免疫不全組換えポックスウイルス
【課題】安全性の向上した改変組換えウイルスを提供し、且つ、そのような組換えウイルスを製造する方法を提供する。
【解決手段】改変組換えウイルスであって、該ウイルスにコードされている遺伝子機能が不活化されていることにより毒性が弱毒化され安全性が高められた組換えウイルスを産生する。その遺伝子機能は、非必須であり毒性に関連する。ウイルスとしてはポックスウイルスが有利であり、特にワクシニアウイルスまたはアビポックスウイルスである。この改変組換えウイルスは、そのウイルスゲノムの非必須領域に、免疫不全性ウイルス由来の抗原もしくはエピトープおよび/またはCTLエピトープ、例えば、HIV1gag(+プロ)(IIIB)、gp120(MN)(+トランスメンブレン)、nef(BRU)CTL、pol(IIIB)CTL、ELDKWA、LDKWエピトープ等をコードする外来DNA配列を含み得る。
【解決手段】改変組換えウイルスであって、該ウイルスにコードされている遺伝子機能が不活化されていることにより毒性が弱毒化され安全性が高められた組換えウイルスを産生する。その遺伝子機能は、非必須であり毒性に関連する。ウイルスとしてはポックスウイルスが有利であり、特にワクシニアウイルスまたはアビポックスウイルスである。この改変組換えウイルスは、そのウイルスゲノムの非必須領域に、免疫不全性ウイルス由来の抗原もしくはエピトープおよび/またはCTLエピトープ、例えば、HIV1gag(+プロ)(IIIB)、gp120(MN)(+トランスメンブレン)、nef(BRU)CTL、pol(IIIB)CTL、ELDKWA、LDKWエピトープ等をコードする外来DNA配列を含み得る。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
改変組換体ウイルスであって、ウイルスにコードされている遺伝子機能が不活化されていることにより該ウイルスの毒性が弱毒化されているが効力は保持しており;さらに、該ウイルスゲノムの非必須領域に外来DNAを含み、該外来DNAが少なくとも1つの免疫不全症ウイルスエピトープをコードし、前記改変組換体ウィルスが、NYVAC組換体ウィルス、COPAK組換体ウィルスまたはALVAC組換体ウィルスであり、前記外来DNAが、gp120(MN)(+トランスメンブラン)、およびHIV1gag(+プロ)(IIIB)、nef(BRU)CTLエピトープ、またはpol(IIIB)CTLエピトープの少なくとも1つをコードすることを特徴とする組換体ウイルス。
【請求項2】
ALVAC組換体ウィルスであることを特徴とする請求項1記載のウィルス。
【請求項3】
免疫応答を誘発するための組成物であって、請求項1または2に記載のウイルスを適当な担体と混合して含むことを特徴とする組成物。
【請求項4】
生体外で培養された細胞中で遺伝子産物を発現する方法であって、請求項1または2に記載のウィルスを前記細胞中に導入する工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1または2に記載のウィルスの生体外発現から調製されることを特徴とする免疫欠損ウィルス抗原。
【請求項6】
請求項1または2に記載のウィルスからの抗原の生体内発現により、または、前記ウィルスの生体外発現からの免疫欠損ウィルス関連抗原の投与により誘発される抗体。
【請求項1】
改変組換体ウイルスであって、ウイルスにコードされている遺伝子機能が不活化されていることにより該ウイルスの毒性が弱毒化されているが効力は保持しており;さらに、該ウイルスゲノムの非必須領域に外来DNAを含み、該外来DNAが少なくとも1つの免疫不全症ウイルスエピトープをコードし、前記改変組換体ウィルスが、NYVAC組換体ウィルス、COPAK組換体ウィルスまたはALVAC組換体ウィルスであり、前記外来DNAが、gp120(MN)(+トランスメンブラン)、およびHIV1gag(+プロ)(IIIB)、nef(BRU)CTLエピトープ、またはpol(IIIB)CTLエピトープの少なくとも1つをコードすることを特徴とする組換体ウイルス。
【請求項2】
ALVAC組換体ウィルスであることを特徴とする請求項1記載のウィルス。
【請求項3】
免疫応答を誘発するための組成物であって、請求項1または2に記載のウイルスを適当な担体と混合して含むことを特徴とする組成物。
【請求項4】
生体外で培養された細胞中で遺伝子産物を発現する方法であって、請求項1または2に記載のウィルスを前記細胞中に導入する工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1または2に記載のウィルスの生体外発現から調製されることを特徴とする免疫欠損ウィルス抗原。
【請求項6】
請求項1または2に記載のウィルスからの抗原の生体内発現により、または、前記ウィルスの生体外発現からの免疫欠損ウィルス関連抗原の投与により誘発される抗体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12A】
【図12B】
【図13−1】
【図13−2】
【図14A−1】
【図14A−2】
【図14A−3】
【図14A−4】
【図14B−1】
【図14B−2】
【図14B−3】
【図14B−4】
【図14B−5】
【図14C−1】
【図14C−2】
【図14C−3】
【図14C−4】
【図15A−1】
【図15A−2】
【図15B−1】
【図15B−2】
【図15B−3】
【図15C−1】
【図15C−2】
【図15C−3】
【図15D−1】
【図15D−2】
【図15D−3】
【図15E−1】
【図15E−2】
【図15E−3】
【図15F−1】
【図15F−2】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17A−1】
【図17A−2】
【図17B−1】
【図17B−2】
【図17B−3】
【図17C】
【図18A−1】
【図18A−2】
【図18A−3】
【図18B】
【図19A−1】
【図19A−2】
【図19A−3】
【図19B−1】
【図19B−2】
【図19B−3】
【図19C−1】
【図19C−2】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26A−1】
【図26A−2】
【図26A−3】
【図26B−1】
【図26B−2】
【図26B−3】
【図26C−1】
【図26C−2】
【図26C−3】
【図27】
【図28A−1】
【図28A−2】
【図28A−3】
【図28B−1】
【図28B−2】
【図28B−3】
【図28C−1】
【図28C−2】
【図28C−3】
【図29】
【図30A−1】
【図30A−2】
【図30A−3】
【図30B−1】
【図30B−2】
【図30B−3】
【図30C−1】
【図30C−2】
【図30C−3】
【図31】
【図32】
【図33−1】
【図33−2】
【図33−3】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41−1】
【図41−2】
【図41−3】
【図42】
【図43−1】
【図43−2】
【図43−3】
【図43−4】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12A】
【図12B】
【図13−1】
【図13−2】
【図14A−1】
【図14A−2】
【図14A−3】
【図14A−4】
【図14B−1】
【図14B−2】
【図14B−3】
【図14B−4】
【図14B−5】
【図14C−1】
【図14C−2】
【図14C−3】
【図14C−4】
【図15A−1】
【図15A−2】
【図15B−1】
【図15B−2】
【図15B−3】
【図15C−1】
【図15C−2】
【図15C−3】
【図15D−1】
【図15D−2】
【図15D−3】
【図15E−1】
【図15E−2】
【図15E−3】
【図15F−1】
【図15F−2】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17A−1】
【図17A−2】
【図17B−1】
【図17B−2】
【図17B−3】
【図17C】
【図18A−1】
【図18A−2】
【図18A−3】
【図18B】
【図19A−1】
【図19A−2】
【図19A−3】
【図19B−1】
【図19B−2】
【図19B−3】
【図19C−1】
【図19C−2】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26A−1】
【図26A−2】
【図26A−3】
【図26B−1】
【図26B−2】
【図26B−3】
【図26C−1】
【図26C−2】
【図26C−3】
【図27】
【図28A−1】
【図28A−2】
【図28A−3】
【図28B−1】
【図28B−2】
【図28B−3】
【図28C−1】
【図28C−2】
【図28C−3】
【図29】
【図30A−1】
【図30A−2】
【図30A−3】
【図30B−1】
【図30B−2】
【図30B−3】
【図30C−1】
【図30C−2】
【図30C−3】
【図31】
【図32】
【図33−1】
【図33−2】
【図33−3】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41−1】
【図41−2】
【図41−3】
【図42】
【図43−1】
【図43−2】
【図43−3】
【図43−4】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【公開番号】特開2008−138(P2008−138A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−186820(P2007−186820)
【出願日】平成19年7月18日(2007.7.18)
【分割の表示】特願2006−32543(P2006−32543)の分割
【原出願日】平成7年4月6日(1995.4.6)
【出願人】(507202703)ヴァイロジェネティクス コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月18日(2007.7.18)
【分割の表示】特願2006−32543(P2006−32543)の分割
【原出願日】平成7年4月6日(1995.4.6)
【出願人】(507202703)ヴァイロジェネティクス コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】
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