説明

円柱形物体の搬送装置

【課題】円柱形物体1を,その軸線1bの回りに回転しながら搬送する搬送装置において,その装置の小型化等を図る。
【解決手段】平行に延びるように配設した少なくとも二本の搬送コンベア4,5を備え,この各搬送コンベア4,5を,同じ方向に速度を変えて駆動することにより,前記円柱形物体1を,その軸線1bの回りに回転しながら搬送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,缶詰,アルミ缶,カップ体,瓶容器又は容器におけるキャップ体等のような円柱形物体を,その軸線の回りに回転しながら搬送する装置に関するものであり,前記円柱形物体の外周面に対して,当該外周面の検査をしたり,又はその外周面にインクジェットによるマーキングをしたり,或いはこれらに近似した各種の作業を行なう場合に使用される。
【背景技術】
【0002】
キャップ体等の円柱形物体における外周面の検査に際して,先行技術として特許文献1には,横向き軸線のローラ体の複数個を並べて構成したローラコンベアにおいて,この上面のうち前記各ローラ間の部分に,前記円柱形物体を,その軸線を横向きにして載せて搬送し,この搬送の途中において,前記円柱形物体を前記ローラ体の回転にて当該円柱形物体をその軸線回りに回転し,この搬送しながら回転した状態で,その外周面の一部又は全周をカメラ装置にて撮影することによって,当該外周面を検査するという構成にすることが記載されている。
【0003】
また,別の先行技術としての特許文献2には,前記円柱形物体を,平ベルトコンベアの上面に,その底面を下向きにした姿勢で載せて一列状に搬送し,この搬送の途中において,前記円柱形物体の外周面における左右両側の両方に回転用ベルトを接触し,両回転用ベルトを互いに逆方向に回転することで前記円柱形物体をその軸線回りに回転し,この搬送しながら回転した状態で,その外周面の一部又は全周をカメラ装置にて撮影することによって,当該外周面を検査するという構成にすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平01−320454号公報
【特許文献2】特開2005−091338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これらの各先行技術は,そのいずれも,前記円柱形物体を,その軸線回りに回転しながら搬送するという点で共通している。
【0006】
しかし,前者(特許文献1)においては,複数本のロータ体を並べて構成した搬送用ローラコンベアに加えて,このローラコンベアにおけるローラ体を回転するための機構,ひいては,搬送中の前記円柱形物体を回転するための機構を必要とするから,装置の全体が非常に複雑で,著しく大型化になる。
【0007】
これに加えて,前記円柱形物体を,前記ローラコンベアにおける各ローラ体間の部分に,その軸線を横向きにして載せるという構成であることにより,前記円柱形物体が,その軸線方向の高さ寸法が直径寸法に比べて低い扁平な形状である場合,軸線が横方向からシーソー状に傾くことになるという問題がある。
【0008】
これに対し,後者(特許文献2)においては,前記円柱形物体を,平ベルトコンベアの上面にその底面を下向きした姿勢で載せるという構成であるから,当該円柱形物体における上下方向の軸線を,横方向への傾きが少なくなるように安定にすることができるものの,前記円柱形物体をその軸線回りに回転することのために,互いに逆方向に回転する構成にした左右一対の回転用ベルトを必要とするから,装置の全体が,前記前者の場合と同様に,非常に複雑で,著しく大型化になる。
【0009】
しかも,前記円柱形物体の外周面における左右両側に回転用ベルトを接触するという構成であることにより,前記外周面のうち前記回転用ベルトを接触する部分が隠れることになるから,この部分の検査ができない事態を招来したり,前記部分に対してマーンキングを施すことができない事態を招来するばかりか,円柱形物体の直径が代わった場合には,これに応じて,両回転用ベルトの間隔を調節しなければならないという問題があった。
【0010】
本発明は,これらの問題を解消した搬送装置を提供することを技術的課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この技術的課題を達成するため請求項1は,
「円柱形物体を,その底面を下向きにした姿勢で搬送する搬送装置であって,
平行に延びるように配設した少なくとも二本の搬送コンベアを備え,この各搬送コンベアを,同じ方向に速度を変えて駆動することにより,前記円柱形物体を,その軸線の回りに回転しながら搬送する構成にした。」
ことを特徴としている。
【0012】
請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記少なくとも二本の搬送コンベアを,その上面に,前記円柱形物体を当該円柱形物体における底面が接当するように載せる構成にした。」
ことを特徴としている。
【0013】
請求項3は,
「前記請求項2の記載において,前記少なくとも二本の搬送コンベアのうち一本の搬送コンベアを,他の搬送コンベアよりも低い部位に位置して,前記円柱形物体を前記一本の搬送コンベア側に傾ける姿勢にし,前記低い位置にした搬送コンベアより外側部分に,前記円柱形物体における外周面が接当するガイド部材を,前記円柱形物体の搬送方向に沿って延びるように設ける。」
ことを特徴としている。
【0014】
請求項4は,
「前記請求項3の記載において,前記ガイド部材を,少なくとも一本のガイド用コンベアに構成し,このガイド用コンベアを,前記円柱形物体の外周面における周速度と同じ速度か又は近似する速度で駆動する。」
ことを特徴としている。
【0015】
請求項5は,
「前記請求項2〜4のいずれかの記載において,前記少なくとも二本の搬送コンベアの各々を,無端ベルトに構成し,この無端ベルトを,前記円柱形物体の底面に対して線接触する断面の形状にした。」
ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0016】
請求項1によると,円柱形物体を,少なくとも二本の搬送コンベアによって搬送するときに,前記各搬送コンベアの速度差によって,その軸線の回りに回転することができるから,前記円柱形物体の外周面の一部又は全周を,横方向からカメラ装置で撮影することによって検査したり,又は,前記円柱形物体の外周面の一部又は全周に,インクジェットによるマーキングをしたり,或いは,これらに近似した各種の作業を行なうことができる。
【0017】
この場合,前記円柱形物体の回転は,当該円柱形物体を底面が下向き姿勢で搬送する少なくとも二本の搬送コンベアの速度差に基づいて行なわれることにより,前記円柱形物体の搬送中において,この円柱形物体をその軸線回りに回転するための機構を必要としないから,装置の構造が,前記特許文献1及び2の場合に比べて非常に簡単になり,大幅に小型化できる。
【0018】
その上,前記特許文献2のように,外周面の一部に隠れた部分ができることはなくなり,その外周面を,軸線の方向に沿った全体について確実に検査,又はマーキング等の各種の作業ができるし,前記円柱形物体における直径が多少異なっていても,その直径に応じた調節を必要としない。
【0019】
そして,前記請求項1においては,前記少なくとも二本の搬送コンベアの各々に前記円柱形物体の底面を接当することによって,前記円柱形物体を,その底面を下向きにした姿勢で搬送するという構成にする場合に限らず,一方の搬送コンベアに前記円柱形物体の底面を他方の搬送コンベアに前記円柱形物体の外周面を各々接当することによって,前記円柱形物体をその底面を下向きにした姿勢で搬送するという構成を含むものとする。
【0020】
次に,請求項2によると,前記円柱形物体を,前記少なくとも二本の搬送コンベアの上面に,その底面を下向きにした姿勢で載せるという構成であることにより,前記円柱形物体が,その軸線方向の高さ寸法が直径寸法に比べて低い扁平な形状であっても,軸線の傾きを小さくした状態で,安定して搬送することができる。
【0021】
また,請求項3によると,前記少なくとも二本の搬送コンベアの上面に載せた円柱形物体は,その外周面がガイド部材に接触するように傾いた姿勢で搬送されることにより,前記円柱形物体が,その搬送の途中において搬送方向に対して左右の方向に蛇行することを確実に阻止できる。
【0022】
ところで,前記ガイド部材が固定式の構成である場合,この固定式のガイド部材と,これに外周面が接当する前記円柱形物体との間には,当該円柱形物体の搬送時の際に,その外周面に摩擦抵抗が発生し,この摩擦抵抗によって,前記円柱形物体が不測に回転したり,その搬送が遅れたり,進んだりするというように,前記円柱形物体の搬送が不安定になるから,カメラ装置にて撮影した画像が乱れることになる。
【0023】
これに対し,請求項4に記載した構成にすることにより,前記円柱形物体の搬送中において,その外周面に,搬送及び回転を妨げるような摩擦抵抗が付与されることを皆無にでき,安定して搬送することができるし,安定して回転することができる。
【0024】
更にまた,請求項5に記載した構成にすることにより,前記円柱形物体の底面と前記各搬送コンベアを構成する無端ベルトとの接触面積を最小にできるから,前記円柱形物体の回転を,前記各搬送コンベアを平ベルトに構成した場合よりも,円滑にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施例装置の平面図である。
【図2】図1のII−II視側面図である。
【図3】図1のIII −III 視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下,本発明の実施の形態を,図1〜図3の図面について説明する。
【0027】
この実施の形態は,円柱形物体の外周面を検査することに適用した場合であり,図1〜図3において,符号1は,外周面を検査する目的の円柱形物体を示し,この円柱形物体1としては,缶詰,アルミ缶,カップ体,瓶容器又は容器におけるキャップ体等が適用できる。
【0028】
符号2は,前記円柱形物体1を矢印Aの方向に,直線的に適宜速度で搬送する搬送装置を示している。
【0029】
符号3は,前記円柱形物体1の外周面を,前記搬送装置2の横方向から撮影するカメラ装置を示している。
【0030】
前記搬送装置2は,少なくとも第1の搬送コンベア4と,第2の搬送コンベア5とを,平面視で,平行に並べて,これらの上面に,前記円柱形物体1を,その底面1aを下向きにする姿勢にして載せて矢印Aの方向に搬送するという構成になっている。
【0031】
前記第1の搬送コンベア4は,機枠フレーム6の一端(入口端)に回転自在に軸支した入口側中空軸7に固着のプーリ8,前記機枠フレーム6の他端(出口端)に回転自在に軸支した出口側中空軸9内に挿入の出口側支持軸10にて回転自在に支持したプーリ11,及びこれら両プーリ8,11の間に巻掛けした無端ベルト12とによって構成されていて,前記無端ベルト12を,前記入口側中空軸7に連結したモータ13等にて回転するという構成になっている。
【0032】
一方,前記第2の搬送コンベア5は,前記入口側中空軸7内に回転自在に挿入した入口側支持軸14上のプーリ15,前記出口側中空軸9内に回転自在に挿入した出口側支持軸10に固着のプーリ16,及びこれら両プーリ15,16の間に巻掛けした無端ベルト17とによって構成されていて,前記無端ベルト17を,前記出口側支持軸10に連結したモータ18等にて,前記第1の搬送コンベア4における無端ベルト12と同じ方向に回転するという構成になっている。
【0033】
この場合,前記第1の搬送コンベア4における無端ベルト12と,前記第2の搬送コンベア5における無端ベルト17とは,例えば,前記一方の無端ベルト12における速度を前記他方の無端ベルト17における速度よりも遅く又は速くするというように,速度を変えて同じ方向に駆動するという構成にしている。
【0034】
この構成において,前記搬送装置2における一端(入口端)に,供給用シュート19より目的の円柱形物体1を供給する。
【0035】
この円柱形物体1は,その底面1aが,前記搬送装置2を構成する第1の搬送コンベア4における無端ベルト12と,第2の搬送コンベア5における無端ベルト17との両方の上面に跨がって載った状態にして,矢印Aの方向に搬送される。
【0036】
この場合,前記両無端ベルト12,17は,速度を変えて同じ方向に駆動されていることにより,前記円柱形物体1は,前記した速度の差によって,その軸線1bの回りに,実線矢印Bで示す時計方向又は点線矢印Cで示す反時計方向に回転する。
【0037】
そこで,前記円柱形物体1の外周面1cを,例えば,横方向からカメラ装置3で撮影することで,前記円柱形物体1の外周面1cを検査することができる。
【0038】
なお,この検査に際しては,図1に示すように,前記カメラ装置3における視野角度αの範囲内で,前記円柱形物体1を一回転するという構成にすることにより,一台のカメラ装置3による撮影で,外周面1cの全周囲を検査することができるし,また,前記外周面1cの全周囲を,複数台のカメラ装置に分けて撮影して検査するという構成にすることができる。
【0039】
或いは,前記外周面1cに対する検査に変えて,前記外周面1cに対してインクジェットによってマーキングを行なうことができる。更には,前記外周面1cに対して,前記検査又はマーキングに近似した各種の作業を行なうことができる。
【0040】
そして,前記検査又はマーキング等が終わった円柱形物体1は,前記搬送装置2における他端(出口端)から,排出シュート20に送り出される。
【0041】
この場合,前記第1の搬送コンベア4における無端ベルト12と,前記第2の搬送コンベア5における無端ベルト17とを,そのいずれも,断面を丸型の形状にすることにより,前記円柱形物体1の底面1aに対して線接触するという構成にしており,これにより,前記円柱形物体1の底面1aと前記各無端ベルト12,17との接触面積を最小にできるから,前記円柱形物体1の回転を円滑にできる。
【0042】
なお,前記各無端ベルト12,17を,前記円柱形物体1の底面1aに対して線接触する断面の形状にすることは,その断面を丸型にことに限らず,三角形等の多角形の断面に構成することによっても達成できる。
【0043】
次に,本の実施の形態においては,前記第1の搬送コンベア4における左右両側のうち前記カメラ装置3より遠い側の部分には,前記円柱形物体1の外周面1cが接当するガイド部材21が,前記第1の搬送コンベア4に沿って延びるように設けられている。
【0044】
このガイド部材21は,具体的には,前記入口側中空軸7に回転自在に設けた大径プーリ22と,前記出口側中空軸9に固着した大径プーリ23との間に,断面丸型にしたガイド用無端ベルト24を巻掛けして成る構成になっており,このガイド用無端ベルト24は,前記出口側中空軸9に連結したモータ25等にて,前記第1の搬送コンベア4及び第2の搬送コンベア5と同じ方向に,前記円柱形物体1の外周面1aにおける周速度と同じか又は近似する速度で駆動するように構成されている。
【0045】
そして,前記各搬送コンベア4,5を支持する前記機枠フレーム6の全体を,図3に示すように,これに軸支した入口側中空軸7及びこれに挿入した入口側支持軸14と,前記出口側中空軸9及びこれに挿入した出口側支持軸10とが水平線26に対して適宜角度θの斜めになるように,傾斜することにより,前記各搬送コンベア4,5のうち前記カメラ装置3から遠い側における第1の搬送コンベア4を,前記カメラ装置3に近い側における第2の搬送コンベア5よりも低い部位に位置するという構成にしている。
【0046】
これにより,前記各搬送コンベア4,5の上面に跨がって載せた前記円柱形物体1は,前記各搬送コンベア4,5の長手方向(搬送方向)から見て,その軸線1bが前記カメラ装置3から離れる方向に傾けられるとともに,その外周面1cのうち前記カメラ装置3と反対側の部分が,前記ガイド部材21を構成するガイド用無端ベルト24に接当するように構成する。
【0047】
この構成において,前記円柱形物体1は,その外周面1cがガイド部材21に接触するように傾いた姿勢で搬送されることにより,前記円柱形物体が,その搬送の途中において搬送方向に対して左右の方向に蛇行することを確実に阻止できる。
【0048】
この場合,前記ガイド部材21を,ガイド用の無端ベルト24に構成して,このガイド用無端ベルト24を,前記円柱形物体1の外周面1aにおける周速度と同じか又は近似する速度で駆動することにより,前記円柱形物体1の搬送中において,その外周面1cに,当該円柱形物体1の搬送及び回転を妨げるような摩擦抵抗が付与されることを皆無にできるか又は小さくすることができる。
【0049】
なお,前記図示の実施の形態は,前記各搬送コンベア4,5を支持する機枠フレーム6の全体を傾斜することによって,前記各搬送コンベア4,5のうち第1の搬送コンベア4を第2の搬送コンベア5よりも低い部位に位置する場合であったが,本発明は,これに限らず,前記各搬送コンベア4,5における無端ベルト12,17を巻掛けする各軸7,14,9,10を水平線26に対して傾斜するとか,或いは,前記第1の搬送コンベア4における両プーリ8,11を第2の搬送コンベア5における両プーリ15,16より小径にすることによって,第1の搬送コンベア4を第2の搬送コンベア5よりも低い部位に位置する構成にすることができる。
【0050】
また,前記各搬送コンベア4,5における無端ベルト12,17の各々は,図示の実施の形態のように,一本に構成することに限らず,この各無端ベルト12,17のいずれか一方又は両方を,二本以上の複数本に構成することができ,勿論,前記ガイド部材21を構成するガイド用無端ベルト24も,二本以上の複数本にすることができる。
【符号の説明】
【0051】
1 円柱形物体
1a 円柱形物体の底面
1b 円柱形物体の軸線
1c 円柱形物体の外周面
2 搬送装置
3 カメラ装置
4 第1の搬送コンベア
5 第2の搬送コンベア
6 機枠フレーム
7,9 中空軸
10,14 支持軸
8,11,15,16 プーリ
12 第1の搬送コンベアにおける無端ベルト
17 第2の搬送コンベアにおける無端ベルト
21 ガイド部材
22,23 プーリ
24 ガイド用無端ベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱形物体を,その底面を下向きにした姿勢で搬送する搬送装置であって,
平行に延びるように配設した少なくとも二本の搬送ゴンベアを備え,この各搬送コンベアを,同じ方向に速度を変えて駆動することにより,前記円柱形物体を,その軸線の回りに回転しながら搬送する構成にしたことを特徴とする円柱形物体の搬送装置。
【請求項2】
前記請求項1の記載において,前記少なくとも二本の搬送コンベアを,その上面に,前記円柱形物体を当該円柱形物体における底面が接当するように載せる構成にしたことを特徴とする円柱形物体の搬送装置。
【請求項3】
前記請求項2の記載において,前記少なくとも二本の搬送コンベアのうち一本の搬送コンベアを,他の搬送コンベアよりも低い部位に位置して,前記円柱形物体を前記一本の搬送コンベア側に傾ける姿勢にし,前記低い位置にした搬送コンベアより外側部分に,前記円柱形物体における外周面が接当するガイド部材を,前記円柱形物体の搬送方向に沿って延びるように設けることを特徴とする円柱形物体の搬送装置。
【請求項4】
前記請求項3の記載において,前記ガイド部材を,少なくとも一本のガイド用コンベアに構成し,このガイド用コンベアを,前記円柱形物体の外周面における周速度と同じ速度か又は近似する速度で駆動することを特徴とする円柱形物体の搬送装置。
【請求項5】
前記請求項2〜4のいずれかの記載において,前記少なくとも二本の搬送コンベアの各々を,無端ベルトに構成し,この無端ベルトを,前記円柱形物体の底面に対して線接触する断面の形状にしたことを特徴とする円柱形物体の搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−126556(P2012−126556A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−281677(P2010−281677)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(593151734)ダイナガ株式会社 (2)
【Fターム(参考)】