説明

冷却された区画を持つコーヒーマシン

本発明は、コーヒーマシン等に関連付けられたものであっても良い、温かい又は乳化されたミルクを供給するための装置に、ミルク又はその他の傷みやすい液体が含まれる冷却された区画を接続するための装置を提供する。該接続装置は、ミルク容器が含まれる区画の結合の効果により冷却され得る少なくとも1つの部分を持つ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料をつくるための機械に対する改善に関する。特に、これに限定するものではないが、本発明は温かい及び/又は乳化されたミルクを供給するための手段を有する、家庭用又はプロフェッショナル用の、自動的又は半自動的なタイプのコーヒーマシンに対する改善に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭用又はプロフェッショナル用の現代のコーヒーマシンは、煎じ室内の緩く装填された又は単回用パッケージング(カプセル、カートリッジ、ポッド等)の形をとるコーヒー粉から香りを抽出するため、煎じユニットが温かくことによると加圧された水を供給される筺体を提供する。該マシンは、つくられた飲料が集められる小型のカップ又はその他の容器を置くための面の上に配置された、コーヒーを供給するための1つ以上のノズルを備える。
【0003】
幾つかのマシンにおいては、例えばカプチーノ、少量のコーヒーが入れられたミルク、又はその他のミルクベースの飲料又はミルク及びコーヒーをつくるための温かいミルク又は乳化されたミルクを供給する機能も提供される。この目的のため、幾つかのマシンは、煎じユニットを含む該マシンの本体の近くに配置された、冷却された区画を備える。該冷却された区画は、ミルク供給装置の端部に配置された、温かい又は乳化されたミルクを供給するための1つ以上のノズルに接続される。ミルク乳化又は加熱工程は、混合又は乳化システムにより行われ、これに対し該コーヒーマシンにより生成された加圧下の蒸気が供給される。乳化群は通常、ミルクの泡又は温かいミルクをつくるために開けられたり閉められたりできる空気取入れ口を持つ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
米国特許US-B-6,183,800は、上述したタイプの冷却された群から来るミルクを使用し、更にコーヒーマシンから来る蒸気を供給される乳化装置を利用して、冷却された区画に配置された容器からミルクを吸い出し、乳化されたミルク又は温かいミルクをカップへと供給する、ミルクの泡又はミルクベースの飲料をつくるための方法及び装置を記載している。
【0005】
冷却された区画から乳化装置まで延在する供給導管に残ったミルクは、該マシンが特定の時間の間動作しないままであった場合に、室温効果により劣化し得る。
【0006】
コーヒーマシンにおいて温かいミルク又は乳化されたミルクを供給するための他の装置は、国際特許出願公開WO-A-91/00041及び欧州特許出願公開EP-A-1,132,032に記載されている。
【0007】
一態様によれば、本発明は、従来のマシンの1つ以上の欠点を完全に又は部分的に克服した装置を備えた、飲料特にコーヒーをつくるためのマシンの実装を提供する。
【0008】
本発明の一実施例の目的は、ミルク又はその他の傷みやすい若しくは劣化しやすい液体を含む冷却された区画を、該冷却された区画から取り出された液体を供給するための装置に接続するための装置であって、室温により引き起こされる液体の劣化の問題が最小化された装置を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実質的に、本発明による接続装置は、液体を導入するための端部を持ち、少なくとも部分的に冷却された室に収容された液体供給導管と、液体を供給するための装置とを有する。該供給装置は、排出管と液体を供給するためのノズルとを有しても良い。
【0010】
一態様によれば、本発明は、飲料をつくるためのマシン、特に例えばコーヒーマシンであって、少なくとも1つの供給口を備えた温かい飲料を供給するための少なくとも1つの群と、傷みやすい食品飲料を収容するための冷却された区画と、該冷却された区画と該冷却された区画から取り出された液体を供給するための少なくとも1つのノズルとを接続するための装置と、を有し、該接続装置は液体供給導管を有し、該導管は少なくとも部分的に、該冷却された区画の冷却された部分と熱的に接触した管内に延在する装置に関する。好適には該管は、例えば金属物質、好適には銅又はアルミニウムのような、高い熱伝導率を持つ物質でできたものである。傷みやすい液体の供給導管は、シリコーン等のようなプラスチック物質、又は一般的に食品との接触に適した物質で実装されても良い。鋼材に挿入される供給導管及び/又は管を実装する可能性も除外されない。
【0011】
有利にも、幾つかの実施例においては、該冷却された区画は、例えば該冷却された区画を区切る部分に収容された、コイルを形成する冷却液のための蒸発器を有する。幾つかの実施例においては、傷みやすい液体の供給導管が含まれる管は、冷却回路のコイル又は蒸発器と熱的に接触する。例えば、該蒸発器は部分的に、該冷却された区画の内面又は該内面の一部を定義する面により形成されるか又は該面に含まれても良い。該管は、斯かる面に取り付けられても良い。好適な実施例においては、傷みやすい液体の供給導管を収容するための管は、機械的に継ぎ手に結合され、次いで該冷却された区画のコイル又は蒸発器と直接に又は間接的に熱的に接触する。該管は例えば、該継ぎ手に逆の態様で結合され、洗浄動作を実行するために、該傷みやすい液体の供給導管と共に取り外されることが可能とされる。
【0012】
幾つかの実施例においては、冷却された空気の強制的な供給のための装置が、該管と関連付けられても良い。好適には、該管と該供給導管との間の中空の空間に空気が供給される。この目的のため例えば、冷却された区画からの空気を取り出すファンが備えられても良く、該ファンが該管を接続する継ぎ手を通して空気を供給し、傷みやすい液体の供給導管が部分的に閉じられる。
【0013】
有利にも、傷みやすい液体の供給導管を含む管は、冷却された区画から、吸入及び/又は乳化部材まで延在する。該部材から、1つ以上の供給ノズルに向けて接続する導管が延在する。接続導管は、該マシンによりつくられる飲料(例えばコーヒー)を供給するための注ぎ口の近くに配置された1つ以上のノズルまで延在し、それにより、カップを動かす必要なく、該冷却された区画から吸い出された傷みやすい液体の供給の前又は後に、1つ以上のカップに同時に直接に飲料が供給されることができる。
【0014】
該冷却された区画から供給ノズルまでを接続するための装置は、低い熱伝導率を持つ壁により適切に制限された、冷却された室を有しても良い。幾つかの実施例においては、傷みやすい液体の供給導管は、傷みやすい液体が含まれる冷却された区画の冷却回路の蒸発器又はコイルと熱的に接続された管内に閉じられ、冷却された室内に延在する。
【0015】
このようにして、導管を閉じる管及び管と導管とを囲む外壁により得られるマスク効果を通して得られる冷却により、傷みやすい液体の供給導管が冷却された区画内に存在する液体の温度に近い温度に保たれる装置が得られる。冷却された空気の強制的な循環のシステムのとり得る存在により、効率は増大させられる。好適には、以上に示唆したように、管と傷みやすい液体の供給導管との間の中空の空間にのみ、空気が供給される。
【0016】
幾つかの実施例においては、該装置は、断熱された外側筺体を有し、該外側筺体の内部には、液体供給導管が延在する冷却された室が存在する。
【0017】
本発明の幾つかの好適な実施例においては、冷却された室が、少なくとも供給導管の導入端において開いており、それにより該室の内容積が、接続装置が冷却された区画と接合されたときに、ミルク又はその他の傷みやすい液体を含む冷却された区画と導通して配置される。このことは、該冷却された室の対流による冷却に寄与する。
【0018】
好適には、液体供給導管は少なくとも部分的に、高い熱伝導率を持つ物質、例えば典型的には鋼、アルミニウム又はその他の該供給導管を通って供給されるべき飲料の特徴と相性の良い金属で実装される。
【0019】
本発明の好適な実施例によれば、液体、典型的にはミルクを供給するための導管は、加圧された蒸気を供給するための取入れ口を持つ吸入又は乳化部材、及び前記供給導管に沿って供給される液体に蒸気を混合させるための室と、流通的に接続される。該吸入又は乳化部材は適切に、空気取入れ口さえ有しても良い。該空気取入れ口は典型的には、供給導管と液体を供給するための装置との間に介装され、液体(ミルク等)を吸い出す効果をもたらす機能、該液体を加熱する機能、及びことによると空気を用いて該液体を乳化させて泡を得る機能を持つ。
【0020】
幾つかの実施例においては、該吸入又は乳化部材はベンチュリ管を有し、加圧された蒸気を取り入れる効果により降圧が生じ、該降圧は前記液体供給管における液体の吸い出しを引き起こす。
【0021】
本発明の幾つかの改善された実施例においては、該装置は更に、供給ノズル即ち吸い出し部材の下流にある液体を排出又は供給するための導管を洗浄することを可能とする液体導管を少なくとも部分的に閉じるための、例えば回転タップのような閉じ部材を有する。
【0022】
幾つかの実施例においては、供給導管は、かなり硬い、好適には断熱された、外部筺体に収容される。同様に、外側導管さえも、かなり硬い外側筺体に収容される。排出導管及び供給ノズルは、供給導管に対して少なくとも2つの、好適には3つの異なる角度位置をとり得ても良い。液体を供給及び排出するための導管の相互回転は、供給導管の少なくとも部分的な開け閉めを引き起こす。例えば、当該相互回転は、前記供給導管を通る流れを中断させるための部材の開け閉めを引き起こし得る。有利な実施例によれば、供給ノズル並びに液体排出導管及び液体供給導管を有する2つの部分が、略吸入又は乳化部材において相互に接続される。
【0023】
幾つかの実施例においては、該装置は、液体供給ノズルと接続されても良い取入れ開口と、収集容器と接続されても良い排出開口とを持つ、排出収集装置と備えても良い。
【0024】
他の態様によれば、本発明は、飲料をつくるためのマシンであって、該飲料を供給するための少なくとも1つの注ぎ口を持つ温かい飲料(典型的にはコーヒー)を供給するための少なくとも1つの群と、傷みやすい飲料(典型的にはミルク)を収容するための冷却された区画と、該冷却された区画と上述したタイプの接続装置とを結合するためのインタフェースと、を有するマシンに関する。該接続装置が該冷却された区画と結合される場合、液体供給導管は、該冷却された区画内の液体取入れ端と共に配置され、液体排出導管の端部における液体供給ノズルは、飲料を供給するための注ぎ口の近くに配置される。
【0025】
本発明による装置及びマシンの更なる有利な実施例及び特徴は、幾つかの実施例を参照することにより、及び本記載の不可欠な部分を形成する請求項において、以下に説明される。
【0026】
本発明は、以下の説明と本発明の限定的でない実用的な実施例を示す添付図面とにより、更に良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】ミルク等の容器のための冷却された区画を有するコーヒーマシンであって、該冷却された区画を供給ノズルに接続する本発明による装置を備えたコーヒーマシンの前面図を示す。
【図2】本発明の装置に挿入される乳化群の縦方向の断面図を示す。
【図3】本発明の装置に挿入される乳化群の別の実施例における縦方向の断面図を示す。
【図4】冷却された区画に装置を結合させるための相を示す。
【図4(A)】図4の線A−Aに沿ってとられた局所的な断面図である。
【図5】冷却された区画に装置を結合させるための相を示す。
【図6(A)】ミルクを供給するための位置における本発明の修正された実施例の斜視図を示す。
【図6(B)】洗浄のための位置における本発明の修正された実施例の斜視図を示す。
【図7】図6A、6Bの装置が接続されたコーヒーマシンの前面図を示す。
【図8】洗浄位置における図6A、6Bの装置の乳化器の縦方向の断面図を示す。
【図9】図8の線IX−IXに沿ってとられた、取り除かれた部分のある部分的な簡略化された断面図を示す。
【図10】ミルクを供給する位置における、図8と同様の断面図を示す。
【図11】ミルクを供給する位置における、図9と同様の断面図を示す。
【図12】ミルク吸い出し導管を洗浄するための位置に装置がある、図11と同様の断面図を示す。
【図13】改善された実施例における本発明によるコーヒーマシンを示す。
【図14】改善された実施例における本発明によるコーヒーマシンを示す。
【図15】冷却された区画が開いている、図14の詳細を示す。
【図16】冷却された室を取り除かれた、図13乃至15のマシンを示す。
【図17】冷却された区画の内部からみた液体供給導管の詳細を示す。
【図18】液体吸い出し部材に接続された、液体供給導管及び該導管が挿入された管の外部の詳細を示す。
【図19】吸い出し導管に挿入されたベンチュリ管の中心軸を通る水平線に沿ってとられた断面図を示す。
【図20】冷却された区画の内部からみた液体供給導管の水平線に沿ってとられた断面における斜視図を示す。
【図21】図13乃至20の実施例における、冷却された空気を供給するためのファンの筺体の詳細を示す。
【図22】冷却された区画の冷却された液体を循環させるためのコイルを形成するパネルを模式的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、ミルクを収容するための冷却されたタンクを備えたマシンに対する具体的な参照が為される。しかしながら、本発明による装置の少なくとも幾つかの利点及び特徴は、他のタイプの傷みやすい液体を供給するためにも利用され得ることは、理解されるべきである。
【0029】
図1及び2において、自動コーヒーマシンが全体として1により示され、該マシンは本体1Aを有し、それ自体が知られており図示されていない煎じユニットが該本体に収容されている。該煎じユニットは、図示されていない少なくとも1つのボイラから温水を供給される。該マシンは、カプセル又は単回用ポッドのためのシステム、緩く挽かれたコーヒーの槽、各飲料煎じサイクルに必要なコーヒーを瞬時に挽くためのミル群を備えたコーヒー豆の槽、又は煎じ室にコーヒーを移動させるためのその他の既知のシステムを持っても良い。図示された例においては操作者が該マシンの動作を制御するためのパネル5の下にある、該マシンの前側に配置された供給群3を通して、コーヒーが供給される。供給群3は、煎じユニットと流通して接続され、飲料が供給される小型のカップ又はその他の容器を置くための面7の上に配置された、模式的に4で示される1つ以上のコーヒー供給口を持っても良い。
【0030】
冷却された区画11(図4及び5)を定義しミルクの槽13が含まれる冷却器1Bが、本体1Aの近くに配置される。槽13は、カラフ、ボトル、バッグ又はその他のいずれかのミルクを収容するのに適した槽であっても良い。
【0031】
ミルクは、加熱された後、更にはことによると乳化された後、カップ又はその他の容器Tに供給されるために、冷却された区画11に収容された槽13から取り出される必要がある。斯かる供給は、ミルク排出導管の排出端を構成し、且つ供給ノズル15とミルクの槽13とを接続するための装置17の最終端に配置された、供給ノズル15を通して実行される。装置17がマシン1及び冷却器1Bに接続されている場合、供給ノズル15は群3の近くにあり、そのためミルク及びコーヒーは、カップを動かす必要なく、面又はグリッド7に配置された同一のカップTに供給されることができる。該マシンは、既知の手法により、コーヒー、カプチーノ、少量のコーヒーが入れられたミルク、又はコーヒーを含まない温かいミルク若しくは乳化されたミルクを供給するためのサイクルを実行するようにプログラムされても良い。
【0032】
一実施例によれば、接続装置17は、冷却された区画1Bから、装置17の中央領域に配置された以下に説明される吸い出し及び/又は乳化部材(全体として31で示される)に向けて、ミルクを送るための導管21を有する。本実施例においては、該吸い出し部材は乳化装置により構成され、従って例えばミルクの泡を得るために液体乳化さえも実行することができる部材である。
【0033】
供給導管21は、好適には断熱された室23の中に延在する。25で示される導管21の端部(図4及び5)において、ミルクの槽13の底部に向かって該槽の中に延在するミルク取り出し管又は吸い出し管27への結合又は接続が形成される。断熱された例においては(図4及び5を参照)、吸い出し管27は、供給導管21の端部と吸い出し管28との密閉接続を実現するためのガスケット27Aを持つ。
【0034】
以上に示されたように、装置17に沿って乳化装置31があり、該乳化装置の機能は、ミルクを加熱し、ことによると空気を用いてミルクを乳化してミルクの泡をつくることである。図2及び3は、吸い出し及び乳化部材31の2つの実施例を、模式的に縦方向断面により示している。
【0035】
吸い出し及び乳化部材31は接合部33を持ち、該接合部は、該マシンの本体1Aに実装され且つ蒸気及びことによると空気の制御された供給のための部材と接続された、蒸気を供給するための対応するノズルに結合されていても良い。吸い出し及び乳化部材31は、それ自体が知られた態様で実装され、図2及び3において2つの実施例で詳細に示されている。
【0036】
図2を参照すると、乳化部材31は本体101を有し、該本体のなかにベンチュリ管103が備えられる。ベンチュリ管103は、接合部33と流通したノズル105を通して、加圧された蒸気を供給される。ノズル105とベンチュリ管103の取入れ口との間には乳化室107が備えられ、ノズル105が加圧された蒸気をベンチュリ管に供給するときに減圧が生じ、高速な蒸気の流れが誘発される。
【0037】
ミルク供給導管21は、乳化室107へと流通する。ミルクは、ベンチュリ管における蒸気の流れにより生じる減圧の効果により、供給導管21を通して吸い出される。乳化室107においては、例えば外部と接続された導管により、又はマシン1の本体1Aに実装された接合部と接続された導管(模式的に109により示される)により、空気さえもが吸い出されても良い。当該第2の例においては、空気はマシンの内部から供給され、マシン1の中央ユニットにより制御された電気弁が空気の供給を開けたり閉めたりするために利用されても良く、それにより乳化されたミルク(空気を開けた状態)又は温かいミルク(空気を閉じた状態)をつくっても良い。乳化機能を修正するため蒸気の量及び/又は空気の量を調節するためのシステムもが備えられても良い。
【0038】
空気と蒸気とは乳化室107においてのみ混合し、上流の2本の空気及び蒸気導管は分離したままであり、マシン1からくる2つの分離した蒸気及び空気供給窓に接続される。
【0039】
図3は、吸い出し及び乳化部材31の変形実施例を示す。同じ番号は、図4Aに示されたものと同じ又は等価な部分を示す。
【0040】
排出導管111は、供給ノズル15を末端とし、ミルク供給装置を形成して、ベンチュリ管103の排出口に接続される。乳化装置31においてミルクのみが吸い出されるかミルクと空気とが吸い出されるかに応じて、温かいミルク又はミルクの泡が排出導管111を通して供給される。
【0041】
この種の乳化装置の動作はそれ自体知られており、以下のように要約される。ノズル15を通して温かいミルク及び乳化されたミルクを供給したい場合、加圧下の蒸気が乳化部材31に取り入れられる。ベンチュリ管における高速な蒸気が、乳化室107において減圧をもたらし、供給管21からミルクを吸い出し、空気の導管109が開いている場合には空気をも吸い出す。前者の場合には温かいミルクのみが蒸気のより加熱されたノズル15に供給され、後者の場合には乳化されたミルク、即ちミルクの泡が供給される。
【0042】
装置17と冷却器1Bとの間の接続により、少なくとも端部25と乳化装置31との間の供給導管21の部分は、室温よりも低い温度に保たれる。実際には、特に図4及び5に示したように、装置17が該マシンに接続されると、室23の内部は冷却された区画11の内部と接続され、室23は冷たい空気で満たされ得る。供給導管21の端部25は、冷却された区画11の内部に突出し、とりわけ当該導管が高い熱伝導係数を持つ金属又はその他の物質でできている場合には、乳化装置31までの供給導管21の全体の温度が低下させられ得る。図4Aにおいて示されるように、熱的なフライホイールを形成する面35は、導管自体を低い温度に保つために、供給導管21に関連付けられても良い。室23はプラスチック、ことによると断熱された物質による断熱壁により定義されても良い。
【0043】
例えば冷却された区画11を低い温度に保つ冷却源により直接に冷却された、低い温度に保たれた部材を用いて、高い熱伝導性を持つ面35、導管21又はその他の構成要素を配置する可能性は、除外されるものではない。例えば、ペルチェ効果を伴う1つ以上のセルが、面35と機構的に接続されて、又は係合時に供給導管21と直接に接続されて、備えられても良い。
【0044】
冷却された区画11は扉11Aを持ち、該扉11Aは、装置17が該マシンに接続されていないときに、扉11Aの動揺軸Aに配置されたばねを通して閉じられたままとされ得る。該マシン及び冷却された区画への装置17の接続は単に、本体1Bの前面1Dに実装された開口1C内に該装置の末端部分を挿入して、扉11Aの下方への動揺を引き起こすことにより、為されても良い。
【0045】
図6A及び6Bは、本発明の修正された実施例を斜視図で示す。同じ番号は、図1乃至5に示されたものと同じ又は等価な部分を示す。本実施例においては、装置17は、好適には吸い出し及び乳化群31に配置された、中間軸B−Bのまわりに関節接合された2つの部分17A及び17Bで形成される。排出物収集部41は、組み立てられた位置において垂直部41A及び水平部41Bを持ち、開口7Aを備えられた面又はグリッド7の上に配置され、小型の収集盆7Bの上に配置される。垂直部41Aは開口41Cを備えた端部を持ち、該開口は、装置17の部分17Aが図6Bの位置にあるときに、装置17の供給ノズル15が穴41Cの上に到来するように配置される。該位置は洗浄位置であり、斯かる位置において、装置17、より正確には乳化装置31及びそこからノズル15へと延在する導管111が、該マシン1から来る温水及び/又は蒸気の流れにより洗浄される。
【0046】
後続の図面を参照しながら詳細に説明されるように、遮断部材が装置17内に配置され、該遮断部材は、供給導管21と乳化装置31との間の流通を閉じるように、部分17Bに対する部分17Aの回転により起動される。供給導管21は、部分17Aが図6Bの位置において回転させられ、供給ノズル15が収集部41の穴41C上にあるときに遮断され、即ち閉じられる。当該位置においては次いで、蒸気又は温水が乳化装置又は吸い出し部材31に取り入れられたときに、乳化装置自体及び供給ノズル15までの排出導管31の洗浄が得られ、その一方で、ミルクを供給する導管21は乳化装置31から遮断されるため、ミルクはベンチュリ管103によって吸い出しされない。
【0047】
図8、9、10及び11は、装置17Aの中央部を2つの異なる位置で示す。特に、乳化装置31、及び供給導管21と乳化装置31との間の流路を閉じる遮断部材の領域が示されている。同じ番号は、図2及び3に示されたものと同じ又は等価な部分を示す。
【0048】
本実施例においては、供給導管21の終端に栓121が配置され、装置17が洗浄されるべきときに、導管を吸い出し部材31から断熱することにより、導管自体を開閉することを可能とする。装置17の部分17Aは、軸B−Bのまわりに部分17Aと共に回転し且つ栓121に対してフォーク124によって係合するピン123を持ち、それにより、部分17Aの回転が、栓121の開閉回転を引き起こす。後者は、閉じた底を持ち少なくとも1つの横窓121Aを備えた円筒形部材の形をとり、該横窓は、栓121がとる角度位置に依存して、乳化室107に向かう流路125へと供給導管121を流通させるか、又は、該室107及びベンチュリ管から供給導管21を遮断する。
【0049】
また、カムプロファイル131が装置17の部分17Aに一体化され、装置17の部分17Aと部分17Bとの間の相互の角位置に依存して、軸自体の選択的な軸シフトを引き起こすことにより、軸133に作用する。軸133は、コーヒーマシン1のセンサ部材(図示されていない)と協働する作動部材を構成し、装置17の存在及び位置についての情報を、該マシン自体の中央ユニットに供給する。該センサ部材は、マイクロスイッチ、光学式読み取り器、容量センサ、REEDセンサ、ホール効果によるセンサ、若しくはその他の適切なセンサ部材若しくは検出部材、又はこれらの組み合わせを有しても良い。このようにして、図6Aの位置(ミルク供給)から図6Bの位置(洗浄)まで約90°だけ装置17の部分17Aを単に回転させることによって、洗浄に同意する信号を供給することが可能となり、その後に該マシンのインタフェース5によりユーザによって洗浄が起動される。代替としては、ユーザによる付加的な介入の必要なしに、それぞれの軸133によって起動されるマイクロスイッチ又はその他のセンサ部材が、洗浄サイクルを起動するための信号を直接に供給することも可能である。
【0050】
洗浄サイクルは、接合部33を通して及び/又は空気の窓即ち開口109を通して、蒸気及び/又は温水を取り入れることを含んでも良い。供給導管21が栓121により閉じられた状態では、蒸気及び/又は温水は、装置17の冷却された部分17Bに残ったミルクの吸い出しを引き起こさないが、冷却されていない部分からミルクの残りを取り除くことにより、ノズル15までの栓121の下流の全ての領域で流れる。当該洗浄サイクルは、供給ノズル15を開口41Cの上に移動させるまで部分17Aが回転させられたときにのみ起動されるため、蒸気及び温水はミルクの残りと共に集められ、グリッド7に向かって運ばれ、次いでグリッド7の下の小型の盆7Bに運ばれる。
【0051】
当該構成においては、装置17はこのとき、吸い出し及び乳化部材31までの回路に存在するミルク全体を低温に保つことにより、冷却された区画11と供給ノズル15との間の接続を保つことを可能とし、同時に、周囲環境における蒸気及び/又は水の噴射を防ぐことにより、洗浄流体及び取り除かれたミルクの残りを効率的な態様で収集することによって、該装置の端部を洗浄することを可能とする。更に、排出物収集部41を取り除く可能性も除外されないが、このことはグリッド7の下の小型の盆7Bに洗浄流体を直接に運ぶことから得られる利点を失うことを伴う。
【0052】
幾つかの実施例においては、該装置は、端部25から乳化部材31まで延在する、ミルクを供給する導管21の洗浄サイクルをも実行しても良い。ミルク吸い出し導管の当該部分の洗浄サイクルは、吸い出し管27から端部25を離すことにより有利に実行される。供給導管21を洗浄するためのサイクルは、図12の位置に装置を配置することにより実行される。当該位置において、栓121の第2の横窓121Bは、流体の流路125に到達する。斯様にして、ノズル105を通して及び/又は空気を供給するための窓109を通して、乳化装置31に温水及び/又は蒸気を供給することにより、ミルク吸い出し方向に対して反対方向にミルク導管を通る温水及び/又は蒸気の流路が得られ、端部25までの導管自体を洗浄できる。
【0053】
図9、11及び12の比較から分かるように、当該第3の位置においては、カム133の形状及び位置のため、軸133が乳化されたミルク供給ノズルの洗浄位置と乳化及び供給ミルクの洗浄位置との両方に対して異なる位置にある。軸133に関連するセンサ部材(マイクロスイッチ又はその他)はこのとき、装置31の3つの異なる位置(供給導管111の洗浄、供給導管21の洗浄、温かい又は乳化されたミルクの供給)を検出し、装置17が関連するコーヒーマシンの制御中央ユニットに斯かる情報を供給して、上述した3つの動作の1つ又はその他をユーザが実行することを可能とすることができる。
【0054】
図13乃至22は、本発明によるマシンの改善された実施例を示す。該マシンは全体として1で示され、同じ番号は図1乃至12に示されたものと同じ又は等価な部分を示す。
【0055】
特に図13は、全体として1で示されたコーヒーマシンの前面図及び2つの側面図を示し、1Aは本体を示し、1Bは冷却器を示す。後者はその内部が11で示される冷却された区画を定義し、該区画は、冷却された区画11の下部全体を閉じる動揺扉又はパネル11Aにより閉じられる。後者の内部にはミルクの槽13が挿入され、21で示されるミルク供給導管が、ノズル15に向けてミルクを取り出して供給し(図19)、該ノズルは、ノズル15に槽13を接続するための装置17の排出導管111の端部にある。後者は、コーヒーマシン1の供給群3に関連し、該供給群は2つのコーヒー供給口を備える。ノズル15は、供給口4に略対応する2つの異なる位置に槽13から取り出されたミルクを供給するための2つの排出口を持ち、それにより、グリッド7Aに配置された2つのカップにミルク及びコーヒーを供給することが可能であっても良い。代替としては、コーヒー供給口4の位置に対して異なる位置にある単一のノズル又は2つの隣接するノズルが備えられても良い。
【0056】
幾つかの実施例においては、ミルク供給導管21は、食品を接触するのに適したシリコーン又はその他の柔軟な物質でできたものである。該導管は、槽13内の第1の端部と、以上に説明された実施例に関連して説明された乳化又は吸い出し群31に略等価な乳化群31にミルクを取り入れるための窓に接続された、図19において21Aと示された第2の端部とを持つ。
【0057】
特に図19において見られるように、乳化部材31は、マシン1に備えられた蒸気及び空気供給装置(図示されていない)に係合した取入れ口又は接合部33と接続された蒸気ノズル105に対して軸方向に整列されたベンチュリ管103を持つ。該マシンの内部から空気を供給するための窓又は導管は、109により示される。窓109は流体通路125と交差し、該流体通路を通して供給導管21により供給されるミルクが入る。次いで、窓109により供給された乳化空気が、混合室107に入る前に導管21を通して吸い出された空気と混合し、該混合室において空気及びミルク乳化物が蒸気と混合する。それ自体が知られた方法で、ノズル105を通して供給された加圧下の熱い蒸気がベンチュリ管103において減圧をもたらし、このことが窓109を通して空気を吸い出し、更に供給導管21を通してミルクを吸い出す。それ故、ノズル15により導管111を通して吸い出された乳化されたミルクが生成される。窓109を通して空気が供給されない(例えばマシン1の内部に配置された上流の弁を閉じることにより)場合には、加圧下の蒸気により加熱されてはいるが乳化されていないミルクが導管111を通して供給され、その全体はそれ自体が知られている。
【0058】
図13乃至22において示された実施例においては特徴的に、供給導管21が、冷却された区画11の内部から吸い出し又は乳化部材31まで延在する管201の内部に収容されている。幾つかの実施例においては、管201は、典型的には例えば銅、鋼又はアルミニウムのような金属といった、高い熱伝導率及び低い熱容量を持つ物質でできたものである。管201は、吸い出し又は乳化部材31に接続された一方の端201Aと、冷却された区画11の内部において以下に説明される態様で固定された接合部203の内部に挿入されたもう一方の端部201Bと、を持つ。
【0059】
接合部203は取入れ口203Aを持ち、該取入れ口に管201が可逆的な態様で固定的に挿入されている。即ち、管201と接合部203の部分203Aの内面との間の力学的及び熱的な接触を保証する十分な干渉を伴いつつ、道具の必要なく、手動の操作により、端部における管201又は接合部203の部分203Aの挿入及び抜き取りを可能とするため十分に制限された干渉で、挿入されている。更に、接合部203は、部分203Aに対して軸方向に整合した接合部203の延長部203Cから分岐する第2の部分203Bを持つ。部分203Bは、槽13の内部に挿入するようにミルク供給導管21が延在する通路203Dを定義する。このとき実質上、ミルク供給導管21は、接合部203Cの部分203Aを通して、及び吸い出し又は乳化部材31に到達するまでの管201に沿って、接合部203の部分203Bにより定義される通路203D内の冷却された空間11の内部から延在する。
【0060】
幾つかの実施例においては、接合部203の主部203Cは、ねじキャップ205が取り付けられることができる、ねじ端部203Eを持つ。当該構成は、例えば図19に示されている。部分203Cは、面209に対して一体的に座部207に挿入される。座部207は有利にも円筒形の空洞を持ち、該空洞に、接合部203の部分203Cの外面と座部207の内面との間の熱的及び力学的な接触を保証するような干渉を伴って、接合部203の部分203Cが挿入される。面209は、冷却された区画11を定義する壁と、力学的及び熱的に接触している。当該壁の内部には、冷却された区画11を冷却するために利用される冷却流体の蒸発器のコイル211がある。図22は、知られた手法により実装されることができる、当該コイルの構成の例を示す。冷却回路の膨張弁(図示されていない)の下流におけるコイル内の冷却管の循環は、冷却された区画11を区切る壁から熱を取り出し、当該区画の内部を低温に保つ。
【0061】
面209、座部207、接合部203及び管201により保証される力学的な接触は装置17が利用されていない場合であっても、即ち供給サイクルと後続するサイクルとの間で供給導管21内にミルクがある場合であっても、導管21及び該導管内のミルクを低温に保つことによって、コイル211へと流れる冷却流体に、管201の全体から及び従ってミルク供給導管21から、熱を取り出させる。コイル211の内部において通常到達される通常の温度で、該装置の停止時であっても、供給導管21内のミルクが摂氏数度(2乃至5℃)に保たれることが見出された。このことは有利にも、例えば銅、アルミニウム若しくはこれらの合金又はその他の好適な金属物質のような、適切な熱伝導特性を持つ物質で構成要素209を実装することにより得られる。
【0062】
幾つかの実施例においては、管201及び供給導管21内の冷却効果を改善するため、装置17内の冷却された区画11、即ち斯かる装置内に含まれる冷却された室、及び特にミルク供給導管21と導管21が少なくとも部分的に収容された該導管内の管201との間の中空の空間内から取り出された、冷却された空気が供給される。この目的のため、図16、17及び20の実施例において示されるように、模式的に215で示される弁が挿入された筺体213が、面209に取り付けられる。
【0063】
筺体213は、筺体213と面209との間の流路214を定義する(特に図21の断面図及び図20の斜視図を参照されたい)。当該流路214を通って、冷却された区画11の内部から空気が吸い出される。コイル211が挿入された冷却された区画11の冷却された壁部と熱的に接触する面209をかすめて進む当該空気は、ファン215により吸い出される前に極めて低温に到達し、管201と供給導管21との間の中空の空間における接合部203の内部に吹き込まれる。
【0064】
特に図20及び21に示されるように、接合部203の部分203Cは、この場合においても、カップ205を利用するために使用されることができる端部ねじ203Eを持ち、それにより閉塞栓205又はファン215と組み合わせて代替として同一の構成要素を利用することが可能となる。
【0065】
幾つかの実施例においては、特に図13乃至15に示されるように、供給導管21及び吸い出し又は乳化部材31を含む管201は、以上に説明された実施例におけるように、23で示された冷却された室を定義するプラスチックの物質でできた成形された壁により形成される殻部内に囲まれる。
【0066】
図面は単に本発明の実用的な実証として与えられた一例を示すものであることが意図されており、本発明に内在する概念の範囲内で形態及び構成を変更され得る。請求項における参照番号の存在は、説明及び図面を参照しながら請求項を読むことを容易化する目的のものであり、請求項により提示される保護範囲を限定するものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料をつくるためのマシンであって、飲料を供給するための少なくとも1つの供給口を備えた温かい飲料を供給するための少なくとも1つの群と、傷みやすい食品液体を収容するための冷却された区画と、前記冷却された区画と前記冷却された区画から取り出された液体を供給するための少なくとも1つのノズルとを接続するための装置と、を有し、該接続装置は液体供給管を有し、前記液体供給管は、前記液体を取り入れるための第1の端部と、前記液体を供給するための前記ノズルに関連する第2の端部と、を備え、前記液体供給導管は、冷却された室に少なくとも部分的に収容されたマシンにおいて、断熱された外部筺体を有し、前記外部筺体内において前記冷却された室が存在し、前記液体導管が延在することを特徴とするマシン。
【請求項2】
前記冷却された区画は、前記接続装置と熱的に接触する冷却流体のための回路を有することを特徴とする、請求項1に記載のマシン。
【請求項3】
前記液体供給導管は、前記冷却液体のための前記回路と直接に又は間接的に熱的に接触する管内に少なくとも部分的に収容されたことを特徴とする、請求項2に記載のマシン。
【請求項4】
前記管は、高い熱伝導率を持つ物質でできたことを特徴とする、請求項3に記載のマシン。
【請求項5】
前記管は、前記冷却された区画と通じた前記液体供給導管のための通路を有する接合部と、前記冷却液体のための前記回路と直接に又は間接的に熱的に接触する突出部とに結合されたことを特徴とする、請求項3又は4に記載のマシン。
【請求項6】
前記管及び前記接合部は可逆な固定結合部に接続されたことを特徴とする、請求項5に記載のマシン。
【請求項7】
前記接続装置は、前記冷却された区画から前記接続装置に冷却された空気を取り入れるための装置を有することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項8】
前記管は、前記冷却された区画から前記管と前記液体供給導管との間の中空の空間に冷却された空気を取り入れるための装置と関連することを特徴とする、請求項3乃至6のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項9】
前記接合部の前記突出部は、前記冷却された区画から前記接合部及び前記管に冷却された空気を取り入れるためのファンの筐体に結合されたことを特徴とする、請求項5又は6に記載のマシン。
【請求項10】
前記冷却された室は、少なくとも前記液体供給導管の取り入れ端において開いていることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項11】
前記供給導管は、前記マシンから蒸気を供給するためのノズルに接続された、加圧下の蒸気を供給するための取り入れ口を持つ吸い出し部材と、前記液体供給導管に沿って供給される前記液体と蒸気との混合室と、に流通することを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項12】
前記管は前記冷却された区画から前記吸い出し部材まで延在することを特徴とする、請求項11に記載のマシン。
【請求項13】
前記吸い出し部材は乳化空気取り入れ口を有することを特徴とする、請求項11又は12に記載のマシン。
【請求項14】
前記液体供給導管を少なくとも部分的に閉じる部材を有することを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項15】
前記供給ノズル及び前記液体供給導管は、少なくとも2つの別個の相互の角度位置をとるように実装され、前記部分の相互の回転が前記供給導管の少なくとも部分的な閉鎖を引き起こすことを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項16】
前記相互の回転が、前記液体供給導管を通した流通遮断部材の開閉を引き起こすことを特徴とする、請求項15に記載のマシン。
【請求項17】
前記供給導管及び前記供給ノズルは、略前記吸い出し部材において相互に接続されたことを特徴とする、請求項15又は16に記載のマシン。
【請求項18】
前記供給導管及び前記供給ノズルは、それぞれ前記液体の供給、前記供給ノズルの洗浄、及び前記液体供給導管の洗浄を実行するための、異なる3つの相互の角度位置をとるように実装されたことを特徴とする、請求項17に記載のマシン。
【請求項19】
前記供給ノズルと接続され得る取り入れ口と、収集容器と接続され得る排出口と、を備えた排出収集部を有することを特徴とする、請求項1乃至18のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項20】
前記冷却された区画は、開かれることができ且つ前記接続装置が前記冷却された区画に結合されたときに開かれる扉を備えたことを特徴とする、請求項1乃至19のいずれか一項に記載のマシン。
【請求項21】
コーヒーベースの飲料をつくるための、請求項1乃至20のいずれか一項に記載のマシン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図4A】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2013−500813(P2013−500813A)
【公表日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−523408(P2012−523408)
【出願日】平成22年7月21日(2010.7.21)
【国際出願番号】PCT/IB2010/053326
【国際公開番号】WO2011/015963
【国際公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】