説明

写真・チラシ収納装置及び収納方法

【課題】チラシと写真プリントを一まとめになってプリント袋の中に挿入されることが開示されているが、チラシをただ挿入されただけではチラシは破棄されて印象度の少ないことになり、チラシを入れている効果が少ない。
【解決手段】本発明は、前記写真と前記チラシを略交互または略均等な間隔または最初と最後の所定枚数に対して略交互または所定の間隔で収納するために、同梱されたチラシが一部破棄されても印象に残るために本来のチラシの効果を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真プリントを梱包する際に、チラシを写真プリントの間に挿入する写真・チラシ収納装置および写真・チラシ収納方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、特許文献の図2の示すようにパッケージの中に、注文した写真を入れその上か下にチラシを同梱して送付されていた。以下、図4に基づいて特許文献1を説明する。
【0003】
チラシ14、ネガシート12及び写真プリント16をトレー28に搬出する。このトレー28の先端へ、吸盤74がプリント袋20を吸着して移動し、プリント袋20の袋底部20Aを掛止する。トレー28が下方へ移動すると、支持片48が解除され、先端を下向きにして垂れ下がる。これによって、チラシ14、ネガシート12及び写真プリント16が一まとめとなって、プリント袋20の中に挿入され、またこのプリント袋20はボックス92に搬出される。プリント袋20はボックス92で搬送される間に、ストッパー106により折り合わせ部が折り曲げられる。このプリント袋20は、ケース112に搬出され、ここで、押え板132で折り目が形成される。次に、ケース112は、移動してプリント袋20をDP袋24に投入する。
【0004】
【特許文献1】特開平5−19444号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1ではチラシと写真プリントを一まとめになってプリント袋の中に挿入されることが開示されているが、チラシをただ挿入されただけではチラシは破棄されて印象度の少ないことになり、チラシを入れている効果が少ない。
【0006】
本発明はこのような事情を鑑みなされたものであり、チラシを写真とどのように挿入してチラシの認識率を上げる事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は、複数の写真を集積する写真集積手段と、複数のチラシを集積するチラシ集積手段と、前記写真及び前記チラシを収納する収納手段と、前記写真及び前記チラシを前記収納手段に所定のルールに従って搬送する搬送手段と、該搬送手段の動作を制御する制御手段とを備えた写真・チラシ収納装置を提供するものである。
【0008】
請求項2は前記所定のルールは、前記写真と前記チラシの枚数が略同一の場合は、前記写真と前記チラシを交互に前記収納手段に収納するよう前記搬送手段を制御する請求項1に記載の写真・チラシ収納装置を提供するものである。
【0009】
請求項3は前記所定のルールは、前記写真が前記チラシの枚数が多い場合、前記チラシを前記写真に対して略均等の間隔で前記収納手段に収納するよう前記搬送手段を制御する請求項1に記載の写真・チラシ収納装置を提供するものである。
【0010】
請求項4は、前記所定のルールは、前記写真と前記チラシの枚数が多い場合は、前記写真に対して前記チラシを最初と最後の所定枚数は略交互または所定の間隔で前記収納手段に収納するよう前記搬送手段を制御する請求項1に記載の写真・チラシ収納装置を提供するものである。
【0011】
請求項5は複数の写真を集積するステップと、複数のチラシを集積するステップと、前記写真及び前記チラシを収納手段に所定のルールに従って搬送するよう制御するステップとを備えた写真・チラシ収納方法を提供するものである。
【0012】
請求項6は前記所定のルールは、前記写真と前記チラシの枚数が略同一の場合は、前記写真と前記チラシを交互に前記収納手段に収納するよう制御するステップである請求項5に記載の写真・チラシ収納方法を提供するものである。
【0013】
請求項7は前記所定のルールは、前記写真が前記チラシの枚数が多い場合、前記チラシを前記写真に対して略均等の間隔で収納手段に収納するよう制御するステップである請求項5に記載の写真・チラシ収納方法。
【0014】
請求項8は前記所定のルールは、前記写真と前記チラシの枚数が多い場合は、前記写真に対して前記チラシを最初と最後の所定枚数は略交互または所定の間隔で前記収納手段に収納するよう制御するステップである請求項5に記載の写真・チラシ収納装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0015】
上述したように本発明は、前記写真と前記チラシを略交互または略均等な間隔または最初と最後の所定枚数に対して略交互または所定の間隔で収納するために、同梱されたチラシが一部破棄されても印象に残るために本来のチラシの効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0017】
図1は本発明の実施形態を示すブロック図を示す。
まず1で示す写真集積手段に集積された写真2と、3で示すチラシ集積手段に集積されたチラシ4を不図示の吸着手段を含む不図示の搬送路に乗せ、搬送手段5、6で、7で示す収納手段に収納する。そこで搬送手段5、6の搬送を制御する制御手段8を、図2、3で示すフローチャートのように制御する。
【0018】
図2は制御手段8の内容を示す第1のフローチャートである。
【0019】
図2で、S1のように写真2とチラシ4の枚数がそれぞれ略同一の場合にはS2で示すように写真2に対してチラシ4を交互に挿入する。もしも、S2で写真2とチラシ4の枚数が略同一でない場合にはS3で示すように写真2に対してチラシを交互に挿入する。
【0020】
図3は別の実施例を示す第2のフローチャートである。
【0021】
図2と同様にS4で、写真2とチラシ4の枚数がそれぞれ略同一の場合にはS5のように写真2に対してチラシ4を交互に挿入する。もしも略同一でない場合は、S6のように写真2に対してチラシ4を最初と最後の所定枚数は略交互または所定の間隔で収納する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の写真・チラシ収納装置のブロック図
【図2】本発明の第1のフローチャートを示す。
【図3】本発明の第2のフローチャートを示す。
【図4】公知例を示す。
【符号の説明】
【0023】
1 写真集積手段
2 写真
3 チラシ集積手段
4 チラシ
5 搬送手段
6 搬送手段
7 収納手段
8 制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の写真を集積する写真集積手段と、複数のチラシを集積するチラシ集積手段と、前記写真及び前記チラシを収納する収納手段と、前記写真及び前記チラシを前記収納手段に所定のルールに従って搬送する搬送手段と、該搬送手段の動作を制御する制御手段とを備えた写真・チラシ収納装置。
【請求項2】
前記所定のルールは、前記写真と前記チラシの枚数が略同一の場合は、前記写真と前記チラシを交互に前記収納手段に収納するよう前記搬送手段を制御する請求項1に記載の写真・チラシ収納装置。
【請求項3】
前記所定のルールは、前記写真が前記チラシの枚数が多い場合、前記チラシを前記写真に対して略均等の間隔で前記収納手段に収納するよう前記搬送手段を制御する請求項1に記載の写真・チラシ収納装置。
【請求項4】
前記所定のルールは、前記写真と前記チラシの枚数が多い場合は、前記写真に対して前記チラシを最初と最後の所定枚数は略交互または所定の間隔で前記収納手段に収納するよう前記搬送手段を制御する請求項1に記載の写真・チラシ収納装置。
【請求項5】
複数の写真を集積するステップと、複数のチラシを集積するステップと、前記写真及び前記チラシを収納手段に所定のルールに従って搬送するよう制御するステップとを備えた写真・チラシ収納方法。
【請求項6】
前記所定のルールは、前記写真と前記チラシの枚数が略同一の場合は、前記写真と前記チラシを交互に前記収納手段に収納するよう制御するステップである請求項5に記載の写真・チラシ収納方法。
【請求項7】
前記所定のルールは、前記写真が前記チラシの枚数が多い場合、前記チラシを前記写真に対して略均等の間隔で収納手段に収納するよう制御するステップである請求項5に記載の写真・チラシ収納方法。
【請求項8】
前記所定のルールは、前記写真と前記チラシの枚数が多い場合は、前記写真に対して前記チラシを最初と最後の所定枚数は略交互または所定の間隔で前記収納手段に収納するよう制御するステップである請求項5に記載の写真・チラシ収納装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−139502(P2009−139502A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−314017(P2007−314017)
【出願日】平成19年12月4日(2007.12.4)
【出願人】(707001676)ダブルヴィジョン株式会社 (14)
【Fターム(参考)】