説明

内側バッグを備えたケグのための位置決め手段を備えた弁アセンブリ

本発明は、−底壁部分(12)と、−前記底壁部分(12)から下方へ延在する管状部分(14)と、−前記底壁部分(12)から直立する外側エプロン(9)と、−少なくとも1つの位置決め手段(11)と、を有し、前記管状部分(14)は、分配要素(3)を受けるための頂部開口部(21)を有し、前記頂部開口部(21)は、好適には、前記底壁(12)の上方外側表面の中段部分に構成され、前記管状部分(14)は、少なくとも1つのシール面(15,16)を備えた上方内側管状壁部分を有し、前記外側直立エプロン(9)は、前記管状部分(14)の前記頂部開口部(21)から間隔をあけて構成され、前記底壁部分(12)は、前記管状部分の前記頂部開口部(21)と前記外側直立エプロン(9)の内側側壁部分との間に位置する少なくとも1つの弁を有し、少なくとも1つの位置決め手段(11)は、少なくとも1つの開口部(24)を有し、及び/又は、少なくとも2つの位置決め手段(11)間に少なくとも1つの開口部(24)が存在し、少なくとも1つの位置決め手段(11)の外側表面は、位置決め手段(11)の少なくとも1つの開口部(24)の及び/又は2つの位置決め手段(11)間の少なくとも1つの開口部(24)の外端表面より大きい、飲料弁アセンブリに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料弁アセンブリ、及び、飲料(特にビール等の炭酸ガスを含む飲料)を受けるための内側バッグを備えた容器上に構成された飲料弁アセンブリに関する。更に、本発明は、飲料弁アセンブリと係合するための接続要素に関する。本発明は、更に、接続要素を有するタップデバイスに関する。本発明は、また、タップデバイスの接続要素と着脱可能に係合する飲料弁アセンブリを有する取替え可能な容器を有する飲料タップ装置に関し、更に、飲料タップ装置からビールを分配するための方法にも関する。
【背景技術】
【0002】
飲料を受けるための内側バッグを備えた飲料容器に用いられる弁アセンブリが、国際公開公報第03/050031号において説明されている。国際公開公報第03/050031号においては、飲料、特にビールなどの炭酸飲料を収容するために内側バッグが設けられる容器のための弁アセンブリにおいて、飲料用弁であって、内側バッグに臨む側でバッグの内部空間と連通し、反対側には前記容器を収容可能なタップデバイスによって飲料用弁を操作するための手段が設けられた飲料用弁が設けられ、該飲料用弁は、該反対側では、気密な直立する第1エプロンによって取り囲まれ、該第1エプロンの外側に沿って、そこから間隔をあけて、気密な第2エプロンが配置され、第1及び第2エプロン間に、少なくとも1つのガス通過開口部を有する底壁が設けられ、該ガス通過開口部は使用中、内側バッグと内側バッグを取り囲む容器とによって囲まれた空間と連通し、使用中、接続要素のカラーが第2エプロンに気密にかつ液密に当接し、分配要素が第1エプロンに気密にかつ液密に当接するように構成されてなり、これによって、前記2つのエプロン間にはチャンバが形成され、該チャンバを介して、加圧されたガスを、飲料とは別に、前記少なくとも1つのガス通過開口部を強制通過させることが可能である、弁アセンブリが説明される。
【0003】
しかし、国際公開公報第03/050031号の弁アセンブリの欠点は、第1のエプロン及び第2のエプロンが直立位置にあり、従って、部品が互いに取り付けられているときに接続要素がずれると、第1のエプロン及び第2のエプロンが損傷する可能性があるので、動作中、上記接続要素のカラーが、第2のエプロンに対して気密且つ液密に当接しない、ということである。エプロンが壊れやすいことを考えると、これらエプロンが互いに取り付けられているときのずれは、容易に、第1の及び/又は第2のエプロンのねじれを生じさせ、又は、破損さえ生じさせることができ、これは、漏れに至る。更に、分配要素は第1のエプロンのみに対して気密且つ液密に当接し、その結果、上記のような損傷は、ガス及び液体の漏れにつながる。更に、気密且つ液密なシーリングは、第1のエプロンについては分配要素に対して、第2のエプロンについては接続要素のカラーに対してのみ提供される。従って、少なくとも1つのエプロンのみの漏れが、弁アセンブリ全体の故障に至る。更に、分配要素が正しい位置にない場合、第1の及び第2のエプロン間に形成されるチャンバからのガス及び液体の漏れの結果として、ガス及び液体の漏れが第1のエプロンで発生する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、上述の欠点の少なくとも大部分が回避された弁アセンブリを提供することである。より詳細には、本発明の目的は、分配要素が飲料バルブ構成に気密且つ液密に安全に接続されることができることを許可する、内側バッグを備えた容器のための弁アセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の目的は、上述の欠点の少なくとも大部分が回避された弁アセンブリを提供することである。この目的は、飲料弁アセンブリであって
−底壁部分と、
−前記底壁部分から下方へ延在する管状部分と、
−前記底壁部分から直立する外側エプロンと、
−少なくとも1つの位置決め手段と、
を有し、前記管状部分は、分配要素を受けるための頂部開口部を有し、前記頂部開口部は、好適には、前記底壁の上方外側表面の中段部分に構成され、前記管状部分は、少なくとも1つのシール面を備えた上方内側管状壁部分を有し、前記外側直立エプロンは、前記管状部分の前記頂部開口部から間隔をあけて構成され、前記底壁部分は、前記管状部分の前記頂部開口部と前記外側直立エプロンの内側側壁部分との間に位置する少なくとも1つの弁を有し、少なくとも1つの位置決め手段は、少なくとも1つの開口部を有し、及び/又は、少なくとも2つの位置決め手段間に少なくとも1つの開口部が存在し、少なくとも1つの位置決め手段の外側表面は、位置決め手段の少なくとも1つの開口部の及び/又は2つの位置決め手段間の少なくとも1つの開口部の外側表面より大きい、飲料弁アセンブリによって達成される。
【0006】
外側直立エプロンは、動作中、接続要素の第1のカラーに対して気密且つ液密に当接するように用いられることができる。好適には、接続要素の第1のカラーは、上記エプロンの内側の第1のシール面に対して気密及び/又は液密に当接することができる。
【0007】
更に、飲料弁アセンブリの管状部分は、その内側が好適にはステップ状及び/又はショルダ状形状を有し、そして、少なくとも2つのシール面を備えた上方内側管状壁部分を有する。上方内側管状壁部分に構成される特別に設計されたシール面の構造的な測定は、接続要素の第2のカラーが、内側管状部分の第2のシール面に対して気密且つ液密に当接することができる一方で、分配要素が、内側管状部分の第3のシール面に対して気密且つ液密に当接することができることを示す。
【0008】
本発明による飲料弁アセンブリは、飲料弁アセンブリに対する接続要素のずれでさえもシール要素を損傷することができず、このため、ずれがガス及び液体の漏れを生じさせない、という利点を持つ。更に、気密且つ液密なシールが、少なくとも、内側管状部分の第2のシール面に対して気密且つ液密に当接する接続要素の少なくとも前記第2のカラーによって、そして、内側管状部分の第3のシール面に対して気密且つ液密に当接する前記分配要素によって、内側管状壁部分内に提供される。
【0009】
従って、第2のシール面の又は第3のシール面における漏れでさえも、弁アセンブリ全体の故障には至らず、その結果、ガス及び飲料は内側管状部分において互いによって汚染されない。更に、分配要素が正しい位置にない場合、ガス漏れは内側管状部分で発生することができない。なぜなら、接続要素の第2のカラーは、分配要素とは別個である内側管状部分の第2のシール面に対して気密且つ液密に当接するからである。
【0010】
本発明の以下の説明は、本発明による弁アセンブリが、飲料弁構造に接続する分配要素の着脱可能な接続を提供することができることを明らかにする。
【0011】
更に、本発明による弁アセンブリは、ガス及び飲料の別々の通路を同時に提供するために、接続分配要素の飲料バルブ構造への気密且つ液密なシーリングを同時に提供することができる。
【0012】
更に、本発明による弁アセンブリは、接続分配要素の飲料バルブ構造への気密且つ液密なシーリングを提供することができ、ここで、ガス通路のチャンバが気密且つ液密に封入される前に、飲料通路はガスチャンバに対して気密且つ液密に封入される。
【0013】
更に、本発明による弁アセンブリは、飲料バルブ構造に接続された分配要素のシールがずれても、空気弁又はCO弁が動作中に偶然に押し開けられないことを提供することができる。
【0014】
本発明による飲料弁アセンブリは、隙間(好適には垂直隙間)の形の少なくとも1つの開口部を有する少なくとも1つの位置決め手段を有することができる。本発明による、開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を有する少なくとも1つの位置決め手段は、前記エプロンの内側側壁部分に沿って、そこから間隔をあけて構成されることができ、少なくとも1つの位置決め手段は、好適には直立壁であり、より好適には、位置決め手段は、管状部分の頂部開口部を取り囲む直立壁である。最も好適には、本発明による、開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を有する少なくとも1つの位置決め手段は、環状形状又はリングの形状を有する。
【0015】
好適には、2つの位置決め手段は、リングを形成し、これら2つの位置決め手段間の2つの位置に開口部が形成され、これら開口部は、互いに平行に位置することができ、より好適にはこれら開口部は垂直隙間の形状を持つ。
【0016】
更に、好適には、飲料弁アセンブリの底に3つ、4つ又は少なくとも5つの位置決め手段が構成され、少なくとも1つの位置決め手段は少なくとも1つの開口部を有し、及び/又は、少なくとも1つの開口部が少なくとも2つの位置決め手段間に構成され、これら開口部は、互いに平行に位置することができ(必ずしなければいけないわけではない)、より好適にはこれら開口部は垂直隙間の形状を持つ。
【0017】
2つの位置決め手段が同じ形状を有することは、好ましい。しかし、位置決め手段は互いに異なってもよい。
【0018】
4つの位置決め手段が、これら位置決め手段の間の開口部によって分離されることもまた好ましい。
【0019】
位置決め手段及び開口部の数は、どんな場合でも、少なくとも1つの位置決め手段の外側表面が、前記位置決め手段の少なくとも1つの開口部の及び/又は2つの位置決め手段間の少なくとも1つの開口部の外側表面よりも大きい、という事実のみによって制限される。
【0020】
本発明による飲料弁アセンブリは、0.5cmより大きく30cmより小さい、好適には1cmより大きく20cmより小さい、より好適には0cmより大きく15cmより小さい、最も好適には0cmより大きく12cmより小さい、外側表面を備えた少なくとも1つの位置決め手段を有することができる。
【0021】
この説明の中で用いられる用語「外側表面」は、上方外側表面を意味する。
【0022】
接続要素がずれることができないことを確実にするために、少なくとも1つの位置決め手段が用いられ、従って、位置決め手段はガイド手段として働く。更に、少なくとも1つの位置決め手段が、飲料分配システムの管状分配要素が飲料弁アセンブリの管状部分に係合し、ずれることができないことを確実にするために用いられる。
【0023】
最も好ましくは、本発明による、開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を有する少なくとも1つの位置決め手段は、封止機能を有するのではなく、接続及び使用のときに接続要素が飲料弁アセンブリに適切に嵌合することを確実にするガイド機能を有する。
【0024】
本発明による、飲料弁アセンブリの開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を有する少なくとも1つの位置決め手段は、接続要素の第1の及び第2のカラー間に形成される凹部に係合することができる(開口部が係合することができる)。少なくとも1つの位置決め手段の厚さ及び幅は、飲料弁アセンブリ及び接続要素が互いに適切に接続されるときに、該位置決め手段が前記接続要素の凹部に嵌合するように選択される。
【0025】
飲料弁アセンブリ及び接続要素が使用のために互いに接続される場合、本発明による少なくとも1つの位置決め手段が、第1のカラーの少なくとも側壁部分に対して当接せず、第2のカラーの少なくとも側壁部分に対して及び/又は接続要素の凹部の少なくとも底壁部分に対しても当接しない、ということが好適である可能性がある。
【0026】
ここで、本発明による飲料弁アセンブリは、更に詳細に説明される。
【0027】
本発明による飲料弁アセンブリは、少なくとも1つのエプロンを有するが、その最も好適な形式では、1つのエプロンを有する。エプロンの内側側壁部分は第1のシール面としてとしての役目を果たし、その結果、接続要素は、前記エプロンの内側側壁部分の第1のシール面に対して気密且つ液密に当接することが可能である。1つのエプロンだけの使用によって、特に、エプロンが飲料弁アセンブリの外側端に又はその近くに構成される場合、破壊、ねじれ又はクラッキング(これは使用中の故障に至る)の危険性は、大幅に低減されることができるか又は避けられることができる。
【0028】
エプロンが同心に構成され、その結果、該エプロンが、接続要素のカラーによって内部で係合することができることは好ましい。しかし、カラー(好適には第1のカラー)が凹部を有し、その結果、エプロンが第1のカラーの凹部に気密且つ液密に係合して当接することが可能であってもよい。それでもやはり、飲料弁アセンブリのエプロンの内側側壁部分が第1のシール面として機能して、その結果、接続要素の外側側壁が、前記エプロンの内側側壁部分の第1のシール面に対して気密且つ液密に当接することが可能である構造が好ましい。
【0029】
本発明による飲料弁アセンブリの開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を有する少なくとも1つの位置決め手段並びにエプロンは、好適には頂部開口部に対して同心に構成される。同心の構成は、種々の利点の中でも、接続要素の第1のカラーに対する飲料弁アセンブリのエプロンのより良い気密且つ液密なシーリングという利点を提供する。更に、本発明による、開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を有する少なくとも1つの位置決め手段の同心の構成は、飲料弁アセンブリの接続要素との改善されたアセンブリを可能にし、漏れと関連したずれの危険性を低下させるか又は避ける。更に、本発明による、開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を有する少なくとも1つの位置決め手段の同心の配列は、分配要素のずれが避けられるので、空気弁又はCO弁が、動作中に偶然に押し開けられることがないということを提供することができる。
【0030】
本発明による飲料弁アセンブリの内側管状部分は、好適には少なくとも1つのシール面を、より好適には少なくとも第1のシール面及び第2のシール面を、有する。前記第1のシール面は、飲料弁アセンブリの底壁部分の上方外側表面と同じ高さに、又は上若しくは下に、構成されることができる。
【0031】
好適には、内側管状壁部分の(1つ又は複数の)シール面は、環状形状である。より好適には、第1のシール面は、環状形状である。
【0032】
より好適には、前記上方管状部分の内側管状壁部分は、少なくとも2つのシール面を持ち、これらは好適には環状形状である。
【0033】
好適には、環状形状の第1のステップ又は第1のショルダ内の管状部分の開口部の直径は、環状形状の第2のステップ又は第2のショルダ内の管状部分の開口部の直径よりも大幅に大きい。
【0034】
管状部分内で、好適には第2のステップ又は第2のショルダの下に、例えば飲料の流れを制御するために、飲料弁が構成されることができる。
【0035】
更に、本発明による飲料弁アセンブリの底壁は、2つの弁を有することができ、これら弁のうち好適には一方の弁は、ケグとバッグとの間の空間への通路に接続され、他方の弁は、前記バッグの内側部分への通路に接続され、より好適には、前記ケグと前記バッグとの間の前記空間への前記通路に接続された前記弁は空気弁であり、及び/又は、前記バッグの前記内側部分への前記通路に接続された前記弁はCO弁であり、好適には、これら弁は、半径方向に間隔をあけて、円に対する同じ垂線上で、中心点から等距離に位置し、これら弁は、前記外側エプロンの前記内側壁部分と前記管状部分の前記開口部との間の前記底壁部分に、又は、前記外側エプロンの前記内側壁部分と本発明による前記少なくとも1つの内側位置決め手段の前記外壁部分との間の前記底壁部分内に、構成される。
【0036】
以下では、本発明による飲料弁アセンブリについて、仕様データが与えられる。本発明による飲料弁アセンブリの実寸法は、飲料弁アセンブリは、接続要素及び分配要素に問題なく嵌合するように選択されることに注意されたい。従って、データは、飲料弁アセンブリが、接続要素、分配要素等の他の説明された部分に、問題なく嵌合するように、以下に与えられた範囲から選択される。
【0037】
本説明において用いられる「嵌合する」という用語は、使用中に適当な機能が保証されるように選択されることを意味する。
【0038】
直立エプロンの内径は、10mm〜100mm、好適には20mm〜60mm、より好適には30mm〜50mmであってよく、エプロンに隣接した底の上方外側表面から測定されたエプロンの高さは、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであってよく、エプロンの厚さは、0.1mm〜15mm、好適には0.5mm〜10mm、より好適には1mm〜5mmであってよい。
【0039】
本発明による少なくとも1つの直立位置決め手段の内径は、0.5mm〜50mm、好適には5mm〜30mm、より好適には10mm〜25mmであってよく、本発明による少なくとも1つの位置決め手段の、エプロンに隣接する底の上方外側表面から測定される高さは、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであってよく、本発明による少なくとも1つの位置決め手段の厚さは、0.1mm〜15mm、好適には0.5mm〜10mm、より好適には1mm〜5mmであってよい。
【0040】
底壁に面したエプロンの頂部開口部の直径は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであってよく、及び/又は底壁に面しない本発明による少なくとも1つの位置決め手段の頂部開口部の直径は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであってよい。
【0041】
管状部分の頂部開口部の内径及び/又は管状部分の環状形状の第1のステップ又は第1のショルダ内の開口部の直径の内径は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであってよく、及び/又は、管状部分の環状形状の第2のステップ又は第2のショルダ内の開口部の直径は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであってよい。
【0042】
環状形状の第1のステップ又は第1のショルダの上方外側表面の幅は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであってよく、及び/又は、環状形状の第2のステップ又は第2のショルダの上方外側表面の幅は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであってよく、
環状形状の第1のステップ又は第1のショルダの上方外側表面と環状形状の第2のステップ又は第2のショルダの上方外側表面との間の高さの差は、0.1mm〜50mm、好適には1mm〜25mm、より好適には2mm〜20mmであってよい。
【0043】
本発明の第2の目的は、接続要素に関する。特に、これは、飲料弁アセンブリと係合するための接続要素に関する。
【0044】
接続要素は、ガス及び飲料の別々の通路を提供するために飲料弁アセンブリと係合するように用いられる。接続要素は、第1の外側カラー及び第2の内側カラーを有することができる。接続要素の第1及び第2のカラーは、好適には円形の形状を有する。好適には、第1の外側カラーは、少なくとも1つのガス通路開口部を有し、及び/又は、第2の内側カラーは、分配要素を受けるための連続的な開口部を有する。第1の外側カラー及び/又は第2の内側カラーは、好適には同心で、互いから間隔をあけて構成されることができる。第1の外側カラーと第2の内側カラーとの間には、好適には同心に構成される凹部が形成されることができる。
【0045】
本発明による飲料弁アセンブリに係合するための接続要素は、好適には第1のカラー及び第2のカラーを有し、前記第1の及び前記第2のカラーとの間には、底壁を有する凹部が形成される。凹部の形状は、本発明による少なくとも1つの位置決め手段が凹部に係合することができ、少なくとも1つの位置決め手段が、適切に嵌合していれば凹部の底壁及び/又は側壁とは接触しないようなものであってよい。しかし、少なくとも1つの位置決め手段の形状は、少なくとも1つの位置決め手段が凹部の底壁及び/又は側壁と接触するように設計されることができる。しかし、凹部が、少なくとも1つの位置決め手段の外側側壁に対して気密且つ液密に当接しないことが、最も好適である。
【0046】
第2の内側カラーは、第1の外側カラーより上に突出することができる。これは、第2の内側カラーが飲料弁アセンブリの管状部分に係合することができるという利点を持ち、ここで、前記第2のカラーは好適には同心に構成される。
【0047】
より好適には、第2の内側カラーの高さは、該第2の内側カラーが、接続要素及び飲料弁アセンブリが着脱可能に互いに結合されるとき、飲料弁アセンブリの内側管状部分の第1のシール面に対して気密且つ液密に当接するように調整される。
【0048】
最も好適には、接続要素及び飲料弁アセンブリは、着脱可能に相互接続される。
【0049】
第1のカラー及び/又は第2のカラーは、ガス通過のための少なくとも1つの穴を有することができる。しかし、第1の外側カラーが、ガス通過の用途のためだけの、1つの連続した穴を有することが最も好適であり、これは「スルーホール」とも称される。圧力下の空気は、このガス通路を通じて流れることができる。接続要素の第1のカラーは、第1のカラーのスルーホールからケグとバッグとの間の空間への通路へのガス通路がガス弁を介して形成されるように、飲料弁アセンブリに接続されるべきである。
【0050】
第2のカラーは少なくとも1つの連続した穴を有し、これは、分配要素が通じる「スルーホール」とも呼ばれる。好適には、第2のカラーの「スルーホール」は、第2のカラーの中心に構成される。
【0051】
更に、中心にスルーホールを有する第2のカラーは、分配要素が保持されることができる前記スルーホールの開口部の上方部分においてステップを有することができる。
【0052】
接続要素及び飲料弁アセンブリは、動作中、本発明による接続要素の第1のカラーが飲料弁アセンブリのエプロンの内側の第1のシール面に対して気密且つ液密に当接することによってガスチャンバが形成されることができ、接続要素の第2のカラーが、飲料弁アセンブリの管状部分の第2のシール面に対して気密且つ液密に当接するように、着脱可能に相互接続されることができるように、着脱可能に相互接続されることができる。第1のカラーの表面の頂部が、飲料弁アセンブリの管状部分又は本発明による少なくとも1つの位置決め手段とエプロンとの間の底壁部分に全く又は部分的にしか接触しない場合、ガスチャンバが形成される。ガスチャンバが形成される場合には、管状部分の第2のシール面に対して気密且つ液密に当接する第2のカラーも、ガスチャンバを封止することができる。
【0053】
第2の内側カラーは、分配要素を受けるために「スルーホール」を提供する。接続要素の第2の内側カラーのスルーホールは、好適には第2のカラーの中心に構成される。分配要素が内側管状部分の第3のシール面に対して気密且つ液密に当接する一方で、接続要素は、圧力下にあるガスが飲料とは別々に前記少なくとも1つのガス通路開口部を強制通過させられるように第1のカラーのガス通路開口部がガス弁と連通するように位置決めされる。
【0054】
更に、本発明による接続要素の第1の外側カラーは、その上方外側表面で、好適には、その上方外側表面の外側端で若しくはその近くで、少なくとも1つの可撓性シール手段を提供することができ、及び/又は、接続要素の第2の内側カラーは、その上方外側表面で、好適には、その上部外側表面の外側端で若しくはその近くで、少なくとも1つの可撓性シール手段を提供することができる。
【0055】
可撓性封止手段は、Oリング又は他のいかなる柔軟な封止材料であってもよい。好適には、シール材料は、ゴム、テフロン等であってよい。
【0056】
以下では、本発明による接続要素について、仕様データが与えられる。接続要素の実寸法は、問題を生じることなしに接続要素が使用中飲料弁アセンブリ及び分配要素に嵌合する(最も好適には取替え可能に嵌合する)ように調整されることに注意されたい。従って、データは、飲料弁アセンブリ、分配要素等の他の説明された部分に、問題を生じることなしに嵌合するように、以下に与えられた範囲から選択される。換言すれば、以下に与えられる範囲は、接続要素が適切に嵌合するように選択される。
【0057】
第1の外側カラーの内径は、1mm〜100mm、好適には20mm〜60mm、より好適には30mm〜50mmであり、第1の外側カラーに隣接した凹部の底から測定された第1の外側カラーの高さは、0mm〜50mm、好適には5mm〜30mm、より好適には10mm〜25mmであり、第1の外側カラーの厚さは、0.1mm〜30mm、好適には1mm〜20mm、より好適には2mm〜15mmである。
【0058】
第2の内側カラーの内径は、0.1mm〜50mm、好適には2mm〜35mm、より好適には5mm〜25mmであり、第2の内側カラーに隣接した凹部の底から測定される第2の内側カラーの高さは、0mm〜50mm、好適には2mm〜40mm、より好適には5mm〜30mmであり、第2の内側カラーの厚さは、0.1mm〜15mm、好適には0.2mm〜10mm、より好適には0.5mm〜5mmである。
【0059】
飲料弁アセンブリに面した第1の内側カラーの頂部開口部の内径は、0.1mm〜50mm、好適には2mm〜35mm、より好適には5mm〜25mmであり、及び/又は、飲料弁アセンブリに面した第2の内側カラーのスルーホールの頂部開口部の内径は、0.1mm〜50mm、好適には2mm〜35mm、より好適には5mm〜25mmである。
【0060】
第1のカラーの内側側壁から第2のカラーの外側側壁までの距離は、0.5mm〜50mm、好適には2mm〜20mm、より好適には5mm〜15mmである。
【0061】
本発明による第3の目的は、タップデバイスに関する。
【0062】
タップデバイスは、本発明による接続要素を有する。本発明によるタップデバイスは、容器が着脱可能に係合される飲料弁アセンブリの操作のための手段を備えている。
【0063】
前記タップデバイスの接続要素の第2の内側カラーは、管状分配要素を受けるためのスルーホールを有する。管状分配要素は、内側管状部分の第3のシール面に対して気密且つ液密に当接することができる。
【0064】
管状分配要素は、飲料の分配のための内側チャネル又はパイプを有するカートリッジユニットであってよい。このカートリッジユニットは、好適には、剛性材料から形成される容器に面した第1の部分と反対方向を向く可撓性材料から形成される第2の部分とを有することができる。
【0065】
カートリッジユニットの管状分配要素は、第2の内側カラーより上に突出する。
好適には、カートリッジユニットの管状分配要素は、飲料弁アセンブリに面した第2のカラーの頂部開口部の内側端上を延在する。管状分配要素の高さは、>0mm〜100mm、好適には5mm〜60mm、より好適には20mm〜50mmであってよい。
【0066】
本発明による第4の目的は、飲料、特にビール等の炭酸飲料を保持するために内側バッグが設けられる容器上に構成される本発明による飲料弁アセンブリに関する。飲料弁アセンブリは、前記容器に構成され、前述の接続要素又はタップデバイスは、動作中、前記飲料弁アセンブリに嵌合することができる。
【0067】
本発明による飲料弁アセンブリは、動作中、前記接続要素の第1のカラーは、前記エプロンの内側の前記第1のシール面に対して気密且つ液密に当接し、及び/又は、前記接続要素の第2のカラーは、前記管状部分の前記第2のシール面に対して気密且つ液密に当接し、及び/又は、分配要素は、前記内側管状部分の前記第3のシール面に対して気密且つ液密に当接するように設計される。飲料弁アセンブリは、内側バッグに面した側に当該バッグの内側空間へのガス通過開口部を備え、反対側では気密な外側直立エプロンによって取り囲まれ、第1のシール面として機能する前記エプロンの内側側壁に沿って、当該側壁から間隔をあけて、少なくとも1つの本発明による内側位置決め手段が構成され、前記エプロンと、開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段の間の少なくとも1つの開口部を有する前記少なくとも1つの位置決め手段との間に少なくとも1つのガス弁を備えた底壁が設けられ、前記ガス弁は、動作中前記内側バッグと当該内側バッグを取り囲む前記容器との間に囲まれる空間に、ガス通路を介して連通し、分配要素を受けるための管状部分が中心に構成され、前記管状部分は、随意に、開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を有する直立位置決め手段によって囲まれ、前記内側管状部分は、第2のシール面及び第3のシール面を有し、前記弁アセンブリは、動作中、本発明による接続要素の第1のカラーが、前記エプロンの前記内側の前記第1のシール面に対して気密且つ液密に当接し、前記接続要素の第2のカラーが、前記管状部分の前記第2のシール面に対して気密且つ液密に当接し、分配要素が、前記内側管状部分の前記第3のシール面に対して気密且つ液密に当接するようなものであり、前記接続要素は、圧力下のガスが前記飲料とは別々に前記少なくとも1つのガス通路開口を強制通過させられることができるように前記第1のカラーの前記ガス通路が前記ガス弁と連通するように位置決めされる。更に、開口部及び/又は飲料弁アセンブリの少なくとも2つの位置決め手段間の開口部を備えた前記少なくとも1つの位置決め手段は、接続要素の第1の及び第2のカラー間に形成される凹部に係合する。
【0068】
本発明の第5の目的は、飲料タップ装置に関する。
【0069】
一般的な飲料タップ装置は国際公開公報第03/050031に説明されており、ここに参照により組み込まれる。
【0070】
本発明による飲料タップ装置は、本発明によるタップデバイスの接続要素と着脱可能に係合する本発明による飲料弁アセンブリを備えた取替え可能な容器を有し、前記飲料弁アセンブリは、前記内側バッグに面した側に当該バッグの内側空間へのガス通過開口部を備え、反対側では気密な外側直立エプロンによって取り囲まれ、第1のシール面として機能する前記エプロンの内側側壁に沿って、当該側壁から間隔をあけて、少なくとも1つの開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段の間の少なくとも1つの開口部を有する少なくとも1つの内側位置決め手段が構成され、前記エプロンと前記少なくとも1つの位置決め手段との間に少なくとも1つのガス弁を備えた底壁が設けられ、前記ガス弁は、動作中前記内側バッグと当該内側バッグを取り囲む前記容器との間に囲まれる空間に、ガス通路を介して連通し、分配要素を受けるための管状部分が中心に構成され、前記管状部分は、随意に、開口部及び/又は少なくとも2つの位置決め手段の間の開口部を有する少なくとも1つの直立位置決め手段によって取り囲まれ、前記飲料弁アセンブリの前記位置決め手段は、前記接続要素の前記第1のカラーと第2のカラーとの間に形成された凹部に係合し、前記内側管状部分は、第2のシール面及び第3のシール面を有し、前記弁アセンブリは、動作中、本発明による接続要素の第1のカラーが、前記エプロンの前記内側の前記第1のシール面に対して気密且つ液密に当接し、前記接続要素の第2のカラーが、前記管状部分の前記第2のシール面に対して気密且つ液密に当接し、分配要素が、前記内側管状部分の前記第3のシール面に対して気密且つ液密に当接するようなものであり、前記接続要素は、圧力下のガスが前記飲料とは別々に前記少なくとも1つのガス通路開口を強制通過させられることができるように前記第1のカラーの前記ガス通路が前記ガス弁と連通するように位置決めされる。
【0071】
タップ装置は、圧力手段及び/又はチラー手段を有することができる。接続要素を備えたタップデバイスが、飲料を含む内側バッグを備えた容器上に構成される飲料バルブアセンブリ上に構成され、このため、タップ装置が、飲料を含む内側バッグを備えた容器上に構成された飲料弁アセンブリ上に構成される接続要素を備えたタップデバイスを置換可能に収容するためのハウジングとして機能することは好ましい。
【0072】
本発明による飲料バルブアセンブリ、接続要素、タップデバイス及び飲料タップ装置の他の有利な実施例は、以下で図面を参照して更に説明される。図面の説明において、第1のシール面はエプロンの内側壁部分であり、第2の及び第3のシール面は、飲料バルブアセンブリの管状部分の内側壁部分である。同じことが、第1の、第2の及び第3のシール面が言及される請求項において当てはまる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0073】
図面中、図1は、タップデバイス(2)及び分配要素(3)を備えた本発明による飲料タップ装置(1)を側断面図で示し、ここで、接続要素(4)を備えたタップデバイスが、容器(6)に接続された飲料弁アセンブリ(5)に着脱可能に結合されており、前記容器中には、飲料を受けるために内側バッグ(7)が設けられる。容器は、示されないチラープレート上に構成されることができる。更に、タップデバイスは圧力手段(8)に接続されていてよい。
【0074】
図面中、図2は図1の側断面図の切抜きを示し、ここで、本発明による飲料弁アセンブリ(5)は、飲料(例えばビール)を受けるための内側バッグ(7)が設けられる容器(6)上に構成される。飲料弁アセンブリ(5)は、内側バッグ(7)に面した側に当該バッグ(7)の内側空間へのガス通過開口部(10)を備え、反対側では気密な外側直立エプロン(9)によって取り囲まれ、第1のシール面(9a)として機能する前記エプロン(9)の内側側壁に沿って、当該側壁から間隔をあけて、垂直隙間(24)(示されない)を有する内側円形位置決め手段(11)が構成され、前記エプロン(9)と前記位置決め手段(11)との間にガス弁(13)及びCO弁(17)を備えた底壁(12)が設けられ、前記ガス弁(13)は、動作中前記内側バッグ(7)と当該内側バッグを取り囲む前記容器(8)との間に囲まれる空間に、ガス通路(10)を介して連通し、分配要素(3)を受けるための管状部分(14)が前記飲料弁アセンブリ(5)の中心に構成され、前記管状部分(14)は、垂直隙間(24)を有する直立位置決め手段(13)によって囲まれ(示されない)、前記内側管状部分(14)は、第2のシール面(15)及び第3のシール面(16)を有する。前記弁アセンブリ(5)は、動作中、接続要素(4)の第1のカラー(4a)が、前記エプロン(9)の前記内側の前記第1のシール面(9a)に対して気密且つ液密に当接し、前記接続要素(4)の第2のカラー(4b)が、前記管状部分(14)の前記第2のシール面(15)に対して気密且つ液密に当接し、前記分配要素(3)が、前記内側管状部分(14)の前記第3のシール面(6)に対して気密且つ液密に当接するように組み立てられ、前記接続要素(4)は、圧力下のガスが前記飲料とは別々に前記少なくとも1つのガス通路開口(10)を強制通過させられることができるように前記第1のカラー(4a)の前記ガス通路(18)が前記ガス弁(13)と連通するように位置決めされる。更に、上記のとおりの接続要素(4)は、第1のカラー(4a)と第2のカラー(4b)とを有し、これら第1のカラー(4a)と第2のカラー(4b)との間には、垂直隙間(24)(示されない)を備えた円形位置決め手段(11)が係合する凹底部(20)を備えた凹部(19)が位置する。更に、接続要素(4)の第2のカラー(4b)は、中心に、分配要素(3)が通じるスルーホールを有する。
【0075】
図面中、図3は、飲料(例えばビール)を受けるために内側バッグ(7)が設けられる容器(6)上に配置される本発明による飲料弁アセンブリ(5)を側断面図で示す。飲料弁アセンブリ(5)は、内側バッグ(7)に面した側に当該バッグ(7)の内側空間へ通じるガス通路開口部(10)(図示せず)を備え、反対側では気密な外側直立エプロン(9)によって取り囲まれ、第1のシール面として機能する前記エプロンの内側側壁に沿って、当該側壁から間隔をあけて、垂直隙間(24)を備えた内側円形位置決め手段(11)が構成され、前記エプロン(9)と垂直隙間(24)を備えた前記位置決め手段(11)との間に、少なくとも1つのガス弁(13)及び少なくとも1つのCO弁(17)を備えた底壁(12)が設けられ、前記CO弁は、動作中、内側バッグと内側バッグを囲む容器との間に囲まれた空間とガス通路を介して連通し、分配素子(3)を受けるための管状部分(14)が、垂直隙間(24)を備えた直立位置決め手段(11)によって囲まれて中心に配置され、前記内側管形部分(14)は、第2のシール面(15)及び第3のシール面(16)を有する。
【0076】
図面中、図4−aは、飲料弁アセンブリ(5)を上側断面図で示し、該飲料弁アセンブリ(5)は、下壁(12)を備え、管状部分(14)が下壁(12)から下方へ延在し、外側円形エプロン(9)が下壁(12)から上方へ延在し、管状部分(14)は、分配要素(3)を受けるための頂部開口部(21)を有し、該頂部開口部(21)は、好適には底壁(12)の上方外側表面の中段部分に構成され、管状部分(14)は、少なくとも1つのシール面を備えた上方内側管状壁部分を有し、内側管状部分の上方部分は、ステップ及び/又はショルダ形(14a)(示されない)であり、外側直立エプロン(9)は、管状部分(14)の頂部開口部(21)から間隔をあけて構成され、底壁(12)は、管状部分(14)の頂部開口部(21)と外側直立エプロン(9)の内側側壁部分との間に位置するガス弁(13)及びCO弁(17)を有し、1つの垂直隙間(24)を備えた円形位置決め手段(11)が、頂部開口部(21)を取り囲む。
【0077】
図面中、図4−bは、底壁(12)を備えた飲料弁アセンブリ(5)を上側断面図で示し、管状部分(14)が下壁(12)から下方へ延在し、外側円形エプロン(9)が下壁(12)から上方へ延在し、管状部分(14)は、分配要素(3)を受けるために頂部開口部(21)を有し、該頂部開口部(21)は、好適には底壁(12)の上側外面の中段部分に配置され、管状部分(14)は、少なくとも1つのシール面を備えた上部内側管状壁区分を有し、内側管状部分の上側部分は、ステップ及び/又はショルダ形(14a)であり、外側直立エプロン(9)は、管状部分(14)の頂部開口部(21)から間隔をあけて配置され、底壁(12)は、管状部分(14)の頂部開口部(21)と外側直立エプロン(9)の内側側壁部分との間に位置するガス弁(13)及びCO弁(17)を有し、3つの位置決め手段(11)の間に3つの垂直隙間(24)を備えた3つの部分的に円形の位置決め手段(11)が、頂部開口部(21)を取り囲む。
【0078】
図面中、図5は、本発明による飲料弁アセンブリ(5)及び接続要素(4)が互いに結合される前の側断面図である。飲料弁アセンブリ(5)は底壁(12)を有し、管状部分(14)が底壁(12)から下方へ延在し、外側円形エプロン(9)が底壁(12)から上方へ延在し、管状部分(14)は、分配要素(3)を受けるための頂部開口部(21)を有し、該頂部開口部(21)は、好適には底壁(12)の上方外側表面の中段部分に配置され、管状部分(14)は、第2のシール面(15)及び第3のシール面(16)を備えた上方内側管状壁区分を有し、第1のシール面(9a)を備えた外側円形直立エプロン(9)は、管状部分(14)の頂部開口部(21)から間隔をあけて配置され、底壁(12)は、管状部分(14)の頂部開口部(21)と外側直立エプロン(9)の内側側壁部分との間に位置するガス弁(13)及びCO弁(17)を有し、垂直隙間(24)(図示せず)を備えた円形位置決め手段(11)は、頂部開口部(21)を取り囲む。上述の接続要素(4)は、第1のカラー(4a)と分配要素(3)が通じるスルーホール(22)を中心に有する第2のカラー(4b)とを有し、これら第1のカラー(4a)と第2のカラー(4b)との間には、垂直隙間(24)(図示せず)を備えた円形位置決め手段(11)が係合する凹底部(20)を備えた凹部(19)が位置する。
【0079】
図面中、図6は、互いに結合される、本発明による飲料弁アセンブリ(5)及び接続要素(4)を側断面図で示す。本発明による飲料弁アセンブリ(5)は、飲料(図示せず)(例えばビール)を受けるために内側バッグ(7)が設けられる容器(6)に配置される。飲料弁アセンブリ(5)は、内側バッグ(7)に面した側に当該バッグ(7)の内側空間へ通じるガス通路開口部(10)(図示せず)を備え、反対側では気密な外側直立エプロン(9)によって取り囲まれ、第1のシール面(9a)として機能する前記エプロン(9)の内側側壁(9a)に沿って、当該側壁(9a)から間隔をあけて、内側円形位置決め手段(11)が配置され、前記エプロン(9)と垂直隙間(24)(示されない)を備えた前記位置決め手段(11)との間に、ガス弁(13)及びCO弁(17)を備えた底壁(12)が構成され、前記ガス弁(13)は、動作中、内側バッグ(7)と、当該内側バッグを囲む容器(8)との間に囲まれた空間とガス通路(10)を介して連通し、分配素子(3)を受けるための管状部分(14)が、垂直隙間(24)を備えた直立位置決め手段(11)によって囲まれて中心に配置され、前記内側管形部分(14)は、第2のシール面(15)及び第3のシール面(16)を有する。弁アセンブリ(5)は、動作中、接続要素(4)の第1のカラー(4a)が、前記エプロン(9)の前記内側の前記第1のシール面(9a)に対して気密且つ液密に当接し、前記分配要素(3)が通じるスルーホール(22)を中心に備えた前記接続要素(4)の第2のカラー(4b)が、前記管状部分(14)の前記第2のシール面(15)に対して気密且つ液密に当接し、前記分配要素(3)が、前記内側管状部分(14)の前記第3のシール面(16)に対して気密且つ液密に当接するようなものであり、前記接続要素(4)は、圧力下のガスが前記飲料とは別々に前記少なくとも1つのガス通路開口(10)を通じて強制通過させられることができるように前記第1のカラー(4a)の前記ガス通路(18)(示されない)が前記ガス弁(13)と連通するように位置決めされるように組み立てられる。更に、上述の接続要素(4)は、第1のカラー(4a)と、中心に分配要素(3)が通過するスルーホール(22)を備えた第2のカラー(4b)とを有し、これら第1のカラー(4a)と第2のカラー(4b)との間には、垂直隙間(24)(図示せず)を備えた円形位置決め手段(11)が係合する凹底部(20)を備えた凹部(19)が位置する。スルーホール(22)を備えた第2のカラー(4b)は、その上部に、分配要素(3)を保持するための上方の上部区画にステップ(23)を有する。
【0080】
本発明の第6の目的は、飲料タップ装置からビールを分配するための方法に関する。
【0081】
飲料タップ装置からビールを分配するための方法は、本発明による接続要素を、前記飲料を有する内側バッグを備えた容器の本発明による飲料弁アセンブリに取り付けた後、前記容器は、好適にはチラープレートを備えたタップ装置に入れられ、その後、前記内側バッグを圧縮するために、ガスが、前記内側バッグと周りの容器との間に少なくとも1つのガス通路を通じて導入され、これにより、前記飲料弁の開放に際して、前記内側バッグ内に存在する前記飲料を排出する。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明による飲料タップ装置の側断面図である。
【図2】図1の側断面図の切抜き図である。
【図3】容器上に配置される本発明の飲料弁アセンブリの側断面図である。
【図4−a】位置決め手段の1つの開口部を備えた本発明による飲料弁アセンブリの上側断面図である。
【図4−b】3つの位置決め手段間に3つの開口部を備えた本発明による飲料弁アセンブリの上側断面図である。
【図5】本発明による飲料弁アセンブリ及び接続要素が互いに結合される前の側断面図である。
【図6】互いに着脱可能に結合された本発明による飲料弁アセンブリ及び接続要素の側断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料弁アセンブリであって、
−底壁部分と、
−前記底壁部分から下方へ延在する管状部分と、
−前記底壁部分から直立する外側エプロンと、
−少なくとも1つの位置決め手段と、
を有し、前記管状部分は、分配要素を受けるための頂部開口部を有し、前記頂部開口部は、好適には、前記底壁の上方外側表面の中段部分に構成され、前記管状部分は、少なくとも1つのシール面を備えた上方内側管状壁部分を有し、前記外側直立エプロンは、前記管状部分の前記頂部開口部から間隔をあけて構成され、前記底壁部分は、前記管状部分の前記頂部開口部と前記外側直立エプロンの内側側壁部分との間に位置する少なくとも1つの弁を有し、少なくとも1つの位置決め手段は、少なくとも1つの開口部を有し、及び/又は、少なくとも2つの位置決め手段間に少なくとも1つの開口部が存在し、少なくとも1つの位置決め手段の外側表面は、位置決め手段の少なくとも1つの開口部の及び/又は2つの位置決め手段間の少なくとも1つの開口部の外側表面より大きい、飲料弁アセンブリ。
【請求項2】
請求項1に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記エプロンの前記内側側壁部分に沿って、当該部分から間隔をあけて、少なくとも1つの開口部を備えた少なくとも1つの位置決め手段が構成され、前記少なくとも1つの開口部は、好適には隙間の形を取り、より好適には垂直隙間の形を取り、少なくとも1つの位置決め手段は好適には直立壁であり、より好適には、前記位置決め手段は、前記管状部分の前記頂部開口部を少なくとも部分的に取り囲む直立壁である、飲料弁アセンブリ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記エプロンの前記内側側壁部分は第1のシール面として機能し、このため、前記エプロンの前記内側側壁部分の前記第1のシール面に対して、接続要素が気密且つ液密に当接することが可能である、飲料弁アセンブリ。
【請求項4】
請求項1、2又は3に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記エプロン及び少なくとも1つの位置決め手段は、前記頂部開口部に対して同心に構成される、飲料弁アセンブリ。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記内側管状壁部分は、環状形状であり、第1のステップ又は第1のショルダを有し、前記第1のステップ又は第1のショルダの上方外側表面は、前記底壁部分の上方外側表面と同じ高さ又はそれより上若しくは下に構成され、好適には、前記上方管状部分の前記内側管状壁部分は、少なくとも第1のステップ又は第1のショルダ及び第2のステップ又は第2のショルダを有し、当該第2のステップ又は第2のショルダは、好適には環状形状であり、当該第2のステップ又は第2のショルダは、前記第1のステップ又は第1のショルダより下に構成され、好適には、環状形状の前記第1のステップ又は第1のショルダ内の前記管状部分の前記開口部の直径は、環状形状の前記第2のステップ又は第2のショルダ内の前記管状部分の前記開口部の直径より大幅に大きい、飲料弁アセンブリ。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記管状部分内の内側に、好適には前記第2のステップ又は第2のショルダより下に飲料弁が構成される、飲料弁アセンブリ。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記底壁は2つの弁を有し、これら弁のうち好適には一方の弁は、ケグとバッグとの間の空間への通路に接続され、他方の弁は、前記バッグの内側部分への通路に接続され、より好適には、前記ケグと前記バッグとの間の前記空間への前記通路に接続された前記弁は空気弁であり、及び/又は、前記バッグの前記内側部分への前記通路に接続された前記弁はCO弁であり、好適には、これら弁は、半径方向に間隔をあけて、円に対する同じ垂線上で、中心点から等距離に位置し、これら弁は、前記外側エプロンの前記内側壁部分と前記管状部分の前記開口部との間の前記底壁部分に、又は、前記外側エプロンの前記内側壁部分と前記少なくとも1つの内側位置決め手段の前記外側壁部分との間の前記底壁部分内に、構成される、飲料弁アセンブリ。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記直立エプロンの内径は、10mm〜100mm、好適には20mm〜60mm、より好適には30mm〜50mmであり、前記エプロンに隣接した底の上方外側表面から測定される前記エプロンの高さは、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであり、前記エプロンの厚さは、0.1mm〜15mm、好適には0.5mmから10mm、より好適には1mm〜5mmである、飲料弁アセンブリ。
【請求項9】
請求項1乃至8の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、少なくとも1つの直立位置決め手段の内径は、0.5mm〜50mm、好適には5mm〜30mm、より好適には10mm〜25mmであり、前記エプロンに隣接した前記底の前記上方外側表面から測定される少なくとも1つの位置決め手段の高さは、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであり、少なくとも1つの位置決め手段の厚さは、0.1mm〜15mm、好適には0.5mm〜10mm、より好適には1mm〜5mmである、飲料弁アセンブリ。
【請求項10】
請求項1乃至9の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記底壁に面しない前記エプロンの前記頂部開口部の直径は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであり、及び/又は、前記底壁に面しない少なくとも1つの位置決め手段の前記頂部開口部の直径は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmである、飲料弁アセンブリ。
【請求項11】
請求項1乃至10の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記管状部分の前記頂部開口部の内径及び/又は前記管状部分の前記環状形状の第1のステップ又は第1のショルダ内の前記開口部の直径は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmであり、及び/又は、前記管状部分の前記環状形状の第2のステップ又は第2のショルダ内の前記開口部の直径は、0.5mm〜50mm、好適には3mm〜30mm、より好適には5mm〜25mmである、飲料弁アセンブリ。
【請求項12】
請求項1乃至11の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記環状形状の第1のステップ又は第1のショルダの前記上方外側表面の幅は、0.5mm〜50mm、好適には3mmから30mm、より好適には5mm〜25mmであり、及び/又は、前記環状形状の第2のステップ又は第2のショルダの前記上方外側表面の幅は、0.5mm〜50mm、好適には3mmから30mm、より好適には5mm〜25mmである、飲料弁アセンブリ。
【請求項13】
請求項1乃至12の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリにおいて、前記環状形状の第1のステップ又は第1のショルダの前記上方外側表面と、前記環状形状の第2のステップ又は第2のショルダの前記上方外側表面との間の高度の差は、0.1mm〜50mm、好適には1mm〜25mm、より好適には2mm〜20mmである、飲料弁アセンブリ。
【請求項14】
ガス及び飲料の別々の通路を提供するために飲料弁アセンブリと係合するための接続要素であって、当該接続要素は、第1の外側カラー及び第2の内側カラーを有し、前記第1の外側カラーは、少なくとも1つのガス通路を有し、前記第2の内側カラーは、分配要素を受けるためのスルーホールを有し、前記第1の外側カラー及び前記第2の内側カラーは、好適には同心に、互いに間隔をあけて構成され、前記第1の外側カラーと前記第2の内側カラーとの間に凹部が形成される、接続要素。
【請求項15】
請求項1乃至13の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリに係合するための請求項14に記載の接続要素。
【請求項16】
前記第2の内側カラーが前記第1の外側カラーより上に突出する請求項14又は15に記載の接続要素。
【請求項17】
請求項14、15又は16に記載の接続要素において、前記第1の外側カラーは、その上方外側表面で、好適には当該上方外側表面の外側端若しくはその近くに位置する少なくとも1つの可撓性封止手段を有し、及び/又は、前記第2の内側カラーは、その上方外側表面に少なくとも1つの可撓性封止手段を有し、当該手段は、好適には、その上方外側表面の外側端若しくはその近くに位置するOリングである、、接続要素。
【請求項18】
請求項14乃至17の何れか1項に記載の接続要素において、前記第1の外側カラーの内径は、1mm〜100mm、好適には20mm〜60mm、より好適には30mm〜50mmであり、前記第1の外側カラーに隣接した前記凹部の前記底から測定される前記第1の外側カラーの高さは、0mm〜50mm、好適には5mm〜30mm、より好適には10mm〜25mmであり、前記第1の外側カラーの厚さは、0.1mm〜30mm、好適には1mm〜20mm、より好適には2mm〜15mmである、接続要素。
【請求項19】
請求項14乃至18の何れか1項に記載の接続要素において、前記第2の内側カラーの内径は、0.1mm〜50mm、好適には2mm〜35mm、より好適には5mm〜25mmであり、前記第2の内側カラーに隣接した前記凹部の前記底から測定される前記第2の内側カラーの高さは、0mm〜50mm、好適には2mm〜40mm、より好適には5mm〜30mmであり、前記第2の内側カラーの厚さは、0.1mm〜15mm、好適には0.2mm〜10mm、より好適には0.5mm〜5mmである、接続要素。
【請求項20】
請求項14乃至19の何れか1項に記載の接続要素において、前記飲料弁アセンブリに面した前記第1の内側カラーの前記頂部開口部の内径は、0.1mm〜50mm、好適には2mm〜35mm、より好適には5mm〜25mmであり、及び/又は、前記飲料弁アセンブリに面した前記第2の内側カラーの前記頂部開口部の内径は、0.1mm〜50mm、好適には2mm〜35mm、より好適には5mm〜25mmである、接続要素。
【請求項21】
請求項14乃至20の何れか1項に記載の接続要素において、前記第1のカラーの前記内側側壁から前記第2のカラーの前記外側側壁までの距離は、0.5mm〜50mm、好適には2mm〜20mm、より好適には5mm〜15mmである、接続要素。
【請求項22】
請求項14乃至21の何れか1項に記載の接続要素を有するタップデバイス。
【請求項23】
請求項22に記載のタップデバイスにおいて、容器が着脱可能に係合される飲料弁アセンブリの操作のための手段を備えたタップデバイス。
【請求項24】
請求項22又は23に記載のタップデバイスにおいて、前記第2の内側カラーの前記スルーホールは、飲料の分配のための内側チャネルを有する飲料分配システムのためのカートリッジユニットの管状分配要素を着脱可能に含み、前記カートリッジユニットは、好適には、前記容器に面する可撓性材料から形成される第1の部分と、反対方向を向く剛性材料から形成される第2の部分とを有する、タップデバイス。
【請求項25】
請求項22、23又は24に記載のタップデバイスにおいて、前記カートリッジユニットの前記管状分配要素は、前記第2の内側カラーより上に突出し、好適には、前記カートリッジユニットの前記管状分配要素は、前記飲料弁アセンブリに面した前記第2のカラーの前記スルーホールの内側上側端の上に延在し、前記管状分配要素の高さは、0〜100mm、好適には5mm〜60mm、より好適には20mm〜50mmである、タップデバイス。
【請求項26】
飲料、特にビール等の炭酸飲料を保持するために内側バッグが設けられる容器上に構成される飲料弁アセンブリにおいて、請求項1乃至13の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリが設けられる飲料弁アセンブリ。
【請求項27】
請求項26に記載の容器上に構成された飲料弁アセンブリにおいて、動作中、請求項14乃至21の何れか1項に記載の接続要素又は請求項22乃至25の何れか1項に記載のタップデバイスが接続される、飲料弁アセンブリ。
【請求項28】
請求項26又は27に記載の飲料弁アセンブリにおいて、動作中、前記接続要素の第1のカラーは、前記エプロンの内側の前記第1のシール面に対して気密且つ液密に当接し、及び/又は、前記接続要素の第2のカラーは、前記管状部分の前記第2のシール面に対して気密且つ液密に当接し、及び/又は、分配要素は、前記内側管状部分の前記第3のシール面に対して気密且つ液密に当接する、飲料弁アセンブリ。
【請求項29】
請求項26乃至28の何れか1項に記載の容器上に構成された飲料弁アセンブリにおいて、前記内側バッグに面した側に当該バッグの内側空間へのガス通過開口部を備え、反対側では気密な外側直立エプロンによって取り囲まれ、第1のシール面として機能する前記エプロンの内側側壁に沿って、当該側壁から間隔をあけて、少なくとも1つの内側位置決め手段が構成され、少なくとも1つの位置決め手段は少なくとも1つの開口部を有し、及び/又は、少なくとも1つの開口部が少なくとも2つの位置決め手段の間に存在し、前記エプロンと前記少なくとも1つの位置決め手段との間に少なくとも1つのガス弁を備えた底壁が設けられ、前記ガス弁は、動作中前記内側バッグと当該内側バッグを取り囲む前記容器との間に囲まれる空間に、ガス通路を介して連通し、分配要素を受けるための管状部分が中心に構成され、前記管状部分は、随意に、少なくとも1つの直立位置決め手段によって囲まれ、前記内側管状部分は、第2のシール面及び第3のシール面を有し、前記弁アセンブリは、動作中、請求項14乃至21の何れか1項に記載の接続要素の第1のカラーが、前記エプロンの前記内側の前記第1のシール面に対して気密且つ液密に当接し、前記接続要素の第2のカラーが、前記管状部分の前記第2のシール面に対して気密且つ液密に当接し、分配要素が、前記内側管状部分の前記第3のシール面に対して気密且つ液密に当接するようなものであり、前記接続要素は、圧力下のガスが前記飲料とは別々に前記少なくとも1つのガス通路開口を強制通過させられることができるように前記第1のカラーの前記ガス通路が前記ガス弁と連通するように位置決めされる、飲料弁アセンブリ。
【請求項30】
請求項22乃至25の何れか1項に記載のタップデバイスの接続要素と着脱可能に係合する請求項26乃至29の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリを備えた取替え可能な容器を有する飲料タップ装置であって、前記飲料弁アセンブリは、前記内側バッグに面した側に当該バッグの内側空間へのガス通過開口部を備え、反対側では気密な外側直立エプロンによって取り囲まれ、第1のシール面として機能する前記エプロンの内側側壁に沿って、当該側壁から間隔をあけて、少なくとも1つの内側位置決め手段が構成され、少なくとも1つの位置決め手段は少なくとも1つの開口部を有し、及び/又は、少なくとも1つの開口部が少なくとも2つの位置決め手段の間に存在し、前記エプロンと前記少なくとも1つの位置決め手段との間に少なくとも1つのガス弁を備えた底壁が設けられ、前記ガス弁は、動作中前記内側バッグと当該内側バッグを取り囲む前記容器との間に囲まれる空間に、ガス通路を介して連通し、分配要素を受けるための管状部分が中心に構成され、前記管状部分は、随意に直立位置決め手段によって取り囲まれ、前記内側管状部分は、第2のシール面及び第3のシール面を有し、前記弁アセンブリは、動作中、請求項14乃至21の何れか1項に記載の接続要素の第1のカラーが、前記エプロンの前記内側の前記第1のシール面に対して気密且つ液密に当接し、前記接続要素の第2のカラーが、前記管状部分の前記第2のシール面に対して気密且つ液密に当接し、分配要素が、前記内側管状部分の前記第3のシール面に対して気密且つ液密に当接するようなものであり、前記接続要素は、圧力下のガスが前記飲料とは別々に前記少なくとも1つのガス通路開口を通じて強制通過させられることができるように前記第1のカラーの前記ガス通路が前記ガス弁と連通するように位置決めされる、飲料タップ装置。
【請求項31】
飲料タップ装置からビールを分配するための方法において、請求項14乃至21の何れか1項に記載の接続要素を、前記飲料を有する内側バッグを備えた容器の請求項1乃至13の何れか1項に記載の飲料弁アセンブリに取り付けた後、前記容器は、タップ装置に入れられ、その後、ガスが、前記内側バッグを圧縮するために、前記内側バッグと周りの前記容器との間に少なくとも1つのガス通路を通じて導入され、これにより、前記飲料弁の開放に際して、前記内側バッグ内に存在する前記飲料を排出する、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−537954(P2007−537954A)
【公表日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−517546(P2007−517546)
【出願日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【国際出願番号】PCT/IB2005/051557
【国際公開番号】WO2005/113414
【国際公開日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】