【課題】間葉細胞の集団をｅｘ ｖｉｖｏで拡大させる方法の提供。
【解決手段】以下の工程を含むことを特徴とする方法：（ａ）前記細胞の増殖を可能にする条件下で前記細胞をｅｘ ｖｉｖｏで培養し；そして（ｂ）添加されたニコチンアミドを前記細胞にｅｘ ｖｉｖｏで提供し、それにより細胞集団をｅｘ ｖｉｖｏで拡大する。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
間葉細胞の集団をｅｘ ｖｉｖｏで拡大させる方法であって、以下の工程を含むことを特徴とする方法：
（ａ）前記細胞の増殖を可能にする条件下で前記細胞をｅｘ ｖｉｖｏで培養し；そして
（ｂ）添加されたニコチンアミドを前記細胞にｅｘ ｖｉｖｏで提供し、それにより細胞集団をｅｘ ｖｉｖｏで拡大する。
【請求項２】
前記ニコチンアミドが１．０ｍＭ〜１０ｍＭの量で添加されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記細胞が間葉幹細胞であることを特徴とする、請求項１又は２に記載の方法。
【請求項４】
前記条件は、栄養素及び増殖因子を含む培養培地を提供することを含むことを特徴とする、請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
【請求項５】
前記条件は、血清を提供することを含むことを特徴とする、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
【請求項６】
前記添加されたニコチンアミドの存在下で前記細胞を培養することは、３週間までの期間の間であることを特徴とする、請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
【請求項７】
前記添加されたニコチンアミドの存在下で前記細胞を培養することは、７〜１０週間までの期間の間であることを特徴とする、請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
【請求項８】
前記細胞は、１．０ｍＭの添加されたニコチンアミドの存在下で培養されることを特徴とする、請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法。
【請求項９】
前記細胞は、５．０ｍＭの添加されたニコチンアミドの存在下で培養されることを特徴とする、請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法。
【請求項１０】
前記細胞は、１０．０ｍＭの添加されたニコチンアミドの存在下で培養されることを特徴とする、請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法。
【請求項１１】
請求項１〜１０のいずれか一項の方法によってｅｘ ｖｉｖｏで培養された間葉細胞の拡大された集団と、薬学的に許容可能なキャリアとを含むことを特徴とする、単離された移植可能な細胞の調製物。
【請求項１２】
細胞移植のための、請求項１１の単離された移植可能な細胞の調製物の使用。

【図１Ａ】

【図１Ｂ】

【図１Ｃ】

【図２Ａ】

【図２Ｂ】

【図２Ｃ】

【図３Ａ】

【図３Ｂ】

【図３Ｃ】

【図４】

【図５Ａ】

【図５Ｂ】

【図５Ｃ】

【図５Ｄ】

【図５Ｅ】

【図６Ａ】

【図６Ｂ】

【図７】

【図８Ａ】

【図８Ｂ】

【図９Ａ】

【図９Ｂ】

【図９Ｃ】

【図１０Ａ】

【図１０Ｂ】

【図１０Ｃ】

【図１０Ｄ】

【図１１Ａ】

【図１１Ｂ】

【図１１Ｃ】

【図１１Ｄ】

【図１１Ｅ】

【図１１Ｆ】

【図１２Ａ】

【図１２Ｂ】

【図１３Ａ】

【図１３Ｂ】

【図１３Ｃ】

【図１３Ｄ】

【図１３Ｅ】

【図１４】

【図１５】

【図１６】

【図１７】

【図１８Ａ】

【図１８Ｂ】

【図１８Ｃ】

【公開番号】特開２０１１−１５５９７６（Ｐ２０１１−１５５９７６Ａ）
【公開日】平成２３年８月１８日（２０１１．８．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−４５１０２（Ｐ２０１１−４５１０２）
【出願日】平成２３年３月２日（２０１１．３．２）
【分割の表示】特願２００３−５６２２３７（Ｐ２００３−５６２２３７）の分割
【原出願日】平成１５年１月２６日（２００３．１．２６）
【出願人】（５０１１２７６３７）ガミダ　セル　リミテッド (6)
【Ｆターム（参考）】