説明

内部に装飾材料が埋め込まれた、シクロブタンジオールを含む熱可塑性物品

本発明は、1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られる1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品に関し、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料はポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成され、熱可塑性物品は、テレフタル酸と2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールとを含む少なくとも1種のポリエステルを含む少なくとも1種のポリエステル組成物を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基20モル%超から99モル%;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約1モル%から80モル%未満
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項2】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基21モル%から99モル%;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約1モル%から79モル%未満
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項3】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基約25から75モル%;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約75から約25モル%
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項4】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基約30モル%から約70モル%;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約70モル%から約30モル%
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項5】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基約35モル%から65モル%;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約65モル%から約35モル%
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項6】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基約40モル%から約69モル%;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約40モル%から約60モル%
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項7】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基20モル%超から50モル%未満;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基50モル%超から80モル%未満
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項8】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基20モル%超から30モル%;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約70モル%から80モル%未満
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項9】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基約21モル%から約50モル%;及び
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約50モル%から約79モル%未満
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項10】
1つ以上の積層体に熱及び圧力を適用することにより得られ、1つ以上の装飾材料が内部に埋め込まれた熱可塑性物品であって、前記積層体の少なくとも1つが、(1)上側シート材料、(2)1つ以上の装飾材料、及び(3)下側シート材料をこの順で含み、上側シート材料及び下側シート材料が、
(1)(a)i)テレフタル酸残基約70から100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0から約30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0から約10モル%
を含むジカルボン酸成分、並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基20モル%超から98.99モル%;
ii)1,4−シクロヘキサンジメタノール残基約0.01モル%から80モル%未満;及び
iii)エチレングリコール約0.01モル%から15モル%未満
を含むグリコール成分
を含むポリエステル1から99質量%
(ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり、グリコール成分の総モル%は100モル%であり、該ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(質量/質量)フェノール/テトラクロロエタン中、濃度0.5g/100mlで25℃において測定した場合に約0.5から1.2dL/gであり、かつ該ポリエステルのTgが約110から200℃である)、並びに
(2)芳香族ポリカーボネート99から1質量%
(ポリエステル/ポリカーボネートブレンド物中のポリエステルとポリカーボネートとの総組合せ質量パーセントは100質量%に等しい)
を含むポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物から形成される、熱可塑性物品。
【請求項11】
ポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物が、前記ポリエステルを50から90質量%の量で含み、かつ前記芳香族ポリカーボネートを50から10質量%の量で含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項12】
ポリエステル/芳香族ポリカーボネートブレンド物が、前記ポリエステルを60から80質量%の量で含み、かつ前記芳香族ポリカーボネートを40から20質量%の量で含む、請求項11に記載の熱可塑性物品。
【請求項13】
前記ポリエステルの前記芳香族二酸残基成分又は脂肪族二酸残基成分が、以下の酸:マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、1,4−、1,5−、及び2,6−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、及びシス−又はトランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、トランス3,3’−及びトランス4,4−スチルベンジカルボン酸、4,4’−ジベンジルジカルボン酸、並びに1,4−、1,5’−、2,3−、2,6−、及び2,7−ナフタレンジカルボン酸、からなる群から選択される、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項14】
前記ポリエステルが、多官能酸、多官能グリコール及び酸/グリコール混成物から選択される分岐剤を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項15】
前記分岐剤が、トリメシン酸、ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、トリメチロールプロパン、ジメチルヒドロキシルテレフタレート、及びペンタエリスリトールからなる群から選択される、請求項14に記載の熱可塑性物品。
【請求項16】
前記芳香族ポリカーボネートが、1種以上の二価フェノールと、カーボネート前駆体との反応から生成される、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項17】
前記二価フェノールが、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン)、3,3,5−トリメチル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−ブタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、アルファ,アルファ’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−ビス(3−メチル4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5−ジメチル4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(3,5ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ジヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、アルファ,アルファ’−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン及び4,4’−スルホニルジフェノール、ハイドロキノン、レゾルシノール、ビス(ヒドロキシフェニル)アルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン、及びアルファ,アルファ−ビス(ヒドロキシフェニル)ジイソプロピルベンゼンからなる群から選択される、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項18】
前記二価フェノールが、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンである、請求項17に記載の熱可塑性物品。
【請求項19】
前記カーボネート前駆体が、ハロゲン化カルボニル、ジアリールカーボネート及びビスハロホルメートからなる群から選択される、請求項16に記載の熱可塑性物品。
【請求項20】
前記ハロゲン化カルボニルが、臭化カルボニル、塩化カルボニル、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項19に記載の熱可塑性物品。
【請求項21】
前記ビスハロホルメートが、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ハイドロキノン等のビスクロロホルメート、及びグリコールのビスハロホルメートからなる群から選択される、請求項19に記載の熱可塑性物品。
【請求項22】
前記ハロゲン化カルボニルが、塩化カルボニルである、請求項20に記載の熱可塑性物品。
【請求項23】
前記ジアリールカーボネートが、ジフェニルカーボネートである、請求項19に記載の熱可塑性物品。
【請求項24】
前記ポリカーボネートが、3及び4官能のフェノール、炭酸、並びに炭酸側鎖を有するビスフェノールからなる群から選択される1種以上の分岐剤を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項25】
前記ポリカーボネートが、1,4−ビス(4’,4”−ジヒドロキシトリフェニルメチル)ベンゼン及びトリスフェノールTCから選択される1種以上の分岐剤を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項26】
前記ポリカーボネートが、窒素含有分岐剤を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項27】
前記ポリカーボネートが、塩化シアン及び3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドールからなる群から選択される1種以上の分岐剤を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項28】
前記ブレンド物が、耐衝撃性改良剤、UV安定剤、リン安定剤、成核剤、増量剤、難燃剤、補強剤、充填剤、静電防止剤、型離型剤、着色剤、酸化防止剤、押出助剤、スリップ剤、離型剤、カーボンブラック、及び他の顔料からなる群から選択される1種以上の添加剤を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項29】
前記装飾材料が、金属のワイヤ、ロッド又は棒;天然繊維、ガラス繊維、鉱物繊維、布帛、紙;及び印刷層、木材、石、写真画像、木材チップ、草、植物、藁、花、花びら、小麦、穀物、及び破砕ガラスからなる群から選択される、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項30】
上側シート材料及び下側シート材料の厚みが0.76から6.4mmの範囲であり、かつ前記装飾材料の厚みが0.254から5.08の範囲である、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項31】
物品が、該物品の外側表面の一方又は両方の上に耐摩耗性コーティングを含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項32】
耐摩耗性コーティングが、0.0127から0.254mmの範囲の厚みを有するフィルムとして与えられる、請求項31に記載の熱可塑性物品。
【請求項33】
耐摩耗性フィルムが、0.017から0.254mmの範囲の厚みを有する、フッ素化炭化水素、ポリ(パーフルオロエチレン)、アクリルの又は配向ポリ(エチレンテレフタレート)のフィルムとして与えられる、請求項31に記載の熱可塑性物品。
【請求項34】
耐摩耗性コーティングが、ポリ(塩化ビニル)、PETGコポリエステル、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(メチルメタクリレート)、又はポリカーボネートのフィルムの上に熱−、紫外−、又は電子線−硬化された材質である、請求項31に記載の熱可塑性物品。
【請求項35】
耐摩耗性コーティングが、熱硬化された、シリコーン、ポリウレタン若しくはフッ素化ポリウレタン、又は、ポリウレタン、フッ素化ポリウレタン、シリコーン、エポキシ、ポリエステル、ポリエーテル若しくはカプロラクトンの残基を含む修飾アクリレートから選択される紫外硬化若しくは電子線硬化された材質である、請求項31に記載の熱可塑性物品。
【請求項36】
インヘレント粘度が0.6から1.2dL/gである、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項37】
インヘレント粘度が0.6から1.1dL/gである、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項38】
インヘレント粘度が0.6から1.0dL/gである、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項39】
インヘレント粘度が0.60から0.9dL/gである、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項40】
インヘレント粘度が0.60から0.8dL/gである、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項41】
インヘレント粘度が0.60から0.7dL/gである、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項42】
ポリエステルのグリコール成分が、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール20モル%超から50モル%未満、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール50モル%超から80モル%未満を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項43】
ポリエステルのグリコール成分が、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール10から30モル%、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール70から90モル%を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項44】
ポリエステルのグリコール成分が、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール15から25モル%、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール75から85モル%を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項45】
ポリエステルのグリコール成分が、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール17から23モル%、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール77から83モル%を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項46】
ポリエステルのグリコール成分が、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール21モル%から50モル%未満、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール50モル%超から79モル%である、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項47】
ポリエステルのグリコール成分が、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール10から30モル%、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール70から90モル%を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項48】
ポリエステルのグリコール成分が、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール15から25モル%、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール75から85モル%を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項49】
ポリエステルのグリコール成分が、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール17から23モル%、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール77から83モル%を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項50】
ポリエステルが90から200℃のTgを有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項51】
ポリエステルが100から200℃のTgを有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項52】
ポリエステルが110から200℃のTgを有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項53】
ポリエステルが120から200℃のTgを有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項54】
ジカルボン酸成分が、80から100モル%のテレフタル酸残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項55】
ジカルボン酸成分が、90から100モル%のテレフタル酸残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項56】
ジカルボン酸成分が、95から100モル%のテレフタル酸残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項57】
ジカルボン酸成分が、98から100モル%のテレフタル酸残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項58】
ジカルボン酸成分が、99から100モル%のテレフタル酸残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項59】
ジカルボン酸成分が、100モル%のテレフタル酸残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項60】
ポリエステルが、1,3−プロパンジオール残基、1,4−ブタンジオール残基、又はこれらの混合物を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項61】
ポリエステルが、0.1から25モル%の1,3−プロパンジオール残基、1,4−ブタンジオール残基、又はこれらの混合物を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項62】
ポリエステルがエチレングリコール残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項63】
ポリエステルが0.01から15モル%のエチレングリコール残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項64】
2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールが、50モル%超のシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び50モル%未満のトランス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールを含む混合物である、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項65】
2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールが、50モル%超のシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び50モル%未満のトランス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールを含む混合物であり、ジカルボン酸成分が、95から100モル%のテレフタル酸残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項66】
ポリエステル組成物が、ポリ(エーテルイミド)、ポリフェニレンオキサイド、ポリ(フェニレンオキサイド)/ポリスチレンブレンド、ポリスチレンレジン、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィド/スルホン、ポリ(エステル−カーボネート)、ポリカーボネート、ポリスルホン;ポリスルホンエーテル、及びポリ(エーテル−ケトン)から選択される少なくとも1種のポリマーを含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項67】
ポリエステル組成物が、少なくとも1種のポリカーボネートを含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項68】
ポリエステルが、少なくとも1種の分岐剤の残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項69】
ポリエステルが、少なくとも1種の分岐剤の残基を、ポリエステルの総質量を基にして0.01から10質量%の量含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項70】
ポリエステルが、少なくとも1種の分岐剤の残基を、ポリエステルの総質量を基にして0.01から10質量%の量含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項71】
ポリエステルが、少なくとも1種の分岐剤の残基を、ポリエステルの総質量を基にして0.01から10質量%の量含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項72】
ポリエステルが、少なくとも1種の分岐剤の残基を、ポリエステルの総質量を基にして0.01から10質量%の量含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項73】
ポリエステルの溶融粘度が、回転メルトレオメーターで290℃において1ラジアン/秒で測定した場合に、30,000ポアズ未満である、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項74】
ポリエステルが、170℃において、1,000分を超える半結晶化時間を有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項75】
ポリエステルが、170℃において、10,000分を超える半結晶化時間を有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項76】
ポリエステル組成物が、23℃において、1.2g/ml未満の密度を有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項77】
ポリエステル組成物が、少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項78】
ポリエステル組成物が、少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項79】
ポリエステル組成物が、少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項80】
ASTM D1925によるポリエステルの黄色度指数が50未満である、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項81】
ポリエステルが、ASTM D256に従って23℃においてノッチ10milの厚さ1/8インチのバーで測定した場合に、少なくとも3ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強さを有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項82】
ポリエステルが、ASTM D256に従って23℃においてノッチ10milの厚さ1/4インチのバーで測定した場合に、少なくとも10ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強さを有する、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項83】
ポリエステルが、錫化合物又はその反応生成物を含む少なくとも1種の触媒の残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項84】
ポリエステルが、錫化合物又はその反応生成物を含む少なくとも1種の触媒の残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項85】
ポリエステルが、錫化合物又はその反応生成物を含む少なくとも1種の触媒の残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。
【請求項86】
ポリエステルが、錫化合物又はその反応生成物を含む少なくとも1種の触媒の残基を含む、請求項1に記載の熱可塑性物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−546561(P2008−546561A)
【公表日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−516853(P2008−516853)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2006/012063
【国際公開番号】WO2007/001571
【国際公開日】平成19年1月4日(2007.1.4)
【出願人】(594055158)イーストマン ケミカル カンパニー (391)
【Fターム(参考)】