説明

免疫グロブリン変異体

【課題】変異免疫グロブリン、特にヒト化抗体ポリペプチドが、それらの製造および使用方法と共に、更に、共通免疫グロブリン配列および構造モデルを提供する。
【解決手段】輸入(移入)非ヒト抗体およびヒト抗体のアミノ酸配列からなるヒト化抗体を作成するための輸入抗体可変ドメイン、および共通(コンセンサス)可変ドメインのアミノ酸配列を得、対応するヒトCDRアミノ酸配列に代えて輸入CDRアミノ酸配列を置換し、非相同な輸入アミノ酸残基が、少なくとも次の効果:1.抗原と直接非共有結合する;2.CDRと相互作用する;3.VL−VH界面に関係する;の1つを有すると合理的に予想されるか否かを決定し、その残基を共通抗体FR配列中の対応するアミノ酸残基に代えて置換する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトの、重鎖の可変(VH)ドメイン及び軽鎖の可変(VL)ドメイン内に取り込まれた非ヒト相補性決定領域(CDR)アミノ酸残基を含み、さらに、1つ以上のヒトと非ヒトとのフレームワーク領域(FR)置換を含むヒト化抗体であって、ここで、少なくとも1つのFR置換が、Kabatにおいて示された番号付与系を利用する4L、35L、36L、38L、43L、44L、46L、58L、62L、64L、65L、66L、68L、69L、70L、71L、73L、85L、87L、98L、2H、4H、24H、36H、37H、39H、43H、45H、49H、58H、60H、68H、69H、70H、73H、74H、75H、76H、78H、92H、又は93Hから選択される部位おいてである、ヒト化抗体。
【請求項2】
上記に記載された残基以外の非ヒトFR残基が全く置換されていない、請求項1に記載のヒト化抗体。
【請求項3】
ヒト重鎖の可変(VH)ドメイン及び軽鎖の可変(VL)ドメインにおけるマウス相補性決定領域(CDR)アミノ酸残基、及び、Kabatに記載された番号付けシステムを利用する、重鎖の可変ドメインの位置71H、73H、78H及び93Hでのヒトとマウスとのフレームワーク領域(FR)及び軽鎖の可変ドメインの位置66Lでのフレームワーク置換を含む、p185HER2を結合するヒト化抗体。
【請求項4】
ヒトガンマ1非Aアロタイプ軽鎖及び重鎖定常領域を含む、請求項3に記載のヒト化抗HER2抗体。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【公開番号】特開2008−291036(P2008−291036A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−158861(P2008−158861)
【出願日】平成20年6月18日(2008.6.18)
【分割の表示】特願2005−311080(P2005−311080)の分割
【原出願日】平成4年6月15日(1992.6.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】