応えが強力で、光沢が良くて、透明な乾燥棒状態のソーメン、又は透明なゆでうどんが出来上がる効果がある。
【0054】
また、上記にて説明をした、図1及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部に、生麺のソーメン、生麺のうどん、乾燥させた棒状態のソーメン、乾燥させた棒状態のうどん、生麺のうどんを湯がいたゆでた麺で、例えば加と吉食品(株)、又は一品香食品(株)が製造販売している、ゆでた後に凍結をした商品名がゆでたうどんのゆでうどん、東洋水産が製造販売をしている商品名がまるちゃん、又は日清食品が製造販売している商品名がどんべぇなどの、生麺をゆがいて乾燥させたうどん (以下、略して、生麺のソーメン、生麺のうどん、乾燥させたうどんとする)を、再度、生麺のソーメン、生麺のうどん、乾燥うどんの腰を強くして、歯応えを強くする目的のために、図1及び図6に示している、高温高圧釜であるオートクレーブの内部に入れて、例えば温度が126℃以上で加熱をすると同時に、マイナス一気圧の真空状態に減圧をすると、生麺のうどん又は乾燥させたうどんを製造する製造段階にて、極く小さい気泡が混入している。この極く小さい気泡が混入している生麺のうどん又は乾燥させたうどんを、例えば温度が126℃以上で加熱をすると同時に、マイナス一気圧の真空状態に減圧をすると、生麺のうどん又は乾燥させたうどんが含有している、極く小さい空気の気泡が生麺のうどん又は乾燥させたうどんの内部から真空中に追い出される。この生麺のうどん又は乾燥させたうどんが含有している、極く小さい空気の気泡が生麺のうどん又は乾燥させたうどんの内部から真空中に追い出されることにより、生麺のソーメン、又は生麺のうどん、又は乾燥棒状態のうどんを構成している、小麦粉に水を混入して捏ねて練り上げた小麦粉の密度容積が、極限値まで高くなり大となる現象を、発明・発見したことが、生麺のソーメン、又は生麺のうどん、又は乾燥棒状態のうどんが、光沢が出て、透明となり、腰が強力で、歯応えが強力で、遠心力を加えて振り回しても、切断することが出来ないことの理由である。

【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】圧力容器であるオートクレーブAの内部に、アルミニウム製の棒B、又は竹の棒Bに、長さが約170cm の生麺のソーメンCを吊り下げている縦断面図を、図1に示している。
【図2】圧力容器であるオートクレーブAの内部に、アルミニウム製の棒B、又は竹の棒Bに、長さが約170cm の生麺のソーメンCを吊り下げている平面図を、図2に示している。
【図3】穀類や豆類よりも、直径が小さい穴を形成したボールミルを図3 に示している。
【図4】水分を飽和状態に吸収させた穀類又は豆類を入れているボールミルの側面に、穀類や豆類よりも直径が小さい穴を形成したボールミルの側面図を図4に示している。
【図5】水分を飽和状態に吸収させた穀類又は豆類を入れているボールミルの正面に、穀類や豆類よりも直径が小さい穴を形成したボールミルの正面図を図5に示している。
【図6】2重構造をした高温高圧釜であるオートクレーブの外側部分(A)と、内側部分(P)の中間部分(Q)に高温高圧の蒸気を通過させることが出来る構造をした高温高圧釜である2重構造をしたオートクレーブの縦断面図を図6に示している。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0056】
乾燥ソーメンの原材料である小麦粉、食塩、食用植物油、及びでん粉に水を加えて練り上げて製麺した生麺状態のソーメンの生麺を、高温・高圧、例えば温度が120℃摂氏程度で、一気圧、又は二気圧程度の高温・高圧蒸気の高温・高圧釜の内部に生麺状態のソーメンを入れて、高温・高圧にて蒸して、小麦粉及びでん粉が含有している炭水化物の性質を、α(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた後、生麺のソーメンを乾燥させて、乾燥ソーメンを製造する製造工程とした乾燥ソーメンを形成することにより、乾燥ソーメンを熱湯の内部に漬けるだけで食べることが出来る、棒状態の乾燥ソーメンを提供することを特徴とする、乾燥ソーメンの原材料である小麦粉及びでん粉の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えて、棒状態の乾燥ソーメンを提供することを実施例1とする。
【実施例2】
【0057】
高温・高圧の圧力容器であるオートクレーブの内部に、生麺のソーメンを入れた後、次に高圧釜の内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧以上の蒸気を使用して、生麺のソーメンを加熱した後、さらに次に、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、例えば〇・六パーセント以下にすることにより、完全な乾燥状態に近い乾燥ソーメン又は穀類とした後、高圧釜の内部圧力を外部と同じ1気圧に戻した後、含有している水分量が〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類を高圧釜の内部から取り出し余熱を除去して、天日乾燥又は自然乾燥させて除湿すると、生麺のソーメン又は穀類を加熱して、生麺のソーメンの原材料又は穀類の炭水化物、又はソーメンの原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を乾燥状態に吸収させた穀類を乾燥させることを同時に行うこととなり、生麺のソーメンを熱湯を使用して湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメンとを同時に形成することにより、乾燥ソーメンを熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメンを提供することを特徴とする、乾燥麺類である原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を乾燥状態に吸収させた穀類を乾燥させる、ソーメンの原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させて、棒状の乾燥ソーメンを提供することを実施例2とする。
【実施例3】
【0058】
粟、稗、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下略して、穀類又は豆類とする)を炊飯するか、又は沸騰している熱湯の内部にて沸くことなく、熱湯の内部に穀類を入れるだけで穀類を食べることが出来る穀類を状態である、穀類を構成している炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させた穀類を形成することにより、穀類を熱湯の内部に穀類を漬けるか、又は穀類の上から熱湯を注ぐだけで食べることが出来る穀類を提供する、乾燥穀類を構成している炭水化物の性質を、α(アルファ)からβ(ベータ)に変化させて、乾燥穀類及び豆類を提供することを実施例3とする。
【実施例4】
【0059】
生麺のソーメンCを高温・高圧の高圧釜であるオートクレーブの内部に、生麺のソーメンを アルミニウム製の棒B、又は竹の棒Bを使用して、図1に示しているように、生麺のソーメンCを上から下にぶら下げて吊るした状態にて、オートクレーブの内部に入れて、オートクレーブの内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧から三気圧以上の蒸気圧を使用して、生麺のソーメンの原材料である炭化水素の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた後、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、真空ポンプに連繋してオートクレーブの内部を真空状態に減圧するパイプE を通じて、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、例えば〇・六パーセント以下にすることにより、完全な乾燥状態に近い乾燥ソーメン又は穀類とした後、高圧釜の内部圧力を外部と同じ一気圧に戻した後、含有している水分量が〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類を高圧釜の内部から取り出して余熱を除去して、生麺のソーメン又は水分を乾燥状態に吸収させた穀類を乾燥させることを同時に行うこととなり、生麺のソーメン又は穀類を熱湯を使用して湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメン又は穀類を同時に形成することにより、乾燥ソーメン又は穀類を熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメン又は乾燥穀類を形成することを提供することを実施例4とする。
【実施例5】
【0060】
高温・高圧の高圧釜の内部にて、飽和状態に水分を吸収させた粟、稗、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類を、高温高圧の蒸気圧を使用して蒸したときに接着して団子状態になることを防止する目的にて、図3、図4及び図5 に示しているように、高温高圧のオートクレーブA の内部にボールミルK を入れて、オートクレーブAの内部にて蒸気を使用して加熱するボールミルKの側壁に穴を形成しているボールミルを使用する。あるいは、図5に示しているようなボールミルの正面部分に穴N を形成して、飽和水分を吸収させた穀物や豆類O と一緒に、極く小さいセラミックボールL をボールミルK に一緒に入れて、回転ロールMで低速回転して使用する。又は、高圧釜の内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧以上の蒸気を使用して、生麺のソーメンを加熱した後、さらに次に、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類O を高圧釜の内部から取り出し余熱を除去して、生麺のソーメン又は水分を乾燥状態に吸収させた穀類を乾燥させることとを同時に行うこととなり、生麺のソーメン又は穀類を熱湯を使用して湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメン又は穀類を同時に形成することにより、乾燥ソーメン又は穀類を熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメン又は乾燥穀類を提供することを実施例5とする。

【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明は、棒状態の乾燥ソーメン、棒状態の乾燥うどん、棒状態の乾燥そば、棒状態の乾燥チャンポン麺、棒状態の乾燥ラーメン、棒状態の乾燥スパゲテイ、及び乾燥マカロニ(以下、略して、乾燥ソーメンとする)を沸騰している熱湯の内部にて湯がくことなく、熱湯の内部に乾燥ソーメンを入れるだけで、乾燥ソーメンを食べることが出来る状態である乾燥ソーメンの原材料である小麦粉、及びでん粉である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた乾燥ソーメンを提供することにより、乾燥ソーメンを熱湯の内部に漬けるだけで食べることが出来る乾燥ソーメンを形成することを目的とするので、インスタント食品に広く使用することができる。
【0062】
また本発明は、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下略して、穀類又は豆類とする)を炊飯するか、又は沸騰している熱湯の内部にて沸くことなく、熱湯の内部に穀類を入れるだけで穀類を食べることが出来る穀類を状態である、穀類を構成している炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させた穀類を形成することにより、穀類を熱湯の内部に穀類を漬けるか、又は穀類の上から熱湯を注ぐだけで食べることが出来る穀類を提供することを特徴とする乾燥穀類を構成している炭水化物の性質を、α(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させた乾燥穀類の加工に使用できるので、インスタント食品に広く使用することができる。
【0063】
さらに、インスタント棒状態の乾燥ソーメン、インスタント棒状態の乾燥うどん、インスタント棒状態の乾燥そば、インスタント棒状態の乾燥チャンポン麺、インスタント棒状態の乾燥ラーメン、インスタント棒状態の乾燥スパゲテイ、及びインスタント棒状態の乾燥マカロニ(以下、略して、インスタント乾燥ソーメンとする)、又は、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下略して、穀類又は豆類とする)を炊飯するか、又は沸騰している熱湯の内部にて沸くことなく、熱湯の内部に穀類を入れるだけで穀類を食べることが出来るので、インスタント食品の加工技術として広く使用できる可能性がある。

【符号の説明】
【0064】
A 高圧容器であるオートクレーブの外側の圧力容器
B アルミニウム製の棒、又は竹の棒、又は木の棒
C 生麺のソーメン
D 高圧蒸気を吹き込むパイプ
E 真空ポンプに連繋してオートクレーブの内部を真空状態に減圧するパイ プ
F 排水バルブ
G オートクレーブの蓋
H 溶接部分
I 真空ポンプを遮断するバルブ
J 鉄板でできた鏡板
K ボールミル
L セラミックス製のボール
M 回転ロール
N ボールミルに蒸気を吹き込む小さな穴
O 穀物又は豆類
P 高温高圧釜であるオートクレーブ(A)の内側の部分に、さらに高温高圧のオートクレーブを形成している圧力容器
Q 高温高圧の蒸気が通過をする隙間を形成した2重構造のオートクレーブ




【特許請求の範囲】
【請求項1】
乾燥ソーメンの原材料である小麦粉、食塩、食用植物油、及びでん粉に水を加えて練り上げて製麺した生麺状態のソーメンの生麺を、高温・高圧、例えば温度が120℃摂氏程度で、一気圧、又は二気圧程度の高温高圧蒸気の高温・高圧釜の内部に生麺状態のソーメンを入れて、高温・高圧にて蒸して、小麦粉及びでん粉の炭化水素の性質を、α(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた後、生麺のソーメンを乾燥させて、乾燥ソーメンを製造する製造工程とした乾燥ソーメンを形成することにより、乾燥ソーメンを熱湯の内部に漬けるだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメンを提供することを特徴とする乾燥ソーメンの原材料である小麦粉及びでん粉の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた乾燥麺類の加工方法、及びその装置。
【請求項2】
粟、稗、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下略して、穀類又は豆類とする)を炊飯するか、又は沸騰している熱湯の内部にて沸くことなく、熱湯の内部に穀類を入れるだけで穀類を食べることが出来る穀類の状態である、穀類を構成している炭化水素の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させた穀類を形成することにより、穀類を熱湯の内部に穀類を漬けるか、又は穀類の上から熱湯を注ぐだけで食べることが出来る穀類を提供することを特徴とする乾燥穀類を構成している炭水化物の性質を、α(アルファ)からβ(ベータ)の変化させた乾燥穀類の加工方法、及びその装置。
【請求項3】
高温・高圧の高圧釜の内部に、生麺のソーメンを入れた後、次に高圧釜の内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧以上の蒸気を使用して、生麺のソーメンを加熱した後、さらに次に、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、例えば〇・六パーセント以下にすることにより、完全な乾燥状態に近い乾燥ソーメン又は穀類とした後、高圧釜の内部圧力を外部と同じ1気圧に戻した後、含有している水分量が〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類を高圧釜の内部から取り出し余熱を除去して、天日乾燥又は自然乾燥させて除湿すると、生麺のソーメン又は穀類を加熱して、生麺のソーメンの原材料又は穀類の炭水化物、又はソーメンの原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を乾燥状態に吸収させた穀類を乾燥させることとを同時に行うこととなり、生麺のソーメンを熱湯を使用して湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメンを同時に形成することにより、乾燥ソーメンを熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメンを提供することを特徴とする、乾燥麺類の原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類の原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させた乾燥穀類の加工方法、及びその装置。
【請求項4】
粟、稗、白米、胚芽米、玄米、麦、トウモロコシなどの穀類、及び大豆、小豆、エンドウ豆などの豆類(以下略して、穀類又は豆類とする)を、例えば一昼夜又は2昼夜以上、穀類又は豆類を水に漬けこんで、穀類又は豆類に水分を飽和状態に吸収させた穀類又は豆類を、高温・高圧の高圧釜であるオートクレーブの内部に、生麺のソーメン、又は水分を飽和状態に吸収させた穀類又は豆類を入れた後、次に高圧釜の内部温度を、例えば温度が126℃以上で、蒸気圧が一気圧、又は二気圧以上の蒸気圧を使用して、生麺のソーメンを加熱した後、さらに次に、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、例えば〇・六パーセント以下にすることにより、完全な乾燥状態に近い乾燥ソーメン又は穀類とした後、高圧釜の内部圧力を外部と同じ1気圧に戻した後、含有している水分量が〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類を高圧釜の内部から取り出し余熱を除去して、天日乾燥又は自然乾燥させて除湿すると、生麺のソーメン又は穀類を加熱して、生麺のソーメンの原材料又は穀類の炭水化物、又はソーメンの原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類を乾燥させることとを同時に行うこととなり、生麺のソーメンを熱湯を使用して湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメンとを同時に形成することにより、乾燥ソーメンを熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメンを提供することを特徴とする、乾燥麺類の原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させることと、生麺のソーメン又は水分を乾燥状態に吸収させた穀類の原材料である小麦粉又はでん粉をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変化させた乾燥穀類の加工方法、及びその装置。
【請求項5】
生麺のソーメンを高温・高圧の高圧釜であるオートクレーブの内部に、生麺のソーメンをアルミニウム製の棒又は竹の棒を使用して、図1に示しているように、生麺のソーメンを上から下にぶら下げて吊るした状態にて、オートクレーブの内部に入れて、オートクレーブの内部温度を、例えば温度が100℃又は
126℃以上で、蒸気圧が0気圧以上、又は一気圧、又は二気圧から三気圧以上の蒸気圧を使用して、生麺のソーメンの原材料である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた後、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の超真空状態に、真空ポンプ又はその他の手段を使用して、高圧釜の内部圧力を真空状態に減圧して、高圧釜の内部に存在している蒸気の全てを外部に出して、生麺のソーメン又は水分を飽和状態に吸収させた穀類が含有している水分量を、例えば〇・六パーセント以下にすることにより、完全な乾燥状態に近い乾燥ソーメン又は穀類とした後、高圧釜の内部圧力を外部と同じ一気圧に戻した後、含有している水分量が〇・六パーセント以下になった乾燥ソーメン又は穀類を高圧釜の内部から取り出し余熱を除去して、生麺のソーメン又は水分を乾燥状態に吸収させた穀類を乾燥させることとを同時に行うこととなり、生麺のソーメン又は穀類を熱湯を使用して湯がいた状態でありながら、完全に乾燥している乾燥ソーメン又は穀類を同時に形成することにより、乾燥ソーメン又は穀類を熱湯の内部に漬けるか、お湯を注ぐだけで食べることが出来る棒状態の乾燥ソーメン又は乾燥穀類を形成することを特徴とする加工方法、及びその装置。
【請求項6】
小麦粉と食塩に水分を加えて練り上げて製麺をした、生麺のソーメンを高温・高圧のオートクレーブの内部に入れて、オートクレーブの内部温度が、例えば温度が100℃以上、又は126℃以上で、蒸気圧が0気圧以上、又は二気圧以上のオートクレーブの内部にて、約5分間、生麺のソーメンを蒸して加熱をした後、高圧釜の内部圧力をマイナス一気圧程度の真空状態にしてから、オートクレーブの内部圧力を外気圧と同じ気圧に戻した後、オートクレーブの内部から出した生麺のソーメンは、一番端の部分を掴んで垂直方向に持ち上げても、生麺のソーメンは自重に耐えて切断することがない。さらに、一番端の部分を持って振り回して、遠心力を加えても切断することが出来ないほど張力が強力な棒状態の乾燥ラーメンとすることを特徴とする加工方法、及びその装置。
【請求項7】
上記にて説明をした生麺のソーメンを高温・高圧のオートクレーブの内部にて蒸して加熱をして、生麺のソーメンの原材料である炭水化物の性質をα(アルファ)からβ(ベータ)の性質に変えた棒状態の乾燥ソーメンを、沸騰しているお湯の内部にて、例えば、3分間程度の時間湯がくと、棒状態の乾燥ソーメンの性質は、上記と同様に、一番端の部分を掴んで振り回して遠心力を加えても、切断することが出来ないほど張力が強力な棒状態の乾燥ラーメンとすることが出来ることが第一で、第二に歯応えが極く強力な棒状態の乾燥ラーメンとすることを特徴とする加工方法、及びその装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−63044(P2013−63044A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−204139(P2011−204139)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(590005195)
【Fターム(参考)】