説明

凹凸補正化粧料

【課題】肌上のシワや毛穴などの好ましくない凹凸を、形状異方性板状粒子の特異な形状で平滑にし、また、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と組み合わせることで、優れた光散乱特性を発揮し、肌の凹凸を自然にぼかすことにより補正することができる凹凸補正化粧料を提供する。
【解決手段】
(A)板状アクリル系重合体粒子と球状粒子とからなる板状粒子であって、該板状粒子の一方の面がアクリル系重合体で形成された平滑面であり、他方の面がアクリル系重合体から突出した球状粒子で形成された凹凸面であることを特徴とする形状異方性板状粒子と、(B)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と、(C)該部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物成分を膨潤せしめる油剤を含配合する凹凸補正化粧料である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肌上のシワや毛穴などの好ましくない凹凸を補正するための化粧料に関する。より詳細には、一方の面がアクリル系重合体で形成された平滑面であり、他方の面がアクリル系重合体から突出した球状粒子で形成された凹凸面である形状異方性板状粒子が、肌上に塗布された際に、シワや毛穴などの凹部に形状異方性板状粒子の凹凸面が引っかかり、肌を平滑にすること、また、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と組み合わせることで、優れた光散乱特性を発揮し、肌の凹凸を自然にぼかすことにより補正することができる凹凸補正化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
人の肌をより美しく見せるための化粧料としては、パウダーファンデーション、リキッドファンデーション等を中心に、化粧下地、コンシーラー、おしろい、といった化粧料が挙げられる。これらの化粧料に求められる具体的な効果としては、例えば、肌のシワや毛穴といった小さな凹凸や、ニキビや傷跡、シミやくすみといった肌の色を補正して目立ちにくくすることにある。
【0003】
肌の凹凸補正化粧料に関しては、従来から、光を散乱することで肌の凹凸をぼかし、見えにくくする方法が採用されている。具体的な例として特許文献1には、平均粒子径1.0〜15.0μmのオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体、揮発性シリコーン油、シリコーン樹脂を配合したメーキャップ化粧料が、また、特許文献2では、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、部分架橋型ポリエ−テル変性オルガノポリシロキサン重合物、屈折率1.3〜1.5の粉体、シリコーン油、水を配合した凹凸補正化粧料が、さらに、特許文献3には、平均粒子径が1〜30μmのポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を配合した凹凸補正化粧料等が提案されている。また、一方の面がアクリル系重合体で形成された平滑面であり、他方の面がアクリル系重合体から突出した球状粒子で形成された凹凸面であることを特徴とする形状異方性板状粒子が開発され、特異な反射効果を有する凹凸補正化粧料への応用が期待されている(特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−319215号公報
【特許文献2】特開2002−322030号公報
【特許文献3】特開2010−202518号公報
【特許文献4】特開2010−285609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、肌上のシワや毛穴などの好ましくない凹凸を、より効果的に隠しながらも、自然な仕上がりである凹凸補正化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる実情において、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、一方の面がアクリル系重合体で形成された平滑面であり、他方の面がアクリル系重合体から突出した球状粒子で形成された凹凸面である形状異方性板状粒子が、肌上に塗布された際に、シワや毛穴などの凹部に形状異方性板状粒子の凹凸面が引っかかり、肌を平滑にすること、また、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と組み合わせることで、優れた光散乱特性を発揮し、肌の凹凸を自然にぼかした仕上がりとなることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C);
(A)板状アクリル系重合体粒子と球状粒子とからなる板状粒子であって、該板状粒子の一方の面がアクリル系重合体で形成された平滑面であり、他方の面がアクリル系重合体から突出した球状粒子で形成された凹凸面であることを特徴とする形状異方性板状粒子
(B)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
(C)成分(B)を膨潤せしめる油剤
を配合することを特徴とする凹凸補正化粧料である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の凹凸補正化粧料は、形状異方性板状粒子の特異な形状と特異な光散乱特性との利点を有効に発揮させることにより、肌上のシワや毛穴などの好ましくない凹凸を補正する効果に優れ、自然な仕上がりに優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】成分(A)形状異方性板状粒子の電子顕微鏡写真である。
【図2】成分(A)形状異方性板状粒子が凹部を埋めている様子である。
【図3】本発明品の光散乱特性の測定結果である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳述する。
本発明で用いる成分(A)の形状異方性板状粒子は、板状アクリル系重合体粒子と球状粒子とからなる複合粒子であって、一方の面がアクリル系重合体で形成された平滑面であり、他方の面がアクリル系重合体から突出した球状粒子で形成された凹凸面であることを特徴とする。図1は、該形状異方性板状粒子を、走査型電子顕微鏡(リアルサーフェスビューVE−7800)を用い、8kV、3500倍の条件で観察したときの写真である。
【0011】
成分(A)の形状異方性板状粒子の平滑面を形成するアクリル系重合体は、アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた単量体の単独重合体又はそれらの共重合体、或はその他の単量体との共重合体が好ましく用いられる。これらの重合体は、薄膜を製造しやすく、したがって板状粒子を製造しやすいため好ましい。
【0012】
成分(A)の形状異方性板状粒子の凹凸面を形成する球状粒子は、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、ポリエチレン樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ナイロン樹脂粒子等が挙げられ、これらより1種又は2種以上を適宜用いることが可能である。また、球状粒子の平均粒子径が1.0〜10.0μmのものであると、形状異方性板状粒子を製造して、その粒子を肌に塗布した時に、肌上の凹凸に引っかかりやすく、肌の凹凸を平滑化する効果が向上するため好ましい。
【0013】
成分(A)の形状異方性板状粒子の大きさは、特に制限されないが、平均粒子径10〜70μmが好ましく、特に10.0〜30.0μmであると、凹凸補正効果および感触面において優れるため、より好ましい。また、そのアスペクト比(平均粒子径/平均厚み)は1〜140のものが好ましい。
【0014】
成分(A)の形状異方性板状粒子は、特開2010−285609号公報に記載されている方法により調製することができる。具体的には、アクリル系重合体を溶剤に溶解し、これに球状粒子を添加して分散溶液を調製し、該分散溶液を前記溶剤と混和しない液体表面上に展開して薄膜を形成させ、次いで、該薄膜を取り出し、その後該薄膜から溶剤を除去し、粉砕することにより製造できる。
【0015】
成分(A)の形状異方性板状粒子の配合量は、0.5〜40質量%(以下、単に%と略す)が好ましく、さらには、1.0〜30%が好ましい。配合量がこの範囲であれば、凹凸補正効果に優れ、なおかつ肌に塗布した時に自然な仕上がりを得られる。
【0016】
本発明で用いる成分(B)は、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物である。この部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる、一部に三次元架橋構造を有する重合物である。これは、例えば、特公平8−6035号公報、特開平4−272932号公報、特開平5−140320号公報、特開2001−342255号公報、国際公開第2003/024413号パンフレットに記載されている。
【0017】
成分(B)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、例えば、次の(a)に示されるケイ素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、(b)に示される分子中に平均で1.5個以上のビニル性反応部位を有する化合物との付加重合によって得ることができる。
【0018】
(a)は、SiO単位、HSiO1.5単位、RSiO1.5単位、RHSiO単位、RSiO単位、RSiO0.5単位及びRHSiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く、置換もしくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である。一価炭化水素基は、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル基等の脂肪族不飽和基、メチル基、エチル基、プロピル基等の水素原子をフェニル基、トリル基等のアリール基で置換されたアラルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フルオロ基を含有するハロゲン化炭化水素基、エチレンオキサイド基を含有する炭化水素基等である。)からなる群から選択された少なくとも1種の構造単位で構成され、且つケイ素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。
【0019】
(b)は次の(b−1)〜(b−3)から選ばれる1種又は2種以上である。
(b−1)は、SiO単位、(CH=CH)SiO1.5単位、RSiO1.5単位、R(CH=CH)SiO単位、RSiO単位、RSiO0.5単位及びR(CH=CH)SiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く置換もしくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である。一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル基等の脂肪族不飽和基、メチル基、エチル基、プロピル基等の水素原子をフェニル基、トリル基等のアリール基で置換されたアラルキル基、シクロヘキシル基や、フルオロ基を含有するハロゲン化炭化水素基、エチレンオキサイド基を含有する炭化水素基等が挙げられる。)からなる群から選択された少なくとも1種の構造単位で構成され、且つ分子中にケイ素原子に結合したビニル基を平均で1.5個以上含有するオルガノポリシロキサンである。
(b−2)は、下記一般式(イ)で表わされるポリオキシアルキレンである。
2m−1O(CO)(CO)2m−1・・・(イ)
(式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ示す)
(b−3)は、下記一般式(ロ)で表される不飽和炭化水素である。
2n−1(CH2n−1・・・(ロ)
(但し、nは2〜6、jは1以上の整数である。)
【0020】
成分(B)の具体例としては、INCI名(International Nomenclature Cosmetic Ingredient labeling names)で表すと、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンが挙げられる。また、分子中にポリオキシアルキレン基を含有する重合物としては、例えば、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー等の部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンが挙げられる。また、分子中に長鎖アルキル基を含有する重合物としては、例えば、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型アルキル変性シリコーンが挙げられる。分子中にポリオキシアルキレン基及び長鎖アルキル基を含有する重合物としては、例えば、PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー等の部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンが挙げられる。分子中にハロゲン化炭化水素基を含有する重合物としては、例えば、(トリフルオロプロピルジメチコン/トリフルオロプロピルジビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型フッ素変性シリコーンが挙げられる。これらの1種又は2種以上を適宜選択して配合することができる。
【0021】
成分(B)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、成分(C)で膨潤させなくても凹凸補正効果を有すると考えられるが、そのまま化粧料に配合した場合は、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物が固体状態のまま不均一に分散され、良質の化粧料が得られない。そのため、本発明では成分(C)で膨潤させた状態で化粧料に存在させる。また、成分(B)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、成分(C)との混合物として市販されていることが多いが、その場合は、成分(B)は成分(C)で潤膨された状態にある。本発明では、この市販された状態のものも使用できる。
【0022】
成分(B)は、混合物の形態で市販されており、部分架橋型メチルポリシロキサンと環状シリコーンとの混合物としてKSG−15(固形分5%)、部分架橋型メチルポリシロキサンとジメチルポリシロキサンとの混合物としてKSG−16(固形分20〜30%)、部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンとフェニルトリメチコンとの混合物としてKSG−18(固形分10〜20%)、部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンとジメチルポリシロキサンとの混合物としてKSG−210(固形分20〜30%)、部分架橋型アルキル変性シリコーンと油剤との混合物としてKSG−41(固形分25〜35%)、KSG−42(固形分20〜30%)、KSG−43(固形分25〜35%)及びKSG−44(固形分25〜35%)、部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンと油剤との混合物としてKSG−310(固形分25〜35%)、KSG−320(固形分20〜30%)、KSG−330(固形分15〜25%)、KSG−340(固形分25〜35%)及びKSG−340(固形分25〜35%)(以上、信越化学工業社製)が挙げられる。また、部分架橋型フッ素変性シリコーンは、フルオロアルキル基含有環状オルガノポリシロキサン等の環状フッ素含有シリコーンとの混合物として用いられ、例えばKSG−51(固形分15〜25%:信越化学工業社製)がある。
【0023】
成分(B)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の配合量は、0.5〜30%が好ましく、更に好ましくは1.0〜25%の範囲である。配合量がこの範囲であると、良好な感触を損なうことなく、成分(A)の形状異方性板状粒子と相俟って凹凸補正効果を高めるという点で好ましい。また、アルキル基を含有する部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を用いると、アルキル基を含有しない部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物が持つさらさら感に加え、付着性が良好になり好ましい。
【0024】
本発明で用いる成分(C)は、成分(B)を膨潤せしめる油剤である。この成分(B)を膨潤せしめる油剤とは、成分(B)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物が、この油剤を自重以上の量含んで膨潤することができるもので、25℃において液状のものである。例えばシリコ−ン油、炭化水素油、エステル油、グリセライド油、天然動植物油剤、半合成油剤、フッ素系油剤等が挙げられる。
【0025】
成分(C)としてのシリコーン油は、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン等であり、これらを1種又は2種以上配合することができる。なお、本発明において、成分(C)は低粘度のものが好ましく、更に、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリコーン、25℃での粘度が1〜5mm/sの直鎖シリコ−ン等の揮発性シリコーン油は、膨潤性(膨潤しやすさ)と使用感(感触)という点で好ましい。また、25℃での粘度が6〜100mm/sの鎖状の非揮発性シリコーン油は、揮発し難いため、膨潤後の濃度変化がなく、好ましい場合がある。これらの市販品としては、KF−96A−6cs、KF−96A−10cs、KF−96A−20cs、KF−96A−30cs、KF−96A−50cs、KF−96A−100cs、KF−995、KF−994、TMF−1.5、KF−56A(以上信越化学工業社製)、DC345 Fluid、SH−245 Fluid(以上東レ・ダウコ−ニング社製)等が挙げられ、これらは1種又は2種以上配合することができる。
【0026】
成分(C)としての炭化水素油は、スクワラン、スクワレン、合成スクワラン、植物性スクワラン、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン、流動パラフィン、ポリイソブチレン、α−オレフィンオリゴマー、ミネラルオイル等である。
【0027】
成分(C)としてのエステル油は、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、カプリン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸−2−ヘプチルウンデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−ジ−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジ−2−エチルへキサン酸エチレングリコール、ジ−2−エチルへキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、炭酸ジアルキル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等である。
【0028】
成分(C)としてのグリセライド油は、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、アセトグリセライド、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセラリル、トリミリスチン酸グリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル等である。
【0029】
成分(C)としての天然動植物油剤及び半合成油剤は、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、オリーブ油、カヤ油、肝油、キョウニン油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サザンカ油、サフラワー油、シナギリ油、シナモン油、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、ナタネ油、胚芽油、パーシック油、パーム油、レッドパーム油、パーム核油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、綿実油、ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、落花生油、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、酢酸ラノリン等である。
【0030】
成分(C)としてのフッ素系油剤は、フルオロアルキル基含有環状オルガノポリシロキサン等であり、特開平09−268110号公報記載されるものが挙げられ、例えばINCI名でトリフルオロプロピルシクロテトラシロキサン/トリフルオロプロピルシクロペンタシロキサン(KF−5002:信越化学工業社製)が挙げられる。
【0031】
そして、成分(B)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物が(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの場合は、成分(C)として、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン等のシリコーン油を用いることが好ましく、特に、直鎖シリコーンでは、25℃での粘度が6〜100mm/sである低粘度のジメチルポリシロキサンが好ましい。
【0032】
成分(B)が部分架橋型アルキル変性シリコーンの場合は、成分(C)には2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、カプリン酸セチル等のエステル油を用いることが好ましい。また、成分(B)が部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンの場合は、成分(C)にはジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン等のシリコーン油を用いることが好ましく、特に、直鎖シリコーンでは、25℃での粘度が6〜100mm/sである低粘度のジメチルポリシロキサンが好ましい。
【0033】
また、成分(B)が部分架橋型アルキル・ポリエーテル変性シリコーンの場合は、成分(C)には軽質流動イソパラフィン、イソドデカン、α−オレフンオリゴマー、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワレン、流動パラフィン、ミネラルオイル等を用いることが好ましい。また、成分(B)が部分架橋型フッ素変性シリコーンの場合は、成分(C)にはフッ素系油剤を用いることが好まく、特にフルオロアルキル基含有環状オルガノポリシロキサンが好ましい。
【0034】
成分(C)の配合量は、特に制限されないが、本発明の化粧料中に1.5〜85%が好ましく、更に好ましくは3.0〜70%の範囲である。配合量がこの範囲であると化粧料中における成分(B)の分散性が良いという点で好ましい。
【0035】
本発明の化粧料には、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲において、上記成分の他に通常化粧料に使用される成分、例えば、成分(C)以外の油剤、多価アルコール、成分(A)以外の粉体、紫外線吸収剤、水溶性高分子、パラオキシ安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、植物抽出物等の美容成分、香料等を配合することができる。
【0036】
成分(C)以外の油剤は、エモリエント剤、感触調整剤等の目的で通常化粧料に用いられる油剤であり、動物油、植物油、合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等である。
【0037】
また、前記の多価アルコールは、感触調整、防腐剤、保湿剤等の目的で通常化粧料に使用される、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等であり、これらを1種又は2種以上配合することができる。
【0038】
本発明の凹凸補正化粧料の剤型としては、水中油型、油中水型、マルチプルエマルション、油性型、粉体型等が挙げられ、水中油型、油中水型、油性型が好ましい。形態は、液状、半固形状、固形状等が挙げられ、液状が好ましい。用途としては、凹凸補正効果を期待するファンデーション、化粧下地、白粉、頬紅、コンシーラー、コントロールカラー、等のメーキャップ化粧料や乳液、クリーム、美容液、デイクリーム、日焼け止め等のスキンケア化粧料等に適用可能である。
【実施例】
【0039】
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明の代表的な実施例の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が限定されることはない。
【0040】
[形状異方性板状粒子の製造]
(製造例1)
500mLの3つ口フラスコに、窒素導入管、滴下ロート、冷却管を設置し、トルエン150mLを入れ、窒素置換した。これにメタクリル酸メチル39.2g、アクリル酸メチル0.35g、シリコーンマクロモノマー(RES−422 信越化学工業社製)8.0g、N、N−アゾビスイソブチロニトリル1.30gを添加し、70℃、3時間の条件下で窒素バブリングしながら攪拌した。冷却後、生成した白色固形物を分取し、メタノールで充分に洗浄後乾燥し、アクリル系共重合体(1)を32.5g得た。得られたアクリル系共重合体(1)のGPCによるポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)は40000であり、またメタクリル酸メチル98モル%とアクリル酸メチル1モル%とシリコーンマクロモノマー1モル%の共重合組成であった。
このアクリル系共重合体(1)を、酢酸エチルに10質量%溶液となるように均一に溶解後、アクリル系重合体に対して20質量%となるように粒子径2.0−5.0μm(粒度分布70%以上)の親水性シリカ粉末(ゴットボールD11−796C 鈴木油脂工業社製)を添加して分散液を調製した。さらに、この分散液を静止状態とした水面に液面1m当たり20gの割合で滴下して展開させ、水面上で酢酸エチルが揮発あるいは水に移行することでアクリル系重合体を固形化し、薄膜を形成させた。この薄膜を5分間放置した後、水から分離して採取し、脱水乾燥、脱溶剤して薄膜を得た。この薄膜は、上側の空気と接した面は平滑であり、下側の水に接した面はシリカ粒子で形成された凹凸を有していた。脱溶剤した薄膜を液体窒素中に投入して、薄膜を粉砕することにより、製造例1の形状異方性板状粒子が得られる。なお、得られた形状異方性板状粒子の平均粒径は30μm、平均厚みは2.0μmであった。
【0041】
[形状異方性粉体の凹凸補正効果の検討]
製造例1の形状異方性板状粒子を、ユカタンマイクロ豚の皮膚にブラシで塗布し、走査型電子顕微鏡(リアルサーフェスビューVE−7800)を用い、8kV、3500倍の条件で観察、撮影を行った。結果を図2に示す。
【0042】
図2から分かるように、成分(A)の形状異方性板状粒子の凹凸面が、モデル皮膚の凹部に引っかかり、表面を平滑化していることが確認できた。
【0043】
[凹凸補正化粧料の製造]
実施例1:ジェル状化粧料
表1に示す成分を室温にて混合して、ジェル状化粧料を調製した。そして、「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」を下記の官能評価で評価した。その結果を併せて表1に示した。また、「光散乱特性」を下記の測定方法で測定し、その結果を図3に示した。
【0044】
【表1】

【0045】
(官能評価方法)
専門パネル員10名により、前記で調製したジェル状化粧料を全顔に使用し、「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」について、パネル各人が下記絶対評価にて6段階に評価し評点を付け、ジェル状凹凸補正化粧料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
[絶対評価基準]
(評点):(評価)
6点 :非常に良好
5点 :良好
4点 :やや良好
3点 :普通
2点 :やや不良
1点 :不良
[4段階判定基準]
(判定):(評点の平均値)
◎ :5点以上
○ :5点未満3点以上
△ :3点未満2点以上
× :2点未満
(評価)
表1の官能評価の結果から明らかなように、実施例1は、「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」に優れるものであった。一方で、比較例1、2は、充分な凹凸補正効果は感じられず、粉体のギラつきもあり、不自然な仕上がりであった。
【0046】
(光散乱特性の測定方法)
実施例1、及び比較例1,2の試料0.1gを、人の肌表面を転写した黒色のウレタンシートの一定面積に均一に塗布し、変角分光測色システムGCMS−3B(村上色彩技術研究所製)により測定を行った。入射角45°、あおり角0°に固定し、受光角0°から75°における輝度(Y値)と受光角の関係を図3に示した。
(考察)
入射角45°から光を当てた場合、その光は受光角45°から55°近辺に輝度のピークとして得ることができる。図3の結果から、実施例1では、輝度のピークが比較例に比べて下がっており、成分(A)形状異方性板状粒子と、成分(B)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の併用によって、入射光が散乱され、正反射が抑えられることが確認できた。このことから、成分(A)〜(C)を配合した化粧料は、肌の凹凸に由来する陰影をぼかして、補正する効果に優れると考えられる。
【0047】
実施例2及び比較例3〜7:O/W型化粧下地
表2に示す成分を用いて、下記の製造方法によりO/W型化粧下地を調製した。そして、機器による「開きが目立つ毛穴」の測定および、実施例1と同様に、官能評価による「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」の評価を行い、それらの結果を併せて表2に示した。
【0048】
【表2】

【0049】
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を70℃にて均一に混合溶解する。
B.成分(8)〜(10)を70℃にて均一に混合溶解する。
C.BにAを添加し、デスパーミキサーにて70℃にて乳化する。
D.Cに成分(11)〜(13)を加え、デスパーミキサーにて均一に混合する。
E.Dを冷却する。
F.Eに成分(14)〜(20)を40℃にて加え、デスパーミキサーにて均一に混合し、O/W型化粧下地を得た。
比較例3に関しては、成分(18)と成分(19)を予めミキサーで攪拌することで粉体を複合化し、成分(18)の両面に成分(19)が付着している形状等方性板状粒子を作成した。
【0050】
(機器測定による開きが目立つ毛穴の測定)
皮膚化粧料評価専門パネル10名に、前記で調製した化粧下地各を全顔に塗布し、Skin Analyzer Clinical Suite RSA−100(インフォワード社製)を用いて、顔全体の「開きが目立つ毛穴」の総数をカウントし、その平均値を算出した。ここで言う「開きが目立つ毛穴」とは、上記のアナライザー装置でモノクロ写真を撮影し、このモノクロ画像中で、周辺部位に比べて「やや暗い部分」と「暗い部分」として縁辺を検出できる対象物(毛穴)のうち、丸みを帯びていて、かつサイズ(毛穴上面の面積)が0.3〜0.6mmの連続した領域を検出し、これを「開きが目立つ毛穴」と称した。
【0051】
表2から明らかなように、実施例2は、「開きが目立つ毛穴」の総数が、比較例3〜7に比べて少なく、官能評価においても、「凹凸補正効果」及び、「自然な仕上がり」に優れるものであった。また、O/W型化粧下地は、化粧下地としても使用しやすいものであった。
成分(A)を含まない、比較例3、4は、「自然な仕上がり」に関してはやや良好であったが、毛穴や小じわが目立ち、「凹凸補正効果」については、やや不良であった。成分(B)を含まない、比較例5は、粉体の粉っぽさが目立ち、自然な仕上がりとしては不良であった。比較例6,7は、粉体を含んでいないため、凹凸補正効果を全く得られず、自然な仕上がりといった点でも不良であった。また、「開きが目立つ毛穴」の測定結果から考察される凹凸補正効果も官能評価と一致していた。
【0052】
実施例3:W/O型ファンデーション
(成分) (%)
1.部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の混合物(注3) 5.0
2.ポリオキシエチレンメチルシロキサン・ポリオキプロピレンオレイル
メチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(注4) 2.0
3.PEG−3ジメチコン(注5) 1.0
4.ジメチルポリシロキサン(注2) 20.0
5.精製水 残量
6.1,3−ブチレングリコール 14.5
7.1,2−ペンタンジオール 0.5
8.シリコーン処理赤酸化鉄(注6) 1.0
9.シリコーン処理黄酸化鉄(注6) 1.5
10.シリコーン処理黒酸化鉄(注6) 0.5
11.製造例1の形状異方性板状粒子 10.0
12.水添レシチン 0.2
13.2−エチルへキサン酸グリセリル 20.0
14.香料 0.1
注4:KF−6026(信越化学工業社製)
注5:KF−6015(信越化学工業社製)
注6:メチルポリシロキサン2%処理
【0053】
(製造方法)
A:1〜4をデスパーにて均一に分散する。
B:8〜13をローラーにて均一分散し、Aに添加する。
C:Bに5〜7を徐々に加え乳化する。
D:Cに14を加え、脱泡後、容器に充填する。
得られたW/O型ファンデーションは、開きが目立つ毛穴を隠し、「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」に優れたもので、ファンデーションとしても使用しやすいものであった。
【0054】
実施例4:スティック状コンシーラー
(成分) (%)
1.ジメチルポリシロキサン(注7) 10.0
2.ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 残量
3.部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の混合物(注8) 10.0
4.セレシンワックス 7.0
5.カルナウバワックス 1.0
6.ポリエチレンワックス 2.0
7.ラウリン酸亜鉛 5.0
8.酸化チタン 5.0
9.製造例1の形状異方性板状粒子 10.0
10.赤酸化鉄 1.0
11.黄酸化鉄 1.5
12.黒酸化鉄 0.5
13.香料 0.1
注7:シリコンKF−96(10CS)(信越化学工業社製)
注8:KSG−210(信越化学工業社製)
【0055】
(製造方法)
A:1〜6を90℃で加熱溶解する。
B:Aに7〜12を均一に分散する。
C:Bに13を加え、溶解、脱泡後、スティック状容器に充填する。
得られたスティック状コンシーラーは、開きが目立つ毛穴を隠し「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」に優れたもので、コンシーラーとしても使用しやすいものであった。
【0056】
実施例5:油性固形状ファンデーション
(成分) (%)
1.タルク 15.0
2.マイカ 10.0
3.酸化チタン 5.0
4.ベンガラ 1.0
5.黄酸化鉄 3.0
6.黒酸化鉄 0.2
7.製造例1の形状異方性板状粒子 10.0
8.ポリエチレンワックス 6.0
9.マイクロクリスタリンワックス 7.0
10.流動パラフィン 20.0
11.部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の混合物(注1) 5.0
12.ジメチルポリシロキサン(20mm/s) 10.0
13.トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 残量
14.香料 0.1
【0057】
(製造方法)
A:8〜13を90℃で加熱溶解する。
B:Aに1〜7を均一に分散する。
C:Bに14を加え、溶解、脱泡後、皿状容器に充填する。
得られた油性固形状ファンデーションは、開きが目立つ毛穴を隠し「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」に優れたもので、ファンデーションとしても使用しやすいものであった。
【0058】
実施例6:W/O型日焼け止め料
(成分) (%)
1.シリコーン処理微粒子酸化亜鉛(注9) 20.0
2.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
3.部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の混合物(注10) 10.0
4.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 8.0
5.セスキイソステアリン酸ソルビタン 3.0
6.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 10.0
7.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
8.流動パラフィン 5.0
9.パラオキシ安息香酸エステル 0.15
10.1,3−ブチレングリコール 5.0
11.エタノール 5.0
12.精製水 残量
13.製造例1の形状異方性板状粒子 0.5
注9:メチルハイドロジェンポリシロキサン5%処理
注10:KSG−15(信越化学工業社製)
【0059】
(製造方法)
A:1〜4を室温で均一に混合する。
B:Aに5〜8を加え、室温で均一に混合する。
C:Bに9〜12を加え、室温で乳化する。
D:Cに13を加え脱泡後、容器に充填する。
得られたW/O型日焼け止め料は、開きが目立つ毛穴を隠し「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」に優れたもので、日焼け止め料としても使用しやすいものであった。
【0060】
実施例7:パウダーファンデーション
(成分) (%)
1.シリコーン処理酸化チタン(注11) 12.0
2.タルク 残量
3.製造例1の形状異方性板状粒子 2.0
4.シリコーン処理ベンガラ(注11) 0.3
5.シリコーン処理黄酸化鉄(注11) 0.5
6.シリコーン処理黒酸化鉄(注11) 0.1
7.マイカ 20.0
8.ナイロン粉末 2.0
9.部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の混合物(注1) 5.0
10.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
11.流動パラフィン 3.0
12.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 2.0
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.香料 0.15
注11:ジメチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサン3%処理
【0061】
(製造方法)
A:成分1〜8を室温で均一に混合する。
B:Aに成分9〜14を加え、室温で均一に混合する。
C:Bをパルベライザーで粉砕する。
D:Cを金皿に充填し、パウダーファンデーションを得た。
得られたパウダーファンデーションは、開きが目立つ毛穴を隠し「凹凸補正効果」及び「自然な仕上がり」に優れたもので、日焼け止め料としても使用しやすいものであった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)〜(C);
(A)板状アクリル系重合体粒子と球状粒子とからなる板状粒子であって、該板状粒子の一方の面がアクリル系重合体で形成された平滑面であり、他方の面がアクリル系重合体から突出した球状粒子で形成された凹凸面であることを特徴とする形状異方性板状粒子
(B)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
(C)成分(B)を膨潤せしめる油剤
を配合することを特徴とする凹凸補正化粧料。
【請求項2】
成分(A)の形状異方性板状粒子の配合量が0.5〜40質量%である請求項1に記載の凹凸補正化粧料。
【請求項3】
成分(A)の形状異方性板状粒子の凹凸面を形成する球状粒子が、シリカ粒子、シリコーン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、ポリエチレン樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ナイロン樹脂粒子から選ばれる一種又は二種以上である請求項1又は2に記載の凹凸補正化粧料。
【請求項4】
成分(A)の形状異方性板状粒子のアスペクト比(平均粒子径/平均厚み)が1〜140である請求項1〜3のいずれかに記載の凹凸補正化粧料。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−211103(P2012−211103A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−77460(P2011−77460)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000145862)株式会社コーセー (734)
【Fターム(参考)】