説明

入館管理システム

【課題】
訪問者が面会者の自社従業員を訪問する際、入館許可を得るために、事前に取得している識別情報を有する名刺を入館許可証代わりに使用することにより円滑に入館できることを目的とする。
【解決手段】
名刺毎に記録された識別情報を読取る名刺識別情報読取部、データベース検索指示部及び訪問者情報通知部を備える受付端末と、当該名刺毎に記録された識別情報を読取る識別情報読取部、入館許否照会部及び入館許可制御部を備えるセキュリティ装置と、情報登録部、情報検索部、自社従業員情報を登録する自社従業員情報管理テーブル及び当該名刺毎の識別情報と訪問者情報と入館許否情報を登録する名刺情報管理テーブルを備えるデータベース装置と、登録指示部及び訪問者情報受信部を備える携帯端末と、が通信網を介して接続され、扉開閉による入館管理システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,名刺毎の識別情報を有する名刺を利用して、訪問者の入館管理(入室管理を含む。)を行う入館管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、入館の許可を得るには,セキュリティ制限のある場所(建物、部屋)を訪問する者は、事前にアポイントメントを取っていたとしても、受付で入館許可証を一時的に借りて入館(入室を含む。)しなければならなかった。
【0003】
また、会社等の受付では訪問者が本当に訪問を受けた自社従業員(従業員の他、役員、派遣者等を含む。)に許可されたものであるかを該当する自社従業員に電話するなどして確認することが行われている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−067528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した入館許可を得るには、受付で入館許可証を一時的に借りて入館しなければならず、また、訪問を受けた面会者の自社従業員への再確認が必要となっていた。
【0006】
本発明は上記課題を解決し、訪問者が以前に自社従業員との名刺交換の際に取得した又は面会を予想して渡された識別情報を有する名刺を持参し、その名刺を入館許可証代わりに使用することにより円滑に入館できることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、名刺毎に記録された識別情報を読取る名刺識別情報読取部、データベース検索指示部及び訪問者情報通知部を備える受付端末と、当該名刺毎に記録された識別情報を読取る識別情報読取部、入館許否照会部及び入館許可制御部を備えるセキュリティ装置と、情報登録部、情報検索部、自社従業員情報を登録する自社従業員情報管理テーブル及び当該名刺毎の識別情報と訪問者情報と入館許否情報を登録する名刺情報管理テーブルを備えるデータベース装置と、登録指示部及び訪問者情報受信部を備える携帯端末と、が通信網を介して接続され、扉開閉による入館管理システムにおいて、当該データベース検索指示部は、当該名刺識別情報読取部で読取る名刺に記録された識別情報に基づき当該データベース装置に情報検索の指示を行い、当該訪問者情報通知部は、当該データベース装置に登録されている自社従業員情報に基づく訪問者情報を当該携帯端末に通知し、当該入館許否照会部は、当該データベース装置に名刺識別情報に基づき入館許可情報を照会し、当該入館許可制御部は、当該入館許否照会部の入館許否照会部照会により得られる入館可否情報に基づき扉の開閉を制御し、当該情報登録部は、当該携帯端末からの指示により訪問者情報及び入館許否情報を当該名刺情報管理テーブルに登録し、当該情報検索部は、当該受付端末及び当該セキュリティ装置からの検索要求を受付け、当該登録指示部は、訪問者情報と入館許否情報を当該データベース装置に登録の指示を行い、当該訪問者情報受信部は、当該受付端末が送信する訪問者情報を受信することを特徴とする。
【0008】
また、本願請求項2記載の発明は、名刺毎の識別情報を有する名刺と、当該名刺の識別情報に基づく自社従業員情報、訪問者情報及び当該訪問者の入館許否情報を管理するデータベース装置と、当該名刺の識別情報の読取及び当該データベース装置に当該訪問者情報の検索指示を行う受付端末と、当該名刺の識別情報の読取り及び当該データベース装置に入館許否情報の検索指示及び入館制御を行うセキュリティ装置と、当該データベース装置、当該受付端末及び当該セキュリティ装置を接続する通信網と、当該通信網を介して当該データベース装置に訪問者情報と入館許否情報の登録及び変更を行い、かつ当該受付端末からの訪問者情報を受信する携帯端末と、を備える入館管理システムにおいて、当該名刺は、当該名刺毎の識別情報を記録する識別情報記録部を備え、当該データベース装置は、当該名刺の識別情報に基づき訪問者の情報と入館許否情報の登録及び変更をする情報登録部と、当該名刺の識別情報に基づき当該名刺に表示する自社従業員情報及び訪問者情報を検索する情報検索部を備え、当該受付端末は、当該名刺の識別情報を読取る名刺識別情報読取部と、当該データベース装置に当該名刺に表示する自社従業員情報や訪問者情報の検索指示を行うデータベース検索指示部と、当該データベース装置に登録された自社従業員の情報に基づき携帯端末に訪問者情報を通知する訪問者情報通知部を備え、当該セキュリティ装置は、当該名刺の識別情報を読み取る識別情報読取部と、当該データベース装置に入館許否情報を照会する入館許否照会部と、当該入館許否照会部の入館拒否情報に基づき扉の開閉を制御する入館許可制御部を備え、当該携帯端末は、通信網を介して訪問者情報を事前に当該データベース装置に登録する登録指示部と、当該通信網を介して受付端末が通知した訪問者情報を受信する訪問者情報受信部と、通知された訪問者情報を確認後に当該データベース装置の入館許否情報の変更を行う入館許否情報変更部を備え、名刺毎の識別情報に基づき当該訪問者情報をデータベース装置に登録しておくことにより扉の開閉制御を行うことを特徴とする。
【0009】
また、本願請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の入館管理システムにおいて、当該
入館許可制御部は、当該入館許否照会部の入館許否照会部照会により得られる入館可否情報
に基づき扉の鍵の開閉を制御することを特徴とする。
【0010】
また、本願請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の入館管理システムにおいて、
当該携帯端末は、携帯電話機であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
上述したように本発明によれば,セキュリティ制限のある場所への入室その他の入館手続きを円滑に進めることができ、リアルタイムで入館許否を確認することが可能となる入館管理システムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施例である入館管理システムの構成を示す全体ブロック図である。
【0014】
図1において、200は自社従業員の名刺、201は名刺200の識別情報記録部で、名刺200の一枚一枚毎に特定できる識別情報が記録されている。この記録は、従業員番号及び名刺番号等が、バーコード、QRコード、RFID、磁気等で記録される。
【0015】
ここでは、従業員の名刺により説明するが、従業員の他、役員、派遣者等の名刺も同様である。
【0016】
図1において、210は受付に相当する箇所に設置される受付端末、この受付端末210は名刺識別情報読取部211、受付端末制御部212、データベース検索指示部213及び訪問者情報通知部を備えている。
【0017】
211は名刺200から名刺識別情報を読取る名刺識別情報読取部、212は受付端末210の各処理を制御する受付端末制御部、213はデータベース装置230に対して名刺毎の識別情報に基づき情報検索の指示を行うデータベース検索指示部、214は対してデータベース装置230を検索して取得した訪問者情報を自社従業員が所持する携帯端末240に通知する訪問者情報通知部である。
【0018】
図1において、220はセキュリティ装置、このセキュリティ装置は識別情報読取部221、セキュリティ装置制御部222、入館許否照会部223及び入館許否制御部224を備えている。
【0019】
221は名刺200から識別情報を読取る識別情報読取部、222はセキュリティ装置220の各処理を制御するセキュリティ装置制御部、223はデータベース装置230に対して名刺毎の識別情報に基づき入館許否情報を照会する入館許否照会部、224はデータベース装置230を照会して得られる入館許否情報に基づき扉の開閉を制御又は扉の鍵の開閉を制御する入館許否制御部である。
【0020】
ここで扉は、戸も含み、館又は建物の入口の扉や部屋の入口の戸等を意味する。
【0021】
図1において、230はデータベース装置、このデータベース装置230は自社従業員情報管理テーブル234、名刺情報管理テーブル235、情報登録部231、情報検索部232及びデータベース装置制御部233を備えている。
【0022】
234は自社従業員情報を登録する自社従業員情報管理テーブル、235は名刺の識別情報と訪問者情報と入館許否情報を登録する名刺情報管理テーブル、231は携帯端末240からの指示により訪問者の情報と入館許否情報を名刺情報管理テーブル235に登録する情報登録部、232は受付端末210やセキュリティ装置220からの検索要求を受付ける情報検索部、233はデータベース装置230の各処理を制御するデータベース装置制御部である。
【0023】
図1において、240は自社従業員が所持している携帯端末で、この携帯端末240は登録指示部241、訪問者情報受信部242、入館許否情報変更部243及び情報入力部244を備えている。この携帯端末240のより具体例としては、携帯電話を挙げることができる。
【0024】
241は訪問者120(図2)の情報、即ち氏名等の訪問者情報(図4
404)と入館許否情報をデータベース装置230に登録の指示を行う登録指示部、242は受付端末210が送信した訪問者120の情報(404)を受信する訪問者情報受信部、243は受付端末210から受信した訪問者120の情報(404)を確認後に入館許否情報の変更を行うための入館許否情報変更部、244は訪問者情報(404)や入館許否情報(図4
403)の設定及び変更を行うために情報を入力する情報入力部である。
【0025】
図1において、250は、LAN(Local Area Network)、電話網その他の通信網である。
次に、図2に基づき上記構成の作用につき説明する。
【0026】
図2は、本発明の一実施例である入館管理システムの作用を示す概要図である。
【0027】
図2において110は名刺に表示されている自社従業員、120は自社従業員110と事前面談の際の名刺交換により自社従業員110の名刺200を持参してきた訪問者、210は受付装置、220はセキュリティ装置、230はデータベース装置、240は携帯端末を示す。
【0028】
自社従業員110から訪問者120に自社従業員110の名刺200を渡す(S1)。
【0029】
携帯端末240の情報入力部に訪問者120の情報(図4
404)と入館許否情報(図4 403)を入力し、携帯端末装置240からデータベース装置230に対して登録指示を行う(S2)。
【0030】
訪問者120が自社従業員110を訪問の際、受付装置210が名刺200から名刺識別情報を読み取る(S3)。
【0031】
受付端末210は、名刺200の識別情報に基づきデータベース装置230から自社従業員110の情報、訪問者120の情報(図4
404)を取得する(S4)。
【0032】
受付端末210は、データベース装置230から取得した自社従業員110の電話番号やメールアドレスにより、携帯端末(携帯電話)240に対して訪問者120の情報を通知する(S5)。
【0033】
携帯端末240により通知を受けた自社従業員110は、入館許否情報を変更する必要がある場合は携帯端末240の情報入力部に入館許否情報を入力し、携帯端末240からデータベース装置230へ変更指示を行う(S6)。
【0034】
セキュリティ装置220は、訪問者120の持参した名刺200から名刺識別情報を読取る(S7)。
【0035】
セキュリティ装置220は、読取った名刺200の識別情報に基づきデータベース装置230から入館許否情報を取得する(S8)。
【0036】
セキュリティ装置220は、入館許可されていれば開錠し、入館許可されていなければ施錠したままとする。また、セキュリティ装置220は、入館許可されていれば扉を開き、入館許可されていなければ扉を閉めたままとすることもできる。
【0037】
以上により,自社従業員に許可された訪問者120が入館することが可能となる。
【0038】
図3は、本発明の一実施例である自社従業員情報を管理する自社従業員情報管理テーブルの記録フォーマットを示した図である。
【0039】
図3において、300は自社従業員情報管理テーブルであって、自社従業員を一意に識別するための自社従業員識別情報301とメールアドレス、電話番号等の自社従業員への連絡先を表す自社従業員情報302を備えている。
【0040】
自社従業員識別情報301は,従業員番号などのように自社従業員を一意に識別できる情報である。
【0041】
図4は、本発明の一実施例である名刺の識別情報に基づき訪問者情報と入館許否情報を管理する名刺情報管理テーブルの記録フォーマットを示した図である。
【0042】
図4において、400は、名刺情報管理テーブルであって、名刺識別情報401、自社従業員識別情報402、入館許否情報403、訪問者情報404を備えている。
【0043】
401は名刺毎に一意である名刺識別情報、402は自社従業員識別情報であって、301の自社従業員識別情報と同一内容である。
【0044】
403は入館を許可するかどうかを示す入館許否情報、404は訪問者情報(氏名)である。
自社従業員識別情報402は,図3の自社従業員識別情報301と同じ情報であり,名刺識別情報401から自社従業員情報302を検索するために使用する。
【0045】
入館許否情報403は,訪問者の入館を「許可する」又は「拒否する」を表す情報である。セキュリティレベルが異なるセキュリティ装置が複数あるような施設の場合には,セキュリティレベルの情報が入館許可情報403に記録され,セキュリティ装置毎にセキュリティレベルに合わせた入館制御を行う。
【0046】
訪問者情報404は,図2のステップS2で自社従業員が登録した訪問者を認識できる氏名等の情報である。
【0047】
図5は、本発明の一実施例である受付端末の処理フローチャートであるである。
【0048】
図5において、501は名刺から名刺の識別情報を読込む名刺識別情報読込みステップ、502は名刺毎の識別情報に基づいて自社従業員情報と訪問者情報をデータベース装置230に検索指示するデータベース検索指示ステップ、503はデータベース装置230から自社従業員情報と訪問者情報を検出する訪問者情報及び自社従業員情報検出ステップ、504は自社従業員が所持する携帯端末(携帯電話を含む。)240の電話番号又はメールアドレスに訪問者の氏名等事前に登録された訪問者情報を通知する訪問者情報通知ステップを示す。
【0049】
図6は、本発明の一実施例であるセキュリティ装置の処理フローチャートである。
【0050】
図6において、601は名刺から名刺の識別情報を読込む名刺識別情報読込みステップ、602は名刺毎の識別情報に基づいて入館許否情報をデータベース装置230に検索指示するデータベース検索指示ステップ、603はデータベース装置230から入館許否情報を検出する入館許否検出ステップ、604は入館が許可されていた場合に扉を開錠する開錠ステップを示す。
扉は通常施錠された状態にあるので、入館許否検出603で入館が許可されていない訪問者の場合は施錠ステップ604が実施されないため、入館することができない。
【0051】
ここで入館とは、入室を含むもので有り、扉は、戸を含むものである。
【0052】
また、604の入館許可ステップは、開錠の他、電動による扉や戸を開くことも含まれる。

【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施例である入館管理システムの構成を示す全体ブロック図。
【図2】本発明の実施例である入館管理システムの作用を示す概要図である。
【図3】本発明の実施例である自社社員情報管理テーブルの記録フォーマットを示した図。
【図4】本発明の実施例である名刺情報管理テーブルの記録フォーマットを示した図。
【図5】本発明の実施例である自動受付端末の処理フローチャート。
【図6】本発明の実施例であるセキュリティ装置の処理フローチャート。
【符号の説明】
【0054】
110:自社従業員
120:訪問者
200:名刺
201:名刺識別情報記録部
210:受付端末
211:名刺識別情報読取部
212:自動受付端末制御部
213:データベース検索指示部
214:訪問者情報通知部
220:セキュリティ装置
221:識別情報読取部
222:セキュリティ装置制御部
223:入館許否照会部
224:入館許否制御部
230:データベース装置
231:情報登録部
232:情報検索部
233:データベース装置制御部
234:自社従業員情報管理テーブル
235:名刺情報管理テーブル
240:携帯端末
241:登録指示部
242:訪問者情報受信部
243: 入館許否情報変更部
244:情報入力部
250:通信網
300:自社従業員情報管理テーブル
301:自社従業員識別情報
302:自社従業員情報
400:名刺情報管理テーブル
401:名刺識別情報
402:自社従業員識別情報
403:入館許否情報
404:訪問者情報
501:名刺識別情報読込ステップ
502:データベース検索指示ステップ
503:訪問者情報及び自社従業員情報検出ステップ
504:訪問者情報通知ステップ
601:名刺識別情報読込ステップ
602:データベース検索指示ステップ
603:入館許否検出ステップ
604:開錠ステップ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
名刺毎に記録された識別情報を読取る名刺識別情報読取部、データベース検索指示部及び訪問者情報通知部を備える受付端末と、当該名刺毎に記録された識別情報を読取る識別情報読取部、入館許否照会部及び入館許可制御部を備えるセキュリティ装置と、情報登録部、情報検索部、自社従業員情報を登録する自社従業員情報管理テーブル及び当該名刺毎の識別情報と訪問者情報と入館許否情報を登録する名刺情報管理テーブルを備えるデータベース装置と、登録指示部及び訪問者情報受信部を備える携帯端末と、が通信網を介して接続され、扉開閉による入館管理システムにおいて、当該データベース検索指示部は、当該名刺識別情報読取部で読取る名刺に記録された識別情報に基づき当該データベース装置に情報検索の指示を行い、当該訪問者情報通知部は、当該データベース装置に登録されている自社従業員情報に基づく訪問者情報を当該携帯端末に通知し、当該入館許否照会部は、当該データベース装置に名刺識別情報に基づき入館許可情報を照会し、当該入館許可制御部は、当該入館許否照会部の入館許否照会部照会により得られる入館可否情報に基づき扉の開閉を制御し、当該情報登録部は、当該携帯端末からの指示により訪問者情報及び入館許否情報を当該名刺情報管理テーブルに登録し、当該情報検索部は、当該受付端末及び当該セキュリティ装置からの検索要求を受付け、当該登録指示部は、訪問者情報と入館許否情報を当該データベース装置に登録の指示を行い、当該訪問者情報受信部は、当該受付端末が送信する訪問者情報を受信することを特徴とする入館管理システム。
【請求項2】
名刺毎の識別情報を有する名刺と、当該名刺の識別情報に基づく自社従業員情報、訪問者情報及び当該訪問者の入館許否情報を管理するデータベース装置と、当該名刺の識別情報の読取及び当該データベース装置に当該訪問者情報の検索指示を行う受付端末と、当該名刺の識別情報の読取り及び当該データベース装置に入館許否情報の検索指示及び入館制御を行うセキュリティ装置と、当該データベース装置、当該受付端末及び当該セキュリティ装置を接続する通信網と、当該通信網を介して当該データベース装置に訪問者情報と入館許否情報の登録及び変更を行いかつ当該受付端末からの訪問者情報を受信する携帯端末と、を備える入館管理システムにおいて、当該名刺は、当該名刺毎の識別情報を記録する識別情報記録部を備え、当該データベース装置は、当該名刺の識別情報に基づき訪問者の情報と入館許否情報の登録及び変更をする情報登録部と、当該名刺の識別情報に基づき当該名刺に表示する自社従業員情報及び訪問者情報を検索する情報検索部を備え、当該受付端末は、当該名刺の識別情報を読取る名刺識別情報読取部と、当該データベース装置に当該名刺に表示する自社従業員情報や訪問者情報の検索指示を行うデータベース検索指示部と、当該データベース装置に登録された自社従業員の情報に基づき携帯端末に訪問者情報を通知する訪問者情報通知部を備え、当該セキュリティ装置は、当該名刺の識別情報を読み取る識別情報読取部と、当該データベース装置に入館許否情報を照会する入館許否照会部と、当該入館許否照会部の入館拒否情報に基づき扉の開閉を制御する入館許可制御部を備え、当該携帯端末は、通信網を介して訪問者情報を事前に当該データベース装置に登録する登録指示部と、当該通信網を介して受付端末が通知した訪問者情報を受信する訪問者情報受信部と、通知された訪問者情報を確認後に当該データベース装置の入館許否情報の変更を行う入館許否情報変更部を備え、名刺毎の識別情報に基づき当該訪問者情報をデータベース装置に登録しておくことにより扉の開閉制御を行うことによる入館管理システム。
【請求項3】
請求項1又は2記載の入館管理システムにおいて、当該入館許可制御部は、当該入館許否照会部の入館許否照会部照会により得られる入館可否情報に基づき扉の鍵の開閉を制御することを特徴とする入館管理システム。
【請求項4】
請求項1、2又は3記載の入館管理システムにおいて、当該携帯端末は、携帯電話機である
ことを特徴とする入館管理システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−223826(P2009−223826A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−70314(P2008−70314)
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(391002409)株式会社 日立システムアンドサービス (205)
【Fターム(参考)】