説明

内外装用噴霧域調整台紙と包装用部材と内外装用噴霧方法

【課題】 簡易な構成により噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分に液体を噴霧するために用いる内外装用噴霧域調整台紙とそれを含む包装用部材と内外装用噴霧方法とを提供しようとする。
【解決手段】
従来の噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分に液体を噴霧するために用いる内外装用噴霧域調整台紙にかわって、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を、備え、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法である、ものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するために用いる内外装用噴霧域調整台紙とそれを含む包装用部材と内外装用噴霧方法とに係る。
【背景技術】
【0002】
車の内外装は、多くの構成部品で構成される。
構成部品は、ドアミラー、タイヤ、タイヤホイール、ルームミラー、ドアノブ、その他がある。
車の所有者は、これかの構成部品の表面が奇麗であることを、各種の理由により望む。
【0003】
車のドアミラーは走行中に後方の安全を確認するための機器である。
そのため、ドアミラーの鏡面はクリアーであることが望まれる。
雨天での運転では、ドアミラーの鏡面に液滴が付着すると、後方を確認しにくくなる可能性がある。
そこで、撥水性の透明材料を鏡面に塗布することが行われる。
例えば、撥水性の透明材料を噴霧器を用いて鏡面に噴霧する。
このさいに、撥水性の透明材料が車のボデー表面に飛び散って付着することを防止したいという要望があった。
【0004】
【特許文献1】特開平8−294649号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上に述べた要望に鑑み案出されたもので、簡易な構成により噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分に液体を噴霧するために用いる内外装用噴霧域調整台紙とそれを含む包装用部材と内外装用噴霧方法とを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するために用いる内外装用噴霧域調整台紙を、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を、備え、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法である、ものとした。
【0007】
上記本発明の構成により、板状部材が、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接される柔軟材料製のものである。
前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法である。
その結果、前記連接辺を屈曲して折り畳むと前記四辺形部分の大きさになり、前記板状部材を被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制できる。
【0008】
以下に、本発明の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0009】
本発明の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙は、前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装する包装用部材となる。
上記の実施形態の構成により、噴霧器を包装する包装用部材が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた内外装用噴霧域調整台紙と噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と組み合わされてできる。
その結果、噴霧器を包装用部材に包装して流通過程に置くことができ、包装用部材をばらして、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するために内外装用噴霧域調整台紙を用いることができる。
【0010】
本発明の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙は、前記板状部材が前記四辺形部分の前記連接辺に交差して延びる1対の縁部に切欠き部を各々に持ち、前記透明樹脂板と組み合わされた際に前記切欠き部が前記透明樹脂板の互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部に嵌まり合う。
上記の実施形態の構成により、前記板状部材が前記四辺形部分の前記連接辺に交差して延びる1対の縁部に切欠き部を各々に持つ。前記透明樹脂板が互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部を持つ。前記透明樹脂板と組み合わされた際に1対の前記切欠き部が1対の折り込み部に嵌まり合う。
その結果、噴霧器を包装用部材に包装して流通過程に置く際に、包装用部材を簡易に組み立てることができる。
【0011】
本発明の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙は、前記板状部材が前記四辺形部分に前記連接辺に平行な複数の折り目を設けられ、一組にまとまった図形または文字を前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に前記折り目を跨がない様に印刷される。
上記の実施形態の構成により、前記四辺形部分に前記連接辺に平行な複数の折り目を設けられる。一組にまとまった図形または文字を前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に前記折り目を跨がない様に印刷される。
その結果、板状部材を被噴霧面の縁を外周に沿って囲う様に押付けた際に、被噴霧面の外周の湾曲に沿って板状部材を曲げやすくなり、説明文等の一組にまとまった図形または文字が折り目に邪魔されて読みにくいことがない。
【0012】
本発明の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙は、液体を吸収可能な素材製の帯状部材を、備え、前記帯状部材が長手方向を前記連接辺に直交する向きに沿う様に前記板状部材に固定され、前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うときに前記帯状部材が構成部品の被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲うことをできる。
上記の実施形態の構成により、帯状部材が、液体を吸収可能な素材製であり、長手方向を前記連接辺に直交する向きに沿う様に前記板状部材に固定される。前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で構成部品の被噴霧面の上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うときに前記帯状部材が構成部品の被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲うことをできる。
その結果、前記板状部材を構成部品にあてがう際に、前記帯状部材を被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、被噴霧面に付着した液体が被噴霧面の下側の縁から垂れたときに液体を前記帯状部材で捕捉できる。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明に係る車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧する噴霧器を包装するための包装用部材を、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を有する内外装用噴霧域調整台紙と、噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板とを備え、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法であり、前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる、ものとした。
【0014】
上記本発明の構成により、内外装用噴霧域調整台紙の板状部材が略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接されたものである。透明樹脂板が噴霧器を収納可能に立体成型されたものである。前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法である。前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる。
その結果、前記板状部材を被噴霧面の上側の縁と右側の縁と左側の縁とを外周に沿って囲う様に構成部品にあてがうことをでき、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、前記連接辺を屈曲して折り畳むと前記四辺形部分の大きさになり、噴霧器をコンパクトな包装用部材に包装して流通過程に置くことができる。
【0015】
以下に、本発明の実施形態に係る包装用部材を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0016】
本発明の実施形態に係る包装用部材は、前記板状部材が前記四辺形部分の前記連接辺に交差して延びる1対の縁部に切欠き部を各々に持ち、前記透明樹脂板が互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部を持ち、内外装用噴霧域調整台紙が前記透明樹脂板と組み合わされたときに1対の前記切欠き部が1対の前記折り込み部に各々に嵌まり合う。
上記の実施形態の構成により、前記板状部材が前記四辺形部分の前記連接辺に交差して延びる1対の縁部に切欠き部を各々に持つ。前記透明樹脂板が互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部を持つ。内外装用噴霧域調整台紙が前記透明樹脂板と組み合わされたときに1対の前記切欠き部が1対の前記折り込み部に嵌まり合う。
その結果、噴霧器を包装用部材に包装して流通過程に置く際に、包装用部材を簡易に組み立てることができる。
【0017】
本発明の実施形態に係る包装用部材は、前記板状部材が前記四辺形部分に前記連接辺に平行な複数の折り目を設けられ、一組にまとまった図形または文字を前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に前記折り目を跨がない様に印刷される。
上記の実施形態の構成により、前記四辺形部分に前記連接辺に平行な複数の折り目を設けられる。一組にまとまった図形または文字を前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に前記折り目を跨がない様に印刷される。
その結果、板状部材を被噴霧面の縁を外周に沿って囲う様に押付けた際に、被噴霧面の外周の湾曲に沿って板状部材を曲げやすくなり、説明文等の一組にまとまった図形または文字が折り目に邪魔されて読みにくいことがない。
【0018】
本発明の実施形態に係る包装用部材は、前記内外装用噴霧域調整台紙がさらに液体を吸収可能な素材製の帯状部材を有し、前記帯状部材が長手方向を前記連接辺に直交する向きに沿う様に前記板状部材に固定され、前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うときに前記帯状部材が構成部品の被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲うことをできる。
上記の実施形態の構成により、帯状部材が、液体を吸収可能な素材製であり、長手方向を前記連接辺に直交する向きに沿う様に前記板状部材に固定される。前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うときに前記帯状部材が構成部品の被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲うことができる。
その結果、板状部材を構成部品にあてがう際に、前記帯状部材を被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、被噴霧面に付着した液体が被噴霧面の下側の縁から垂れたときに液体を捕捉できる。
【0019】
上記目的を達成するため、本発明に係る噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するための内外装用噴霧方法を、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を有する内外装用噴霧域調整台紙と、噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と、を有し、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲うのに十分な寸法であり、前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる様になった包装用部材を準備する準備工程と、前記板状部材を前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがう段取り工程と、噴霧器を用いて構成部品の被噴霧面に液体を噴霧する噴霧工程とを備えるものとした。
【0020】
上記本発明の構成により、内外装用噴霧域調整台紙の板状部材が略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接されたものである。透明樹脂板が噴霧器を収納可能に立体成型されたものである。前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲うのに十分な寸法である。前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる。段取り工程で前記板状部材を前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがう。噴霧工程で噴霧器を用いて構成部品の被噴霧面に液体を噴霧する。
その結果、前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲い、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、前記連接辺を屈曲して折り畳むと前記四辺形部分の大きさになり、噴霧器をコンパクトな包装用部材に包装して流通過程に置くことができる。
【0021】
上記目的を達成するため、本発明に係る噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するための内外装用噴霧方法を、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を有する内外装用噴霧域調整台紙と、噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と、を有し、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法であり、前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる様になった包装用部材を準備する準備工程と、前記板状部材を前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様に構成部品にあてがう段取り工程と、噴霧器を用いて構成部品の被噴霧面に液体を噴霧する噴霧工程と、を備える、ものとした。
【0022】
上記本発明の構成により、内外装用噴霧域調整台紙の板状部材が略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接されたものである。透明樹脂板が噴霧器を収納可能に立体成型されたものである。前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法であり。前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる。段取り工程で前記板状部材を前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様に構成部品にあてがう。噴霧工程で噴霧器を用いて構成部品の被噴霧面に液体を噴霧する。
その結果、前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の上側と右側と左側を外周に沿って囲い、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、前記連接辺を屈曲して折り畳むと前記四辺形部分の大きさになり、噴霧器をコンパクトな包装用部材に包装して流通過程に置くことができる。
【0023】
本発明の実施形態に係る内外装用噴霧方法は、前記準備工程でさらに液体を吸収可能な素材製の帯状部材を準備し、前記段取り工程でさらに前記帯状部材を被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがう。
上記の実施形態の構成により、前記帯状部材が液体を吸収可能な素材製のものである。前記段取り工程で前記板状部材を構成部品にあてがい、前記帯状部材を被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲う様にあてがう。
その結果、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧する際に、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、被噴霧面に付着した液体が被噴霧面の下側の縁から垂れたときに液体を捕捉できる。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように、本発明に係る内外装用噴霧域調整台紙は、その構成により、以下の効果を有する。
内外装用噴霧域調整台紙が複数の前記四辺形部分を互いの前記連接辺を介して屈曲可能に連接した構造の柔軟材料製の板状部材を有し、前記連接辺を展開させた状態で板状部材の長さが構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うに十分な寸法である様にしたので、前記板状部材を被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制できる。
また、前記連接辺を屈曲して折り畳まれた内外装用噴霧域調整台紙と噴霧器を収納できる様にした前記透明樹脂板と組み合わされて前記包装用部材になる様にしたので、噴霧器を包装用部材に包装して流通過程に置くことができ、包装用部材をばらして、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するために内外装用噴霧域調整台紙を用いることをできる。
また、前記板状部材の前記四辺形部分の前記連接辺に交差して延びる1対の縁部に各々に設けられた切欠き部が前記透明樹脂板が互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部に各々に嵌まり合う様にしたので、噴霧器を包装用部材に包装して流通過程に置く際に、包装用部材を簡易に組み立てることをできる。
また、前記四辺形部分に前記連接辺に平行な複数の折り目を設け、一組にまとまった図形または文字を折り畳まれた状態で外から見える面に前記折り目を跨がない様に印刷する様にしたので、板状部材を被噴霧面の縁を外周に沿って囲う様に押付けた際に、被噴霧面の外周の湾曲に沿って板状部材を曲げやすくなり、説明文等の一組にまとまった図形または文字が折り目に邪魔されて読みにくいことがない。
また、液体を吸収する素材製の帯状部材を板状部材に前記連接辺に交差する向きに延びる様に固定させ、前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲い、前記帯状部材が被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲うことをできる様にしたので、前記板状部材を被噴霧面を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、前記帯状部材を被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、被噴霧面に付着した液体が被噴霧面の下側の縁から垂れたときに液体を捕捉できる。
【0025】
以上説明したように、本発明に係る包装用部材は、その構成により、以下の効果を有する。
内外装用噴霧域調整台紙が複数の前記四辺形部分を互いの前記連接辺を介して屈曲可能に連接した構造の柔軟材料製の板状部材を有し、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法であり、噴霧器を包装する包装用部材が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた内外装用噴霧域調整台紙と噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と組み合わされてできる様にしたので、噴霧器を包装用部材に包装して流通過程に置くことができ、包装用部材をばらして、前記板状部位を被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制できる。
また、前記板状部材の前記四辺形部分の前記連接辺に交差して延びる1対の縁部に各々に設けられた切欠き部が前記透明樹脂板が互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部に各々に嵌まり合う様にしたので、噴霧器を包装用部材に包装して流通過程に置く際に、包装用部材を簡易に組み立てることをできる。
また、前記四辺形部分に前記連接辺に平行な複数の折り目を設け、一組にまとまった図形または文字を折り畳まれた状態で外から見える面に前記折り目を跨がない様に印刷する様にしたので、板状部材を被噴霧面の外周の縁に外周に沿って囲う様に押付けた際に、被噴霧面の外周の湾曲に沿って板状部材を曲げやすくなり、説明文等の一組にまとまった図形または文字が折り目に邪魔されて読みにくいことがない。
また、液体を吸収する素材製の帯状部材を板状部材に前記連接辺に交差する向きに延びる様に固定させ、前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で構成部品の被噴霧面の上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に市って囲うと前記帯状部材が構成部品の被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲うことをできる様にしたので、板状部材を被噴霧面を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、前記帯状部材を被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、被噴霧面に付着した液体が被噴霧面の下側の縁から垂れたときに液体を捕捉できる。
【0026】
以上説明したように、本発明に係る内外装用噴霧方法は、その構成により、以下の効果を有する。
内外装用噴霧域調整台紙が複数の前記四辺形部分を互いの前記連接辺を介して屈曲可能に連接した構造の柔軟材料製の板状部材を有し、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲うのに十分な寸法とし、噴霧器を包装する包装用部材が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた内外装用噴霧域調整台紙と噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と組み合わされてできる様にして、前記板状部材を被噴霧面の縁の全周に外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて構成部品の被噴霧面に液体を噴霧する様にしたので、前記板状部材が被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲い、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、前記連接辺を屈曲して折り畳むと前記四辺形部分の大きさになり、噴霧器をコンパクトな包装用部材に包装して流通過程に置くことができる。
また、内外装用噴霧域調整台紙が複数の前記四辺形部分を互いの前記連接辺を介して屈曲可能に連接した構造の柔軟材料製の板状部材を有し、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法とし、噴霧器を包装する包装用部材が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた内外装用噴霧域調整台紙と噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と組み合わされてできる様にして、前記板状部材を被噴霧面の上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、噴霧器を用いて構成部品の被噴霧面に液体を噴霧する様にしたので、前記板状部材が被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲い、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、前記連接辺を屈曲して折り畳むと前記四辺形部分の大きさになり、噴霧器をコンパクトな包装用部材に包装して流通過程に置くことができる。
また、前記板状部材を被噴霧面の縁を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがい、液体を吸収可能な素材製の前記帯状部材を被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲う様にあてがう様にしたので、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、被噴霧面に付着した液体が被噴霧面の下側の縁から垂れたときに液体を捕捉できる。
従って、簡易な構成により噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するために用いる内外装用噴霧域調整台紙とそれを含む包装用部材と内外装用噴霧方法とを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
【0028】
最初に、本発明の第一の実施形態にかかる内外装用噴霧域調整台紙とそれを用いた包装用部材とを、図を基に、説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る包装部材の平面図である。図2は、本発明の第一の実施形態に係る包装部材のA−A断面図である。図3は、本発明の第一の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙の平面図である。
【0029】
内外装用噴霧域調整台紙10は、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するために用いる。
例えば、内外装用噴霧域調整台紙10は、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するために用いるものである。
以下の説明、及び以下に記載するその他の実施形態にかかる内外装用噴霧域調整台紙とそれを用いた包装用部材との説明においては、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するための場合を例に、説明する。
噴霧器は、液体を噴霧する器具である。
例えば、噴霧器は、スプレー、霧吹き、トリガースプレー等である。
内外装用噴霧域調整台紙10は、包装用部材の一部を兼ねるものと、単一の用途のものとがある。
内外装用噴霧域調整台紙10は、柔軟材料製の板状部材11で構成される。
柔軟材料製の板状部材11は、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分11a、11bを互いの辺である連接辺Kを介して屈曲可能に連接されたものである。
連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法がドアミラーの鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲うのに十分な寸法である。
連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法がドアミラーの鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲い、下側の縁X4を囲わないのに必要十分な寸法であってもよい。
例えば、連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法が、ドアミラーの鏡面Sの縁の全周の寸法から鏡面Sの下側の幅寸法を減じた寸法に略一致する。
【0030】
内外装用噴霧域調整台紙10が、四辺形部分11a、11bに連接辺Kに平行な複数の折り目Gを設けられ、一組にまとまった図形または文字を連接辺Kを屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に折り目Gを跨がない様に印刷されてもよい。
例えば、内外装用噴霧域調整台紙10が、内外装用噴霧域調整台紙の使用方法を説明する文章と図を連接辺Kを屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に折り目Gを跨がない様に印刷される。
【0031】
包装用部材は、車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧する噴霧器を包装するための
例えば、包装用部材は、車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧する噴霧器を包装するためのものである。
以下の説明、及び以下に記載する包装用部材の説明においては、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧する場合を例に、説明する。
包装用部材は、内外装用噴霧域調整台紙10と透明樹脂板20とで構成される。
内外装用噴霧域調整台紙10は、連接辺Kを屈曲して折り畳まれた状態で透明樹脂板と組み合わされて噴霧器5を包装する包装用部材となる。
【0032】
透明樹脂板20は、噴霧器5を収納可能に立体成型された透明な樹脂製の板材でできたものである。
透明樹脂板20は、ブリスターパックであってもよい。
【0033】
板状部材11が四辺形部分11a、11bの連接辺Kに交差して延びる1対の縁部に切欠き部を各々に持ち、透明樹脂板20が互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部Nを持ち、内外装用噴霧域調整台紙10が透明樹脂板20と組み合わされたときに1対の切欠き部Mが1対の折り込み部Nに嵌まり合ってもよい。
【0034】
次に本発明の第一の実施形態に掛かる内外装用噴霧方法を、図を基に、説明する。
図4は、本発明の第一の実施形態に係る内外装用噴霧方法の手順図である。
図13は、本発明の実施形態にかかる内外装用噴霧方法の作用説明図である。
内外装用噴霧方法は、噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するためのものである。
例えば、内外装用噴霧方法は、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するためのものである。
以下の説明、及び以下に記載するその他の実施形態にかかる内外装用噴霧方法の説明においては、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧する場合を例に、説明する。
内外装用噴霧方法は、準備工程と段取り工程と噴霧工程とで構成される。
例えば、内外装用噴霧方法は、水洗い工程S10と前乾燥工程S20と準備工程(図示せず)と段取り工程S30と噴霧工程S40と後乾燥工程S50とで構成される。
【0035】
水洗い工程S10は、水または洗浄水でドアミラーの鏡面Sを水洗いする工程である。
水または洗浄水を鏡面にかけて、布でよく拭き取る。
【0036】
前乾燥工程S20は、鏡面に付着した水または洗浄水が乾燥するのを待つ工程である。
鏡面Sに付着した液体が乾くまで十分な時間をとる。
【0037】
準備工程(図示せず)は、包装用部材を準備する工程である。
包装用部材は、内外装用噴霧域調整台紙10と透明樹脂板20とで構成され、内外装用噴霧域調整台紙10が連接辺Kを屈曲して折り畳まれた状態で透明樹脂板20と組み合わされて噴霧器を包装できる様になったものである。
内外装用噴霧域調整台紙は、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材11を有するものである。
透明樹脂板は、噴霧器を収納可能に立体成型されたものである。
連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法がドアミラーの鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲うのに十分な寸法である。
例えば、第一の実施形態にかかる包装用部材を準備する。
さらに、液体を吸収可能な素材製の帯状部材を準備してもよい。
例えば、帯状部材は、布切れ等である。
【0038】
段取り工程S40は、板状部材11を連接辺Kを展開された状態で鏡面の少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがう工程である。
板状部材11をドアミラーにあてがう際に、連接辺Kを展開された状態で鏡面の少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲う様にする。
例えば、板状部材11をドアミラーにあてがう際に、板状部材11をドアミラーの鏡面の縁の外周にできた隙間に差し込む。
さらに、帯状部材を鏡面の下側の縁X4を外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがってもよい。
例えば、布切れをドアミラーにあてがい、鏡面の下側の縁X4を外周に沿って囲う様にする。
例えば、布切れをドアミラーにあてがう際に、布切れをドアミラーの鏡面の縁の外周にできた隙間に差し込む。
【0039】
噴霧工程S40は、噴霧器5を用いてドアミラーの鏡面に液体を噴霧する工程である。
噴霧器5のノズルを鏡面Sに向けて液体を噴霧する。
【0040】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる内外装用噴霧域調整台紙と包装用部材とを、図を基に、説明する。
図5は、本発明の第二の実施形態に係る包装部材の平面図である。図6は、本発明の第二の実施形態に係る包装部材のB−B断面図である。図7は、本発明の第二の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙の平面図である。
【0041】
内外装用噴霧域調整台紙10は、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するために用いるものである。
内外装用噴霧域調整台紙10は、包装用部材の一部を兼ねるものと、単一の用途のものとがある。
内外装用噴霧域調整台紙10は、柔軟材料製の板状部材11で構成される。
柔軟材料製の板状部材11は、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分11a、11b、11cを互いの辺である連接辺Kを介して屈曲可能に連接されたものである。
連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法がドアミラーの鏡面Sの縁の全周を外周に沿って囲うのに十分な寸法である。
例えば、連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法が、ドアミラーの鏡面Sの縁の全周の寸法に略一致する。
【0042】
内外装用噴霧域調整台紙10が、四辺形部分11a、11b、11cに連接辺Kに平行な複数の折り目Gを設けられ、一組にまとまった図形または文字を連接辺Kを屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に折り目Gを跨がない様に印刷されてもよい。
例えば、内外装用噴霧域調整台紙10が、内外装用噴霧域調整台紙の使用方法を説明する文章と図を連接辺Kを屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に折り目Gを跨がない様に印刷される。
【0043】
包装用部材は、車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧する噴霧器を包装するためのものである。
包装用部材は、内外装用噴霧域調整台紙10と透明樹脂板20とで構成される。
内外装用噴霧域調整台紙10は、連接辺Kを屈曲して折り畳めれた状態で透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装する包装用部材となる。
【0044】
透明樹脂板20は、噴霧器5を収納可能に立体成型された透明な樹脂製の板材でできたものである。
透明樹脂板20は、ブリスターパックであってもよい。
【0045】
板状部材11が四辺形部分11a、11bの連接辺Kに交差して延びる1対の縁部の近傍に貫通穴Hを各々に持ち、透明樹脂板20が互いに対向する縁部の近傍に板面に直交方向に突起する突起部Lを持ち、内外装用噴霧域調整台紙10が透明樹脂板20と組み合わされたときに突起部Lが貫通穴Hに嵌まり合ってもよい。
【0046】
次に本発明の第二の実施形態に掛かる内外装用噴霧方法を、図を基に、説明する。
図8は、本発明の第一の実施形態に係る内外装用噴霧方法の説明図である。
図8は、段取り工程S30のみを示す。
内外装用噴霧方法は、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するためのものであって、準備工程と段取り工程と噴霧工程とで構成される。
例えば、内外装用噴霧方法は、水洗い工程と前乾燥工程と準備工程と段取り工程と噴霧工程と後乾燥工程とで構成される。
水洗い工程と前乾燥工程と噴霧工程と後乾燥工程は、第一の実施形態にかかる内外装用噴霧方法のものと同じなので、説明を省略する。
【0047】
準備工程は、包装用部材を準備する工程である。
包装用部材は、内外装用噴霧域調整台紙10と透明樹脂板20とで構成され、内外装用噴霧域調整台紙10が連接辺Kを屈曲して折り畳まれた状態で透明樹脂板20と組み合わされて噴霧器を包装できる様になったものである。
内外装用噴霧域調整台紙は、略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を有するものである。
透明樹脂板は、噴霧器を収納可能に立体成型されたものである。
連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法がドアミラーの鏡面Sの縁の全周を外周に沿って囲うのに十分な寸法である。
例えば、第二の実施形態にかかる包装部材を準備する。
さらに、液体を吸収可能な素材製の帯状部材を準備してもよい。
例えば、帯状部材は、布切れ等である。
【0048】
段取り工程S30は、板状部材11を連接辺Kを展開された状態で鏡面の縁の全周を外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがう工程である。
板状部材11をドアミラーにあてがう際に、連接辺Kを展開された状態で鏡面の縁の全周を外周に沿って囲う様にする。
さらに、帯状部材を鏡面の下側の縁X4を外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがってもよい。
例えば、布切れをドアミラーにあてがわれた板状部材11に乗せて、鏡面の下側の縁X4を外周に沿って囲う様にする。
【0049】
次に、本発明の第三の実施形態にかかる内外装用噴霧域調整台紙とそれを用いる包装用部材とを、図を基に、説明する。
図9は、本発明の第三の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙の平面図である。
【0050】
内外装用噴霧域調整台紙10は、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するために用いるものである。
内外装用噴霧域調整台紙10は、包装用部材の一部を兼ねるものと、単一の用途のものとがある。
内外装用噴霧域調整台紙10は、柔軟材料製の板状部材11と帯状部材12とで構成される。
板状部材は、第一の実施形態にかかる内外装用噴霧域調整台紙のものと同じなので、説明を省略する。
【0051】
帯状部材12は、液体を吸収可能な素材製の部材である。
帯状部材12が長手方向を連接辺Kに直交する向きに沿う様に板状部材11に固定され、板状部材11が連接辺Kを展開された状態でドアミラーの鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲うときに帯状部材12がドアミラーの鏡面Sの下側を外周に沿って囲うことをできる。
例えば、帯状部材の長手方向の1対の端部の一方が板状部材11の1対の自由端の一方に固定される。
また、例えば、帯状部材の長手方向の1対の端部を板状部材11の1対の自由端に各々に固定される。
【0052】
包装用部材は、車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧する噴霧器を包装するためのものである。
包装用部材は、内外装用噴霧域調整台紙10と透明樹脂板20とで構成される。
透明樹脂板20は、第一の実施形態にかかる包装用部材のものと同じなので、説明を省略する。
【0053】
次に本発明の第三の実施形態にかかる内外装用噴霧方法を、図を基に、説明する。
図10は、本発明の第三の実施形態に係る内外装用噴霧方法の手順図である。
図10は、段取り工程S30のみを示す。
内外装用噴霧方法は、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するためのものであって、準備工程と段取り工程と噴霧工程とで構成される。
例えば、内外装用噴霧方法は、水洗い工程と前乾燥工程と準備工程と段取り工程と噴霧工程と後乾燥工程とで構成される。
水洗い工程と前乾燥工程と噴霧工程と後乾燥工程とは、第一の実施形態にかかる内外装用噴霧方法のものとおなじなので、説明を省略する。
【0054】
準備工程では、第三の実施形態にかかる包装用部材を準備する。
段取り工程では、板状部材11を連接辺を展開された状態で鏡面の少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがい、帯状部材12を鏡面の下側の縁X4を外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがう。
【0055】
次に、本発明の第四の実施形態にかかる内外装用噴霧域調整台紙と包装用部材とを、図を基に、説明する。
図11は、本発明の第四の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙の平面図である。
【0056】
包装用部材は、車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧する噴霧器を包装するためのものである。
包装用部材は、内外装用噴霧域調整台紙10と透明樹脂板20とで構成される。
透明樹脂板20は、第一の実施形態にかかる包装用部材のものと同じなので、説明を省略する。
【0057】
内外装用噴霧域調整台紙10は、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するために用いるものである。
内外装用噴霧域調整台紙10は、包装用部材の一部を兼ねるものと、単一の用途のものとがある。
内外装用噴霧域調整台紙10は、柔軟材料製の板状部材11と帯状部材12とで構成される。
板状部材は、第二の実施形態にかかるものと同じなので、説明を省略する。
【0058】
帯状部材12は、液体を吸収可能な素材製の部材である。
帯状部材12が長手方向を連接辺Kに直交する向きに沿う様に板状部材11に固定され、板状部材11が連接辺Kを展開された状態でドアミラーの鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲うときに帯状部材12がドアミラーの鏡面Sの下側を外周に沿って囲うことをできる。
例えば、帯状部材11が板状部材11の四辺形部分11cに固定される。
【0059】
次に本発明の第四の実施形態にかかる内外装用噴霧方法を、図を基に、説明する。
図11は、本発明の第四の実施形態に係る内外装用噴霧方法の手順図である。
図11は、段取り工程S30のみを示す。
内外装用噴霧方法は、噴霧器を用いて車のドアミラーの鏡面に液体を噴霧するためのものであって、準備工程と段取り工程と噴霧工程とで構成される。
例えば、内外装用噴霧方法は、水洗い工程と前乾燥工程と準備工程と段取り工程と噴霧工程と後乾燥工程とで構成される。
水洗い工程と前乾燥工程と噴霧工程と後乾燥工程とは、第一の実施形態にかかる内外装用噴霧方法のものと同じなので、説明を省略する。
【0060】
準備工程では、第四の実施形態にかかる包装用部材を準備する。
段取り工程では、板状部材11を連接辺を展開された状態で鏡面の縁の全周を外周に沿って囲い、帯状部材12を鏡面の下側の縁X4を外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがう。
【0061】
以上説明したように、本発明に係る内外装用噴霧域調整台紙とそれを用いた包装部材は、その構成により、以下の効果を有する。
内外装用噴霧域調整台紙10が複数の四辺形部分11a、11b、・・を互いの連接辺Kを介して屈曲可能に連接した構造の柔軟材料製の板状部材11を有し、連接辺Kを展開させた状態で板状部材11の長さがドアミラーの鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲うに十分な寸法である様にしたので、板状部材11を鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがい、噴霧器5を用いて車のドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制できる。
また、連接辺Kを屈曲して折り畳まれた内外装用噴霧域調整台紙と噴霧器5を収納できる様にした透明樹脂板20と組み合わされて包装用部材になる様にしたので、噴霧器5を包装用部材に包装して流通過程に置くことができ、包装用部材をばらして、噴霧器5を用いて車のドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧するために内外装用噴霧域調整台紙10を用いることをできる。
また、板状部材11の四辺形部分の連接辺Kに交差して延びる1対の縁部に各々に設けられた1対の切欠き部Mが透明樹脂板が互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部Nに嵌まり合う様にしたので、噴霧器5を包装用部材に包装して流通過程に置く際に、包装用部材を簡易に組み立てることをできる。
また、四辺形部分11a、11b、11c、・・・に連接辺Kに平行な複数の折り目Gを設け、一組にまとまった図形または文字を折り畳まれた状態で外から見える面に折り目Gを跨がない様に印刷する様にしたので、板状部材11を鏡面の縁を外周に沿って囲う様に押付けた際に、鏡面Sの外周の湾曲に沿って板状部材を曲げやすくなり、説明文等の一組にまとまった図形または文字が折り目Gに邪魔されて読みにくいことがない。
また、液体を吸収する素材製の帯状部材12を板状部材11に連接辺Kに交差する向きに延びる様に固定させ、板状部材11が連接辺Kを展開された状態で鏡面Sの好くなくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲い、帯状部材12が鏡面Sの下側の縁X4を外周に沿って囲うことをできる様にしたので、板状部材11を鏡面Sの縁を外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがい、帯状部材12を鏡面Sの下側に外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがい、噴霧器5を用いて車のドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、鏡面に付着した液体が鏡面の下側の縁X4から垂れたときに液体を捕捉できる。
【0062】
また、以上説明したように、本発明に係る内外装用噴霧方法材は、その構成により、以下の効果を有する。
内外装用噴霧域調整台紙10が複数の四辺形部分を互いの連接辺Kを介して屈曲可能に連接した構造の柔軟材料製の板状部材11を有し、連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法がドアミラーの鏡面Sの縁の全周を外周に沿って囲うのに十分な寸法とし、噴霧器5を包装する包装用部材が連接辺Kを屈曲して折り畳まれた内外装用噴霧域調整台紙10と噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板20と組み合わされてできる様にして、板状部材11を鏡面Sの縁の全周に外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがい、噴霧器5を用いてドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧する様にしたので、板状部材11が鏡面Sの縁の全周を外周に沿って囲い、噴霧器5を用いて車のドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、連接辺を屈曲して折り畳むと四辺形部分の大きさになり、噴霧器5をコンパクトな包装用部材に包装して流通過程に置くことができる。
また、内外装用噴霧域調整台紙10が複数の四辺形部分11a、11b、11c・・・を互いの連接辺を介して屈曲可能に連接した構造の柔軟材料製の板状部材11を有し、連接辺Kを展開された状態で板状部材11の連接辺Kに交差する向きの全体の長さ寸法がドアミラーの鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲うのに十分な寸法とし、噴霧器5を包装する包装用部材が連接辺Kを屈曲して折り畳まれた内外装用噴霧域調整台紙10と噴霧器5を収納可能に立体成型された透明樹脂板20と組み合わされてできる様にして、板状部材11を鏡面Sの上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがい、噴霧器5を用いてドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧する様にしたので、板状部材11が鏡面Sの少なくとも上側の縁X1と左側の縁X2と右側の縁X3とを外周に沿って囲い、噴霧器5を用いて車のドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、連接辺Kを屈曲して折り畳むと四辺形部分11a、11b、11c・・の大きさになり、噴霧器5をコンパクトな包装用部材に包装して流通過程に置くことができる。
また、板状部材を鏡面を外周に沿って囲う様にドアミラーにあてがい、液体を吸収可能な素材製の帯状部材12を鏡面Sの下側を外周に沿って囲う様にあてがう様にしたので、噴霧器5を用いて車のドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧すると、液体が周囲に飛び散るのを抑制でき、鏡面Sに付着した液体が鏡面の下側の縁X4から垂れたときに液体を捕捉できる。
従って、簡易な構成により噴霧器5を用いて車のドアミラーの鏡面Sに液体を噴霧するために用いる内外装用噴霧域調整台紙10とそれを含む包装用部材と内外装用噴霧方法とを提供できる。
【0063】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
実施形態の説明では、構成部品がドアミラーであり被噴霧面がその鏡面であるとして説明したがこれに限定されず、例えば、タイヤの側面、タイヤホイールの表面、その他であってもよい。
タイヤの側面に液体を噴霧する場合は、板状部材を連接辺を展開された状態でタイヤの側面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様にタイヤにあてがう。
タイヤホイールの側面に液体を噴霧する場合は、板状部材を連接辺を展開された状態でタイヤの側面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様にタイヤホイールにあてがう。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る包装部材の平面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る包装部材のA−A断面図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙の平面図である。
【図4】本発明の第一の実施形態に係る内外装用噴霧方法の手順図である。
【図5】本発明の第二の実施形態に係る包装部材の平面図である。
【図6】本発明の第二の実施形態に係る包装部材のB−B断面図である。
【図7】本発明の第二の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙の平面図である。
【図8】本発明の第二の実施形態に係る内外装用噴霧方法の説明図である。
【図9】本発明の第三の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙の平面図である。
【図10】本発明の第三の実施形態に係る内外装用噴霧方法の説明図である。
【図11】本発明の第四の実施形態に係る内外装用噴霧域調整台紙の平面図である。
【図12】本発明の第四の実施形態に係る内外装用噴霧方法の説明図である。
【図13】本発明の実施形態にかかる内外装用噴霧方法の作用説明図である。
【符号の説明】
【0065】
S 被噴霧面(鏡面)
K 連接辺
G 折り目
M 切欠き部
N 折り込み部
L 突起部
H 貫通穴
X1 上側の縁
X2 左側の縁
X3 右側の縁
X4 下側の縁
5 噴霧器
10 内外装用噴霧域調整台紙
11 板状部材
11a 四辺形部分
11b 四辺形部分
11c 四辺形部分
12 帯状部材
20 透明樹脂板
S10 水洗い工程
S20 前乾燥工程
S30 段取り工程
S40 噴霧工程
S50 後乾燥工程

【特許請求の範囲】
【請求項1】
噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するために用いる内外装用噴霧域調整台紙であって、
略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を、
備え、
前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法である、
ことを特徴とする内外装用噴霧域調整台紙。
【請求項2】
前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装する包装用部材となる、
ことを特徴とする請求項1に記載の内外装用噴霧域調整台紙。
【請求項3】
前記板状部材が前記四辺形部分の前記連接辺に交差して伸びる1対の縁部に切欠き部を各々に持ち、
前記透明樹脂板と組み合わされた際に前記切欠き部が前記透明樹脂板の互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部に嵌まり合う、
ことを特徴とする請求項2に記載の内外装用噴霧域調整台紙。
【請求項4】
前記板状部材が前記四辺形部分に前記連接辺に平行な複数の折り目を設けられ、
一組にまとまった図形または文字を前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に前記折り目を跨がない様に印刷される、
ことを特徴とする請求項1に記載の内外装用噴霧域調整台紙。
【請求項5】
液体を吸収可能な素材製の帯状部材を、
備え、
前記帯状部材が長手方向を前記連接辺に直交する向きに沿う様に前記板状部材に固定され、
前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うときに前記帯状部材が構成部品の被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲うことをできる、
ことを特徴とする請求項1に記載の内外装用噴霧域調整台紙。
【請求項6】
車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧する噴霧器を包装するための包装用部材であって、
略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を有する内外装用噴霧域調整台紙と、
噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と
を備え、
前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法であり、
前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる、
ことを特徴とする包装用部材。
【請求項7】
前記板状部材が前記四辺形部分の前記連接辺に交差して延びる1対の縁部に切欠き部を各々に持ち、
前記透明樹脂板が互いに対向する1対の縁部に表側から裏側に折り込む様に各々に設けられた折り込み部を持ち、
前記内外装用噴霧域調整台紙が前記透明樹脂板と組み合わされたときに1対の前記切欠き部が1対の前記折り込み部に各々に嵌まり合う、
ことを特徴とする請求項6に記載の包装用部材。
【請求項8】
前記板状部材がが前記四辺形部分に前記連接辺に平行な複数の折り目を設けられ、
一組にまとまった図形または文字を前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で外側から見える面に前記折り目を跨がない様に印刷される、
ことを特徴とする請求項6に記載の包装用部材。
【請求項9】
前記内外装用噴霧域調整台紙がさらに液体を吸収可能な素材製の帯状部材を有し、
前記帯状部材が長手方向を前記連接辺に直交する向きに沿う様に前記板状部材に固定され、
前記板状部材が前記連接辺を展開された状態で構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うときに前記帯状部材が構成部品の被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲うことをできる、
ことを特徴とする請求項6に記載の包装用部材。
【請求項10】
噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するための内外装用噴霧方法であって、
略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を有する内外装用噴霧域調整台紙と、噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と、を有し、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲うのに十分な寸法であり、前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる様になった包装用部材を準備する準備工程と、
前記板状部材を前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の縁の全周を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがう段取り工程と、
噴霧器を用いて構成部品の被噴霧面に液体を噴霧する噴霧工程と、
を備える、
ことを特徴とする内外装用噴霧方法。
【請求項11】
噴霧器を用いて車の内外装を構成する構成部品の表面の一部分である被噴霧面に液体を噴霧するための内外装用噴霧方法であって、
略四辺形の輪郭を持った部分である複数の四辺形部分を互いの辺である連接辺を介して屈曲可能に連接された柔軟材料製の板状部材を有する内外装用噴霧域調整台紙と、噴霧器を収納可能に立体成型された透明樹脂板と、を有し、前記連接辺を展開された状態で前記板状部材の前記連接辺に交差する向きの全体の長さ寸法が構成部品の被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲うのに十分な寸法であり、前記内外装用噴霧域調整台紙が前記連接辺を屈曲して折り畳まれた状態で前記透明樹脂板と組み合わされて噴霧器を包装できる様になった包装用部材を準備する準備工程と、
前記板状部材を前記連接辺を展開された状態で被噴霧面の少なくとも上側の縁と左側の縁と右側の縁とを外周に沿って囲う様に構成部品にあてがう段取り工程と、
噴霧器を用いて構成部品の被噴霧面に液体を噴霧する噴霧工程と、
を備える、
ことを特徴とする内外装用噴霧方法。
【請求項12】
前記準備工程でさらに液体を吸収可能な素材製の帯状部材を準備し、
前記段取り工程でさらに前記帯状部材を被噴霧面の下側の縁を外周に沿って囲う様に構成部品にあてがう、
ことを特徴とする請求項10または請求項11のうちのひとつに記載の内外装用噴霧方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−189967(P2009−189967A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−33984(P2008−33984)
【出願日】平成20年2月15日(2008.2.15)
【出願人】(000227331)株式会社ソフト99コーポレーション (84)
【Fターム(参考)】