免疫調節性ホスホネート抱合体
本発明は、免疫調節活性を有するリン置換化合物、このような化合物を含有する組成物、および治療方法(これは、このような化合物を投与する工程を包含する)だけでなく、このような化合物を調製するのに有用なプロセスおよび中間体に関する。本発明は、免疫調節性(例えば、免疫抑制)化合物の新規ホスホネート含有類似物を提供する。これらの化合物は、関連した免疫調節性化合物の有用性を有するが、ホスホネート基が存在しているために、それらは、典型的には、そのホスホネート化合物の細胞蓄積を提供する。それゆえ、本発明の化合物は、免疫調節特性、薬物動態特性、経口バイオアベイラビリティー、有効性またはインビボでの長時間の有効半減期またはそれらの組合せが向上し得る。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1個またはそれ以上のホスホネート基に連結された免疫調節性化合物を含有する抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項2】
1個またはそれ以上のA0基で置換された式500〜547のいずれか1つの化合物である、請求項1に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物:
ここで:
A0は、A1、A2またはW3であるが、但し、該抱合体は、少なくとも1個のA1を含む;
A1は、以下:
【化1】
である:
A2は、以下:
【化2】
である:
A3は、以下:
【化3】
である:
Y1は、別個に、O、S、N(Rx)、N(O)(Rx)、N(ORx)、N(O)(ORx)またはN(N(Rx)(Rx))である;
Y2は、別個に、結合、O、N(Rx)、N(O)(Rx)、N(ORx)、N(O)(ORx)、N(N(Rx)(Rx))、−S(O)M2−または−S(O)M2−S(O)M2−である;そしてY2が2個のリン原子と結合するとき、Y2はまた、C(R2)(R2)であり得る;
Rxは、別個に、H、R1、R2、W3、保護基または次式:
【化4】
である:
ここで:
Ryは、別個に、H、W3、R2または保護基である;
R1は、別個に、Hまたは1個〜18個の炭素原子を有するアルキルである;
R2は、別個に、H、R1、R3またはR4であり、ここで、各R4は、別個に、0個〜3個のR3基で置換されているか、または炭素原子で一緒になって、2個のR2基は、3個〜8個の炭素を有する環を形成し、そして該環は、0個〜3個のR3基で置換され得る;
R3は、R3a、R3b、R3cまたはR3dであるが、但し、R3がヘテロ原子に結合されるとき、R3は、R3cまたはR3dである;
R3aは、F、Cl、Br、I、−CN、N3または−NO2である;
R3bは、Y1である;
R3cは、−Rx、−N(Rx)(Rx)、−SRx、−S(O)Rx、−S(O)2Rx、−S(O)(ORx)、−S(O)2(ORx)、−OC(Y1)Rx、−OC(Y1)ORx、−OC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−SC(Y1)Rx、−SC(Y1)ORx、−SC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−N(Rx)C(Y1)Rx、−N(Rx)C(Y1)ORxまたは−N(Rx)C(Y1)(N(Rx)(Rx))である;
R3dは、−C(Y1)Rx、−C(Y1)ORxまたは−C(Y1)(N(Rx)(Rx))である;
R4は、1個〜18個の炭素原子を有するアルキル、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニル、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニルである;
R5は、R4であり、ここで、各R4は、0個〜3個のR3基で置換されている;
W3は、W4またはW5である;
W4は、R5、−C(Y1)R5、−C(Y1)W5、−SOM2R5または-SOM2W5である;
W5は、炭素環または複素環であり、ここで、W5は、別個に、0個〜3個のR2基で置換されている;
W6は、W3であり、W3は、別個に、1個、2個または3個のA3基で置換されている;
M2は、0、1または2である;
M12aは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
M12bは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
M1a、M1cおよびM1dは、別個に、0または1である;そして
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である、
抱合体。
【請求項3】
次式を有する請求項2に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物:
[DRUG]−(A0)nn
ここで:
DRUGは、式500〜547のいずれか1つの化合物である;そして
nnは、1、2または3である、
抱合体。
【請求項4】
式1〜151のいずれか1つを有する請求項2に記載の抱合体であって、ここで:
1個のA0は、A1である;各X50は、別個に、水素、F、Cl、CF3、CN、メチルまたは第三級ブチルである;
X51は、水素、ハロ、トリフルオロメチル、(C1〜C3)アルキル、シアノまたは(C1〜C3)アルコキシである;
X52は、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチルまたはトリフルオロメチルである;
X53は、−O−または−S−である;
X54およびX55は、別個に、水素またはC1〜C18アシルから選択される;
X56は、水素、C1〜C18アシルまたは
【化5】
である;または
X54は、水素であり、そしてX55およびX56は、一緒になって、
【化6】
である;
X57は、H、アミノ、ヒドロキシまたはハロゲンであり、該ハロゲンは、ClおよびBrから選択される;
X58は、水素、F、Cl、CF3、シアノ、メチルまたはt−ブチルである;
X59は、水素、CH2OHである;
X60は、CO(CH2)6CONMe(CH2)2SO3Hである;
X62は、メチル、クロロまたはトリフルオロメチルである;
X63は、H、メチル、エチル、シクロプロピル、ビニルまたはトリフルオロメチルである;
X64は、H、メチル、エチル、シクロプロピル、クロロ、ビニル、アリル、3−メチル−1−ブテン−1−イルである;
X65は、水素またはFである;そして
Arは、アリールまたはヘテロアリールである、
抱合体。
【請求項5】
各A1が、次式:
【化7】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項6】
各A1が、次式:
【化8】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項7】
各A1が、次式:
【化9】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項8】
各A1が、次式:
【化10】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項9】
各A1が、次式:
【化11】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項10】
M12aが、1である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項11】
各A1が、次式:
【化12】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項12】
各A1が、次式:
【化13】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項13】
各A1が、次式:
【化14】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、W5aは、炭素環であり、該炭素環は、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項14】
各A1が、次式:
【化15】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項15】
各A1が、次式:
【化16】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:W5aは、炭素環であり、該炭素環は、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項16】
各A1が、次式:
【化17】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項17】
各A1が、次式:
【化18】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項18】
各A2が、次式:
【化19】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項19】
各A2が、次式:
【化20】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項20】
各M12bが、1である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項21】
M12bが、0であり、Y2が、結合であり、そしてW5が、炭素環または複素環であり、ここで、W5が、必要に応じて、別個に、1個、2個または3個のR2基で置換されている、請求項20に記載の抱合体。
【請求項22】
各A2が、次式:
【化21】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、必要に応じて、別個に、1個、2個または3個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項23】
M12aが、1である、請求項22に記載の抱合体。
【請求項24】
各A2が、フェニル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジル、ピリジルおよび置換ピリジルから選択される、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項25】
各A2が、次式:
【化22】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項26】
各A2が、次式:
【化23】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項27】
M12bが、1である、請求項26に記載の抱合体。
【請求項28】
各A3が、次式:
【化24】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項29】
各A3が、次式:
【化25】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項30】
各A3が、次式:
【化26】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2aは、O、N(Rx)またはSである、
抱合体。
【請求項31】
各A3が、次式:
【化27】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、Y2bは、OまたはN(Rx)である、
抱合体。
【請求項32】
各A3が、次式:
【化28】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(Rx)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項33】
各A3が、次式:
【化29】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(Rx)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項34】
M12dが、1である、請求項33に記載の抱合体。
【請求項35】
各A3が、次式:
【化30】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項36】
各A3が、次式:
【化31】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項37】
W5が、炭素環である、請求項36に記載の抱合体。
【請求項38】
各A3が、次式:
【化32】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項39】
W5が、フェニルである、請求項38に記載の抱合体。
【請求項40】
M12bが、1である、請求項39に記載の抱合体。
【請求項41】
各A3が、次式:
【化33】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2aは、O、N(Rx)またはSである、
抱合体。
【請求項42】
各A3が、次式:
【化34】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、Y2bは、OまたはN(Rx)である、
抱合体。
【請求項43】
各A3が、次式:
【化35】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(Rx)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項44】
R1が、Hである、請求項43に記載の抱合体。
【請求項45】
M12dが、1である、請求項44に記載の抱合体。
【請求項46】
各A3が、次式:
【化36】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、該フェニル炭素環は、0個、1個、2個または3個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項47】
各A3が、次式:
【化37】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、該フェニル炭素環は、0個、1個、2個または3個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項48】
各A3が、次式:
【化38】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項49】
各A3が、次式:
【化39】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項50】
各A3が、次式:
【化40】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項51】
各A3が、次式:
【化41】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2aは、O、N(R2)またはSである、
抱合体。
【請求項52】
各A3が、次式:
【化42】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
Y2cは、O、N(Ry)またはSである、
抱合体。
【請求項53】
各A3が、次式:
【化43】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;
Y2bは、OまたはN(R2)である;
Y2dは、OまたはN(Ry)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項54】
各A3が、次式:
【化44】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項55】
各A3が、次式:
【化45】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、Y2bは、OまたはN(R2)である、
抱合体。
【請求項56】
各A3が、次式:
【化46】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項57】
各A3が、次式:
【化47】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項58】
各A3が、次式:
【化48】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2aは、O、N(R2)またはSである、
抱合体。
【請求項59】
各A3が、次式:
【化49】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
Y2cは、O、N(Ry)またはSである、
抱合体。
【請求項60】
各A3が、次式:
【化50】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;
Y2bは、OまたはN(R2)である;
Y2dは、OまたはN(Ry)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項61】
各A3が、次式:
【化51】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項62】
各A3が、次式:
【化52】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、Y2bは、OまたはN(R2)である、
抱合体。
【請求項63】
A0が、次式:
【化53】
である、請求項3に記載の抱合体であって:
ここで、各Rは、別個に、アルキルである、
抱合体。
【請求項64】
次式:
【化54】
を有する、請求項1、2、3または4に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物であって:
ここで:
DRUGは、免疫調節性化合物である;
Y1は、別個に、O、S、N(Rx)、N(O)(Rx)、N(ORx)、N(O)(ORx)またはN(N(Rx)(Rx))である;
Y2は、別個に、結合、O、N(Rx)、N(O)(Rx)、N(ORx)、N(O)(ORx)、N(N(Rx)(Rx))、−S(O)M2−または−S(O)M2−S(O)M2−である;
Rxは、別個に、H、R2、W3、保護基または次式:
【化55】
である:
Ryは、別個に、H、W3、R2または保護基である;
R2は、別個に、H、R3またはR4であり、ここで、各R4は、別個に、0個〜3個のR3基で置換されている;
R3は、R3a、R3b、R3cまたはR3dであるが、但し、R3がヘテロ原子に結合されるとき、R3は、R3cまたはR3dである;
R3aは、F、Cl、Br、I、−CN、N3または−NO2である;
R3bは、Y1である;
R3cは、−Rx、−N(Rx)(Rx)、−SRx、−S(O)Rx、−S(O)2Rx、−S(O)(ORx)、−S(O)2(ORx)、−OC(Y1)Rx、−OC(Y1)ORx、−OC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−SC(Y1)Rx、−SC(Y1)ORx、−SC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−N(Rx)C(Y1)Rx、−N(Rx)C(Y1)ORxまたは−N(Rx)C(Y1)(N(Rx)(Rx))である;
R3dは、−C(Y1)Rx、−C(Y1)ORxまたは−C(Y1)(N(Rx)(Rx))である;
R4は、1個〜18個の炭素原子を有するアルキル、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニル、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニルである;
R5は、R4であり、ここで、各R4は、0個〜3個のR3基で置換されている;
W3は、W4またはW5である;
W4は、R5、−C(Y1)R5、−C(Y1)W5、−SO2R5または−SO2W5である;
W5は、炭素環または複素環であり、ここで、W5は、別個に、0個〜3個のR2基で置換されている;
M2は、1、2または3である;
M1a、M1cおよびM1dは、別個に、0または1である;
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
nnは、1、2または3である;そして
Lは、直接結合または連結基である、
抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項65】
各Rxが、次式:
【化56】
である、請求項64に記載の抱合体であって:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2cは、O、N(Ry)またはSである、
抱合体。
【請求項66】
各Rxが、次式:
【化57】
である、請求項64に記載の抱合体であって:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2dは、OまたはN(Ry)である、
抱合体。
【請求項67】
各Rxが、次式:
【化58】
である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項68】
各Ryが、別個に、Hまたは1個〜10個の炭素を有するアルキルである、請求項65〜67のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項69】
各Rxが、次式:
【化59】
である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項70】
各Rxが、次式:
【化60】
である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項71】
各Rxが、次式:
【化61】
である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項72】
各Y1が、OまたはSである、請求項64に記載の抱合体。
【請求項73】
各Y2が、O、N(Ry)またはSである、請求項64に記載の抱合体。
【請求項74】
nnが、1である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項75】
nnが、2である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項76】
nnが、3である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項77】
前記キナーゼ阻害化合物が、式500〜547のいずれか1つの化合物である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項78】
各Lが、約20ダルトン〜約400ダルトンの分子量を有する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項79】
各Lが、約5オングストローム〜約300オングストロームの長さを有する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項80】
各Lが、式500〜547のいずれか1つの化合物と前記ホスホネート基のリンとを、約5オングストローム〜約200オングストローム(これらを含めて)だけ分離する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項81】
各Lが、二価の分枝または非分枝飽和または不飽和炭化水素鎖であり、該炭化水素鎖が、2個〜25個の炭素原子を有し、ここで、該炭素原子の1個またはそれ以上が、必要に応じて、(−O−)で置き換えられ、ここで、該鎖が、必要に応じて、炭素上にて、1個またはそれ以上の置換基で置換されており、該置換基が、(C1〜C6)アルコキシ、(C3〜C6)シクロアルキル、(C1〜C6)アルカノイル、(C1〜C6)アルカノイルオキシ、(C1〜C6)アルコキシカルボニル、(C1〜C6)アルキルチオ、アジド、シアノ、ニトロ、ハロ、ヒドロキシ、オキソ(=O)、カルボキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリールおよびヘテロアリールオキシから選択される、請求項77に記載の抱合体。
【請求項82】
各Lが、式W−Aであり、ここで、Aが、(C1〜C24)アルキレン、(C2〜C24)アルケニレン、(C2〜C24)アルキニレン、(C3〜C8)シクロアルキレン、(C6〜C10)アリールまたはそれらの組合せであり、ここで、各Wが、−N(R)C(=O)−、−C(=O)N(R)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−N(R)−、−C(=O)−、−N(R)C=N(R)−N(R)−、−C(R)=N(R)−、−S(O)M2−N(R)−、−N(R)−S(O)M2−または直接結合であり;ここで、各Rが、別個に、Hまたは1個〜10個の炭素を有するアルキルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項83】
各Aが、1個〜10個の炭素を有するアルキレンである、請求項82に記載の抱合体。
【請求項84】
各Lが、ペプチドから形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項85】
各Lが、アミノ酸から形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項86】
各Lが、ポリ−L−グルタミン酸、ポリ−L−アスパラギン酸、ポリ−L−ヒスチジン、ポリ−L−オルニチン、ポリ−L−セリン、ポリ−L−スレオニン、ポリ−L−チロシン、ポリ−L−ロイシン、ポリ−L−リジン−L−フェニルアラニン、ポリ−L−リジンまたはポリ−L−リジン−L−チロシンから形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項87】
各Lが、式W−(CH2)nであり、ここで、nが、約1と約10との間であり;そしてWが、−N(R)C(=O)−、−C(=O)N(R)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−C(=O)−、−N(R)−、−N(R)C=N(R)−N(R)−、−C(R)=N(R)−、−S(O)M2−N(R)−、−N(R)−S(O)M2−または直接結合であり;ここで、各Rが、別個に、Hまたは(C1〜C6)アルキルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項88】
各Lが、メチレン、エチレンまたはプロピレンである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項89】
各Lが、Lの炭素原子で、Pに連結されている、請求項77に記載の抱合体。
【請求項90】
単離され精製された、請求項1〜89のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項91】
抗炎症性化合物ではない、請求項1〜90のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項92】
抗感染薬ではない、請求項1〜91のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項93】
キナーゼ阻害剤ではない化合物ではない、請求項1〜92のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項94】
前記抱合体が、代謝病に対して活性である化合物ではない、請求項1〜93のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項95】
前記抱合体が、抗ウイルス薬ではない、請求項1〜94のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項96】
前記抱合体が、ヌクレオシドではない、請求項1〜95のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項97】
前記抱合体が、IMPDH阻害剤ではない、請求項1〜96のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項98】
前記抱合体が、代謝拮抗剤ではない、請求項1〜97のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項99】
前記抱合体が、PNP阻害剤ではない、請求項1〜98のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項100】
式500〜533、535〜541または543〜547のいずれか1つの置換化合物ではない、請求項2〜99のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項101】
式534または542の置換化合物ではない、請求項2〜100のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項102】
式1〜104、107〜124または128〜151のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜101のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項103】
式105〜106または125〜127の化合物ではない、請求項4〜102のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項104】
本明細書中で記述されたキナーゼ阻害剤抱合体。
【請求項105】
式MBFの化合物。
【請求項106】
表100から選択される、請求項105に記載の化合物。
【請求項107】
薬学的に受容可能な賦形剤と請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物とを含有する、薬学的組成物。
【請求項108】
請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、単位投薬形態。
【請求項109】
インビトロまたはインビボで免疫応答を阻害する方法であって、このような治療を必要とする検体を、請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項110】
前記接触が、インビボでなされる、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
哺乳動物において免疫応答を調節する方法であって、該哺乳動物に、請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項112】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアで処方される、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記処方が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
免疫応答が、抑制される、請求項111または112に記載の方法。
【請求項115】
医学療法で使用する、請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物。
【請求項116】
動物における免疫応答を調節する医薬を調製するための、請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物の使用。
【請求項117】
本明細書中で記述されたホスフェート置換免疫調節性抱合体。
【請求項118】
本明細書中のスキームおよび実施例で記述された抱合体を調製する方法。
【請求項1】
1個またはそれ以上のホスホネート基に連結された免疫調節性化合物を含有する抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項2】
1個またはそれ以上のA0基で置換された式500〜547のいずれか1つの化合物である、請求項1に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物:
ここで:
A0は、A1、A2またはW3であるが、但し、該抱合体は、少なくとも1個のA1を含む;
A1は、以下:
【化1】
である:
A2は、以下:
【化2】
である:
A3は、以下:
【化3】
である:
Y1は、別個に、O、S、N(Rx)、N(O)(Rx)、N(ORx)、N(O)(ORx)またはN(N(Rx)(Rx))である;
Y2は、別個に、結合、O、N(Rx)、N(O)(Rx)、N(ORx)、N(O)(ORx)、N(N(Rx)(Rx))、−S(O)M2−または−S(O)M2−S(O)M2−である;そしてY2が2個のリン原子と結合するとき、Y2はまた、C(R2)(R2)であり得る;
Rxは、別個に、H、R1、R2、W3、保護基または次式:
【化4】
である:
ここで:
Ryは、別個に、H、W3、R2または保護基である;
R1は、別個に、Hまたは1個〜18個の炭素原子を有するアルキルである;
R2は、別個に、H、R1、R3またはR4であり、ここで、各R4は、別個に、0個〜3個のR3基で置換されているか、または炭素原子で一緒になって、2個のR2基は、3個〜8個の炭素を有する環を形成し、そして該環は、0個〜3個のR3基で置換され得る;
R3は、R3a、R3b、R3cまたはR3dであるが、但し、R3がヘテロ原子に結合されるとき、R3は、R3cまたはR3dである;
R3aは、F、Cl、Br、I、−CN、N3または−NO2である;
R3bは、Y1である;
R3cは、−Rx、−N(Rx)(Rx)、−SRx、−S(O)Rx、−S(O)2Rx、−S(O)(ORx)、−S(O)2(ORx)、−OC(Y1)Rx、−OC(Y1)ORx、−OC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−SC(Y1)Rx、−SC(Y1)ORx、−SC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−N(Rx)C(Y1)Rx、−N(Rx)C(Y1)ORxまたは−N(Rx)C(Y1)(N(Rx)(Rx))である;
R3dは、−C(Y1)Rx、−C(Y1)ORxまたは−C(Y1)(N(Rx)(Rx))である;
R4は、1個〜18個の炭素原子を有するアルキル、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニル、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニルである;
R5は、R4であり、ここで、各R4は、0個〜3個のR3基で置換されている;
W3は、W4またはW5である;
W4は、R5、−C(Y1)R5、−C(Y1)W5、−SOM2R5または-SOM2W5である;
W5は、炭素環または複素環であり、ここで、W5は、別個に、0個〜3個のR2基で置換されている;
W6は、W3であり、W3は、別個に、1個、2個または3個のA3基で置換されている;
M2は、0、1または2である;
M12aは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
M12bは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
M1a、M1cおよびM1dは、別個に、0または1である;そして
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である、
抱合体。
【請求項3】
次式を有する請求項2に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物:
[DRUG]−(A0)nn
ここで:
DRUGは、式500〜547のいずれか1つの化合物である;そして
nnは、1、2または3である、
抱合体。
【請求項4】
式1〜151のいずれか1つを有する請求項2に記載の抱合体であって、ここで:
1個のA0は、A1である;各X50は、別個に、水素、F、Cl、CF3、CN、メチルまたは第三級ブチルである;
X51は、水素、ハロ、トリフルオロメチル、(C1〜C3)アルキル、シアノまたは(C1〜C3)アルコキシである;
X52は、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチルまたはトリフルオロメチルである;
X53は、−O−または−S−である;
X54およびX55は、別個に、水素またはC1〜C18アシルから選択される;
X56は、水素、C1〜C18アシルまたは
【化5】
である;または
X54は、水素であり、そしてX55およびX56は、一緒になって、
【化6】
である;
X57は、H、アミノ、ヒドロキシまたはハロゲンであり、該ハロゲンは、ClおよびBrから選択される;
X58は、水素、F、Cl、CF3、シアノ、メチルまたはt−ブチルである;
X59は、水素、CH2OHである;
X60は、CO(CH2)6CONMe(CH2)2SO3Hである;
X62は、メチル、クロロまたはトリフルオロメチルである;
X63は、H、メチル、エチル、シクロプロピル、ビニルまたはトリフルオロメチルである;
X64は、H、メチル、エチル、シクロプロピル、クロロ、ビニル、アリル、3−メチル−1−ブテン−1−イルである;
X65は、水素またはFである;そして
Arは、アリールまたはヘテロアリールである、
抱合体。
【請求項5】
各A1が、次式:
【化7】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項6】
各A1が、次式:
【化8】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項7】
各A1が、次式:
【化9】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項8】
各A1が、次式:
【化10】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項9】
各A1が、次式:
【化11】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項10】
M12aが、1である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項11】
各A1が、次式:
【化12】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項12】
各A1が、次式:
【化13】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項13】
各A1が、次式:
【化14】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、W5aは、炭素環であり、該炭素環は、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項14】
各A1が、次式:
【化15】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項15】
各A1が、次式:
【化16】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:W5aは、炭素環であり、該炭素環は、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項16】
各A1が、次式:
【化17】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項17】
各A1が、次式:
【化18】
である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項18】
各A2が、次式:
【化19】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項19】
各A2が、次式:
【化20】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項20】
各M12bが、1である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項21】
M12bが、0であり、Y2が、結合であり、そしてW5が、炭素環または複素環であり、ここで、W5が、必要に応じて、別個に、1個、2個または3個のR2基で置換されている、請求項20に記載の抱合体。
【請求項22】
各A2が、次式:
【化21】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、必要に応じて、別個に、1個、2個または3個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項23】
M12aが、1である、請求項22に記載の抱合体。
【請求項24】
各A2が、フェニル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジル、ピリジルおよび置換ピリジルから選択される、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項25】
各A2が、次式:
【化22】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項26】
各A2が、次式:
【化23】
である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項27】
M12bが、1である、請求項26に記載の抱合体。
【請求項28】
各A3が、次式:
【化24】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項29】
各A3が、次式:
【化25】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項30】
各A3が、次式:
【化26】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2aは、O、N(Rx)またはSである、
抱合体。
【請求項31】
各A3が、次式:
【化27】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、Y2bは、OまたはN(Rx)である、
抱合体。
【請求項32】
各A3が、次式:
【化28】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(Rx)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項33】
各A3が、次式:
【化29】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(Rx)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項34】
M12dが、1である、請求項33に記載の抱合体。
【請求項35】
各A3が、次式:
【化30】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項36】
各A3が、次式:
【化31】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項37】
W5が、炭素環である、請求項36に記載の抱合体。
【請求項38】
各A3が、次式:
【化32】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項39】
W5が、フェニルである、請求項38に記載の抱合体。
【請求項40】
M12bが、1である、請求項39に記載の抱合体。
【請求項41】
各A3が、次式:
【化33】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2aは、O、N(Rx)またはSである、
抱合体。
【請求項42】
各A3が、次式:
【化34】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、Y2bは、OまたはN(Rx)である、
抱合体。
【請求項43】
各A3が、次式:
【化35】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(Rx)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項44】
R1が、Hである、請求項43に記載の抱合体。
【請求項45】
M12dが、1である、請求項44に記載の抱合体。
【請求項46】
各A3が、次式:
【化36】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、該フェニル炭素環は、0個、1個、2個または3個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項47】
各A3が、次式:
【化37】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、該フェニル炭素環は、0個、1個、2個または3個のR2基で置換されている、
抱合体。
【請求項48】
各A3が、次式:
【化38】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項49】
各A3が、次式:
【化39】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項50】
各A3が、次式:
【化40】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項51】
各A3が、次式:
【化41】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2aは、O、N(R2)またはSである、
抱合体。
【請求項52】
各A3が、次式:
【化42】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
Y2cは、O、N(Ry)またはSである、
抱合体。
【請求項53】
各A3が、次式:
【化43】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;
Y2bは、OまたはN(R2)である;
Y2dは、OまたはN(Ry)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項54】
各A3が、次式:
【化44】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項55】
各A3が、次式:
【化45】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、Y2bは、OまたはN(R2)である、
抱合体。
【請求項56】
各A3が、次式:
【化46】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項57】
各A3が、次式:
【化47】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項58】
各A3が、次式:
【化48】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2aは、O、N(R2)またはSである、
抱合体。
【請求項59】
各A3が、次式:
【化49】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
Y2cは、O、N(Ry)またはSである、
抱合体。
【請求項60】
各A3が、次式:
【化50】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y1aは、OまたはSである;
Y2bは、OまたはN(R2)である;
Y2dは、OまたはN(Ry)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項61】
各A3が、次式:
【化51】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで:
Y2bは、OまたはN(R2)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項62】
各A3が、次式:
【化52】
である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体であって:
ここで、Y2bは、OまたはN(R2)である、
抱合体。
【請求項63】
A0が、次式:
【化53】
である、請求項3に記載の抱合体であって:
ここで、各Rは、別個に、アルキルである、
抱合体。
【請求項64】
次式:
【化54】
を有する、請求項1、2、3または4に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物であって:
ここで:
DRUGは、免疫調節性化合物である;
Y1は、別個に、O、S、N(Rx)、N(O)(Rx)、N(ORx)、N(O)(ORx)またはN(N(Rx)(Rx))である;
Y2は、別個に、結合、O、N(Rx)、N(O)(Rx)、N(ORx)、N(O)(ORx)、N(N(Rx)(Rx))、−S(O)M2−または−S(O)M2−S(O)M2−である;
Rxは、別個に、H、R2、W3、保護基または次式:
【化55】
である:
Ryは、別個に、H、W3、R2または保護基である;
R2は、別個に、H、R3またはR4であり、ここで、各R4は、別個に、0個〜3個のR3基で置換されている;
R3は、R3a、R3b、R3cまたはR3dであるが、但し、R3がヘテロ原子に結合されるとき、R3は、R3cまたはR3dである;
R3aは、F、Cl、Br、I、−CN、N3または−NO2である;
R3bは、Y1である;
R3cは、−Rx、−N(Rx)(Rx)、−SRx、−S(O)Rx、−S(O)2Rx、−S(O)(ORx)、−S(O)2(ORx)、−OC(Y1)Rx、−OC(Y1)ORx、−OC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−SC(Y1)Rx、−SC(Y1)ORx、−SC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−N(Rx)C(Y1)Rx、−N(Rx)C(Y1)ORxまたは−N(Rx)C(Y1)(N(Rx)(Rx))である;
R3dは、−C(Y1)Rx、−C(Y1)ORxまたは−C(Y1)(N(Rx)(Rx))である;
R4は、1個〜18個の炭素原子を有するアルキル、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニル、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニルである;
R5は、R4であり、ここで、各R4は、0個〜3個のR3基で置換されている;
W3は、W4またはW5である;
W4は、R5、−C(Y1)R5、−C(Y1)W5、−SO2R5または−SO2W5である;
W5は、炭素環または複素環であり、ここで、W5は、別個に、0個〜3個のR2基で置換されている;
M2は、1、2または3である;
M1a、M1cおよびM1dは、別個に、0または1である;
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
nnは、1、2または3である;そして
Lは、直接結合または連結基である、
抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項65】
各Rxが、次式:
【化56】
である、請求項64に記載の抱合体であって:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2cは、O、N(Ry)またはSである、
抱合体。
【請求項66】
各Rxが、次式:
【化57】
である、請求項64に記載の抱合体であって:
Y1aは、OまたはSである;そして
Y2dは、OまたはN(Ry)である、
抱合体。
【請求項67】
各Rxが、次式:
【化58】
である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項68】
各Ryが、別個に、Hまたは1個〜10個の炭素を有するアルキルである、請求項65〜67のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項69】
各Rxが、次式:
【化59】
である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項70】
各Rxが、次式:
【化60】
である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項71】
各Rxが、次式:
【化61】
である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項72】
各Y1が、OまたはSである、請求項64に記載の抱合体。
【請求項73】
各Y2が、O、N(Ry)またはSである、請求項64に記載の抱合体。
【請求項74】
nnが、1である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項75】
nnが、2である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項76】
nnが、3である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項77】
前記キナーゼ阻害化合物が、式500〜547のいずれか1つの化合物である、請求項64に記載の抱合体。
【請求項78】
各Lが、約20ダルトン〜約400ダルトンの分子量を有する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項79】
各Lが、約5オングストローム〜約300オングストロームの長さを有する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項80】
各Lが、式500〜547のいずれか1つの化合物と前記ホスホネート基のリンとを、約5オングストローム〜約200オングストローム(これらを含めて)だけ分離する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項81】
各Lが、二価の分枝または非分枝飽和または不飽和炭化水素鎖であり、該炭化水素鎖が、2個〜25個の炭素原子を有し、ここで、該炭素原子の1個またはそれ以上が、必要に応じて、(−O−)で置き換えられ、ここで、該鎖が、必要に応じて、炭素上にて、1個またはそれ以上の置換基で置換されており、該置換基が、(C1〜C6)アルコキシ、(C3〜C6)シクロアルキル、(C1〜C6)アルカノイル、(C1〜C6)アルカノイルオキシ、(C1〜C6)アルコキシカルボニル、(C1〜C6)アルキルチオ、アジド、シアノ、ニトロ、ハロ、ヒドロキシ、オキソ(=O)、カルボキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリールおよびヘテロアリールオキシから選択される、請求項77に記載の抱合体。
【請求項82】
各Lが、式W−Aであり、ここで、Aが、(C1〜C24)アルキレン、(C2〜C24)アルケニレン、(C2〜C24)アルキニレン、(C3〜C8)シクロアルキレン、(C6〜C10)アリールまたはそれらの組合せであり、ここで、各Wが、−N(R)C(=O)−、−C(=O)N(R)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−N(R)−、−C(=O)−、−N(R)C=N(R)−N(R)−、−C(R)=N(R)−、−S(O)M2−N(R)−、−N(R)−S(O)M2−または直接結合であり;ここで、各Rが、別個に、Hまたは1個〜10個の炭素を有するアルキルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項83】
各Aが、1個〜10個の炭素を有するアルキレンである、請求項82に記載の抱合体。
【請求項84】
各Lが、ペプチドから形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項85】
各Lが、アミノ酸から形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項86】
各Lが、ポリ−L−グルタミン酸、ポリ−L−アスパラギン酸、ポリ−L−ヒスチジン、ポリ−L−オルニチン、ポリ−L−セリン、ポリ−L−スレオニン、ポリ−L−チロシン、ポリ−L−ロイシン、ポリ−L−リジン−L−フェニルアラニン、ポリ−L−リジンまたはポリ−L−リジン−L−チロシンから形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項87】
各Lが、式W−(CH2)nであり、ここで、nが、約1と約10との間であり;そしてWが、−N(R)C(=O)−、−C(=O)N(R)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−C(=O)−、−N(R)−、−N(R)C=N(R)−N(R)−、−C(R)=N(R)−、−S(O)M2−N(R)−、−N(R)−S(O)M2−または直接結合であり;ここで、各Rが、別個に、Hまたは(C1〜C6)アルキルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項88】
各Lが、メチレン、エチレンまたはプロピレンである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項89】
各Lが、Lの炭素原子で、Pに連結されている、請求項77に記載の抱合体。
【請求項90】
単離され精製された、請求項1〜89のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項91】
抗炎症性化合物ではない、請求項1〜90のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項92】
抗感染薬ではない、請求項1〜91のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項93】
キナーゼ阻害剤ではない化合物ではない、請求項1〜92のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項94】
前記抱合体が、代謝病に対して活性である化合物ではない、請求項1〜93のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項95】
前記抱合体が、抗ウイルス薬ではない、請求項1〜94のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項96】
前記抱合体が、ヌクレオシドではない、請求項1〜95のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項97】
前記抱合体が、IMPDH阻害剤ではない、請求項1〜96のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項98】
前記抱合体が、代謝拮抗剤ではない、請求項1〜97のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項99】
前記抱合体が、PNP阻害剤ではない、請求項1〜98のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項100】
式500〜533、535〜541または543〜547のいずれか1つの置換化合物ではない、請求項2〜99のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項101】
式534または542の置換化合物ではない、請求項2〜100のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項102】
式1〜104、107〜124または128〜151のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜101のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項103】
式105〜106または125〜127の化合物ではない、請求項4〜102のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項104】
本明細書中で記述されたキナーゼ阻害剤抱合体。
【請求項105】
式MBFの化合物。
【請求項106】
表100から選択される、請求項105に記載の化合物。
【請求項107】
薬学的に受容可能な賦形剤と請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物とを含有する、薬学的組成物。
【請求項108】
請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、単位投薬形態。
【請求項109】
インビトロまたはインビボで免疫応答を阻害する方法であって、このような治療を必要とする検体を、請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項110】
前記接触が、インビボでなされる、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
哺乳動物において免疫応答を調節する方法であって、該哺乳動物に、請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項112】
前記化合物が、薬学的に受容可能なキャリアで処方される、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記処方が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
免疫応答が、抑制される、請求項111または112に記載の方法。
【請求項115】
医学療法で使用する、請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物。
【請求項116】
動物における免疫応答を調節する医薬を調製するための、請求項1〜89および91〜104のいずれか1項に記載の抱合体または請求項105または106に記載の化合物の使用。
【請求項117】
本明細書中で記述されたホスフェート置換免疫調節性抱合体。
【請求項118】
本明細書中のスキームおよび実施例で記述された抱合体を調製する方法。
【公表番号】特表2007−536194(P2007−536194A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−513409(P2006−513409)
【出願日】平成16年4月26日(2004.4.26)
【国際出願番号】PCT/US2004/013143
【国際公開番号】WO2004/096236
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年4月26日(2004.4.26)
【国際出願番号】PCT/US2004/013143
【国際公開番号】WO2004/096236
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】
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