写真を絵柄にした羽子板

【課題】羽子板の絵柄を、基板本体に写真を貼ることであらわした、写真を絵柄にした羽子板を提供する。
【解決手段】羽子板の基板の表面に、接着シールで写真を貼るスペースを設け、そこに気に入った写真を接着シールと同じ形にして貼りつけ、その上から写真を保護する保護フィルムを貼ったことを特徴とする写真を絵柄にした羽子板。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、羽子板の絵柄を、基板本体に写真を貼ることであらわした、写真を絵柄にした羽子板に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の羽子板には、押絵羽子板に代表されるように観賞用の豪華なものと、玩具として遊ぶための簡素な羽子板とがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そのために、次のような問題点があった。
（イ）観賞用の豪華なものは、５０〜７０もの材料を組み合わせて立体的に作られているので、実際に遊ぶことはできない。又、高額な商品のため、購入する層が限られていた。
（ロ）簡素な羽子板は、遊ぶ目的で作られているため、簡単な絵柄の量産で、一枚一枚に個性がなく、鑑賞用には不向きである。又、簡素過ぎて面白みがなく購買意欲がわかなかった。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
羽子板の基板の表面に、接着シールで写真を貼るスペースを設ける。そこに気に入った写真を接着シールと同じ形にして貼りつけ、その上から写真を保護する保護フィルムを貼る。以上を特徴とする写真を絵柄にした羽子板である。
【発明の効果】
【０００５】
本発明は、羽子板に気に入った写真を貼ることで、世界で一枚しかない絵柄の羽子板となる。したがって観賞用として飾ることもできるし、実際に玩具として遊ぶこともできる。
又、高いコストがかからない商品なので、幅広い層に購入してもらえる価格設定ができる。その結果、下火となった正月の風物詩、羽根突きを次世代にも伝承させていくことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）木材でできた基板（１）の表面に、写真（２）と同じ形の粘着シール（４）を貼り付ける。
（ロ）粘着シール（４）の剥離紙を剥がし、写真（２）を粘着シール（４）の形から、ずれがないように貼り付ける。
（ハ）写真（２）のプリント面を保護するための、シールになっている透明の保護フィルム（４）の剥離紙を剥がし、写真（２）の上から写真（２）がちょうど真ん中になるように貼る。保護フィルム（４）の大きさは写真（２）より一回り大きいサイズである。
【実施例１】
【０００７】
また基板（１）の大きさは、大きいサイズから小さいサイズまであり、一つのサイズに限ったものではない。
【実施例２】
【０００８】
また基板（１）の形は、一種類に限ったものではない。
【実施例３】
【０００９】
また基板（１）の表面にはる粘着シール（４）と、同じ形の写真（２）の形は一つの形に限ったものではなく、羽子板本体（１）の表面のサイズに可能な分だけある。
【実施例４】
【００１０】
また基板（１）の表面にはる粘着シール（４）と、同じ形の写真（２）の枚数は一枚に限ったものではなく、基板（１）のサイズ的に可能な枚数だけある。
【実施例５】
【００１１】
また必要に応じて基板（１）の表面に、あらかじめデザインがプリントされている。
【実施例６】
【００１２】
また基板（１）の材質は、材木に限ったものではなくプラスチックでも可能である。
本発明は以上の構成からなるものので、本発明を使用するときは、基板裏面（７）を上にして、持ち手（５）を握り、羽根を相手に向けて打ちあう。インテリアとする場合は、飾りたい場所に写真（２）をみせるように静かに置く。
【図面の簡単な説明】
【００１３】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の分解斜視図
【図３】実施例１の斜視図
【図４】実施例２の斜視図
【図５】実施例３の斜視図
【図６】実施例４の斜視図
【図７】実施例５の斜視図
【図８】実施例６の斜視図
【符号の説明】
【００１４】
１基板
２写真
３保護フィルム
４基板表面
５持ち手
６基板裏面
７接着シール

【特許請求の範囲】
【請求項１】
羽子板の基板の表面に、接着シールで写真を貼るスペースを設け、そこに気に入った写真を接着シールと同じ形にして貼りつけ、その上から写真を保護する保護フィルムを貼ったことを特徴とする写真を絵柄にした羽子板。

【図１】