説明

再生環境での改良された実行シーケンスのためにメディア・アセット・モジュールを初期化する装置および方法

【課題】再生環境での改良された実行シーケンスのためのメディア・アセット・モジュールを初期化する装置および方法を提供する。
【解決手段】システムは、主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットを複数のアセット・モジュールに分割し、メディア・ファイルに複数のアセット・モジュールをまとめ、最初のロード処理でのロードのために、複数のアセット・モジュールからアセット・モジュールの最初のサブセットを特定し、アセット・モジュールの最初のサブセットのためのロード・シーケンスを決定し、主たるメディア・コンテンツの最初の再生の前に、ロード・シーケンスに従って、アセット・モジュールの最初のサブセットをロードするように構成されるプレイヤー・アプリケーションを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生環境でのメディア・コンテンツの上映一般に関する。より詳細には、本発明は、再生環境へのメディア・アセットの初期化に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ブルーレイ・ディスク(登録商標)・光ディスクのような光学式記憶媒体から、ブルーレイ・ディスク・プレーヤのような再生環境へ、メディア・アセット(メディア資産)を初期ロードすることは当業では公知である。ブルーレイ・ディスクは、米国および他国においてブルーレイ・ディスク協会(BDA)が所有する登録商標である。例えば、ブルーレイ・ディスク・プレーヤは、メディア・ディスクに格納された長編映画や他の映画コンテンツなどの主たるメディア・コンテンツを再生する機会をユーザに与える前に、挿入されたメディア・ディスクから、全てのメディア・アセットをロードするように構成される。メディア・ディスクからディスク・プレーヤのメモリに、全てのメディア・アセットをロードすることにより、ディスク・プレーヤがメディア・ディスクのインタラクティブ・コンテンツ(対話式コンテンツ)に対するユーザアクセスを許可した後、ユーザが、アセットがロードされる追加の待ち時間を費やすことを無くすことができる。最初にメディア・ディスクから全てのメディア・アセットをロードすることにより、メディア・アセットのロードによる中断を最小限として、ユーザが楽しんでいる主たるメディア・コンテンツの残りの部分を続行することができる。
【0003】
しかしながら、初期化において、例えば、高解像度のブルーレイ・ディスクまたは他の高解像度(HD)光ディスクからディスク・プレーヤのメモリに、全てのアセットをロードしようとすると、ユーザが主たるメディア・コンテンツを楽しみ始めるまでに、長い待ち時間が生じることになる。代表的なHD光ディスク・プレーヤが、メディア・ディスクからメディア・ディスク・プレーヤのメモリに、全ての利用可能なメディア・アセットをロードし終えるまで、普通、3分以上の待ち時間がかかる。ユーザが制御できないこの待ち時間は、ユーザに不満を生じさせる大きな要因となり、それによって、ユーザの楽しみが減少することになる。
【0004】
したがって、従来技術の欠点および欠如を克服して、再生環境でメディアの再生が開始されるまでの時間を短くする必要がある。
【発明の概要】
【0005】
図面のうちの少なくとも1つに十分に図示され、および/又は、かかる図面を参照して説明され、より完全には特許請求の範囲に記載される、再生環境での改良された実行シーケンスのためにメディア・アセット・モジュールを初期化する装置および方法が提供される。
【0006】
以下の詳細な説明および添付の図面を参照した後には、当業者には、本発明の特徴および利点が、より容易に明白となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施の形態に従う、再生環境での改良された実行シーケンスのためのメディア・アセット・モジュールを初期化する装置の図である。
【図2】本発明の一実施の形態に従い、主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットがどのようにして分割され、また編成されるのかを示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態に従う、メモリに格納される1つ以上のメディア・アセットの管理を例示するブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に従う、再生環境での改良された実行シーケンスのためのメディア・アセット・モジュールを初期化する方法のステップを記載したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本出願は、再生環境での改良された実行シーケンスのためにメディア・アセットを初期化する装置および方法を目的とする。以下の説明は、本発明の実施に関する具体的な情報を含む。本発明は、当業者により、本出願において具体的に述べられたのとは異なる方法でも実施することができるものと認められる。さらに、本発明の、いくつかの具体的な細部構成は、本発明を不明瞭にしないために、記載されない。本出願に記載されていない具体的な細部構成は、当業者の知識の範囲内のものである。本出願の図面と、それに伴う詳細な説明は、単に、本発明の典型的な実施の形態を示す。簡潔さを維持するために、本発明の原理を利用する他の実施の形態は、本出願に具体的に記載されず、また、本図面に具体的に例示されない。
【0009】
図1は、本発明の一実施の形態に従う、再生環境での改良された実行シーケンスのためのメディア・アセット・モジュールを初期化する装置を示す。メディア再生システム100は、光学式記憶媒体110、プレイヤー・アプリケーション120、メモリ130およびプロセッサ140を含む。プレイヤー・アプリケーション120は、プログレッシブ・ローダー(先行読取装置)125を含む。
【0010】
メディア再生システム100は、例えば、ブルーレイ・ディスクや他の高解像度(HD)光ディスク・プレーヤのような、いかなる種類のデジタル型の再生環境であってもよい。メディア再生システム100は、メディア再生システム100に挿入された光学式記憶媒体110上のデータを再生することができる。メディア再生システム100は、光学式記憶媒体110からメモリ130に、データを読み込み、また、抽出するための(図1に示されない)単一光学ヘッド読取装置を備えることができる。
【0011】
光学式記憶媒体110は、例えばブルーレイ・ディスクのような、データ記憶媒体である。光学式記憶媒体110は、例えばビデオ映画や映画コンテンツのような主たるメディア・コンテンツと、ユーザインターフェース要素およびユーザがより深く主たるメディア・コンテンツと対話できるように設計された他のいかなる対話式の要素のようなメディア・アセットとの、両方を格納することができる。ユーザインターフェース要素は、例えば、メインメニュー、メインメニューのサブメニュー、タイムラインのメニュー、主たるメディア・コンテンツに関連するポップアップ・メニューに関するものとすることができる。
【0012】
プレイヤー・アプリケーション120は、メディア再生システム100に格納され、メディア再生システム100の内部機能を制御するように設計されたソフトウェア・アプリケーションである。プレイヤー・アプリケーション120は、メモリ130とプロセッサ140の使用を制御することができる。メモリ130は、例えば、2ギガバイトのランダム・アクセス・メモリ(RAM)チップのような、いかなる種類のメモリ・ハードウェアであってもよい。プロセッサ140は、例えば、インテル・ペンティアム(登録商標)・プロセッサのような、いかなる種類の中央演算処理装置(CPU)であってもよい。プログレッシブ・ローダー125は、プレイヤー・アプリケーション120に組み込まれるソフトウェア・モジュールである。プログレッシブ・ローダー125は、主たるメディア・コンテンツの再生の、前、最中または後に、光学式記憶媒体110からメモリ130へ、メディア・アセットをロードする、プログレッシブ・ローディング・ルーチンを実行することができる。例えば、プレイヤー・アプリケーション120は、メディア再生システム100の中に光学式記憶媒体110があることを検出するとすぐに、光学記憶媒体110からメモリ130に、メディア・アセットをロードし始めることができる。
【0013】
前述のように、光学式記憶媒体110は、主たるメディア・コンテンツと、主たるメディア・コンテンツに関連する複数のメディア・アセットを含むことができる。プレイヤー・アプリケーション120が、主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットを段階的に得るために、プレイヤー・アプリケーション120は、主たるメディア・コンテンツに関連する全てのメディア・アセットを、最初に決定することができる。一旦、メディア・アセットが確認されると、プレイヤー・アプリケーション120は、それぞれのメディア・アセットのリファレンス(参照符)を作成し、主たるメディア・コンテンツに関連する全てのメディア・アセットを、それぞれ、そのメディア・アセットを少なくとも1つの含む、1つ以上のアセット・モジュールに分割する。分割は、プレイヤー・アプリケーション120が、メディア・アセットのリファレンスを1つにまとめ、これらのリファレンスを複数のアセット・モジュールに挿入することを含むことができる。それぞれのリファレンスは、光学式記憶媒体110の中のメディア・アセットの記憶位置のような、特定のメディア・アセットに関する情報を含んだデジタルデータとすることができる。それぞれのアセット・モジュールは、データを格納可能なデータ・ファイルとすることができる。プレイヤー・アプリケーション120は、同じタイプのメディア・アセットのリファレンスだけを、あるアセット・モジュールにまとめるように設計されている。例えば、プレイヤー・アプリケーションは、メインメニューのメディア・アセットのリファレンスを、あるアセット・モジュールにまとめ、メインメニューのサブメニューのメディア・アセットのリファレンスを、他のアセット・モジュールにまとめる。図1に示す本発明の他の実施の形態では、プレイヤー・アプリケーション120は、主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットの一部を、アセット・モジュールに分割してもよい。1つ以上のアセット・モジュールが全て作成されると、アセット・モジュールを、メモリ130にロードすることのできるメディア・ファイルに格納してもよい。
【0014】
メディア・アセットのアセット・モジュールへの分割は、メディア再生システム100および/または光学式記憶媒体110によって定義される他の基準に基づいて行うようにしてもよい。例えば、メディア・アセットの分割は、主たるメディア・コンテンツに関連する、メイン実行シーケンスおよびメイン実行シーケンスに関連するバックグラウンド実行シーケンスのうちの少なくとも1つに従って実行するようにしてもよい。メイン実行シーケンスは、メディア再生システム100が、主たるメディア・コンテンツを再生するために直接実行する、予め定められた実行シーケンスである。メイン実行シーケンスは、その実行の間、1つ以上のメディア・アセットを使うことを必要とし、これらのメディア・アセットのリファレンスは、メディア・アセットの分割により、アセット・モジュールにまとめられる。また、メディア・アセットの分割は、メイン実行シーケンスに関連する1つ以上のバックグラウンド実行シーケンスに従って実行するようにしてもよい。バックグラウンド実行シーケンスは、メイン実行シーケンスによって実行される一組のサブルーチン・シーケンスである。バックグラウンド実行シーケンスに要求されるメディア・アセットのリファレンスは、他のアセット・モジュールにまとめられる。
【0015】
プレイヤー・アプリケーション120が、プログレッシブ・ローダー125を使用して、メモリ130に1つ以上のアセット・モジュールを含むメディア・ファイルを作成し、ロードすることに成功した後は、プレイヤー・アプリケーション120は、続けて、最初のロード処理において、光学式記憶媒体110からメモリ130にロードするために、1つ以上のアセット・モジュールから、アセット・モジュールのサブセットを特定する。最初のロード処理は、主たるメディア・コンテンツの最初の再生の前に、光学式記憶媒体110に格納されたメディア・アセットをメモリ130にコピーする処理である。図1に示される本発明の実施の形態では、プレイヤー・アプリケーション120は、主たるメディア・コンテンツに関連する必要なメディア・アセットの所定の一組を特定することができる。必要なメディア・アセットの所定の一組は、光学式記憶媒体110またはメディア再生システム100の中にあるデータ・ファイルとすることができる。必要なメディア・アセットの所定の一組は、メモリ130に格納されなければならないメディア・アセットであることを示すデータを含む。
【0016】
本発明の変形例では、プレイヤー・アプリケーション120が、再生環境の再生機能、ユーザ設定(プリファレンス)およびユーザ使用履歴のうちの少なくとも1つに基づいて、アセット・モジュールのサブセットを特定してもよい。再生環境またはメディア再生システム100の再生機能は、メディア再生システム100のネットワークへの接続性や、メディア再生システム100のソフトウェアおよびハードウェアに関する他の仕様を含むことができる。ユーザ設定は、メディア再生システム100の1つ以上の設定セットを含むことができる。ユーザ設定は、様々なポップアップ・メニュー、サブメニューおよび主たるメディア・コンテンツの再生中に出現するようにプログラムされた他のインタラクティブな要素を含むことができる。ユーザ使用履歴は、プレイヤー・アプリケーション120によってメディア再生システム100の過去の使用から検出されるユーザの習慣を含むことができる。例えば、以前の再生の最中、ユーザが、主たるメディア・コンテンツの途中で、特定のポップアップ・メニューを絶えず起動したとする。この使用履歴に基づいて、プレイヤー・アプリケーション120は、その特定のポップアップ・メニューのリファレンスを含むアセット・モジュールをロードに含めるように決定することができる。
【0017】
プレイヤー・アプリケーション120が、1つ以上のアセット・モジュールから、メモリ130にロードするアセット・モジュールのサブセットを特定すると、プレイヤー・アプリケーション120は、さらに、アセット・モジュールのサブセットに含まれるメディア・アセットをロードするためのロード・シーケンスを決定する。図1に示す本発明の実施の形態では、プレイヤー・アプリケーション120は、メディア再生システム100または光学式記憶媒体110から、主たるメディア・コンテンツに関連する所定の必要なロード・シーケンスを受け取ることができる。所定の必要なロード・シーケンスは、アセット・モジュールのサブセットに参照される全てのメディア・アセットをロードする順序を指示する情報を含んだ、いかなる種類のデータ・ファイルであってもよい。本発明の変形例では、そのロード・シーケンスを、再生環境の再生機能、ユーザ設定およびユーザ使用履歴のうちの少なくとも1つに基づいて決定するようにしてもよい。再生環境の再生機能、ユーザ設定およびユーザ使用履歴は、前述した通りのものである。
【0018】
アセット・モジュールの最初のサブセットのためのロード・シーケンスを決定すると、再生環境で主たるメディア・コンテンツの再生が始まる前に、プレイヤー・アプリケーション120は、そのロード・シーケンスに従って、アセット・モジュールのサブセットに関連するメディア・アセットのサブセットをロードすることができる。この処理を例示すると、アセット・モジュールのサブセットが、主たるメディア・コンテンツの再生を許すメインメニューのグラフィカル・ユーザ・インタフェース要素のリファレンスを含むと、主たるメディア・コンテンツのいかなる再生よりも前に、実際のグラフィカル・ユーザ・インタフェース要素が、ロード・シーケンスに従って、メモリ130にロードされる。メインメニューのグラフィック要素がメモリ130にロードされた後には、プレイヤー・アプリケーション120は、ユーザ・インタラクション(相互対話)のために、グラフィック要素を示すことができる。ロードされたグラフィック要素は、主たるメディア・コンテンツが全て再生される間、またそれ以降も、メモリ130の中にある。
【0019】
アセット・モジュールの最初のサブセットがロードされた後、アセット・モジュールの残りから参照されたメディア・アセットの残りが、メモリ130にロードされる。プレイヤー・アプリケーション120は、主たるメディア・コンテンツの再生の後、他のロード処理でロードする、アセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットを特定することができるとともに、アセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットのための、他のロード・シーケンスを決定することができる。次いで、プレイヤー・アプリケーション120は、メモリの中の他のロード・シーケンスに従って、アセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットをロードすることができる。複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットの特定は、1つ以上の所定の実行の時点、または、1つ以上の実行イベントの応答の際に実行される。
【0020】
所定の実行の時点またはイベントは、ユーザに引き起こされた状態変更を含むことができる。ユーザに引き起こされた状態変更は、ユーザが、主たるメディア・コンテンツの再生の状態を明確に変えたときに起こるものとすることができる。例えば、主たるメディア・コンテンツが再生モードのとき、ユーザは、主たるメディア・コンテンツを、前または後ろにスキップさせることができる。前または後ろにスキップさせようとすることによって、ユーザは、プレイヤー・アプリケーション120に、タイムライン・メニューをメモリ130にロードさせ、または、ユーザの相互対話のためのスキップに関連する他のメディア・アセットをロードさせることができる。本発明の他の実施の形態では、所定の実行の時点またはイベントを、主たるメディア・コンテンツに関連するメイン実行シーケンス、または、メイン実行シーケンスに関連するバックグラウンド実行シーケンスの、インスタンスまたはプログレッションを含むものとすることができる。きっかけとなるインスタンスまたはイベントは、主たるメディア・コンテンツを再生するためのメイン実行シーケンスまたはバックグラウンド実行シーケンスの実行中の所定の時点またはイベントとすることができる。
【0021】
従って、プレイヤー・アプリケーション120は、プログレッシブ・ローダー125を用い、メディア再生システム100に、再生の前に、主たるメディア・コンテンツに関連する全てのメディア・アセットのサブセットだけをメモリ130にロードさせることができる。主たるメディア・コンテンツの再生が開始された後には、プレイヤー・アプリケーション120は、主たるメディア・コンテンツに関連する残りのメディア・アセットを、段階的にメモリ130にロードすることができる。主たるメディア・コンテンツの再生の前に、メディア・モジュールのサブセットだけをロードすることによって、メディア再生システム100は、再生環境の実行シーケンスを改良し、これにより、初期の再生待ち時間を減らすことができる。
【0022】
いくつかの状況では、メモリ130は、メディア・ファイルの中のメディア・アセットの一部だけに記憶スペースを提供する。メモリ130がメディア・アセットを格納するための十分な記憶スペースを欠いていると、プレイヤー・アプリケーション120は、メモリ130から、1つ以上のメディア・アセットを削除することができる。図1に示される本発明の実施の形態では、削除処理は、先入れ先出し(FIFO)のコンテンツ除去処理として行われる。先入れ先出し(FIFO)のコンテンツ除去処理の下では、プレイヤー・アプリケーション120は、最も長い間メモリ130の中にあったメディア・アセットを、メモリ130から削除する。最も古いメディア・アセットがメモリ130から削除された後には、プレイヤー・アプリケーション120は、メモリ130に十分な記憶スペースがあるかどうか再び判定する。メモリ130に十分な記憶スペースが検出されると、プレイヤー・アプリケーション120は、光学式記憶媒体110からメモリ130に、メディア・アセットをロードする。メモリ130に十分な記憶スペースが検出されない場合には、十分な記憶スペースが作られるまで、プレイヤー・アプリケーション120は、メモリ130に残ったメディア・アセットに対して、1回以上のFIFO除去処理を実行する。図1に示す本発明の変形例では、最新のメディア・アセットを格納するための記憶スペースをメモリ130に空けるために、いかなる種類の削除アルゴリズムを用いるようにしてもよい。
【0023】
光学式記憶媒体110からメモリ130へのメディア・アセットのロードの間、プレイヤー・アプリケーション120は、主たるメディア・コンテンツの再生を停止し、メディア再生システム100へのユーザ入力の受付けを中断する。前述のように、メディア再生システム100は、光学式記憶媒体110の中のコンテンツにアクセスするための、1つの光学ヘッド読取装置を備えている。光学ヘッド読取装置が、メディア・アセットを光学式記憶媒体110から抽出するのに必要な場合、光学式記憶媒体110から主たるメディア・コンテンツを読み込み、また、他の機能を実行するために光学ヘッド読取装置を使うことはできない。したがって、光学式記憶媒体110からメモリ130に、メディア・アセットをロードする間、主たるメディア・コンテンツの再生は、一時的に停止し、また、メディア再生システム100へのユーザ入力は無効となる。
【0024】
図2は、図1のプレイヤー・アプリケーション120が、どのメディア・アセットを図1のメモリ130にロードするかを、どのように決定するかについて、さらに説明するために、図1の光学式記憶媒体110の中に格納されるコンテンツを示すブロック図200である。図2のブロック図200は、主たるメディア・コンテンツと、主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットを含む。図2に示すように、主要なコンテンツは、ビデオ・アイテム・A212a、ビデオ・アイテム・B212b、ビデオ・アイテム・C212c、およびビデオ・アイテム・D212dを含む。さらに、図2に示されるように、主要なコンテンツに関連するメディア・アセットは、必要なアセット213、状態Aのプログレッシブ・アセット214a、状態Bのプログレッシブ・アセット214bを含む。必要なアセット213は、メディア・アセット・A211a、メディア・アセット・C211c、およびメディア・アセット・D211dを含む。状態Aのプログレッシブ・アセット214aは、メディア・アセット・B211bとメディア・アセット・E211eを含む。状態Bのプログレッシブ・アセット214bは、メディア・アセット・F211fとメディア・アセット・G211gを含む。
【0025】
主たるメディア・コンテンツの再生は、ビデオ・アイテム・A212a、ビデオ・アイテム・B212b、ビデオ・アイテム・C212c、およびビデオ・アイテム・D212dの再生を含むことができる。主たるメディア・コンテンツに関連する必要なメディア・アセットの所定の一組に対応する必要なアセット213は、主たるメディア・コンテンツの再生の前に、図1に示すメモリ130にロードされる。例えば、メディア・アセット・A211a、メディア・アセット・C211c、およびメディア・アセット・D211dは、それぞれ、光学式記憶媒体110にある、特定のメディア・アセットのリファレンスである。前述のように、プレイヤー・アプリケーション120は、位置のリファレンスに基づき、参照されたメディア・アセットをロードする。
【0026】
主たるメディア・コンテンツの最初の再生が始まった後には、状態Aのプログレッシブ・アセット214aと状態Bのプログレッシブ・アセット214bは、他のメディア・アセットをいつロードするかを決定するために用いられる。状態Aのプログレッシブ・アセット214aと状態Bのプログレッシブ・アセット214bは、何れも、メディア・アセットのリファレンスを含むデータ・ファイルである。上記したように、主たるメディア・コンテンツ210の再生中、ユーザは、状態を変更することができる。状態Aへの状態変更は、状態Aのプログレッシブ・アセット214aのメディア・アセット・B211bとメディア・アセット・E211eに参照されたメディア・アセットが、メモリ130にロードされることを要求する。同様に、ユーザに引き起こされた状態Bへの状態変更は、状態Bのプログレッシブ・アセット214aのメディア・アセット・F211fとメディア・アセット・G211gに参照されたメディア・アセットが、メモリ130にロードされることを要求する。
【0027】
図3は、本発明の一実施の形態に従う、図1のメモリ130の中に格納された、1つ以上のメディア・アセットの処理を示す、ブロック図300である。図3のブロック図300は、メモリ330a、330b、330cおよび330d、パスA301、パスB302およびパスC303を含む。それぞれのメモリ330a、330b、330cおよび330dは、図1の同じメモリ130に対応するが、主たるメディア・コンテンツの初期化および再生の間、異なる時間にメモリ130に対応することができ、したがって、メディア・アセットが異なるそれぞれのグループを含む。メモリ330aは、アセット・A331を含む。メモリ330bは、アセットA331およびアセットB332を含む。メモリ330cは、アセットA331、アセットB332およびアセットC333を含む。メモリ330dは、アセットB332、アセットC333およびアセットD334を含む。アセットA331、アセットB332、アセットC333およびアセットD334は、図1の光学式記憶媒体110に格納される実際のメディア・アセットである。
【0028】
メモリ330aには、最初に、主たるメディア・コンテンツの再生の前に、アセットA331がロードされる。パスA301は、ユーザに引き起こされた状態変化、メイン実行シーケンスまたはバックグラウンド実行シーケンスに対応して、アセットB332をメモリ330aにロードすることを表す。アセットB332がメモリ330aにロードされた後には、メモリ330aはメモリ330bとも称される。パスA301と同様なパスB302は、アセットC333をメモリ330bにロードすることを表す。アセットC333がメモリ330bにロードされた後には、メモリ330bはメモリ330cとも称される。パスC303は、アセットD334をメモリ330cにロードすることを表す。しかしながら、メモリ330cの記憶容量は、完全に使い果たされることができ、そして、メモリ330cの中に格納されるメディア・アセットの1つ以上の削除が適切に行われる。前述のように、図1のプレイヤー・アプリケーション120は、メモリ330cの中に格納されるメディア・アセットに対して、FIFOによるメモリ・コンテンツ除去処理を実行することができる。FIFOによるメモリ・コンテンツ除去処理は、最も古いメディア・アセットである、アセットA331を削除する。アセットA331が削除されると、アセットD334がメモリ330cに格納され、メモリ330cはメモリ330dと称される。アセットA331の削除が、メモリ130に十分な記憶スペースを生成しない場合、プレイヤー・アプリケーション120は、アセットD334を格納するのに十分な記憶スペースが確保されるまで、追加のFIFOによるコンテンツ除去動作を実行する。
【0029】
図4は、本発明の一実施の形態に従う、再生環境での改良された実行シーケンスのためのメディア・アセット・モジュールを初期化する方法のステップを記載するフローチャートである。特定の詳細および特徴は、当業者にとって明らかであるので、フローチャート400から省かれている。例えば、ステップは、1つ以上のサブステップを含み、または、周知のように、多くは専門器材または素材を含むことができる。フローチャート400に示されるステップ410〜480は、本発明の一実施の形態を記載するのに十分であるが、本発明の他の実施の形態は、フローチャート400に示されるのと異なるステップを利用することができ、または、より多く、またはより少ないステップを含むことができる。
【0030】
図4のステップ410と図1のメディア再生システム100を参照すると、フローチャート400のステップ410は、主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットを、それぞれ少なくともメディア・アセットの1つを含む複数のアセット・モジュールに分割することを含む。前述のように、光学式記憶媒体110は、主たるメディア・コンテンツおよび主要なコンテンツに関連する複数のメディア・アセットを含む。メディア再生システム100に光学式記憶媒体110が導入されると、プレイヤー・アプリケーション120は、再生する主たるメディア・コンテンツを決定し、種類や他の基準に基づいて、主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットの全てまたは一部をアセット・モジュールに分割することができる。それぞれのアセット・モジュールは、メディア・アセットのリファレンスを含むことができ、このリファレンスは、メディア・アセットを光学式記憶媒体110で位置づけるために、プレイヤー・アプリケーション120により利用され得る。
【0031】
図4のステップ420に移動し、図1のメディア再生システム100の参照を続ける。フローチャート400のステップ420は、ステップ410で作られた複数のアセット・モジュールをメディア・ファイルにまとめることを含む。1つ以上のアセット・モジュールは、それぞれ、プレーヤ・アプリケーショ120が参照するために、1つのメディア・ファイルに一緒に格納されるデータ・ファイルである。
【0032】
図4のステップ430に進み、図1のメディア再生システム100の参照を続ける。フローチャート400のステップ430は、最初のロード処理でのロードのために、複数のアセット・モジュールから、アセット・モジュールの最初のサブセットを特定することを含む。ステップ430は、例えば、プレイヤー・アプリケーション120によって実行され、主たるメディア・コンテンツの再生の前に、ステップ420で作られたメディア・ファイルから、メモリ130にロードされた1つ以上のアセット・モジュールを特定するプレイヤー・アプリケーション120に対応する。以上に説明されるように、アセット・モジュールの最初のサブセットの特定は、主たるメディア・コンテンツに関連する必要なメディア・アセットの所定の一組に基づくことができる。本発明の別の実施の形態では、プレイヤー・アプリケーション120は、また、最初のロード処理でロードするアセット・モジュールを特定するために、再生環境の再生機能、ユーザ設定およびユーザ使用履歴を利用することもできる。本発明の他の実施の形態では、同様にアセット・モジュールを特定するために、他の方法を用いるようにしてもよい。
【0033】
図4のステップ440へ進み、図1のメディア再生システム100の参照を続ける。フローチャート400のステップ440は、ステップ430で得られたアセット・モジュールのサブセットのためのロード・シーケンスを決定することを含む。アセット・モジュールのサブセットのためのロード・シーケンスは、アセット・モジュールのサブセットの中のメディア・アセットを、最初のロード処理の間に、光学式記憶媒体110からロードする順序を決定することができる。前述のように、プレイヤー・アプリケーション120は、主たるメディア・コンテンツに関連する所定の必要なロード・シーケンスを参照することによって、ロード・シーケンスを決定することができる。ロード・シーケンスの決定を、再生環境の再生機能、ユーザ設定およびユーザ使用履歴のうちの少なくとも1つに基づくようにしてもよい。本発明の他の実施の形態では、同様にロード・シーケンスを決定するために、他の方法を用いるようにしてもよい。
【0034】
図4のステップ450へ進み、図1のメディア再生システム100の参照を続ける。フローチャート400のステップ450は、再生環境で主たるメディア・コンテンツの再生が始まる前に、ステップ440で決定されたロード・シーケンスに従って、ステップ430において特定されたアセット・モジュールのサブセットをロードすることを含む。前述のように、光学式記憶媒体110からメディア・アセットをロードする間、メディア再生システム100は、更なるユーザ入力を受け付けることができず、また、メディア・コンテンツの再生は一時的に停止する。
【0035】
図4のステップ460へ進み、図1のメディア再生システム100の参照を続ける。フローチャート400のステップ460は、主要なコンテンツの再生が始まった後に、複数のアセット・モジュールの、1つ以上の追加のサブセットを特定することを含む。ステップ450で、メモリ130にメディア・モジュールの最初のサブセットをロードした後に、プレイヤー・アプリケーション120は、所定の実行の時点または所定の実行イベントの応答時にロードするための、主たるメディア・コンテンツに関連する残りのアセット・モジュールの追加のアセット・モジュールを特定することができる。前述のように、所定の実行の時点またはイベントは、ユーザに引き起こされた状態変更とすることができる。所定の実行の時点またはイベントは、また、主たるメディア・コンテンツに関連するメイン実行シーケンスの1つ、または、メイン実行シーケンスに関連するバックグラウンド実行シーケンスのインスタンスとすることができ、または、メイン実行シーケンスやバックグラウンド実行シーケンスのような特定の進行ベンチマークに対応させることができる。メイン実行シーケンスまたはバックグラウンド実行シーケンスのインスタンスは、あらかじめ定義され、または、プレイヤー・アプリケーション120および/または光学式記憶媒体110により決定することができる。
【0036】
図4のステップ470へ進み、図1のメディア再生システム100の参照を続ける。フローチャート400のステップ470は、複数のアセット・モジュールの、1つ以上の追加のサブセットのための、他のロード・シーケンスを決定することを含む。ステップ440と同様に、ステップ470は、複数のアセット・モジュールの追加のサブセットのメディア・アセットをメモリ130にロードするためのロード・シーケンスを決定するプレイヤー・アプリケーション120を含む。
【0037】
図4のステップ480へ進み、図1のメディア再生システム100の参照を続ける。フローチャート400のステップ480は、ステップ470で決定されたロード・シーケンスに従って、複数のアセット・モジュールの、1つ以上の追加のサブセットをメモリ130にロードすることを含む。ステップ450と同様に、ステップ480は、順次、追加のメディア・アセットをメモリ130にロードすることを含む。
【0038】
本発明の上記記載から、本発明の範囲を逸脱しない範囲で、本発明の概念を実行するために、さまざまな技術を用いることができることは明らかである。さらに、本発明は、特定の実施の形態を具体的に参照して説明されており、当業者は、本発明の意図や範囲から逸脱しない範囲で、その形式や詳細を変更することができることを理解するであろう。このように、上記実施の形態は、あらゆる面において、例示的であるが、限定的ではないと解されるべきである。また、本発明は、これに記載されている具体的な実施の形態に限られることなく、本発明の範囲内において、多くの再編、変形および置換を加えることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生環境上でメディア・アセットを初期化する方法であって、
主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットを、それぞれ前記メディア・アセットを少なくとも1つ含む複数のアセット・モジュールに分割し、
前記複数のアセット・モジュールをメディア・ファイルにまとめ、
前記複数のアセット・モジュールから、最初のロード処理でロードする、アセット・モジュールの最初のサブセットを特定し、
前記アセット・モジュールの最初のサブセットのためのロード・シーケンスを決定し、
前記再生環境で前記主たるメディア・コンテンツの再生が始まる前に、前記ロード・シーケンスに従って、前記アセット・モジュールの最初のサブセットをロードすることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、
前記主たるメディア・コンテンツの再生が始まった後の、他のロード処理においてロードする、前記複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットを特定し、
前記複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットのための他のロード・シーケンスを決定し、
前記他のロード・シーケンスに従って、前記複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットをロードする方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法において、前記分割は、前記メディア・アセットの一部を、複数のアセット・モジュールに分割することを含む方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法において、前記分割が、前記主たるメディア・コンテンツに関連するメイン実行シーケンスおよび該メイン実行シーケンスに関連するバックグラウンド実行シーケンスの少なくとも1つに従って実行される方法。
【請求項5】
請求項1記載の方法において、前記アセット・モジュールの最初のサブセットの特定が、再生環境の再生機能、ユーザ設定およびユーザ使用履歴のうちの少なくとも1つに基づいて、前記アセット・モジュールの最初のサブセットを特定することを含む方法。
【請求項6】
請求項1記載の方法において、前記アセット・モジュールの最初のサブセットの特定が、前記主たるメディア・コンテンツに関連する必要なメディア・アセットの所定の一組を特定することを含む方法。
【請求項7】
請求項1記載の方法において、前記ロード・シーケンスの決定が、前記主たるメディア・コンテンツに関連する所定の必要なロード・シーケンスを受け取ることを含む方法。
【請求項8】
請求項1記載の方法において、前記ロード・シーケンスの決定が、再生環境の再生機能、ユーザ設定およびユーザの使用履歴のうちの少なくとも1つに基づいて、ロード・シーケンスを決定することを含む方法。
【請求項9】
請求項2記載の方法において、前記複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットの特定が、所定の実行イベントに応答して実行される方法。
【請求項10】
請求項9記載の方法において、前記所定の実行イベントは、ユーザに引き起こされた前記再生環境の状態変更、前記主たるメディア・コンテンツに関連するメイン実行シーケンスによる進行、および、前記メイン実行シーケンスに関連するバックグランド実行シーケンス、を含むグループから選択される方法。
【請求項11】
再生環境上でメディア・アセットを初期化する装置であって、
メディア再生装置は、メモリ、プロセッサ、および前記メモリとプロセッサとを制御するプレイヤー・アプリケーションを備え、
前記プレイヤー・アプリケーションは、
主たるメディア・コンテンツに関連するメディア・アセットを、それぞれ前記メディア・アセットを少なくとも1つを含む複数のアセット・モジュールに分割し、
前記複数のアセット・モジュールをメディア・ファイルにまとめ、
前記複数のアセット・モジュールから、最初のロード処理でロードする、アセット・モジュールの最初のサブセットを特定し、
前記アセット・モジュールの最初のサブセットのためのロード・シーケンスを決定し、
前記再生環境で前記主たるメディア・コンテンツの再生が始まる前に、前記ロード・シーケンスに従って、前記アセット・モジュールの最初のサブセットをロードするように構成されることを特徴とする装置。
【請求項12】
請求項11記載の装置において、前記プレイヤー・アプリケーションは、さらに、
前記主たるメディア・コンテンツの再生が始まった後の、他のロード処理においてロードする、前記複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットを特定し、
前記複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットのための他のロード・シーケンスを決定し、
前記他のロード・シーケンスに従って、前記複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットをロードするように構成される装置。
【請求項13】
請求項11記載の装置において、前記プレイヤー・アプリケーションによる分割が、前記メディア・アセットの一部を、複数のアセット・モジュールに分割することを含む装置。
【請求項14】
請求項11記載の装置において、前記プレイヤー・アプリケーションによる分割が、前記主たるメディア・コンテンツに関連するメイン実行シーケンスおよび該メイン実行シーケンスに関連するバックグラウンド実行シーケンスの少なくとも1つに従って実行される装置。
【請求項15】
請求項11記載の装置において、前記プレイヤー・アプリケーションにより実行される前記アセット・モジュールの最初のサブセットの特定が、再生環境の再生機能、ユーザ設定およびユーザの使用履歴のうちの少なくとも1つに基づいて、前記アセット・モジュールの最初のサブセットを特定することを含む装置。
【請求項16】
請求項11記載の装置において、前記プレイヤー・アプリケーションによる前記アセット・モジュールの最初のサブセットの特定が、前記主たるメディア・コンテンツに関連する必要なメディア・アセットの所定の一組を特定することを含む装置。
【請求項17】
請求項11記載の装置において、前記プレイヤー・アプリケーションによる前記ロード・シーケンスの決定が、前記主たるメディア・コンテンツに関連する所定の必要なロード・シーケンスを受け取ることを含む装置。
【請求項18】
請求項11記載の装置において、前記プレイヤー・アプリケーションによる前記ロード・シーケンスの決定が、再生環境の再生機能、ユーザ設定およびユーザの使用履歴のうちの少なくとも1つに基づいて、ロード・シーケンスを決定することを含む装置。
【請求項19】
請求項12記載の装置において、前記プレイヤー・アプリケーションによる、前記複数のアセット・モジュールの1つ以上の追加のサブセットの特定が、所定の実行イベントに応答して実行される装置。
【請求項20】
請求項19記載の装置において、前記所定の実行イベントは、ユーザに引き起こされた再生環境の状態変更、前記主たるメディア・コンテンツに関連するメイン実行シーケンスによる進行、および、前記メイン実行シーケンスに関連するバックグランド実行シーケンス、を含むグループから選択される装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−25860(P2013−25860A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−156938(P2012−156938)
【出願日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【出願人】(504399716)ディズニー エンタープライゼス インコーポレイテッド (73)
【Fターム(参考)】