再生細胞を収容する細胞担体及び細胞担体封じ込め装置
【課題】再生細胞、例えば脂肪由来再生細胞と共に細胞担体部分及び細胞担体封じ込め部分から成る装置を作って用いる方法を提供する。
【解決手段】本発明は、再生細胞、例えば幹及び始原細胞を収容する細胞担体部分と、細胞担体封じ込め部分とを含む装置に関する。この装置は、脊椎融合関連疾患及び長骨又は扁平骨関連欠損を含む骨関連疾患の治療に有用である。装置はまた、再生細胞を分離して濃縮するための開示する自動化システム及び方法と共に用いることができる。
【解決手段】本発明は、再生細胞、例えば幹及び始原細胞を収容する細胞担体部分と、細胞担体封じ込め部分とを含む装置に関する。この装置は、脊椎融合関連疾患及び長骨又は扁平骨関連欠損を含む骨関連疾患の治療に有用である。装置はまた、再生細胞を分離して濃縮するための開示する自動化システム及び方法と共に用いることができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1)a.患者から除去された組織を受け取り、再生細胞が該組織から分離されるように該組織の脱凝集を容易にするチャンバアセンブリ、
b.前記チャンバアセンブリに存在する前記脱凝集された組織からの再生細胞を濃縮する、該チャンバアセンブリに接続することができる濃縮装置、及び
c.前記チャンバアセンブリ及び前記濃縮装置と通信してそれを制御することができるプログラム可能処理装置、
を含む、再生細胞を組織から分離して濃縮するための自動化システムを準備する段階と、
(2)a.細胞担体部分、及び
b.細胞担体封じ込め部分、
を含む装置を準備する段階と、
(3)前記自動化システムによって分離及び濃縮された前記再生細胞を前記装置の前記細胞担体部分に加える段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記チャンバアセンブリは、前記脱凝集を容易にするための収集チャンバと、該収集チャンバから前記脱凝集された組織を受け取るように接続された処理チャンバとを含み、
前記濃縮装置は、前記処理チャンバに接続することができる遠心分離装置を含み、
前記プログラム可能装置は、前記チャンバアセンブリの前記収集チャンバ及び前記処理チャンバの両方と通信してそれらを制御することができる、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
骨関連疾患を治療するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記骨関連疾患は、脊椎融合欠損であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記骨関連疾患は、脊椎安定化欠損であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記骨関連疾患は、分節欠損であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記骨関連疾患は、身体の非骨伝導性領域にあることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記骨関連疾患は、椎骨の疾患であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記骨関連疾患は、椎間板の疾患であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記再生細胞は、幹細胞から成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記再生細胞は、始原細胞から成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記再生細胞は、幹細胞及び始原細胞の組合せから成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記装置の前記細胞担体部分は、成長因子を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記再生細胞は、前記装置に入れる前に細胞培養液中で増殖されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記再生細胞は、骨形成表現型に向う分化を促進する培養条件で増殖されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記再生細胞は、自己細胞であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記装置は、椎体間脊椎融合装置であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記装置の前記細胞担体部分及び前記細胞担体封じ込め部分は、実質的に放物形、実質的に円筒形、実質的に台形、及び実質的に矩形から成る群から選択された形状であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記細胞担体封じ込め部分は、再吸収可能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記細胞担体封じ込め部分は、ポリ乳酸ポリマー材料から成ることを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ポリ乳酸ポリマーは、70:30ポリ(L−ラクチド−コ−D,L−ラクチド)であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記細胞担体封じ込め部分は、再吸収不能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記細胞担体封じ込め部分は、複数の穿孔を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記細胞担体部分は、多孔性であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記細胞担体部分は、ゲル又はヒドロゲルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記細胞担体部分は、再吸収可能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記細胞担体部分は、再吸収不能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記細胞担体部分は、アパタイトで被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記細胞担体部分は、擬似体液溶液を用いて被覆されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記組織は、脂肪組織であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記分離及び濃縮した再生細胞は、患者内に注入するのに適していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記自動化システムの前記収集チャンバは、更に、該収集チャンバ内のフィルタケージに収容されたフィルタを備え、組織を保持して、遊離脂質、血液、及び洗浄溶液から成る群から選択された非組織成分を濾過して排除することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項33】
前記自動化システムの前記収集チャンバは、回転可能シャフトを撹拌する時にパドルが前記組織の脱凝集を容易にするように、該パドルから成る該回転可能シャフトの撹拌を通して該組織の脱凝集を容易にすることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項34】
前記パドルは、前記収集チャンバ内のフィルタケージに取り付けられていることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記回転可能シャフトは、磁気撹拌装置を通じて撹拌されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記収集チャンバは、回転可能シャフトを回転する時にパドルが前記組織の脱凝集を容易にするように、該パドルから成る該回転可能シャフトの回転を通して該組織の脱凝集を容易にすることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項37】
前記回転可能シャフトは、駆動機構を通じて回転されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項38】
洗浄溶液供給源を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記洗浄溶液は、生理食塩水であることを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
脱凝集剤供給源を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記脱凝集剤は、コラゲナーゼ、トリプシン、リパーゼ、ヒアルロニダーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、Liberase H1、ペプシン、又はその混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記処理チャンバは、前記遠心分離装置における前記脱凝集組織の遠心分離中に該処理チャンバに存在する該脱凝集組織を保持する1つ又はそれよりも多くの遠心分離チャンバを備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項43】
前記1つ又はそれよりも多くの遠心分離チャンバは、前記遠心分離装置における前記脱凝集組織の遠心分離中に前記濃縮再生細胞を収集する1つ又はそれよりも多くの産出チャンバを更に含むことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記1つ又はそれよりも多くの産出チャンバは、遠心分離中はある一定の異なる角度に傾けられ、前記濃縮再生細胞の収集のために別の角度に傾けられることを特徴とする請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記1つ又はそれよりも多くの産出チャンバは、前記濃縮再生細胞の収集のための前記角度に到達するために手動で再位置決めすることができることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記濃縮再生細胞は、シリンジを用いて収集されることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記処理チャンバは、前記脱凝集組織の無菌的な収集を容易にする回転密封部を備えことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項48】
前記回転密封部は、回転シャフト、2つ又はそれよりも多くの軸受、3つ又はそれよりも多くのリップ密封部、外側ハウジング、円形チャンネル、及び円形バネを備えることを特徴とする請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記回転密封部は、回転シャフト、単一のラバーシール、空気ガスケット、1つ又はそれよりも多くのバネ装填密封部、及び2つのセラミック円盤を備えることを特徴とする請求項47に記載の方法。
【請求項50】
廃棄物チャンバを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項51】
前記廃棄物チャンバは、患者から除去された前記組織の非再生細胞成分を受け取ることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記廃棄物チャンバに存在する前記非再生細胞成分は、コラーゲン、タンパク質、脂質、脂肪細胞、及び基質成分を含む成分を分離して濃縮するために遠心分離されることを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記収集チャンバ及び前記処理チャンバは、管類を通じて接続されていることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項54】
前記管類は、更にセンサを備えることを特徴とする請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記収集チャンバ及び前記処理チャンバは、1つ又はそれよりも多くのバルブ、ポンプ、センサ、又はその組合せを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項56】
前記収集チャンバ、前記処理チャンバ、及び前記管類は、使い捨てであることを特徴とする請求項54に記載のシステム。
【請求項57】
前記遠心分離装置及び前記処理装置は、再使用可能であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項58】
前記遠心分離装置は、遠心分離モータ、遠心分離モータコントローラ、及び遠心分離ブレーキコントローラを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項59】
前記処理装置は、1つ又はそれよりも多くのポンプの使用を通して組織の流れを誘導することにより、前記収集チャンバ、前記処理チャンバ、及び前記遠心分離チャンバを制御することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項60】
前記ポンプは、蠕動ポンプであることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記ポンプは、再使用可能であることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項62】
前記処理装置は、ユーザがパラメータを前記システムに入力するためのユーザインタフェースを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項63】
前記処理装置は、ユーザがパラメータ入力するのを案内し、予めプログラムされた段階を確認し、エラー警告し、又はその組合せを行う命令を表示する表示スクリーンを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項64】
1つ又はそれよりも多くの添加物が、前記再生細胞を前記装置に加える前に該細胞に添加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項65】
前記添加物は、成長因子、再懸濁流体、細胞培養試薬、細胞増殖試薬、細胞保存試薬、又は細胞改質試薬、又はその組合せから選択されることを特徴とする請求項64に記載の方法。
【請求項66】
1つ又はそれよりも多くの添加物が、前記再生細胞を前記装置に加えた後に該細胞に添加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項67】
前記添加物は、成長因子、再懸濁流体、細胞培養試薬、細胞増殖試薬、細胞保存試薬、又は細胞改質試薬、又はその組合せから選択されることを特徴とする請求項66に記載の方法。
【請求項68】
患者における骨又は軟骨形成を促進する方法であって、
a)組織除去システムと、細胞担体部分及び該細胞担体部分を少なくとも部分的に収容するように構成された細胞担体封じ込め部分を含む装置とを準備する段階と、
b)前記組織除去システムを用いて患者から脂肪組織を除去する段階と、
c)前記脂肪組織の少なくとも一部を処理して、ある一定の濃度の再生細胞を得る段階と、
d)前記再生細胞を前記装置の前記細胞担体部分に加える段階と、
e)前記装置を前記患者の意図する骨形成領域内に挿入し、それによって該患者の骨及び軟骨形成の少なくとも一方を促進する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項69】
骨及び軟骨形成が、前記患者において促進されることを特徴とする請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記装置を準備する段階は、前記細胞担体部分を挿入するための中心穴を備えた前記細胞担体封じ込め部分を準備する段階を含むことを特徴とする請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記装置を準備する段階は、
放物形を含み、かつ多孔性である前記細胞担体部分を準備する段階と、
放物形を含む前記細胞担体封じ込め部分を準備する段階と、
を含む、
ことを特徴とする請求項70に記載の方法。
【請求項72】
患者における骨又は軟骨形成を促進する方法であって、
a)組織除去システムと、細胞担体部分及び該細胞担体部分を少なくとも部分的に収容するように構成された細胞担体封じ込め部分を含む装置とを準備する段階と、
b)前記組織除去システムを用いて患者から脂肪組織を除去する段階と、
c)ある一定の濃度の再生細胞を得るために、前記脂肪組織の少なくとも一部を処理する段階と、
d)前記装置を前記患者の意図する骨形成領域内に挿入する段階と、
e)前記患者内に挿入した前記装置の前記細胞担体部分に前記再生細胞を加え、それによって該患者における骨及び軟骨形成の少なくとも一方を促進する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項73】
前記再生細胞を加える前記段階は、前記患者における骨及び軟骨形成を促進することを特徴とする請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記装置を準備する段階は、前記細胞担体部分を挿入するための中心穴を備えた前記細胞担体封じ込め部分を準備する段階を含むことを特徴とする請求項72に記載の方法。
【請求項75】
前記装置を準備する段階は、
放物形を含み、かつ多孔性である前記細胞担体部分を準備する段階と、
放物形を含む前記細胞担体封じ込め部分を準備する段階と、
を含む、
ことを特徴とする請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記脂肪組織の少なくとも一部を処理する前記段階は、該脂肪組織の少なくとも一部を処理して、治療的に有効な用量の再生細胞を得る段階を含み、
前記再生細胞を加える前記段階は、前記患者内に挿入された前記装置の前記細胞担体部分に前記治療的に有効な用量の再生細胞を加え、それによって該患者における骨及び軟骨形成の少なくとも一方を促進する段階を含む、
ことを特徴とする請求項72に記載の方法。
【請求項77】
前記治療的に有効な用量の再生細胞を加える前記段階は、前記患者における骨及び軟骨形成を促進することを特徴とする請求項76に記載の方法。
【請求項1】
(1)a.患者から除去された組織を受け取り、再生細胞が該組織から分離されるように該組織の脱凝集を容易にするチャンバアセンブリ、
b.前記チャンバアセンブリに存在する前記脱凝集された組織からの再生細胞を濃縮する、該チャンバアセンブリに接続することができる濃縮装置、及び
c.前記チャンバアセンブリ及び前記濃縮装置と通信してそれを制御することができるプログラム可能処理装置、
を含む、再生細胞を組織から分離して濃縮するための自動化システムを準備する段階と、
(2)a.細胞担体部分、及び
b.細胞担体封じ込め部分、
を含む装置を準備する段階と、
(3)前記自動化システムによって分離及び濃縮された前記再生細胞を前記装置の前記細胞担体部分に加える段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記チャンバアセンブリは、前記脱凝集を容易にするための収集チャンバと、該収集チャンバから前記脱凝集された組織を受け取るように接続された処理チャンバとを含み、
前記濃縮装置は、前記処理チャンバに接続することができる遠心分離装置を含み、
前記プログラム可能装置は、前記チャンバアセンブリの前記収集チャンバ及び前記処理チャンバの両方と通信してそれらを制御することができる、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
骨関連疾患を治療するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記骨関連疾患は、脊椎融合欠損であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記骨関連疾患は、脊椎安定化欠損であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記骨関連疾患は、分節欠損であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記骨関連疾患は、身体の非骨伝導性領域にあることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記骨関連疾患は、椎骨の疾患であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記骨関連疾患は、椎間板の疾患であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記再生細胞は、幹細胞から成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記再生細胞は、始原細胞から成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記再生細胞は、幹細胞及び始原細胞の組合せから成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記装置の前記細胞担体部分は、成長因子を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記再生細胞は、前記装置に入れる前に細胞培養液中で増殖されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記再生細胞は、骨形成表現型に向う分化を促進する培養条件で増殖されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記再生細胞は、自己細胞であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記装置は、椎体間脊椎融合装置であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記装置の前記細胞担体部分及び前記細胞担体封じ込め部分は、実質的に放物形、実質的に円筒形、実質的に台形、及び実質的に矩形から成る群から選択された形状であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記細胞担体封じ込め部分は、再吸収可能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記細胞担体封じ込め部分は、ポリ乳酸ポリマー材料から成ることを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ポリ乳酸ポリマーは、70:30ポリ(L−ラクチド−コ−D,L−ラクチド)であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記細胞担体封じ込め部分は、再吸収不能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記細胞担体封じ込め部分は、複数の穿孔を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記細胞担体部分は、多孔性であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記細胞担体部分は、ゲル又はヒドロゲルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記細胞担体部分は、再吸収可能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記細胞担体部分は、再吸収不能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記細胞担体部分は、アパタイトで被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記細胞担体部分は、擬似体液溶液を用いて被覆されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記組織は、脂肪組織であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記分離及び濃縮した再生細胞は、患者内に注入するのに適していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記自動化システムの前記収集チャンバは、更に、該収集チャンバ内のフィルタケージに収容されたフィルタを備え、組織を保持して、遊離脂質、血液、及び洗浄溶液から成る群から選択された非組織成分を濾過して排除することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項33】
前記自動化システムの前記収集チャンバは、回転可能シャフトを撹拌する時にパドルが前記組織の脱凝集を容易にするように、該パドルから成る該回転可能シャフトの撹拌を通して該組織の脱凝集を容易にすることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項34】
前記パドルは、前記収集チャンバ内のフィルタケージに取り付けられていることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記回転可能シャフトは、磁気撹拌装置を通じて撹拌されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記収集チャンバは、回転可能シャフトを回転する時にパドルが前記組織の脱凝集を容易にするように、該パドルから成る該回転可能シャフトの回転を通して該組織の脱凝集を容易にすることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項37】
前記回転可能シャフトは、駆動機構を通じて回転されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項38】
洗浄溶液供給源を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記洗浄溶液は、生理食塩水であることを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
脱凝集剤供給源を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記脱凝集剤は、コラゲナーゼ、トリプシン、リパーゼ、ヒアルロニダーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、Liberase H1、ペプシン、又はその混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記処理チャンバは、前記遠心分離装置における前記脱凝集組織の遠心分離中に該処理チャンバに存在する該脱凝集組織を保持する1つ又はそれよりも多くの遠心分離チャンバを備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項43】
前記1つ又はそれよりも多くの遠心分離チャンバは、前記遠心分離装置における前記脱凝集組織の遠心分離中に前記濃縮再生細胞を収集する1つ又はそれよりも多くの産出チャンバを更に含むことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記1つ又はそれよりも多くの産出チャンバは、遠心分離中はある一定の異なる角度に傾けられ、前記濃縮再生細胞の収集のために別の角度に傾けられることを特徴とする請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記1つ又はそれよりも多くの産出チャンバは、前記濃縮再生細胞の収集のための前記角度に到達するために手動で再位置決めすることができることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記濃縮再生細胞は、シリンジを用いて収集されることを特徴とする請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記処理チャンバは、前記脱凝集組織の無菌的な収集を容易にする回転密封部を備えことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項48】
前記回転密封部は、回転シャフト、2つ又はそれよりも多くの軸受、3つ又はそれよりも多くのリップ密封部、外側ハウジング、円形チャンネル、及び円形バネを備えることを特徴とする請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記回転密封部は、回転シャフト、単一のラバーシール、空気ガスケット、1つ又はそれよりも多くのバネ装填密封部、及び2つのセラミック円盤を備えることを特徴とする請求項47に記載の方法。
【請求項50】
廃棄物チャンバを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項51】
前記廃棄物チャンバは、患者から除去された前記組織の非再生細胞成分を受け取ることを特徴とする請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記廃棄物チャンバに存在する前記非再生細胞成分は、コラーゲン、タンパク質、脂質、脂肪細胞、及び基質成分を含む成分を分離して濃縮するために遠心分離されることを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記収集チャンバ及び前記処理チャンバは、管類を通じて接続されていることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項54】
前記管類は、更にセンサを備えることを特徴とする請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記収集チャンバ及び前記処理チャンバは、1つ又はそれよりも多くのバルブ、ポンプ、センサ、又はその組合せを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項56】
前記収集チャンバ、前記処理チャンバ、及び前記管類は、使い捨てであることを特徴とする請求項54に記載のシステム。
【請求項57】
前記遠心分離装置及び前記処理装置は、再使用可能であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項58】
前記遠心分離装置は、遠心分離モータ、遠心分離モータコントローラ、及び遠心分離ブレーキコントローラを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項59】
前記処理装置は、1つ又はそれよりも多くのポンプの使用を通して組織の流れを誘導することにより、前記収集チャンバ、前記処理チャンバ、及び前記遠心分離チャンバを制御することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項60】
前記ポンプは、蠕動ポンプであることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記ポンプは、再使用可能であることを特徴とする請求項59に記載の方法。
【請求項62】
前記処理装置は、ユーザがパラメータを前記システムに入力するためのユーザインタフェースを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項63】
前記処理装置は、ユーザがパラメータ入力するのを案内し、予めプログラムされた段階を確認し、エラー警告し、又はその組合せを行う命令を表示する表示スクリーンを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項64】
1つ又はそれよりも多くの添加物が、前記再生細胞を前記装置に加える前に該細胞に添加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項65】
前記添加物は、成長因子、再懸濁流体、細胞培養試薬、細胞増殖試薬、細胞保存試薬、又は細胞改質試薬、又はその組合せから選択されることを特徴とする請求項64に記載の方法。
【請求項66】
1つ又はそれよりも多くの添加物が、前記再生細胞を前記装置に加えた後に該細胞に添加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項67】
前記添加物は、成長因子、再懸濁流体、細胞培養試薬、細胞増殖試薬、細胞保存試薬、又は細胞改質試薬、又はその組合せから選択されることを特徴とする請求項66に記載の方法。
【請求項68】
患者における骨又は軟骨形成を促進する方法であって、
a)組織除去システムと、細胞担体部分及び該細胞担体部分を少なくとも部分的に収容するように構成された細胞担体封じ込め部分を含む装置とを準備する段階と、
b)前記組織除去システムを用いて患者から脂肪組織を除去する段階と、
c)前記脂肪組織の少なくとも一部を処理して、ある一定の濃度の再生細胞を得る段階と、
d)前記再生細胞を前記装置の前記細胞担体部分に加える段階と、
e)前記装置を前記患者の意図する骨形成領域内に挿入し、それによって該患者の骨及び軟骨形成の少なくとも一方を促進する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項69】
骨及び軟骨形成が、前記患者において促進されることを特徴とする請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記装置を準備する段階は、前記細胞担体部分を挿入するための中心穴を備えた前記細胞担体封じ込め部分を準備する段階を含むことを特徴とする請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記装置を準備する段階は、
放物形を含み、かつ多孔性である前記細胞担体部分を準備する段階と、
放物形を含む前記細胞担体封じ込め部分を準備する段階と、
を含む、
ことを特徴とする請求項70に記載の方法。
【請求項72】
患者における骨又は軟骨形成を促進する方法であって、
a)組織除去システムと、細胞担体部分及び該細胞担体部分を少なくとも部分的に収容するように構成された細胞担体封じ込め部分を含む装置とを準備する段階と、
b)前記組織除去システムを用いて患者から脂肪組織を除去する段階と、
c)ある一定の濃度の再生細胞を得るために、前記脂肪組織の少なくとも一部を処理する段階と、
d)前記装置を前記患者の意図する骨形成領域内に挿入する段階と、
e)前記患者内に挿入した前記装置の前記細胞担体部分に前記再生細胞を加え、それによって該患者における骨及び軟骨形成の少なくとも一方を促進する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項73】
前記再生細胞を加える前記段階は、前記患者における骨及び軟骨形成を促進することを特徴とする請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記装置を準備する段階は、前記細胞担体部分を挿入するための中心穴を備えた前記細胞担体封じ込め部分を準備する段階を含むことを特徴とする請求項72に記載の方法。
【請求項75】
前記装置を準備する段階は、
放物形を含み、かつ多孔性である前記細胞担体部分を準備する段階と、
放物形を含む前記細胞担体封じ込め部分を準備する段階と、
を含む、
ことを特徴とする請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記脂肪組織の少なくとも一部を処理する前記段階は、該脂肪組織の少なくとも一部を処理して、治療的に有効な用量の再生細胞を得る段階を含み、
前記再生細胞を加える前記段階は、前記患者内に挿入された前記装置の前記細胞担体部分に前記治療的に有効な用量の再生細胞を加え、それによって該患者における骨及び軟骨形成の少なくとも一方を促進する段階を含む、
ことを特徴とする請求項72に記載の方法。
【請求項77】
前記治療的に有効な用量の再生細胞を加える前記段階は、前記患者における骨及び軟骨形成を促進することを特徴とする請求項76に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図15A】
【図15B】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図15A】
【図15B】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公表番号】特表2007−529515(P2007−529515A)
【公表日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−503885(P2007−503885)
【出願日】平成16年7月1日(2004.7.1)
【国際出願番号】PCT/US2004/021417
【国際公開番号】WO2005/095581
【国際公開日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(503077877)サイトリ セラピューティクス インコーポレイテッド (32)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月1日(2004.7.1)
【国際出願番号】PCT/US2004/021417
【国際公開番号】WO2005/095581
【国際公開日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(503077877)サイトリ セラピューティクス インコーポレイテッド (32)
【Fターム(参考)】
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