説明

再生装置、再生方法およびコンピュータプログラム

【課題】リピート区間を繰り返し再生するリピート再生の利用価値を高める。
【解決手段】コンテンツを再生する再生処理部と、再生処理部におけるリピート再生を制御するリピート制御部とを備え、リピート制御部は、リピート回数に応じて再生処理部における再生速度を変化させる再生装置。リピート制御部は、リピート回数にしたがって、前記再生速度を、速くしていく、あるいは、遅くしていくよう制御することができる。リピート再生は、コンテンツの所定の区間を再生する区間リピートとすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生装置に係り、特に、設定された始点と終点との間を繰り返して再生するリピート再生機能を備えた再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
音声データや動画データの再生を行なう再生装置では、再生途中の2点間を繰り返し再生するリピート再生機能を備えているものがある。リピート再生では、ユーザから始点と終点との設定を受け付けることでリピート区間が定められ、リピート区間が繰り返し再生される。リピート再生は、語学の学習時に重要なフレーズを聞き取れるまで何度も聞き直したり、繰り返し音読する場合や、伴奏や手本に合わせて楽器の練習をする場合等に特に効果的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−271060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
語学の学習や楽器の練習にリピート再生を利用する場合、習熟度に合わせて速度を変化させて再生したい場合がある。例えば、聞き取りにくいフレーズを聞き取れるまで段々遅くしたり、始めは遅いテンポで練習をし、慣れるにしたがって段々速く演奏したい場合等である。
【0005】
従来から再生速度を変化させることができる再生装置が実用化されているが、習熟度に応じて再生速度を変化させるためには、ユーザがその都度再生速度の設定を行なわなければならず、語学の学習や楽器の練習を繰り返し行なう用途には必ずしも使い勝手がよいものではない。このため、語学の学習や楽器の練習において、習熟度に応じたリピート再生を簡易に行なうことができれば、リピート再生の利用価値が一層高まることができる。
【0006】
そこで、本発明は、リピート区間を繰り返し再生するリピート再生の利用価値を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である再生装置は、コンテンツを再生する再生処理部と、前記再生処理部におけるリピート再生を制御するリピート制御部とを備え、前記リピート制御部は、リピート回数に応じて前記再生処理部における再生速度を変化させることを特徴とする。
【0008】
ここで、前記リピート制御部は、リピート回数にしたがって、前記再生速度を、速くしていく、あるいは、遅くしていくよう制御することができる。
【0009】
また、前記リピート制御部は、再生速度変化規則にしたがって前記再生速度を変化させ、前記再生速度変化規則には、再生速度の変化の割合を設定するようにしてもよい。
【0010】
また、前記リピート制御部は、再生速度変化規則にしたがって前記再生速度を変化させ、前記再生速度変化規則には、1回目のリピート再生における再生速度を設定することができる。
【0011】
また、前記再生処理部が再生するコンテンツに基づく音声に、入力された音声を重ねて録音する重ね録音実行部をさらに備え、前記重ね録音実行部は、リピート再生中に重ね録音を実行する場合には、リピート毎に重ね録音結果である新たなファイルを生成するようにしてもよい。
【0012】
あるいは、前記再生処理部が再生するコンテンツに基づく音声に、入力された音声を重ねて録音する重ね録音実行部をさらに備え、前記重ね録音実行部は、リピート再生中に重ね録音を実行する場合には、前記重ね録音によって生成する新たなファイルのファイル名またはメタデータに前記再生速度に関する情報を付加するようにしてもよい。
【0013】
ここで、前記リピート再生は、前記コンテンツの所定の区間を再生する区間リピートとすることができる。
【0014】
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である再生方法は、コンテンツを再生する再生処理部を有する再生装置における再生方法において、前記再生処理部におけるリピート再生を制御するリピート制御ステップを有し、前記リピート制御ステップにおいて、リピート回数に応じて前記再生処理部における再生速度を変化させることを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決するため、本発明の第3の態様であるコンピュータプログラムは、コンテンツを再生する再生処理部、前記再生処理部におけるリピート再生を制御するリピート制御部、として情報処理装置を機能させるコンピュータプログラムであって、前記リピート制御部は、リピート回数に応じて前記再生処理部における再生速度を変化させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、リピート区間を繰り返し再生するリピート再生の利用価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本実施形態に係る再生装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】操作受付部および表示部の外観例を示す図である。
【図3】本実施形態の再生装置の音声ファイル再生処理について説明するフローチャートである。
【図4】リピート再生の再生速度の設定内容について説明する図である。
【図5】リピート再生モードにおける再生装置の動作について説明するフローチャートである。
【図6】リピート再生中に表示部に表示される情報の例を示す図である。
【図7】リピート回数と再生速度の変化の例を示した図である。
【図8】本実施形態の再生装置の音声ファイル再生処理の別例について説明するフローチャートである。
【図9】リピート再生を重ね録音に適用した場合を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る再生装置の機能構成を示すブロック図である。本実施形態における再生装置100は、音源部200に格納された音声データを再生する再生装置である。また、本実施形態の再生装置100は、録音機能も備えており、音声の録音を行なって音声データを音源部200に格納することができるものとする。音源部200は、光ディスク、半導体メモリ等の可搬型の記録媒体とすることもできるし、再生装置100が内蔵する記憶装置とすることもできる。音源部200に格納される音声データは、商用の音声データであってもよいし、ユーザが録音したり、ダウンロードした音声データ等であってもよい。
【0019】
なお、再生装置100が再生・記録するコンテンツは音声データに限られず、例えば、動画データであってもよい。また、再生装置100は、音響装置等の専用装置として構成してもよいし、パーソナルコンピュータ等の汎用的な情報処理装置において音声データ再生プログラムを実行することにより構成するようにしてもよい。
【0020】
本図に示すように、再生装置100は、読取部110、再生制御部120、操作受付部130、表示部140、音声出力部150、音声入力部160、録音制御部170を備えている。
【0021】
読取部110は、音源部200から音声データを読み出して再生制御部120に出力する。操作受付部130は、操作キー、タッチパネル等によりユーザから各種操作を受け付ける。表示部140は、液晶表示装置等の表示装置を備えており、メニュー、再生情報等の表示を行なう。
【0022】
再生制御部120は、読取部110が読み取った音声データの再生制御を行なう。再生制御部120は、音声データの再生処理を行なう再生処理部121と、リピート再生の制御を行なうリピート制御部122とを備えている。
【0023】
再生処理部121は、D/A変換等を行なって、音声データをアナログ音声信号に変換する。再生処理部121は、設定にしたがって再生速度を変化させる再生速度変更機能を有している。リピート制御部122は、操作受付部130を介して受け付けたユーザの操作に基づいてリピート区間の設定を行ない、再生速度を設定して再生処理部121にリピート再生を行なわせる。この際に、リピート再生における再生速度の設定も行なう。なお、再生制御部120は、ハードウエアで実現するようにしてもよいし、ソフトウエアで実現するようにしてもよい。
【0024】
音声出力部150は、再生制御部120が変換したアナログ音声信号を増幅し、音声として出力する。音声は、スピーカやヘッドフォンにより出力することができる。音声入力部160は、内蔵マイクあるいは外部マイク等から音声信号を入力する。
【0025】
録音制御部170は、音声入力部160が入力したアナログ音声信号にディジタル変換等を施し、音声データとして音源部200に記録する。また、録音制御部170は、重ね録音実行部171を備えている。重ね録音実行部171は、音源部200に格納されている音声データに音声入力部160から入力した音声データを重ねて、すなわちミックスして録音する重ね録音を実行する。
【0026】
図2は、操作受付部130および表示部140の外観例を示す図である。本例において、操作受付部130は、録音操作を受け付ける録音キー131、再生操作を受け付ける再生キー132、停止操作を受け付ける停止キー133、逆方スキップ操作を受け付ける逆方スキップキー134、前方スキップ操作を受け付ける前方スキップキー135、リピート再生操作を受け付ける区間リピートキー136、重ね録音操作を受け付ける重ね録音キー137、メニューを呼び出すメニューキー138、メニュー操作を受け付けるカーソルキー139を備えている。
【0027】
ユーザは、リピート再生を行ないたい場合には、区間リピートキー136を操作することで、リピート区間の設定を行なうことができる。具体的には、再生中に区間リピートキー136を操作すると、その時点における再生位置が始点として設定される。もう一度、区間リピートキー136を操作すると、その時点における再生位置が終点として設定され、始点と終点との間でリピート再生が開始される。この状態をリピート再生モードと称するものとする。
【0028】
リピート再生モード中に、さらにもう一度、区間リピートキー136を操作すると、リピート再生モードが解除され、通常再生に戻る。また、始点・終点もクリアされる。すなわち、通常再生中の1回目の区間リピートキー136操作により始点が設定され、2回目の区間リピートキー136操作により終点が設定されてリピート再生モードに移行し、3回目の区間リピートキー136操作によりリピート再生モードが解除されて通常再生に戻ることになる。
【0029】
図2に示すように、表示部140には、再生中のフォルダ名や音声ファイル名を表示する領域や、再生時間、再生位置を示す領域、リピート再生等の再生状態を示す領域等が設けられている。本図例では、「FolderA」の「Rehearsal20101207」という音声ファイルが再生対象となっており、12分34秒の位置が再生中であることが示されている。
【0030】
次に、本実施形態の再生装置100の音声ファイル再生処理について図3のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
再生装置100は、ユーザから再生指示を受け付けると(S11)、再生対象として指定された音声ファイルの通常再生を開始する(S12)。ここで、通常再生は、音声ファイルの先頭から最後までを通して再生する処理である。
【0032】
通常再生中に、ユーザから、区間リピートキー136の操作によって始点の指示を受け付けると(S13:Yes))、リピート制御部122が、受け付けた時点の再生位置を始点として設定する(S14)。次に、ユーザによる区間リピートキー136の操作によって終点の指示を受け付けると(S15)、リピート制御部122が、受け付けた時点の再生位置を終点として設定する(S16)。そしてリピート再生モードに移行する(S17)。
【0033】
リピート再生モードから復帰した場合、あるいは、始点の指示を受け付けていない場合(S13:No)には、再生が終了するまで通常再生(S12)を継続する(S18)。ここで、再生の終了は、ユーザから停止キー133の操作を受け付けた場合、音声ファイルを最後まで再生した場合等である。
【0034】
次に、リピート再生モード(S17)における再生装置100の動作について説明する。本実施形態では、ユーザは、リピート再生実行に先立ち、メニューキー138、カーソルキー139の所定の操作で、メニューを呼び出して、リピート再生の再生速度について設定を行なうことができる。
【0035】
図4は、リピート再生の再生速度の設定について説明する図である。リピート再生の再生速度の設定では、図4(a)に示すように、「速度一定」「速くしていく」「遅くしていく」のいずれかを選択することができる。ここで、「速度一定」は、従来のリピート再生と同様に、リピート再生中、リピートしても再生速度が変化しないモードである。「速くしていく」は、リピート再生中、リピートする度に再生速度が速くなっていくモードである。「遅くしていく」は、リピート再生中、リピートする度に再生速度が遅くなっていくモードである。なお、リピート制御部122が、いずれかのモードに自動的に設定するようにしてもよい。
【0036】
「速くしていく」あるいは「遅くしていく」を選択した場合には、速度変化割合を設定することができる。速度変化割合は、リピート毎に変化する速度の割合であり、例えば、「速くしていく」を選択した場合には、図4(b)に示すように、「+2%」「+5%」等を指定することができる。ここで、「+5%」を指定した場合には、リピート毎に5%ずつ再生速度が速くなっていくことになる。また、「遅くしていく」を選択した場合には、「−2%」「−5%」等のマイナスの値を指定することができる。例えば「−5%」を指定した場合には、リピート毎に5%ずつ再生速度が遅くなっていくことになる。
【0037】
さらに、ユーザは、開始速度を指定することができる。開始速度は、リピート再生の1回目のリピートの際の再生速度であり、例えば、図4(c)に示すように、「90%」「95%」「100%」「105%」等を指定することができる。ここで、開始速度を90%とし、変化割合を「+10%」と指定した場合には、1回目のリピートでは、通常の90%の再生速度で再生され、2回目のリピートでは、90%に対する10%増しの再生速度で再生され、3回目のリピートでは、さらにその10%増しの再生速度で再生されることになる。
【0038】
なお、速度変化割合や開始速度は、固定値としてもよいし、他の指定方法を用いるようにしてもよい。また、リピート回数や、再生速度の上限・下限等を指定できるようにしてもよい。
【0039】
図5は、リピート再生モード(S17)における再生装置100の動作について説明するフローチャートである。リピート再生モードでは、まず、ユーザからの指定等に基づいて開始速度を設定する(S171)。そして、設定された開始速度で、リピート区間の再生を行なう(S172)。
【0040】
再生位置が終点に到達すると(S173:Yes)、速度変化割合にしたがって、次の再生速度を設定し(S174)、始点に戻る(S175)。そして、新たに設定された再生速度でリピート区間の再生を行なう(S172)。なお、再生装置100の仕様やユーザの設定により、再生速度の上限値や下限値が定められている場合には、それらの値を限度として再生速度を設定するものとする。
【0041】
以上の処理を、再生を終了するか(S176:Yes)、リピート再生モードが解除されるまで(S177:Yes)、繰り返す。ここで、再生の終了は、ユーザから停止キー133の操作を受け付けた場合等であり、リピート再生モードの解除は、区間リピートキー136の操作を受け付けた場合、指定回数のリピートを行なった場合等である。
【0042】
図6は、リピート再生中に表示部140に表示される情報の例を示す図である。本図の例では、「A→B」という表示でリピート再生中であることが示され、現在の再生速度と、リピート回数とが示されている。これにより、ユーザは、リピート再生の状態をリアルタイムで認識することができる。
【0043】
また、図7は、リピート回数と再生速度の変化の例を示した図であり、図7(a)は、「速くしていく」が指定され、変化割合が「+5%」、開始速度が「82%」が設定された場合を示している。この場合、リピート回数にしたがって、再生速度は「82%」「86%」「90%」「95%」「100%」というように段々速くなるように変化していく。また、図7(b)は、「遅くしていく」が指定され、変化割合が「−10%」、開始速度が「100%」が設定された場合を示している。この場合、リピート回数にしたがって、再生速度は「100%」「90%」「81%」「73%」「66%」というように段々遅くなるように変化していく。なお、再生を1回行なうごとに再生速度を変えなくてもよく、再生を複数回行なってから再生速度を変えるようにしてもよい。
【0044】
また、再生速度の変化は、直前の再生速度ではなく、元の再生速度に対するものとしてもよい。この場合、図7(b)の例では、「100%」「90%」「80%」「70%」「60%」というように変化していく。
【0045】
このように、本実施形態の再生装置100は、リピート回数毎に再生速度を変化させるため、語学の学習や楽器の練習において、習熟度に応じたリピート再生を簡易に行なうことができるようになり、効率的な学習や練習効果が得られることになる。これにより、リピート再生の利用価値を一層高めることができる。
【0046】
なお、上述の例では、ユーザが再生中に区間リピートキー136を2回操作することにより始点と終点とを設定していた。これに対し、あらかじめメニュー操作等によって、リピート時間を設定しておき、区間リピートキー136の1回の操作で終点を指定するだけでリピート再生を行なえるようにしてもよい。図8は、この場合の再生装置100の動作を説明するフローチャートである。図3と同じ処理については同じ符号を付している。
【0047】
ここでは、例えば、リピート時間として10秒が設定されているものとする。再生装置100は、ユーザから再生指示を受け付けると(S11)、再生対象として指定された音声ファイルの通常再生を開始する(S12)。ユーザは、フレーズ聞き取れなかった等の理由で遡って繰り返し聞きたい場合に区間リピートキー136を1回操作する。この操作は、終点の指示を意味する。
【0048】
通常再生中に、ユーザから、区間リピートキー136の操作によって終点の指示を受け付けると(S21:Yes))、リピート制御部122が、受け付けた時点の再生位置を終点として設定し、さらに、リピート時間分遡った再生位置を始点として設定する(S22)。そして、リピート再生モードに移行する(S17)。リピート再生モード(S17)における動作は、図5を参照して説明した上述の動作と同じである。リピート再生モードから復帰した場合、あるいは、終点の指示を受け付けていない場合(S21:No)には、再生が終了するまで通常再生(S12)を継続する(S18)。
【0049】
また、再生速度を変更するリピート再生は、再生音声に入力音声を重ねて録音する重ね録音に適用することもできる。すなわち、ユーザは、リピート区間において重ね録音を実行することにより、同じ再生区間について速度を変化させた重ね録音結果を得ることができる。
【0050】
例えば、「速くしていく」を指定したリピート再生に重ね録音を適用すると、図9に示すように、リピート1回目には、速度1で再生される再生ファイルに新規音声を重ねた新規ファイル1が音源部200に記録され、リピート2回目には、速度1よりも速い速度2で再生される再生ファイルに新規音声を重ねた新規ファイル2が音源部200に記録され、リピート3回目には、速度2よりも速い速度3で再生される再生ファイルに新規音声を重ねた新規ファイル3が音源部200に記録されることになる。このとき、それぞれの新規ファイルのファイル名やメタデータには、元の速度に対する速度比等の再生速度を示す情報を付加することが望ましい。また、本実施形態においては、コンテンツの所定の区間をリピート再生する区間リピートを例に説明したが、この区間はコンテンツの全区間であってもよい。つまり、区間リピートに限らず、1曲リピートにも適用可能である。
【0051】
リピート再生に重ね録音を適用して記録されたそれぞれの新規ファイルを検証することにより、ユーザは、自身の習熟度や演奏に適した速度を知ることができるため、リピート再生の利用価値を一層高めることができる。
【符号の説明】
【0052】
100…再生装置
110…読取部
120…再生制御部
121…再生処理部
122…リピート制御部
130…操作受付部
131…録音キー
132…再生キー
133…停止キー
134…逆方スキップキー
135…前方スキップキー
136…区間リピートキー
137…重ね録音キー
138…メニューキー
139…カーソルキー
140…表示部
150…音声出力部
160…音声入力部
170…録音制御部
171…重ね録音実行部
200…音源部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを再生する再生処理部と、
前記再生処理部におけるリピート再生を制御するリピート制御部とを備え、
前記リピート制御部は、リピート回数に応じて前記再生処理部における再生速度を変化させることを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記リピート制御部は、リピート回数にしたがって、前記再生速度を、速くしていく、あるいは、遅くしていくよう制御することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】
前記リピート制御部は、再生速度変化規則にしたがって前記再生速度を変化させ、
前記再生速度変化規則には、再生速度の変化の割合を設定することができることを特徴とする請求項1または2に記載の再生装置。
【請求項4】
前記リピート制御部は、再生速度変化規則にしたがって前記再生速度を変化させ、
前記再生速度変化規則には、1回目のリピート再生における再生速度を設定することができることを特徴とする請求項1または2に記載の再生装置。
【請求項5】
前記再生処理部が再生するコンテンツに基づく音声に、入力された音声を重ねて録音する重ね録音実行部をさらに備え、
前記重ね録音実行部は、リピート再生中に重ね録音を実行する場合には、リピート毎に重ね録音結果である新たなファイルを生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の再生装置。
【請求項6】
前記再生処理部が再生するコンテンツに基づく音声に、入力された音声を重ねて録音する重ね録音実行部をさらに備え、
前記重ね録音実行部は、リピート再生中に重ね録音を実行する場合には、前記重ね録音によって生成する新たなファイルのファイル名またはメタデータに前記再生速度に関する情報を付加することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の再生装置。
【請求項7】
前記リピート再生は、前記コンテンツの所定の区間を再生する区間リピートであることを特徴とする請求項1〜6記載の再生装置。
【請求項8】
コンテンツを再生する再生処理部を有する再生装置における再生方法において、
前記再生処理部におけるリピート再生を制御するリピート制御ステップを有し、
前記リピート制御ステップにおいて、リピート回数に応じて前記再生処理部における再生速度を変化させることを特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項9】
コンテンツを再生する再生処理部、
前記再生処理部におけるリピート再生を制御するリピート制御部、
として情報処理装置を機能させるコンピュータプログラムであって、
前記リピート制御部は、リピート回数に応じて前記再生処理部における再生速度を変化させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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