説明

写真シール作成装置

【課題】より迅速に移動できるようにするとともに、より狭い設置空間に設置できるようにする。
【解決手段】利用者は、入り口としての開口部120から撮影空間291に入場し、撮影空間291において撮影作業を行う。撮影作業が終了すると、利用者は、編集空間292への入り口としての開口部293を通って編集空間292に入場する。利用者は、プリンタが内蔵された筐体171を椅子として利用し、編集ユニット169を用いて編集作業を行う。そして、利用者は、筐体171に設けられたシール紙排出口から排出されたシール紙を受け取って、編集空間292から退出する。本発明は、例えば、ゲームセンター等に設置される写真シール作成装置に適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は写真シール作成装置に関し、特に、設置空間をより狭くするとともに、利用者がより迅速に移動することができるようにした写真シール作成装置装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被写体としての利用者を撮影して得られた画像を、予め用意されたフレーム画像、スタンプ画像、または手書きの線画像の落書き入力画像と合成する編集処理を行い、編集処理が施された画像をシール紙に印刷して利用者に提供する写真シール作成装置が知られている。
【0003】
このような写真シール作成装置には、利用者が撮影作業を行うための撮影空間と、利用者が撮影された画像に対する編集作業を行うための編集空間とが設けられている。利用者は、撮影空間において撮影作業を行い、その後、撮影空間から編集空間に移動して、編集空間において編集作業を行う。そして、利用者が、写真シール作成装置から排出されてくるシール紙を受け取ると写真シール作成ゲームは終了する。
【0004】
近年では、利用者の回転率の向上を図るため、1つの撮影空間に対して2つの編集空間が設けられている写真シール作成装置もある。そのような写真シール作成装置として、図1に示すように、2つの編集空間が隣接して設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図1に示す写真シール作成装置では、1つの撮影空間11に対して、互いに隣接する2つの編集空間12および編集空間13が設けられている。これらの編集空間12および編集空間13は、撮影空間11に隣接する位置に設けられている。また、写真シール作成装置には、編集空間12および編集空間13に隣接して、印刷空間14が設けられている。
【0006】
撮影空間11には、図中、左右に写真シール作成装置の外部から撮影空間11に入場または退出するための出入り口となる開口部が設けられている。また、編集空間12は図中、左側および上側が開口されており、編集空間13は図中、右側および上側が開口されている。
【0007】
利用者は、写真シール作成ゲームを行う場合、撮影空間11に入場して撮影を行い、その後、一旦撮影空間11の外、すなわち写真シール作成装置の外に出てから、編集空間12または編集空間13に入場して編集作業を行う。そして、さらに利用者は、編集空間12または編集空間13から写真シール作成装置の外に出て印刷空間14に移動し、排出されてくるシール紙を受け取る。
【0008】
また、写真シール作成装置には、図2に示すように、撮影空間31の図中、上下に編集空間32および編集空間33が隣接して設けられている写真シール作成装置もある(例えば、特許文献2参照)。この写真シール作成装置には、撮影空間31の右側に印刷空間34が設けられている。
【0009】
撮影空間31には、図中、左右に写真シール作成装置の外部から撮影空間31に入場または退出するための出入り口となる開口部が設けられている。また、編集空間32は図中、左右および上側が開口されており、編集空間33は図中、左右および下側が開口されている。
【0010】
利用者は、写真シール作成ゲームを行う場合、撮影空間31に入場して撮影を行ってから撮影空間31の外に出て、編集空間32または編集空間33に入場して編集作業を行う。そして、利用者は、編集空間32または編集空間33から写真シール作成装置の外に出て印刷空間34に移動し、排出されてくるシール紙を受け取る。
【0011】
さらに、写真シール作成装置には、図3に示すように、撮影を行うためのカメラ、編集処理を行うための編集ユニット、画像をシール紙に印刷するプリンタなどが設けられた筐体51を囲むように、筐体51の側面に隣接して撮影空間52、編集空間53、および編集空間54が設けられているものもある(例えば、特許文献3参照)。
【0012】
この写真シール作成装置では、筐体51の図中、下側の側面に隣接して撮影空間52が設けられており、撮影空間52は、その撮影空間52の図中、左右および下側に設けられたカーテンにより写真シール作成装置の外部と仕切られている。
【0013】
また、筐体51の図中、左側および右側のそれぞれの側面に隣接して、編集空間53および編集空間54が設けられている。編集空間53は、図中、上下および左側に設けられたカーテンにより写真シール作成装置の外部と仕切られており、編集空間54は、図中、上下および右側に設けられたカーテンにより写真シール作成装置の外部と仕切られている。
【0014】
利用者は、写真シール作成ゲームを行う場合、撮影空間52において撮影を行い、その後、一旦撮影空間52の外に出てから、編集空間53または編集空間54に入場して編集作業を行う。そして、編集作業を行った編集空間53または編集空間54において、排出されてくるシール紙を受け取る。
【0015】
さらに、写真シール作成装置には、図4に示すように、撮影空間71の図中、上側に編集空間72が隣接して設けられている写真シール作成装置もある(例えば、特許文献4参照)。この写真シール作成装置には、編集空間72の右側に印刷空間73が設けられている。
【0016】
撮影空間71には、図中、左右に写真シール作成装置の外部から撮影空間71に入場または退出するための出入り口となる開口部が設けられている。また、編集空間72は図中、左右および上側が開口されており、編集空間72には、編集処理を行うための編集ユニットが設けられた筐体74と、画像をシール紙に印刷するプリンタが設けられた筐体75とが隣接するように配置されている。
【0017】
利用者は、写真シール作成ゲームを行う場合、撮影空間71に入場して撮影を行ってから撮影空間71の外に出て、編集空間72に入場して編集作業を行う。そして、利用者は、編集空間72から写真シール作成装置の外に出て印刷空間73に移動し、排出されてくるシール紙を受け取る。
【0018】
さらに、また、撮影空間にカメラ、編集ユニット、およびプリンタが設けられた筐体が配置され、その筐体に隣接して編集空間が設けられている写真シール作成装置もある(例えば、特許文献5参照)。利用者は、写真シール作成ゲームを行う場合、撮影空間に入場して撮影を行ってから撮影空間の外に出て、さらに編集空間に入場して編集作業を行う。そして、利用者は、編集空間において排出されてくるシール紙を受け取る。
【0019】
【特許文献1】特許第3762930号公報
【特許文献2】特許第3703474号公報
【特許文献3】特許第3409260号公報
【特許文献4】特開2005−91937号公報
【特許文献5】特許第3418387号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
しかしながら、上述した技術では、撮影するためのカメラなどが設けられた筐体に隣接して、プリンタおよび編集ユニットが設けられた筐体が配置されていたり、1つの筐体にカメラ、プリンタ、編集ユニットなどが設けられていたりして写真シール作成装置の筐体が大きくなってしまうため、写真シール作成装置を狭い空間に設置することは困難であった。
【0021】
また、特許文献1、特許文献2、および特許文献4に開示されている写真シール作成装置では、シール紙を受け取るための印刷空間が、撮影空間または編集空間とは異なる空間として写真シール作成装置の外に設けられているため、シール紙を受け取るために写真シール作成装置の外で滞留する利用者は、他の利用者の移動の妨げとなり、利用者の回転率が低下する恐れがあった。さらに、写真シール作成装置の外にシール紙を受け取るための印刷空間を設ける必要があるため、写真シール作成装置自体が大きくなってしまい、写真シール作成装置を狭い空間に設置することが困難であった。
【0022】
さらに、特許文献1乃至特許文献4に開示されている写真シール作成装置では、撮影または編集を行うための各空間がカーテン等で仕切られて独立して設けられているので、利用者が、撮影または編集を行うための1つの空間から他の空間に移動しようとする場合、利用者は、一旦自分のいる空間から写真シール作成装置の外部に出なければならず、ゲームの雰囲気や流れが中断してしまう恐れがあった。
【0023】
さらに、また、特許文献1および特許文献3に開示されている写真シール作成装置では、利用者が写真シール作成装置に出入りする空間を確保するためには、写真シール作成装置全体の2つの側面または3つの側面を開放しておかなければならない。すなわち、写真シール作成装置の2つの側面または3つの側面において、利用者が撮影または編集を行う各空間に出入りするために必要な空間を確保しなければならなかった。
【0024】
さらに、また、特許文献4および特許文献5に開示されている写真シール作成装置では、1つの撮影空間に対して1つの編集空間しか設けられていないので、1つの写真シール作成装置では、2つのグループの利用者までしか同時にゲームを行うことができないので、1つの撮影空間に対して2つの編集空間が設けられた写真シール作成装置と比べて利用者の回転率が低くなってしまうため、収益率が低下してしまう恐れがあった。
【0025】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、利用者がより迅速に移動できるようにするとともに、より狭い設置空間に写真シール作成装置を設置することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本発明の一側面の写真シール作成装置は、被写体としての利用者を撮影する撮影手段と、撮影により得られた撮影画像に対する編集を行うための第1の編集空間と、前記第1の編集空間に配置されている第1の筐体に設けられ、前記撮影画像に対する編集を行うための第1の編集手段と、前記第1の編集空間に配置されている第2の筐体であって、前記第1の筐体とは異なる第2の筐体内に配置され、編集された前記撮影画像を写真シールに印刷する第1の印刷手段とを備える。
【0027】
本発明の一側面においては、被写体としての利用者を撮影する撮影手段が設けられ、撮影により得られた撮影画像に対する編集を行うための第1の編集空間に、前記第1の編集空間に配置されている第1の筐体に設けられ、前記撮影画像に対する編集を行うための第1の編集手段と、前記第1の編集空間に配置されている第2の筐体であって、前記第1の筐体とは異なる第2の筐体内に配置され、編集された前記撮影画像を写真シールに印刷する第1の印刷手段とが設けられる。
【0028】
したがって、利用者がより迅速に移動できるとともに、より狭い設置空間に写真シール作成装置を設置することができる。
【0029】
この写真シール作成装置の撮影手段は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどから構成され、第1の編集空間は、例えば、撮影により得られた撮影画像に対する編集を行うための空間から構成され、第1の編集手段は、例えば、タッチペン、編集表示部、およびスピーカが設けられた編集ユニットから構成される。また、第1の印刷手段は、例えば、プリンタから構成される。
【0030】
前記第2の筐体における、前記第1の編集空間からの出口側の側面には、印刷された前記写真シールが排出されるシール紙排出口を設けることができる。
【0031】
これにより、利用者によるシール紙の取り出し作業の安全性が図れ、簡単にシール紙を取り出すことができる。また、写真シール作成装置を管理する管理者は、簡単にメンテナンス作業を行うことができる。
【0032】
前記第2の筐体は、前記第1の編集手段を利用して前記撮影画像に対する編集作業を行う前記利用者に利用される椅子として形成されるようにすることができる。
【0033】
これにより、利用者はくつろぎながら編集作業を行うことができる。また、写真シール作成装置の筐体をより小さくすることができ、より狭い設置空間に設置することができる。さらに、編集空間をより広く利用することができ、利用者はより迅速に移動することができる。
【0034】
この写真シール作成装置には、前記撮影手段が設けられ、前記被写体を撮影するための撮影空間と、撮影により得られた前記撮影画像に対する編集を行うための第2の編集空間と、前記第2の編集空間に配置されている第3の筐体に設けられ、前記撮影画像に対する編集を行うための第2の編集手段と、前記第2の編集空間に配置され、前記第2の編集手段を利用して前記撮影画像に対する編集作業を行う前記利用者に利用される椅子として形成されている第4の筐体であって、前記第3の筐体とは異なる第4の筐体内に配置され、編集された前記撮影画像を写真シールに印刷する第2の印刷手段とをさらに設けることができる。
【0035】
これにより、利用者の回転率を向上させることができる。この撮影空間は、例えば、撮影手段が設けられ、被写体の撮影を行うための空間から構成され、第2の編集空間は、例えば、第2の編集手段が設けられ、撮影により得られた撮影画像に対する編集を行うための空間から構成され、第2の編集手段は、例えば、タッチペン、編集表示部、およびスピーカが設けられた編集ユニットから構成される。また、第2の印刷手段は、例えば、プリンタから構成される。
【0036】
前記第1の編集空間および前記第2の編集空間を、前記撮影空間に隣接するように設け、前記撮影空間に、前記利用者が前記撮影空間から前記第1の編集空間に移動するときに通る第1の開口部と、前記利用者が前記撮影空間から前記第2の編集空間に移動するときに通る第2の開口部とを設け、前記撮影空間への入り口、前記第1の編集空間からの出口、および前記第2の編集空間からの出口を、前記写真シール作成装置の同じ側面に設けることができる。
【0037】
これにより、より狭い設置空間に写真シール作成装置を設置することができる。この第1の開口部は、例えば撮影空間と第1の編集空間とを仕切る仕切りに設けられた開口部により構成され、第2の開口部は、例えば撮影空間と第2の編集空間とを仕切る仕切りに設けられた開口部により構成される。
【発明の効果】
【0038】
本発明の一側面によれば、被写体を撮影することができる。特に、本発明の一側面によれば、より迅速に移動できるとともに、より狭い設置空間に写真シール作成装置を設置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
【0040】
図5は、本発明を適用した写真シール作成装置の一実施の形態の外観構成例を示す斜視図を示している。
【0041】
図5に示される写真シール作成装置91は、撮影や編集等を利用者にゲームとして行わせる代わりに、利用者より代金を受け取るゲーム装置であり、通常、ゲームセンタなどの店舗に設置される。
【0042】
図5では、写真シール作成装置91の筐体111の図中、下側には地上面に接するように床部112が設けられている。ここで、筐体111の、地上面(床部112の上面)に対して垂直な4側面のうち、筐体111の図中、手前側に位置する面を正面111−1と称し、その正面111−1の右側に隣接する側面を右側面111−2と称し、正面111−1に対向する側面を背面111−3と称し、正面111−1の左側に隣接する側面(右側面111−2に対向する側面)を左側面111−4と称する。また、筐体111の床部112と対向する面を上面111−5と称する。
【0043】
正面111−1は、正面111−1の上面111−5側に設けられたフレーム113乃至フレーム115と、床部112に直立するように横方向に並べられて設けられている長方形状のフレーム116乃至フレーム119とから構成され、フレーム116乃至フレーム119のそれぞれは、図中、左側から順に配置されている。すなわち、フレーム116は正面111−1の左端に配置され、フレーム119は正面111−1の右端に配置されている。
【0044】
このように、フレーム116乃至フレーム119が横方向に並べられて配置されることにより、正面111−1には3つの開口部120乃至開口部122が設けられることになる。正面111−1の中央に設けられた開口部120は、筐体111の内部に設けられた撮影空間への入り口とされ、開口部120には、必要に応じて入り口扉としての撮影入り口カーテン123が下ろされ、撮影空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0045】
すなわち、筐体111内部の上面111−5には、撮影入り口カーテン123などからなるカーテンユニット124が設けられている。カーテンユニット124の内部には、撮影入り口カーテン123を巻き取る軸が設けられており、カーテンユニット124は、内部に設けられた軸を回転させて、撮影入り口カーテン123を下ろしたり、撮影入り口カーテン123を巻き上げてカーテンユニット124に格納したりする。
【0046】
また、正面111−1の左側に設けられた開口部121は、筐体111の内部に設けられた編集空間からの出口とされ、上面111−5の開口部121側に吊設されたカーテン125により、編集空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0047】
同様に、正面111−1の右側に設けられた開口部122は、筐体111の内部に設けられた編集空間からの出口とされ、上面111−5の開口部122側に設けられたカーテン126により、編集空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0048】
このように、写真シール作成装置91においては、開口部120乃至開口部122、すなわち撮影空間への入り口と、編集空間からの出口とが同一の方向を向くように正面111−1に設けられている。したがって、正面111−1、すなわち筐体111の1側面だけが開放されていれば写真シール作成装置91を設置することができるので、写真シール作成装置91を設置するために必要な設置空間をより狭くすることができる。その結果、設置空間の利用効率を向上させることができる。
【0049】
なお、筐体111の1側面だけが開放されている場合、撮影入り口カーテン123、カーテン125、およびカーテン126によって、開口部120乃至開口部122のそれぞれが完全に覆われてしまうと、撮影空間および編集空間が完全に外部から遮蔽されてしまい防犯上好ましくない。そこで、撮影空間および編集空間の内部が写真シール作成装置91の外部からある程度見えるように、カーテン125およびカーテン126の一部または全部において下部が開いていることが好ましい。
【0050】
図6は、図5に示した写真シール作成装置91を正面111−1側から見た図を示している。なお、図6に示す写真シール作成装置91においては、撮影入り口カーテン123、カーテン125、およびカーテン126の図示が省略されている。
【0051】
写真シール作成装置91の内部には、背面111−3に隣接して撮影処理に関する構成が設けられた筐体151が設けられている。筐体151には、照明部161−1乃至照明部161−3、カメラ162、取り込み画像表示部163、撮影表示部164、スピーカ165−1、スピーカ165−2、および硬貨投入排出口166が設けられている。
【0052】
照明部161−1乃至照明部161−3は、ストロボ発光可能な照明装置により構成されており、それぞれ筐体151の図中、上側、右側、および左側に配置されている。照明部161−1乃至照明部161−3のそれぞれは、カメラ162が利用者を撮影する(カメラ162が取り込む画像より静止画像をキャプチャする)撮影タイミングに対応するタイミングでストロボ発光し、撮影を行う利用者に光を照射する。なお、以下において、照明部161−1乃至照明部161−3のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単に照明部161と称する。
【0053】
筐体151における照明部161−1の図中、下側にはカメラ162が設けられており、カメラ162は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどから構成される。カメラ162は、被写体としての利用者を撮影する。
【0054】
カメラ162近傍の、図中下側にある取り込み画像表示部163は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやLCD(Liquid Crystal Display)により構成され、カメラ162により撮像された利用者のライブビュー画像(取り込み動画像)を表示する。具体的には、取り込み画像表示部163は、利用者により設定されている合成用動画像を、利用者のライブビュー画像に適宜合成して表示する。このカメラ162近傍に設けられた取り込み画像表示部163に表示される画像により、利用者は撮影直前の自分自身の画像を、カメラ162より大幅に視線をずらすことなく確認することができる。
【0055】
撮影表示部164は、CRTディスプレイやLCDにより構成され、撮影作業の設定を行う画面や設定内容の確認画面等が表示されるモニタである。なお、撮影表示部164の表示面には無色透明の感圧式のタッチパネルが重畳されており、利用者は、画面上を指等によりタップ(接触)することにより、撮影表示部164に表示されているGUI(Graphical User Interface)画面を操作することができる。
【0056】
スピーカ165−1およびスピーカ165−2は、左右2チャンネル(互いに異なるチャンネル)の音声(例えば、撮影作業案内用音声やBGM(Back Ground Music))を出力する。なお、以下において、スピーカ165−1およびスピーカ165−2を個々に区別する必要のない場合、単にスピーカ165と称する。硬貨投入排出口166は、利用者が写真シール作成ゲームを開始するための、予め定められた所定の料金の硬貨を投入する開口部を有している。また、硬貨投入排出口166は、例えば、誤った金額の硬貨が投入された場合や、投入途中で利用者が料金の払い戻しを要求した場合に、投入した硬貨が排出される排出口となる開口部も有している。
【0057】
また、写真シール作成装置91には、筐体151に隣接して、筐体151が設けられた撮影空間と、編集空間とを仕切る仕切り167−1および仕切り167−2が設けられている。すなわち、写真シール作成装置91では、筐体111内部の仕切り167−1および仕切り167−2により囲まれる空間が撮影空間とされる。また、仕切り167−1と左側面111−4とで囲まれる空間が編集空間とされ、同様に仕切り167−2と右側面111−2とで囲まれる空間が編集空間とされる。なお、以下、仕切り167−1および仕切り167−2のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単に仕切り167と称する。
【0058】
仕切り167−1および仕切り167−2のそれぞれの撮影空間側には、利用者を編集空間に誘導するときに点灯される案内灯168−1および案内灯168−2のそれぞれが設けられている。利用者は、案内灯168−1または案内灯168−2の点灯を確認することにより、撮影後どちらの編集空間に移動すればよいのかを容易に知ることができる。以下、案内灯168−1および案内灯168−2を個々に区別する必要のない場合、単に案内灯168と称する。
【0059】
また、仕切り167−1および仕切り167−2のそれぞれの編集空間側には、撮影により得られた撮影画像の編集を行うための編集ユニット169−1および編集ユニット169−2のそれぞれが設けられている。さらに、床部112の編集ユニット169−1および編集ユニット169−2のそれぞれの正面、すなわち図中、編集ユニット169−1の左側、および編集ユニット169−2の右側には、プリンタ170−1が内蔵された筐体171−1、およびプリンタ170−2が内蔵された筐体171−2のそれぞれが配置されている。
【0060】
筐体171−1および筐体171−2のそれぞれは、編集ユニット169−1および編集ユニット169−2のそれぞれが設けられた筐体とは別の筐体として、編集ユニット169−1および編集ユニット169−2から所定の距離だけ離れた位置に配置されている。
【0061】
プリンタ170−1は、編集ユニット169−1を利用して編集された撮影画像をシール紙(写真シール)に印刷して、筐体171−1の開口部121側、すなわち編集空間からの出口側の側面に設けられたシール紙排出口172−1から排出し、利用者に提供する。また、筐体171−1の開口部121側の側面には、プリンタ170−1のメンテナンス時に開閉されるメンテナンス用ドアも設けられている。
【0062】
同様に、プリンタ170−2は、編集ユニット169−2を利用して編集された撮影画像をシール紙に印刷して、筐体171−2の開口部122側、すなわち編集空間からの出口側の側面に設けられたシール紙排出口172−2から排出し、利用者に提供する。また、筐体171−2の開口部122側の側面には、プリンタ170−2のメンテナンス時に開閉されるメンテナンス用ドアも設けられている。
【0063】
なお、以下、編集ユニット169−1および編集ユニット169−2のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単に編集ユニット169と称する。また、以下、筐体171−1および筐体171−2のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単に筐体171と称する。同様に、以下、プリンタ170−1およびプリンタ170−2を個々に区別する必要のない場合、単にプリンタ170と称し、シール紙排出口172−1およびシール紙排出口172−2を個々に区別する必要のない場合、単にシール紙排出口172と称する。
【0064】
また、シール紙排出口172は、筐体171のどの側面に設けられるようにしてもよいが、編集空間からの出口側の側面に設けられることが好ましい。シール紙排出口172を筐体171の編集空間からの出口側の側面に設けることで、利用者によるシール紙の取り出し作業の安全性が図れ、利用者は簡単にシール紙を取り出すことができる。さらに、シール紙排出口172およびメンテナンス用ドアを出口側の側面に設けることで、写真シール作成装置91を管理する管理者のメンテナンス作業も行いやすくなる。
【0065】
また、筐体171は、編集ユニット169を利用して編集作業を行う利用者の椅子として用いられる。換言すれば、利用者の椅子として形成された筐体171の内部にプリンタ170が設けられている。このように、筐体171を椅子として利用することで、利用者はくつろぎながら編集作業を行うことができる。
【0066】
また、編集ユニット169の筐体とは異なる筐体171を編集空間内に設け、利用者の椅子として利用することで、カメラ162等が設けられた筐体151、編集ユニット169の筐体、およびプリンタ170の筐体171のそれぞれを小さくすることができるので、写真シール作成装置91の筐体111をより小さくすることができる。したがって、写真シール作成装置91をより狭い設置空間に設置することができる。さらに、編集ユニット169の筐体および筐体171のそれぞれを小さくすることができるので、編集空間をより広く利用することができ、利用者はより迅速に移動することができる。
【0067】
さらに、編集空間ごとに1つのプリンタ170が配置されるため、利用者は他の利用者に印刷されたシール紙を見られることがないので利用者のプライバシが守られ、また他の利用者によるシール紙の取り違えを防止することができる。さらに、また、各編集空間に1つのプリンタ170を配置することで、例えば一方の編集空間に設けられたプリンタ170のシール紙の交換などのメンテナンス作業を管理者が行うときに、管理者は他方の編集空間における編集作業を妨げることなく作業を行うことができる。
【0068】
図7は、筐体111を図6における右上方から見た図を示している。
【0069】
筐体151の図中、左側および右側に隣接して設けられている仕切り167−1および仕切り167−2は、上面111−5の背面111−3側に設けられたフレーム201により接続されている。
【0070】
また、左側面111−4の背面111−3側の端には、床部112に直立するフレーム202が設けられ、上面111−5の左側面111−4側の端には、フレーム116とフレーム202とを接続するフレーム203が設けられている。さらに、上面111−5の背面111−3側には、仕切り167−1とフレーム203とを接続するフレーム204が設けられている。
【0071】
同様に、右側面111−2の背面111−3側の端には、床部112に直立するフレーム205が設けられ、上面111−5の右側面111−2側の端には、フレーム119とフレーム205とを接続するフレーム206が設けられている。さらに、上面111−5の背面111−3側には、仕切り167−2とフレーム205とを接続するフレーム207が設けられている。
【0072】
ここで、筐体111のフレーム119、フレーム205、およびフレーム206からなる側面、フレーム202、フレーム205、フレーム204、フレーム201、およびフレーム207からなる側面には、それぞれカーテン、パネルなどが設けられて右側面111−2および背面111−3とされる。また、筐体111のフレーム116、フレーム202、およびフレーム203からなる側面、フレーム113乃至フレーム115、フレーム203、フレーム204、フレーム201、フレーム206、およびフレーム207からなる側面には、それぞれカーテン、パネルなどが設けられて左側面111−4および上面111−5とされる。
【0073】
次に、図8は、仕切り167−1の編集空間側に設けられた編集ユニット169−1の構成例を示す図である。
【0074】
図8において、仕切り167−1には、利用者が編集作業を行う際に利用するアイテムがまとめられた編集ユニット169−1が、床部112に対して垂直となるように編集空間に向けられて設置されている。編集ユニット169−1は、編集表示部231、2本のタッチペン232−1およびタッチペン232−2、並びに2つのスピーカ233−1およびスピーカ233−2を有している。
【0075】
編集表示部231は、CRTディスプレイやLCDにより構成され、撮影空間における撮影作業により得られた画像である撮影画像を編集するためのGUI画像(編集画面)等を表示する。この編集表示部231の画面上には無色透明のタッチパネルが重畳されている。また、この編集表示部231の左右近傍には、このタッチパネルに対応するタッチペン232−1とタッチペン232−2が左右1本ずつ所定のアタッチメントにより編集ユニット169−1に着脱可能に固定されており、2人の利用者が同時に編集作業を行うことができるようになされている。
【0076】
以下において、左右のタッチペン232−1およびタッチペン232−2を個々に区別する必要のない場合、単にタッチペン232と称する。
【0077】
タッチペン232は、編集ユニット169−1と有線(または無線)により電気的にも接続されている。タッチペン232は、編集表示部231の画面上に重畳された無色透明のタッチパネルと連携して動作する。利用者がこれらのタッチペン232を操作して、編集表示部231に重畳されるタッチパネルをタップする(タッチペン232とタッチパネルを接触させる)ことにより、これらは、利用者からの入力を受け付ける入力手段として動作する。なお、タッチペン232−1またはタッチペン232−2からは、例えばタッチパネルを介して互いに異なる信号が入力される。これにより写真シール作成装置91は、どのタッチペン232がタッチパネルのどこにタップされたかを識別することができる。
【0078】
また、編集表示部231の下側近傍には、左右に並ぶように、スピーカ233−1およびスピーカ233−2が設けられている。スピーカ233−1およびスピーカ233−2は、左右2チャンネルの音声(例えば、編集作業案内用音声やBGM)を出力する。以下において、スピーカ233−1およびスピーカ233−2を個々に区別する必要のない場合、単にスピーカ233と称する。
【0079】
なお、仕切り167−2に設けられている編集ユニット169−2の構成も図8に示した編集ユニット169−1の構成と同様であるので、その説明は省略する。
【0080】
また、各編集空間に配置されている筐体171は、例えば図9に示すように、編集ユニット169が設けられた仕切り167と接続されて固定されている。図9の例では、筐体171の図中、手前側の側面が図示せぬ仕切り167と対向しており、仕切り167と筐体171とは、編集ユニット169およびプリンタ170を接続するケーブル等が格納されているカバー261や鉄板262により接続されている。なお、カバー261および鉄板262が床部112に固定されるようにしてもよい。
【0081】
このように、筐体171と仕切り167とを接続することによって、プリンタ170が内蔵された筐体171を固定することができるとともに、その盗難を防止することができる。
【0082】
図10は、図6に示した写真シール作成装置91の筐体111の内部を上面111−5側から見た図である。なお、図10において図5または図6における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0083】
図10では、写真シール作成装置91の背面111−3、正面111−1、仕切り167−1、および仕切り167−2により囲まれる空間が撮影空間291とされている。また、撮影空間291に隣接し、背面111−3、正面111−1、左側面111−4、および仕切り167−1により囲まれる空間が編集空間292−1とされており、撮影空間291に隣接し、背面111−3、正面111−1、右側面111−2、および仕切り167−2により囲まれる空間が編集空間292−2とされている。なお、以下、編集空間292−1および編集空間292−2を個々に区別する必要のない場合、単に編集空間292と称する。
【0084】
また、仕切り167−1には、撮影空間291から編集空間292−1への入り口としての開口部293−1が設けられている。さらに、上面111−5からはカーテン294−1が吊設され、開口部293−1の位置において、撮影空間291と編集空間292−1とがカーテン294−1により仕切られている。
【0085】
同様に、仕切り167−2には、撮影空間291から編集空間292−2への入り口としての開口部293−2が設けられている。さらに、上面111−5からはカーテン294−2が吊設され、開口部293−2の位置において、撮影空間291と編集空間292−2とがカーテン294−2により仕切られている。
【0086】
ここで、開口部293−1と開口部293−2とは、撮影空間291の互いに対向する位置に設けられている。また、カーテン294−1およびカーテン294−2によって、開口部293−1および開口部293−2が完全に覆われてしまうと、撮影空間291または編集空間292が隣接する他の空間から遮蔽されてしまい防犯上好ましくない。そこで、撮影空間291または編集空間292の内部が他の空間からもある程度見えるように、カーテン294−1およびカーテン294−2の一部または全部において下部が開いていることが好ましい。
【0087】
なお、以下、開口部293−1および開口部293−2を個々に区別する必要のない場合、単に開口部293と称する。また、以下、カーテン294−1およびカーテン294−2を個々に区別する必要のない場合、単にカーテン294と称する。また、上面111−5にカーテン294を格納するカーテンユニットを設け、カーテン294を自動昇降式のカーテンとするようにしてもよい。
【0088】
また、図中、点線295−1および点線295−2は、カメラ162の画角を表しており、図中、点線295−1の右側、かつ点線295−2の左側の領域の画像がカメラ162により撮影される。そこで、編集空間292への入り口としての開口部293−1および開口部293−2は、カメラ162の画角の外側、すなわちカメラ162により撮影された画像に写らない位置に設けられている。
【0089】
さらに、撮影入り口カーテン123の撮影空間291側の面は、クロマキ用合成加工が施されている。すなわち、撮影入り口カーテン123の撮影空間291側の面は、均質な青色や緑色などの色とされ、クロマキ合成処理において他の画像が合成される領域とされる。
【0090】
このように、撮影入り口カーテン123にクロマキ用合成加工を施すことによって、カーテンユニット124から複数の背景カーテンを出し入れして撮影の背景として用いる場合と比べて、利用者は撮影空間291の入り口により近い位置まで後退して撮影作業を行うことができる。したがって、より広い撮影スペースを確保することができ、撮影空間291を有効に利用することができる。
【0091】
なお、以上においては、プリンタ170が、編集ユニット169の筐体およびカメラ162等が設けられた筐体151とは異なる筐体171に設けられると説明したが、プリンタ170が、編集ユニット169の筐体または筐体151に設けられるようにしてもよい。
【0092】
図11は、写真シール作成装置91の機能の構成例を示すブロック図である。なお、図11において、図6乃至図10における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0093】
写真シール作成装置91は、制御部321、ROM(Read Only Memory)322、RAM(Random Access Memory)323、記憶部324、撮影部325、編集部326−1、編集部326−2、カーテン開閉制御部327、案内灯制御部328、プリンタ170−1、プリンタ170−2、IDタグリーダライタ329−1、IDタグリーダライタ329−2、シール紙ユニット330−1、およびシール紙ユニット330−2から構成される。
【0094】
制御部321は、写真シール作成装置91の各部を制御し、撮影および編集に関する処理を実行させる。制御部321は、ROM322に記録されているプログラム、または記憶部324からRAM323にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM323にはまた、制御部321が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0095】
記憶部324は、例えば半導体メモリやハードディスク等により構成される記憶媒体であり、画像データや設定情報など、各種のプログラムやデータを記憶する。
【0096】
撮影部325は、撮影空間291における被写体の撮影を行う。撮影部325は、硬貨処理部341、照明部161、カメラ162、撮影表示部164、取り込み画像表示部163、およびスピーカ165から構成される。硬貨処理部341は、硬貨投入排出口166などからなり、利用者による硬貨投入に関する制御処理を行う。
【0097】
編集部326−1は、編集ユニット169−1に設けられている各部により構成され、編集空間292−1における編集処理を行う。編集部326−1は、編集表示部231、タッチペン232−1、タッチペン232−2、スピーカ233、およびタッチパネル342から構成される。
【0098】
タッチパネル342は、編集表示部231の表示面に重畳される無色透明の感圧式のタッチパネルであり、利用者は、画面上をタッチペン232によりタップ(接触)することにより、編集表示部231に表示されているGUI画面を操作することができる。
【0099】
編集部326−2は、編集ユニット169−2に設けられている各部により構成され、編集空間292−2における編集処理を行う。編集部326−2は、編集表示部343、タッチペン344−1、タッチペン344−2、スピーカ345、およびタッチパネル346から構成される。
【0100】
なお、これらの編集表示部343、タッチペン344−1、タッチペン344−2、スピーカ345、およびタッチパネル346のそれぞれは、編集部326−1における編集表示部231、タッチペン232−1、タッチペン232−2、スピーカ233、およびタッチパネル342のそれぞれと同様であるため、その説明は省略する。また、以下、編集部326−1および編集部326−2のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単に編集部326と称する。
【0101】
カーテン開閉制御部327は、カーテンユニット124を駆動して、撮影入り口カーテン123を下ろしたり、撮影入り口カーテン123を巻き上げてカーテンユニット124に格納したりして、撮影入り口カーテン123の上げ下げを制御する。案内灯制御部328は、編集空間292の使用状況に応じて案内灯168の点灯および消灯を制御する。
【0102】
IDタグリーダライタ329−1は、シール紙ユニット330−1に付されているIDタグ347−1から装填されているシール紙348−1の種類に対応するIDを読み取り、制御部321に供給する。制御部321は、IDタグリーダライタ329−1から供給されたIDを、予めROM322等に記録しているIDと照合することにより、シール紙ユニット330−1に収納されているシール紙348−1が適切なシール紙であるか否かを判定し、写真シール作成装置91を使用可能、または使用不可能にする。
【0103】
プリンタ170−1は、利用者により編集が施されて作成された撮影画像のデータが印刷データとして制御部321から供給されたとき、シール紙ユニット330−1に収納されているシール紙348−1に画像を印刷し、印刷したシール紙348−1をシール紙排出口172−1から排出する。
【0104】
なお、プリンタ170−2、IDタグリーダライタ329−2、シール紙ユニット330−2、IDタグ347−2、およびシール紙348−2のそれぞれは、プリンタ170−1、IDタグリーダライタ329−1、シール紙ユニット330−1、IDタグ347−1、およびシール紙348−1のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。
【0105】
なお、以下、IDタグリーダライタ329−1およびIDタグリーダライタ329−2を個々に区別する必要のない場合、単にIDタグリーダライタ329と称する。同様に、以下、シール紙ユニット330−1およびシール紙ユニット330−2を個々に区別する必要のない場合、単にシール紙ユニット330と称し、IDタグ347−1およびIDタグ347−2のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単にIDタグ347と称し、シール紙348−1およびシール紙348−2のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単にシール紙348と称する。
【0106】
ところで、撮影空間291が利用されていない場合、撮影入り口カーテン123は、カーテンユニット124に格納されており、撮影空間291への入り口は開かれている。このとき、利用者は、撮影空間291への入り口としての開口部120を通って撮影空間291に入場し、筐体151に設けられた硬貨投入排出口166に所定の料金の硬貨を投入することによって、写真シール作成ゲームを行うことができる。
【0107】
硬貨投入排出口166に硬貨が投入されると、写真シール作成装置91は、写真シールを作成する処理である、写真シール作成ゲーム処理を開始する。以下、図12のフローチャートを参照して、写真シール作成装置91による写真シール作成ゲーム処理について説明する。
【0108】
ステップS11において、硬貨処理部341は、利用者の硬貨投入(代金の支払い)に対する受付処理を行う。硬貨処理部341は、硬貨投入排出口166に投入された硬貨の金額を検出し、制御部321に硬貨が投入された旨の信号を供給する。
【0109】
所定の代金の硬貨が投入されると、制御部321は硬貨処理部341から供給された、硬貨が投入された旨の信号に基づいて、カーテン開閉制御部327に撮影空間291への入り口を閉じるように指令する。なお、硬貨が1枚でも投入された時点で、制御部321が入り口を閉じるように指令するようにしてもよい。
【0110】
ステップS12において、カーテン開閉制御部327は、カーテンユニット124を駆動して撮影入り口カーテン123を下ろす。これにより、撮影空間291への入り口としての開口部120が閉じられる。
【0111】
ステップS13において、撮影部325は撮影処理を行う。例えば、撮影表示部164は、撮影時の背景としてクロマキ合成する背景画像を選択させる画面を表示し、利用者に背景画像を選択させる。また、取り込み画像表示部163は、カメラ162により撮影された画像と、利用者により選択された背景画像とをクロマキ合成して得られる画像であるライブビュー画像を表示する。このとき利用者は、ポーズを取ったり、撮影のタイミングを指示したりして撮影作業を行い、撮影部325に複数の撮影画像を生成させる。
【0112】
そして、撮影するタイミングとなったとき、照明部161は照明(フラッシュ)を被写体に照射し、カメラ162は、その瞬間に取り込まれている静止画像を制御部321に供給する。制御部321は、カメラ162において撮影された静止画像と背景画像とをクロマキ合成して得られる画像を撮影画像として、撮影画像をRAM323に供給して一時的に記憶させる。
【0113】
撮影表示部164は、RAM323から撮影画像を取得して撮像画像を確認するための画像確認画面を表示する。この画像確認画面には、撮影により得られた撮影画像が表示される。そして、利用者が撮影表示部164に表示されている画像確認画面を確認して、撮影画像の保存を指示すると、制御部321は撮影により得られた撮影画像を記憶部324に供給して記憶させる。
【0114】
ステップS14において、撮影表示部164は、使用されていない編集空間292への利用者の移動を促す移動案内画面を表示する。すなわち、制御部321は、編集空間292−1または編集空間292−2のうち、利用者により使用されていない編集空間292を検出し、撮影表示部164に使用されていない編集空間292への移動案内画面の表示を指示する。撮影表示部164は、制御部321の指示にしたがって移動案内画面を表示する。
【0115】
また、このとき、スピーカ165は、編集空間292への移動を促すメッセージの音声を出力し、案内灯制御部328は、編集空間292への入り口である開口部293付近に設けられた案内灯168を点灯させて、編集空間292への移動を促す。利用者は、編集空間292への移動の案内にしたがって、開口部293−1または開口部293−2を通り、撮影空間291から編集空間292−1または編集空間292−2に移動する。
【0116】
撮影が終了すると、制御部321は、カーテン開閉制御部327に撮影空間291への入り口を開けるように指令する。例えば、制御部321は、撮影終了後、撮影表示部164にデモ画面が表示された場合、撮影表示部164に移動案内画面が表示されて編集空間292への移動案内が終了した場合、編集部326の編集表示部の表示が、デモ画面から編集画面に切り替わった場合、利用者がタッチペンを用いて編集の開始を指示した場合などに入り口を開けるように指令する。
【0117】
ステップS15において、カーテン開閉制御部327は、カーテンユニット124を駆動して撮影入り口カーテン123を上げて、撮影入り口カーテン123をカーテンユニット124に格納させる。これにより、撮影空間291への入り口としての開口部120が開き、次に写真シール作成ゲームを行う利用者が撮影空間291に入場することができるようになる。
【0118】
ステップS16において、編集部326は編集処理を行う。例えば、利用者が開口部293−1を通って編集空間292−1に移動した場合、利用者は筐体171−1に座って編集ユニット169−1、すなわちタッチペン232を操作し、編集作業を行う。編集表示部231は、記憶部324に保存されている撮影画像を制御部321を介して取得して、撮影画像を編集するための編集画面を表示し、編集部326−1は、利用者による編集入力の受け付けを開始する。
【0119】
そして、利用者がタッチペン232を用いて編集画面を操作し、編集画面に表示されている撮影画像に対する編集入力を行うと、編集部326−1は、撮影画像に対して編集処理を施し、編集表示部231は、その編集入力を反映させた撮像画像(編集画像)を編集画面に表示する。編集作業が終了すると、編集表示部231は、利用者による操作に応じて編集された撮影画像を制御部321に供給する。制御部321は、プリンタ170−1に編集された撮影画像を供給して印刷させる。
【0120】
ステップS17において、プリンタ170は、制御部321から供給された撮影画像をシール紙に印刷して利用者に提供する印刷処理を行う。例えば、利用者が編集空間292−1において編集作業を行った場合、プリンタ170−1は、シール紙ユニット330−1から供給されるシール紙348−1に撮影画像を印刷する。
【0121】
ステップS18において、編集部326は事後接客処理を行う。例えば、編集部326は、編集空間292で印刷の終了を待つ利用者に対して、利用者が所有する携帯電話機への撮影画像の転送やミニゲーム等のサービスを提供する。
【0122】
ステップS19において、プリンタ170は、印刷したシール紙をシール紙排出口172から排出し、写真シール作成ゲーム処理は終了する。利用者は、シール紙排出口172から排出されたシール紙を受け取ると、開口部121または開口部122を通って、編集空間292−1または編集空間292−2から退出する。
【0123】
このようにして、写真シール作成装置91は被写体を撮影し、これにより得られた撮影画像に対して編集処理を施し、シール紙に印刷して利用者に提供する。
【0124】
写真シール作成装置91においては、撮影空間291と編集空間292とを仕切る仕切り167に、編集空間292への入り口としての開口部293が設けられているため、利用者は、写真シール作成装置91の外部に退出することなく撮影空間291から編集空間292に移動することができる。
【0125】
したがって、写真シール作成ゲームを行う利用者は撮影空間291に入場し、ゲームが終了して編集空間292から退出するまで、写真シール作成装置91の外部に出ることがないため、撮影空間から編集空間に移動するときに、一旦、写真シール作成装置の外部に出なければならない場合と比べて、利用者の移動動線を短縮することができ、利用者はより迅速に他の空間へと移動することができる。これにより、利用者の回転率を向上させることができる。
【0126】
また、利用者は、撮影空間291に入場してから写真シール作成ゲームが終了するまで写真シール作成装置91の外部に出る必要がないので、ゲームの流れが中断されることがなくなり、利用者はゲームの流れの一貫性を感じることができる。
【0127】
さらに、プリンタ170を編集空間292内に配置し、利用者がシール紙を編集空間292内において受け取ることができるようにしたので、写真シール作成装置91の外部において、シール紙の印刷を待つ利用者が滞留することを防止することができる。
【0128】
なお、以上においては、写真シール作成装置91は、撮影入り口カーテン123を背景として撮影が行われる構成としたが、写真シール作成装置91の筐体内部の壁を背景として撮影が行われる構成としてもよい。
【0129】
そのような場合、写真シール作成装置91は、例えば図13に示すように構成される。
【0130】
図13では、写真シール作成装置91の筐体381の図中、下側には地上面に接するように床部382が設けられている。ここで、筐体381の、地上面(床部382の上面)に対して垂直な4側面のうち、筐体381の図中、手前側に位置する面を正面381−1と称し、その正面381−1の右側に隣接する側面を右側面381−2と称し、正面381−1に対向する側面を背面381−3と称し、正面381−1の左側に隣接する側面(右側面381−2に対向する側面)を左側面381−4と称する。また、筐体381の床部382と対向する面を上面381−5と称する。
【0131】
正面381−1は、正面381−1の上面381−5側に設けられたフレーム391と、床部382に直立するように横方向に並べられて設けられている長方形状のフレーム392、フレーム393、パネル394、およびフレーム395とから構成され、フレーム392、フレーム393、パネル394、およびフレーム395のそれぞれは、図中、左側から順に配置されている。すなわち、フレーム392は正面381−1の左端に配置され、フレーム395は正面381−1の右端に配置されている。
【0132】
このように、フレーム392、フレーム393、パネル394、およびフレーム395が横方向に並べられて配置されることにより、正面381−1には3つの開口部396乃至開口部398が設けられることになる。正面381−1の中央に設けられた開口部396は、筐体381の内部に設けられた撮影空間への入り口とされ、開口部396には、必要に応じて入り口扉としての撮影入り口カーテン123が下ろされ、撮影空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0133】
すなわち、筐体381内部の上面381−5には、撮影入り口カーテン123などからなるカーテンユニット124が設けられている。カーテンユニット124は、撮影入り口カーテン123を下ろしたり、撮影入り口カーテン123を巻き上げてカーテンユニット124に格納したりする。
【0134】
また、正面381−1の左側に設けられた開口部397は、筐体381の内部に設けられた編集空間からの出口とされ、上面381−5の開口部397側に吊設されたカーテン125により、編集空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0135】
同様に、正面381−1の右側に設けられた開口部398は、筐体381の内部に設けられた編集空間からの出口とされ、上面381−5の開口部398側に設けられたカーテン126により、編集空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0136】
このように、写真シール作成装置91においては、開口部396乃至開口部398、すなわち撮影空間への入り口と、編集空間からの出口とが同一の方向を向くように正面381−1に設けられている。したがって、正面381−1、すなわち筐体381の1側面だけが開放されていれば写真シール作成装置91を設置することができるので、写真シール作成装置91を設置するために必要な設置空間をより狭くすることができる。その結果、設置空間の利用効率を向上させることができる。
【0137】
さらに、筐体381の内部には、筐体381の内部に設けられた撮影空間と、筐体381内部の図中、左側に設けられた編集空間とを仕切る仕切り399−1、および筐体381の内部に設けられた撮影空間と、筐体381内部の図中、右側に設けられた編集空間とを仕切る仕切り399−2が設けられている。なお、以下、仕切り399−1および仕切り399−2を個々に区別する必要のない場合、単に仕切り399と称する。
【0138】
また、筐体381の1側面だけが開放されている場合、撮影入り口カーテン123、カーテン125、およびカーテン126によって、開口部396乃至開口部398のそれぞれが完全に覆われてしまうと、撮影空間および編集空間が完全に外部から遮蔽されてしまい防犯上好ましくない。そこで、撮影空間および編集空間の内部が写真シール作成装置91の外部からある程度見えるように、撮影入り口カーテン123、カーテン125、およびカーテン126の一部または全部において下部が開いていることが好ましい。
【0139】
図14は、図13に示した写真シール作成装置91の筐体381の内部を上面381−5側から見た図である。なお、図14において図10および図13における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0140】
図14では、写真シール作成装置91の背面381−3、正面381−1、仕切り399−1、および仕切り399−2により囲まれる空間が撮影空間431とされている。また、撮影空間431に隣接し、背面381−3、正面381−1、左側面381−4、および仕切り399−1により囲まれる空間が編集空間432−1とされており、撮影空間431に隣接し、背面381−3、正面381−1、右側面381−2、および仕切り399−2により囲まれる空間が編集空間432−2とされている。
【0141】
以下、編集空間432−1および編集空間432−2を個々に区別する必要のない場合、単に編集空間432と称する。
【0142】
また、撮影空間431の正面381−1と仕切り399−2とが垂直に交わる部分、すなわち撮影空間431の図中、右下の端の部分には、照明部161、カメラ162、取り込み画像表示部163、撮影表示部164、スピーカ165、および硬貨投入排出口166などが設けられている筐体433が配置されている。
【0143】
筐体433には、カメラ162が撮影空間431の図中、左上の端の方向、すなわち撮影空間431における筐体433が配置されている位置と対角の位置の方向を向くように配置されている。また、筐体433の上面381−5側には、照明部161が設けられている。なお、撮影時に充分な光量が得られるように、上面381−5にも照明部161が設けられるようにしてもよい。
【0144】
このように、筐体433を撮影空間431の端に配置することで、撮影空間431における、利用者が撮影に利用できる空間をより広くすることができ、より多人数での撮影を行うことができる。
【0145】
また、撮影空間431における、筐体433が配置されている位置とは対角の位置、すなわち撮影空間431の図中、左上の端の部分には、背面381−3および仕切り399−1と隣接してL字型の椅子434が配置されている。利用者は、椅子434に腰掛けて様々なポーズをとりながら撮影作業を行うことができる。また、カメラ162は、椅子434に座っている利用者を斜め上方から見下ろすように撮影できるため、カメラ162が筐体433における通常よりも高い位置、すなわち上面381−5により近い位置に配置されるようにしてもよい。
【0146】
編集空間432−1の仕切り399−1には、編集ユニット169−1が設けられており、編集ユニット169−1の正面、すなわち編集ユニット169−1と向かい合う位置に、プリンタ170−1が内蔵されている筐体171−1が配置されている。筐体171−1の開口部397側の側面には、シール紙排出口172−1が設けられている。
【0147】
同様に、編集空間432−2の仕切り399−2には、編集ユニット169−2が設けられており、編集ユニット169−2の正面、すなわち編集ユニット169−2と向かい合う位置に、プリンタ170−2が内蔵されている筐体171−2が配置されている。筐体171−2の開口部398側の側面には、シール紙排出口172−2が設けられている。
【0148】
このように、筐体171の編集空間432からの出口側の側面にシール紙排出口172を設けることで、利用者によるシール紙の取り出し作業の安全性が図れ、利用者は簡単にシール紙を取り出すことができる。さらに、シール紙排出口172を出口側の側面に設けることで、写真シール作成装置91を管理する管理者のメンテナンス作業も行いやすくなる。
【0149】
また、筐体171は、編集ユニット169を利用して編集作業を行う利用者の椅子として用いられる。このように、筐体171を椅子として利用することで、利用者はくつろぎながら編集作業を行うことができる。
【0150】
さらに、編集ユニット169の筐体とは異なる筐体171を編集空間432内に設け、利用者の椅子として利用することで、カメラ162等が設けられた筐体433、編集ユニット169の筐体、およびプリンタ170の筐体171のそれぞれを小さくすることができるので、写真シール作成装置91の筐体381をより小さくすることができる。これにより、写真シール作成装置91をより狭い設置空間に設置することができる。また、編集空間432をより広く利用することができ、利用者はより迅速に移動することができる。
【0151】
撮影空間431と編集空間432−1とを仕切る仕切り399−1には、撮影空間431から編集空間432−1への入り口としての開口部435−1が設けられている。また、上面381−5からはカーテン436−1が吊設され、開口部435−1の位置において、撮影空間431と編集空間432−1とがカーテン436−1により仕切られている。さらに、仕切り399−1の開口部435−1の付近には、案内灯168−1が設けられている。
【0152】
同様に、仕切り399−2には、撮影空間431から編集空間432−2への入り口としての開口部435−2が設けられている。また、上面381−5からはカーテン436−2が吊設され、開口部435−2の位置において、撮影空間431と編集空間432−2とがカーテン436−2により仕切られている。さらに、仕切り399−2の開口部435−2の付近には、案内灯168−2が設けられている。
【0153】
ここで、開口部435−1と開口部435−2とは、撮影空間431の互いに対角する位置に設けられている。また、カーテン436−1およびカーテン436−2によって、開口部435−1および開口部435−2が完全に覆われてしまうと、撮影空間431または編集空間432が隣接する他の空間から遮蔽されてしまい防犯上好ましくない。そこで、撮影空間431または編集空間432の内部が他の空間からもある程度見えるように、カーテン436−1およびカーテン436−2の一部または全部において下部が開いていることが好ましい。
【0154】
なお、以下、開口部435−1および開口部435−2を個々に区別する必要のない場合、単に開口部435と称する。また、以下、カーテン436−1およびカーテン436−2を個々に区別する必要のない場合、単にカーテン436と称する。また、上面381−5にカーテン436を格納するカーテンユニットを設け、カーテン436を自動昇降式のカーテンとするようにしてもよい。
【0155】
また、図中、点線437−1および点線437−2は、カメラ162の画角を表しており、図中、点線437−1の上側、かつ点線437−2の左側の領域の画像がカメラ162により撮影される。そこで、編集空間432への入り口としての開口部435に設けられたカーテン436、および撮影空間431の入り口に設けられた撮影入り口カーテン123は、カメラ162の画角の外側、すなわちカメラ162により撮影された画像に写らない位置に設けられることが好ましい。
【0156】
例えば、カーテン436または撮影入り口カーテン123がカメラ162の画角の内側にある場合、カーテン436または撮影入り口カーテン123の撮影空間431側の面には、クロマキ用合成加工が施されるようにし、クロマキ合成処理において他の画像が合成される領域とされる。
【0157】
ところで、撮影空間431において利用者により撮影作業が行われていない場合、撮影空間431の入り口に設けられている撮影入り口カーテン123は、カーテンユニット124に格納されている。
【0158】
撮影入り口カーテン123がカーテンユニット124に格納されている状態において、利用者が図14に示した写真シール作成装置91を利用して写真シール作成ゲームを行う場合、利用者は、入り口としての開口部396から撮影空間431に入場し、硬貨を硬貨投入排出口166に投入する。
【0159】
すると、写真シール作成装置91は、図12を参照して説明した写真シール作成ゲーム処理を開始する。すなわち、硬貨投入排出口166に硬貨が投入されると、撮影入り口カーテン123が下ろされて、撮影空間431への入りが閉じられ、利用者は、椅子434を利用して、カメラ162の方向を向いて所望のポーズをとり撮影作業を開始する。
【0160】
撮影作業が終了すると、撮影表示部164には、編集空間432への移動を促す移動案内画面が表示されるので、利用者はその移動案内画面や案内灯168の点灯による案内にしたがって、編集空間432への入り口としての開口部435を通り、編集空間432−1または編集空間432−2へと移動する。
【0161】
移動案内画面が表示されると、撮影入り口カーテン123は巻き上げられてカーテンユニット124に格納され、撮影空間431への入り口は開かれる。また、編集空間432に移動した利用者は、編集ユニット169を利用して編集作業を行い、筐体171に設けられたシール紙排出口172からシール紙が排出されると、シール紙を受け取って、編集空間432からの出口としての開口部397または開口部398を通って編集空間432から退出する。
【0162】
このように、写真シール作成装置91においては、利用者は撮影空間431に入場し、ゲームが終了して編集空間432から退出するまで、写真シール作成装置91の外部に出ることがないため、撮影空間から編集空間に移動するときに、一旦、写真シール作成装置の外部に出なければならない場合と比べて、利用者の移動動線を短縮することができ、利用者はより迅速に他の空間へと移動することができる。これにより、利用者の回転率を向上させることができる。
【0163】
また、利用者は、撮影空間431に入場してから写真シール作成ゲームが終了するまで写真シール作成装置91の外部に出る必要がないので、ゲームの流れが中断されることがなくなり、利用者はゲームの流れの一貫性を感じることができる。
【0164】
さらに、プリンタ170を編集空間432内に配置し、利用者がシール紙を編集空間432内において受け取ることができるようにしたので、写真シール作成装置91の外部において、シール紙の印刷を待つ利用者が滞留することを防止することができる。
【0165】
なお、以上においては、プリンタ170が、編集ユニット169の筐体およびカメラ162等が設けられた筐体433とは異なる筐体171に設けられると説明したが、プリンタ170が、編集ユニット169の筐体または筐体433に設けられるようにしてもよい。
【0166】
また、以上においては、写真シール作成装置91は、2つの編集空間のそれぞれが、撮影空間に隣接して設けられる構成としたが、2つの編集空間が互いに隣接して設けられるようにしてもよい。
【0167】
そのような場合、写真シール作成装置91は、例えば図15に示すように構成される。
【0168】
図15では、写真シール作成装置91の筐体481の図中、下側には地上面に接するように床部482が設けられている。ここで、筐体481の、地上面(床部482の上面)に対して垂直な4側面のうち、筐体481の図中、手前側に位置する面を正面481−1と称し、その正面481−1の右側に隣接する側面を右側面481−2と称し、正面481−1に対向する側面を背面481−3と称し、正面481−1の左側に隣接する側面(右側面481−2に対向する側面)を左側面481−4と称する。また、筐体481の床部482と対向する面を上面481−5と称する。
【0169】
正面481−1は、正面481−1の上面481−5側に設けられたフレーム491と、床部482に直立するように横方向に並べられて設けられている長方形状のフレーム492、パネル493、フレーム494、およびフレーム495とから構成され、フレーム492、パネル493、フレーム494、およびフレーム495のそれぞれは、図中、左側から順に配置されている。すなわち、フレーム492は正面481−1の左端に配置され、フレーム495は正面481−1の右端に配置されている。
【0170】
このように、フレーム492、パネル493、フレーム494、およびフレーム495が横方向に並べられて配置されることにより、正面481−1には3つの開口部496乃至開口部498が設けられることになる。正面481−1の左端に設けられた開口部496は、筐体481の内部に設けられた撮影空間への入り口とされ、開口部496には、必要に応じて入り口扉としての撮影入り口カーテン123が下ろされ、撮影空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0171】
すなわち、筐体481内部の上面481−5には、撮影入り口カーテン123などからなるカーテンユニット124が設けられている。カーテンユニット124は、撮影入り口カーテン123を下ろしたり、撮影入り口カーテン123を巻き上げてカーテンユニット124に格納したりする。
【0172】
また、正面481−1の中央に設けられた開口部497は、筐体481の内部に設けられた編集空間からの出口とされ、上面481−5の開口部497側に吊設されたカーテン125により、編集空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0173】
同様に、正面481−1の右側に設けられた開口部498は、筐体481の内部に設けられた編集空間からの出口とされ、上面481−5の開口部498側に設けられたカーテン126により、編集空間と写真シール作成装置91の外部とが仕切られている。
【0174】
このように、写真シール作成装置91においては、開口部496乃至開口部498、すなわち撮影空間への入り口と、編集空間からの出口が同一の方向を向くように正面481−1に設けられている。したがって、正面481−1、すなわち筐体481の1側面だけが開放されていれば写真シール作成装置91を設置することができるので、写真シール作成装置91を設置するために必要な設置空間をより狭くすることができる。その結果、設置空間の利用効率を向上させることができる。
【0175】
さらに、筐体481の内部には、筐体481の内部に設けられた撮影空間と、筐体481内部の図中、中央に設けられた編集空間とを仕切る仕切り499−1、および筐体481の内部の中央に設けられた編集空間と、筐体481内部の図中、右側に設けられた編集空間とを仕切る仕切り499−2が設けられている。なお、以下、仕切り499−1および仕切り499−2を個々に区別する必要のない場合、単に仕切り499と称する。
【0176】
また、筐体481の1側面だけが開放されている場合、撮影入り口カーテン123、カーテン125、およびカーテン126によって、開口部496乃至開口部498のそれぞれが完全に覆われてしまうと、撮影空間および編集空間が完全に外部から遮蔽されてしまい防犯上好ましくない。そこで、撮影空間および編集空間の内部が写真シール作成装置91の外部からある程度見えるように、撮影入り口カーテン123、カーテン125、およびカーテン126の一部または全部において下部が開いていることが好ましい。
【0177】
図16は、図15に示した写真シール作成装置91の筐体481の内部を上面481−5側から見た図である。なお、図16において図14および図15における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0178】
図16の例では、写真シール作成装置91には、撮影空間531、互いに隣接して設けられている編集空間532−1および編集空間532−2、並びに廊下533が設けられている。
【0179】
すなわち、写真シール作成装置91の背面481−3、正面481−1、左側面481−4、および仕切り499−1により囲まれる空間が撮影空間531とされている。また、撮影空間531に隣接し、正面481−1、編集空間532−1と廊下533とを仕切る仕切り534、仕切り499−1、および仕切り499−2により囲まれる空間が編集空間532−1とされており、正面481−1、仕切り534、右側面481−2、および仕切り499−2により囲まれる空間が編集空間532−2とされている。さらに、背面481−3、仕切り534、仕切り499−1、および右側面481−2により囲まれる空間が廊下533とされている。
【0180】
なお、以下、編集空間532−1および編集空間532−2を個々に区別する必要のない場合、単に編集空間532と称する。
【0181】
また、撮影空間531の正面481−1と仕切り499−1とが垂直に交わる部分、すなわち撮影空間531の図中、右下の端の部分には、筐体433が配置されている。筐体433には、カメラ162が撮影空間531の図中、左上の端の方向、すなわち撮影空間531における筐体433が配置されている位置と対角の位置の方向を向くように配置されている。また、筐体433の上面481−5側には、照明部161が設けられている。なお、撮影時に充分な光量が得られるように、上面481−5にも照明部161が設けられるようにしてもよい。
【0182】
このように、筐体433を撮影空間531の端に配置することで、撮影空間531における、利用者が撮影に利用できる空間をより広くすることができ、より多人数での撮影を行うことができる。
【0183】
また、撮影空間531における、筐体433が配置されている位置とは対角の位置、すなわち撮影空間531の図中、左上の端の部分には、背面481−3および左側面481−4と隣接してL字型の椅子434が配置されている。利用者は、椅子434に腰掛けて様々なポーズをとりながら撮影作業を行うことができる。また、カメラ162は、椅子434に座っている利用者を斜め上方から見下ろすように撮影できるため、カメラ162が筐体433における通常よりも高い位置、すなわち上面481−5により近い位置に配置されるようにしてもよい。
【0184】
編集空間532−1の仕切り499−1には、編集ユニット169−1が設けられており、編集ユニット169−1の正面、すなわち編集ユニット169−1と向かい合う位置に、プリンタ170−1が内蔵されている筐体171−1が配置されている。筐体171−1の開口部497側の側面には、シール紙排出口172−1が設けられている。
【0185】
同様に、編集空間532−2の仕切り499−2には、編集ユニット169−2が設けられており、編集ユニット169−2の正面、すなわち編集ユニット169−2と向かい合う位置に、プリンタ170−2が内蔵されている筐体171−2が配置されている。筐体171−2の開口部498側の側面には、シール紙排出口172−2が設けられている。
【0186】
このように、筐体171の編集空間532からの出口側の側面にシール紙排出口172を設けることで、利用者によるシール紙の取り出し作業の安全性が図れ、利用者は簡単にシール紙を取り出すことができる。さらに、シール紙排出口172を出口側の側面に設けることで、写真シール作成装置91を管理する管理者のメンテナンス作業も行いやすくなる。
【0187】
また、筐体171は、編集ユニット169を利用して編集作業を行う利用者の椅子として用いられる。このように、筐体171を椅子として利用することで、利用者はくつろぎながら編集作業を行うことができる。
【0188】
さらに、編集ユニット169の筐体とは異なる筐体171を編集空間532内に設け、利用者の椅子として利用することで、筐体433、編集ユニット169の筐体、およびプリンタ170の筐体171のそれぞれを小さくすることができるので、写真シール作成装置91の筐体481をより小さくすることができる。これにより、写真シール作成装置91をより狭い設置空間に設置することができる。また、編集空間532をより広く利用することができ、利用者はより迅速に移動することができる。
【0189】
撮影空間531と廊下533とを仕切る仕切り499−1には、撮影空間531から廊下533への入り口としての開口部535が設けられている。また、上面481−5からはカーテン536が吊設され、開口部535の位置において、撮影空間531と廊下533とがカーテン536により仕切られている。ここで、開口部496と開口部535とは、撮影空間531の互いに対角する位置に設けられている。
【0190】
このように、撮影空間531から廊下533への入り口、すなわち撮影空間531からの出口として1つの開口部535を設けることによって、撮影空間からの出口が複数ある場合と比べて、利用者はどこを通って編集空間532に移動すればよいのかを簡単に知ることができる。
【0191】
また、廊下533の仕切り534と対向する側面、すなわち背面481−3には、タッチパネルが重畳されているモニタ537が設けられている。モニタ537は、編集作業をするために廊下で待機している利用者に対して、撮影画像の閲覧やミニゲーム等を行う接客処理を行う。
【0192】
すなわち、撮影作業が終了した利用者は、編集空間532−1および編集空間532−2が他の利用者により使用されている場合、モニタ537を利用して、編集の対象となる撮影画像を事前に閲覧したり、ミニゲームを行ったりすることができる。例えば、利用者は、ゲームに勝つとお得感のある特別なスタンプやペンといった編集アイテムを編集作業で利用できるようになる。
【0193】
また、廊下533と編集空間532とを仕切る仕切り534には、廊下533から編集空間532−1への入り口としての開口部538−1が設けられている。また、上面481−5からはカーテン539−1が吊設され、開口部538−1の位置において、廊下533と編集空間532−1とがカーテン539−1により仕切られている。さらに、仕切り534の開口部538−1の付近には、案内灯168−1が設けられている。
【0194】
同様に、仕切り534には、廊下533から編集空間532−2への入り口としての開口部538−2が設けられている。また、上面481−5からはカーテン539−2が吊設され、開口部538−2の位置において、廊下533と編集空間532−2とがカーテン539−2により仕切られている。さらに、仕切り534の開口部538−2の付近には、案内灯168−2が設けられている。
【0195】
ここで、開口部538−1と開口部538−2とは、同一方向を向くように仕切り534に設けられている。また、カーテン539−1およびカーテン539−2によって、開口部538−1および開口部538−2が完全に覆われてしまうと、廊下533または編集空間532が隣接する他の空間から遮蔽されてしまい防犯上好ましくない。
【0196】
そこで、廊下533または編集空間532の内部が他の空間からもある程度見えるように、カーテン539−1およびカーテン539−2の一部または全部において下部が開いていることが好ましい。同様に、カーテン536も廊下533または撮影空間531の内部が他の空間からもある程度見えるように下部が開いていることが好ましい。
【0197】
なお、以下、開口部538−1および開口部538−2を個々に区別する必要のない場合、単に開口部538と称する。また、以下、カーテン539−1およびカーテン539−2を個々に区別する必要のない場合、単にカーテン539と称する。また、上面481−5に、カーテン536またはカーテン539を格納するカーテンユニットを設け、カーテン536またはカーテン539を自動昇降式のカーテンとするようにしてもよい。
【0198】
また、図中、点線540−1および点線540−2は、カメラ162の画角を表しており、図中、点線540−1の上側、かつ点線540−2の左側の領域の画像がカメラ162により撮影される。そこで、廊下533への入り口としての開口部535に設けられたカーテン536、および撮影空間531の入り口に設けられた撮影入り口カーテン123は、カメラ162の画角の外側、すなわちカメラ162により撮影された画像に写らない位置に設けられることが好ましい。
【0199】
例えば、カーテン536または撮影入り口カーテン123がカメラ162の画角の内側にある場合、カーテン536または撮影入り口カーテン123の撮影空間531側の面には、クロマキ用合成加工が施されるようにし、クロマキ合成処理において他の画像が合成される領域とされる。
【0200】
ところで、撮影空間531において利用者により撮影作業が行われていない場合、撮影空間531の入り口に設けられている撮影入り口カーテン123は、カーテンユニット124に格納されている。
【0201】
撮影入り口カーテン123がカーテンユニット124に格納されている状態において、利用者が図16に示した写真シール作成装置91を利用して写真シール作成ゲームを行う場合、利用者は、入り口としての開口部496から撮影空間531に入場し、硬貨を硬貨投入排出口166に投入する。
【0202】
すると、写真シール作成装置91は、図12を参照して説明した写真シール作成ゲーム処理を開始する。すなわち、硬貨投入排出口166に硬貨が投入されると、撮影入り口カーテン123が下ろされて、撮影空間531への入りが閉じられ、利用者は、椅子434を利用して、カメラ162の方向を向いて所望のポーズをとり撮影作業を開始する。
【0203】
撮影作業が終了すると、撮影表示部164には、編集空間532への移動を促す移動案内画面が表示されるので、利用者はその移動案内画面や案内灯168の点灯による案内にしたがって、廊下533への入り口としての開口部535を通り、廊下533に出る。さらに利用者は、廊下533から編集空間532への入り口としての開口部538を通り、編集空間532−1または編集空間532−2へと移動する。
【0204】
移動案内画面が表示されると、撮影入り口カーテン123は巻き上げられてカーテンユニット124に格納され、撮影空間531への入り口は開かれる。また、編集空間532に移動した利用者は、編集ユニット169を利用して編集作業を行い、筐体171に設けられたシール紙排出口172からシール紙が排出されると、シール紙を受け取って、編集空間532からの出口としての開口部497または開口部498を通って編集空間532から退出する。
【0205】
このように、写真シール作成装置91においては、利用者は撮影空間531に入場し、ゲームが終了して編集空間532から退出するまで、写真シール作成装置91の外部に出ることがないため、撮影空間から編集空間に移動するときに、一旦、写真シール作成装置の外部に出なければならない場合と比べて、利用者の移動動線を短縮することができ、利用者はより迅速に他の空間へと移動することができる。これにより、利用者の回転率を向上させることができる。
【0206】
また、利用者は、撮影空間531に入場してから写真シール作成ゲームが終了するまで写真シール作成装置91の外部に出る必要がないので、ゲームの流れが中断されることがなくなり、利用者はゲームの流れの一貫性を感じることができる。
【0207】
さらに、プリンタ170を編集空間532内に配置し、利用者がシール紙を編集空間532内において受け取ることができるようにしたので、写真シール作成装置91の外部において、シール紙の印刷を待つ利用者が滞留することを防止することができる。
【0208】
なお、以上においては、プリンタ170が、編集ユニット169の筐体およびカメラ162等が設けられた筐体433とは異なる筐体171に設けられると説明したが、プリンタ170が、編集ユニット169の筐体または筐体433に設けられるようにしてもよい。
【0209】
以上のように、カメラなどの撮影に用いられる構成が設けられた筐体、および編集ユニットの筐体とは、異なる筐体を編集空間内に設け、その筐体内にプリンタを配置することによって、写真シール作成装置の筐体をより小さくすることができ、写真シール作成装置をより狭い設置空間に設置することができる。また利用者は、編集空間をより広く利用することができ、その結果より迅速に移動することができる。
【0210】
なお、以上において、印刷媒体は、シール紙に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙や、ポスター用の紙、テレホンカードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに印刷するようにしてもよい。
【0211】
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0212】
【図1】従来の写真シール作成装置の撮影空間、編集空間、および印刷空間の配置を示す図である。
【図2】従来の写真シール作成装置の撮影空間、編集空間、および印刷空間の配置を示す図である。
【図3】従来の写真シール作成装置の撮影空間および編集空間の配置を示す図である。
【図4】従来の写真シール作成装置の撮影空間、編集空間、および印刷空間の配置を示す図である。
【図5】本発明を適用した写真シール作成装置の外観構成例を示す斜視図である。
【図6】写真シール作成装置の外観構成例を示す斜視図である。
【図7】写真シール作成装置の外観構成例を示す斜視図である。
【図8】編集ユニットの構成例を示す図である。
【図9】プリンタが内蔵された筐体の固定方法を説明する図である。
【図10】写真シール作成装置の筐体の内部を上面から見た図である。
【図11】写真シール作成装置の機能の構成例を示すブロック図である。
【図12】写真シール作成ゲーム処理を説明するフローチャートである。
【図13】写真シール作成装置の他の外観構成例を示す斜視図である。
【図14】写真シール作成装置の筐体の内部を上面から見た図である。
【図15】写真シール作成装置の他の外観構成例を示す斜視図である。
【図16】写真シール作成装置の筐体の内部を上面から見た図である。
【符号の説明】
【0213】
91 写真シール作成装置
111 筐体
120 開口部
121 開口部
122 開口部
123 撮影入り口カーテン
162 カメラ
163 取り込み画像表示部
164 撮影表示部
167−1 仕切り
167−2 仕切り
169−1 編集ユニット
169−2 編集ユニット
170−1 プリンタ
170−2 プリンタ
171−1 筐体
171−2 筐体
291 撮影空間
292−1 編集空間
292−2 編集空間
381 筐体
396 開口部
397 開口部
398 開口部
399−1 仕切り
399−2 仕切り
431 撮影空間
432−1 編集空間
432−2 編集空間
433 筐体
435−1 開口部
435−2 開口部
481 筐体
496 開口部
497 開口部
498 開口部
499−1 仕切り
499−2 仕切り
531 撮影空間
532−1 編集空間
532−2 編集空間
533 廊下
534 仕切り

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体としての利用者を撮影する撮影手段と、
撮影により得られた撮影画像に対する編集を行うための第1の編集空間と、
前記第1の編集空間に配置されている第1の筐体に設けられ、前記撮影画像に対する編集を行うための第1の編集手段と、
前記第1の編集空間に配置されている第2の筐体であって、前記第1の筐体とは異なる第2の筐体内に配置され、編集された前記撮影画像を写真シールに印刷する第1の印刷手段と
を備える写真シール作成装置。
【請求項2】
前記第2の筐体における、前記第1の編集空間からの出口側の側面には、印刷された前記写真シールが排出されるシール紙排出口が設けられている
請求項1に記載の写真シール作成装置。
【請求項3】
前記第2の筐体は、前記第1の編集手段を利用して前記撮影画像に対する編集作業を行う前記利用者に利用される椅子として形成されている
請求項1に記載の写真シール作成装置。
【請求項4】
前記撮影手段が設けられ、前記被写体を撮影するための撮影空間と、
撮影により得られた前記撮影画像に対する編集を行うための第2の編集空間と、
前記第2の編集空間に配置されている第3の筐体に設けられ、前記撮影画像に対する編集を行うための第2の編集手段と、
前記第2の編集空間に配置され、前記第2の編集手段を利用して前記撮影画像に対する編集作業を行う前記利用者に利用される椅子として形成されている第4の筐体であって、前記第3の筐体とは異なる第4の筐体内に配置され、編集された前記撮影画像を写真シールに印刷する第2の印刷手段と
をさらに備える請求項3に記載の写真シール作成装置。
【請求項5】
前記第1の編集空間および前記第2の編集空間は、前記撮影空間に隣接して設けられ、
前記撮影空間には、前記利用者が前記撮影空間から前記第1の編集空間に移動するときに通る第1の開口部と、前記利用者が前記撮影空間から前記第2の編集空間に移動するときに通る第2の開口部とが設けられ、
前記撮影空間への入り口、前記第1の編集空間からの出口、および前記第2の編集空間からの出口が、前記写真シール作成装置の同じ側面に設けられている
請求項4に記載の写真シール作成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−328230(P2007−328230A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−160598(P2006−160598)
【出願日】平成18年6月9日(2006.6.9)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】