入力装置及び画像形成装置
【課題】ボタンに特徴を持たせるために、ボタンの形状を変更可能にした入力装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】入力装置は、表示部72aと、表示部72aに対する操作を検出する検出部72bと、複数の形状の画像それぞれに対応する形状画像データを記憶する記憶部80と、記憶部80に記憶される形状画像データそれぞれに基づく複数の形状の画像のうちいずれか1つの画像を選択する選択部91と、選択部91によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する生成部92と、生成部92によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する記憶制御部93と、記憶制御部93によって記憶部80に記憶された第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を表示部72aに表示させる表示制御部94と、を備える。
【解決手段】入力装置は、表示部72aと、表示部72aに対する操作を検出する検出部72bと、複数の形状の画像それぞれに対応する形状画像データを記憶する記憶部80と、記憶部80に記憶される形状画像データそれぞれに基づく複数の形状の画像のうちいずれか1つの画像を選択する選択部91と、選択部91によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する生成部92と、生成部92によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する記憶制御部93と、記憶制御部93によって記憶部80に記憶された第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を表示部72aに表示させる表示制御部94と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部及び検出部を備えるタッチパネルにボタン画像を表示することが可能な入力装置、及びその入力装置を備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
入力装置には、画像を表示することが可能な表示部と、表示部に対する操作を検出する検出部とから構成されるタッチパネルを備えるものがある。このような入力装置では、タッチパネルに表示されるボタンの配置位置を適宜設定することができるものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−219501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、ボタンの形状を変更することができないため、個々のボタンに特徴を持たせることができない。ボタンが特徴を持たない場合には、タッチパネルに表示される複数のボタンのいずれもが同一の形状となり、ユーザーにとってボタンがわかり難い(区別し難い)ものとなる。
【0005】
本発明は、ボタンに特徴を持たせるために、ボタンの形状を変更可能にした入力装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、その入力装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、表示部と、前記表示部に対する操作を検出する検出部と、複数の形状の画像それぞれに対応する形状画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶される前記形状画像データそれぞれに基づく複数の形状の画像のうちいずれか1つの画像を選択する選択部と、前記選択部によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する生成部と、前記生成部によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを前記記憶部に記憶する記憶制御部と、前記記憶制御部によって前記記憶部に記憶された前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える入力装置に関する。
【0007】
また、前記生成部は、第1のボタン画像を生成した場合、さらに、当該第1のボタン画像が操作された場合に関する第2のボタン画像を生成し、前記記憶制御部は、前記第1のボタン画像データと、第2のボタン画像に対応する第2のボタン画像データとを前記記憶部に記憶し、前記表示制御部は、前記記憶部から前記第1のボタン画像データを読み出して前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させると共に、前記検出部によって第1のボタン画像に対応する領域への前記表示部に対する操作が検出された場合に、前記記憶部から前記第2のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像に代えて前記第2のボタン画像データに基づく第2のボタン画像を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0008】
また、入力装置は、シートに描かれた図形の画像を読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた図形の画像に基づいて当該図形に対応する形状に関する画像を作製し、当該画像に対応する画像データを前記形状画像データとして前記記憶部に記憶させるボタン画像作製部と、をさらに備えることが好ましい。
【0009】
また、入力装置は、外部から入力された識別情報を認証することに基づいて、ログイン処理を行うログイン処理部をさらに備え、前記記憶制御部は、前記ログイン処理部によって認証された識別情報に対応させて前記第1のボタン画像データを前記記憶部に記憶し、前記表示制御部は、前記ログイン処理部によってログイン処理が行われた場合に、前記ログイン処理部によって認証された識別情報に対応する前記第1のボタン画像データを前記記憶部から読み出して、前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0010】
また、本発明は、上述した入力装置を備える画像形成装置に関する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ボタンに特徴を持たせるために、ボタンの形状を変更可能にした入力装置、及び、その入力装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】画像形成装置の一実施形態に係るコピー機の全体構成を説明するための図である。
【図2】コピー機の機能構成を示すブロック図である。
【図3】操作部について説明するための図である。
【図4】タッチパネルに表示される第1の画面について説明するための図である。
【図5】タッチパネルに表示される第2の画面について説明するための図である。
【図6】タッチパネルに表示される第3の画面について説明するための図である。
【図7】第2のボタン画像について説明するための第1の図である。
【図8】第2のボタン画像について説明するための第2の図である。
【図9】タッチパネルに表示される第4の画面について説明するための図である。
【図10】第1のボタン画像の配置位置について説明するための第1の図である。
【図11】第1のボタン画像の配置位置について説明するための第2の図である。
【図12】入力装置(コピー機)の動作について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の入力装置及び画像形成装置の一実施形態について説明する。入力装置は、種々の機器に搭載されることが可能である。以下では、入力装置が、画像形成装置に搭載された例について説明する。まず、画像形成装置の一例としてのコピー機1について説明する。図1は、画像形成装置の一実施形態に係るコピー機1の全体構成を説明するための図である。
【0014】
図1に示すように、コピー機1は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とを備える。
原稿搬送部10は、ADF(Automatic Document Feeder)であり、原稿載置部11と、第1送りローラー12と、ガイド13と、タイミングローラー対14と、原稿排出部15とを備える。第1送りローラー12は、原稿載置部11に載置された原稿Gを1枚ずつ順にタイミングローラー対14に供給する。タイミングローラー対14は、原稿読取部20が原稿Gの画像を読み取るタイミングと、原稿Gの画像が原稿読取部20によって読み取られる位置(ガイド13が配置されている位置)に原稿Gを供給するタイミングとを合わせるために、原稿Gの搬送又は原稿Gの搬送停止を行う。ガイド13は、搬送された原稿Gを後述する第1読取面21aに導く。原稿排出部15は、原稿読取部20によって画像が読み取られた(ガイド13を通過した)原稿Gをコピー機本体2の外部に排出する。
原稿排出部15におけるコピー機本体2の外側には、原稿集積部16が形成される。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
【0015】
原稿読取部20は、第1読取面21aと、第2読取面22aとを備える。第1読取面21aは、ガイド13に対向して配置された第1コンタクトガラス21の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。第2読取面22aは、第1読取面21aに隣接して(図1に示す場合では、第1読取面21aの右側の大部分に亘って)配置される。第2読取面22aは、原稿搬送部10を用いずに原稿Gの画像を読み取る場合に用いられる。第2読取面22aは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス22の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。
【0016】
また、原稿読取部20は、照明部23と、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27と、撮像部28とをコピー機本体2の内部に備える。照明部23と第1ミラー24とは、それぞれ副走査方向Xに移動する。第2ミラー25と第3ミラー26とは、図1において照明部23及び第1ミラー24の左側に配置される。さらに、第2ミラー25及び第3ミラー26は、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27とを介した第1読取面21a又は第2読取面22aから撮像部28までの距離(光路長)を一定に保ちつつ、それぞれ副走査方向Xに移動する。
【0017】
照明部23は、原稿Gに光を照射する光源である。第1ミラー24、第2ミラー25及び第3ミラー26は、光路長を一定に保ちつつ、原稿Gによって反射された光を結像レンズ27に導くためのミラーである。結像レンズ27は、第3ミラー26から入射した光を撮像部28に結像させる。撮像部28は、入射された光を電気信号に変換することにより、結像された光像に基づいて画像データを得るための撮像素子であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサーである。
【0018】
用紙搬送部30は、第2送りローラー31と、第3送りローラー32と、レジストローラー対33と、用紙排出部34とを備える。第2送りローラー31は、給紙カセット36に収容される用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。第3送りローラー32は、手差しトレイ37に載置される用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。レジストローラー対33は、転写部50にトナー画像が到達するタイミングと、転写部50に用紙Tを供給するタイミングとを合わせるために、用紙Tの搬送又は用紙Tの搬送停止を行う。また、レジストローラー対33は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正を行う。用紙排出部34は、トナー画像が定着された用紙Tをコピー機本体2の外部に排出する。
用紙排出部34におけるコピー機本体2の外側には、排紙集積部35が形成される。排紙集積部35には、用紙排出部34から排出された用紙Tが積層して集積される。
【0019】
画像形成部40は、トナー画像を形成するためのものであり、感光体ドラム41と、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45と、トナーカートリッジ46と、1次転写ローラー47と、中間転写ベルト48と、対向ローラー49とを備える。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成するために、感光体又は像担持体として機能する。各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45とが配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザースキャナーユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(図示せず)によって感光体ドラム41の表面が除電された後のその表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(図示せず)により接続されている。
【0020】
1次転写ローラー47(47a,47b,47c,47d)は、中間転写ベルト48における各感光体ドラム41a,41b,41c,41dとは反対側にそれぞれ配置される。中間転写ベルト48は、画像形成部40及び転写部50を通過するベルトである。中間転写ベルト48の一部分は、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dと各1次転写ローラー47a,47b,47c,47dとの間に挟み込まれ、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの表面に形成されたトナー画像が1次転写される。対向ローラー49は、環状形状の中間転写ベルト48の内側に配置され、中間転写ベルト48を図1に示す矢印A方向に進行させるための駆動ローラーである。
【0021】
転写部50は、2次転写ローラー51を備える。2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48における対向ローラー49とは反対側に配置され、中間転写ベルト48の一部分を対向ローラー49との間に挟みこむ。さらに、2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。
【0022】
定着部60は、加熱回転体61と、加圧回転体62とを備える。加熱回転体61と加圧回転体62とは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで、トナーを溶融及び加圧し、そのトナーを用紙Tに定着させる。
【0023】
次に、コピー機1の機能構成について説明する。図2は、コピー機1の機能構成を示すブロック図である。図3は、操作部70について説明するための図である。
図2に示すように、コピー機1は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60によりエンジン部3が構成される。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。
さらに、コピー機1は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。なお、本発明の入力装置の一実施形態は、原稿読取部20と、操作部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。
【0024】
図3に示すように、操作部70は、テンキー71、タッチパネル72及びスタートキー73等を備える。テンキー71は、印刷部数等の数字を入力するために操作される。
タッチパネル72は、種々の機能(一例として、印刷倍率の設定機能や、複数のページを1枚の用紙Tに割り付ける機能(2in1等))が割り当てられた複数のキー(ボタン画像)等を表示する。タッチパネル72に表示されたキーは、種々の機能のうちのいずれかをコピー機1に実行させるために操作される。より具体的には、タッチパネル72は、表示部72a(図2参照)と、その表示部72aに対する操作を検出する検出部72b(図2参照)とを備える。検出部72bは、タッチセンサーである。
スタートキー73は、印刷を実行させるために操作される。操作部70は、いずれかのキーが操作されることにより、このキーが操作されたことを表す信号を制御部90に供給する。
【0025】
図2に示すように、記憶部80は、ハードディスクや半導体メモリー等から構成される。記憶部80は、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに基づく画像データを記憶する。また、記憶部80は、コピー機1において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。また、記憶部80は、複数の形状に関する画像それぞれに対応する形状画像データを記憶する。その画像の形状は、例えば、円形や星型や矢印型等である。
【0026】
制御部90は、原稿搬送部10、原稿読取部20、エンジン部3、操作部70等を制御する。
また、制御部90は、選択部91と、生成部92と、記憶制御部93と、表示制御部94と、ボタン画像作製部95と、ログイン処理部96と、配置制御部97とを備える。
【0027】
図4は、タッチパネル72に表示される第1の画面について説明するための図である。図5は、タッチパネル72に表示される第2の画面について説明するための図である。図6は、タッチパネル72に表示される第3の画面について説明するための図である。
表示制御部94(図2参照)は、タッチパネルに画像を表示させる。なお、表示制御部94の詳細については、後述する。
【0028】
まず、表示制御部94は、タッチパネル72に初期画面を表示させる。例えば、初期画面には、用紙Tに画像を印刷するときに使用される頻度の高いボタンが表示される。より具体的な一例としては、初期画面には、「カラー設定」ボタン、「両面設定」ボタン及び「画質設定」ボタンが表示される。「カラー設定」ボタンには、用紙Tに印刷される画像の色を調整等する機能が割り当てられる。「両面設定」ボタンには、用紙Tの両面に画像を形成させるための機能が割り当てられる。「画質設定」ボタンには、用紙Tに印刷される画像の画質を調整等する機能が割り当てられる。
【0029】
そして、表示制御部94は、タッチパネル72に表示されるボタンに対して所定の操作が行われた場合には、そのボタンの配置位置を変更し、又は、そのボタンの形状を変えるためのポップアップ表示を行う。所定の操作は、所定の時間内に所定の回数だけボタンをタッチする操作(一例として、ダブルクリック操作)であったり、所定の時間以上ボタンをタッチし続ける操作(長押し操作)であったりする。一例として、初期画面に表示される「画質設定」ボタンに対して所定の操作が行われた場合には、表示制御部94は、図4に示すような、ボタンの配置位置を変更するための「ボタン配置の設定」ボタン、及び、ボタン画像の形状を変更するための「ボタン画像の設定」ボタンを含むポップアップ表示を行う。なお、ボタンの配置位置の変更及びボタンの形状の変更は、初期画面に表示されるボタンに対して可能なばかりでなく、他の画面に表示されるボタンに対しても可能である。このように、表示制御部94は、タッチパネル72に表示されるボタンに対して所定の操作が行われることにより、タッチパネル72に表示される画面をボタンに関して変更を行う画面に変更することができる。
【0030】
表示制御部94は、「ボタン画像の設定」ボタンが選択された場合には、ポップアップを、図4に例示する表示から図5に例示する表示に変更する。図5に例示するポップアップ表示は、複数のボタン画像の形状の中からいずれか1つの形状を選択させるための画面である。そして、選択部91は、記憶部80に記憶される形状画像データそれぞれに基づく複数の形状に関する画像のうちいずれか1つの画像を選択する。すなわち、ユーザーがタッチパネル72を操作することに基づいて複数の形状のうちいずれか1つの形状を選択した場合には、選択部91は、ユーザーによって選択された形状に対応する画像を選択する。ここでは、例えば、選択部91によって、星型の形状が選択されたとする。
【0031】
生成部92は、選択部91によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する。具体例としては、選択部91によって星型の形状が選択され、その後、図5に表示される「編集」ボタンが操作された場合には、表示制御部94は、ポップアップを、選択された星型の形状を編集するための表示に変更する。星型の形状を編集するためのポップアップ表示は、例えば、図6に示すような、形状の大きさを調整する画面である。ここで、形状の大きさは、ユーザーの調整操作に基づいて生成部92が設定することが可能であり、又は、生成部92が自動的に設定することが可能である。
【0032】
ユーザーの調整操作に基づいて形状の大きさを設定する場合、生成部92は、タッチパネル72に表示される拡大ボタン「+」がユーザーによって操作されると形状(例えば、星型)を段階的に大きくし、タッチパネル72に表示される縮小ボタン「−」がユーザーによって操作されると形状(例えば、星型)を段階的に小さくする。
一方、ボタン画像の大きさを自動的に調整する場合、生成部92は、設定対象となる形状(例えば、星型)をボタン画像としたときに、そのボタン画像に配置されるテキストの大きさに合わせてその形状を拡大し又は縮小する。ここで、その形状(ボタン画像)に配置されるテキストは、予め設定されている。具体的な一例としては、設定対象となる形状(ボタン画像)に画質設定機能を割り当てる場合には、その形状に配置されるテキストは、「画質設定」となる。このため、生成部92は、「画質設定」のフォントの大きさ等に基づいてテキストが占める大きさ(面積)を求め、その求めた大きさのテキストをその形状の内部に配置することが可能となるように、その形状の大きさを設定する。
【0033】
記憶制御部93は、生成部92によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。この場合、記憶制御部93は、テキストを含む第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶することが可能である。例えば、第1のボタン画像の内部にテキストとして「画質設定」を配置する場合には、記憶制御部93は、ボタン形状の内部にテキスト「画質設定」が配置された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。
【0034】
また、記憶制御部93は、第1のボタン画像データと、その第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像に割り当てられる機能とを対応付けて、その第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。例えば、第1のボタン画像に画質設定機能が割り当てられる場合には、記憶制御部93は、その第1のボタン画像に対応する第1の画像データと画質設定機能とを対応付けて、その第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。
【0035】
表示制御部94は、記憶制御部93によって記憶部80に記憶された第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。具体的な一例としては、表示制御部94は、テキストとして「画質設定」が配置された第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる(一例として、図10(A)参照)。そして、制御部90は、その第1のボタン画像が操作された場合には、記憶制御部93によって第1のボタン画像(第1のボタン画像データ)に対応付けて記憶部80に記憶された画質設定機能を起動させる。
【0036】
また、図7は、第2のボタン画像について説明するための第1の図である。図8は、第2のボタン画像について説明するための第2の図である。
【0037】
生成部92は、第1のボタン画像を生成した場合、さらに、その第1のボタン画像が操作された場合に関する第2のボタン画像を生成することが可能である。第2のボタン画像は、例えば、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像が押下(タッチ)された場合の画像、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像に対する操作が無効の場合の画像、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像が選択された場合の画像、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像が選択・押下されている場合の画像、及び、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像が選択・無効の場合の画像等である。
【0038】
ここで、第1のボタン画像は、通常時(押下及び選択等がされていない場合)の画像であり、図7(A)に一例を示すように、矩形部201の右側及び下側に影が形成されている。この影は、例えば、次のようにして形成することができる。すなわち、まず、生成部92は、選択部91によって画像が選択されると、その選択された画像に対応する形状を複製(コピー)する。次に、生成部92は、複製された形状(一方の矩形部)を黒色で塗りつぶして、複製の基礎となった形状(他方の矩形部)の下側に一方の矩形部を配置する。すなわち、生成部92は、他方の矩形部の優先度を一方の矩形部よりも高める。次に、生成部92は、一方の矩形部の位置を右下方向に所定の距離だけ移動させる。このような第1のボタン画像の作製方法は、以下に説明する第2のボタン画像を作製する場合にも適用することができる。なお、第1のボタン画像の色は、例えば、灰色である。
【0039】
また、第1のボタン画像が押下された場合の画像は、図7(B)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図7(B)に示す第2のボタン画像では、矩形部202の左側及び上側に影が形成されている。
【0040】
また、第1のボタン画像に対する操作が無効の場合の画像、図7(C)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図7(C)に示す第2のボタン画像では、形状が図7(A)に示す第1のボタン画像と同じであり、色が図7(A)に示す第1のボタン画像よりも所定の割合(一例として30%)だけ透過が増すようになっている。すなわち、図7(C)に示す第2のボタン画像では、第1のボタン画像に比べて色が淡くなる。
【0041】
また、第1のボタン画像が選択された場合の画像は、図8(A)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図8(A)に示す第2のボタン画像では、形状が図7(A)に示す第1のボタン画像と同じであり、色が図7(A)に示す第1のボタン画像とは異なる色になっている。例えば、図8(A)に示す第2のボタン画像では、色が青色になっている。
【0042】
また、第1のボタン画像が選択・押下されている場合の画像は、図8(B)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図8(B)に示す第2のボタン画像では、形状が図7(B)に示す第2のボタン画像と同じであり、色が図7(B)に示す第2のボタン画像とは異なる色になっている。例えば、図8(B)に示す第2のボタン画像では、色が青色になっている。
【0043】
また、第1のボタン画像が選択・無効の場合の画像は、図8(C)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図8(C)に示す第2のボタン画像では、形状が図7(C)に示す第2のボタン画像と同じであり、色が図7(C)に示す第2のボタン画像とは異なる色になっている。例えば、図8(C)に示す第2のボタン画像では、色が淡い青色になっている。
【0044】
このような第2のボタン画像が生成部92によって生成された場合、記憶制御部93は、第1のボタン画像データと、第2のボタン画像に対応する第2のボタン画像データとを記憶部80に記憶する。
【0045】
また、表示制御部94は、記憶部80から第1のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。さらに、表示制御部94は、検出部72bによって第1のボタン画像に対応する領域へのタッチパネル72(表示部72a)に対する操作が検出された場合に、記憶部80から第2のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像に代えて第2のボタン画像データに基づく第2のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。
【0046】
すなわち、まず、表示制御部94は、第1のボタン画像データを記憶部80から読み出して、その第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像(通常時のボタン画像)をタッチパネル72に表示させる。そして、第1のボタン画像を操作(選択)するためにユーザーがタッチパネル72をタッチした場合には、表示制御部94は、複数の第2のボタン画像データのうちその操作(選択)に対応するデータを記憶部80から読み出す。例えば、第1のボタン画像に対応するタッチパネル72の領域がユーザーによってタッチされた場合には、表示制御部94は、図7(B)に一例を示すような第2のボタン画像に対応する第2のボタン画像データを記憶部80から読み出して、その第2のボタン画像を第1のボタン画像に代えてタッチパネル72に表示させる。
【0047】
また、図9は、タッチパネル72に表示される第4の画面について説明するための図である。
ボタン画像作製部95(図2参照)は、読取部としての原稿読取部20によって読み取られた図形の画像に基づいて、その図形に対応する形状に関する画像を作製し、その画像に対応する画像データを形状画像データとして記憶部80に記憶させる。この場合、原稿読取部20は、原稿G(シート)に描かれた図形の画像を読み取る。
【0048】
すなわち、図5に示す画面において「作製」ボタンが選択された場合には、表示制御部94は、図9に示すボタン画像の作製画面をタッチパネル72に表示させる。その作製画面には、原稿読取部20によって図形を読み取るための「読み込み」ボタン、図形をコピーするための「コピー」ボタン、コピーされた図形をペーストするための「ペースト」ボタン、図形をボタン画像として確定するための「確定」ボタン、操作をキャンセルするための「キャンセル」ボタンが配置される。さらに、作製画面には、図形の色を設定するための複数のボタン(「黒」ボタン、「白」ボタン、「赤」ボタン、「黄」ボタン及び「青」ボタン)、及び、表示エリア721に表示される画像(形状)を拡大又は縮小するためのボタン(「Zoom Up」ボタン及び「Zoom Down」ボタン)等が配置される。
【0049】
そして、「読み込み」ボタンが操作されることにより、原稿読取部20によって原稿Gに描かれた図形の画像が読み取られた場合には、ボタン画像作製部95は、その読み取られた図形に基づいて、ボタン画像を作製する。具体的な一例として、ボタン画像作製部95は、原稿Gに描かれた図形が原稿読取部20によって読み取られた場合には、その図形を解析することにより特徴点を抽出して、その特徴点を線又は曲線で接続する。これにより、ボタン画像作製部95は、原稿Gに描かれた図形に対応する形状についての画像データを得る。そして、ボタン画像作製部95は、得られた画像データに基づく画像(形状)を所定の表示エリア721に表示させる。その表示エリア721に画像(形状)が表示されている場合には、ボタン画像作製部95は、画像(形状)の大きさを拡大し又は縮小することができ、また、画像(形状)の色を変更することもできる。ボタン画像の作製画面において「確定」が選択された場合には、ボタン画像作製部95は、表示エリア721に表示される画像に対応する画像データを形状画像データとして記憶部80に記憶する。このようにして、ボタン画像作製部95は、選択部91によって選択される形状画像データの数を増やすことが可能になる。
【0050】
なお、ボタン画像作製部95は、原稿読取部20によって読み取られた図形に基づいて形状に関する画像を作製するばかりでなく、USB(Universal Serial Bus)メモリー等に記憶される画像データの図形に基づいて形状についての画像を作製することも可能である。
【0051】
また、ログイン処理部96(図2参照)は、外部から入力された識別情報を認証することに基づいて、ログイン処理を行う。識別情報は、例えば、IC(Integrated Circuit)カードに記憶されており、そのICカードがコピー機1に設置されたカード読取装置(図示せず)に近づけられることにより、コピー機1に入力される。ログイン処理部96は、外部から入力された識別情報と、予め記憶される識別情報とを比較することに基づいて、認証を行う。ログイン処理部96は、外部から入力された識別情報と、予め記憶される識別情報とが一致する場合には、ログイン処理を実行する。
【0052】
記憶制御部93は、ログイン処理部96によって認証された識別情報に対応させて第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。すなわち、記憶制御部93は、第1のボタン画像を生成させたユーザーに対応させて、第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。
【0053】
表示制御部94は、ログイン処理部96によってログイン処理が行われた場合に、ログイン処理部96によって認証された識別情報に対応する第1のボタン画像データを記憶部80にから読み出して、その第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。すなわち、表示制御部94は、ログイン処理部96によってログイン処理が行われたユーザーに対応する第1の画像データを記憶部80から読み出して、第1の画像データに基づく第1のボタン画像を表示部72aに表示させる。
【0054】
また、図10は、第1のボタン画像の配置位置について説明するための第1の図である。図11は、第1のボタン画像の配置位置について説明するための第2の図である。
【0055】
配置制御部97(図2参照)は、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像の配置位置を変更する。
すなわち、図4に示す画面において「ボタン配置の設定」が選択された場合には、配置制御部97は、第1のボタン画像の配置位置を変更することが可能になる。そして、表示制御部94は、ユーザーの操作に基づいて、配置位置の変更対象となる第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。
【0056】
例えば、第1のボタン画像としての星型の「画質設定ボタン」の配置位置を変更する場合、配置制御部97は、図10(A)の矢印Bで示すように、ユーザーによって行われた「画質設定ボタン」のドラッグと所望の配置位置においてのドロップとに基づいて、画質設定ボタンの変更後の配置位置(座標)を特定する。そして、配置制御部97は、変更後の配置位置(座標)と、「画質設定ボタン」を除く他の第1のボタン画像の配置位置(座標)とを比較し、両者の配置位置が重ならない場合には、「画質設定ボタン」の配置位置を変更する。そして、表示制御部94は、図10(B)に示すように、ユーザーが「画質設定ボタン」をドロップした位置に、「画質設定ボタン」をタッチパネル72に表示させる。
【0057】
また、配置制御部97は、図11(A)の矢印Cで示すように、ユーザーによって「画質設定ボタン」のドラッグとドロップとが行われた場合には、画質設定ボタンの変更後の配置位置(座標)を特定する。そして、配置制御部97は、変更後の配置位置(座標)と、「画質設定ボタン」を除く他の第1のボタン画像の配置位置(座標)とを比較し、両者の配置位置が重なる場合には、「画質設定ボタン」と、「画質設定ボタン」がドロップされた位置に配置されている第1のボタン画像(「用紙設定ボタン」)との配置位置を入れ替える。そして、表示制御部94は、図11(B)に示すように、ユーザーが「画質設定ボタン」をドロップした位置に「画質設定ボタン」を表示させ、「画質設定ボタン」の変更前の位置に「用紙設定ボタン」を表示させる。
【0058】
なお、配置制御部97は、ユーザーによって、タッチパネル72における各第1のボタン画像の配置位置を初期状態に戻す操作が行われた場合には、例えば、「画質設定ボタン」や「用紙設定ボタン」を初期の配置位置に戻すよう設定する。
【0059】
次に、本実施形態における入力装置100(コピー機1)の動作について説明する。図12は、入力装置100(コピー機1)の動作について説明するためのフローチャートである。
【0060】
ステップST1において、選択部91は、記憶部80に記憶される形状画像データそれぞれに基づく複数の形状の画像のうちいずれか1つの画像を選択する。すなわち、ユーザーがタッチパネル72を操作することに基づいて複数の形状(一例として、円形、星型及び矢印型等)のうちいずれか1つの形状を選択した場合には、選択部91は、ユーザーによって選択された形状に対応する画像を選択する。
【0061】
ステップST2において、生成部92は、選択部91によって選択された画像についての形状の大きさを設定する。例えば、選択部91によって星型に対応する画像が選択されている場合には、選択部91は、その星型を拡大し又は縮小する。これにより、生成部92は、第1のボタン画像を生成する。
【0062】
ステップST3において、記憶制御部93は、第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。
【0063】
ステップST4において、表示制御部94は、記憶部80から第1のボタン画像データを読み出して、その第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。
【0064】
以上説明したように、本実施形態の入力装置100によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態の入力装置100は、記憶部80に記憶される形状画像データそれぞれに基づく複数の形状の画像のうちいずれか1つの画像を選択する選択部91と、選択部91によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する生成部92と、生成部92によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する記憶制御部93と、記憶制御部93によって記憶部80に記憶された第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる表示制御部94と、を備える。これにより、入力装置100は、タッチパネル72に表示されるボタンに特徴を持たせるために、第1のボタン画像の形状を他のボタン画像と相違させることができる。
【0065】
また、入力装置100の表示制御部94は、記憶部80から第1のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させると共に、検出部72bによって第1のボタン画像に対応する領域へのタッチパネル72に対する操作が検出された場合に、記憶部80から第2のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像に代えて第2のボタン画像データに基づく第2のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。これにより、表示制御部94は、他のボタン画像よりも特徴を有する第1のボタン画像が操作された場合でも、特徴ある第1のボタン画像に対応する第2のボタン画像をタッチパネル72に表示させることができる。
【0066】
また、入力装置100のボタン画像作製部95は、原稿読取部20によって読み取られた図形の画像に基づいてその図形に対応する形状に関する画像を作製し、その画像に対応する画像データを形状画像データとして記憶部80に記憶させる。これにより、ボタン画像作製部95は、形状画像データの数を増やすことができる。よって、入力装置100は、ユーザーの好みに応じた、より特徴ある第1のボタン画像を作製することができる。
【0067】
また、入力装置100の表示制御部94は、ログイン処理部96によってログイン処理が行われた場合に、ログイン処理部96によって認証された識別情報に対応する第1のボタン画像データを記憶部80にから読み出して、第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。これにより、表示制御部94は、ユーザー毎に第1のボタン画像を設定することができる。
【0068】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
本実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
また、本実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト48を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写してもよい(直接転写方式)。
また、本実施形態のコピー機1は、用紙Tの片面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の両面を印刷する構成であってもよい。
【0069】
また、本発明の画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター機能及びスキャナ機能を備える複合機であってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被画像形成媒体は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シート等のフィルムシートであってもよい。
【符号の説明】
【0070】
1…コピー機(画像形成装置)、20…原稿読取部(読取部)、70…操作部、72…タッチパネル、72a…表示部、72b…検出部、80…記憶部、90…制御部、91…選択部、92…生成部、93…記憶制御部、94…表示制御部、95…ボタン画像作製部、96…ログイン処理部、100…入力装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部及び検出部を備えるタッチパネルにボタン画像を表示することが可能な入力装置、及びその入力装置を備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
入力装置には、画像を表示することが可能な表示部と、表示部に対する操作を検出する検出部とから構成されるタッチパネルを備えるものがある。このような入力装置では、タッチパネルに表示されるボタンの配置位置を適宜設定することができるものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−219501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、ボタンの形状を変更することができないため、個々のボタンに特徴を持たせることができない。ボタンが特徴を持たない場合には、タッチパネルに表示される複数のボタンのいずれもが同一の形状となり、ユーザーにとってボタンがわかり難い(区別し難い)ものとなる。
【0005】
本発明は、ボタンに特徴を持たせるために、ボタンの形状を変更可能にした入力装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、その入力装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、表示部と、前記表示部に対する操作を検出する検出部と、複数の形状の画像それぞれに対応する形状画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶される前記形状画像データそれぞれに基づく複数の形状の画像のうちいずれか1つの画像を選択する選択部と、前記選択部によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する生成部と、前記生成部によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを前記記憶部に記憶する記憶制御部と、前記記憶制御部によって前記記憶部に記憶された前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える入力装置に関する。
【0007】
また、前記生成部は、第1のボタン画像を生成した場合、さらに、当該第1のボタン画像が操作された場合に関する第2のボタン画像を生成し、前記記憶制御部は、前記第1のボタン画像データと、第2のボタン画像に対応する第2のボタン画像データとを前記記憶部に記憶し、前記表示制御部は、前記記憶部から前記第1のボタン画像データを読み出して前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させると共に、前記検出部によって第1のボタン画像に対応する領域への前記表示部に対する操作が検出された場合に、前記記憶部から前記第2のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像に代えて前記第2のボタン画像データに基づく第2のボタン画像を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0008】
また、入力装置は、シートに描かれた図形の画像を読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた図形の画像に基づいて当該図形に対応する形状に関する画像を作製し、当該画像に対応する画像データを前記形状画像データとして前記記憶部に記憶させるボタン画像作製部と、をさらに備えることが好ましい。
【0009】
また、入力装置は、外部から入力された識別情報を認証することに基づいて、ログイン処理を行うログイン処理部をさらに備え、前記記憶制御部は、前記ログイン処理部によって認証された識別情報に対応させて前記第1のボタン画像データを前記記憶部に記憶し、前記表示制御部は、前記ログイン処理部によってログイン処理が行われた場合に、前記ログイン処理部によって認証された識別情報に対応する前記第1のボタン画像データを前記記憶部から読み出して、前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0010】
また、本発明は、上述した入力装置を備える画像形成装置に関する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ボタンに特徴を持たせるために、ボタンの形状を変更可能にした入力装置、及び、その入力装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】画像形成装置の一実施形態に係るコピー機の全体構成を説明するための図である。
【図2】コピー機の機能構成を示すブロック図である。
【図3】操作部について説明するための図である。
【図4】タッチパネルに表示される第1の画面について説明するための図である。
【図5】タッチパネルに表示される第2の画面について説明するための図である。
【図6】タッチパネルに表示される第3の画面について説明するための図である。
【図7】第2のボタン画像について説明するための第1の図である。
【図8】第2のボタン画像について説明するための第2の図である。
【図9】タッチパネルに表示される第4の画面について説明するための図である。
【図10】第1のボタン画像の配置位置について説明するための第1の図である。
【図11】第1のボタン画像の配置位置について説明するための第2の図である。
【図12】入力装置(コピー機)の動作について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の入力装置及び画像形成装置の一実施形態について説明する。入力装置は、種々の機器に搭載されることが可能である。以下では、入力装置が、画像形成装置に搭載された例について説明する。まず、画像形成装置の一例としてのコピー機1について説明する。図1は、画像形成装置の一実施形態に係るコピー機1の全体構成を説明するための図である。
【0014】
図1に示すように、コピー機1は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とを備える。
原稿搬送部10は、ADF(Automatic Document Feeder)であり、原稿載置部11と、第1送りローラー12と、ガイド13と、タイミングローラー対14と、原稿排出部15とを備える。第1送りローラー12は、原稿載置部11に載置された原稿Gを1枚ずつ順にタイミングローラー対14に供給する。タイミングローラー対14は、原稿読取部20が原稿Gの画像を読み取るタイミングと、原稿Gの画像が原稿読取部20によって読み取られる位置(ガイド13が配置されている位置)に原稿Gを供給するタイミングとを合わせるために、原稿Gの搬送又は原稿Gの搬送停止を行う。ガイド13は、搬送された原稿Gを後述する第1読取面21aに導く。原稿排出部15は、原稿読取部20によって画像が読み取られた(ガイド13を通過した)原稿Gをコピー機本体2の外部に排出する。
原稿排出部15におけるコピー機本体2の外側には、原稿集積部16が形成される。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
【0015】
原稿読取部20は、第1読取面21aと、第2読取面22aとを備える。第1読取面21aは、ガイド13に対向して配置された第1コンタクトガラス21の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。第2読取面22aは、第1読取面21aに隣接して(図1に示す場合では、第1読取面21aの右側の大部分に亘って)配置される。第2読取面22aは、原稿搬送部10を用いずに原稿Gの画像を読み取る場合に用いられる。第2読取面22aは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス22の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。
【0016】
また、原稿読取部20は、照明部23と、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27と、撮像部28とをコピー機本体2の内部に備える。照明部23と第1ミラー24とは、それぞれ副走査方向Xに移動する。第2ミラー25と第3ミラー26とは、図1において照明部23及び第1ミラー24の左側に配置される。さらに、第2ミラー25及び第3ミラー26は、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27とを介した第1読取面21a又は第2読取面22aから撮像部28までの距離(光路長)を一定に保ちつつ、それぞれ副走査方向Xに移動する。
【0017】
照明部23は、原稿Gに光を照射する光源である。第1ミラー24、第2ミラー25及び第3ミラー26は、光路長を一定に保ちつつ、原稿Gによって反射された光を結像レンズ27に導くためのミラーである。結像レンズ27は、第3ミラー26から入射した光を撮像部28に結像させる。撮像部28は、入射された光を電気信号に変換することにより、結像された光像に基づいて画像データを得るための撮像素子であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサーである。
【0018】
用紙搬送部30は、第2送りローラー31と、第3送りローラー32と、レジストローラー対33と、用紙排出部34とを備える。第2送りローラー31は、給紙カセット36に収容される用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。第3送りローラー32は、手差しトレイ37に載置される用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。レジストローラー対33は、転写部50にトナー画像が到達するタイミングと、転写部50に用紙Tを供給するタイミングとを合わせるために、用紙Tの搬送又は用紙Tの搬送停止を行う。また、レジストローラー対33は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正を行う。用紙排出部34は、トナー画像が定着された用紙Tをコピー機本体2の外部に排出する。
用紙排出部34におけるコピー機本体2の外側には、排紙集積部35が形成される。排紙集積部35には、用紙排出部34から排出された用紙Tが積層して集積される。
【0019】
画像形成部40は、トナー画像を形成するためのものであり、感光体ドラム41と、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45と、トナーカートリッジ46と、1次転写ローラー47と、中間転写ベルト48と、対向ローラー49とを備える。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成するために、感光体又は像担持体として機能する。各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45とが配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザースキャナーユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(図示せず)によって感光体ドラム41の表面が除電された後のその表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(図示せず)により接続されている。
【0020】
1次転写ローラー47(47a,47b,47c,47d)は、中間転写ベルト48における各感光体ドラム41a,41b,41c,41dとは反対側にそれぞれ配置される。中間転写ベルト48は、画像形成部40及び転写部50を通過するベルトである。中間転写ベルト48の一部分は、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dと各1次転写ローラー47a,47b,47c,47dとの間に挟み込まれ、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの表面に形成されたトナー画像が1次転写される。対向ローラー49は、環状形状の中間転写ベルト48の内側に配置され、中間転写ベルト48を図1に示す矢印A方向に進行させるための駆動ローラーである。
【0021】
転写部50は、2次転写ローラー51を備える。2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48における対向ローラー49とは反対側に配置され、中間転写ベルト48の一部分を対向ローラー49との間に挟みこむ。さらに、2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。
【0022】
定着部60は、加熱回転体61と、加圧回転体62とを備える。加熱回転体61と加圧回転体62とは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで、トナーを溶融及び加圧し、そのトナーを用紙Tに定着させる。
【0023】
次に、コピー機1の機能構成について説明する。図2は、コピー機1の機能構成を示すブロック図である。図3は、操作部70について説明するための図である。
図2に示すように、コピー機1は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60によりエンジン部3が構成される。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。
さらに、コピー機1は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。なお、本発明の入力装置の一実施形態は、原稿読取部20と、操作部70と、記憶部80と、制御部90とを備える。
【0024】
図3に示すように、操作部70は、テンキー71、タッチパネル72及びスタートキー73等を備える。テンキー71は、印刷部数等の数字を入力するために操作される。
タッチパネル72は、種々の機能(一例として、印刷倍率の設定機能や、複数のページを1枚の用紙Tに割り付ける機能(2in1等))が割り当てられた複数のキー(ボタン画像)等を表示する。タッチパネル72に表示されたキーは、種々の機能のうちのいずれかをコピー機1に実行させるために操作される。より具体的には、タッチパネル72は、表示部72a(図2参照)と、その表示部72aに対する操作を検出する検出部72b(図2参照)とを備える。検出部72bは、タッチセンサーである。
スタートキー73は、印刷を実行させるために操作される。操作部70は、いずれかのキーが操作されることにより、このキーが操作されたことを表す信号を制御部90に供給する。
【0025】
図2に示すように、記憶部80は、ハードディスクや半導体メモリー等から構成される。記憶部80は、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに基づく画像データを記憶する。また、記憶部80は、コピー機1において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。また、記憶部80は、複数の形状に関する画像それぞれに対応する形状画像データを記憶する。その画像の形状は、例えば、円形や星型や矢印型等である。
【0026】
制御部90は、原稿搬送部10、原稿読取部20、エンジン部3、操作部70等を制御する。
また、制御部90は、選択部91と、生成部92と、記憶制御部93と、表示制御部94と、ボタン画像作製部95と、ログイン処理部96と、配置制御部97とを備える。
【0027】
図4は、タッチパネル72に表示される第1の画面について説明するための図である。図5は、タッチパネル72に表示される第2の画面について説明するための図である。図6は、タッチパネル72に表示される第3の画面について説明するための図である。
表示制御部94(図2参照)は、タッチパネルに画像を表示させる。なお、表示制御部94の詳細については、後述する。
【0028】
まず、表示制御部94は、タッチパネル72に初期画面を表示させる。例えば、初期画面には、用紙Tに画像を印刷するときに使用される頻度の高いボタンが表示される。より具体的な一例としては、初期画面には、「カラー設定」ボタン、「両面設定」ボタン及び「画質設定」ボタンが表示される。「カラー設定」ボタンには、用紙Tに印刷される画像の色を調整等する機能が割り当てられる。「両面設定」ボタンには、用紙Tの両面に画像を形成させるための機能が割り当てられる。「画質設定」ボタンには、用紙Tに印刷される画像の画質を調整等する機能が割り当てられる。
【0029】
そして、表示制御部94は、タッチパネル72に表示されるボタンに対して所定の操作が行われた場合には、そのボタンの配置位置を変更し、又は、そのボタンの形状を変えるためのポップアップ表示を行う。所定の操作は、所定の時間内に所定の回数だけボタンをタッチする操作(一例として、ダブルクリック操作)であったり、所定の時間以上ボタンをタッチし続ける操作(長押し操作)であったりする。一例として、初期画面に表示される「画質設定」ボタンに対して所定の操作が行われた場合には、表示制御部94は、図4に示すような、ボタンの配置位置を変更するための「ボタン配置の設定」ボタン、及び、ボタン画像の形状を変更するための「ボタン画像の設定」ボタンを含むポップアップ表示を行う。なお、ボタンの配置位置の変更及びボタンの形状の変更は、初期画面に表示されるボタンに対して可能なばかりでなく、他の画面に表示されるボタンに対しても可能である。このように、表示制御部94は、タッチパネル72に表示されるボタンに対して所定の操作が行われることにより、タッチパネル72に表示される画面をボタンに関して変更を行う画面に変更することができる。
【0030】
表示制御部94は、「ボタン画像の設定」ボタンが選択された場合には、ポップアップを、図4に例示する表示から図5に例示する表示に変更する。図5に例示するポップアップ表示は、複数のボタン画像の形状の中からいずれか1つの形状を選択させるための画面である。そして、選択部91は、記憶部80に記憶される形状画像データそれぞれに基づく複数の形状に関する画像のうちいずれか1つの画像を選択する。すなわち、ユーザーがタッチパネル72を操作することに基づいて複数の形状のうちいずれか1つの形状を選択した場合には、選択部91は、ユーザーによって選択された形状に対応する画像を選択する。ここでは、例えば、選択部91によって、星型の形状が選択されたとする。
【0031】
生成部92は、選択部91によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する。具体例としては、選択部91によって星型の形状が選択され、その後、図5に表示される「編集」ボタンが操作された場合には、表示制御部94は、ポップアップを、選択された星型の形状を編集するための表示に変更する。星型の形状を編集するためのポップアップ表示は、例えば、図6に示すような、形状の大きさを調整する画面である。ここで、形状の大きさは、ユーザーの調整操作に基づいて生成部92が設定することが可能であり、又は、生成部92が自動的に設定することが可能である。
【0032】
ユーザーの調整操作に基づいて形状の大きさを設定する場合、生成部92は、タッチパネル72に表示される拡大ボタン「+」がユーザーによって操作されると形状(例えば、星型)を段階的に大きくし、タッチパネル72に表示される縮小ボタン「−」がユーザーによって操作されると形状(例えば、星型)を段階的に小さくする。
一方、ボタン画像の大きさを自動的に調整する場合、生成部92は、設定対象となる形状(例えば、星型)をボタン画像としたときに、そのボタン画像に配置されるテキストの大きさに合わせてその形状を拡大し又は縮小する。ここで、その形状(ボタン画像)に配置されるテキストは、予め設定されている。具体的な一例としては、設定対象となる形状(ボタン画像)に画質設定機能を割り当てる場合には、その形状に配置されるテキストは、「画質設定」となる。このため、生成部92は、「画質設定」のフォントの大きさ等に基づいてテキストが占める大きさ(面積)を求め、その求めた大きさのテキストをその形状の内部に配置することが可能となるように、その形状の大きさを設定する。
【0033】
記憶制御部93は、生成部92によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。この場合、記憶制御部93は、テキストを含む第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶することが可能である。例えば、第1のボタン画像の内部にテキストとして「画質設定」を配置する場合には、記憶制御部93は、ボタン形状の内部にテキスト「画質設定」が配置された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。
【0034】
また、記憶制御部93は、第1のボタン画像データと、その第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像に割り当てられる機能とを対応付けて、その第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。例えば、第1のボタン画像に画質設定機能が割り当てられる場合には、記憶制御部93は、その第1のボタン画像に対応する第1の画像データと画質設定機能とを対応付けて、その第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。
【0035】
表示制御部94は、記憶制御部93によって記憶部80に記憶された第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。具体的な一例としては、表示制御部94は、テキストとして「画質設定」が配置された第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる(一例として、図10(A)参照)。そして、制御部90は、その第1のボタン画像が操作された場合には、記憶制御部93によって第1のボタン画像(第1のボタン画像データ)に対応付けて記憶部80に記憶された画質設定機能を起動させる。
【0036】
また、図7は、第2のボタン画像について説明するための第1の図である。図8は、第2のボタン画像について説明するための第2の図である。
【0037】
生成部92は、第1のボタン画像を生成した場合、さらに、その第1のボタン画像が操作された場合に関する第2のボタン画像を生成することが可能である。第2のボタン画像は、例えば、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像が押下(タッチ)された場合の画像、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像に対する操作が無効の場合の画像、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像が選択された場合の画像、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像が選択・押下されている場合の画像、及び、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像が選択・無効の場合の画像等である。
【0038】
ここで、第1のボタン画像は、通常時(押下及び選択等がされていない場合)の画像であり、図7(A)に一例を示すように、矩形部201の右側及び下側に影が形成されている。この影は、例えば、次のようにして形成することができる。すなわち、まず、生成部92は、選択部91によって画像が選択されると、その選択された画像に対応する形状を複製(コピー)する。次に、生成部92は、複製された形状(一方の矩形部)を黒色で塗りつぶして、複製の基礎となった形状(他方の矩形部)の下側に一方の矩形部を配置する。すなわち、生成部92は、他方の矩形部の優先度を一方の矩形部よりも高める。次に、生成部92は、一方の矩形部の位置を右下方向に所定の距離だけ移動させる。このような第1のボタン画像の作製方法は、以下に説明する第2のボタン画像を作製する場合にも適用することができる。なお、第1のボタン画像の色は、例えば、灰色である。
【0039】
また、第1のボタン画像が押下された場合の画像は、図7(B)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図7(B)に示す第2のボタン画像では、矩形部202の左側及び上側に影が形成されている。
【0040】
また、第1のボタン画像に対する操作が無効の場合の画像、図7(C)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図7(C)に示す第2のボタン画像では、形状が図7(A)に示す第1のボタン画像と同じであり、色が図7(A)に示す第1のボタン画像よりも所定の割合(一例として30%)だけ透過が増すようになっている。すなわち、図7(C)に示す第2のボタン画像では、第1のボタン画像に比べて色が淡くなる。
【0041】
また、第1のボタン画像が選択された場合の画像は、図8(A)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図8(A)に示す第2のボタン画像では、形状が図7(A)に示す第1のボタン画像と同じであり、色が図7(A)に示す第1のボタン画像とは異なる色になっている。例えば、図8(A)に示す第2のボタン画像では、色が青色になっている。
【0042】
また、第1のボタン画像が選択・押下されている場合の画像は、図8(B)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図8(B)に示す第2のボタン画像では、形状が図7(B)に示す第2のボタン画像と同じであり、色が図7(B)に示す第2のボタン画像とは異なる色になっている。例えば、図8(B)に示す第2のボタン画像では、色が青色になっている。
【0043】
また、第1のボタン画像が選択・無効の場合の画像は、図8(C)に一例を示すような第2のボタン画像になる。すなわち、図8(C)に示す第2のボタン画像では、形状が図7(C)に示す第2のボタン画像と同じであり、色が図7(C)に示す第2のボタン画像とは異なる色になっている。例えば、図8(C)に示す第2のボタン画像では、色が淡い青色になっている。
【0044】
このような第2のボタン画像が生成部92によって生成された場合、記憶制御部93は、第1のボタン画像データと、第2のボタン画像に対応する第2のボタン画像データとを記憶部80に記憶する。
【0045】
また、表示制御部94は、記憶部80から第1のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。さらに、表示制御部94は、検出部72bによって第1のボタン画像に対応する領域へのタッチパネル72(表示部72a)に対する操作が検出された場合に、記憶部80から第2のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像に代えて第2のボタン画像データに基づく第2のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。
【0046】
すなわち、まず、表示制御部94は、第1のボタン画像データを記憶部80から読み出して、その第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像(通常時のボタン画像)をタッチパネル72に表示させる。そして、第1のボタン画像を操作(選択)するためにユーザーがタッチパネル72をタッチした場合には、表示制御部94は、複数の第2のボタン画像データのうちその操作(選択)に対応するデータを記憶部80から読み出す。例えば、第1のボタン画像に対応するタッチパネル72の領域がユーザーによってタッチされた場合には、表示制御部94は、図7(B)に一例を示すような第2のボタン画像に対応する第2のボタン画像データを記憶部80から読み出して、その第2のボタン画像を第1のボタン画像に代えてタッチパネル72に表示させる。
【0047】
また、図9は、タッチパネル72に表示される第4の画面について説明するための図である。
ボタン画像作製部95(図2参照)は、読取部としての原稿読取部20によって読み取られた図形の画像に基づいて、その図形に対応する形状に関する画像を作製し、その画像に対応する画像データを形状画像データとして記憶部80に記憶させる。この場合、原稿読取部20は、原稿G(シート)に描かれた図形の画像を読み取る。
【0048】
すなわち、図5に示す画面において「作製」ボタンが選択された場合には、表示制御部94は、図9に示すボタン画像の作製画面をタッチパネル72に表示させる。その作製画面には、原稿読取部20によって図形を読み取るための「読み込み」ボタン、図形をコピーするための「コピー」ボタン、コピーされた図形をペーストするための「ペースト」ボタン、図形をボタン画像として確定するための「確定」ボタン、操作をキャンセルするための「キャンセル」ボタンが配置される。さらに、作製画面には、図形の色を設定するための複数のボタン(「黒」ボタン、「白」ボタン、「赤」ボタン、「黄」ボタン及び「青」ボタン)、及び、表示エリア721に表示される画像(形状)を拡大又は縮小するためのボタン(「Zoom Up」ボタン及び「Zoom Down」ボタン)等が配置される。
【0049】
そして、「読み込み」ボタンが操作されることにより、原稿読取部20によって原稿Gに描かれた図形の画像が読み取られた場合には、ボタン画像作製部95は、その読み取られた図形に基づいて、ボタン画像を作製する。具体的な一例として、ボタン画像作製部95は、原稿Gに描かれた図形が原稿読取部20によって読み取られた場合には、その図形を解析することにより特徴点を抽出して、その特徴点を線又は曲線で接続する。これにより、ボタン画像作製部95は、原稿Gに描かれた図形に対応する形状についての画像データを得る。そして、ボタン画像作製部95は、得られた画像データに基づく画像(形状)を所定の表示エリア721に表示させる。その表示エリア721に画像(形状)が表示されている場合には、ボタン画像作製部95は、画像(形状)の大きさを拡大し又は縮小することができ、また、画像(形状)の色を変更することもできる。ボタン画像の作製画面において「確定」が選択された場合には、ボタン画像作製部95は、表示エリア721に表示される画像に対応する画像データを形状画像データとして記憶部80に記憶する。このようにして、ボタン画像作製部95は、選択部91によって選択される形状画像データの数を増やすことが可能になる。
【0050】
なお、ボタン画像作製部95は、原稿読取部20によって読み取られた図形に基づいて形状に関する画像を作製するばかりでなく、USB(Universal Serial Bus)メモリー等に記憶される画像データの図形に基づいて形状についての画像を作製することも可能である。
【0051】
また、ログイン処理部96(図2参照)は、外部から入力された識別情報を認証することに基づいて、ログイン処理を行う。識別情報は、例えば、IC(Integrated Circuit)カードに記憶されており、そのICカードがコピー機1に設置されたカード読取装置(図示せず)に近づけられることにより、コピー機1に入力される。ログイン処理部96は、外部から入力された識別情報と、予め記憶される識別情報とを比較することに基づいて、認証を行う。ログイン処理部96は、外部から入力された識別情報と、予め記憶される識別情報とが一致する場合には、ログイン処理を実行する。
【0052】
記憶制御部93は、ログイン処理部96によって認証された識別情報に対応させて第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。すなわち、記憶制御部93は、第1のボタン画像を生成させたユーザーに対応させて、第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。
【0053】
表示制御部94は、ログイン処理部96によってログイン処理が行われた場合に、ログイン処理部96によって認証された識別情報に対応する第1のボタン画像データを記憶部80にから読み出して、その第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。すなわち、表示制御部94は、ログイン処理部96によってログイン処理が行われたユーザーに対応する第1の画像データを記憶部80から読み出して、第1の画像データに基づく第1のボタン画像を表示部72aに表示させる。
【0054】
また、図10は、第1のボタン画像の配置位置について説明するための第1の図である。図11は、第1のボタン画像の配置位置について説明するための第2の図である。
【0055】
配置制御部97(図2参照)は、タッチパネル72に表示される第1のボタン画像の配置位置を変更する。
すなわち、図4に示す画面において「ボタン配置の設定」が選択された場合には、配置制御部97は、第1のボタン画像の配置位置を変更することが可能になる。そして、表示制御部94は、ユーザーの操作に基づいて、配置位置の変更対象となる第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。
【0056】
例えば、第1のボタン画像としての星型の「画質設定ボタン」の配置位置を変更する場合、配置制御部97は、図10(A)の矢印Bで示すように、ユーザーによって行われた「画質設定ボタン」のドラッグと所望の配置位置においてのドロップとに基づいて、画質設定ボタンの変更後の配置位置(座標)を特定する。そして、配置制御部97は、変更後の配置位置(座標)と、「画質設定ボタン」を除く他の第1のボタン画像の配置位置(座標)とを比較し、両者の配置位置が重ならない場合には、「画質設定ボタン」の配置位置を変更する。そして、表示制御部94は、図10(B)に示すように、ユーザーが「画質設定ボタン」をドロップした位置に、「画質設定ボタン」をタッチパネル72に表示させる。
【0057】
また、配置制御部97は、図11(A)の矢印Cで示すように、ユーザーによって「画質設定ボタン」のドラッグとドロップとが行われた場合には、画質設定ボタンの変更後の配置位置(座標)を特定する。そして、配置制御部97は、変更後の配置位置(座標)と、「画質設定ボタン」を除く他の第1のボタン画像の配置位置(座標)とを比較し、両者の配置位置が重なる場合には、「画質設定ボタン」と、「画質設定ボタン」がドロップされた位置に配置されている第1のボタン画像(「用紙設定ボタン」)との配置位置を入れ替える。そして、表示制御部94は、図11(B)に示すように、ユーザーが「画質設定ボタン」をドロップした位置に「画質設定ボタン」を表示させ、「画質設定ボタン」の変更前の位置に「用紙設定ボタン」を表示させる。
【0058】
なお、配置制御部97は、ユーザーによって、タッチパネル72における各第1のボタン画像の配置位置を初期状態に戻す操作が行われた場合には、例えば、「画質設定ボタン」や「用紙設定ボタン」を初期の配置位置に戻すよう設定する。
【0059】
次に、本実施形態における入力装置100(コピー機1)の動作について説明する。図12は、入力装置100(コピー機1)の動作について説明するためのフローチャートである。
【0060】
ステップST1において、選択部91は、記憶部80に記憶される形状画像データそれぞれに基づく複数の形状の画像のうちいずれか1つの画像を選択する。すなわち、ユーザーがタッチパネル72を操作することに基づいて複数の形状(一例として、円形、星型及び矢印型等)のうちいずれか1つの形状を選択した場合には、選択部91は、ユーザーによって選択された形状に対応する画像を選択する。
【0061】
ステップST2において、生成部92は、選択部91によって選択された画像についての形状の大きさを設定する。例えば、選択部91によって星型に対応する画像が選択されている場合には、選択部91は、その星型を拡大し又は縮小する。これにより、生成部92は、第1のボタン画像を生成する。
【0062】
ステップST3において、記憶制御部93は、第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する。
【0063】
ステップST4において、表示制御部94は、記憶部80から第1のボタン画像データを読み出して、その第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。
【0064】
以上説明したように、本実施形態の入力装置100によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態の入力装置100は、記憶部80に記憶される形状画像データそれぞれに基づく複数の形状の画像のうちいずれか1つの画像を選択する選択部91と、選択部91によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する生成部92と、生成部92によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを記憶部80に記憶する記憶制御部93と、記憶制御部93によって記憶部80に記憶された第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる表示制御部94と、を備える。これにより、入力装置100は、タッチパネル72に表示されるボタンに特徴を持たせるために、第1のボタン画像の形状を他のボタン画像と相違させることができる。
【0065】
また、入力装置100の表示制御部94は、記憶部80から第1のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させると共に、検出部72bによって第1のボタン画像に対応する領域へのタッチパネル72に対する操作が検出された場合に、記憶部80から第2のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像に代えて第2のボタン画像データに基づく第2のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。これにより、表示制御部94は、他のボタン画像よりも特徴を有する第1のボタン画像が操作された場合でも、特徴ある第1のボタン画像に対応する第2のボタン画像をタッチパネル72に表示させることができる。
【0066】
また、入力装置100のボタン画像作製部95は、原稿読取部20によって読み取られた図形の画像に基づいてその図形に対応する形状に関する画像を作製し、その画像に対応する画像データを形状画像データとして記憶部80に記憶させる。これにより、ボタン画像作製部95は、形状画像データの数を増やすことができる。よって、入力装置100は、ユーザーの好みに応じた、より特徴ある第1のボタン画像を作製することができる。
【0067】
また、入力装置100の表示制御部94は、ログイン処理部96によってログイン処理が行われた場合に、ログイン処理部96によって認証された識別情報に対応する第1のボタン画像データを記憶部80にから読み出して、第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像をタッチパネル72に表示させる。これにより、表示制御部94は、ユーザー毎に第1のボタン画像を設定することができる。
【0068】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
本実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
また、本実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト48を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写してもよい(直接転写方式)。
また、本実施形態のコピー機1は、用紙Tの片面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の両面を印刷する構成であってもよい。
【0069】
また、本発明の画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター機能及びスキャナ機能を備える複合機であってもよい。
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被画像形成媒体は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シート等のフィルムシートであってもよい。
【符号の説明】
【0070】
1…コピー機(画像形成装置)、20…原稿読取部(読取部)、70…操作部、72…タッチパネル、72a…表示部、72b…検出部、80…記憶部、90…制御部、91…選択部、92…生成部、93…記憶制御部、94…表示制御部、95…ボタン画像作製部、96…ログイン処理部、100…入力装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部に対する操作を検出する検出部と、
複数の形状に関する画像それぞれに対応する形状画像データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶される前記形状画像データそれぞれに基づく複数の形状に関する画像のうちいずれか1つの画像を選択する選択部と、
前記選択部によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する生成部と、
前記生成部によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを前記記憶部に記憶する記憶制御部と、
前記記憶制御部によって前記記憶部に記憶された前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備える入力装置。
【請求項2】
前記生成部は、第1のボタン画像を生成した場合、さらに、当該第1のボタン画像が操作された場合に関する第2のボタン画像を生成し、
前記記憶制御部は、前記第1のボタン画像データと、第2のボタン画像に対応する第2のボタン画像データとを前記記憶部に記憶し、
前記表示制御部は、前記記憶部から前記第1のボタン画像データを読み出して前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させると共に、前記検出部によって第1のボタン画像に対応する領域への前記表示部に対する操作が検出された場合に、前記記憶部から前記第2のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像に代えて前記第2のボタン画像データに基づく第2のボタン画像を前記表示部に表示させる
請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
シートに描かれた図形の画像を読み取る読取部と、
前記読取部によって読み取られた図形の画像に基づいて当該図形に対応する形状に関する画像を作製し、当該画像に対応する画像データを前記形状画像データとして前記記憶部に記憶させるボタン画像作製部と、
をさらに備える請求項1又は2に記載の入力装置。
【請求項4】
外部から入力された識別情報を認証することに基づいて、ログイン処理を行うログイン処理部をさらに備え、
前記記憶制御部は、前記ログイン処理部によって認証された識別情報に対応させて前記第1のボタン画像データを前記記憶部に記憶し、
前記表示制御部は、前記ログイン処理部によってログイン処理が行われた場合に、前記ログイン処理部によって認証された識別情報に対応する前記第1のボタン画像データを前記記憶部から読み出して、前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させる
請求項1から3のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の入力装置を備える画像形成装置。
【請求項1】
表示部と、
前記表示部に対する操作を検出する検出部と、
複数の形状に関する画像それぞれに対応する形状画像データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶される前記形状画像データそれぞれに基づく複数の形状に関する画像のうちいずれか1つの画像を選択する選択部と、
前記選択部によって選択された画像についての形状の大きさを設定して第1のボタン画像を生成する生成部と、
前記生成部によって生成された第1のボタン画像に対応する第1のボタン画像データを前記記憶部に記憶する記憶制御部と、
前記記憶制御部によって前記記憶部に記憶された前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備える入力装置。
【請求項2】
前記生成部は、第1のボタン画像を生成した場合、さらに、当該第1のボタン画像が操作された場合に関する第2のボタン画像を生成し、
前記記憶制御部は、前記第1のボタン画像データと、第2のボタン画像に対応する第2のボタン画像データとを前記記憶部に記憶し、
前記表示制御部は、前記記憶部から前記第1のボタン画像データを読み出して前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させると共に、前記検出部によって第1のボタン画像に対応する領域への前記表示部に対する操作が検出された場合に、前記記憶部から前記第2のボタン画像データを読み出して第1のボタン画像に代えて前記第2のボタン画像データに基づく第2のボタン画像を前記表示部に表示させる
請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
シートに描かれた図形の画像を読み取る読取部と、
前記読取部によって読み取られた図形の画像に基づいて当該図形に対応する形状に関する画像を作製し、当該画像に対応する画像データを前記形状画像データとして前記記憶部に記憶させるボタン画像作製部と、
をさらに備える請求項1又は2に記載の入力装置。
【請求項4】
外部から入力された識別情報を認証することに基づいて、ログイン処理を行うログイン処理部をさらに備え、
前記記憶制御部は、前記ログイン処理部によって認証された識別情報に対応させて前記第1のボタン画像データを前記記憶部に記憶し、
前記表示制御部は、前記ログイン処理部によってログイン処理が行われた場合に、前記ログイン処理部によって認証された識別情報に対応する前記第1のボタン画像データを前記記憶部から読み出して、前記第1のボタン画像データに基づく第1のボタン画像を前記表示部に表示させる
請求項1から3のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の入力装置を備える画像形成装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2013−37657(P2013−37657A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−175740(P2011−175740)
【出願日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
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