説明

写真撮影編集方法および写真撮影編集装置

【課題】幅広い世代のユーザが、気楽かつ容易に記念写真がとれるようにする。
【解決手段】撮影空間内の一以上の被写体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、該撮影画像を編集許容する編集手段と、所定の画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置に、前記撮影空間内の幅方向中央付近に、被写体が乗ることができる撮影台を設けた。そして、この撮影台の幅方向中心部を、前記撮影手段の撮影方向の鉛直下方位置に配置した。また、出力手段を、所定の画像をシール紙に印刷して出力するシール紙印刷手段と、前記所定の画像を写真紙に印刷して出力する写真紙印刷手段とで構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば被写体を撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像に編集許容して編集画像を取得し、この編集画像を出力するような写真撮影編集方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の写真シール機は、ゲームセンターのような娯楽(遊戯)施設等に設置され、被写体であるユーザを撮影し、撮影で得た画像に編集(落書き)を行い、編集が施された編集画像もしくは撮影画像をシール紙に印刷するという流れで1ゲームが終了する。この写真シール機として、立って撮影するだけでなく座って撮影することもできる写真シール機も提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
近年、このような写真シール機を利用するユーザは、女子中学生や女子高校生が多く、平日の学校帰りや休日の外出時に、数人のグループで利用している傾向にある。このようなユーザは、複数人のユーザ達が写っている撮影画像に対して、様々な編集を行いながら楽しんでいる。
【0004】
しかし、このような写真シール機は、ゲームセンターのような娯楽施設に多く設置されている。このため、写真シール機は、利用するユーザ層がほとんど決まっており、幅広い世代には利用されにくかった。例えば、子供づれの家族や年配の人は、遊戯施設に出向いて写真シール機で撮影をするというようなことはなく、写真屋に出向いて写真を撮るなどしていた。ここで、写真屋を利用する人は、年に数回の記念撮影をするために写真屋を利用するなど、写真屋を気楽に利用できるものではなかった。また、写真屋は、記念写真が出来上がるまでに時間を要する問題や、金額的に高いという問題もあった。
【0005】
また、上記先行技術文献1の写真シール作成装置では、写真シール機の撮影空間内で移動させることができる椅子が設置されていて、自由なポーズで撮影することができるようになっている。しかし、前後に移動して撮影しようとすると、その度に椅子を動かさざるを得ず、小さな子供が利用するには大変であり、必然的に子供は利用しないような構造になっている。
【0006】
このように、上記写真シール機は、限定された年齢層しか利用できず、幅広い世代に利用されるものではなく、気楽に記念写真がとれるようなものではなかった。
【0007】
【特許文献1】特開2007−65171号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この発明は、上述した問題に鑑み、幅広い世代のユーザが、気楽かつ容易に記念写真がとれるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、撮影空間内の一以上の被写体を撮影手段で撮影して撮影画像を取得し、該撮影画像を編集手段で編集許容し、所定の画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法または写真撮影編集装置であって、前記撮影空間内の幅方向中央付近に、被写体が乗ることができる撮影台が設けられ、前記撮影手段で、前記撮影台に乗った被写体と前記撮影台に乗っていない被写体とを一緒に撮影する写真撮影編集方法または写真撮影編集装置であることを特徴とする。
【0010】
前記撮影空間は、撮影用に利用者に提供する空間を指し、前記撮影手段で撮影可能な範囲の空間、又は、背景部材や出入り口部材等の周景部材で囲繞(若しくは略囲繞)した空間で構成することができる。
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することができる。
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することができる。
【0011】
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することができ、1つに限らず複数で構成することができる。
前記所定の画像は、前記撮影画像、編集画像、又は、前記撮影画像又は/及び前記編集画像から選択された複数の画像で構成することができる。
【0012】
この発明により、幅広い世代のユーザが、気楽かつ容易に記念写真がとれるようにすることができる。特に、身長差のある大人と子供が一緒に撮影する際にも適切な撮影画像を容易に取得できる。
【0013】
この発明の態様として、前記撮影台の幅方向中心部を、前記撮影手段の撮影方向の鉛直下方位置に配置することができる。
これにより、子供のユーザが撮影台に乗って中央に立ち、その両横に両親が立って撮影するといった撮影ポーズを容易に実現でき、身長差を吸収した良好な撮影画像を得ることができる。すなわち、撮影台中央に立った子供の顔の位置と高さと、その両横に立った両親の顔の位置と高さが、ほぼ同じか近くなり、顔がまとまった状態の撮影画像を得ることができる。
【0014】
またこの発明の態様として、前記出力手段を、前記所定の画像をシール紙に印刷して出力するシール紙印刷手段と、前記所定の画像を写真紙に印刷して出力する写真紙印刷手段とで構成することができる。
これにより、シール紙に印刷した写真シールと、写真紙に印刷した写真シートとの両方を提供する、あるいは選択された一方を提供するといったことができる。
【発明の効果】
【0015】
この発明により、幅広い世代のユーザが、気楽かつ容易に記念写真がとれるようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は写真シール作成機1を正面側から見た斜視図を示し、図2は撮影筐体2の斜視図を示し、図3は写真シール作成機1を背面側から見た斜視図を示し、図4は、編集筐体3を背面から見た斜視図を示す。
【0017】
写真シール作成機1は、撮影空間Zに正面を向けて設置された撮影筐体2と、該撮影筐体2の背面側に連接された編集筐体3とで主に構成されている。なお、図1では、撮影空間Zの上方の天井4、撮影空間Zの後方面の背面パネル6、撮影空間Zの後方左右側面の側面パネル5、および撮影空間Zの左右側面の出入り口カーテン7を透明化して図示している。ここで、背面パネル6は、カーテンや板等の背景部材で構成されて撮影画像の背景となるものである。
【0018】
撮影空間Zの上方の天井4には、ストロボ照明体23aと蛍光灯23bと拡散板23cとで構成される天井中央照明ユニット238が設けられている。この天井中央照明ユニット238は、ストロボ照明体23aと蛍光灯23bの照明光を拡散板23cで拡散した拡散光により、撮影空間Z内の被写体を上から照明する。被写体が後方に下がって全身撮影を行う際には、被写体を前方斜め上から照明し、被写体の主に顔を照明できる。また、天井中央照明ユニット238の拡散板23cは、撮影空間Zのある下方へ向けて凸型で、最下部が水平な平面になるように構成されている。これにより、天井中央照明ユニット238が撮影空間Zへ向けて突出する突出量を少なくしている。
【0019】
撮影空間Zの上後方の天井4には、蛍光灯23bと拡散板23cとで構成される天井後方照明ユニット237が設けられている。この天井後方照明ユニット237は、蛍光灯23bの照明光を拡散板23cで拡散した拡散光により、撮影空間Z内の被写体を上後方から照明する。
【0020】
撮影空間Zの幅方向中央の床面には、撮影台8が設置されている。この撮影台8は、高さが17cm程度、横幅が50cm程度で、前後方向に長い略直方体形状に形成されている。この撮影台8は、子供など身長の低いユーザ(例えば7歳くらいで身長約120cmのユーザなど)が撮影時に乗ることで、床面に立つ大人などの身長の高いユーザと顔の高さを近づけて撮影できるようにする。
【0021】
また、撮影台8の撮影筐体2側の上角部8cは、取り外し可能に構成されている。これにより、撮影筐体2の前面パネル2aを撮影空間Z側へ開くときに撮影台8に衝突することを防止でき、容易に開閉できるようになる。これにより、前面パネル2aを開けた内側に設けられている貨幣処理部21(図5参照)のメンテナンスを容易化することができる。
【0022】
撮影空間Zの後方部分の床面には、撮影補助椅子9が設置されている。この撮影補助椅子9は、縦断面略L字型に形成されており、撮影の際に大人のユーザが平台部9b上に立って頂上部9aに軽くもたれたり、子供のユーザが頂上部9aの上に腰掛けて乗ったりして利用するものである。上述した撮影台8は、この撮影補助椅子9と撮影筐体2の間を接続するように、前後両端が撮影筐体2と撮影補助椅子9にそれぞれ当接あるいは近接させて設けられている。これにより、撮影台8に乗ったユーザは、撮影空間Z内で前後に動いても高さをキープすることができる。
【0023】
この撮影補助椅子9と、撮影台8と、撮影空間Zと、背面パネル6とは、クロマキー合成に適した同一色(例えば青、緑、白など)に着色されている。これにより、容易にクロマキー合成することができる。
【0024】
なお、撮影台8の側面8aは、撮影台8の上面8bや撮影空間Zの床面と異なる色(例えば赤やピンクや黄色など)に着色してもよい。これにより、ユーザが撮影台8の存在に気づきやすくなり、ユーザが撮影台8でつまづくといったことを防止できる。
【0025】
また、この側面8aは、略鉛直な鉛直面か、上端より下端が撮影台8の内側に位置するように傾斜した傾斜面として構成してもよい。これにより、着色された側面8aが撮影されてクロマキー合成の妨げとなることを防止できる。
【0026】
撮影補助椅子9の後方には、ストロボ照明体23aと拡散板23cとで構成される背景照明ユニット239が設けられている。この背景照明ユニット239は、背面パネル6や撮影補助椅子9後方を下から照明することで、背景を明るくするものである。これにより、背面パネル6と撮影補助椅子9の両方をクロマキー合成用に同一色とした場合に、両者の間に影が生じることを防止してクロマキー合成の精度を高めている。
【0027】
図2に示すように、撮影筐体2は、主に上段部分2A、中段部分2B、下段部分2Cに分けて構成されている。
上段部分2Aには、左側の上段左照明ユニット231A、中央の上段中央照明ユニット231B、および右側の上段右照明ユニット231Cが設けられている。これらの照明ユニット231A〜231Cは、表面を斜め下方へ向けた平面状の拡散板23cがそれぞれの正面に設けられ、内部にストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bが設けられている。また、ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bを囲む拡散板23c以外の壁面は、表面が白色塗装されて反射面として構成されている。これにより、照明ユニット231A〜231Cは、光を内部で反射して拡散板23cで拡散した略均一な面光により照明する照明ボックスとして機能し、撮影空間Zで全身撮影するユーザをこの面光により照明できる。
【0028】
上段中央照明ユニット231Bの中央部分には、上下方向に長い部分照明ユニット232が設けられている。この部分照明ユニット232は、ストロボ照明体23aと拡散板23cとで構成されており、アップの上半身撮影を行うユーザの顔、特に鼻筋辺りを拡散光により照明する。
【0029】
上段部分2Aと中段部分2Bとの間には、撮影空間Z内の被写体を撮影するデジタル式のカメラ24が左右方向中央に設けられている。カメラ24は、撮影空間Zの床面に立つ一般成人ユーザの顔高さかそれより少し低い高さに設置され、撮影画角を水平より少し下方へ向けて傾斜させて設置されている。このカメラ24は、撮影前にはポーズをとっているユーザのライブビュー映像(動画)を取得し、撮影時には高解像度の撮影画像(静止画)を取得する。
【0030】
カメラ24の左右には、球状照明ユニット233A,233Cが左右対称に配設されている。この球状照明ユニット233A,233Cは、左右方向内側へ向けて傾けて配置された半球形の拡散板23cと、内部のストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bと、背面側へ凸な半球形の反射部材とで構成されている。ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bは、撮影筐体2の正面側へ凸な半球形の拡散板23cと、撮影筐体2の背面側へ凸な半球形の反射部材とで囲まれている。このため、ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bが照射した光は、内面が白色塗装された反射部材で反射され、拡散板23cで拡散されて略均一な面光となる。この球状照明ユニット233A,233Cは、撮影空間Z内でアップの上半身撮影をする被写体を柔らかい面光で照明する。
【0031】
中段部分2Bには、左側の中段左照明ユニット235A、中央の中段中央照明ユニット235B、および右側の中段右照明ユニット235Cが設けられている。これらの照明ユニット235A〜235Cは、表面を斜め上方へ向けた平面状の拡散板23c(またはスクリーン板60)がそれぞれの正面に設けられ、内部にストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bが設けられている。また、ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bを囲む拡散板23c(およびスクリーン板60)以外の壁面は、表面が白色塗装されて反射面として構成されている。これにより、照明ユニット235A〜235Cは、光を内部で反射して拡散板23c(またはスクリーン板60)で拡散した略均一な面光により照明する照明ボックスとして機能し、撮影空間Zにてアップで上半身撮影するユーザをこの面光により照明できる。
【0032】
また、中段中央照明ユニット235Bは、正面に拡散板23cではなくスクリーン板60が設けられている。このスクリーン板60は、表示照明兼用ユニットの一部であり、照明の際の拡散板として機能するだけでなく、内部に備えたプロジェクタ25(図5参照)の投射映像25S(図2参照)を投影するスクリーンとしても機能する。
【0033】
なお、この投射映像25S部分は、カメラ24に近接して、カメラ24の直下位置に配置されている。また投射映像25S部分は、カメラ24を挟んで上方の部分照明ユニット232と上下対称位置に配置されている。
【0034】
中段右照明ユニット235Cの正面中央部分には、タッチパネルモニタ26が設けられている。このタッチパネルモニタ26には、撮影時の立ち位置や撮影タイミングなどの情報や撮影における撮影条件を選択許容する画面(例えば、写りや明るさを選択させる画面)を表示して被写体に必要な情報を案内する。
【0035】
下段部分2Cには、左側の下段左照明ユニット236Aと右側の下段右照明ユニット236Cとが設けられている。これらの照明ユニット236A,236Cは、平面状の拡散板23cがそれぞれの正面に設けられ、内部にストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bが設けられている。また、ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bを囲む拡散板23c以外の壁面は、表面が白色塗装されて反射面として構成されている。これにより、照明ユニット236A,236Cは、光を内部で反射して拡散板23cで拡散した略均一な面光により照明する照明ボックスとして機能し、撮影空間Zで全身撮影するユーザの体をこの面光により照明できる。
【0036】
なお、照明手段である各照明ユニット232〜239に用いられている拡散板23cは、数ミリ程度の肉厚で乳白色の半透明でアクリル製の板部材で構成されている。したがって、拡散板23cの厚み全体で光を拡散する。
【0037】
下段左照明ユニット236Aと下段右照明ユニット236Cの間となる中央部分には、ゲームプレイに必要な硬貨の投入を許容する硬貨投入口21aと、投入硬貨の返却や釣銭の返却等を行う返却口21bと、紙幣投入用の紙幣投入口21cと、荷物置き用の荷物置き部29が設けられている。このうち硬貨投入口21aと返却口21bと紙幣投入口21cは、前面パネル2aに設けられている。
【0038】
図3に示すように、撮影筐体2の背面側には、編集筐体3が連設されている。この編集筐体3は、上部の傾斜面に編集用モニタ31a、該編集用モニタ31aに重ねて配置されたタブレット31b、およびタッチペン32が設けられている。編集用モニタ31aの右横には、硬貨投入口34a(図4参照)および紙幣投入口34cが設けられている。また、編集筐体3の正面下方には、開閉扉37A,37Bが左右横並びに設けられ、開閉扉37A,37Bに写真シール排出口38aおよび写真排出口38bがそれぞれ設けられている。
【0039】
図4に示すように、開閉扉37A,37Bを開けると、その内側にプリンタ36A,36Bが設けられている。プリンタ36Aは、シール紙に画像をプリントして写真シールを排出する。プリンタ36Aの排出口36aから排出された写真シールは、案内ガイド39Aで下方まで案内されて写真シール排出口38aに排出される。2台のプリンタ36Bの排出口36bから排出された写真シートは、それぞれ案内ガイド39Bで下方まで案内されて写真排出口38bに排出される。ここで、プリンタ36Bは、A5版の写真印刷用とL版の写真印刷用との2台で構成されており、この2台が上下に配設されている。従って、2台のうちのどちらから写真シートが排出されても、案内ガイド39Bで写真シートが写真排出口38bに案内される。
【0040】
図5は、写真シール作成機1のブロック図を示す。
写真シール作成機1は、制御装置12に接続して、記憶部11、通信部13、ドライブ14、ROM16、RAM17、撮影部20、編集部30、およびプリンタ36(36A,36B)が設けられている。
【0041】
記憶部11は、ハードディスクなどの記憶装置で構成されている。この記憶部11は、編集処理に使用する編集ツールのデータや照明設定データ、およびプレイ時間設定データなどの各種データを記憶しており、制御装置12による設定情報の読み込みおよび保存を許容する。
【0042】
通信部13は、インターネットなどの通信網を介してサーバ等の適宜の装置と通信するLANカード等の通信装置で構成されている。この通信部13は、制御装置12の制御信号に従って、撮影画像や編集画像をサーバにデータベースに登録する、あるいはユーザのメールアドレスへ撮影画像や編集画像を送信するといった動作を行う。
【0043】
ドライブ14は、携帯型の不揮発性メモリやUSBメモリといったリムーバブルメディア15に対してデータの読み書きを行うドライブ装置で構成されている。このドライブ14は、制御装置12の制御信号に従って、撮影画像や編集画像をユーザの所有するリムーバブルメディア15に書き込み、またリムーバブルメディア15に記憶されている撮影画像や編集画像、あるいは編集用アイテムといったデータを読取る。
【0044】
ROM16は、写真シール作成機1で実行するゲームのプログラムやメンテナンス用のプログラムなど、各種プログラムやデータを記憶している。
RAM17は、制御装置12によって一時記憶領域として使用される。
【0045】
撮影部20は、貨幣処理部21、背景制御部22、照明装置23、カメラ24、プロジェクタ25、タッチパネルモニタ26、およびスピーカ27といったように、撮影空間Z側に配置された各種装置で構成されている。
【0046】
貨幣処理部21は、硬貨投入口21a(図2参照)から投入された硬貨の投入金額あるいは紙幣投入口21cから投入された紙幣の投入金額が1ゲーム(貨幣投入から写真シール排出または写真シート排出まで)に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置12に送信する。
【0047】
照明装置23は、制御装置12から受信した照明制御信号に従い、上述した各照明ユニット232〜239のストロボ照明体23a、およびコア照明ユニットのストロボ照明体231から閃光を照射する。
【0048】
カメラ24は、制御装置12から受信したシャッタ信号に従って撮影を実行し、取得した撮影画像や動画像の画像データを制御装置12に送信する。
プロジェクタ25は、制御装置12から受信したRGB信号に従って、撮影前の確認用にカメラ24で撮影している動画像をスクリーン板60に投影させてライブビュー表示し、また撮影により取得した撮影画像を静止画表示するといった表示を実行する。
【0049】
タッチパネルモニタ26は、制御装置12からRGB信号を受信し、撮影モードの選択画面の表示、撮影の際の立ち位置の案内、および撮影タイミングのカウントダウンなど、撮影に必要な情報を表示する。
【0050】
スピーカ27は、制御装置12の音声信号に従って、撮影のシャッタタイミングを知らせるカウントダウンや、編集空間への移動を促す移動案内などを音声によりアナウンスする。
【0051】
編集部30は、タブレット内蔵モニタ31、タッチペン32、およびスピーカ33で構成されている。
タブレット内蔵モニタ31は、画像を表示する編集用モニタ31a、およびタッチ入力を検知するタブレット31bにより構成されている。このタブレット内蔵モニタ31の編集用モニタ31aは、制御装置12から受信するRGB信号に従って、撮影画像のサムネイル画像、フリーハンドペンや塗りつぶしツールやスタンプツールや背景ツールといった編集ツール、および編集中の編集画像など、編集に必要な画像を表示する。また、タブレット内蔵モニタ31のタブレット31bは、タッチペン32によってユーザにタッチ入力された座標を入力信号として制御装置12に送信する。
【0052】
スピーカ33は、制御装置12からの音声信号に従って、編集許容する残り時間や編集操作の説明などを音声によりアナウンスする。
貨幣処理部34は、硬貨投入口34aから投入された硬貨または紙幣投入口34cから投入された紙幣の投入金額が追加印刷に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置12に送信する。
【0053】
プリンタ36Aは、制御装置12から受信する印刷データを、シール紙ユニット40Aに備えられているシール紙42aに印刷する。
プリンタ36B,36Cは、制御装置12から受信する印刷データを、シール紙ユニット40Bに備えられているA5版写真紙42bまたはL版写真紙42cにそれぞれ印刷する。
【0054】
図6は、写真シール作成機1の制御装置12が実行するゲーム処理のフローチャートを示し、図7は撮影処理および撮影後処理の詳細フローチャートを示し、図8は編集処理および印刷処理の詳細フローチャートを示し、図9〜図17は各種画面の説明図を示す。
【0055】
制御装置12は、ゲーム料金分の硬貨の投入を貨幣処理部21で確認するまで待機する(ステップS1:NO)。ゲーム料金分の貨幣が投入されると(ステップS1:YES)、制御装置12は、撮影処理を実行し(ステップS2)、続いて撮影後処理を実行する(ステップS3)。
【0056】
図7に示すように、撮影処理では、まず図9(A)に示すキャラクター選択画面100を、プロジェクタ25によりスクリーン板60に投射映像25Sとして表示し、複数のキャラクター画像102から1つを選択させる(ステップS11)。なお、画面上には編集残り時間を示す残時間表示部101が設けられている。
【0057】
制御装置12は、図9(B)に示す合成用画像選択画面110を表示し(ステップS12)、前景画像や背景画像となる合成用画像をユーザに選択させる(ステップS13)。この合成用画像選択画面110には、複数の合成用画像112が表示されており、この中の1つまたは複数をユーザに選択させる。
【0058】
制御装置12は、図10(A)に示す明るさ調整画面120を表示し、明るさ選択ボタン122によって撮影画像の明るさをユーザに選択させる(ステップS14)。このとき、美黒から美白まで5段階で選択許容し、中央の明るさをオススメの明るさ(デフォルト値の明るさ)として表示する。
【0059】
制御装置12は、図10(B)に示すライブビュー画面130を表示する(ステップS15)。このライブビュー画面130には、カメラ24で撮影している画像を合成用画像と合成した動画像としてライブビュー表示部131にリアルタイム表示し、ユーザにポーズ等を確認させる。このライブビュー画面130には、他にもカウントダウン表示132、キャラクター画像133、および撮影済画像134を表示する。撮影済画像134は、既に撮影した撮影画像を小さく表示するものであり、複数(例えば6つ)表示できるように構成されている。
【0060】
制御装置12は、カウントダウン表示132によってシャッタタイミングを通知し、このシャッタタイミングでカメラ24により撮影して撮影画像を取得する(ステップS16)。そして、制御装置12は、撮影により取得した撮影画像をライブビュー画面130に静止画として表示する(ステップS17)。
【0061】
制御装置12は、所定回数撮影するまでステップS12からS17を繰り返す(ステップS18:NO)。所定回数撮影すると(ステップS18:YES)制御装置12は、図11(A)のキープ画像選択画面140を表示し、全ての撮影画像を並べて表示した撮影画像ボタン141から所定枚数(例えば6枚表示したうちの4枚)を選択させ、決定ボタン142を押下させる(ステップS19)。このとき制御装置12は、選択された撮影画像をRAM17に保存する。なお、キープ画像とは、撮影画像のうち編集対象として残す画像のことを指す。
【0062】
制御装置12は、図11(B)の送信有無選択画面150を表示し、携帯電話機などに画像を送信するか否かユーザに選択させる(ステップS20)。
送信ボタン151が選択されると(ステップS20:YES)、制御装置12は、図12(A)の送信画像選択画面160を表示する(ステップS21)。このとき、制御装置12は、ステップS19で選択された撮影画像を撮影画像ボタン161として並べて表示し、このうちの1つまたは複数をユーザに選択させて決定ボタン162を押下させる。
【0063】
制御装置12は、メールアドレス入力画面170を表示し、キー入力ボタン171、1つ戻るボタン172、最初からボタン173、および入力補助ボタン174でユーザにメールアドレスを入力させ、決定ボタン175で決定させる(ステップS22)。キー入力ボタン171は、アルファベットや記号のボタンであり、入力補助ボタン174は、主な携帯電話事業者(キャリア)のメールサーバのドメインを入力補助するボタンである。
【0064】
なお、このステップS21〜S22では、編集対象画像である撮影画像を送信する構成としたが、編集済みの編集画像を送信する構成にしてもよい。撮影画像と編集画像のどちらでも送信可能とする場合には、撮影画像と編集画像のどちらを送信すると選択されたかの選択履歴を記憶しておき(例えばフラグを立てる)、この記憶した選択履歴に従って撮影画像または編集画像を送信する構成にすればよい。
【0065】
送信有無選択画面150で非送信ボタン152が選択されると(ステップS20:NO)、制御装置12は、図13(A)に示すゲーム選択画面180を表示し、複数表示したゲーム選択ボタン181から1つを選択させ(ステップS23)、選択されたミニゲームを実行してからステップS4に処理を進める。
【0066】
制御装置12は、図6に示すように、移動案内を実行する(ステップS4)。この移動案内では、ユーザに撮影空間Zから出て編集筐体3の正面へ移動するように案内する。
【0067】
制御装置12は、編集処理を実行し(ステップS5)、さらに印刷処理を実行する(ステップS6)。そして、追加印刷の種類が選択されると(ステップS7:YES)、追加印刷処理を実行してから(ステップS8)、印刷済媒体(写真シールおよび写真シート)を排出する(ステップS9)。追加印刷の種類が選択されなければ(ステップS7:NO)、写真シールのみを印刷済媒体として排出する(ステップS9)。
【0068】
この編集処理から追加印刷処理までを詳述すると、図8に示すように、編集処理における制御装置12は、まず編集対象画像を取得する(ステップS31)。このとき取得する編集対象画像は、ステップS19で決定されたキープ画像である。またこのとき、制御装置12は、タブレット内蔵モニタ31の編集用モニタ31aに、図示省略する編集開始ボタンを表示しておく。
【0069】
ユーザによって編集開始ボタンがタッチ操作されると(ステップS32:YES)、制御装置12は、図13(B)に示す編集画面190を編集用モニタ31aに表示する(ステップS34)。この編集画面190では、消しゴムアイテム192や、スタンプ、ペン、フレーム、日付け&カレンダーといった描画アイテム193を使用した編集対象画像194への編集操作を許容する。描画アイテム193は、サイズボタン191により描画サイズを変更できるように構成されている。
【0070】
制御装置12は、所定の時間(例えば3分)が経過するか終了ボタン195がタッチ操作されるまで編集処理を許容する(ステップS35:NO)。
所定の時間(例えば3分)が経過するか終了ボタン195がタッチ操作されると(ステップS35:YES)、制御装置12は、編集入力の受け付けを終了する(ステップS36)。
【0071】
制御装置12は、図14(A)の分割数選択画面200を編集用モニタ31aに表示し、印刷レイアウト選択ボタン201により印刷レイアウト(分割数)をユーザに選択させる。そして、制御装置12は、決定ボタン202がタッチ操作されると、選択された印刷レイアウトを保存する(ステップS37)。
【0072】
制御装置12は、図示省略する追加印刷案内画面を編集用モニタ31aに表示し、写真シールに加えて写真シートの追加印刷ができることを案内する(ステップS38)。
【0073】
制御装置12は、図14(B)に示す追加印刷種類選択画面210を編集用モニタ31aに表示し(ステップS39)、種類選択ボタン211のいずれか1つを選択させる。ここで、追加印刷には、写真シートの種類(A5サイズとL版)とそれぞれの枚数が設定されており、これらの組合せに応じた金額が設定されている。具体的には、種類選択ボタン211に、千円でA5サイズの写真シート2枚をプリントする種類、千円でA5サイズの写真シート1枚とL版の写真シート4枚をプリントする種類、千円でL版の写真シート8枚をプリントする種類、500円でA5サイズの写真シート1枚をプリントする種類、および500円でL版の写真シートを4枚プリントする種類がある。
【0074】
プリントしないボタン212が選択された場合(ステップS39:NO)、制御装置12はステップS43に処理を進める。
種類選択ボタン211が選択されて決定ボタン213が選択された場合(ステップS39:YES)、制御装置12は、貨幣処理部34に追加の硬貨または紙幣の投入を受け付ける(ステップS40)。
【0075】
制御装置12は、図15(A)に示す印刷画像選択画面220Aを編集用モニタ31aに表示する(ステップS41)。そして、制御装置12は、追加印刷する画像をユーザに選択させ、この画像を追加印刷の種類と対応させて保存する(ステップS42)。
【0076】
この印刷画像選択画面220Aには、画像選択領域221と、選択画像表示領域225と、決定ボタン229とが設けられている。画像選択領域221には、選択可能な編集画像223が表示される。これにより、画像選択領域221内でタッチ操作された編集画像223、または画像選択領域221から選択画像表示領域225へドラッグアンドドロップされた編集画像223が、選択された追加印刷画像226として表示される。
【0077】
なお、印刷画像選択画面220Aは、これに限らず、様々な画面とすることができる。例えば、図15(B)の印刷画像選択画面220Bに示すように、画像選択領域221には、編集画像223に加えて撮影画像222も選択可能に表示してもよい。この場合、例えば子供の編集した編集画像223が品雑であっても、編集されていない撮影画像222をプリントできるため、見栄えの良い写真シートを得て親が満足することができる。
【0078】
また、図16(A)の印刷画像選択画面220Cに示すように、選択画像表示領域225をA5サイズ用とL版用の2つ表示する構成にしてもよい。この場合、1つの追加印刷画像226部分(撮影画像222または編集画像223が選択される前は空欄表示)に強調枠228を表示し、撮影画像222または編集画像223の1つがタッチ操作されて強調枠228内の追加印刷画像226が決定すると、次の追加印刷画像226部分(空欄表示)に強調枠228を移動させる構成にすると良い。これにより、複数の追加印刷画像226を順番に決定していくことができる。なお、撮影画像222または編集画像223を追加印刷画像226部分にドラッグアンドドロップすることで決定してもよい。なお、選択画像表示領域225は、L版の追加印刷画像226を複数表示することで、同じL版で複数枚の撮影画像222または編集画像223を選択できるようにしている。
【0079】
また、図16(B)の印刷画像選択画面220Dに示すように、複数の追加印刷画像226に1つずつ対応させて選び直しボタン227を複数備えても良い。この場合、選び直しボタン227がタッチ操作されると、対応する追加印刷画像226に強調枠228が表示され、この追加印刷画像226が消えて空欄表示となるように構成すると良い。これにより、操作に不慣れなユーザが、希望と異なる撮影画像222または編集画像223を誤って選択しても、撮影画像222または編集画像223を選択し直すことができる。
【0080】
また、選び直しボタン227がタッチ操作されたとき、選び直しボタン227を表示したままでもよいが、空欄表示と同時ぐらいに選び直しボタン227を消えてもよい。この場合、ユーザは、追加印刷画像226を再度選択する操作を用意に理解できる。
【0081】
また、図17の印刷画像選択画面220Eに示すように、枚数を選択できる枚数選択ボタン224を備えても良い。これにより、同じ画像を複数枚印刷する場合に、選択する操作を簡単にすることができる。
またこの場合、追加印刷種類の枚数に応じて、または、順次残り選択可能枚数に応じて、枚数選択ボタン224の起動を制御してもよい。
【0082】
このようにして決定ボタン229が押下されたか、ステップS39で追加印刷の種類が選択されなければ、制御装置12は印刷データを作成し(ステップS43)、印刷を開始する(ステップS44)。このとき、編集画像を印刷レイアウトに配置してシール紙に印刷する写真シール印刷と、撮影画像または編集画像を写真紙(A5サイズやL版)に印刷する写真シート印刷とを、それぞれ異なるプリンタ36により並行して実行する。追加印刷がなかった場合は、写真シール印刷のみを実行する。
【0083】
以上の構成および動作により、幅広い世代のユーザが、気楽かつ容易に記念写真がとれるようにできる。つまり、身長差の大きい親子連れのユーザであっても、図18の斜視図に示すように子供を撮影台8に乗せて身長差を解消することができる。特に、ユーザの上半身や顔を画像いっぱいに撮影できるアップ撮影を行う場合も、親が子供を抱きかかえる必要なく、図13(B)の編集対象画像194に示したように、親子の顔がきちんと画角内に入った良好な撮影画像を得ることができる。そして、追加印刷を行うことで、写真シールだけでなく記念写真となる写真シートを得ることができる。
【0084】
また、撮影空間Zの後方には、撮影補助椅子9が設けられているため、子供のユーザが撮影補助椅子9の頂上部9aに乗るように腰掛け、大人のユーザが撮影補助椅子9の平台部9bに立って頂上部9aに軽くもたれて撮影することができる。このように撮影すれば、ユーザの頭から足先まで撮影できる全身撮影の際に、親と子の体中心がほぼ同じ高さになるように撮影でき、顔位置がかけ離れることを防止できる。
【0085】
また、身長の低い子供が単独で撮影する場合も、撮影台8や撮影補助椅子9の平台部9bの上に立って撮影する、あるいは撮影補助椅子9の頂上部9aの上に乗って撮影することで、顔位置が撮影範囲内中央か中央より上方に位置する良好な画角で撮影することができる。
【0086】
撮影台8は、高さが17cmに構成されているため、身長約120mm(7歳ぐらい)の子供であれば、顔位置をカメラ画角の中央にすることができる。
【0087】
また、撮影台8は、幅50cmでカメラ24の直下位置に幅中心を位置させ、カメラ24中央から左右25cmずつとなるように構成したため、撮影台8の上に子供2名が立つことができる。そして、撮影台8の両横に両親がそれぞれ立ち、中央の子供に左右から寄り添った場合、左右から寄り添う両親が斜め立ちしなくてもカメラ画角に程よく入り、良好な撮影画像を得ることができる。
【0088】
撮影空間Zの床全体をあげるのではなく、カメラ画角の中心部のみを撮影台8で上げたことで、子供が自然にカメラ中心部に写ることができる。
また、を撮影台8により、親などが子供を抱きかかえる必要がなく、親も子供も自然体で撮影することができる。
【0089】
また、撮影台8の側面8aが床面の色と異なる色に着色し、それ以外の撮影台8全体をクロマキー合成できる色(背面部の椅子を覆っているクロマキーシートと同色)に着色したため、撮影台8を容易に確認することができ、安全性に優れている。また、撮影台がカメラ画角に入った場合でも、見栄えの撮影画像が得られる。
【0090】
また、天井中央照明ユニット238の形状を、撮影台8へ向けて下方へ凸型で最下部を水平面としたため、大人が撮影台8の上に立った際に頭が天井中央照明ユニット238に当たらないようにでき、その上で、ユーザにより近い位置から十分な照明光を照射することができる。
【0091】
また、この写真シール作成機1は、遊戯施設に限らず、子供づれの親がよく利用するような施設などに設置することが好ましい。これにより、ユーザのターゲット層を増加させることができる。
【0092】
また、貨幣処理部34を紙幣対応としたため、ゲームセンターなどの遊戯施設以外の場所に設置しても完全に無人化することができる。つまり、通常、ゲームセンターなどの遊戯施設には、ゲーム機自体が硬貨で遊べるようになっていることから、紙幣を硬貨に両替する両替機が設置されている。しかし、ゲームセンター以外の施設に設置する場合は、そのような両替機が設置されていない。このため、写真シール作成機1そのものを紙幣に対応させることで、両替機のない施設内に写真シール作成機1が独立して設置されても、両替の必要なく完全に無人化して運用することができる。
【0093】
また、印刷物としてシール紙および写真紙の両方を出力可能としたため、シール紙だけでは記念写真としての利用に問題がある点を解消し、ユーザがいつでも気楽に記念写真を入手することを可能にできる。
また、写真屋などで記念写真撮影を行う場合よりも安価で記念写真を撮ることができるため、ユーザのリピート率を向上させることができる。
【0094】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影編集装置は、実施形態の写真シール作成機1に対応し、
以下同様に、
撮影台は、撮影台8に対応し、
紙幣処理装置は、貨幣処理部21に対応し、
撮影手段は、カメラ24に対応し、
編集手段は、タブレット内蔵モニタ31に対応し、
出力手段は、プリンタ36A,36Bに対応し、
シール紙印刷手段は、プリンタ36Aに対応し、
写真台紙印刷手段は、プリンタ36Bに対応し、
撮影空間は、撮影空間Zに対応し、
所定の画像は、撮影画像および編集画像に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】写真シール作成機を正面側から見た斜視図。
【図2】撮影筐体の斜視図。
【図3】写真シール作成機を背面側から見た斜視図。
【図4】編集筐体を背面から見た斜視図。
【図5】写真シール作成機のブロック図。
【図6】写真シール作成機の制御装置が実行するゲーム処理のフローチャート。
【図7】撮影処理および撮影後処理の詳細フローチャート。
【図8】編集処理、印刷処理および追加印刷処理の詳細フローチャート。
【図9】キャラクター選択画面と合成用画像選択画面の説明図。
【図10】明るさ調整画面とライブビュー画面の説明図。
【図11】キープ画像選択画面と送信有無選択画面の説明図。
【図12】送信画像選択画面の説明図。
【図13】ゲーム選択画面と編集画面の説明図。
【図14】分割数選択画面と追加印刷種類選択画面の説明図。
【図15】印刷画像選択画面の説明図。
【図16】印刷画像選択画面の説明図。
【図17】印刷画像選択画面の説明図。
【図18】写真シール作成機の利用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
【0096】
1…写真シール作成機、8…撮影台、8a…側面、21…貨幣処理部、24…カメラ、31…タブレット内蔵モニタ、36A,36B…プリンタ、Z…撮影空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影空間内の一以上の被写体を撮影手段で撮影して撮影画像を取得し、
該撮影画像を編集手段で編集許容し、
所定の画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法であって、
前記撮影空間内の幅方向中央付近に、被写体が乗ることができる撮影台が設けられ、
前記撮影手段で、前記撮影台に乗った被写体と前記撮影台に乗っていない被写体とを一緒に撮影する
写真撮影編集方法。
【請求項2】
撮影空間内の一以上の被写体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、
該撮影画像を編集許容する編集手段と、
所定の画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置であって、
前記撮影空間内の幅方向中央付近に、被写体が乗ることができる撮影台を設けた
写真撮影編集装置。
【請求項3】
前記撮影台の幅方向中心部を、前記撮影手段の撮影方向の鉛直下方位置に配置した
請求項2記載の写真撮影編集装置。
【請求項4】
前記出力手段を、前記所定の画像をシール紙に印刷して出力するシール紙印刷手段と、前記所定の画像を写真紙に印刷して出力する写真紙印刷手段とで構成した
請求項2または3記載の写真撮影編集装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2009−71463(P2009−71463A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−236097(P2007−236097)
【出願日】平成19年9月12日(2007.9.12)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】