説明

免疫基盤ボツリヌス毒素血清A型活性アッセイ

【課題】ボツリヌス神経毒血清A型(BoNT/A)を含んでなる医薬組成物の提供。
【解決手段】SNAP−25組成物、SNAP−25切断生成物からのBoNT/A切断部位切断可能結合からのP残基でカルボキシル末端を含んでなるエピトープに結合するα−SNAP−25抗体を作成する方法、SNAP−25切断生成物からのBoNT/A切断部位切断可能結合からのP残基でカルボキシル末端を含んでなるエピトープに結合するα−SNAP−25抗体、BoNT/A活性を検出する方法、およびα−BoNT/A中和抗体を検出する方法により該医薬におけるBoNT/Aの量が多いことと相関する工程によって決定される、医薬組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
担体、少なくとも3個のアミノ酸を含んでなる可動性リンカーおよび配列番号:148を含んでなるSNAP−25抗原を含んでなる組成物。
【請求項2】
可動性リンカーおよびSNAP−25抗原アミノ酸配列が配列番号:38である請求項2に記載の組成物。
【請求項3】
単離されたα−SNAP−25抗体がSNAP−25切断生成物からのBoNT/A切断部位切断可能結合からのカルボキシル末端グルタミンを含んでなるエピトープに結合し;
α−SNAP−25抗体がSNAP−25切断生成物からのBoNT/A切断部位切断可能結合のカルボキシル末端グルタミンを含まないエピトープに関して1×10−1−1未満の会合速度定数を有し;そして
α−SNAP−25抗体がそのエピトープに関して0.450nM未満の平衡解離定数を有する;
単離されたα−SNAP−25抗体。
【請求項4】
エピトープが配列番号:32である請求項3に記載の単離されたα−SNAP−25抗体。
【請求項5】
a)配列番号:72、配列番号:74、配列番号:76、配列番号:80または配列番号:82を含んでなる重鎖可変領域;および
b)配列番号:84、配列番号:86、配列番号:88、配列番号:90または配列番号:92を含んでなる軽鎖可変領域;
を含んでなる単離されたα−SNAP−25抗体。
【請求項6】
a)配列番号:93、配列番号:121または配列番号:100を含んでなる重鎖可変領域;および
b)配列番号:105、配列番号:110または配列番号:115を含んでなる軽鎖可変領域;
を含んでなる単離されたα−SNAP−25抗体。
【請求項7】
少なくとも配列番号:100のVCDR3、配列番号:101のVCDR3または配列番号:102のVCDR3を含んでなる単離されたα−SNAP−25抗体。
【請求項8】
a)確立された細胞株からの細胞をBoNT/Aを含んでなる試料で処理すること、ここで確立された細胞株からの細胞は約500pM以下のBoNT/AによるBoNT/A中毒に感受性が高い;
b)処理された細胞からBoNT/A切断部位切断可能結合のカルボキシル末端グルタミンを有するSNAP−25切断生成物を含んでなるSNAP−25構成要素を単離すること;
c)SNAP−25構成要素を固相支持体に連結されたα−SNAP−25抗体と接触させること、
ここでα−SNAP−25抗体はSNAP−25切断生成物からのBoNT/A切断部位切断可能結合のカルボキシル末端グルタミンを含んでなるエピトープに結合し、α−SNAP−25抗体はSNAP−25切断生成物からのBoNT/A切断部位切断可能結合のカルボキシル末端グルタミンを含まないSNAP−25からのエピトープに関して1×10−1−1未満の会合速度定数を有し;そしてα−SNAP−25抗体はエピトープに関して0.450nM未満の平衡解離定数を有する;
d)α−SNAP−25抗体およびBoNT/A切断部位切断可能結合からのカルボキシル末端グルタミンを有するSNAP−25切断生成物を含んでなる抗体−抗原複合体の存在を検出すること、
ここで抗体−抗原複合体による検出はBoNT/A活性の指標である;
の工程を含んでなるBoNT/A活性を検出する方法。
【請求項9】
SNAP−25切断生成物がSNAP−25197である請求項8に記載の方法。
【請求項10】
抗体−抗原複合体の存在がサンドイッチELISAを使用して検出される請求項8に記載の方法。
【請求項11】
方法が下の漸近線で少なくとも3:1のシグナル対ノイズ比および上の漸近線で少なくとも10:1のシグナル対ノイズ比を有する請求項8に記載の方法。
【請求項12】
試料が多くても100pMのBoNT/Aを含んでなる請求項8に記載の方法。
【請求項13】
確立された細胞株からの細胞が約100pM以下のBoNT/AによるBoNT/A中毒に感受性が高い請求項8に記載の方法。
【請求項14】
方法がシングルプレックス様式またはマルチプレックス様式で実施される請求項8に記載の方法。
【請求項15】
a)α−BoNT/A中和抗体の存在または不在に関して試験中の哺乳動物から得られた被験試料にBoNT/Aを添加すること;
b)確立された細胞株からの細胞を被験試料で処理すること、ここで確立された細胞株からの細胞はBoNT/A中毒に感受性が高い;
c)処理された細胞からBoNT/A切断部位切断可能結合からのカルボキシル末端グルタミンを有するSNAP−25切断生成物を含んでなるSNAP−25構成要素を単離すること;
d)SNAP−25構成要素を固相支持体に連結されたα−SNAP−25抗体に接触させること、ここでα−SNAP−25抗体は;
ここでα−SNAP−25抗体はSNAP−25切断生成物からのBoNT/A切断部位切断可能結合のカルボキシル末端グルタミンを含んでなるエピトープに結合し、α−SNAP−25抗体はSNAP−25切断生成物からのBoNT/A切断部位切断可能結合のカルボキシル末端グルタミンを含まないSNAP−25からのエピトープに関して1×10−1−1未満の会合速度定数を有し;そしてα−SNAP−25抗体はそのエピトープに関して0.450nM未満の平衡解離定数を有する;
e)α−SNAP−25抗体およびBoNT/A切断部位切断可能結合からのカルボキシル末端グルタミンを有するSNAP−25切断生成物を含んでなる抗体−抗原複合体の存在を検出すること;
f)被験試料の代わりに陰性対照試料で工程b−eを繰り返すこと、陰性対照試料はBoNT/A、およびα−BoNT/A中和抗体を含有しないことが解っている血清を含んでなる;ならびに
g)工程eで検出された抗体−抗原複合体の量を工程fで検出された抗体−抗原複合体の量と比較すること、
ここで工程fで検出された抗体−抗原複合体の量に相対して工程eで検出された抗体−抗原複合体のより少ない検出量はα−BoNT/A中和抗体の存在の指標である;
の工程を含んでなる哺乳動物におけるBoNT/A免疫抵抗性を決定する方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−100304(P2013−100304A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−279973(P2012−279973)
【出願日】平成24年12月21日(2012.12.21)
【分割の表示】特願2010−550881(P2010−550881)の分割
【原出願日】平成21年3月13日(2009.3.13)
【出願人】(591018268)アラーガン、インコーポレイテッド (293)
【氏名又は名称原語表記】ALLERGAN,INCORPORATED
【Fターム(参考)】