説明

再生言語制御方法及び車載機

【目的】ACC ONになれば直ちにDVD再生機による再生を可能にし、かつ、DVD映像以外の映像が表示されている間の映画ストーリー等をユーザが理解できるようにする「再生言語制御方法及び車載機」を提供することである。
【構成】モニターMNTにビデオ再生部VPLで再生した映像と該ビデオ再生部以外の部分NVSで生成した映像を表示する際、出力音声言語制御部LGCはビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されているときには、ビデオ再生時の音声言語として設定した第1の言語でビデオ音声を出力するよう制御し、ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されていないときには、第1言語とは別の第2の言語(例えばユーザが理会できる言語)でビデオ音声を出力するよう制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は再生言語制御方法及び車載機に係り、特に、モニターにビデオ再生部で再生した映像と該ビデオ再生部以外の部分で生成した映像を表示するシステムの再生言語制御方法および車載機に関する。
【背景技術】
【0002】
車載機は、ナビゲーション部、ビデオ再生部、オーディオ再生部などを備えて構成され、自動車のACC ON(アクセサリースイッチオン)した時、ナビゲーション制御可能となるまでの間(システム立ち上げ時間)、モニターにメーカのロゴ映像などの所定静止映像あるいは動画映像を優先的に表示し、システム立ち上げ完了後に、車両周辺の地図画像を表示するようになっている。
ところで、ドライブの際にDVDビデオ再生機で映画を再生してモニターにDVD映像を表示し、その再生途中でコンビニ等に寄ってACCをOFFし、出発の時に再度ACC をONすることがある。かかる場合、車載機はモニターに例えば前記ロゴ映像を優先的に表示するが、DVDビデオ再生機はACC OFF時の停止場面から再生を再開する。このため、モニターにDVD映像でないロゴ映像が表示された状態でDVD再生音声だけが出力されてゆく。特にナビゲーション用のICとビジュアル用のICがワンチップのときには、ナビゲーションシステム立ち上げが完了するまでロゴ映像表示となってしまい、長いものでは数十秒もロゴ映像表示となる。このため、DVDで外国映画を字幕で見ているとき、例えば音声言語を英語で、字幕を日本語で外国映画を見ているとき、英語のヒアリングが不得手なユーザはロゴ映像表示の間、ストーリーの展開を理解できず、どんどん話が進んでしまう。このため、システム立ち上げが完了してDVD映像が表示されたとき、ユーザは、その度に巻き戻して再生するという面倒な操作が必要になり、操作性能が悪いという問題があった。
従来技術として、ACC ON時にシステム立ち上げが完了するまでDVD再生システムの起動を禁止する方法が提案されている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2006−168578号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術によれば巻き戻して再生するという面倒な操作が不要になるが、ナビゲーションシステムの立ち上げが完了するまでの長時間DVD再生ができずユーザのストレスがたまる問題がある。
以上から本発明の目的は、ACC ONになれば直ちにDVD再生機による再生を可能にし、かつ、DVD映像以外の映像が表示されている間の映画ストーリー等をユーザが理解できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
・再生言語制御方法
本発明の第1の再生言語制御方法は、モニターにビデオ再生部で再生した映像と該ビデオ再生部以外の部分で生成した映像を表示するシステムの再生言語制御方法であり、ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されているときには、ビデオ再生時の音声言語として設定した第1の言語でビデオ音声を出力するステップ、ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されていないときには、前記言語とは別の第2の言語でビデオ音声を出力するステップを備えている。
本発明の第2の再生言語制御方法は、モニターにビデオ再生部で再生した映像とナビゲーション制御部で生成した映像を表示する車載機の再生言語制御方法であり、車載機の電源投入時、ナビゲーション制御が可能となるまで所定の映像を優先的にモニターに表示するステップ、該所定の映像がモニターに表示されているとき、ビデオ再生部がビデオ再生中であれば、ビデオ再生時の音声言語として設定されている第1の言語以外の第2の言語でビデオ音声を出力するステップ、前記ナビゲーション制御が可能となったときには、ビデオ再生部で再生した映像をモニターに表示すると共に前記第1の言語でビデオ音声を出力するステップを有している。この場合、前記ナビゲーション制御が可能となったとき、ビデオ再生部がビデオ再生中でなければ、車両周辺の地図をモニターに表示する。
前記第1、第2の再生言語制御方法において、前記第2の言語は母国語として設定されている言語、あるいは、ビデオ再生時の字幕言語として設定した言語、あるいはナビゲーションの案内音声言語あるいはナビゲーション地図表記言語である。
【0005】
・車載機
本発明の第1の車載機は、記録媒体に記録されている映像及び所定のビデオ音声を出力するビデオ再生部、ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されているときには、ビデオ再生時の音声言語として設定した第1の言語でビデオ音声を出力し、ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されていないときには、前記言語とは別の第2の言語でビデオ音声を出力するよう制御する出力音声言語制御部を備えている。
本発明の第2の車載機は、記録媒体に記録されている映像及び所定のビデオ音声を出力するビデオ再生部、車載機の電源投入時、ナビゲーション制御が可能となるまで所定の映像を優先的にモニターに表示し、ナビゲーション制御が可能となったとき、ビデオ再生部がビデオ再生中であれば、該ビデオ再生部で再生した映像をモニターに表示し、ビデオ再生中でなければ車両周辺の地図をモニターに表示する映像処理部、前記所定の映像がモニターに表示されているとき、ビデオ再生部がビデオ再生中であれば、ビデオ再生時の音声言語として設定されている第1の言語以外の第2の言語でビデオ音声を出力し、前記ナビゲーション制御が可能となったとき、前記第1の言語でビデオ音声を出力する出力音声言語制御部を備えている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されているときには、ビデオ再生時の音声言語として設定した第1の言語でビデオ音声を出力し、ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されていないときには、前記言語とは別の第2の言語(ユーザが理解できる言語)でビデオ音声を出力するようにしたから、ACC ONになれば直ちにDVD再生機による再生が可能になり、しかも、DVD映像以外のロゴ映像等が表示されても、その間のDVD映画ストーリー等をユーザが理解できるようになる。
また、車載機の電源投入時、ナビゲーション制御が可能となるまで所定の映像を優先的にモニターに表示し、該所定の映像がモニターに表示されているとき、ビデオ再生部がビデオ再生中であれば、ビデオ再生時の音声言語として設定されている第1の言語以外の第2の言語(ユーザが理解できる言語)でビデオ音声を出力し、前記ナビゲーション制御が可能となったときには、ビデオ再生部で再生した映像をモニターに表示すると共に、前記第1の言語でビデオ音声を出力するようにしたから、ACC ONになれば直ちにDVD再生機による再生が可能になり、しかも、DVD映像以外の映像が表示されても、その間のDVD映画ストーリー等をユーザが理解できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
(A)本発明の概要
図1は本発明の概略説明図であり、(A)は概略構成図、(B)は概略処理フローである。
モニターMNTにビデオ再生機VPLで再生した映像と該ビデオ再生機以外の部分(例えばナビゲーション部)NVSで生成した映像を映像切換部VSWで切り替えて表示するシステムにおいて、該ビデオ再生機VPLで再生した映像がモニターMNTに表示されているときには(ステップ101で「YES」)、出力音声言語制御部LGCはビデオ再生時に出力する音声言語として設定した第1の言語でビデオ音声を出力するように制御する(ステップ102)。しかし、該ビデオ再生機VPLで再生した映像がモニターに表示されていなければ(ステップ101で「NO」)、出力音声言語制御部LGCは前記設定した音声言語とは別の第2の言語(ユーザが理解できる言語、例えば、母国語として設定されている言語)でビデオ音声を出力するよう制御する(ステップ103)。
【0008】
(B)実施例
図2はナビゲーションシステムとDVDビデオ再生機を備えた車載機の構成図である。
DVD部1において、ビデオ再生部11は記録媒体(DVD)11に記録されている映像及び所定言語のビデオ音声を出力する。又、DVD再生部11はDVDが装着されているときには自動的にDVD再生モードになり、DVDが脱却されるとナビゲーションモードになり、DVD/ナビ信号を出力する。音声切換制御部13は何れの言語でビデオ音声を出力するかを決定する。操作部2はDVD再生時における音声言語、字幕言語、ユーザの母国語等を入力してDVD部1の記憶部14に記憶すると共に、DVD再生の開始指示やナビゲーション案内音声言語あるいはナビゲーション地図表記言語の設定などを行う。
ナビゲーション部3において、ナビゲーション制御部31は電源投入時(ACC ON時)にシステム立ち上げ制御を行うと共に、システム立ち上げ後にナビゲーション制御を行う。すなわち、ナビゲーション制御部31は電源投入時(ACC ON時)によりシステム立ち上げ制御を開始すると共にシステム立ち上げ開始信号SSTを発生し、システム立ち上げ完了により立ち上げ完了信号SEDを出力する。また、ナビゲーション制御部31はナビゲーション制御に際してHDDなどの地図記録媒体4に記憶されている地図データを用いて自車周辺の地図画像を発生したり、交差点案内制御(交差点拡大図や案内音声の発生)を行なうと共に、交差点案内開始信号PST、交差点案内終了信号PEDを出力する。静止画像発生部32は、システム立ち上げ中に表示するメーカのロゴ映像などの静止映像あるいは動画映像を発生する(ロゴ映像を発生するものとする)。映像切換部33は、システム立ち上げ中は優先的にロゴ映像を選択してモニター5に表示し、システム立ち上げが完了したとき、DVD再生中であればDVDビデオ映像を選択してモニターに表示し、DVD再生中でなければナビゲーション制御部31が発生した地図画像などを選択してモニターに表示する。DSP構成の音声処理部6はDVD再生部11およびナビゲーション制御部31から出力されるビデオ音声データや案内音声データをPCM音声データに変換すると共にアナログ信号に変換し、アンプ7を介してスピーカ8より出力する。
【0009】
図3はACC ONして車載機の電源をオンしたときのナビゲーション部3の処理フローである。
ACC ONになると(ステップ201)、ナビゲーション制御部31はシステム立ち上げ開始信号SSTを出力する(ステップ202)。これにより、映像切換部33は静止画像発生部32から発生するロゴ映像を選択してモニター5に表示する(ステップ203)。又、ナビゲーション制御部31はシステム立ち上げ処理を実行する(ステップ204)。システム立ち上げが完了しなければ(ステップ205で「NO」)、ステップ203以降の処理を繰り返す。ナビゲーション制御部31はシステム立ち上げが完了すれば、立ち上げ完了信号SEDを出力し(ステップ206)、以後ナビゲーション制御を実行する。映像切換部33は立ち上げ完了信号SED が入力すると、DVD再生中であるかチェックし(ステップ207)、DVD再生中でなければナビゲーション制御部31が発生する車両周辺の地図画像をモニター5に表示する(ステップ208)。
一方、システム立ち上げが完了したとき、DVD再生中であれば、映像切換部33はDVD再生部11から入力するDVDビデオ映像を選択してモニター5に表示し(ステップ209)、ナビゲーション制御部31は裏で(地図を表示しないで)ナビゲーション制御を実行する(ステップ310)。
【0010】
図4はACC ONして車載機の電源をオンしたときのDVD部1の処理フローである。
ACC ONになると(ステップ301)、音声切換制御部13は再生中にACC OFFしたかチェックする(ステップ302)。DVD再生中にコンビニエンスストアに立ち寄ってACC OFFした場合などにはステップ302において「YES」となる。
ステップ302において「YES」となれば、音声切換制御部13は、システム立ち上げ中か、あるいはシステム立ち上げが完了したかチェックし(ステップ303)、システム立ち上げ中であれば、DVD再生部11にユーザの母国語(例えば日本語)で音声を出力するよう指示する。なお、ACC OFF前に設定されていた音声言語や字幕言語、母国語、ACC OFF時の再生位置は保存されているものとする。
DVD再生部11はACC ONによりDVD再生を開始すると共に、再生したビデオ信号と音声切換制御部13より指示された母国語の再生音声を出力する(ステップ304)。以後、システム立ち上げが完了するまでビデオ信号と母国語の音声の出力が行なわれる。この結果、システム立ち上げ中にモニター5にDVDビデオ映像でなくロゴ映像が表示されているがユーザは音声が母国語(日本語)であるためビデオのストーリーを把握することが可能になる。そしてステップ303において、システムの立ち上げが完了すれば、音声切換制御部13はDVD再生部11にユーザが選択したビデオ再生時の音声言語(例えば英語)で音声を出力するよう指示する。これにより、DVD再生部11は再生したビデオ信号と音声切換制御部13より指示された音声言語(英語)で音声を出力する(ステップ305)。
一方、ステップ302において「NO」であれば、すなわち、再生中にACC OFF にならなければ、DVDがDVD再生部11にローディングされてDVD再生モードになっているかチェックし(ステップ306)、DVD再生モードでなければ処理を終了する。
しかし、ACC ON後にDVDをDVD再生部11にローディングしてDVD再生モードになっていれば、ユーザは操作部2より字幕言語、ビデオ音声言語を設定すると共に(ステップ307)、ユーザの母国言語を入力し(ステップ308)、DVD再生の開始を指示する(ステップ309)。しかる後、音声切換制御部13は、システム立ち上げ中か、あるいはシステム立ち上げが完了したかチェックし(ステップ303)、システム立ち上げが完了していれば、音声切換制御部13はDVD再生部11にユーザが選択したビデオの音声言語(例えば英語)で音声を出力するよう指示する。これにより、DVD再生部11はビデオ信号と音声切換制御部13より指示された母国語の音声言語(英語)で音声を出力する(ステップ305)。しかし、ステップ303において、システムの立ち上げが完了してなければ、すなわち、システム立ち上げ中であれば、DVD再生部11にユーザの母国語(日本語)で音声を出力するよう指示する。DVD再生部11はDVD再生の開始指示により再生を開始すると共に、ビデオ信号と音声切換制御部13より指示された母国語の音声を出力する(ステップ304)。以後、システム立ち上げが完了するまでビデオ信号と母国語の音声の出力が行なわれる。
以上はACC ON時の場合であるが、交差点に接近したときに交差点拡大図をDVD再生映像より優先的に表示する場合にも、モニター映像の切換制御及びビデオ再生時の出力音声の言語切換制御を行う必要がある。
【0011】
図5は交差点案内図をDVD再生映像より優先的に表示する場合のナビゲーション部3の処理フローである。
ナビゲーション制御部31は、ナビゲーション制御を継続して行うと共に交差点に接近したか監視する(ステップ401)。交差点に接近してなければ、映像切換部33はDVD再生中であるかチェックし(ステップ402)、DVD再生中でなければナビゲーション制御部31が発生するナビゲーション地図をモニター5に表示し(ステップ403)、DVD再生中であればDVDビデオ画像を表示する(ステップ404)。
一方、ステップ401において、車両が交差点に接近すれば、ナビゲーション制御部31は交差点拡大図を発生すると共に、交差点案内開始信号PSTを出力する(ステップ405)。交差点案内開始信号PSTの発生により、映像切換部33はDVD再生中であるかチェックし(ステップ406)、DVD再生中でなければモニター5に該交差点拡大図を表示する(ステップ407)。しかし、DVD再生中であれば、映像切換部33はそれまで表示していたDVD再生映像に代えて交差点拡大図をモニター5に表示する(ステップ408)。以後、ナビゲーション制御部31は交差点案内制御を行うと共に(ステップ409)、交差点を通過したかチェックし(ステップ410)、通過すれば交差点案内制御を終了して交差点案内終了信号PEDを出力する(ステップ411)。
映像切換部33は交差点案内が完了したかチェックし(ステップ412)、完了してなければステップ408に戻り、交差点拡大図の表示を継続する。交差点案内が完了ずれば、映像切換部33は、以後、DVD再生映像を選択してモニター5に表示する(ステップ404)。
【0012】
図6は交差点案内図をDVD再生映像より優先的に表示する場合のDVD部1の処理フローである。
音声切換制御部13は、交差点案内開始信号PSTが入力されたか否かにより交差点案内開始されたかチェックし(ステップ501)、交差点案内が開始されなければ現状態を維持する(ステップ502)。しかし、交差点案内が開始されれば、DVD再生中であるかチェックし(ステップ503)、DVD再生中でなければ現状態を維持する(ステップ502)。
DVD再生中であれば、音声切換制御部13は、DVD再生部11にユーザの母国語(例えば日本語)で音声を出力するよう指示する(ステップ504)。これにより、DVD再生部11は設定されているビデオ音声言語(例えば英語)に代えて母国語(日本語)で音声出力する。以後、音声切換制御部13は、交差点案内終了信号PEDが入力されたか否かにより交差点案内が完了したかチェックし(ステップ505)、完了しなければ母国語による音声出力を指示し、DVD再生部11は母国語による音声出力を継続する。
ステップ505において交差点案内が完了すれば、音声切換制御部13は、DVD再生部11に再生時の言語として設定されている音声言語で音声出力するよう指示し、これにより、ビデオ再生部11は該音声言語(英語)で音声を出力する(ステップ506)。
以上、交差点案内中にモニター5にDVD再生映像でなく交差点拡大図が表示されるが、その間、ビデオ音声が母国語(日本語)となるため、ビデオのストーリーを把握することが可能になる。
以上では、ACC ONによるシステム立ち上げ時、あるいは交差点案内中に、ビデオ音声言語として予め選択された言語に代えて母国語でビデオ音声を出力したが、母国語に限らず、例えば、字幕言語あるいはナビゲーションの案内音声言語あるいはナビゲーション地図表記言語でビデオ音声を出力することができる。
又、以上では、ACC ONによるシステム立ち上げ時、あるいは交差点案内中に、ビデオ音声言語として予め選択された言語に代えてユーザが理解できる言語でビデオ音声を出力する場合について説明したが、本発明はかかる場合に限らず、必要に応じてビデオ音声言語を切り換える状況において応用することができるものである。
又、以上では本発明を車載機に適用した場合について説明したが本発明は車載機に限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の概略説明図である。
【図2】ナビゲーションシステムとDVDビデオ再生機を備えた車載機の構成図である。
【図3】ACC ONして車載機の電源をオンしたときのナビゲーション部の処理フローである。
【図4】ACC ONして車載機の電源をオンしたときのDVD部の処理フローである。
【図5】交差点案内図をDVD再生映像より優先的に表示する場合のナビゲーション部の処理フローである。
【図6】交差点案内図をDVD再生映像より優先的に表示する場合のDVD部の処理フローである。
【符号の説明】
【0014】
MNT モニター
VPL ビデオ再生機
NVS ビデオ再生機以外の部分(例えばナビゲーション部)
VPL ビデオ再生機
VSW 映像切換部
LGC 出力音声言語制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モニターにビデオ再生部で再生した映像と該ビデオ再生部以外の部分で生成した映像を表示するシステムの再生言語制御方法において、
ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されているときには、ビデオ再生時の音声言語として設定した第1の言語でビデオ音声を出力し、
ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されていないときには、前記言語とは別の第2の言語でビデオ音声を出力する、
ことを特徴とする再生言語制御方法。
【請求項2】
モニターにビデオ再生部で再生した映像とナビゲーション制御部で生成した映像を表示する車載機の再生言語制御方法において、
車載機の電源投入時、ナビゲーション制御が可能となるまで所定の映像を優先的にモニターに表示し、
該所定の映像がモニターに表示されているとき、ビデオ再生部がビデオ再生中であれば、ビデオ再生時の音声言語として設定されている第1の言語以外の第2の言語でビデオ音声を出力し、前記ナビゲーション制御が可能となったときには、ビデオ再生部で再生した映像をモニターに表示すると共に、前記第1の言語でビデオ音声を出力する、
ことを特徴とする再生言語制御方法。
【請求項3】
前記ナビゲーション制御が可能となったとき、ビデオ再生部がビデオ再生中でなければ、車両周辺の地図をモニターに表示する、
ことを特徴とする請求項2記載の再生言語制御方法。
【請求項4】
前記第2の言語は母国語として設定されている言語である、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の再生言語制御方法。
【請求項5】
前記第2の言語は、ビデオ再生時の字幕言語として設定した言語である、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の再生言語制御方法。
【請求項6】
前記第2の言語は、ナビゲーションの案内音声言語あるいはナビゲーション地図表記言語として設定した言語である、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の再生言語制御方法。
【請求項7】
モニターに所定の映像を表示すると共に音声を出力する車載機において、
記録媒体に記録されている映像及び所定のビデオ音声を出力するビデオ再生部、
ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されているときには、ビデオ再生時の音声言語として設定した第1の言語でビデオ音声を出力し、ビデオ再生部で再生した映像がモニターに表示されていないときには、前記言語とは別の第2の言語でビデオ音声を出力するよう制御する出力音声言語制御部、
を備えたことを特徴とする車載機。
【請求項8】
モニターに所定の映像を表示すると共に音声を出力する車載機において、
記録媒体に記録されている映像及び所定のビデオ音声を出力するビデオ再生部、
車載機の電源投入時、ナビゲーション制御が可能となるまで所定の映像を優先的にモニターに表示し、ナビゲーション制御が可能となったとき、ビデオ再生部がビデオ再生中であれば、該ビデオ再生部で再生した映像をモニターに表示し、ビデオ再生中でなければ車両周辺の地図をモニターに表示する映像処理部、
前記所定の映像がモニターに表示されているとき、ビデオ再生部がビデオ再生中であれば、ビデオ再生時の音声言語として設定されている第1の言語以外の第2の言語でビデオ音声を出力し、前記ナビゲーション制御が可能となったとき、前記第1の言語でビデオ音声を出力する出力音声言語制御部、
を備えたことを特徴とする車載機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−188613(P2009−188613A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−25101(P2008−25101)
【出願日】平成20年2月5日(2008.2.5)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】