写真撮影編集方法および写真撮影編集装置
【課題】多重接客が可能なように撮影空間と編集空間を個別に備え、かつ空間を効率良く利用できる写真撮影編集方法および写真撮影編集装置を提供する。
【解決手段】撮影空間内の一以上の被写体を撮影して撮影画像を作成する撮影処理を実行可能な撮影手段と、撮影画像を編集して編集画像を作成する編集処理を実行可能な編集手段と、前記撮影画像又は/および前記編集画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置に、前記編集手段が設置される編集空間を前記撮影空間から見て前記撮影手段後方側で該撮影手段の左右の少なくとも一方に備え、前記編集空間と前記撮影空間とを仕切る仕切り体を備え、該仕切り体のうち前記編集空間側の表面の少なくとも一部が、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方で、かつ該撮影手段の画角の外側で、かつ前記撮影空間の左右幅より内側に位置する構成にした。
【解決手段】撮影空間内の一以上の被写体を撮影して撮影画像を作成する撮影処理を実行可能な撮影手段と、撮影画像を編集して編集画像を作成する編集処理を実行可能な編集手段と、前記撮影画像又は/および前記編集画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置に、前記編集手段が設置される編集空間を前記撮影空間から見て前記撮影手段後方側で該撮影手段の左右の少なくとも一方に備え、前記編集空間と前記撮影空間とを仕切る仕切り体を備え、該仕切り体のうち前記編集空間側の表面の少なくとも一部が、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方で、かつ該撮影手段の画角の外側で、かつ前記撮影空間の左右幅より内側に位置する構成にした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば被写体を撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像に編集許容して編集画像を取得し、この編集画像を出力するような写真撮影編集方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、撮影空間内にいる被写体となる利用者をデジタルカメラで撮影し、利用者を編集空間に移動させ、取得した撮影画像に編集空間内のタッチパネルで編集(落書き)許容し、完成した編集画像を写真シール紙に印刷して排出するという流れで1ゲームが終了する写真撮影編集装置が提供されている。
【0003】
最近では、撮影空間1箇所に対して編集空間を2箇所以上設け、3重接客等の多重接客により利用者の回転率(単位時間あたりの利用回数)の向上を図る写真撮影編集装置も考えられている。この多重接客の写真撮影編集装置の形態もメーカによって様々である。
【0004】
例えば、利用者の回転率向上を図るために、直方体の撮影空間の前面または背面のどちらかに隣接して複数の編集空間を備えた写真プリント供給装置や、複数の編集モニタを対面式に設置した写真プリント供給装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、同一空間にて撮影作業と編集作業を並行して実行し、編集作業用スペースを撮影に影響のない場所に設置した写真シール払出装置も提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
しかし、特許文献1の写真プリント供給装置は、多重接客により利用者の回転率を向上できても、全ての空間を含めて1つの筐体と考えた場合、大型化してしまうものである。筐体を設置する店舗は、床面積が限られているため、筐体が占有する床面積が広くなると空間の利用効率が低下するという問題点がある。
【0007】
また、特許文献2の写真シール払出装置は、1重接客であるため、多重接客に比べると利用者の回転率が低下するという問題点がある。
【0008】
【特許文献1】特開2005−284297号公報
【特許文献2】特開2005−164976号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、上述の問題に鑑み、多重接客が可能なように撮影空間と編集空間を個別に備え、かつ空間を効率良く利用できる写真撮影編集方法および写真撮影編集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、撮影空間内の一以上の被写体を撮影手段で撮影して撮影画像を作成する撮影処理を許容し、撮影画像を編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、前記撮影画像又は/および前記編集画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法またはその装置であって、前記編集手段が設置される編集空間が前記撮影空間から見て前記撮影手段後方側で該撮影手段の左右の少なくとも一方に備えられ、前記編集空間と前記撮影空間とを仕切る仕切り体が備えられ、該仕切り体のうち前記編集空間側の表面の少なくとも一部が、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方で、かつ該撮影手段の画角の外側で、かつ前記撮影空間の左右幅より内側に位置する構成にされて、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方でかつ該撮影手段の画角の外側に存在する前記編集空間の一部を利用した前記編集処理を許容する写真撮影編集方法またはその装置であることを特徴とする。
【0011】
前記撮影空間は、撮影用に利用者に提供する空間を指し、前記撮影手段で撮影可能な範囲の空間、又は、背景部材や出入り口部材等の周景部材で囲繞(若しくは略囲繞)した空間で構成することができる。
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することができる。
【0012】
前記編集空間は、編集用に利用者に提供する空間を指し、前記編集手段を利用者が操作できる範囲や視認できる範囲の空間で構成することができる。
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することができる。
【0013】
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することができる。
【0014】
前記仕切り体は、撮影空間と編集空間を仕切る壁や布、または照明手段や編集手段といった装置を備えた筐体など、撮影空間と編集空間とを仕切るもので構成することができる。
前記撮影手段の左右真横は、レンズ先端の左右真横、焦点の左右真横、あるいはCCDやCMOS等の撮影素子の左右真横とすることができる。
【0015】
この発明の態様として、前記仕切り体の前記撮影空間側に、撮影空間内の被写体を照明する照明手段を備えることができる。
前記照明手段は、ストロボ発光するストロボ照明装置、蛍光灯や白熱灯等の連続照明装置、他の照明手段の照明を反射する反射体、他の照明手段の照明を拡散および反射する拡散反射体、またはこれらの組み合わせなど、適宜の照明手段で構成することができる。
【0016】
またこの発明の態様として、前記仕切り体の前記編集空間側に、前記編集手段を備えることができる。
【0017】
またこの発明の態様として、前記撮影空間のうち前記撮影手段が備えられた正面と対向する背面に、利用者の出入りを許容する出入り口を備えることができる。
【発明の効果】
【0018】
この発明により、多重接客が可能なように撮影空間と編集空間を個別に備え、かつ空間を効率良く利用できる写真撮影編集方法および写真撮影編集装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は写真シール作成装置1の平面図を示し、図2は写真シール作成装置1の右側面図を示し、図3は本体10の正面図を示し、図4は写真シール作成装置1を左背面上方から見た斜視図を示す。
【0021】
写真シール作成装置1は、図示省略するフレームにより全体が略直方体に構成されており、このフレーム内の手前側に撮影空間Zが備えられ、フレーム内の奥側の左右に2つの編集空間A,Bが配設されている。この撮影空間Zは、自然人2人が横並びに並べる幅より広い幅に構成されている。
【0022】
編集空間A,Bの間となる写真シール作成装置1の奥側中央には、前後に長い本体10が備えられている。また、本体10の手前側の左右両横には、中央のデジタルカメラ23から手前に向かって左右に広がるように仕切り体7A,7Bが左右対称に設けられている。この仕切り体7A,7Bは、本体10の手前側の左右両横から写真シール作成装置1の左右端まで一直線に続く奥行き方向の厚みが一定の略板状の部材であり、写真シール作成装置1の上下左右全面に渡って設けられている。従って、左側の仕切り体7Aは、左側の編集空間Aと撮影空間Zとを完全に分離し、右側の仕切り体7Bは、右側の編集空間Bと撮影空間Zとを完全に分離している。
【0023】
また、左側の仕切り体7Aは、デジタルカメラ23の画角の境界線である左側画角境界線23aに沿って、左側画角境界線23aより撮影空間Zの外側(向こう側)で左側画角境界線23a近傍に配置されている。
【0024】
同様に、右側の仕切り体7Bは、デジタルカメラ23の画角の境界線である右側画角境界線23bに沿って、右側画角境界線23bより撮影空間Zの外側(向こう側)で右側画角境界線23b近傍に配置されている。
【0025】
従って撮影空間Zは、平面視すると中央のデジタルカメラ23から手前に向かって末広がりとなる略三角形状の部分を有しており、デジタルカメラ23の画角の外側空間が削られた形状に構成されている。
【0026】
また編集空間Aは、仕切り体7Aとの境界部分が左右方向外側へ行くほど撮影空間Zに向かって突出する逆三角部分を有しており、デジタルカメラ23の左右真横より撮影空間Z側に向かって拡張されている。同様に、編集空間Bは、仕切り体7Bとの境界部分が左右方向外側へ行くほど撮影空間Zに向かって突出する逆三角部分を有しており、デジタルカメラ23の左右真横より撮影空間Z側に向かって拡張されている。
【0027】
撮影空間Zの手前側には、背景部材9が設けられている。この背景部材9は、撮影空間Z側の面が白色などの背景色に塗装された壁である。撮影空間Zの左右には、出入り口カーテン8a,8bがそれぞれ配設されている。利用者は、この出入り口カーテン8a,8bをめくって撮影空間Zに出入りすることができる。
【0028】
撮影空間Zの上部である天井部分には、図2に示すように天井照明装置22Eが設けられている。この天井照明装置22Eは、内部にストロボ発光体が設けられ下面に拡散板が傾斜配置されており、ストロボ発光体の閃光を拡散板で拡散しつつ本体10の正面に向けて斜め下方に照射する。
【0029】
本体10は、図3に示すように、正面に上方から正面上部照明装置22C、デジタルカメラ23、画像表示部24、撮影表示部25、および正面下部照明装置22Dがこの順で備えられている。
【0030】
また仕切り体7Aには、撮影空間Z側の表面の全面に渡って正面左照明装置22Aが設けられており、仕切り体7Bには、撮影空間Z側の表面の全面に渡って正面右照明装置22Bが設けられている。
【0031】
これらの正面左照明装置22A、正面右照明装置22B、正面上部照明装置22Cおよび正面下部照明装置22Dは、天井照明装置22Eから照射された光を撮影空間Z側へ向けて拡散し反射する平面状の拡散反射板(例えば表面の荒い白色板など)により構成されている。この拡散反射板は、利用者を綺麗に照明するために、正面を斜め上方に向けるなど適宜の角度を持たせて備えられている。
【0032】
正面下部照明装置22Dの拡散板の一部には、硬貨処理部の硬貨投入口21aおよび硬貨払い出し口21bが設けられている。
また、本体10の手前側の左右側方には、音声出力を行うスピーカ26(図2参照)が備えられている。
【0033】
編集空間Aには、本体10の左側面(図1参照)と、仕切り体7Aの背面が位置している。図4に示すように、仕切り体7Aの背面には、表示手段となる編集表示部31Aとこれに重ねたタッチパネル32Aが設けられており、タッチペン33Aおよびスピーカ34Aも設けられている。本体10の左側面には、利用者が編集作業時に腰掛けられる椅子39A、およびプリンタ36Aが設けられている。なお、椅子39Aは、利用者が荷物を置く荷物置き棚としても利用できる。
【0034】
編集空間Bは、編集空間Aと左右対称に構成されており、図示省略する編集表示部31B、タッチパネル32B、タッチペン33B、スピーカ34B、椅子39B、およびプリンタ36Bが設けられている。
【0035】
図5は、写真シール作成装置1のブロック図を示す。
写真シール作成装置1は、制御装置12に接続して、記憶部11、ROM13、RAM14、撮影部20、編集部30、IDタグリーダライタ35、およびプリンタ36が設けられている。
【0036】
記憶部11は、ハードディスクなどの記憶装置で構成されており、編集処理に使用する編集ツールのデータや照明設定データ、およびプレイ時間設定データなどの各種データを記憶しており、制御装置12による設定情報の読み込みおよび保存を許容する。
【0037】
ROM13は、写真シール作成装置1で実行するゲームのプログラムやメンテナンス用のプログラムなど、各種プログラムやデータを記憶している。
RAM14は、制御装置12によって一時記憶領域として使用される。
【0038】
撮影部20は、硬貨処理部21、照明装置22、デジタルカメラ23、画像表示部24、撮影表示部25、およびスピーカ26といったように、撮影空間Z側に配置された各種装置で構成されている。
【0039】
硬貨処理部21は、貨投入口21a(図3参照)から投入された硬貨の投入金額が1ゲーム(硬貨投入から写真シール紙排出まで)に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置12に送信する。
【0040】
照明装置22は、制御装置12から受信した照明制御信号に従い、上述した天井照明装置22E内のストロボ発光体から閃光を照射する。
【0041】
デジタルカメラ23は、制御装置12から受信したシャッタ信号に従って撮影を実行し、取得した撮影画像や動画像の画像データを制御装置12に送信する。
【0042】
画像表示部24は、制御装置12から受信したRGB信号に従って、撮影前の確認用にデジタルカメラ23で撮影している動画像をライブビュー表示する等の表示を実行する。
【0043】
撮影表示部25は、制御装置12からRGB信号を受信し、撮影により取得した撮影画像の静止画表示等を実行する。
【0044】
スピーカ26は、制御装置12の音声信号に従って、撮影のシャッタタイミングを知らせるカウントダウンや、編集空間Aまたは編集空間Bへの移動を促す移動案内などを音声によりアナウンスする。
【0045】
編集部30は、編集表示部31、タッチパネル32、タッチペン33、およびスピーカ34で構成されている。
【0046】
編集表示部31(31A,31B)は、制御装置12から受信するRGB信号に従って、撮影画像のサムネイル画像、フリーハンドペンや塗りつぶしツールやスタンプツールや背景ツールといった編集ツール、および編集中の編集画像など、編集に必要な画像を表示する。
【0047】
タッチパネル32(32A,32B)は、タッチペン33(33A,33B)によって利用者にタッチ入力された座標を入力信号として制御装置12に送信する。
【0048】
スピーカ34(34A,34B)は、制御装置12からの音声信号に従って、編集許容する残り時間や編集操作の説明などを音声によりアナウンスする。
【0049】
IDタグリーダライタ35は、制御装置12からの設定情報書き込み信号および設定信号読み込み信号に従って、シール紙ユニット40に備えられているIDタグ(RF−IDタグ)41と非接触で通信し、設定情報の読み書きを実行する。
【0050】
プリンタ36は、制御装置12から受信する印刷データを、シール紙ユニット40に備えられているシール紙42に印刷する。
【0051】
図6は、写真シール作成装置1の制御装置12が実行するゲーム処理のフローチャートを示す。
【0052】
制御装置12は、ゲーム料金分の硬貨の投入を硬貨処理部21で確認するまで待機し(ステップS1:NO)、ゲーム料金分の硬貨が投入されると(ステップS1:YES)、撮影設定処理を実行する(ステップS2)。この撮影設定処理は、撮影枚数の決定や、撮影モード(照明効果や編集ツールなどを異ならせた複数のモード)の決定など、撮影に関する設定を行う。
【0053】
制御装置12は、照明装置22によって被写体である利用者を照明しつつデジタルカメラ23で撮影する撮影処理を実行する(ステップS3)。
【0054】
制御装置12は、撮影処理が終了すると編集空間Aまたは編集空間Bへの移動を撮影表示部25およびスピーカ26により利用者に案内する(ステップS4)。このとき案内する編集空間A,Bは、利用中ではなく空いている方の編集空間AまたはBへ案内するようにする。
【0055】
制御装置12は、案内した側の編集空間AまたはBに設置された編集部30Aまたは30Bでの編集を許容し(ステップS5)、完成した編集画像を適宜のパターンに配置した印刷画像をシール紙に印刷する印刷処理を実行する(ステップS6)。
【0056】
制御装置12は、印刷完了したシール紙である写真シールシートを排出し(ステップS7)、処理を終了する。
【0057】
以上の構成および動作により、利用者は撮影空間Zで撮影し、編集空間A,Bのいずれかで編集することができる。撮影空間Z、編集空間A、および編集空間Bは、いずれも区分けされた独立の空間であるため、各空間でのそれぞれの接客(撮影処理や編集処理など)を同時進行で実行することができる。
【0058】
編集空間A,Bの一部は、デジタルカメラ23より撮影方向前方で、かつデジタルカメラ23の死角となる画角の外側(左側画角境界線23aおよび右側画角境界線23bの外側)で、かつ撮影空間Zの左右幅より内側に位置させているため、図11の平面図に斜線で示すように、従来の写真シール作成装置に存在していたデッドスペースを排除して空間を効率よく利用することができる。
【0059】
また、照明手段としての正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bを、デジタルカメラ23の画角の境界線である左側画角境界線23aおよび右側画角境界線23bにそれぞれぎりぎりまで近づけることで、被写体である利用者に照明手段をぎりぎりまで近づけることができる。
これにより、利用者をくすみなく明るく写すことができる。また、利用者が多人数で撮影した場合、デジタルカメラ23から遠くなる左右の端に位置する利用者を、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bのそれぞれで近い位置から照明でき、くすみなく明るく撮影することができる。
【0060】
また、照明手段としての正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bをデジタルカメラ23の死角に配置でき、空間を効率よく利用することができる。
また、編集手段としての編集表示部31A,31Bをデジタルカメラ23の死角に配置でき、空間を効率よく利用することができる。
【0061】
また、従来デジタルカメラ23の死角に生じていたデッドスペースを排除したことで、編集空間A,Bと撮影空間Zとが近づき、利用者が撮影空間Zから編集空間AまたはBに移動する距離と時間を短縮することができる。従って、利用者の回転率を向上できる。
【0062】
また、デッドスペースの活用によって編集空間A,Bを広くすることができる。これにより、多人数の利用者を編集空間A,Bに収容できる。
また、仕切り体7A,7Bの各編集空間側表面と、本体10の側面との角度を、それぞれ90度より広い広角にしているため、タッチパネル32の前方の空間を、タッチパネル32から遠ざかるにつれて左右幅が広い形状に構成することができる。従って、タッチペン33でタッチパネル32にタッチ入力して編集する2人の利用者を、該利用者の後方から左右にかけて多人数の利用者が取り囲むことができる。このため、利用者の人数が多い場合でも全員がストレスなく編集表示部31の表示を見ることができ、また後ろや横から編集に加わることができる。
【0063】
なお、背景部材9の撮影空間Z側には、背景演出用のロールカーテンを備えてもよい。この場合、制御装置12の制御によってロールカーテンをモータ等の適宜の駆動手段で昇降する構成にすると良い。
【実施例2】
【0064】
図7は、実施例2の写真シール作成装置2の平面図を示す。
この写真シール作成装置2は、撮影空間Zの左右両側にプリンタ36A,36Bを配設し、撮影空間Zの手前側(デジタルカメラ23と反対側)に1つの出入り口カーテン8を備えたものである。
【0065】
それ以外の構成要素および動作は、実施例1の写真シール作成装置1と同一であるので、同一要素に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0066】
以上の写真シール作成装置2により、上述した実施例1と同一の効果を得ることができる。
また、撮影空間Zに出入りするための出入り口カーテン8が手前側の面にのみ設けられているため、前の利用者が撮影空間Zから出たことを、順番待ちしている次の利用予定者がタイムラグなく確実に認識できる。つまり、実施例1の写真シール作成装置1の場合、前の利用者が撮影空間Zから出入り口カーテン8bをめくって退出すると、出入り口カーテン8aの前で順番待ちしている利用予定者は利用者の退出に気づかないことがある。しかし、出入り口カーテン8を手前側に設けたことで、このようなことを防止できる。
【0067】
また、出入り口カーテン8を手前側に設けたため、利用者は撮影空間Zから退出して編集空間A,Bのいずれにも同距離および同時間で移動することができる。例えば実施例1の写真シール作成装置1で出入り口カーテン8a,8bのいずれか一方を塞いだ構成にした場合、前の利用者の退出は確実に確認できても、編集空間A,Bのどちらへ移動するかによって移動する距離および時間が異なってくる。しかし、出入り口カーテン8を手前側に設けたことで、このようなことを防止でき、利用者の移動をスムーズにできる。従って、前の利用者が処理終了してから次の利用者が処理開始するまでの時間を短縮させることができ、利用者の回転率を向上させることができる。
【0068】
また、出入り口カーテン8を手前側に設けたことで、出入り口の幅を広くすることができる。例えば撮影空間の前後長さを短く構成し、仕切り体7A,7Bを撮影空間Zの左右端ぎりぎりまで撮影手段の画角に沿って設けた場合、撮影空間Zの左右両側部は幅が狭くなるが、このような場合でも撮影空間Zの手前側の幅は変わらないため、広い出入り口を確保できる。
【実施例3】
【0069】
図8は、実施例3の写真シール作成装置3の本体10の正面図を示す。
この写真シール作成装置3は、仕切り体7A,7Bの撮影空間Z側を単に壁面としたものである。従って、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bを備えていない。それ以外の構成および動作は実施例1の写真シール作成装置1と同一である。
【0070】
以上の写真シール作成装置3により、照明効果を除いて上述した写真シール作成装置1と同一の効果を奏することができる。また、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bを備えていない分、仕切り体7A,7Bを薄型化することができる。
【実施例4】
【0071】
図9は、実施例4の写真シール作成装置4の本体10の正面図を示す。
この写真シール作成装置4は、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bに、拡散反射板ではなく蛍光灯22a,22bによる照明装置を備えている。
【0072】
正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bは、正面全面に渡って乳白色の半透明の拡散板28a,28bをそれぞれ備えており、内部に上下に長い蛍光灯22a,22bを複数本左右に並べて配設している。
【0073】
また、正面上部照明装置22Cおよび正面下部照明装置22Dについても、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bと同様に、拡散反射板ではなく正面全面に渡って設けられた乳白色の半透明の拡散板と内部に設けられた蛍光灯とで構成されている。
【0074】
以上の構成により、照明効果を除いて上述した写真シール作成装置1と同一の効果を奏することができる。
【0075】
なお、以上の各実施形態において、正面左照明装置22A、正面右照明装置22B、正面上部照明装置22Cおよび正面下部照明装置22Dは、拡散反射板の代わりに、正面に拡散板を設けてその内部にストロボ発光体を備えて構成してもよい。また、正面左照明装置22A、正面右照明装置22B、正面上部照明装置22Cおよび正面下部照明装置22Dは、LED等の発光体を備えても良い。
【0076】
また、タッチパネル32A,32Bおよび編集表示部31A,31Bは、図4に図示した位置以外の位置に備えることもできる。この場合、本体10側面の左右方向中央から、仕切り体7A,7B表面の各左右方向中央までの間に備えることが好ましい。例えば、図10(A)の斜視図に示すように、本体10と仕切り体7A,7Bの接続部分に本体10と仕切り体7A,7Bに跨るように備えることや、図10(B)の斜視図に、本体10に備えることができる。このような場合でも、編集空間A,Bを広く構成でき、また、タッチペン33で編集する2人の利用者を多人数の利用者が取り囲み全員がストレスなく編集表示部31の表示を見ることができる。
【0077】
また、プリンタ36A,36B(図1参照)は本体10の両側面にそれぞれ配設したが、図10(B)に示すように、本体10の背面に1つのプリンタ36を備える構成にしてもよい。この場合はコストダウンを図ることができる。
【0078】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影編集装置は、実施形態の写真シール作成装置1,2,3,4に対応し、
以下同様に、
出入り口は、出入り口カーテン8に対応し、
照明手段は、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bに対応し、
撮影手段は、デジタルカメラ23に対応し、
画角の外側は、左側画角境界線23aおよび右側画角境界線23bの外側に対応し、
編集手段は、タッチパネル32,32Aおよびタッチペン33,33Aに対応し、
出力手段は、プリンタ36,36A,36Bに対応し、
撮影処理は、ステップS3に対応し、
編集処理は、ステップS5に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】写真シール作成装置の平面図。
【図2】写真シール作成装置の右側面図。
【図3】本体の正面図。
【図4】写真シール作成装置を左背面上方から見た斜視図。
【図5】写真シール作成装置のブロック図。
【図6】制御装置が実行するゲーム処理のフローチャート。
【図7】実施例2の写真シール作成装置の平面図。
【図8】実施例3の写真シール作成装置の本体の正面図。
【図9】実施例4の写真シール作成装置の本体の正面図。
【図10】他の実施例の写真シール作成装置を左背面上方から見た斜視図。
【図11】従来の写真シール作成装置の平面図。
【符号の説明】
【0080】
1,2,3,4…写真シール作成装置
7A,7B…仕切り体
8…出入り口カーテン
22A…正面左照明装置
22B…正面右照明装置
23…デジタルカメラ
23a…左側画角境界線
23b…右側画角境界線
32,32A,32B…タッチパネル
33,33A,33B…タッチペン
36,36A,36B…プリンタ
A,B…編集空間
Z…撮影空間
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば被写体を撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像に編集許容して編集画像を取得し、この編集画像を出力するような写真撮影編集方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、撮影空間内にいる被写体となる利用者をデジタルカメラで撮影し、利用者を編集空間に移動させ、取得した撮影画像に編集空間内のタッチパネルで編集(落書き)許容し、完成した編集画像を写真シール紙に印刷して排出するという流れで1ゲームが終了する写真撮影編集装置が提供されている。
【0003】
最近では、撮影空間1箇所に対して編集空間を2箇所以上設け、3重接客等の多重接客により利用者の回転率(単位時間あたりの利用回数)の向上を図る写真撮影編集装置も考えられている。この多重接客の写真撮影編集装置の形態もメーカによって様々である。
【0004】
例えば、利用者の回転率向上を図るために、直方体の撮影空間の前面または背面のどちらかに隣接して複数の編集空間を備えた写真プリント供給装置や、複数の編集モニタを対面式に設置した写真プリント供給装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、同一空間にて撮影作業と編集作業を並行して実行し、編集作業用スペースを撮影に影響のない場所に設置した写真シール払出装置も提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
しかし、特許文献1の写真プリント供給装置は、多重接客により利用者の回転率を向上できても、全ての空間を含めて1つの筐体と考えた場合、大型化してしまうものである。筐体を設置する店舗は、床面積が限られているため、筐体が占有する床面積が広くなると空間の利用効率が低下するという問題点がある。
【0007】
また、特許文献2の写真シール払出装置は、1重接客であるため、多重接客に比べると利用者の回転率が低下するという問題点がある。
【0008】
【特許文献1】特開2005−284297号公報
【特許文献2】特開2005−164976号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、上述の問題に鑑み、多重接客が可能なように撮影空間と編集空間を個別に備え、かつ空間を効率良く利用できる写真撮影編集方法および写真撮影編集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、撮影空間内の一以上の被写体を撮影手段で撮影して撮影画像を作成する撮影処理を許容し、撮影画像を編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、前記撮影画像又は/および前記編集画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法またはその装置であって、前記編集手段が設置される編集空間が前記撮影空間から見て前記撮影手段後方側で該撮影手段の左右の少なくとも一方に備えられ、前記編集空間と前記撮影空間とを仕切る仕切り体が備えられ、該仕切り体のうち前記編集空間側の表面の少なくとも一部が、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方で、かつ該撮影手段の画角の外側で、かつ前記撮影空間の左右幅より内側に位置する構成にされて、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方でかつ該撮影手段の画角の外側に存在する前記編集空間の一部を利用した前記編集処理を許容する写真撮影編集方法またはその装置であることを特徴とする。
【0011】
前記撮影空間は、撮影用に利用者に提供する空間を指し、前記撮影手段で撮影可能な範囲の空間、又は、背景部材や出入り口部材等の周景部材で囲繞(若しくは略囲繞)した空間で構成することができる。
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することができる。
【0012】
前記編集空間は、編集用に利用者に提供する空間を指し、前記編集手段を利用者が操作できる範囲や視認できる範囲の空間で構成することができる。
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することができる。
【0013】
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することができる。
【0014】
前記仕切り体は、撮影空間と編集空間を仕切る壁や布、または照明手段や編集手段といった装置を備えた筐体など、撮影空間と編集空間とを仕切るもので構成することができる。
前記撮影手段の左右真横は、レンズ先端の左右真横、焦点の左右真横、あるいはCCDやCMOS等の撮影素子の左右真横とすることができる。
【0015】
この発明の態様として、前記仕切り体の前記撮影空間側に、撮影空間内の被写体を照明する照明手段を備えることができる。
前記照明手段は、ストロボ発光するストロボ照明装置、蛍光灯や白熱灯等の連続照明装置、他の照明手段の照明を反射する反射体、他の照明手段の照明を拡散および反射する拡散反射体、またはこれらの組み合わせなど、適宜の照明手段で構成することができる。
【0016】
またこの発明の態様として、前記仕切り体の前記編集空間側に、前記編集手段を備えることができる。
【0017】
またこの発明の態様として、前記撮影空間のうち前記撮影手段が備えられた正面と対向する背面に、利用者の出入りを許容する出入り口を備えることができる。
【発明の効果】
【0018】
この発明により、多重接客が可能なように撮影空間と編集空間を個別に備え、かつ空間を効率良く利用できる写真撮影編集方法および写真撮影編集装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は写真シール作成装置1の平面図を示し、図2は写真シール作成装置1の右側面図を示し、図3は本体10の正面図を示し、図4は写真シール作成装置1を左背面上方から見た斜視図を示す。
【0021】
写真シール作成装置1は、図示省略するフレームにより全体が略直方体に構成されており、このフレーム内の手前側に撮影空間Zが備えられ、フレーム内の奥側の左右に2つの編集空間A,Bが配設されている。この撮影空間Zは、自然人2人が横並びに並べる幅より広い幅に構成されている。
【0022】
編集空間A,Bの間となる写真シール作成装置1の奥側中央には、前後に長い本体10が備えられている。また、本体10の手前側の左右両横には、中央のデジタルカメラ23から手前に向かって左右に広がるように仕切り体7A,7Bが左右対称に設けられている。この仕切り体7A,7Bは、本体10の手前側の左右両横から写真シール作成装置1の左右端まで一直線に続く奥行き方向の厚みが一定の略板状の部材であり、写真シール作成装置1の上下左右全面に渡って設けられている。従って、左側の仕切り体7Aは、左側の編集空間Aと撮影空間Zとを完全に分離し、右側の仕切り体7Bは、右側の編集空間Bと撮影空間Zとを完全に分離している。
【0023】
また、左側の仕切り体7Aは、デジタルカメラ23の画角の境界線である左側画角境界線23aに沿って、左側画角境界線23aより撮影空間Zの外側(向こう側)で左側画角境界線23a近傍に配置されている。
【0024】
同様に、右側の仕切り体7Bは、デジタルカメラ23の画角の境界線である右側画角境界線23bに沿って、右側画角境界線23bより撮影空間Zの外側(向こう側)で右側画角境界線23b近傍に配置されている。
【0025】
従って撮影空間Zは、平面視すると中央のデジタルカメラ23から手前に向かって末広がりとなる略三角形状の部分を有しており、デジタルカメラ23の画角の外側空間が削られた形状に構成されている。
【0026】
また編集空間Aは、仕切り体7Aとの境界部分が左右方向外側へ行くほど撮影空間Zに向かって突出する逆三角部分を有しており、デジタルカメラ23の左右真横より撮影空間Z側に向かって拡張されている。同様に、編集空間Bは、仕切り体7Bとの境界部分が左右方向外側へ行くほど撮影空間Zに向かって突出する逆三角部分を有しており、デジタルカメラ23の左右真横より撮影空間Z側に向かって拡張されている。
【0027】
撮影空間Zの手前側には、背景部材9が設けられている。この背景部材9は、撮影空間Z側の面が白色などの背景色に塗装された壁である。撮影空間Zの左右には、出入り口カーテン8a,8bがそれぞれ配設されている。利用者は、この出入り口カーテン8a,8bをめくって撮影空間Zに出入りすることができる。
【0028】
撮影空間Zの上部である天井部分には、図2に示すように天井照明装置22Eが設けられている。この天井照明装置22Eは、内部にストロボ発光体が設けられ下面に拡散板が傾斜配置されており、ストロボ発光体の閃光を拡散板で拡散しつつ本体10の正面に向けて斜め下方に照射する。
【0029】
本体10は、図3に示すように、正面に上方から正面上部照明装置22C、デジタルカメラ23、画像表示部24、撮影表示部25、および正面下部照明装置22Dがこの順で備えられている。
【0030】
また仕切り体7Aには、撮影空間Z側の表面の全面に渡って正面左照明装置22Aが設けられており、仕切り体7Bには、撮影空間Z側の表面の全面に渡って正面右照明装置22Bが設けられている。
【0031】
これらの正面左照明装置22A、正面右照明装置22B、正面上部照明装置22Cおよび正面下部照明装置22Dは、天井照明装置22Eから照射された光を撮影空間Z側へ向けて拡散し反射する平面状の拡散反射板(例えば表面の荒い白色板など)により構成されている。この拡散反射板は、利用者を綺麗に照明するために、正面を斜め上方に向けるなど適宜の角度を持たせて備えられている。
【0032】
正面下部照明装置22Dの拡散板の一部には、硬貨処理部の硬貨投入口21aおよび硬貨払い出し口21bが設けられている。
また、本体10の手前側の左右側方には、音声出力を行うスピーカ26(図2参照)が備えられている。
【0033】
編集空間Aには、本体10の左側面(図1参照)と、仕切り体7Aの背面が位置している。図4に示すように、仕切り体7Aの背面には、表示手段となる編集表示部31Aとこれに重ねたタッチパネル32Aが設けられており、タッチペン33Aおよびスピーカ34Aも設けられている。本体10の左側面には、利用者が編集作業時に腰掛けられる椅子39A、およびプリンタ36Aが設けられている。なお、椅子39Aは、利用者が荷物を置く荷物置き棚としても利用できる。
【0034】
編集空間Bは、編集空間Aと左右対称に構成されており、図示省略する編集表示部31B、タッチパネル32B、タッチペン33B、スピーカ34B、椅子39B、およびプリンタ36Bが設けられている。
【0035】
図5は、写真シール作成装置1のブロック図を示す。
写真シール作成装置1は、制御装置12に接続して、記憶部11、ROM13、RAM14、撮影部20、編集部30、IDタグリーダライタ35、およびプリンタ36が設けられている。
【0036】
記憶部11は、ハードディスクなどの記憶装置で構成されており、編集処理に使用する編集ツールのデータや照明設定データ、およびプレイ時間設定データなどの各種データを記憶しており、制御装置12による設定情報の読み込みおよび保存を許容する。
【0037】
ROM13は、写真シール作成装置1で実行するゲームのプログラムやメンテナンス用のプログラムなど、各種プログラムやデータを記憶している。
RAM14は、制御装置12によって一時記憶領域として使用される。
【0038】
撮影部20は、硬貨処理部21、照明装置22、デジタルカメラ23、画像表示部24、撮影表示部25、およびスピーカ26といったように、撮影空間Z側に配置された各種装置で構成されている。
【0039】
硬貨処理部21は、貨投入口21a(図3参照)から投入された硬貨の投入金額が1ゲーム(硬貨投入から写真シール紙排出まで)に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置12に送信する。
【0040】
照明装置22は、制御装置12から受信した照明制御信号に従い、上述した天井照明装置22E内のストロボ発光体から閃光を照射する。
【0041】
デジタルカメラ23は、制御装置12から受信したシャッタ信号に従って撮影を実行し、取得した撮影画像や動画像の画像データを制御装置12に送信する。
【0042】
画像表示部24は、制御装置12から受信したRGB信号に従って、撮影前の確認用にデジタルカメラ23で撮影している動画像をライブビュー表示する等の表示を実行する。
【0043】
撮影表示部25は、制御装置12からRGB信号を受信し、撮影により取得した撮影画像の静止画表示等を実行する。
【0044】
スピーカ26は、制御装置12の音声信号に従って、撮影のシャッタタイミングを知らせるカウントダウンや、編集空間Aまたは編集空間Bへの移動を促す移動案内などを音声によりアナウンスする。
【0045】
編集部30は、編集表示部31、タッチパネル32、タッチペン33、およびスピーカ34で構成されている。
【0046】
編集表示部31(31A,31B)は、制御装置12から受信するRGB信号に従って、撮影画像のサムネイル画像、フリーハンドペンや塗りつぶしツールやスタンプツールや背景ツールといった編集ツール、および編集中の編集画像など、編集に必要な画像を表示する。
【0047】
タッチパネル32(32A,32B)は、タッチペン33(33A,33B)によって利用者にタッチ入力された座標を入力信号として制御装置12に送信する。
【0048】
スピーカ34(34A,34B)は、制御装置12からの音声信号に従って、編集許容する残り時間や編集操作の説明などを音声によりアナウンスする。
【0049】
IDタグリーダライタ35は、制御装置12からの設定情報書き込み信号および設定信号読み込み信号に従って、シール紙ユニット40に備えられているIDタグ(RF−IDタグ)41と非接触で通信し、設定情報の読み書きを実行する。
【0050】
プリンタ36は、制御装置12から受信する印刷データを、シール紙ユニット40に備えられているシール紙42に印刷する。
【0051】
図6は、写真シール作成装置1の制御装置12が実行するゲーム処理のフローチャートを示す。
【0052】
制御装置12は、ゲーム料金分の硬貨の投入を硬貨処理部21で確認するまで待機し(ステップS1:NO)、ゲーム料金分の硬貨が投入されると(ステップS1:YES)、撮影設定処理を実行する(ステップS2)。この撮影設定処理は、撮影枚数の決定や、撮影モード(照明効果や編集ツールなどを異ならせた複数のモード)の決定など、撮影に関する設定を行う。
【0053】
制御装置12は、照明装置22によって被写体である利用者を照明しつつデジタルカメラ23で撮影する撮影処理を実行する(ステップS3)。
【0054】
制御装置12は、撮影処理が終了すると編集空間Aまたは編集空間Bへの移動を撮影表示部25およびスピーカ26により利用者に案内する(ステップS4)。このとき案内する編集空間A,Bは、利用中ではなく空いている方の編集空間AまたはBへ案内するようにする。
【0055】
制御装置12は、案内した側の編集空間AまたはBに設置された編集部30Aまたは30Bでの編集を許容し(ステップS5)、完成した編集画像を適宜のパターンに配置した印刷画像をシール紙に印刷する印刷処理を実行する(ステップS6)。
【0056】
制御装置12は、印刷完了したシール紙である写真シールシートを排出し(ステップS7)、処理を終了する。
【0057】
以上の構成および動作により、利用者は撮影空間Zで撮影し、編集空間A,Bのいずれかで編集することができる。撮影空間Z、編集空間A、および編集空間Bは、いずれも区分けされた独立の空間であるため、各空間でのそれぞれの接客(撮影処理や編集処理など)を同時進行で実行することができる。
【0058】
編集空間A,Bの一部は、デジタルカメラ23より撮影方向前方で、かつデジタルカメラ23の死角となる画角の外側(左側画角境界線23aおよび右側画角境界線23bの外側)で、かつ撮影空間Zの左右幅より内側に位置させているため、図11の平面図に斜線で示すように、従来の写真シール作成装置に存在していたデッドスペースを排除して空間を効率よく利用することができる。
【0059】
また、照明手段としての正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bを、デジタルカメラ23の画角の境界線である左側画角境界線23aおよび右側画角境界線23bにそれぞれぎりぎりまで近づけることで、被写体である利用者に照明手段をぎりぎりまで近づけることができる。
これにより、利用者をくすみなく明るく写すことができる。また、利用者が多人数で撮影した場合、デジタルカメラ23から遠くなる左右の端に位置する利用者を、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bのそれぞれで近い位置から照明でき、くすみなく明るく撮影することができる。
【0060】
また、照明手段としての正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bをデジタルカメラ23の死角に配置でき、空間を効率よく利用することができる。
また、編集手段としての編集表示部31A,31Bをデジタルカメラ23の死角に配置でき、空間を効率よく利用することができる。
【0061】
また、従来デジタルカメラ23の死角に生じていたデッドスペースを排除したことで、編集空間A,Bと撮影空間Zとが近づき、利用者が撮影空間Zから編集空間AまたはBに移動する距離と時間を短縮することができる。従って、利用者の回転率を向上できる。
【0062】
また、デッドスペースの活用によって編集空間A,Bを広くすることができる。これにより、多人数の利用者を編集空間A,Bに収容できる。
また、仕切り体7A,7Bの各編集空間側表面と、本体10の側面との角度を、それぞれ90度より広い広角にしているため、タッチパネル32の前方の空間を、タッチパネル32から遠ざかるにつれて左右幅が広い形状に構成することができる。従って、タッチペン33でタッチパネル32にタッチ入力して編集する2人の利用者を、該利用者の後方から左右にかけて多人数の利用者が取り囲むことができる。このため、利用者の人数が多い場合でも全員がストレスなく編集表示部31の表示を見ることができ、また後ろや横から編集に加わることができる。
【0063】
なお、背景部材9の撮影空間Z側には、背景演出用のロールカーテンを備えてもよい。この場合、制御装置12の制御によってロールカーテンをモータ等の適宜の駆動手段で昇降する構成にすると良い。
【実施例2】
【0064】
図7は、実施例2の写真シール作成装置2の平面図を示す。
この写真シール作成装置2は、撮影空間Zの左右両側にプリンタ36A,36Bを配設し、撮影空間Zの手前側(デジタルカメラ23と反対側)に1つの出入り口カーテン8を備えたものである。
【0065】
それ以外の構成要素および動作は、実施例1の写真シール作成装置1と同一であるので、同一要素に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0066】
以上の写真シール作成装置2により、上述した実施例1と同一の効果を得ることができる。
また、撮影空間Zに出入りするための出入り口カーテン8が手前側の面にのみ設けられているため、前の利用者が撮影空間Zから出たことを、順番待ちしている次の利用予定者がタイムラグなく確実に認識できる。つまり、実施例1の写真シール作成装置1の場合、前の利用者が撮影空間Zから出入り口カーテン8bをめくって退出すると、出入り口カーテン8aの前で順番待ちしている利用予定者は利用者の退出に気づかないことがある。しかし、出入り口カーテン8を手前側に設けたことで、このようなことを防止できる。
【0067】
また、出入り口カーテン8を手前側に設けたため、利用者は撮影空間Zから退出して編集空間A,Bのいずれにも同距離および同時間で移動することができる。例えば実施例1の写真シール作成装置1で出入り口カーテン8a,8bのいずれか一方を塞いだ構成にした場合、前の利用者の退出は確実に確認できても、編集空間A,Bのどちらへ移動するかによって移動する距離および時間が異なってくる。しかし、出入り口カーテン8を手前側に設けたことで、このようなことを防止でき、利用者の移動をスムーズにできる。従って、前の利用者が処理終了してから次の利用者が処理開始するまでの時間を短縮させることができ、利用者の回転率を向上させることができる。
【0068】
また、出入り口カーテン8を手前側に設けたことで、出入り口の幅を広くすることができる。例えば撮影空間の前後長さを短く構成し、仕切り体7A,7Bを撮影空間Zの左右端ぎりぎりまで撮影手段の画角に沿って設けた場合、撮影空間Zの左右両側部は幅が狭くなるが、このような場合でも撮影空間Zの手前側の幅は変わらないため、広い出入り口を確保できる。
【実施例3】
【0069】
図8は、実施例3の写真シール作成装置3の本体10の正面図を示す。
この写真シール作成装置3は、仕切り体7A,7Bの撮影空間Z側を単に壁面としたものである。従って、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bを備えていない。それ以外の構成および動作は実施例1の写真シール作成装置1と同一である。
【0070】
以上の写真シール作成装置3により、照明効果を除いて上述した写真シール作成装置1と同一の効果を奏することができる。また、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bを備えていない分、仕切り体7A,7Bを薄型化することができる。
【実施例4】
【0071】
図9は、実施例4の写真シール作成装置4の本体10の正面図を示す。
この写真シール作成装置4は、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bに、拡散反射板ではなく蛍光灯22a,22bによる照明装置を備えている。
【0072】
正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bは、正面全面に渡って乳白色の半透明の拡散板28a,28bをそれぞれ備えており、内部に上下に長い蛍光灯22a,22bを複数本左右に並べて配設している。
【0073】
また、正面上部照明装置22Cおよび正面下部照明装置22Dについても、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bと同様に、拡散反射板ではなく正面全面に渡って設けられた乳白色の半透明の拡散板と内部に設けられた蛍光灯とで構成されている。
【0074】
以上の構成により、照明効果を除いて上述した写真シール作成装置1と同一の効果を奏することができる。
【0075】
なお、以上の各実施形態において、正面左照明装置22A、正面右照明装置22B、正面上部照明装置22Cおよび正面下部照明装置22Dは、拡散反射板の代わりに、正面に拡散板を設けてその内部にストロボ発光体を備えて構成してもよい。また、正面左照明装置22A、正面右照明装置22B、正面上部照明装置22Cおよび正面下部照明装置22Dは、LED等の発光体を備えても良い。
【0076】
また、タッチパネル32A,32Bおよび編集表示部31A,31Bは、図4に図示した位置以外の位置に備えることもできる。この場合、本体10側面の左右方向中央から、仕切り体7A,7B表面の各左右方向中央までの間に備えることが好ましい。例えば、図10(A)の斜視図に示すように、本体10と仕切り体7A,7Bの接続部分に本体10と仕切り体7A,7Bに跨るように備えることや、図10(B)の斜視図に、本体10に備えることができる。このような場合でも、編集空間A,Bを広く構成でき、また、タッチペン33で編集する2人の利用者を多人数の利用者が取り囲み全員がストレスなく編集表示部31の表示を見ることができる。
【0077】
また、プリンタ36A,36B(図1参照)は本体10の両側面にそれぞれ配設したが、図10(B)に示すように、本体10の背面に1つのプリンタ36を備える構成にしてもよい。この場合はコストダウンを図ることができる。
【0078】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影編集装置は、実施形態の写真シール作成装置1,2,3,4に対応し、
以下同様に、
出入り口は、出入り口カーテン8に対応し、
照明手段は、正面左照明装置22Aおよび正面右照明装置22Bに対応し、
撮影手段は、デジタルカメラ23に対応し、
画角の外側は、左側画角境界線23aおよび右側画角境界線23bの外側に対応し、
編集手段は、タッチパネル32,32Aおよびタッチペン33,33Aに対応し、
出力手段は、プリンタ36,36A,36Bに対応し、
撮影処理は、ステップS3に対応し、
編集処理は、ステップS5に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】写真シール作成装置の平面図。
【図2】写真シール作成装置の右側面図。
【図3】本体の正面図。
【図4】写真シール作成装置を左背面上方から見た斜視図。
【図5】写真シール作成装置のブロック図。
【図6】制御装置が実行するゲーム処理のフローチャート。
【図7】実施例2の写真シール作成装置の平面図。
【図8】実施例3の写真シール作成装置の本体の正面図。
【図9】実施例4の写真シール作成装置の本体の正面図。
【図10】他の実施例の写真シール作成装置を左背面上方から見た斜視図。
【図11】従来の写真シール作成装置の平面図。
【符号の説明】
【0080】
1,2,3,4…写真シール作成装置
7A,7B…仕切り体
8…出入り口カーテン
22A…正面左照明装置
22B…正面右照明装置
23…デジタルカメラ
23a…左側画角境界線
23b…右側画角境界線
32,32A,32B…タッチパネル
33,33A,33B…タッチペン
36,36A,36B…プリンタ
A,B…編集空間
Z…撮影空間
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影空間内の一以上の被写体を撮影手段で撮影して撮影画像を作成する撮影処理を許容し、
撮影画像を編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、
前記撮影画像又は/および前記編集画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法であって、
前記編集手段が設置される編集空間が前記撮影空間から見て前記撮影手段後方側で該撮影手段の左右の少なくとも一方に備えられ、
前記編集空間と前記撮影空間とを仕切る仕切り体が備えられ、
該仕切り体のうち前記編集空間側の表面の少なくとも一部が、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方で、かつ該撮影手段の画角の外側で、かつ前記撮影空間の左右幅より内側に位置する構成にされて、
前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方でかつ該撮影手段の画角の外側に存在する前記編集空間の一部を利用した前記編集処理を許容する
写真撮影編集方法。
【請求項2】
前記仕切り体の前記撮影空間側に、撮影空間内の被写体を照明する照明手段が備えられ、
前記撮影処理で、前記照明手段により照明した被写体の撮影画像を作成する
請求項1記載の写真撮影編集方法。
【請求項3】
前記仕切り体の前記編集空間側に、前記編集手段が備えられ、
前記編集処理で、該編集手段による編集を許容する
請求項1または2記載の写真撮影編集方法。
【請求項4】
前記撮影空間のうち前記撮影手段が備えられた正面と対向する背面に、利用者の出入りを許容する出入り口が備えられ、
該出入り口から前記撮影空間への出入りを許容する
請求項1、2または3記載の写真撮影編集方法。
【請求項5】
撮影空間内の一以上の被写体を撮影して撮影画像を作成する撮影処理を実行可能な撮影手段と、
撮影画像を編集して編集画像を作成する編集処理を実行可能な編集手段と、
前記撮影画像又は/および前記編集画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置であって、
前記編集手段が設置される編集空間を前記撮影空間から見て前記撮影手段後方側で該撮影手段の左右の少なくとも一方に備え、
前記編集空間と前記撮影空間とを仕切る仕切り体を備え、
該仕切り体のうち前記編集空間側の表面の少なくとも一部が、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方で、かつ該撮影手段の画角の外側で、かつ前記撮影空間の左右幅より内側に位置する構成にした
写真撮影編集装置。
【請求項6】
前記仕切り体の前記撮影空間側に、撮影空間内の被写体を照明する照明手段を備えた
請求項5記載の写真撮影編集装置。
【請求項7】
前記仕切り体の前記編集空間側に、前記編集手段を備えた
請求項5または6記載の写真撮影編集装置。
【請求項8】
前記撮影空間のうち前記撮影手段が備えられた正面と対向する背面に、利用者の出入りを許容する出入り口を備えた
請求項5、6または7記載の写真撮影編集装置。
【請求項1】
撮影空間内の一以上の被写体を撮影手段で撮影して撮影画像を作成する撮影処理を許容し、
撮影画像を編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、
前記撮影画像又は/および前記編集画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法であって、
前記編集手段が設置される編集空間が前記撮影空間から見て前記撮影手段後方側で該撮影手段の左右の少なくとも一方に備えられ、
前記編集空間と前記撮影空間とを仕切る仕切り体が備えられ、
該仕切り体のうち前記編集空間側の表面の少なくとも一部が、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方で、かつ該撮影手段の画角の外側で、かつ前記撮影空間の左右幅より内側に位置する構成にされて、
前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方でかつ該撮影手段の画角の外側に存在する前記編集空間の一部を利用した前記編集処理を許容する
写真撮影編集方法。
【請求項2】
前記仕切り体の前記撮影空間側に、撮影空間内の被写体を照明する照明手段が備えられ、
前記撮影処理で、前記照明手段により照明した被写体の撮影画像を作成する
請求項1記載の写真撮影編集方法。
【請求項3】
前記仕切り体の前記編集空間側に、前記編集手段が備えられ、
前記編集処理で、該編集手段による編集を許容する
請求項1または2記載の写真撮影編集方法。
【請求項4】
前記撮影空間のうち前記撮影手段が備えられた正面と対向する背面に、利用者の出入りを許容する出入り口が備えられ、
該出入り口から前記撮影空間への出入りを許容する
請求項1、2または3記載の写真撮影編集方法。
【請求項5】
撮影空間内の一以上の被写体を撮影して撮影画像を作成する撮影処理を実行可能な撮影手段と、
撮影画像を編集して編集画像を作成する編集処理を実行可能な編集手段と、
前記撮影画像又は/および前記編集画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置であって、
前記編集手段が設置される編集空間を前記撮影空間から見て前記撮影手段後方側で該撮影手段の左右の少なくとも一方に備え、
前記編集空間と前記撮影空間とを仕切る仕切り体を備え、
該仕切り体のうち前記編集空間側の表面の少なくとも一部が、前記撮影手段の左右真横より撮影方向前方で、かつ該撮影手段の画角の外側で、かつ前記撮影空間の左右幅より内側に位置する構成にした
写真撮影編集装置。
【請求項6】
前記仕切り体の前記撮影空間側に、撮影空間内の被写体を照明する照明手段を備えた
請求項5記載の写真撮影編集装置。
【請求項7】
前記仕切り体の前記編集空間側に、前記編集手段を備えた
請求項5または6記載の写真撮影編集装置。
【請求項8】
前記撮影空間のうち前記撮影手段が備えられた正面と対向する背面に、利用者の出入りを許容する出入り口を備えた
請求項5、6または7記載の写真撮影編集装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2007−279285(P2007−279285A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−104017(P2006−104017)
【出願日】平成18年4月5日(2006.4.5)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年4月5日(2006.4.5)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】
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