説明

処理システム、画像形成装置、サーバ、および、プログラム

【課題】ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させる。
【解決手段】ウエブサーバ5Aは、ユーザの個人情報を埋め込んだコード画像を含む応募用紙を作成する。その後、この応募用紙が、コンビニエンスストアなどに設置された画像形成装置4にて印刷される。その後、ユーザがイメージキャラクターなどの描画をこの応募用紙に対して行なう。その後、ユーザの描画により形成された形成画像およびコード画像が画像形成装置4の画像読み取り部により読み取られる。その後、メージデータ受信サーバ5Cにて、画像読み取り部が読み取った形成画像の画像データと、画像読み取り部が読み取ったコード画像を解析することにより得られたユーザの個人情報と、が対応づけられた状態で記憶される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理システム、画像形成装置、サーバ、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
商品等の選択や処理方法の選択を指示するためのチェックボックスと、文字記入領域と、印刷物ID及びチェックボックスの配置及び文字記入領域の位置情報を符号化したバーコードとが印刷された印刷物が使用され、コピーFAX複合機が、この印刷物を光学的に読み取り、バーコードをデコードし、顧客により選択されたチェックボックスを特定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−183520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、ユーザ端末を介して入力されたユーザの個人情報を受け付ける受け付け手段と、当該受け付け手段にて受け付けた当該個人情報を含むコード画像を生成するコード画像生成手段と、当該個人情報を記憶部へ記憶させる記憶手段と、を備えたサーバと、前記サーバの前記コード画像生成手段にて生成された前記コード画像を記録材に形成する画像形成手段と、当該画像形成手段が当該記録材に形成した当該コード画像およびユーザが当該記録材に形成した形成画像を読み取る画像読み取り手段と、当該画像読み取り手段により読み取られた当該コード画像の画像データ又は当該コード画像を解析することにより得られた前記個人情報と当該画像読み取り手段により読み取られた前記形成画像の画像データとを前記サーバへ送信する送信手段と、を備えた画像形成装置と、を備え、前記サーバの前記記憶手段は、前記個人情報と前記送信手段により送信された前記形成画像の画像データとを対応付けて前記記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶される前記個人情報は、前記ユーザ端末から送信された前記個人情報が前記受け付け手段にて受け付けられたときの当該個人情報ではなく、前記送信手段が前記サーバへ送信した前記コード画像の画像データを解析することにより得られた個人情報又は当該送信手段が当該サーバへ送信した前記個人情報であることを特徴とする処理システムである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段にて受け付けられた前記ユーザに関する情報を含んで生成されたコード画像を記録材に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段が前記コード画像を形成した前記記録材に対してユーザが形成した形成画像、および、当該記録材上の当該コード画像を読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段により読み取られた前記コード画像から前記ユーザに関する情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記ユーザに関する情報、および、前記画像読み取り手段により読み取られた前記形成画像を関連付けて記憶する記憶手段と、を備える処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記記憶手段は、前記画像読み取り手段が読み取った読み取り画像を記憶することで、当該読み取り画像中に含まれる前記形成画像を記憶し、前記画像読み取り手段が読み取った前記読み取り画像中に前記コード画像が含まれていない場合、前記記憶手段による当該読み取り画像の記憶が行われないことを特徴とする請求項2記載の処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記情報取得手段は、前記コード画像から前記ユーザに関する情報を少なくとも取得し、前記情報取得手段により取得された情報により特定される事項が予め定められた条件を満たすか否かを判定する判定手段を更に備え、前記特定される事項が前記予め定められた条件を満たさないとの判定が前記判定手段にてなされた場合、前記記憶手段による前記形成画像の記憶が行われないことを特徴とする請求項2又は3に記載の処理システムである。
【0007】
請求項5に記載の発明は、ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を含んで生成されたコード画像の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段により取得された前記画像データを用い、記録材に対して前記コード画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段が前記記録材に形成した前記コード画像と、ユーザによって当該記録材に形成された形成画像と、を読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段により読み取られた前記コード画像の画像データ又は当該コード画像を解析することにより得られた前記ユーザに関する情報と、当該画像読み取り手段により読み取られた前記形成画像の画像データと、を外部へ送信する送信手段と、を備える画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記送信手段は、前記画像読み取り手段により読み取られた画像に前記コード画像が含まれていない場合、前記形成画像の画像データの前記外部への送信を行わないことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記画像読み取り手段により読み取られた前記コード画像を解析し当該コード画像に含まれる情報を取得する情報取得手段を更に備え、前記送信手段は、前記形成画像の前記送信を行う前に、前記情報取得手段により取得された情報を外部機器へ送信し、当該情報により特定される事項が予め定められた条件を満たしているとの判定結果を当該外部機器から受信した後に、当該形成画像の当該送信を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記画像形成手段は、矩形状に形成された記録材の四隅のそれぞれに前記コード画像を形成することを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の画像形成装置である。
【0008】
請求項9に記載の発明は、ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された前記ユーザに関する情報を含んだコード画像を生成するコード画像生成手段と、記録材に画像を形成する画像形成装置に対し、前記コード画像生成手段により生成された前記コード画像の画像データを送信する画像データ送信手段と、前記画像形成装置が前記コード画像の形成を行った記録材に対してユーザが形成した形成画像についての画像データ、および、当該記録材上の当該コード画像を解析することにより得られた前記ユーザに関する情報を互いに関連付けた状態で記憶する記憶手段と、を備えるサーバである。
請求項10に記載の発明は、前記画像形成装置が記録材上に形成した前記コード画像を解析することにより得られた情報を受信する解析情報受信手段と、前記解析情報受信手段により受信された前記情報により特定される事項が予め定められた条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を前記画像形成装置へ送信する判定結果送信手段と、を更に備えることを特徴とする請求項9記載のサーバである。
請求項11に記載の発明は、前記コード画像生成手段は、前記ユーザに関する情報の他に、当該ユーザが応募を行ったキャンペーンに関する情報を含めて前記コード画像を生成し、前記解析情報受信手段は、前記コード画像を解析することにより得られる前記キャンペーンに関する情報を受信し、前記判定手段は、前記解析情報受信手段にて受信された前記キャンペーンに関する情報に基づき、ユーザが応募を行ったキャンペーンを特定し、特定した当該キャンペーンが有効なキャンペーンであるか否かを判定することを特徴とする請求項10記載のサーバである。
請求項12に記載の発明は、前記コード画像生成手段は、前記ユーザに関する情報の他に、当該ユーザが応募を行ったキャンペーンに関する情報を含めて前記コード画像を生成し、前記解析情報受信手段は、前記コード画像を解析することにより得られる前記キャンペーンに関する情報を受信し、前記判定手段は、前記解析情報受信手段にて受信された前記キャンペーンに関する情報に基づき、ユーザが応募を行ったキャンペーンを特定し、特定した当該キャンペーンへの応募数が予め定められた応募数を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項10記載のサーバである。
請求項13に記載の発明は、前記コード画像生成手段は、前記コード画像の生成に際し、前記ユーザに関する情報の他に、当該コード画像の形成が行われる記録材を他の記録材から識別するための識別情報を含めて当該コード画像を生成し、前記解析情報受信手段は、前記コード画像を解析することにより得られる前記識別情報を受信し、前記判定手段は、前記解析情報受信手段にて受信された前記識別情報を利用して、当該識別情報が付された記録材の使用回数を特定し、特定した当該使用回数が予め定められた使用回数を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項10記載のサーバである。
【0009】
請求項14に記載の発明は、ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を含むコード画像の画像データを取得する機能と、取得された前記画像データを、記録材に画像を形成する画像形成部に対し供給するとともに、当該画像形成部を動作させ、記録材に対して前記コード画像を形成する機能と、前記記録材に形成された前記コード画像、および、ユーザによって当該記録材に形成された形成画像を、画像読み取り部により読み取らせる機能と、前記画像読み取り部により読み取られた前記コード画像の画像データ又は当該コード画像を解析することにより得られた前記ユーザに関する情報と、当該画像読み取り部により読み取られた前記形成画像の画像データと、を外部へ送信する機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項15に記載の発明は、ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を含んだコード画像を生成する機能と、記録材に画像を形成する画像形成装置に対し、生成された前記コード画像の画像データを送信する機能と、前記画像形成装置が前記コード画像の形成を行った記録材に対してユーザが形成した形成画像についての画像データ、および、当該記録材上の当該コード画像を解析することにより得られた前記ユーザに関する情報を互いに関連付けた状態で記憶部に記憶させる機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項16に記載の発明は、ユーザに関する情報を取得する機能と、前記ユーザに関する情報を含んだコード画像を生成する機能と、キャンペーンへの応募に用いられる応募用紙の画像データであって、生成された前記コード画像を含んだ画像データを生成する機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させることが可能になるとともにユーザ情報の漏洩を起きにくくすることができる。
請求項2の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させることが可能になる。
請求項3の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とは関係のない画像が記憶手段により記憶されることを抑制することができる。
請求項4の発明によれば、記憶手段による記憶が行われることが適当ではない形成画像が記憶手段に記憶されることを防ぐことができる。
【0011】
請求項5の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させることが可能になる。
請求項6の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とは関係のない画像が画像形成装置の外部へ送信されることを抑制することができる。
請求項7の発明によれば、送信手段による外部への送信が行われることが適当ではない形成画像が外部へ送信されることを防ぐことができる。
請求項8の発明によれば、コード画像に含まれる情報が画像形成装置にて取得される可能性が高まる。
【0012】
請求項9の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させることが可能になる。
請求項10の発明によれば、サーバによる記憶が行われることが適当ではない形成画像がサーバに記憶されることを防ぐことができるようになる。
請求項11の発明によれば、既に終了しているキャンペーンに対して応募された形成画像がサーバに記憶されることを抑制することができるようになる。
請求項12の発明によれば、予め定められた応募数に達してしまったキャンペーンに対して応募された形成画像がサーバに記憶されることを抑制することができるようになる。
請求項13の発明によれば、予め定められた使用回数を超えて使用された応募用紙上の形成画像がサーバに記憶されることを抑制することができるようになる。
【0013】
請求項14の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させることが可能になる。
請求項15の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させることが可能になる。
請求項16の発明によれば、ユーザが形成した形成画像とユーザ情報とを対応させて記憶させる際のユーザ情報の入力作業を軽減させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る処理システムの構成例を示した図である。
【図2】画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態の形態に係る処理システムにおける処理の流れを示したフローチャートである。
【図5】応募用紙の印刷が行われる際に実行される処理の流れを示したフローチャートである。
【図6】応募用紙を説明するための図である。
【図7】応募用紙の内容がイメージデータ受信サーバへ送信される際の処理の流れを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る処理システムの構成例を示した図である。本実施形態の処理システム100は、例えば、絵画コンクールなどのキャンペーンや、イメージキャラクター募集などのキャンペーンに用いられる。また、本処理システム100は、ユーザの作品を郵送ではなく電子データで応募する際に用いられるシステムを示している。
【0016】
詳細に説明すると、本実施形態の処理システム100は、図1に示すように、ユーザの自宅などに設置されインターネットや公衆回線などのネットワーク2に接続された複数のユーザ端末3と、コンビニエンスストアなどに設置されネットワーク2に接続された複数の画像形成装置4と、ネットワーク2に接続されたサーバ装置5とから構成されている。ここで、サーバ装置5には、ネットワーク2を介してユーザ端末3に接続されるウエブサーバ5A、ネットワーク2を介しウエブサーバ5Aおよび画像形成装置4に接続されるプリントサーバ5B、ネットワーク2を介し画像形成装置4に接続されるイメージデータ受信サーバ5Cとから構成されている。
【0017】
ウエブサーバ5A、プリントサーバ5B、および、イメージデータ受信サーバ5Cは、本処理システム100を管理する管理者側に配置されている。ここで、ウエブサーバ5A、プリントサーバ5B、および、イメージデータ受信サーバ5Cの各々は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムが記憶された不揮発性のROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)などを有したコンピュータ装置により構成される。また、ウエブサーバ5A、プリントサーバ5B、および、イメージデータ受信サーバ5Cには、データの送受信に用いられる通信インターフェース(通信I/F)(不図示)が設けられている。
【0018】
図2は、画像形成装置4の構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置4には、同図に示すように、ユーザによりセットされた原稿上の画像を読み取る画像読み取り部41、画像読み取り部41により取得された画像データやプリントサーバ5Bから取得した画像データに基づき記録材の一例である用紙に画像を形成する画像形成部42が設けられている。なお、画像形成装置4には、SDカードなどの記憶媒体から画像データを読み出す読み出し部が設けられており(不図示)、画像形成部42は、この記憶媒体から読み出された画像データに基づき画像を形成する場合もある。
【0019】
ここで、画像読み取り部41は、いわゆるスキャナにより構成されており、光源と、光源により照射された光であって原稿から反射された光を受光する受光部とを備えている。
また、画像形成部42は、いわゆる電子写真方式により用紙に対して画像を形成する。ここでこの画像形成部42は、感光体ドラム、感光体ドラムを帯電する帯電装置、画像データに基づき感光体ドラムを露光する露光装置、感光体ドラム上に形成された潜像をトナーを用いて現像する現像装置、現像により形成されたトナー像を用紙に転写する転写装置とから構成されている。なお本実施形態では、いわゆる電子写真方式により画像を形成する場合を例示したが、インクジェット方式などの他の方式を用いて画像を形成することもできる。
【0020】
また、画像形成装置4には、タッチパネル方式のモニタにより構成され、ユーザからの入力を受け付けるとともにユーザに対して情報を表示するユーザインタフェース(UI)43が設けられている。また、画像形成装置4には、ユーザが支払った貨幣を受けるとともに釣り銭の支払いを行う課金装置44が設けられている。
【0021】
また、画像形成装置4には、画像形成装置4に設けられた各部、各装置を制御する制御部45、データの送受信に用いられる通信インターフェース(通信I/F)(不図示)が設けられている。ここで、制御部45は、予め定められた演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、制御プログラムが記憶された不揮発性のROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、および、周辺回路により構成されている。
【0022】
図3は、ユーザ端末3の構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるユーザ端末3は、PC(パーソナルコンピュータ)30、プリンタ31により構成されている。ここで、PC30には、演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)が設けられている。また、PC30には、ウエブサーバ5A等との間でデータの送受信を行う通信インターフェース(通信I/F)(不図示)が設けられている。また、PC30の例えばHDDには、ウエブブラウザ32およびアプリケーションプログラム33が組み込まれている。
【0023】
図4は、本実施形態の形態に係る処理システム100における処理の流れを示したフローチャートである。
本実施形態の処理システム100では、まず、ユーザ端末3にてユーザの操作が行われ、ユーザの個人情報等が入力される。具体的に説明すると、まず、ユーザ端末3のPC30におけるウエブブラウザ32上にてユーザによる操作が行われ、ユーザが応募しようとしているキャンペーンの選択が行われる(ステップ101)。次いで、ウエブブラウザ32上で、ユーザの氏名、住所、電話番号などのユーザの個人情報が入力される(ステップ102)。
【0024】
その後、ウエブブラウザ32上の送信ボタンがユーザにより押圧され、ユーザが選択したキャンペーンに関する情報(以下、「選択情報」と称することがある)、および、ユーザの個人情報が、ウエブサーバ5Aへ送信される(ステップ103)。その後、受信手段、受け付け手段の一例としてのウエブサーバ5Aの通信I/Fにより、この選択情報およびユーザ個人情報が受信される。
【0025】
その後、コード画像生成手段として機能するウエブサーバ5AのCPUは、ユーザが選択したキャンペーンを識別するための識別コード、および、ユーザの個人情報を埋め込んだコード画像(機械読み取り可能なコード画像)を生成する(ステップ201)。なお、コード画像の生成に際しては、ユーザの個人情報を暗号化したうえでコード画像とすることが好ましい。次いで、ウエブサーバ5Aは、生成したコード画像を含む応募用紙を作成する(ステップ202)。その後、ウエブサーバ5Aは、作成したこの応募用紙の画像データをプリントサーバ5Bに送信する(ステップ203)。これにより本実施形態では、この応募用紙がプリントサーバ5Bに登録(格納)される。
【0026】
ここで、応募用紙がプリントサーバ5Bにて登録されると、プリント予約番号がプリントサーバ5Bにて発行され、この予約番号がウエブブラウザ32を介してユーザに通知される。なお、上記では説明を省略したが、上記コード画像には、例えばQR(Quick Response)コード(登録商標)が用いることができる。なお、QRコードは一例であり、QRコード以外のコード画像(例えば一次元のバーコード)を用いることもできる。
【0027】
上記ステップ203までの処理が終了した後、本実施形態の処理システム100では、コンビニエンスストアに設置された画像形成装置4がユーザにより操作され、プリントサーバ5Bに登録された応募用紙が、コンビニエンスストアに設置された画像形成装置4にて印刷される。
図5は、応募用紙の印刷が行われる際に実行される処理の流れを示したフローチャートである。
まず、画像形成装置4では、上記プリント予約番号がUI43を通じてユーザにより入力された後、このプリント予約番号が制御部45、通信I/Fによってプリントサーバ5Bに送信される(ステップ301)。そしてこの予約番号をプリントサーバ5Bが受信すると、プリントサーバ5Bは、この予約番号に対応した応募用紙をHDDなどから構成される記憶部から読み出す(ステップ401)。次いで、画像データ送信手段として機能するプリントサーバ5Bの通信I/Fが、この応募用紙の画像データを画像形成装置4に送信する(ステップ402)。
【0028】
そして、画像データ取得手段として機能する画像形成装置4の通信I/Fにて、応募用紙の画像データが受信されると、画像形成装置4に設けられた画像形成部42がこの応募用紙の印刷を行う(ステップ302)。これにより、コード画像が形成された応募用紙をユーザが手に入れるようになる。なお、本実施形態における応募用紙は、図6(応募用紙を説明するための図)に示すように矩形状に形成され、四隅のそれぞれにコード画像が形成された状態となっている。
【0029】
その後、ユーザが応募用紙を自宅などに持ち帰るとともに、イメージキャラクターなどの描画をユーザはこの応募用紙に対して行なう。そして、本実施形態では、この応募用紙が再びコンビニエンスストアに持ち込まれ、応募用紙に書き込まれた内容(ユーザによって形成された形成画像)が画像形成装置4の通信I/Fを介してイメージデータ受信サーバ5Cへ送信される。
【0030】
図7は、応募用紙の内容がイメージデータ受信サーバ5Cへ送信される際の処理の流れを示したフローチャートである。
応募用紙の内容の送信時には、まず、ユーザによって、画像形成装置4に設けられた画像読み取り部41に応募用紙がセットされる。また、UI43がユーザにより操作され、キャンペーン応募用の操作画面が表示される。次いで、この操作画面に対するユーザの操作が行われるとともに、不図示のスタートボタンがユーザにより押圧される。そして、スタートボタンがユーザにより押圧されると、制御部45は、画像読み取り部41を動作させ応募用紙上の画像の読み取りを行う(ステップ501)。
【0031】
次いで、制御部45は、画像読み取り部41により読み取られた画像を解析し、この画像に上記コード画像が含まれているか否かを判断する(ステップ502)。そして、コード画像が含まれていないと判断した場合、制御部45は、イメージデータ受信サーバ5Cへの画像データの送信を行うことなく、処理を終了する。これにより、キャンペーンに関係のない画像がイメージデータ受信サーバ5Cに格納されることが防止される。ここで、イメージデータ受信サーバ5Cへの画像データの送信を行わない場合、制御部45は、UI43を介し、例えば、キャンペーン対象外の用紙がセットされている旨をユーザに通知する。
【0032】
なお、本実施形態の応募用紙では上記のようにコード画像が応募用紙の四隅に形成され、コード画像が四つ形成されている。ここで、画像読み取り部41により読み取られた画像中に四つのコード画像が含まれていない場合(全てのコード画像が含まれていない場合)、UI43を通じ、ユーザに対し、再度の画像読み取りが必要な旨を通知することができる。このような処理を行う場合、応募用紙の折れ曲がりなどに起因して一部の画像が読めなくなるなどの不具合が生じにくくなる。
【0033】
一方、ステップ502において、コード画像が含まれていると判断した場合、情報取得手段としても機能する制御部45は、このコード画像の部分を解析し(ステップ503)、このコード画像から情報(ユーザが応募したキャンペーンに関する情報、ユーザの個人情報)を取得する(ステップ504)。そして、送信手段として機能する通信I/Fが、この情報をイメージデータ受信サーバ5Cへ送信し(ステップ505)、解析情報受信手段として機能するイメージデータ受信サーバ5Cの通信I/Fが、解析により得られたこの情報を受信する(ステップ601)。
【0034】
その後、判定手段として機能するイメージデータ受信サーバ5CのCPUは、受信した情報により特定される事項が予め定められた条件を満たしているか否かを判定する(ステップ602)。その後、判定結果送信手段として機能するイメージデータ受信サーバ5Cの通信I/Fが、判定結果を画像形成装置4へ送信する(ステップ603)。そして、判定結果を受信した画像形成装置4は、受信したこの判定結果が、上記予め定められた条件を満たすとの判定結果であるか否かを判断する(ステップ506)。そして、画像形成装置4の制御部45は、受信した判定結果が上記予め定められた条件を満たさないとの判定結果であると判断した場合、画像データの送信を行うことなく処理を終了する。なお、この場合、制御部45は、UI43を介し、ユーザに対し、画像データの送信を行わない旨の通知を行う。
【0035】
一方で、受信した判定結果が、上記予め定められた条件を満たすとの判定結果であると判断した場合、画像形成装置4の通信I/Fが、上記ステップ501の処理により得られた画像データをイメージデータ受信サーバ5Cへ送信する(ステップ507)。そして、この画像データを受信したイメージデータ受信サーバ5Cは、受信したこの画像データ、および、上記ステップ601にて受信した情報(ユーザが選択したキャンペーンに関する情報、ユーザの個人情報)を互いに関連付けた状態で、HDDなどにより構成される記憶手段に記憶させる(ステップ604)。これにより、キャンペーンに対するユーザによる応募が終了する。
【0036】
なお、本実施形態では、コード画像の解析を画像形成装置4にて行なう場合を説明したが、コード画像の画像データをイメージデータ受信サーバ5Cへ送信し、このイメージデータ受信サーバ5Cにてコード画像の解析を行うこともできる。また、上記では、ユーザ端末3がPC30およびプリンタ31により構成された場合を説明したが、PC30に換えて携帯電話端末等を用いることもできる。
【0037】
ここで、本実施形態では、上記のとおり、イメージデータ受信サーバ5Cにおいて、コード画像の解析により得られた情報により特定される事項が、予め定められた条件を満たしているか否かを判定し、判定結果を画像形成装置4に送信する。
【0038】
ここで、上記予め定められた条件としては、例えば、キャンペーンの有効期限を挙げることができる。より具体的には、上記ステップ602における判定処理では、例えば、コード画像の解析により得られた情報により特定されるキャンペーン(ユーザが選択したキャンペーン)が、現在も有効なキャンペーンであるか否かを判定することができる。
【0039】
そして、現在も有効なキャンペーンである場合には、現在も有効である旨の判定結果が画像形成装置4に送信され、現在は有効ではないキャンペーンである場合には、現在は有効ではない旨の判定結果が画像形成装置4に送信される。なお、現在は有効ではない旨の判定結果が画像形成装置4に送信された場合、画像形成装置4は、上記のとおり、画像データのイメージデータ受信サーバ5Cへの送信を行わない。また、この場合、画像形成装置4は、UI43を介し、例えば、キャンペーンが終了している旨をユーザに通知する。
【0040】
また、上記予め定められた条件としては、例えば、キャンペーンに対する応募数を挙げることができる。より具体的に説明すると、上記ステップ602における判定処理では、コード画像の解析により得られた情報に基づきユーザが応募を行なっているキャンペーンを特定するとともに、ユーザが応募を行なっているこのキャンペーンについての現在までの応募数を把握し、さらに、把握したこの応募数が予め定められた応募数を超えているか否かを判定することができる。
【0041】
そして、例えば、現在までの応募数がこの予め定められた応募数以下である場合には、応募数が予め定められた応募数以下である旨の判定結果が画像形成装置4に送信され、現在までの応募数がこの予め定められた応募数を超えている場合には、応募数が予め定められた応募数を超えている旨の判定結果が画像形成装置4に送信される。なお、応募数が予め定められた応募数を超えている旨の判定結果が画像形成装置4に送信された場合、画像形成装置4は、画像データのイメージデータ受信サーバ5Cへの送信を行わない。また、この場合、画像形成装置4は、UI43を介し、例えば、応募数が予め定められた応募数を超えている旨をユーザに通知する。
【0042】
また、上記予め定められた条件として、例えば、応募用紙の使用回数を挙げることができる。より具体的に説明すると、上記ステップ602における判定処理では、ユーザが用いた応募用紙の現在までの使用回数を把握(特定)し、把握した使用回数が予め定められた回数を超えているか否かを判定することができる。そして、使用回数が予め定められた回数以下である場合には、使用回数が予め定められた回数以下である旨の判定結果が画像形成装置4に送信され、使用回数が予め定められた回数を超えている場合には、使用回数が予め定められた回数を超えている旨の判定結果が画像形成装置4に送信される。
【0043】
なお、使用回数が予め定められた回数を超えている旨の判定結果が画像形成装置4に送信された場合、画像形成装置4は、上記と同様、画像データのイメージデータ受信サーバ5Cへの送信を行わない。また、この場合、画像形成装置4は、UI43を介し、例えば、応募用紙の使用回数が予め定められた回数を超えている旨をユーザに通知する。
【0044】
なお、応募用紙の使用回数は、次のように把握(特定)することができる。例えば、シリアル番号など各用紙を識別するための識別情報(一の用紙を他の用紙から識別するための識別情報)を上記コード画像に含める。そして、画像形成装置4にてこのコード画像が読み取られる度に、この識別情報をイメージデータ受信サーバ5Cに送信する。一方で、イメージデータ受信サーバ5Cは、この識別情報に対応付けて応募用紙の使用回数を記憶するとともに、識別情報が送信されてくる度に、用紙の使用回数に1を加算する。これにより、イメージデータ受信サーバ5Cにて応募用紙の使用回数が把握されるようになる。
【0045】
ここで、本実施形態では、上記のとおり、ユーザの個人情報がユーザ端末3を介して取得(入力)される態様を説明した。ところで、ユーザの個人情報については、このような方法以外に、例えば、応募用紙に対してユーザが手書きで個人情報を書き込み、手書きされたこの個人情報を画像形成装置4の画像読み取り部41で読み取ることで取得することもできる。付言すると、上記ステップ501にて応募用紙上の画像の読み取りが行われる際に、ユーザの個人情報も併せて読み取り、個人情報をイメージデータとして取得することもできる。そしてこの場合は、後に、この個人情報が電子データ化(テキストデータ化)される。
【0046】
ところで、個人情報の電子データ化(テキストデータ化)には、人員を要しコストがかかる。なお、例えばOCR(Optical Character Reader)を用いた場合にも、誤認識の問題が避けられず、誤って認識された箇所の修正のための人員を要するようになる。また、ユーザによる手書きが行われる場合、記入漏れの発生や文字の判読ができないなどの不具合も生じやすくなる。また他の方法として、画像形成装置4のUI43にて個人情報を入力してもらうことで個人情報を取得する方法もあるが、かかる場合、一人のユーザが画像形成装置4を占有する時間が長くなってしまう。またこの場合、ユーザはコンビニエンスストアまで行く必要が生じ、ユーザは手間を要するようになる。また、画像形成装置4が設置されるコンビニエンスストアは人の出入りが多く、UI43にて入力された個人情報が第三者に見られやすい状況が生じる。
【0047】
一方で、本実施形態における構成では、ユーザの個人情報がユーザ端末3にて入力され、このユーザ端末3にて電子データ化(テキストデータ化)される。このため、本実施形態における構成では、ユーザの個人情報を電子データ化(テキストデータ化)する人員が不要となり、システム全体のコストが低減されるようになる。また、本実施形態の構成の場合、ユーザによって直接、個人情報がテキストデータとして入力されるため、文字の判読ができないという不具合も生じにくくなる。
【0048】
さらに、本実施形態では、ウエブブラウザ32上に表示される、個人情報の入力画面にて、予め定められた項目に対する入力がない場合にその旨をユーザに対して通知するようにすれば、記入漏れの発生も抑制されるようになる。また、ユーザが有するユーザ端末3にて個人情報の入力が行われるため、一人のユーザが長時間、画像形成装置4を占有することがなくなり、また、UI43に表示されている個人情報が第三者に見られることも起きにくくなる。
【0049】
なお、上記では、応募用紙中のコード画像にユーザの個人情報を含ませる場合を説明したが、このコード画像には、ユーザの個人情報を含めずにシリアル番号など各応募用紙を識別するための応募用紙識別情報のみを含ませることもできる。そして、この場合、ユーザの個人情報は、ユーザ端末3にて入力された後、ウエブサーバ5Aおよびネットワーク2を介してイメージデータ受信サーバ5Cへ送信され、このイメージデータ受信サーバ5Cへ格納される。なおこの際、ユーザの個人情報と応募用紙識別情報とが対応付けられたうえでイメージデータ受信サーバ5Cへ格納される。
【0050】
そして、画像形成装置4にて応募用紙上の画像が読み取られ、応募用紙識別情報とともに画像データが画像形成装置4から送信されてきたとき、応募用紙識別情報が用いられ、既に格納されているユーザの個人情報に対応付けられたうえでこの画像データがイメージデータ受信サーバ5Cへ格納される。
【0051】
ところで、応募用紙のコード画像にユーザの個人情報を含めない場合は、上記のとおり、ユーザの個人情報をイメージデータ受信サーバ5Cに格納しておく必要が生じる。かかる場合、一つのサーバに複数のユーザの個人情報が格納されるようになり、情報漏洩のリスクが高まる。このため、本実施形態では、コード画像にユーザの個人情報を含ませるようにし、応募用紙による実際の応募があった際にこのコード画像から個人情報を取得するようにしている。付言すると、応募用紙による実際の応募があった際に、個人情報の記憶を行うようにしている。この場合、ユーザの実際の応募がなされるまでは個人情報の管理(記憶)が不要となり、情報漏洩のリスクが低減される。
【0052】
なお、本実施形態では、ユーザの個人情報がユーザ端末3からウエブサーバ5Aに送信され、個人情報を含んだコード画像が形成された応募用紙がウエブサーバ5Aにて作成される場合を説明したが、応募用紙を作成するためのアプリケーションプログラムを例えばウエブサーバ5Aからユーザ端末3にダウンロードし、ユーザ端末3にて応募用紙を作成し、ユーザ端末3に設けられたプリンタ31にて応募用紙を印刷する構成とすることもできる。ユーザによっては個人情報の漏洩を気にする場合があり、このようなユーザにとっては個人情報が極力外部に送信されない構成とすることが好ましい。上記のように、ユーザ端末3にアプリケーションプログラムをダウンロードして応募用紙を作成する場合、個人情報が外部へ送信されることなく応募用紙が作成される。
【0053】
また、上記では、ウエブサーバ5Aにて発行された応募用紙がプリントサーバ5Bに登録された後、画像形成装置4へこの応募用紙が読み出され、画像形成装置4にて応募用紙が印刷される場合を説明した。ところでこのような態様に限らず、例えば、ウエブサーバ5Aにて発行された応募用紙をプリントサーバ5Bに登録せずにウエブサーバ5A上に配置し、ユーザ端末3に設けられたプリンタ31により応募用紙を印刷することもできる。このように、プリントサーバ5Bへの応募用紙の登録を行わない構成とすれば、プリントサーバ5Bからの情報の漏洩が防止される。
【0054】
なお、上記の実施の形態にて示した各種処理は、ユーザ端末3、画像形成装置4、サーバ装置5にて実行されるプログラムで実現される。このプログラムは、ユーザ端末3、画像形成装置4、サーバ装置5を顧客(ユーザを含む)に対して提供する際に、装置の中にインストールされた状態にて提供される場合の他、プログラムをコンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体等にて提供する形態が考えられる。この記憶媒体としては、例えばCD−ROM媒体等が該当し、CD−ROM読取装置(図示せず)等によってプログラムが読み取られることでこのプログラムが実行されるようになる。また、上記プログラムは、例えばプログラム伝送装置(図示せず)によってネットワークを介して提供される場合もある。
【符号の説明】
【0055】
3…ユーザ端末、4…画像形成装置、5…サーバ装置、5A…ウエブサーバ、5C…イメージデータ受信サーバ、41…画像読み取り部、42…画像形成部、45…制御部、100…処理システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末を介して入力されたユーザの個人情報を受け付ける受け付け手段と、当該受け付け手段にて受け付けた当該個人情報を含むコード画像を生成するコード画像生成手段と、当該個人情報を記憶部へ記憶させる記憶手段と、を備えたサーバと、
前記サーバの前記コード画像生成手段にて生成された前記コード画像を記録材に形成する画像形成手段と、当該画像形成手段が当該記録材に形成した当該コード画像およびユーザが当該記録材に形成した形成画像を読み取る画像読み取り手段と、当該画像読み取り手段により読み取られた当該コード画像の画像データ又は当該コード画像を解析することにより得られた前記個人情報と当該画像読み取り手段により読み取られた前記形成画像の画像データとを前記サーバへ送信する送信手段と、を備えた画像形成装置と、
を備え、
前記サーバの前記記憶手段は、前記個人情報と前記送信手段により送信された前記形成画像の画像データとを対応付けて前記記憶部に記憶させ、
前記記憶部に記憶される前記個人情報は、前記ユーザ端末から送信された前記個人情報が前記受け付け手段にて受け付けられたときの当該個人情報ではなく、前記送信手段が前記サーバへ送信した前記コード画像の画像データを解析することにより得られた個人情報又は当該送信手段が当該サーバへ送信した前記個人情報であることを特徴とする処理システム。
【請求項2】
ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を受け付ける受け付け手段と、
前記受け付け手段にて受け付けられた前記ユーザに関する情報を含んで生成されたコード画像を記録材に形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段が前記コード画像を形成した前記記録材に対してユーザが形成した形成画像、および、当該記録材上の当該コード画像を読み取る画像読み取り手段と、
前記画像読み取り手段により読み取られた前記コード画像から前記ユーザに関する情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された前記ユーザに関する情報、および、前記画像読み取り手段により読み取られた前記形成画像を関連付けて記憶する記憶手段と、
を備える処理システム。
【請求項3】
前記記憶手段は、前記画像読み取り手段が読み取った読み取り画像を記憶することで、当該読み取り画像中に含まれる前記形成画像を記憶し、
前記画像読み取り手段が読み取った前記読み取り画像中に前記コード画像が含まれていない場合、前記記憶手段による当該読み取り画像の記憶が行われないことを特徴とする請求項2記載の処理システム。
【請求項4】
前記情報取得手段は、前記コード画像から前記ユーザに関する情報を少なくとも取得し、
前記情報取得手段により取得された情報により特定される事項が予め定められた条件を満たすか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記特定される事項が前記予め定められた条件を満たさないとの判定が前記判定手段にてなされた場合、前記記憶手段による前記形成画像の記憶が行われないことを特徴とする請求項2又は3に記載の処理システム。
【請求項5】
ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を含んで生成されたコード画像の画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記画像データ取得手段により取得された前記画像データを用い、記録材に対して前記コード画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段が前記記録材に形成した前記コード画像と、ユーザによって当該記録材に形成された形成画像と、を読み取る画像読み取り手段と、
前記画像読み取り手段により読み取られた前記コード画像の画像データ又は当該コード画像を解析することにより得られた前記ユーザに関する情報と、当該画像読み取り手段により読み取られた前記形成画像の画像データと、を外部へ送信する送信手段と、
を備える画像形成装置。
【請求項6】
前記送信手段は、前記画像読み取り手段により読み取られた画像に前記コード画像が含まれていない場合、前記形成画像の画像データの前記外部への送信を行わないことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像読み取り手段により読み取られた前記コード画像を解析し当該コード画像に含まれる情報を取得する情報取得手段を更に備え、
前記送信手段は、前記形成画像の前記送信を行う前に、前記情報取得手段により取得された情報を外部機器へ送信し、当該情報により特定される事項が予め定められた条件を満たしているとの判定結果を当該外部機器から受信した後に、当該形成画像の当該送信を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成手段は、矩形状に形成された記録材の四隅のそれぞれに前記コード画像を形成することを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項9】
ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を受信する受信手段と、
前記受信手段にて受信された前記ユーザに関する情報を含んだコード画像を生成するコード画像生成手段と、
記録材に画像を形成する画像形成装置に対し、前記コード画像生成手段により生成された前記コード画像の画像データを送信する画像データ送信手段と、
前記画像形成装置が前記コード画像の形成を行った記録材に対してユーザが形成した形成画像についての画像データ、および、当該記録材上の当該コード画像を解析することにより得られた前記ユーザに関する情報を互いに関連付けた状態で記憶する記憶手段と、
を備えるサーバ。
【請求項10】
前記画像形成装置が記録材上に形成した前記コード画像を解析することにより得られた情報を受信する解析情報受信手段と、
前記解析情報受信手段により受信された前記情報により特定される事項が予め定められた条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果を前記画像形成装置へ送信する判定結果送信手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項9記載のサーバ。
【請求項11】
前記コード画像生成手段は、前記ユーザに関する情報の他に、当該ユーザが応募を行ったキャンペーンに関する情報を含めて前記コード画像を生成し、
前記解析情報受信手段は、前記コード画像を解析することにより得られる前記キャンペーンに関する情報を受信し、
前記判定手段は、前記解析情報受信手段にて受信された前記キャンペーンに関する情報に基づき、ユーザが応募を行ったキャンペーンを特定し、特定した当該キャンペーンが有効なキャンペーンであるか否かを判定することを特徴とする請求項10記載のサーバ。
【請求項12】
前記コード画像生成手段は、前記ユーザに関する情報の他に、当該ユーザが応募を行ったキャンペーンに関する情報を含めて前記コード画像を生成し、
前記解析情報受信手段は、前記コード画像を解析することにより得られる前記キャンペーンに関する情報を受信し、
前記判定手段は、前記解析情報受信手段にて受信された前記キャンペーンに関する情報に基づき、ユーザが応募を行ったキャンペーンを特定し、特定した当該キャンペーンへの応募数が予め定められた応募数を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項10記載のサーバ。
【請求項13】
前記コード画像生成手段は、前記コード画像の生成に際し、前記ユーザに関する情報の他に、当該コード画像の形成が行われる記録材を他の記録材から識別するための識別情報を含めて当該コード画像を生成し、
前記解析情報受信手段は、前記コード画像を解析することにより得られる前記識別情報を受信し、
前記判定手段は、前記解析情報受信手段にて受信された前記識別情報を利用して、当該識別情報が付された記録材の使用回数を特定し、特定した当該使用回数が予め定められた使用回数を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項10記載のサーバ。
【請求項14】
ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を含むコード画像の画像データを取得する機能と、
取得された前記画像データを、記録材に画像を形成する画像形成部に対し供給するとともに、当該画像形成部を動作させ、記録材に対して前記コード画像を形成する機能と、
前記記録材に形成された前記コード画像、および、ユーザによって当該記録材に形成された形成画像を、画像読み取り部により読み取らせる機能と、
前記画像読み取り部により読み取られた前記コード画像の画像データ又は当該コード画像を解析することにより得られた前記ユーザに関する情報と、当該画像読み取り部により読み取られた前記形成画像の画像データと、を外部へ送信する機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【請求項15】
ユーザ端末を介して入力されたユーザに関する情報を含んだコード画像を生成する機能と、
記録材に画像を形成する画像形成装置に対し、生成された前記コード画像の画像データを送信する機能と、
前記画像形成装置が前記コード画像の形成を行った記録材に対してユーザが形成した形成画像についての画像データ、および、当該記録材上の当該コード画像を解析することにより得られた前記ユーザに関する情報を互いに関連付けた状態で記憶部に記憶させる機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【請求項16】
ユーザに関する情報を取得する機能と、
前記ユーザに関する情報を含んだコード画像を生成する機能と、
キャンペーンへの応募に用いられる応募用紙の画像データであって、生成された前記コード画像を含んだ画像データを生成する機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−70167(P2013−70167A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−206182(P2011−206182)
【出願日】平成23年9月21日(2011.9.21)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】